○
天野(久)
委員 今回
衆議院規則第五十五條により、
衆議院議長の
承認を得まして、
北陸震災の
復旧状況及び
近畿、
北陸地方の
災害諸
河川、
道路の
調査のため、
松井豊吉委員、
田中角榮委員、
不肖天野の三名が
現地調査に派遣せられました。これに
内藤隆委員が参加いたし、
專門員室より
西畑專門員、
早川調査員、
建設省から
久保田技官が同行いたしました。一行は六月六日より十日間にわたり、つぶさに
現地すなわち
富山、
石川、
福井、滋賀、
大阪の五府縣を
調査いたして参りましたので、ここにその結果を
簡單に御
報告申し上げたいと思います。
今回の
現地調査にあたり、特に
重点を置きました点は、第一に
北陸地方の
急流河川の
災害対策、第二に
北陸震災満一箇年後の
震災復旧状況、第三に琵琶湖の河水統制問題、第四に
大阪市における
地盤沈下対策並びに
住宅問題等であります。
次に日程を
簡單に申し上げます。
派遣委員一行は六月六日に東京を
たちまして、七日は
富山市の
復興状況並びに常願寺川、
黒部川海岸線一帶を
視察し、八日は井田川、庄川を
視察いたしました。九日は小矢部川を見て
石川縣に入り、手取川を
視察、十日は大聖寺町及び塩屋村の
震災復興状況を
視察いたしました。十一日は九頭龍川、荒川、
足羽川等を
視察し、また
福井市の
復興状況を
視察いたしました。十二日は瀬田川、宇治川の
発電関係の施設を
視察、十三日淀川を見て、
大阪の水道、
築港方面の
地揚げ状況を
視察いたしました。十四日に同じく
大阪市の都市
計画、住宅
関係の
状況を見て、十五日に無事帰京いたしました。
視察の
状況を申し上げますと、まず
富山市の戰災
復興状況について一言申し上げます。当市の
被害面積は四百五十万坪に及びましたが、当初の
復興計画においては、このうち三百八十八万坪の区画整理を行う予定にな
つておりました。しかしこの
方面に対する國庫補助の
予算がきわめて僅少であり、戰災地である地元市民の負担力にも限界があります
関係上、逐次面積を縮小し、現在は百七十万坪の区画整理を行うことにな
つております。この部分に対する換地は七月上旬までに完了する予定であり、これ以上
計画を縮小することは、現在としては事実上困難であります。しかるに全
計画に擁する費用は時價四億円に上ると認められるのに対して、これまで三箇年間に投ぜられた経費は僅々三千万円にすぎず、また本年度より補助率も引下げられるため、事業の完遂はまつたく困難な
状況に陷
つております。
富山市長からは、戰災地のみの犠牲においてはとうてい早急の回復はおぼつかないから、非戰災地からも特別の税をと
つて、戰災都市が一日も早く立上れるように癒されたいという
要望がありました。
次に
北陸諸
河川の
状況について申し上げます。この
地方の
河川はいずれも
急流河川であり、かつ戰時以來、
上流水源地帶が著しく荒廃しておりますため、土砂の流出著しく、河床が次第に上昇し、たとえば常願寺川下流におきましては、河床が水田面より高きこと八メートルに及んでいるような
状況であります。このため築堤
工事も困難で、工費もかさみますが、一度これが破堤しますと、砂礫は田面を覆
つて、その
復旧はまつたく困難であり、緩流
河川の
洪水が一年にして
復旧するに比べて、当
地方の
災害はこれが
復旧に数年を要し、前者に数倍する
被害を惹起するものであります。
次に各
河川について具体的に
考慮すべき点を二、三申し上げます。
富山縣の常願寺川は、前記
北陸河川の特徴を代表的に備えた
河川でありまして、
上流の
砂防ダム工事、下流の浚渫、築堤の
強化等を総合的に
促進する必要があります。特に合同用水砂だまり箇所の左岸が破堤する場合は、
富山市が、危險に瀕するため、導流堤設置の
