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1949-04-28 第5回国会 衆議院 運輸委員会 第14号
公式Web版
会議録情報
0
昭和
二十四年四月二十八日(木曜日) 午前十一時三分
開議
出席委員
委員長
稻田 直道君
理事
大澤嘉平治
君
理事
岡村利右衞門
君
理事
關谷 勝利君
理事
前田
郁君
理事
佐伯
宗義
君
理事
佐々木更三君
理事
田中
堯平君
岡田 五郎君 尾崎 末吉君 平澤 長吉君 鈴木 明良君 高橋 定一君
滿尾
君亮君
志賀健次郎
君
中垣
國男
君
米窪
滿亮
君
柄澤登志子
君
飯田
義茂
君
出席國務大臣
運 輸 大 臣 大屋 晋三君
出席政府委員
運輸政務次官
坂田
道太
君
運輸政務次官
加藤常太郎
君
運輸事務次官
(
鉄道総局長
官) 加賀山之雄君
運輸事務官
(同
総務局長
) 三木 正君
運輸事務官
(同
業務局長
)
藪谷
虎芳
君
委員外
の
出席者
專 門 員 岩村 勝君 專 門 員 堤 正威君 四月二十八日
委員橘直治
君辞任につき、その補欠として
中垣
國男
君が議長の指名で
委員
に選任された。
—————————————
四月二十七日
水先法案
(
内閣提出
第一三一号) 同日
熊野線拂下反
対の
請願
(
田中堯平君外
一名紹 介)(第五四八号)
阪和線拂下反
対の
請願
(
田中堯平君外
一名紹 介)(第五四九号) 千年村を
機帆船補油地
に指定の
請願
(
田中堯平
君外一名
紹介
)(第五九一号)
奥能登線拂下反
対の
請願
(
南好雄
君
紹介
)(第 六〇六号)
常盤線電化促進
に関する
請願
(
原彪
君
紹介
)( 第六〇七号) 彌
彦線拂下
の
請願
(
田中角榮
君
紹介
)(第六〇 八号) の
審査
を本
委員会
に付託された。
—————————————
本日の
会議
に付した事件
連合審査会開会
に関する件
國政調査承認要求
に関する件
國有鉄道運賃法
の一部を改正する
法律案
(
内閣
提出
第五八号)
—————————————
稻田直道
1
○
稻田委員長
これより
会議
を開きます。
國有鉄道運賃法
の一部を改正する
法律案
を議題といたし、
審査
を進めます。
前田郁
2
○
前田
(郁)
委員
本案
に対する質疑はすでに十分盡されておると思います。よ
つて
この際ただちに
討論
に入り、引続き採決せられんことを望みます。
稻田直道
3
○
稻田委員長
ただいまの
前田郁
君の動議に御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
稻田直道
4
○
稻田委員長
御
異議
なしと認めます。よ
つて
これより
討論
に入ります。
討論
は
通告順
にこれを許します。
米窪滿亮
君。
米窪滿亮
5
○
米窪委員
本案
は
旅客
の
運賃
を
現行
の六割に上げて、
貨物
をすえ置くという
法案
の
趣旨
でありまして、私は
日本社会党
を代表いたしまして、この点について
意見
を述べで
本案
に
反対
したいと思うのであります。
旅客
の
運賃
だけを六割上げて、
貨物
をすえ置きにいたすということは、いろいろの
意味
において不
合理
があるのでございまして、そういうことにな
つた
趣旨
は、
貨物
を上げると
物價
に
影響
して、
インフレ
を促進するという一應の常識的な考えですが、
旅客
の
運賃
を六割上げるということも、必ずしも
物價
の安定に
悪影響
を與えないと断定はできないのでありまして、これを廣義に解釈しますと、やはり
インフレ促進
のおそれがないとは言えないのであります。さらに
海陸
の
運賃
の調整という点から見まして、現在海運は
運賃
の点においてほとんど
経営
不可能の
状態
に陥
つて
おるのでございまして、これらの点を考えますと、
貨物
の
運賃
を若干上げることによ
つて
、
旅客
の
運賃
を六割
値上げ
より引下げるということの方が、政治的の考慮ではないかと考えるのであります。さらに
独立採算制
の
建前
から、こういう
引上げ
が行われることが他の
理由
でございます。
独立採算制
から、こういうふうに
旅客
の
運賃
を六割上げるということも一應はうなずけるのですが、ほかに
支出
を減らして行く点が考えられるのであります。たとえば
経営
の
合理化
、すなわち今日傳えられておりますところでは、
鉄道関係
の
隠退藏物資
が
相当
ある、こういうことも合法的に、あるいは
合理
的に処置することによ
つて
、
相当
の
國家収入
がそこから出て來るのではないか。また建設及び修理の方面におきまして、今まで
