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1949-04-12 第5回国会 衆議院 議院運営委員会 第18号
公式Web版
会議録情報
0
昭和
二十四年四月十二日(火曜日) 午前十一時二十分
開議
出席委員
委員長
大村
清一君
理事
石田
博英君
理事
今村
忠助君
理事
佐々木秀世
君
理事
山本
猛夫君
理事
土井
直作君
理事
椎熊
三郎君
理事
坪川
信三君 大石 武一君 岡西 明貞君 倉石 忠雄君 田渕 光一君 塚原 俊郎君 西村 直己君
福永
一臣君
福永
健司君 園田 直君 林 百郎君
平川
篤雄君 山手
滿夫君
出席政府委員
内閣官房長官
増田甲子
七君
委員外
の
出席者
議 長
幣原喜重郎
君 副 議 長 岩本 信行君
地方行政委員長
中島
守利
君 議 員 高田 富之君 議 員
竹山祐太郎
君 議 員 中村
寅太
君 事 務 総 長
大池
眞君
國立國会図書館
長
金森徳次郎
君 四月十一日
委員田中伊
三次君辞任につき、その補欠として
寺本齋君
が
議長
の指名で
委員
に選任された。 ————————————— 本日の
会議
に付した
事件
委員派遣承認申請
に関する件
内閣提出法律案
の
提出予定
に関する件
緊急質問
の
取扱い
の
基準
に関する件
國家公安委員
に
植村環
君
任命
につき同意を求め るの件
日本学術会議
の
会員就任
の
承認
の件
議院
における
証人
の
宣誓
及び
証言等
に関する法 律の一部
改正
に関する件
昭和
二十四年度
國立國会図書館予算
の件 本日の本
会議
に関する件 —————————————
大村清一
1
○
大村委員長
これより
会議
を開きます。
建設委員会
及び
地方制度委員会
の
委員派遣承認申請
の件を
議題
といたします。両
委員会
から
委員派遣承認申請
の件について
議長
から諮問があります。この際まず両
委員長
の御
説明
を承ることにいたします。まず
建設委員長
からお伺いいたします。
今村忠助
2
○
今村委員
建設委員長
がGHQに行
つて
おりますので、私かわ
つて
御
説明
申し上げます。 大体
建設委員会
におきましては
仕事自体
が国土と密接な
関係
がありますので、定期的に
各地
を
調査
する
計画
を立てて、昨年度においては
九州並び
に北海道を視察いたしております。本年度は
治山治水
は山からという言葉がある通り、
日本
の中部の
山岳地帶
である
長野縣
を
中心
として、これと関連ある
地帶
を視察したいという
計画
を立てております。そこで愛知、
長野
両縣下を視察することにな
つたの
であります。視察のおもなる要点は、第一は
國会開会
当初に、
名古屋
から
新潟
に通ずる名新
國道
に関して陳情がありました。
國道計画
は
太平洋岸
から
日本海岸
に通ずるものは実は
中仙道一つ
しかないのであります。ところが過般
進駐軍
において
調査
した結果、木曽の
地域
において七箇所
國道
として取上げるのに
條件
が不十分な点があるから、いずれかに変更しなければならぬという議が起
つて
、これをかえるならばどうしてもその線に沿つたものとして
名古屋
から
新潟
に通ずる
國道
が
考え
られるのであります。 第二段は今
各地
で起きておる問題でありますが、
発電所
を作つたために川の底が
上つて來
て
付近
の
堤防
を破壊して、
美田良田
を流しておる
実例
が非常に多いのであります。これは
建設業者
が一本でないためである。つまり
電源開発
は商工に属しておる。ところが川の
調査
、
堤防
の問題は
建設省所管
である。こういうことで一致しておらぬために起きる弊害が
考え
られますので、
行政改革
に伴うて
電源開発
だけは
建設省
に移すべきでないかということが多年
委員会
に取上げられ、
天龍川
の
発電ダム
の
被害
はその大きな
実例
の
一つ
であるし、これを十分に
調査
したい。 第三には
天龍川
の
直轄改修
の
事業——
現在大きなものを十直轄いたしておりますが、
天龍川