要望があります。
黒部川の
改修工事は、全体
計画の三〇%程度進捗して居りますが、左岸側に比し、右岸
工事が遅延しています。また黒部橋地先の鉄道橋附近は、
上流よりの石礫の流下により、河床が上昇して、桁下余裕高四メートルあ
つたのが、現在二・六メートルほどになり、
洪水時においては危險なる状態にあります。庄川は昨年七月の台風により、右岸一五〇メートル間が破堤し、莫大な損害をこうむ
つたのであります。東礪波郡東磐若八十歩地先右岸は、水衝部で護岸、根固め延長五百メートル流失したまま堤防が危險な状態にあり、早急
復旧の
要望がありました。射水郡淺井村地先に昭和九年の出水の際破堤した箇所で、所在應急的なかさ上げ
工事を施工中でありますが、無秒四・五〇〇立米の
計画高、水量に対しては、將來さらに堤防敷の幅を拡張する必要があり、このために堤防沿いの水路のつけかえも必要とな
つて來る
状況であります。中田橋より大門に至る間は土砂堆積により、河床が上昇しております。現在までの堆積は四百万立米と見られますが、三百五十万立米を築堤に利用し、残り五十万立米は自然流下の見込みで
工事を進めて居ります。現在タワーエキスカー一台が稼働しているのみで、機械力増強が強く
要望されるのも当然のことと思われます。高岡市二塚地先は、昭和二十年より二十三年に至る間に十七箇所の
被害があつた所で、
改修工事とともに、合同用水新設
工事の
要望がありました。
以上のほか
富山縣における中小
河川としては、上市川下流の土砂堆積に対する
改修工事の
要望、神通川の支川、井田川に関し、
上流の
砂防、床どめ、その他、築堤の補強、掘鑿等の
要望、小矢部川右岸築堤
工事の
促進、用排水施設
工事の
要望等があり、いずれも
地元民にと
つては重大関心事とな
つており、至急
予算措置を講ぜられることが必要であると認められました。
ついでに
富山縣下、下新川郡一帶の浪害について延べます、この辺一帶の海岸は、長年の
災害により、次第に浸蝕の
状況にありましたが、本年二月十五、十六日にさらに相当の
被害があり、旧波止め護岸コンクリート擁壁は破壊され、合掌枠にて一部
復旧しましたが、十分でないので、恒久施設
実施の
要望がありました。零細農家が浪害により、田地を奪われ、山地寄りに移轉をしいられる
現状に対しては、適当な援助の手を差伸べるべきであります。なお水橋町朝日地先に空積みの浪除け堤防を施工してありますが、左右の旧提防と同じ高さまで施工されたき旨、地元の
要望がありました。
次に
石川縣の手取川でありますが、本川は扇状に開けた一万四千町歩の米作地帶を貫流し、從
つて、その
災害の農作物に及ぼす
被害は甚大であります。本川は、その源を白山に発しますが、その水源の荒廃により、
土砂流出と漂砂により河床は上昇し、河口は閉塞 せる状態にあるため、
上流の
砂防と相ま
つて、河口の導流堤の築造が
要望せられております。本件に関しては、特に地元青年團よりも労力をも
つて協力したき旨の熱烈な
陳情がありました。本川の中流にある辰の口橋は、本年五月六日の融雪出水により、左岸側三分の一を流出したままにな
つておりました。この橋は、毎年出水毎に数径間流出して交通杜絶し、多大の不便を來して居るので、永久橋を架設したき旨の強い
要望がありました。大聖寺町及び塩屋村は一昨年の震災により家屋倒壊及び傾斜のはなはだしかつた所でありますが、一年後の現在、家屋の
復旧は相当進んでおります、塩屋村においては都市
計画事業として、一部
道路の拡幅も行われて居りますが、大聖寺町においては倒壊が少かつたため、この
計画の遂行がかえ
つて困難の模様に見受けられました。何れも本年度より
國庫補助率が低下せられたことに対し、事業の進捗著しく障害となる旨の
陳情がありました。
