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1949-03-23 第5回国会 衆議院 外務委員会 第2号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十四年三月十九日       安部 俊吾君    栗山長次郎君       仲内 憲治君    若松 虎雄君       並木 芳雄君    松岡 駒吉君       野坂 參三君 が理事に当選した。     ————————————— 昭和二十四年三月二十三日(水曜日)     午前十時三十五分開議  出席委員    委員長 岡崎 勝男君    理事 安部 俊吾君 理事 栗山長次郎君    理事 仲内 憲治君 理事 若松 虎雄君    理事 並木 芳雄君       北澤 直吉君    佐々木盛雄君       塩田賀四郎君    竹尾  弌君       福田 篤泰君    守島 伍郎君       森山 欽司君    松本 瀧藏君  委員外出席者         專  門  員 佐藤 敏人君         專  門  員 村瀬 忠夫君     ————————————— 本日の会議に付した事件  國政調査承認要求に関する件     —————————————
  2. 岡崎勝男

    岡崎委員長 ただいまより外務委員会を開会いたします。  本委員会は第一回國会より先般の第四回國会まで、引続き國際経済に関する総合調査講和会議に関連する諸問題の二項目につきまして、國政に関する調査承認を得まして、いろいろの角度から本問題を研究して來たのであります。それで今國会におきましても、これらの問題につきまして、さらに深く調査研究を進める必要があると存ずるのであります。それで衆議院規則九十四條によりまして、國政調査承認要求書衆議院議長に提出いたしたいと存じます。そこでちよつと調査承認要求書の案を朗続してみます。    國政調査承認要求書  一、調査する事項   1 國際経済に関する綜合的調査   2 講和会議に関連する諸問題  二、調査の目的   1 國際経済の現状及び動向を調査國民外交の樹立に資す   2 講和條約に関する準備研究  三、調査の方法 官民各方面より意見聽取及び資料要求  四、調査の期間 本会期中  右によつて國政に関する調査をいたしたいから、衆議院規則第九十四條により承認を求める。   昭和二十四年三月二十三日      外務委員長 岡崎 勝男    衆議院議長幣原喜重郎殿 こういうような調査承認要求書議長に提出いたしたいと思いますが、御異議はございませんでしようか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  3. 佐々木盛雄

    佐々木(盛)委員 その調査項目の中に、賠償に関する事項を含めていただきたいと思います。申すまでもなく、日本経済再建整備のかぎを握ると思われる賠償問題は、きわめて重大であると思われますので、特にこの項目も含められんことをお願いいたします。
  4. 岡崎勝男

    岡崎委員長 佐々木君の御提案はまことにごもつともだと考えますが、ただ法律的に申しますと、賠償問題というのは、講和條約によりまして最終的に決定するものだと考えますから、講和條約に関する諸問題の中には、形式的には含まれておるものと考えられます。しかしながら現実にはただいますでに賠償撤去をいたしておりますし、將來の講和條約の問題とはいささか趣を異にする点があると存じますが、一應は講和條約に関連する諸問題の中に含まれると法律的には認められますので、さよう御了承を願いたいと思います。  それでは本日の議題といたしましては、國政に関する調査要求だけでありますので、これで本委員会を一應閉会いたしまして、ただちに打合会に移りたいと思います。  本日はこれにて散会いたします。     午前十時四十一分散会