はその
一つ
であります。先ほど申しましたように、
電源開発
に伴う
ダム
による
被害等
にも関連しておるので、これを
調査
したい。 第四番目には、
進駐軍
が
進駐以來一番
大きな火事があ
つたの
は
飯田
市であります。それがために
進駐軍
は特に復興を取上げて、他の
都市
に見受けられない指示を與えておる。たとえば
道路
の幅のごとき、
建設省
において一應内定したけれども、
道路
の幅が狭すぎるとい
つて
廣げ
ておる。
都市計画
は数年にわたるものが普通でありますので、一
應都市計画
の中に仮小屋を立てることを認めるのですが、
飯田
市においては一箇月以内に
大分都市計画
の線まで戻された。また昨年度においては
緑地帯
という
相当
大きな
道路
をつくる
地帶
に、一時的にバラックの賣店をつくることを認めてつくらしたのですが、包括して
都市計画
を認められておる
土地
であるからというので、二十日以内に退去させられた。かように
進駐軍
が指示している
都市
はない。この点
建設委員
としては
担当部面
であるので視察したいというのであります。 もう
一つ
は
長野縣
、
新潟縣
に特有の現象として
地すべり
がある。
建設委員会
としてはこの
被害
、あるいは
地すべり
についてははなはだ知識がないわけであります。この
地すべり
は非常に大
地域
の
土地
が表だけすべ
つて
行く。現に
長野縣
の茶臼山を
中心
に
各地
とも二十軒、三十軒の家を載せたまま
地すべり
する。これはセメントその他
鉄材等
の資材がなくして
予防対策
ができるというので、
建設省
の面で大きく取上げようとしておるのであります。ところが
地すべり
の最もひどいのは
雪解け期
でありまして、
委員会
におきましても何度かこの問題が取上げられたのでありますが、昨年及び一昨年は
相当
突発事項
が多かつたために、これら
予定
したものが今日まで実現せずにお
つたの
であります。今回これをまとめて一應
調査
いたしたいというのが、今回の
建設委員会委員派遣
のおもな目的であります。ぜひともこの点をお認め願いたいと思うのであります。
期日
は十五日から日曜を含めて正味三日であります。
各党
から一名ずつ五名ぐらい参りたいと思うのであります。非常にいい
機会
でありまして、
建設省
からも政務次官その他
專門技術者
をつけてくださるということであります。ぜひとも
実現方
をお願いいたします。
大村清一
3
○
大村委員長
ただいま
今村
君より御
説明
のありました
建設委員会
の
委員派遣
の件は、
議長
においてこれを
承認
すべきものと答申するに御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
大村清一
4
○
大村委員長
それではさように決します。 次に
地方制度委員長
から御
説明
を願います。
中島守利
5
○
中島守利
君 私
地方制度委員長
の
中島
であります。三月二十七日と四月二日における
大阪
の治安問題について、どうしても
実地調査
の必要ありと認めまして
委員
四名、專門員一名、計五名で
実地調査
をしたいというわけで、本日御
承認方
をお願いに出たわけであります。 この
事件
は新聞、あるいは各
方面
からも事実の
報告
を求めまして
相当
資料を得たのであります。がそれが非常に懸隔がありましてつかまえどころがないので、どうしても
実地調査
をしなければ
警察方面
のとりました
処置
に対して適当であるかいなや、あるいはその他の
方面
においても判定がつかない。とにかく
実地調査
をしまして、その結果によ
つて証人
を喚問し、この問題の
徹底的解決
をいたしたいと思いまして
委員派遣
を申請いたしました次第であります。
期日
は四月十三日から四日間であります。
大村清一
6
○
大村委員長
ただいま
地方制度委員長
から御
説明
のありました
委員派遣
の件については、
議長
においてこれを
承認
すべきものと答申するに御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