福井縣の九頭龍川は、昨年の震災以來、大きくクローズ・アツプされたのでありますが、現在
復旧工事の約三〇%竣工し、
計画洪水位上五〇センチまでの築堤は一應
完成いたしました。今後は護岸拡幅、水制等に力を注ぐとともに、河状の変化により
計画洪水量が毎秒五千立米まで増加する場合をも
考慮して、堤防の増補
工事を行いたいということであります。竹田川、荒川、吉野瀬川等は、いずれも
関係の中小
河川でありますが、低濕地帶を貫流しており、わずかの出水でも附近一帶に溢流するので、
改修の必要があるものと認められます。
この際、
福井縣の震災
復興工事全般について、一言申し上げます。昨年六月の震災並びに、これに伴う
洪水のため惹起された
被害にきわめて深刻でありまして、
復旧に要する経費は、土木
関係のみにて三十億円に上る状態であります。このうち
建設省直轄
工事の分九億七千万円を差引いても、縣
工事の残額が二十億円以上に達します。これを三箇年に行う
計画をも
つて、初年度である昭和二十三年度には六億円としたが、緊急
工事のため
予算外に二億五千万円を追加して、請負に付し、その総額は八億円以上に上
つたのであります。しかるに、これに対し昨年國庫から支出された補助金はわずかに二億六千余万円であつたため、これによる
事業量は四億円余りにすぎず、差引き四億円余の赤字を本二十四年度に繰越している
状況であります。しかるに本年度は
公共事業費の圧縮に伴ひ、
福井縣において緊急
着工を認められた額は五億七千万円にすぎず、昨年の赤字を差引けば、本年
着工の分はきわめてわずかにな
つてゐるわけであります。縣
当局としては、最小限、緊急なる本年度の支出を二億三千万円とし、前年度赤字との合計六億五千万円に対し、四億三千余万円の國庫補助を
要望しております。
福井縣の
道路は他縣に比して著しく改良が遅れています。これは他の
災害が大きかつたため、自然
道路の
復旧があとまわしにされたためとも考えられますが、
國道十二号線もいまだ自動車を貫通するに不安な状態であり、また名敦
國道の
災害復旧及び改良
工事、並びに舞鶴
國道、
國道三十五号線の吉坂トンネル
工事に関しては、特に敦賀市長ほか
関係者が
福井縣廳まで來てるる
状況を説明し、特に
予算の増額並びに積雪の
関係上、第三、
四半期までに
予算の全額
配付されたき旨の
要望がありました。都市
計画に関しては、街路の拡幅、区画整理、民間の建築等はいずれも相当の進捗を見せておりますが、一貫した都市
計画事業が遂行されないため、街路は埋設物の都度これを掘り起し、手もどり
工事を繰返している部分も見受けられました。住居の
復旧は八〇%に達しましたが、今なお一万三千戸不足の由で、これに対して公営住宅の割当増加を
要望しております。
滋賀縣におきましてはもつぱら琵琶湖より流出する
河川の
発電問題に関して
視察調査をいたしました。現在進行中の
計画は、湖面をプラス〇・三〇メートルよりマイナス一・〇〇メートルまで調節して登記の渇水時に備えんとするものであるが、瀬田川の浚渫並びに湖岸施設の補償等に費用を要します。
工事は現在五二%の進捗率を示しておりますが、今後なお一億七千万円を擁する見込みであります。さらにもう一段硬度の
総合開発計画としては、安本の主張する新宇治案と日発の主張する外畑第二志津川案とがあります。前者は総工費五十五億円をも
つて二十四万キロワツトの
発電を行わんとするものであるが、校舎は二十八億円の工費をも
つて十二万キロワツトの
発電を行わんとするものであります。現在は七・二万キロワツトであります。
右両案は十分その利害得失を比較計量すべきものと考えられますが、地元の大石村を初め縣議
会議長からは後者、すなわち日発案を支持されたき旨の
要望がありました。これは、安本案をとる場合には、大石村の約半数の家屋と