鉄道関係
で行われておる
請負事業等
が、実は結局は
談合請負
になりまして
——
この
競争請負
が結局は
談合
ということに落ちて行きまして、そこに
トンネル請負
ということもあるやに聞いておるのであります。そういう点を嚴格に将来
取締つて
、ほんとうの
意味
の
競争入札
にするならば、この
入札費
も
相当
軽減される、こういう
ぐあいになる点
を考えますときに、必ずしも
旅客
の
運賃
を六割上げることによ
つて
、
独立採算制
の形を保つということのみに、力こぶを入れる必要はないのではないか。
経営
の
合理化
という点もわれわれ大いに考えざるを得ないのでございまして、
從つて
この
法案
については
相当
幾多の議論の点がございますので、われわれは
旅客
の
運賃
のみ六割
引上げ
るという
本案
の
趣旨
に対しては、
反対
をせざるを得ないのであります。以上が
日本社会党
の
反対
の
理由
であります。
稻田直道
6
○
稻田委員長
前田
(郁)君。
前田郁
7
○
前田
(郁)
委員
私から
民主自由党
を代表いたしまして、不本意ながら
原案
に
賛成
せざるを得ない
理由
を明らかにいたしまして、
原案賛成
の
意見
を申し述べたいと存じます。 本
法案
は
國鉄
の
独立採算制
を確立し、
昭和
二十四度に生ずると予想せられますところの
収入下足
三百三十億円を補填するために、
旅客運賃
、
急行料金
を約六割一律に
引上げよう
とするものであります。なおこの
法案
には現われておりませんが、
政府
の
説明
によりますれば、
定期旅客運賃
の三箇月、六箇月の
割引率
を廃止するというのであります。わが党といたしましては、
旅客運賃
の
大幅値上げ
は、すでに切り詰めるところまで切り詰めた
國民大衆
の
生活
に、直接大きな
悪影響
を與えるものでありますから、これはやむを得ない最小適度にとどめなければならない。
値上げ
をするといたしましても、私鉄の
現行旅客運賃
の
程度
まで、すなわち約三割三分の
引上げ
にとどめることが、適当であると考えたのであります。
遠距離旅客
については
現行運賃
においてすでに
負担力
は
限度
に來ておると考えられますので、特にわが國の地形が細長い点から見まして、
遠距離逓減制
を拡張し、
遠距離旅客
の
負担
を軽くする必要があると考えたのであります。
定期運賃
についても、これが急激な
大幅値上げ
は、
賃金
を押えられておる
勤労階級
及び学徒にと
つて
、直接にその
生活
に重圧を加えるものと考えまするので、
定期
の
割引率
は漸進的にこれを改めることが適当と考えたのであります。一方
貨物運賃
については、その
輸送原債
の点から見まして、
現行運賃
はわずかにその四三%の低位にあります。また
物價
に占める
貨物運賃
の
割合
は〇・七七%の僅少であり、米、
石炭等重要物資
二十七品目について見ましても、わずかに二・六七%にすぎず、
昭和
十一年における両者の
割合
が四・六一%であ
つたの
に比較して、はるかに低いのであります。また
貨物謹賀
の
値上げ
の
部分
は、企業の
合理化
によ
つて
ある
程度
物價
に吸収せられ得るのでありますから、
貨物運賃
の
値上げ
が、ただちに
物價
に響くものとは考えられないのであります。そこで
値上げ部分
が容易に
物價
に吸收せられ、
國民大衆
の
消費生活
に
影響
するところが少いと認められる
限度
において、
貨物運賃
の
値上げ
をすることが、最も
運賃原則
に合致する妥当なものであると考えたのであります。なおまた
貨物運賃
の
引上げ
は、
海陸運賃
を調整して、
海陸輸送分野
を確立する必要からも、ぜひ望ましいのであります。 以上の観点によ
つて
、
貨物運賃
約五割
値上げ
、
旅客運賃
約三割三分の
値上げ
、
遠距離逓減制
の五
地帶制
を採用し、
定期
三月の
割引率
の存置によ
つて
、
予算
と合致する二百三十億円を捻出する
修正案
を持
つて
いたのでありましたが、
客観的情勢
はこの
修正
を許さないのであります。
経済
九
原則
に基く
物價
水準の維持はそれほど強く要請されておりますし、すでに
昭和
二十四年度
鉄道特別会計予算
も成立しておる現
段階
におきまして、
旅客運賃
約六割の
値上げ
も不本意ながら認めざるを得ないのでありまして、ここに
原案賛成
の
意見
を申し述べた次第であります。 なお、この際特に
政府
に要望してやまないことは、
國鉄
の
経営合理化
と
サービス
の向上についてであります。今回の
運賃値上げ
の
理由
は、
國鉄
の
独立採算
