○逢澤
委員 一定の
わくの中で
災害対策をや
つて行こうという
河川部長の
お話でしたが、一体
災害というものはそういうように予想されたように來るか來ぬか、そこで私は局長にひ
とつあなたの信念を伺
つておきたいのです。現在のように
荒廃した
河川でも、今の一定の
予算の中ではできない。それを大削減を受ける、そうするとこの削られた
予算の中で、どうしてもこの
河川は本年の
水害には危ういというところがありはしないかと思う。もしそういうものがあなたの良心の中にあるとすれば、
当局に向
つてそういうような腹でおられるかということを一應聞きたい。少くとも過去数年戰爭以来の
荒廃したことは、あなたが一番よく知
つておられると思う。だが、なかんずく本年の
降雨期には、非常に危險なものだというところがたくさんある。すでに私
どもの縣においてもそういうところがある。そういうものを
予算がこれだけしかないのだからやむを得ないというようなことでは、私は
承知はできぬから、そういうような危險のあるものに対しては、何をおいても、一定の
予算をと
つて、一應の
対策だけはや
つて行かなければならぬ、それが
当局の
責任だと私は思う。もしそれができるとすれば、その
対策をこの議会にひ
とつ話してもらいたい。聞くところによりますと、
災害の問題はどうしてもやらなければならぬ、経済九原則に基いても突如として起
つた災害の問題に対しては、何とかやらなければいかぬということは、私は
承知しておる。しかしそれに対して
当局はどれくらいの信念を持
つておるか。どうしてもこれだけのものはやらなければ耕地が
荒廃してしまう、あるいは何十万の人命を失うというような重要なものに対しては、信念を持
つて、
当局者はもしそういう危險なところがあるとすれば議会に向
つてあなたの方からこういうようなことであるのだ、しかしながら、
予算の
関係でこれはいかんともやることができぬのだというようなことを私は率直に言
つてもらいたい。そこで私は一番にそういうような危險の
箇所に対する
当局の役人としての氣持をひ
とつ承りたい。