耕地は水浸しとなるという点にあるのでありますが、現下の國情から言えば、日発案の方が
実情に適するものではないかと考えられます。但し水問題は今後なお十分に
調査の上、その適否を
檢討すべきであると考えます。
大阪府におきましては、まず淀川の問題であります。御
承知のごとく、本川の
改修工事は遠く明治七年に開始せられておるのでありますが、その特徴とするところは、第一に琵琶湖を水源とし、かつ三川を合流する
関係から、
洪水時には高水位が長時間継続し、從
つて堤防の
各所より漏水を起しやすい点であります。昭和一三年桂川出水の際は、淀川の表小段以上の高水位が五十四時間も継続し、左右両岸に漏水百箇所を生じ、危險に瀕したのであります。翌十四年度より
補修工事が始められましたが、戰時中停滞して現在に及んでいる
状況であります。改訂
計画は流量を毎秒六千九百五十立方メートルとして引堤並に堤防
強化をはかり、また河口の地盤沈下に対し堤防のかさ上げ
工事を行わんとするものであるが、今後なお五十億円を必要といたします。本川の
災害は直接
大阪市を脅威する点で特に重大であると考えます。また本川の第二の特徴は低水利用の便が多い点で、これに対する施設の
整備もまた
効果ある事業上考えられます。
次に
大阪市西部一帶の
地盤沈下対策に関する問題について申し上げます。これは約八百五十万坪の地積に及び、近年はなはだしい所では二メートル近くも沈下している所もあります。これは地下水の汲み出しによる水圧の減少がおもなる原因ではないかと言われており現に戰災後
工事用水の使用が停止するとともに、沈下もほとんどとまつたということであります。これが
対策として、港区一帶の三百五十万坪をOP三・五メートルまで地揚げせんとするものであるが、それに必要な土砂を浚渫することによ
つて同時に築港を行わんとする
計画であります。これに現在二〇%程度進捗しており、もつぱら
地方の港湾都市
計画等の費用に頼
つておりますが、元來地盤沈下は一種の恒久的
災害とも見られるにつき、國においても
予算上の措置を講ぜられたいとの
要望がありました。なお此花区一帶はすでに建築物の
復興も始まり、前面地揚げは不可能な
状況にありますので、周囲に防潮堤をめぐらす
計画を立てております。以上の総工費は時價で十五億円程度と見積られておりますが、昭和二十四年度の
事業費は三億円で、今後に相当の
工事量を残しております。都市
計画による区画整理はやりやすい所から手をつける方針で、相当
効果をあげている模様でありますが、
富山市や
石川縣の大聖寺町でも
要望があつたことく、換地が決定しても
予算の
関係から建物移轉が遅々として進まず、この問題は至急に再
檢討をして、
重点的に
促進する段階にあるものと認めます。
〔
委員長退席、
内海委員長代理着席〕
住宅復興は來年度よりコンクリートアパートの建設も行われ、府市協力して公営住宅の建設に
努力していますが、これも
予算の
関係から十分ではなく、今なお十五万戸近く不足している
状況であります。なお産業労務者住宅には、特に見返り
資金の融通により、本年度とりあえず三千戸を総工費九億円をも
つて建設いたしたいという具体的
計画による
要望も開陳せられました。最後に
大阪府の水道
計画並びに城東運河の
状況について一言つけ加えます。
大阪市の水道は、もちろん淀川の水によ
つているわけでありますが、市の西部、南部にある守口市、布施市、堺市、岸和田市等にも相当の人口を有するにかかわらず、給水が十分でない
状況にありますので、これらに対して府営の水道
工事四億八千万円の
工事を三箇年で行う
計画を進められております。現在緒についたばかりでありますが、その
完成は
地元民から強く
要望されております。また城の東、東成区は低濕でありまして、排水と、工業地帶への水利を兼ねて、戰前、城東運河が