を確保するためというのでありますが、
國鉄独立採算
の確立は、
國鉄経営
の
合理化
に徹底することが
最大要件
であります。かりに
経営
の
合理化
が徹底せず、その
赤字補填
を安易な
運賃値上げ
のみに求めるというのでは、
國民
の納得し得ないところであります。よろしく
政府当局
は今後一段と
國鉄経営
の
合理化
に努力せられ、その実効をあげられるよう希望いたす次第であります。また一方
サービス
の点についても、
旅客運賃
は大幅に
値上げ
せられることでありますし、
サービス
の改善について一層の努力を傾けられ、
國民
に親しまれ、愛せられるところの
国鉄
となるよう、努力せられんことを希望いたす次第であります。
稻田直道
8
○
稻田委員長
佐伯宗義
君。
佐伯宗義
9
○
佐伯委員
今回の
旅客運賃
の
値上げ
によりまして、旧来の
赤字
を補填し、
自力経済
に切りかえられましたことは、まことに適当なことであると考えます。ただ
運賃制定
の
技術的方法
と申しますか、
内容
におきまして、
遠距離逓減方則
をこの際是正なされないことと、いま
一つ
は、三箇月と六箇月の
定期
を廃止なさいましたことについて、
賛成
しかねるのであります。申し上げるまでもなく、わが國の
地理的関係
は
蜿蜒長蛇
のごとく、
交通
も
中心勢力
から非常に不公平に
利用者
が分布されておる
状態
でありますから、世界的に見ましても、かかる
國情
を持ちますところの
運賃制定
の方式には、少くも
遠距離
を数
段階
にわけなければ、
國民
の公平は保たれないと考えるのでありまする。かような
原則
をこの際なおおとりにならないということにつきましては、これは
反対
をせざるを得ないのが第一。第二には、
定期運賃
におきまして、この際一箇月を存続されて六割の
値上げ
でありまするけれ
ども
、三箇月と六箇月は二倍半にも値上けど相なります。しかも三箇月と六箇月を利用いたしまする
國民勤労階級
にと
つて
、これは
生活
の重要な要素を占めておるのであります。特に都市を爆撃せられましたわが國におきましては、
通勤
ということが
相当
遠距離
に延びておりまするので、この三箇月、六箇月の
定期
の廃止は、わが國の
産業再建
をになう
勤労者
にと
つて
大きな
負担
と考えられます。かりにこの三箇月、六箇月の
定期
を
相当
是正されましても、十数億くらいの金額にしかならないのではないかと考えられます。この際政事府
当局
におかれましては、いろいろこくふうあ
つて
、この点ぐらいは調整できない
理由
がないと考えられます。かような
意味
におきまして、
定期運賃
の是正を要求したのでありますが、遂にこれが通らないということは、まことに遺憾であります。なお
反対
の
理由
といたしましては、前々
國会
におきまして、昨年の六月と覚えておりまするが、
物價体系
が新しく編成替されまするときに、
旅客運賃
三倍半の
値上げ
が提案されたのでございます。その節の
物價
に織り込まれてお
つた
と考えるのでありますが、当時
民自党
におかれては、徹底的に
反対
をなさ
つたの
であります。私は当時
與党
の
立場
の
理事
といたしまして、
運賃
三倍半の
値上げ
は不適当でないという信念のもとに、
民自党
の諸公に御了解を得るべくいろいろと努力したのでありまするが、当時徹底的に御
反対
にな
つたの
であります。しかも今回
物價
を改正せずして、
民自党
の
責任政治
の
建前
上、これが提案されるということは、私はいささかふしぎに考えるのであります。この際
原則
といたしましては、
自立経済
に立ちかえる
立場
上、旧來のごとく、最も悪い
方法
であるところの利用せない
國民大衆
からの税金というものによ
つて
、
利用者
が恩典に浴するというごとき法則は、われわれの最もとらざる説でありまして、この
意味
におきまして、今回組み立てられた
運賃
六割の
値上げ
ということは、決して不適当であるとは信じ得ないのでありますけれ
ども
、かかる過去の経過と、またかかる
運賃制定
の
内容
、
技術的方法
において誤
つて
おりまするがために、残念ながら
本案
に
賛成
しかねるのでございます。
稻田直道
10
○
稻田委員長
飯田義茂
君。
飯田義茂
11
○
飯田委員
農民新党
といたしましては、
旅客運賃
の
値上げ
に対しましては
修正
するの
意見
を持
つて
お
つたの
でありまするが、大勢の見地からいたしまして、これをとりやめた次第であります。
政府
といたしましては、
鉄道
の
合理化
をはかりまするとともに、眞に
独立採算制
の実をあげられんことを希望いたしまして、