大村清一
7
○
大村委員長
それではさように決しました。 —————————————
大村清一
8
○
大村委員長
次に
官房長官
が見えておりますから……。
林百郎
9
○林(百)
委員
ちよ
つと
官房長官
と
厚生関係
の方にお聞きしたい。大体
政府
がこれから
提出
する
予定
の
法案
のうち、どの
法案
をぜひ出したいと思われるか。またその中で大体出ることがきま
つて
おる
法案
及びその出る日。それからこの
國会
に出したいと思うが、いつになるかわからない、あるいは次の
國会
に出すことになるかもしれないというようなものが、わかりましたならば、
参考
までに知らせていただきたい。
増田甲子七
10
○
増田政府委員
今日まで
國会
に
提出
した
法案
は三十四件あります。それから
國会
に
提出
する目途のもとに
閣議決定
が済んで、
関係方面
と交渉いたしておりましてまだ
國会提出
の運びに至らないものが七十三件、そのうち四件は本日中に
提出
いたします。それから本日
閣議決定
が済んだ
法案
が二十四件ございまして、合計いたしますと百三十一件であります。なお
各省設置法関係
のもの二十件ばかり
閣議決定
が未了でございますが、これは
閣議決定
を至急いたしまして、
関係方面
との交渉も済まして
國会
に
提出
いたしたいと思
つて
おります。そこで今林さんの御
質問
の本
國会
にぜひ
提出
しなければならぬという
意味
合いの
法案
は、今申しました
閣議決定
がまだ結了していない
設置法案
を除きまして、
事閣議決定
は済んだけれども、
関係方面
と折衝中で
國会
にまだ
提出
していない七十三件、そのうち本日の四件を除きますと六十九件あるわけであります。
項目等
はもし御必要でしたら読み上げてもよろしゆうございます。
林百郎
11
○林(百)
委員
それでは重要なものだけ
あと
で刷
つて
配付していただきましよう。
石田博英
12
○
石田
(博)
委員
本日中に刷
つて
配付していただきましよう。
林百郎
13
○林(百)
委員
そこで問題は
あと
一週間しか
國会期日
がないわけでありますが、この六十九件のうち、
関係方面
の了解を得て今
國会
中に出せる
見通し
については、どうですか。
増田甲子七
14
○
増田政府委員
まだ二十一日までは九日か十日ございます。そこで
関係方面
と連絡がとれて
オーケー
が出れば、六十九件は本日中にも出したいものであります。
あと
二十件ばかり
残つて
おりまして、この二十数件のものは
各省
をそれぞれ督励いたしておりますが、
設置法
はあるいは十七、八日ごろ、もし遅れればもつと遅れるかもしれないと思
つて
非常にこの点憂慮しておるのであります。ほかの
法律案
は、大体二十数件を除きましては、
オーケー
が得られれば本日中にも出したいと思
つて
おる
法律案
だけであります。
林百郎
15
○林(百)
委員
大体近日中に
オーケー
は來る
見通し
ですか。
増田甲子七
16
○
増田政府委員
皆さんから御督促にな
つて
おりました対
日援助資金特別会計法案
も本日午前十時に提案をしたわけでありまして、割合むずかしいと思われた
法案
が
オーケー
が来ておりますから、ほかの
法案
でも
政府
がそれぞれ勉強すればそうむずかしくないと思
つて
おります。
林百郎
17
○林(百)
委員
設置法案
はぜひ今
國会
に
提出
しなければならぬと
政府
も
考え
られておるようでありますが、これはどうしても今
國会
に出さなければならないのか、あるいは二十一日後になれば、次に延びる
行政的措置
もあり得るのですか。
増田甲子七
18
○
増田政府委員
この前時間切れの
法案
として
國家行政組織法等
をお願いしましたが、
各省設置法案
は六月一日まで成立していないと困るのでありまして、旧來の官制では不十分であります事から、ぜひとも今
國会
に
提出
し、今
國会
において成立さして行かなければならぬ
法律案
であります。
林百郎
19
○林(百)
委員
そうすると大体の見透しとして二十一日前後のきわどいところになるわけですね。
