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姫井伊介君
提案理由説明の際
勞働省旅費増額割合表でありますが、この十割、八割以下二割まで、
一段階について二割ずつの等差が付いておりますが、これはどういうところからこういうような
基準が出たのですか、これは政令によるものですか、或いは命令によるものですか。又この差額が今日の
國民生活の
實態からいたしまして、餘りに階級的に幅が大き過ぎるのじやないか。私はむしろこれを縮めて、一割差ぐらいにしたものが
適當ではないか。これが
基準となりまして、ここに新たに
職業安定委員會の
委員の
旅費額が出て参りまするが、その
基準によりますると、
甲地方、
乙地方との差が又非常に幅が大きいのであります。現在の
状況で私はむしろこの差が大きいので、これを
狹めるために差を一割
程度に減縮して、殊に
委員會の囘數が、
地方は一ケ月に少くとも一囘、
中央は三ケ月と
なつておりますが、そういう點からいたしましても、むしろこの
増額率は大きくした方がいいのじやないか。
山田議員の
意見と若干違うのでありますが、
從つて勞働省の
旅費増額割合表の八割を最高といたしまするならば、あと一割差で以て決めるのが、現在の
實情に即應した額に最も近いものでないかと思うのでありますが、この點についてのお考えをお伺いいたします。