原案
に
賛成
するものでありまする
稻田直道
12
○
稻田委員長
田中業平
君。
田中堯平
13
○
田中
(堯)
委員
旅客運賃値上げ
の
政府
の
説明要旨
は、要するに
独立採算制
の
建前
から、二百三十億の
國鉄
の
赤字
を
穴埋め
しなければならないということと、これを
貨物運賃
の
値上げ
に求めるならば、結局また
物價
の値上り、
インフレ促進
ということになるので、
旅客運賃
の
値上げ
に、この
穴埋め
を求めるという三点に盡きるのであります。ところでその前者、
独立採算制
のことはしばらくおきまして、あとまわしにしまして、
貨物運賃
の
値上げ
はやら事ないで、
旅客運賃
の
値上げ
だけをやるという点をまず考えてみますると、
貨物運賃
の現在の原價に対する
比率
、並びに
旅客運賃
のその原價に対する
比率
を見ますると、
貨物
の方はわずかに四三%、
旅客
の方は八八%を價
つて
おるという
政府
の
統計
であります。また私の方で調べてみますと、昨年の第三・四半期には、
貨物運賃
の方は五七%、ところが
旅客運賃
の方は百七%幾らというふうに、すでに七%以上もうか
つて
おる計算にな
つて
おるのであります。こういうふうな状況にあるにもかかわらず、
貨物運賃
はすえ置き、
旅客運賃
だけを
引上げ
るということは、まことにりくつが合わないと考えるのであります。この
旅客運賃
の方は、
サービス
の低下ということによ
つて
、今後も
輸送
原價は非常に引下げることができると思うのであります。
從つて
ますます
輸送
原價を上まわるところの、もうかる
採算
になるわけであります。
貨物
の方はそういうことはできない。一定のトン数の箱の中へ二倍も三倍もの
貨物
を積むということはできませんので、
貨物
の方の欠損は、大体常数であると思いまするが、
旅客
の方は、積むとなれば、ぎりぎり一ぱい積める。百人乗れるところを二百人も三百人も詰めるということもできるのでありまして、この方はうんとまたもうか
つて
來ると思うのであります。それにもかかわらず、ただ
旅客運賃
だけを、しかも六〇%という
大巾引上げ
ということは、何としても了承しがたいのであります。 次に
独立採算制
を維持するためというのでありまするが、これについても私
ども
は
反対意見
を持
つて
おる。まず第一に、
独立採算制
という
精神
から行きまするならば、
商費
が引合うように、正当なる
運賃
を
旅客
についても、
貨物
についてもとるべきであります。ところが、これは
公益
上の
関係
で、どうしても
國鉄
が成立つほどの
運賃
を請求するわけに行かぬ、
公益
上、損を見越して
独立採算
をやろうということであるならば、これは当然
國家
がその
赤字部分
を補填しなければならぬのであります。たとえば今日
安定帶物資
というようなものがあります。その他
重要物資
に対してはみな
價格補給金
が
——安定帶物資
のごときには、全部一千百五十億という厖大なる
補給金
が予定されております。この
精神
と、
交通赤字
を補填するという
精神
とは、何ら異な
つて
おらぬ、同一のものでありまするがゆえに、
國家
はこの
運輸補給金
とでも申しましようか、そういうふうな名目の
補給金
を出してしかるべきでありまして、そうすれば、初めて
合理
的なる
独立採算制
ができるわけでありまして、
独立採算
とは
國家
の迷惑にならぬというだけの問題ではない。正当なる
収入
を得て、正当な営業をや
つて
、どうにか一本立ちできるということが
独立採算
でありまするので、
國家
のため、
公益
のための損失ということは、当然
國家
がこれを見るべきであります。ことに今日二十数線というような不
採算線
がある。わずかに
支出
の二〇%
程度
しかもうけておらぬような不
採算線
が
随所
にあるのであります。そういうものをも
公益
の必要上、
国鉄
は背負わされておる。この
赤字
をだれが見るべきか。もちろん
公益
の
立場
でありまするので、
國家
がこれを
補給
しなければならぬ。また
バス
にいたしましても同様であります。
國営バス
は大体に
赤字
でありますが、これも
赤字
であるがゆえに、すぐにやめるわけに行かぬ。そうすれば、どうしても
國家
がこれを
補給
しなければならぬ。そういうふうな
國家
の
補給金
というものは、当然でありまして、これを受ける
建前
をとるべきであります。それをやらないで、損をする
部分
はそのままにしておいて、もうかる
部分
をもつと大きくもうけをして、それでも
つて独立採算制
を立てて行こうということは、
独立採算
