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説明員(
平川守君) 手数料の点につきましては、成るべく簡略にいたしますように図
つております。ただ先程も申上げましたように、
金融方面からの
関係もございまして、最少
限度必要な書類だけは整えて頂きたいということにお願いをしておるのであります。尚これも運用して見まして、こういうものは省けるじやないかというものが出て参りますれば、でき得る限り省いて参りたいというふうに考えております。
それから金利の点につきましては、実は当初は、この
復興資金の財源を國債に求めたいと考えてお
つたのであります。そういう
方面に若し求めることができますれば、金利も非常に現在のあれよりは安く行くのでありますけれども、遺憾ながらそういう
方面の國債というものが認められませんで、
暫定措置として
復興金庫の
資金を
資金源として構入れるというふうにな
つております
関係上、現在は
復興金庫の
資金というものが七分以上の原價で得られておりまするので、いろいろそれ以後の
手続等の費用を見まするというと、どうしても九分五厘
程度より以下にはなりかねるのであります。これに対しては、
中央金庫等の手数料等はできるだけ圧縮をいたしまして、これによ
つて利益を得る、こいうことは考えおらない。何分にも
資金源の原價も相当に高いために、そういうことにな
つておるわけであります。私共としましては、なろうことならば何とかして今少し恒久策においては、
資金源においても改訂が得られますれば、成るべく安い金を資源として得るようにいたしたいと思
つております。併し何分にも早急にともかく金の
融通を受けることが非常に急務であるという
状況でありましたために、金利のことに深く拘
つておることに参りませんで、應急の
暫定措置といたしましては、少し高いけれども、
復金債の
資金によ
つてともかく
資金の
融通を図ろうということに相成つた次第であります。尚この金利の問題につきましては、
補助金等との
関係もございまして、相当
長期に固定をいたすもので、而も國家的に非常に必要性のあるものについては、別に
補助金というものを高率に出して貰う、或いは場合によ
つては、金利に対する
補助とうことも考えられるかとも思いまするけれども、現在では一應元金の方に対して、
公共事業でありますると、相当高率の
補助をいたして、その残りの自己負担分に対して
融通をいたすということになりますから、從
つて全体の費用から見ますれば、それに対する利子負担というものは、額が或る
程度軽減されておるというように考えておるのであります。この
補助金の額或いはその
補助金の出し方、これを金利負担という出し方をするかどうか、又この
資金を
復金債でなしに、何か別の
方面から求められるかどうかということについては尚研究をいたしておるような
状況でございます。