増田甲子七
20
○
増田政府委員
二十一日後ということは絶対にございません。二、三日前くらいか、もつと早く出すべく督促しておりますが、
設置法案
だけはほかの
法案
より遅ればせぬかと思
つて
憂慮しております。 —————————————
大村清一
21
○
大村委員長
それでは次に
緊急質問
の
取扱い
方の
基準
に関する件を
議題
といたします。この前の
申合せ
の件です。
土井直作
22
○
土井委員
申合せ
の
事項
については、かねて
提出
にな
つて
おりました
内容
についていろいろ協議しました結果、わが党においては
賛成
することに
決定
いたしました。
平川篤雄
23
○
平川委員
私の方も
賛成
です。
林百郎
24
○林(百)
委員
私の方は必要なしと認めて
反対
であります。
石田博英
25
○
石田
(博)
委員
かねて本
運営委員会
において御
提議
申し上げておきました件を再びここに読上げまして御
決定
願いたいと思います。それは
緊急質問
の
取扱い
につきまして、第三
國会
、第四
國会以來
かなりその
取扱い
がいかがかと思われるようにな
つて
参つたように思われますので、この際、
緊急質問
の権威を高めるとともに、
國会
の
審議
の
円滑化
をはかるために、
緊急質問
に関し
申合せ
をいたしたいと思うのであります。その
申合せ
の主文は、
緊急質問
は緊急やむを得ざるものに限る。 緊急やむを得ざるものとは、
天災地変
、
騒擾等
に関するもので、その他
議院運営委員会
において緊急やむを得ざるものと認めたものを言う。 以上の
申合せ
をこの際いたしておきたいと存ずる次第であります。
大村清一
26
○
大村委員長
ただいま
石田
君から
提議
になりました
申合せ
の件でありますが、これは御
異議
のある方もあるようでありますから、この際採決いたしたいと思います。ただいまの
石田
君の御
提議
に御
賛成
の方は
挙手事
を願います。 〔
賛成者挙手
〕
大村清一
27
○
大村委員長
多数。よ
つて申合せ
は可決いたされました。 —————————————
大村清一
28
○
大村委員長
次に
國家公安委員
に
植村環
君
任命
につき
承認
を求むる件を
議題
にいたしました。
石田博英
29
○
石田
(博)
委員
私の方は
異議
がないことに
決定
いたしました。
土井直作
30
○
土井委員
私の方も党議として
賛成
することに
決定
いたしました。
椎熊三郎
31
○
椎熊委員
私の方も
賛成
です。
林百郎
32
○林(百)
委員
私の方は
反対
です。
坪川信三
33
○
坪川委員
私の方は
賛成
です。
平川篤雄
34
○
平川委員
異議
なし。
大村清一
35
○
大村委員長
各党
の意向が明らかになりましたから、本
会議
に上程することに
決定
をいたします。御了承願います。 —————————————
大村清一
36
○
大村委員長
次に
日本学術会議
の
会員就任
の件を
議題
といたします。
石田博英
37
○
石田
(博)
委員
その可否については目下党において検討中でありまして、
最終決定
まで至
つて
いませんから、もう少し御延期を願います。
林百郎
38
○林(百)
委員
わが党においては、
衆議院
の方は一年か二年おきに解散がある。そのたびに
学術会員
が立候補する場合に
学術会員
をやめなければならぬというようなことで、ほとんど
衆議院議員
は
学術会員
になれないことになると思う。ですから
衆議院議員
で
学術事会員たる者
は、
選挙終了
、あるいは当選後
國会
の
承認
を得るか得ないか
決定
するまでは、
学術会員
の資格を留保するような
処置
を何とか講ずる必要が事ありはせぬかという
意見
がありますから、念のため申し添えておきます。
大村清一
39
○
大村委員長
本件は留保するに御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
大村清一
40
○
大村委員長
それではしばらく留保いたします。 —————————————