の本旨にもとるのであります。また
独立採算
ということになりまするならば、單に
補給金
だけではない。現在
経営
を
合理化
いたしますと、
随所
にまだまだ
黒字
が上る点があるのであります。ことに不用品の
拂下げ
とか、あるいは工事の
請負
、こういうふうな面を調査してみましても、
相当額
のロスがあることを私
ども
考えておる。そういうような面からも
黒字
を出すことができるのであります。また
進駐軍用
の
貨物列車
や客車がたいへん頻繁に右往左往しておりますが、これがおそらく全経費の何パーセントに当るか、おそらく一〇%か一二%に当るであろうという推算を私
ども
は立てておりまするが、これに対してはもちろん
國鉄
が單独で
赤字
を背負う事べきではない。これは國の目的であり、
國家
の行為でありまするので、当然
國家
からそれ
相当
の
補給
を受けなければならぬ。それもたいへんな開きがあるようであります。これはただ一、二の例を示したのでありまするけれ
ども
、こういうふうに
合理
的な
経営
をやろうということならば、何も
旅客運賃
の
値上げ
をしなくても、その財源は
随所
に見出すことができる。かように私
ども
は確信しておるのであります。 さて
独立採算制そのもの
の問題、これも私
ども
は
根本
的に
反対
をしておるのでありまするが、
交通事業
、ことに
鉄道運輸
という
事業
を今日
独立採算
で行く、あるいは私的な
経営
に委譲するというような今の考え方に対しては、
根本
的には私
ども
は
反対
をする。何故かならば、今日どこの國を探してみましても、アメリカを除くならば、この
鉄道
による
運輸
というものが、正当に成立つわけはない。どうしても
赤字
になる。しかもやめるわけには行かないというので、みな
國費
をも
つて
負担
する
國営國有
という形態が、全世界の
現状
であります。それなのに、これまで
國営國有
であ
つた
ものを、何を好んでいまさら
独立採算制
に移行し、コーポレーシヨンに移行するか。ここに
根本
のあやまちがあるのでありまして、この
根本
のあやまちが非
合理
なる
一つ
の現われ方をしておるのであります。 さて
旅客運賃
を
引上げ
てどういう結果になるかと申しますと、
旅客
として
賃金
を拂う者は、多くは
勤労者階級
であります。全人口の九割五分といわれておるところの
勤労階級
、ことに通学、
通勤
のために
鉄道
を利用しておるあでありますが、
定期
は六箇月、三箇月の
割引
を廃止することになりますために、たとえば
東京
・千葉間の六箇月の
定期
を見ましても、今まで千四百七十円だ
つた
ものが、三千六百円の高値に飛び上
つて
おるのであります。單に六割の
値上げ
と申しますが、六箇月の
定期
のごときをと
つて
見ると、約二倍半にはね上
つて
おる、また
遠距離逓減
をや
つて
おりませんので、たとえば
東京
から京都までの例をと
つて
みますと、三百六十円が六百円、二倍とまで行きませんけれ
ども
、これに近いところまではね上
つて
おる。六割どころの騒ぎではないと思うのであります。こういうふうに
人民
の足に対して
足代
をうんと
引上げ
るということの結果は、
勤労人民
の
家計
に大きな
影響
を及ぼして來るのであります。
政府
の
統計
によりますと、一・二%ないし一・三%ということであるから、
家計費
の方も一・二%ないし一・三%
程度
で、問題ではないという御
説明
でありますけれ
ども
、
一般労働組合
などの
報告
によりますと、
家計費
の約一〇%前後を占めるという
報告
であります。一割前後を占めるほどの
交通費
であ
つて
は、これはたいへんであります。戰争前には六・三〇%を占めてお
つた
。今度
値上げ
をしても六・六五%になるのであるから、たいした問題ではないという
政府
の
説明
でありますけれ
ども
、しかし
戰前
における六%と、今日の
家計
における六%というのは、まるで値打が違う。
戰前
においては食えない
といつて
も、まだ
文化費
、
交際費
というような幾分のゆとりを持
つて
お
つたの
でありますが、今日はぎりぎり一ぱい、三度の飯は二度にでも減らして行かなければならぬ。こういう
勤労階級
の
状態
に持
つて
行つて
、これに六・六五%の位置を占めるような、こういう
交通費
を支拂えということであれば、まずこれは
勤労階級
の
生活
は破滅せしめられるという結果になるのであります。また
交通費
を上げても、何も
インフレ
には
影響
がないというような御
説明
でありましたけれ
ども
、しかしそれは当らない。
貨物
の
運賃値上げ
ということは、これは直接
