○林(百)
委員 これに結局東京都において公安條例を出し、しかもその公安條例が人民の利益を圧殺する憲法違反の公安條例を出すということに対して大衆が非常に大きな
不満を持
つたわけです。しかもこうした不祥な騒擾
事件が起きたということは、大きく言えば日本全体の治安維持の問題にな
つている。大阪でもしかり、京都でもしかり、こうした國内の治安の問題について明らかに責任を負うことは当然である。こんな大きなデモが起き、
警察官が人を殺したということを、政府が知らないというばかなことはない。だから國内のこうした大きな人民の不安に対して、内閣はどういう責任をとり、しかも
警察官のこの殺害ということは、人権蹂躙でもあるし、憲法違反であり、明らかに政府の責任である。刑法問題にしても、人民の
不満に対しても、明らかに政府は責任があるのじやないか。