大村清一
41
○
大村委員長
次に
議院
における
証人
の
宣誓
及び
証言等
に関する
法律
の一部
改正
に関する件を
議題
といたします。
石田博英
42
○
石田
(博)
委員
この問題につきましては、いろいろまだ議論が
残つて
おるように思われる点もありますので、これを
所轄委員会
の方へ回付して、至急
審議進捗
の方をはか
つて
いただきたいと思います。
林百郎
43
○林(百)
委員
これは
司法委員会
の
所轄
ですが、やはりこの前
運営委員会
できめたのではありませんか。
石田博英
44
○
石田
(博)
委員
決議案
を作成する
関係
で、この
法案
を
運営委員会
できめたのに違いありませんけれども、今度その
法律
を
改正
することになると、やはり
内容
的に
法務委員会
に回付するのが当然だと思います。
林百郎
45
○林(百)
委員
別に
反対
するわけでありませんが、ただこの前この問題を
運営委員会
で
取扱
つたような記憶があるのです。
大池眞
46
○
大池事務總長
御
説明
申し上げます。
議院
における
証人
の
証言
に関する
法律
は
國会法
の一部分であるから、
國会法
の中に一章を設けてやろうというので、
議院運営委員会
で
取扱
つたわけであります。ところが
内容
に
罰則等
が加わ
つて
おり、特に
証言
の問題は刑法、
民法等
の
関係
がありますので、一應ここで
取扱い
ましたけれども、その
内容
については
司法委員会
にかけて
司法委員会
と協議をするということで、合同してはやりませんが、
向う
へ回付して、
向う
で
内容
を審査していただいたわけであります。
従つて
今回もこれを
改正
するという
事柄自身
は
議院運営委員会
でやるのが当然だと思いますが、この
運営委員会
でも先日から
内容
的な
意味
で
反対
の党があるようでありますから、
從つて
ここで
反対
があるのに一應の結論を得て
向う
へ回付するよりも、この前のときには大体
関係方面
のアドバイスがあ
つて
でき
上つた原案
があつた、それをさらに修正しようという
意見
でありますから、
司法委員会
の
意見
を聞いた上で、
最後
にはここへ持
つて
來て
決定
するのが穏当だろうという
石田
さんの御発言だと思います。
林百郎
47
○林(百)
委員
そうすると一
應司法委員会
で審査して、最終的にここで
決定
するというわけですね。
石田博英
48
○
石田
(博)
委員
そうです。
大村清一
49
○
大村委員長
石田
君の御
提議
に御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
大村清一
50
○
大村委員長
それでは
法務委員会
の方に回付することにいたします。 —————————————
大村清一
51
○
大村委員長
昭和
二十四年度
國立國会図書館予算
の件を
議題
といたします。
図書館長
より御
説明
願います。
金森徳次郎
52
○
金森國會圖書館長
図書館
の
予算
の御
説明
を申し上げます。 本年の
予算
は一億五百万円にな
つて
おります。昨年は七千二百万円くらいでありましたから、計数上から見ますとたいへんふえたように見えます。けれどもその実その中の二千万円は上野の
図書館
を併合した結果で、ありまして、
実質
から申しますと金額において七千二百万円が八千二、三百万円にな
つて
おりまして、きわめて少額の
増加
にな
つて
おります。その理由は
人件費等
は全然
増加
もできませんので、実際の物價の騰貴に應じまして多少の調節を加えまするために、新しい
営繕費等
は昨年に比べてほとんど大部分落してしまいました。ごくこまかい
図書館
の技術の面に必要な、たとえば
外國
との図書の交換に関する経費を百三十万円に増額したこと、あるいは
図書館員
の
訓練研修
のために二十万円を用いたというように、ごくこまかいところで補正して、結局
実質
においては前年度とあまり違わないものであります。
ただ物價
その他の
関係
においていろいろ苦心してかような