計画せられたのでありますが、現在三分の一程度で、
工事中止のまま放置せられておりり、たびたび出水の禍いを受けております。戰爭も終つた現在、これを
完成して禍いを除きたいと
地元民の強い
要望がございました。工費は総額五億円とのことでありますが、三千万円程度をも
つてとりあえず一應の掘鑿を行うことも適当ではないかと考えられます。
以上により
調査報告を終りますが、次に
派遣委員としての
所見を申し上げ、行政
当局よりの説明を求めたいと存じます。
所見といたしまして、第一は
北陸の
急流河川に対する
改修の問題であります。このような
河川に対しては、
上流の
砂防及び
ダム工事が重要であることはいうまでもありません。またこれと並行して、下流においては乱流を防止して、低水路を一定させねばなりません。しかるに從來の
改修方法を見まするに、堤防の修理、かさ上
工事を行うため、とかく堤防に近い部分の土砂を用いて、かえ
つて乱流を助長するような傾向がありました。これを防止するには、河心の土砂を採取して、自然に低水路をつく
つて行く必要があり、そのためには必然的にタワー・エクスカーその他の土木機械を十分に活用せねばなりません。この点から見て
現状ははなはだ心もとない状態であると言わざるを得ません。
建設省当局は
河川工事の機械化に対して、積極的に大幅の
予算的措置を講する必要があります。
第二は
北陸震災対策の問題であります。震災後満一箇年の
状況を
視察いたしましたが、昨年度において、應急
工事に着手し、市街地のバラツク建築と九頭龍川の堤防修理
工事がほぼ要領を得た程度で、その他はようやく本年度より本格的
復興にとりかかつたところであります。すなわち一歩市街地を離れれば、数多の中小
河川と
道路と
耕地は一様に沈下して、雨期には一面に湖水のごとき状態であり、
國道に対してさえ、自動車を通ずるに困難な箇所が少くありません。震災
対策として、昨年度は特別な
予算的措置が講ぜられたようでありますが、本年度は一般府縣とかわらざる
予算であるために、昨年度の赤字を埋めた場合、新規事業にはほとんど着手し得ないと
現地では申しております。かかる大
災害がありました
地方には、少くとも二箇年間は特別な
予算的措置が講じられなければ、一應の
復旧工事も
完成しないと存じます。
第三は、
大阪の
地盤沈下対策に関する問題であります。本地区は
経済的にも工業的にもわが國屈指の大中心地でありますから、地揚げ
工事にしても防潮堤
工事にしても、農地の
干拓等の場合に比して、その
経済的の
効果は数十倍に上るものであります。
政府は一部の採算のとれない
干拓事業等を打切
つても、採算上最も有利なるかつ高價な
土地の造成されるかくのごとき重要地区の
地盤沈下対策に対して、特別な援助をさらに積極的に講ずべきであります。
第四に、戰災
復興に関する問題であります。区画整
理事業の進捗は、
富山市においても
大阪市においてもまことに遅々たるものであります。震災
復旧の街路事業その他につきましても、本年度より補助率が減少しましたため、各都市とも、ほとんど前面的に行き悩んでいます。
政府はこの際、区画整理の面積を減少しても、最小限度の地域に限り急速に
重点的
施行を行う必要があります。
第五は
大阪市における住宅
対策の問題であります。特に産業労務者住宅に対しては、見返り
資金融通等をぜひ
考慮すべきであります。
第六に
富山縣下新川郡一帶海岸の浪害に対しては、一貫した恒久
対策樹立の上、逐次
工事に着手すべきであります。
第七に琵琶湖の河水による
発電計画に対し、
政府は早く結論を出すべきであります。
以上、今回の
調査の
状況に関し、
派遣委員を代表して、御
報告申上げた次第であります。