物價
に響くことはかわ
つて
おります。しかし
旅客運賃
を
値上げ
いたしましても、
中小商工業者
のごときは、これは多くはみな
交通費
は
主人持ち
のものが多いのであります。これらにおいては、もうてきめんに、
労働階級
の
実質賃金
を低下せしめるか、あるいは
主人
の
経営難
となるか、あるいは
生産コスト
を
引上げ
るか、いずれかの値をとる以外にどうしても
方法
はないのであります。
從つてインフレ
なんかにはならない、結局
勤労階級
の
実質賃金
を削
つて
しまうという結果になるのであります。現に、はや今日の
交通費
でさえも、とても
負担
はできないというので、二人で一枚のパスを
買つて
、たらいまわししてお
つた
というようなことがばれて、一万円の罰金を仰せつか
つた
というような例もありますし、また
相当
遠距離
から通
つて
おる
労働者
は、とうてい
交通費
は拂えない。
交通費
を
拂つたの
では、
賃金
はもら
つて
も
意味
がないというのでどんどんやめて行く。こういう
労働者
が続出をしておる
現状
でありますので、これに持
つて
行つて
ますます
賃金——交通費
を上げるということは、ま
つた
くわれわれは心寒き思いをせざるを得ないのであります。当初二千四百四億という
予算
を編成をして、これによ
つて
まがりなりにも
國鉄
の
経営
をや
つて
行こうという方針であ
つた
ようであります。これが一千三百億に縮減をしまして、
赤字
が出ると、その
赤字
は從業員の首切り、あるいは低
賃金
、あるいは
残つた労働者
の
労働強化
というような、
一言
に言うならば、
國鉄従事員
に
犠牲
をしいて
穴埋め
をしようとする。一方では二百三十億の
赤字
を何とか
穴埋め
をするというので、
勤労階級
の
足代
の
値上げ
にそれを求める。
一言
にして言えば、結局すべての
負担
を
労働者諸君
、
勤労者
の
犠牲
にまつという行き方を、今度の
運賃値上げ
は示しておるのであります。私
ども
はこのような
大衆收
奪の
一つ
の政策の現れに対しては、何としても
賛成
がいたしかねるのであります。ここに
日本共産党
を代表しまして、今回の
運賃値上げ
に対する
反対
の
意見
を述べた次第であります。
稻田直道
14
○
稻田委員長
これにて
討論
は終局いたしました。 これより
國有鉄道運賃法
の一部を改正する
法律案
について採決いたします。
原案
に
賛成
の
諸君
の
起立
を求めます。 〔
賛成者起立
〕
稻田直道
15
○
稻田委員長
起立
多数であります。よ
つて本案
は
原案
の通り可決せられました。(拍手) なおこの際お諮りいたします。
衆議院規則
第八十六條による
本案
に対する
報告書
の作成並びに
提出方
につきましては、
委員長
に御一任を願います。
—————————————
稻田直道
16
○
稻田委員長
この機会にお諮りいたしたいことがあります。
目下内閣委員会
に付託にな
つて
おります
運輸省設置法案
は、この
運輸委員会
といたしまして、重大な関心を有しておることであります。從いましてこの際
運輸省設置法案
につきまして、
内閣委員会
と
連合審査会
を開くことにいたしたいと思いますがこれに御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
稻田直道
17
○
稻田委員長
御
異議
なしと認めます。によりましてさよう決定いたします。なお
連合審査会
の開会日時等につきましては、
内閣
委員長
と協議の上、後日御通知をいたします。
—————————————
稻田直道
18
○
稻田委員長
この際
運輸
大臣より発言を求められました。大屋
運輸
大臣。
大屋晋三
19
○大屋國務大臣 本
法案
の上程以來、
委員
各位におかれましては愼重御審議を願いまして、本日ここに
政府
原案
の可決を願いましたことは、
政府当局
といたしましてまことに感謝にたえない次第でございます。
本案
審議の過程並びに本日の
討論
を拜聽いたしましても、いろいろ
運輸
当局
といたしまして、なさねばならないことがございますので、これから私たち
当局
者といたしましては、ますます國有
鉄道
経営
の
合理化
並びに
サービス
の改善というような点に留意をいたして、運営をいたしたいと思う次第でございます。
一言
簡單でありますが謝意を申し述べる次第であります。(拍手)
—————————————
田中堯平
20
○
田中
(堯)
委員
緊急動議を
提出
いたします。実は
本案
運賃値上げ
の審議に際しまして、昨日來私の申し上げましたように、いろいろ
