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飯田委員 そこの点が聞き取れない。また惑わかすような氣がするのでありますが、
法案なるものは修正すべく出した。それが未了のままであ
つて、第三
國会において
政府がこれを
撤回したということになり、そこで
行政面においてこのまま置かなくてはならぬということになりますと、この
法案を
撤回いたしましたるところの
意味というものがどこにあるか、こういうことになるのであります。私は
北海道の者でありまするが、それは
地方的にいろいろ違うところもありましようが、
北海道としましてはこの
協同組合に対しましてほ、全國的に最も熱心に実施していると申して私は過言でないと思うのであります。その
組合員としましては、この
法案に対しましては相当反対がある。あくまで反対いたしましたけれども、
農林省の意向も、この
法案は通過するのだ。通過するのだから、いわゆる善は急げで一日も早く実施した方がいいだろうというので、道廳の指示によ
つて行つたのであります。その当時
組合員としましては今の修正案は通過しない。今度もしこれが通過しなかつた場合にはごうするかということの話があつたりでありまするが、そのときの答弁としましては、通過しなかつたならばただちに元に復する、こういう一つの
條件付で
北海道のごときは決議をして、その決議に基きまして
地方連合会を
設立した。そうして機構も作成して行
つておる。こういうようなぐあいにな
つておりますが、そうなわますと経費なるものは從來の一本とは違いまして、それは六本にわかれたものであります。もつとも信連の方はやむを得ない。これはもとより承諾をしておりましたが、そのほか六本にわかれましたから、経費なるものは従来より三倍も五倍も増してここに必要を生ずるということにな
つておりますので、中には所属組合といたしまして、いわゆろ購連であるとか、販連であるとかいうような必要なものは、これが実施をしなくてほいけませんが、その他の
連合会に対しては実施ができない。この自分々々の持前の組合としても負担金として計上しなければならぬから、
連合会が
なつた場合に、その負担ができないということになる。せつかく各組合の
連合会は
設立いたしましたけれども、今度またこれの経営につきまして苦慮しておるような次第であります。ただいま
お話のありました
通り、種種の取扱い部面におきましても、各種各様なるところの公團とか会社というものができまして、従来よりは相当
農業協同組合の
事業面については縮小せられておるのであります。それに経費の負担を一方加重することにかりますと、とうていこれは持ち切れぬととは明らかなのであります。その点は
はつきりしていただきませんと、やるならやる。そうして
法案が
撤回せられたのだから、必要がなければ必らないということを
はつきり
お話になりませんと一
地方によ
つては非常に困るのであります。あるいは私の
質問は誤解もあり、当をはずれておるかもしれませんが、重ねてお伺いいたしたいのであります。