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木村禧八郎君 若しか經微で
つても融資をする場合、
金融機關については融資をするけれども、個人についてこういうことをしないということになると、個人と
金融機關の區別が間のそにおいてブランクになるのであります。私は原則としてそういうことはすべきでない。そういうふうに考えておりますが、
政府は命令したりなどしないというふうに言われておりますが、これは大藏省の方に監督權があるわけでありますから、融資することについては若しかいけないというならば、さぜない
ようにし得ると思うのです。私はこの點は若しか
金融機關と個人と區別してやる
ような場合は、これは
大藏大臣なり……いわゆる憲法精神に反するということにもなるのじやないかと思います。この點については我々は反對せざるを得ないのであります。
次に、
安本長官にお伺いしたいのでありますが、この間生産復興五ケ年の復興計畫を御發表になりましたが、あれはまあ計畫数字でありますから、あれだけではですね、果して計畫通り行くかどうかは分らない點でありますが、その前提として少くとも
三つの點が非常に重要であると思うのです。あれを具體化するには
三つの點が重要と思うのですが、その第一は、インフレーシヨンを防止するという、第二にはどういう方法でする、自由主義經濟方式で行くのか、或いは統制を非常に強化して行くのか、どういう方式で、あの復興をや
つて行くのか、第三點は復興した結果、
國民所得の配分をどういうふうにするか、この
三つの點についてお伺いしたいのですが、先ず第一にその前提としてのインフレーシヨン處理ということについては、どういうお考えを持
つておりますか、先ずお伺いしたいと思います。