予算
の額にいたした次第であります。
今村忠助
53
○
今村
(忠)
委員
直接
予算
のことでお伺いするわけでありませんが、よい
機会
でありますから
図書館長
にお尋ねしておきます。いわゆる
赤坂離宮
を
図書館
として利用されているわけでありますが、
図書館長
としては、あの
建物
を永久に
國会図書館
として経営維持されて行くお
考え
か、それとも
將來時期
を見て
議会
の近くに新たに
建物
を立てて行くお
考え
であるか、多少先のことでありますがお聞きしておきたいと思います。
金森徳次郎
54
○
金森國會圖書館長
ただいまのお尋ねは
図書館
といたしましては死命を制するような大きな問題でございます。昨年この
図書館
を開くときに、
法律
はできましても場所が得られませんので、各
方面
にお願いして辛うじて
赤坂離宮
の半分を用いておるわけでありますけれども、
図書館
としては、これでは何ら
仕事
もできないとい
つて
いいくらいであります。実際書物を置くことも、多くの人に読んでもらうこともできない状況であ
つて
、
図書館
としては新しい構想に基いて本物を建築したいという
考え
を持
つて
おります。今まで
法律
に予想されております
委員会
を開きまして、およそ
敷地等
について
腹案
を持
つて
おります。それは
國会
の
建物
に最も接近したところに大きいものをつくらなければならぬということになりますと、
國会
の前と
うしろ
と、右と左、この
四つ
が一應
考え
られますけれども、前の方、たとえば旧
参謀本部
の跡を
考え
ますと、
國会
の玄関の前にじやまものの
図書館
ができることは遠慮しなければならぬ。
うしろ
はあまり面積がよけいとれません。
從つて右
と左、この二つが候補になりまして、目下研究しておるのは、
國会
の左側、つまり
ドイツ大使館
のある
付近
およそ一万五千坪くらいを予想できないことはありません。但しこれはいろいろ問題のかか
つて
おる
土地
でありますから、研究いたしまして現に各
方面
に交渉しておりまするが、その
腹案
が成立いたしますれば、何らか
國会
の御盡力によ
つて
結果を奏したいと思います。ただいまのところはそれに至るまでの暫定の
図書館
の設備にほかならぬのであります。
大村清一
55
○
大村委員長
ただいま
図書館長
より
予算
の大体の
説明
がありましたが、一應これを了承することにいたします。 —————————————
大村清一
56
○
大村委員長
次に
自由討議
に関する件を
議題
といたします。
佐々木秀世
57
○
佐々木
(秀)
委員
自由討議
の前に、
緊急質問
をどうするかということを先におきめ願いたい。
土井直作
58
○
土井委員
緊急質問
を許可する場合、大屋君から
大阪
における警察官の
不当彈圧
に関する
緊急質問
をすることにな
つて
おりましたが、同じ
大阪選出
の
久保田鶴松
君に御
変更方
を御
承認
願いたいと思います。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
石田博英
59
○
石田
(博)
委員
次に
日本
移民問題特に
米国移民法修正法案
に関連しての
緊急質問
は、前回の
運営委員会
において
外務委員会
で
承認
をして来たなら認めるということにな
つて
おりますが、ただいま御
報告
によると
外務委員会
で
承認
をしたということですから、これを
承認
したいと思います。
林百郎
60
○林(百)
委員
ちよ
つと
参考
までに伺いますが、この
米國移民
に関する
緊急質問
は、あの
申合せ
の
天災地変騒擾
その他
運営委員会
で緊急と認めたものの中に入りますか。
石田博英
61
○
石田
(博)
委員
これはあれが
決定
される前の
取扱い
としてきめたのであります。
椎熊三郎
62
○
椎熊委員
外交問題ということは、ぼくは強く主張しておいた。
石田博英
63
○
石田
(博)
委員
あの
申合せ
前に十二あつた
緊急質問
を整理して五つを
承認
し、
六つ目
の
日本
移民問題特に云々というやつは、