國鉄
の
経営
について
合理化
を要する面があると思うのであります。それでこれを同時に審議をしていただいて、また質疑を続けて行きたいと思
つて
お
つたの
でありまするが、ぜひとも一日から
値上げ
の
関係
上、これはちよつとむずかしいということになりまして、差控えてお
つた
次第であります。ところですでにこの
委員会
においてこの案は決定になりましたので、今度は事後的ではありまするが、
國鉄
の
経営
面において私
ども
二、三非常に合点の行かぬ点がありますので、これを列挙いたしまするから、これについて國政調査をしていただくように、
委員長
においておとりはからいが願いたいのであります。国政調査の提案であります。
一つ
は工事の
請負
の面についてであります。
一つ
は不用品の
拂下げ
の面についてであります。
一つ
は
國鉄
にあるところの退藏物資の調査であります。以上三つであります。
尾崎末吉
21
○尾崎(末)
委員
田中
委員
の動議は適切なもののように考えられるのでありますが、この種の問題は
委員長
におかれて各
理事
と御相談の上で、適当なる
方法
と適当なる解決をおはかりになるのがしかるべきと存じます。
佐々木更三
22
○佐々木(更)
委員
尾崎さんも別に今の動議に
反対
しておりませんし、大体先ほどの
理事
会におきまして各
理事
もそういうような國政調査が必要であ
つて
、これらの国政調査を徹底させることによ
つて
、國有
鉄道
の
独立採算制
が
合理
的になることを心がけなければなりませんので、この際本
委員会
においてただちにただいまの動議を採択されることにしていただきたいと思います。
柄澤登志子
23
○柄澤
委員
このことにつきましては、昨日も私から
委員長
におとりはからいをお願いしたのでございまして、でき得るならば、
國民
がほとんど
反対
しております
運賃値上げ
を決定します前に、ということを御希望申し上げたのでございますが、残念ながら私
ども
の意思かいれられずに、今日の運びに至
つたの
でございます。從いまして
理事
会と仰せられずに、大体
理事
会としましても
賛成
のようでございますから、本
委員会
におきまして國政調査の動議をお取上げくださいまして、ぜひこれを実行していただきたいと思うのでございます。
前田郁
24
○
前田
(郁)
委員
ただいま
田中
君から動議がございまして、柄澤君からも
賛成
の動議があ
つたの
であります。先ほど
理事
会でもその話が出まして、私
ども
も相談を受けたのでありますが、私
ども
民自党
側の
理事
といたしましては、その三点に限らず、
運輸
省一般に関してまだいろいろ調査しなければならぬことがありますので、それを含めた調査をやろうということで
賛成
いたしたい、こういうことで先ほど
理事
会でも承諾いたしたわけであります。そういう
意味
において
賛成
いたしたいのであります。
田中堯平
25
○
田中
(堯)
委員
私は全般的を調査たいへん結構ですが、時間と人員と経費の問題もありましようし、私が今提案いたしました点だけでもたいへんな調査になると思います。そこでやはり以上申し上げました二点を中心に、調査をするということにひ
とつ
おとりはからい願いたいと思います。
前田郁
26
○
前田
(郁)
委員
田中
委員
の発言はよくわかりますが、一應その問題もなお
理事
会で御相談をしたらいかがかと思います。
理事
会に御一任願いたいと思いますが、いかがでしようか。
米窪滿亮
27
○
米窪委員
この際この問題について
政府
側の御
意見
も伺
つた
らいいと思います。
大屋晋三
28
○大屋國務大臣
政府
といたしましては、御要求の事柄を調査するに異存はないですが、
田中
君はただいま国政調査という言葉をお使いにな
つた
ですが、國政調査というのはどういう
程度
の調べをいたしますのですか。たとえば
隠退藏物資
という言葉もお使いにな
つた
ですが、
運輸
省には
隠退藏物資
は一應ないと思
つて
おるのですけれ
ども
、かりにこれをあるという前提で探すということになれば、それこそ方々の日本中の
運輸
省の倉庫をすみずみまで、しかもその所の連中に調べさせても正確を期せられないということになれば、特別な調査班でも組織して、独立に調べるということをやらねばならない。そういうようなことをする場合を想定しますと、現在の限られた
予算
ではとうていできないから、エキストラに何か経費を盛らなければならぬということが起きて來るかもしれませんが、どの
程度
にどういうことをやりたいと仰せられるのか、ちよつとそこがわからないのです。
田中堯平
29
○
田中
(堯)
