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神山委員 この問題について一
應共産党の
立場をはつきりしておく必要があると思います。それは今幣原
議長から一部私
たちの意のあるところを述べられましたが、不正確であることと、それからこの問題に関連して、私が一回ならず
議長及び
事務総長と会
つたときの話と部分的に違うところがあるのであります。まず
共産党がこの問題に
指名をする必要がないという回答をした第一の原因は、
國会の
正式代表として出されるのであれば、これはもちろん問題ではない。しかしその場合には当然
運営委員会に正式にかけて本
会議でこの問題が論議されて行わるべきである。これが第一に私が主張した点であります。
第二には党の代議士が多いか少いか理いう問題を越えて、
各党派から
代表者が同数に出るのがほんとうではないかという点で
意見が違うのであります。
第三にはそういうふううな
方法をとれば当然この
費用は
日本が負担すべきである、その点を私
たちとしては主張したわけであります。
第四には、
日本は
連合軍の
管理下にあるわけでありますから、当然
議会制度の
研究に行くとすれば、あるいは
代議制度の
研究に行くとすれば、特定の一國だけでなく十一
箇國全体に行くべきだ。それが不可能ならばせめて四大
理事国だけでも行くべきではないかということを考えた。これがが私
たちが賛成できかね大きな
理由であ
つた。しかもその際に
議長にお尋ねしたことはこれは
國会を代表する
議長としてあつせんされるのか、それとも
議長個人としてあつせんされるのかということを一度ならず聞いたのでありますが、この点は禅問答のようなかつこうで
お互いにわか
つたような、わからぬようなかつこうで済んでしま
つた。私
たちは幣原
議長が
個人の
立場から、
ウイリアムス氏が
言つたこと聞いてあつせんされるということあれば、問題は別でありますが、正式に
國会を代表する
議長としてやられるのであるならば、これについては
意見がもつとあるし、また言わなければならぬこともあるわけです。私
たちとしてに
議長が
個人的の色彩をを強く持
つて、
各党の間でもそういう点を
了解した上で行われるというふうに考えていたから、
議員諸君がこういう形で
渡米をすることにに
反対とも、賛成とも
意思表示はしていないわけです。この点を
皆さんに御
了解を願いたい。ただどうしても実情がこういうふうにな
つて非常に一方的に迫られて、
向うから二人の人間を出せ、これは
抽選であればなんですが、初め話を聞くと二人の中の一人は
自分の方で選ぶというふうな形で、しかも
費用は全部
向う持ちで行くいうことはどうかと思うので、私
たちの方では
指名をすることはしないと
言つただけでありますから、この点をひとつ御了承願いたい。
從つてきようの
運営委員会で正式に
事後承認を求めるというふうに言われると、私
たちの方としては今まで
見解が違うから、
ちよつと困
つたとになるわけであります。だから非公式の形で一應
了解しておくということであるならば、また私
たちも考えますが、ここをひとつ考えて、
大村委員長がうまく進行をしてもらいたいと思います。