外務委事員会
が
承認
をしたらこれを認めようという
事話合い
にな
つて
、それを採決で多数で
決定
したものであります。
林百郎
64
○林(百)
委員
その前の
共産党提出
の
民主團体
に対する
彈圧
、
供出問題等
があつたが、君たちの
申合せ
もあ
つたの
で、その
精神
に基いて消そうというので消して行つた。だからこの問題もそういう観点から論ぜられる。
土井直作
65
○
土井委員
ぼくはどつちという
意味
でないが、あのときの大体の
話合い
は、今
石田
君が
言つたよう
に、たくさんのものをそれぞれ削
つてしまつた
後、
山本
君の
提出
した問題については、これもそれに該当する
内容
を持
つて
おるけれども、
常任委員会
で
承認
するならそれを出そうじやないかという
條件つき
で、そのときには
承認
していたのだよ。だから全部的にはわれわれの方から出したものもそれぞれ削られるものは削られ、残るものは
残つて
、
最後
にこれを削ろうとしたが、今
移民法
が
アメリカ
の
議会
にかか
つて
お
つて相当緊急性
があるし、
外務委員会
が
承認
するなら、認めようということにな
つて
おるのだから、いわゆるさつきの
申合せ事項
とは別に行われたのだ。
林百郎
66
○林(百)
委員
そうすると大体この前
共産党
の
緊急質問
なんかも削つた部類の中に入るのだが、
外務委員会
で
承認
するならいい。それともこういうものもあの
申合せ
の
範疇
の中に入るのですか。
石田博英
67
○
石田
(博)
委員
あの申し合せをする以前に申し合せをするという
精神
は生れつつあつた。これは申し合せをする以前に出たので、さつき申しましたように十二件あつたが、これは多すぎるし、諸般の情勢上緊急と認めがたいものもあるから、それを整理して今までやつた
四つ
と、きよう出される
大阪
における
不当弾圧
に関する
緊急質問
は無
條件承認
、それと移民問題だけはデリケートな問題であるから、
外務委員会
で
承認
したら認めよう、他の件は引下げてもらおうということで
運営委員会
で
決定
したといういきさつがある。だから申し合せ以前の
範疇
です。
林百郎
68
○林(百)
委員
それならいい。
椎熊三郎
69
○
椎熊委員
これは私の方から出ているのですが、この前の申し合せ等もあるので、党で果して緊急性ありやいなや再検討し、しかも大体
外交委員会
でやるべき性質のものでないかということで、
外交委員会
において
内容
を
調査
したところ、
外交委員会
は本
國会
にな
つて
から数回開いたが、
外務大臣
の
出席
が皆無で
外務委員会
で
大臣
に
質問
する
機会
がない。
日本
が百名の留学生の割当を
決定
しなければならぬのだが、それが遅れると
ドイツ
かオーストリアに振り向けられる。それでここ一両日中に選考を
終つてアメリカ
に回答してもらいたいというのであります。
外交委員会
ももとより
賛成
でありまして、
外交委員会
では答弁の用意があるということであります。
佐々木秀世
70
○
佐々木
(秀)
委員
これは國際問題でもあり、特に
日本
も益するところ大なる問題でありますから、緊急性ありと認めまして
賛成
したいと思います。
林百郎
71
○林(百)
委員
私は原則として
緊急質問
を許したいと思いますが、しかしこういう問題が許されて、たとえばわれわれの方の生活に最も切実な失業問題、供出問題、あるいはいろいろの民主的運動に対する弾圧に関する
質問
が許されない。しかもこれは
外務大臣
が
委員会
に出ないということが
中心
にな
つて
許されるということになると、どうしても党派性がある。外交問題が
緊急質問
の中に入るならそれでいいですよ。
大村清一
72
○
大村委員長
ちよ
つと速記をとめてください。 〔速記中止〕
大村清一
73
○
大村委員長
では速記を始めてください。
石田博英
74
○
石田
(博)
委員
こういう申し合せをした直後でもありますので、これは自由討論でや
つて
いただきたいと思います。そうして
政府