委員
運輸
大臣が聞き間違いをされましたが、私は隠退藏とは申しておりません。退藏物資と申しております。ことに特殊物件というものを調べたいのであります。これはそれほど困難なる調査ではないと思います。
尾崎末吉
30
○尾崎(末)
委員
動議を出された
田中
委員
その他ほかの方の
趣旨
はよくわかるのでありますが、私
ども
も長らく議員をいたしておるのでありますけれ
ども
、この種の問題は、御要求にな
つた
ような賃料等についても、一應
運輸
当局
の方から出してもらうべきものは出してもら
つて
——
私
ども
も大体その調査の範囲とか、
方法
とかいうことのいわゆる御提案の実体は、よく了承いたしておりますから、そうやるのが最も適当である、こういうふうに考えるのであります。でありますから、さつき私が申し上げましたように、一應この問題はあらためて
理事
会で十分御相談にな
つて
、その結果をまた一應
委員
のわれわれにもお諮りを願いたい。それから御決定になるのが一番適当だと思うのであります。ただ突然の間に、わか
つた
とか、わからぬとかい
つて
も、私
ども
まだ御提案の眞相がよくのみこめないのでありまして、私らがこれをのみこめないで、にわかに
賛成
するということも困難でありますから、もう少し眞相をのみこんでからお願いしたい。
從つて
最初に申し上げたように、もう一ぺん
理事
会を開いて、よく御相談をなさ
つた
あとにしてもいい。きようあすにやらなければならぬ問題ではないから、そういうふうに希望いたします。
田中堯平
31
○
田中
(堯)
委員
私の提案
理由
がよくわからぬというお話であります。それではもう一ぺん申し上げます。このたびの
運賃値上げ
については、民間では喧々囂々の非難の声があります。その
理由
の
一つ
には、
鉄道
は実に杜撰なる
経営
をしておる、か
つて
に
赤字
を出しておる、そうしてそのしりぬぐいをわれわれの
足代
の
値上げ
に持
つて
行く。これは誤解もまじ
つて
おりましようけれ
ども
、こういう点を十分に調査をして、
國民
の納得するようにすることが、やはりわれわれの任務であると思うのであります。それで
國民
の疑惑を晴らすという
意味
で、そういうことがないならばけつこうなことだし、あればあるで、それ
相当
の処置をしなければならぬという考え方から、私は提案をしているのであります。もう一ぺん繰返しますと、不用品の
拂下げ
の面と、工事の
請負
の面、もう
一つ
は退藏物資についてであります。
尾崎末吉
32
○尾崎(末)
委員
私も
田中
委員
の御提案にまつこうから
反対
するわけではないのでありますが、物事を決するには、緩急の度をはか
つて
行くことが必要だと思うのであります。その緩急の度をはか
つて
行くという
建前
から、先般私は二回か三回かにわた
つて
、
運輸
大臣並びに
当局
に対して、一体これはどの
値上げ
をするならば、
値上げ
をしたことに対して、国民の納得を得るような
サービス
その他の
経営
の
合理化
、そういう点について具体的の案をおつくりになることが急務だ、こういうことを極力申し上げたのであります。
從つて
田中
委員
の御要求のことが決して無用だと申し上げるのではありませんが、
國民
に納得をさせるには、やはり
運輸
当局
でさつき申しましたような
サービス
その他の点について、
値上げ
をするならばかくのごとく
運輸
当局
も努力をするのだ、こういうことを
國民
に早く知らしめることが先決問題である。こういうふうに私は考えるのであります。でありますから、あえて
反対
するのではないが、そうした一連の問題を取入れて御判断にな
つた
上に、御決定なさることが、最も妥当だというのが、私の趣意なのであります。
稻田直道
33
○
稻田委員長
この際
委員長
よりこの動議に対してひ
とつ
お諮りいたしたいと思います。
田中
君の調査をしたいという御
趣旨
は、大体において
委員会
の
委員
各位におかれても了承
賛成
のようでありますから、
田中
君の調査をするという動議に対しては
賛成
をいたしまして、この調査の
方法
、その他調査事項については、
委員長
と
理事
に一任をされて、その
方法
を講ずるということにいたしまして、
田中
君の動議を決したいと思いますが、いかがでございましようか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
稻田直道
34
○
稻田委員長
多数と認めます。それではさよう決定いたしまして、議長の承認を求めることにいたします。 本日はこれをも
つて
散会をいたします。 午前十一時五十六分散会