にもこの際誠意ある答弁をしていただくようにお願いいたします。さらに
自由討議
の順位その他についても、私どもの方では十分考慮いたしたいということでひとつ御了承願います。
大村清一
75
○
大村委員長
それでは
緊急質問
の第三は、
石田
君の
提議
のように
取扱
つて
御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
大村清一
76
○
大村委員長
それではそのように決します。
石田博英
77
○
石田
(博)
委員
先般來農林
委員会
を
中心
に準備を進められておりました各派共同提案による農地改良及び災害復旧促進に関する
決議案
については、諸般の準備が本日十一時半終了したそうであります。よ
つて
本日の日程に緊急上程せられたいと思います。提案理由の
説明
は坂田英一君であります。
平川篤雄
78
○
平川委員
これはわれわれの方から提案したので、趣旨弁明はひとつ讓
つて
いただきたいと思います。
石田博英
79
○
石田
(博)
委員
その点は農林
委員会
中心
で話を進められておりまして、話をだれが先に出されたか存じませんが、農林
委員会
の方で坂田榮一君に
決定
しております。
平川篤雄
80
○
平川委員
前にわれわれが社会党以下の各派から持
つて
行つた
決議案
の草稿の行方はどうな
つて
おりますか。民自党の方に行
つたの
ですか。
石田博英
81
○
石田
(博)
委員
その
話合い
を
中心
に農林
委員会
でさらに練り上げて、この
決議案
はでき上つたものと了解しております。
平川篤雄
82
○
平川委員
詳しく
内容
を承
つて
おりませんから、一應承
つて
おきましよう。
石田博英
83
○
石田
(博)
委員
その他は院内交渉でやりましよう。
大池眞
84
○
大池事務總長
この際御
報告
申し上げたいことは、きようの新聞にも出ておりましたが、民自党の代議士の大瀬久市さんが腦溢血でおなくなりになられました。つきましては先例に基きまして、弔辞演説をお願いしたいと思
つて
おります。なお先例によ
つて
衆議院
よりも弔詞を呈すことにな
つて
おります。贈呈の時期等については小
委員会
なり、ここで
決定
されてもけつこうです。
石田博英
85
○
石田
(博)
委員
弔辞を述べる人は……。
大池眞
86
○
大池事務總長
北村徳太郎さんです。ですから弔辞を一番最初にお願いして、次に
承認
をやり、その次に
決議案
、
緊急質問
、
自由討議
ということになります。
土井直作
87
○
土井委員
この際私特に御
提議
申し上げたいと思います。 議員が死亡いたしましたときは、從來の慣例から行きますならば
議会
で弔意を表するだけにとどま
つて
いたのでありますが、將來議員同士の道義と言いますか、そういうものを涵養する
意味
からい
つて
、議員が一人当り百円程度の弔慰金を差上げるような慣例をつくつた方がよくはないかと思いますので、新たにここで御提案を申し上げて皆さんの御
賛成
を得たいと思います。 〔「
賛成
」と呼ぶ者あり〕
石田博英
88
○
石田
(博)
委員
まことに私の党の死亡者に対して非常にありがたいお言葉で感謝にたえない次第であります。私どもの方としましても、お互い毎日顔を合せておる仲間でありますから、そういう
意味
で、こういう慣習を残して行くことは非常にいいことだと思います。
大石武一
89
○大石
委員
ちよ
つと事務総長に伺います。
國会
から死亡者に対しては歳費一年分が出ますが、これには税金がかかるのですか。
大池眞
90
○
大池事務總長
いままではかけていなかつたそうです。
大村清一
91
○
大村委員長
ただいまの
土井
君の御
提議
に対して御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
大村清一
92
○
大村委員長
それではそのように申し合せます。
林百郎
93
○林(百)
委員
その弔慰金は各議員の歳費から差引くことにいたしましよう。
大村清一
94
○
大村委員長
本日の
委員会
はこれで散会いたします。 午後零時二十分散会