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姫井伊介君(姫井伊介)
○
姫井伊介
君 本
委員会
に三回に
亘つて付託
になりました
請願
及び
陳情
の中、
審議
の決定を見ました
請願
四件
陳情
三件についての
審議
の経過並びに結果を御
報告
申上げます。
請願文書表
第六百六十四号傷い
者保護
に関する
請願
、 右の
請願
は今日
官吏
の手当は増額されたが、それに較べて、
國家
の
犠牲者
は極めて冷遇された
取扱い
を受けているので、傷い者を
政府
において保護せられ、傷い者に対し、世人の愛敬と同情を以て接するよう世論を善導せられ、又傷い者が
國立病院
にて受診する際は
國家
の
犠牲者
なるにより全免せられたいというのが
趣旨
であります。 これに対しまして
政府
に傷い者の
対策
を質したところ、
戰爭犠牲者
に対しては
政府
も十二分援護したいと思
つて
おりますが、傷い
者保護救濟
には一般國民として無差別平等に取扱うことにな
つて
おりますので、傷い者の
生活困窮者
に対しては、
生活保護法
により、又
保護更生
に対しては
職業補導
並びにその
斡旋等
について、
施設
を全國十二個所建ててる
現状
でありますが、傷い者の入所にはまだまだ十分とは申されませんので、尚更にその
施設
の
拡充
を図
つて
行きたいとの
答弁
がありました。
委員
よりも現在のままの傷い
者保護対策
としては余りにも悲慘であり、且又無差別平等の立場からといいながら、
実情
は旧軍人の
恩給制度
は
終戰当時
のそのままに放置してあり、
官吏
の
等級給與
などは区別され、その差は余りにも甚だしいので、これはなんとか改ためねばならん。
政府
としても何か適当な方法を考え、又民間にも働きかけて、
互助協力
を求めるような運動を起させるようにしないと、
國民感情
の上からもその影響がよくないとの
意見
があり、更に
恩給制度
については、
恩給法
の
改正法案
及び
恩給
に関する
請願
並びに
陳情
も出て來ているので、その
審議
の際に十分この
趣旨
を取上げたいとの
意見
も出たのであります。 本小
委員会
としては本問題については、先に第一回
國会
においても同樣の
趣旨
の
請願
二件を
審議
し、これを
内閣
に送付しており、現下の
社会状態
から見まして、傷い
者保護対策
については、一刻も早く解決しなければならない極めて緊要問題であると認めまして、
政府
へ重ねて強く要望して
全員一致
を以て
議院
の
会議
に付して
内閣
に送付すべきものと決定しました。
請願文書表
第三百六十六
号模範社会事業都市建設
に関する
請願
右の
請願
は、廣島市の
原子爆彈
による惨害からの
復興
は容易ではなく、
現状
はやみ市や
營利会社
、
興業施設等
には多額の金額が流通しているに反して、
社会事業施設
は僅かに
戰災引揚等
に関連した
援護施設
があるに過ぎす、今後
平和都市
として
復興
するには、
各種施設拡充
の必要が痛感されるから、廣島市を
國費
を以て
模範的社会事業都市
として
建設
されたいというのが
趣旨
であります。 先ず
塚本紹介議員
より
請願
の
紹介
がありまして、
地元出身委員
より更に詳細に
亘つて現状
並びにその
必要性
を強く要望されたのであります。
政府委員
より
社会事業模範都市
の
建設
は
是非
とも必要であることは承知しておるので、
努力
したいが、ただ
全額國費
を以てこれに当てることは現在の社会的、
経濟的状態
では
政府
の財政上できないが、
予算
の許す限り善処する旨の
答弁
がありました。 一
委員
より
厚子爆彈
でやられた跡の
現状
を見ると、廣島市の
中心部
には消極的な
社会施設
に留めて、むしろその
外郭
に
社会事業施設
を
建設
すべきではないかと
意見
も出たのであります。それに対しまして、
当市地方
の
実情
を視察された
紹介議員
より廣島市だけに限定されず、廣く
外郭地域
を含めて、
模範社会事業都市
を
建設
すべき旨の
意見
がありました。又更に
当市
の
実情
に明るい
委員
よりも廣島
市都市計画
について
原子爆彈
が投下された
核心部
の半
マイル四方
は霊地としての
施設
、その次の半
マイル四方
は宗教的な
施設
、即ち寺院、
講堂等
を建て、更に第三の半
マイル四方
は
社会福祉
のあらゆる
社会事業施設
として、
中心
を離れて、その後において
住宅街
、
官廳街
、
商店街
を設けるように
計画
されておりまして、アメリカ、ハワイの人々からも
当市
の
復興
については最も深い関心を以ておるところでありますので、
是非
とも模範的な
社会事業
の
都市
として
建設
されたいと、詳細なる
説明
がありまして強く要望されたのであります。かくて本小
委員会
においては、願意の大体は妥当なものとして、
本件
は院議に付し、これを
内閣
に送付すべきものと決定したのであります。
請願文書表
第九百五十五
号社会事業共同募金法制定
に関する
請願
右の
請願
は
社会事業
の
経營
に必要な金品の
寄附募集
の
合理化
と
適正化
とを図るために昨年十月開催された全
國社会事業大会
の
決議
に基く「
社会事業共同募金法案要綱
」を速かに立法化されて、
社会事業
の
拡充発展
を図られたいとの
趣旨
であります。これに対して
政府側
の
意見
を聽取しましたところ、
政府
としても、
共同募金
の
法案
の
提出
については、準備を進めておりますが、免税の点で難点があるとの
答弁
でありました。本小
委員会
としては
共同募金
については、かねて
関係議員
の
努力
により漸く
成案
も得ておりますので、本
請願
の
趣旨
は至当なものとして、これを
議院
の
会議
に付するを要するが、
内閣
には送付しないことに決定しました。
請願文書表
第九百五十六
号社会事業法
の
改正
に関する
請願
右の
請願
は
社会事業
に関する
基本的準則
を定め、健全な
拡充発展
を促して、
社会福祉
の
増進
と
國民生活
の向上とを図るために全
國社会事業大会
の
決議
による
改正案要綱
によ
つて現行
の
社会事業法
を
改正
せられたいとの
趣旨
であります。
政府委員
よりこれに対して
説明
を聽取したのでありますが、
政府
としては
現行
の
社会事業法
の
改正
については、できるだけ早い機会に実現したいが、
最低基準
を定めるために現在困難の
実情
にあるとの
答弁
がありました。小
委員会
としては、かねて
関係議員
の
努力
により漸く
成案
を得ておりますので、本
請願趣旨
は妥当なものとして、これを
議院
の
会議
に付することを要するが、併し
内閣
へは送付しないことに決定しました。
陳情文書表
第二百十二号く
づ繊維
の
購入権附與
に関する
陳情
右の
陳情
は戰災、引揚者及び
生活困窮者
に生業を與えて
指導
を行い、生産の
増進
にいそしんでいる
授産場
、
共同作業所
に製品の
原料
となるく
づ繊維
の
購入権
を附與されたいとの
趣旨
であります。これに対して
商工省側
より
実情
を質しましたところ、く
づ繊維
は一應登録されている
集荷人
が取
纒め
、
経濟安定本部
において各
関係省
の申請により割当てており、その数量も十分とまでは行
つて
いないが、各縣の
集荷数
の約三割は
地方商工局
にその割当を稀権してあるので、その
不足分
は
地方
において
配給
を受けてもらいたいとの
答弁
がありました。 序で
厚生省側
の
意見
を聽取しましたところ、
授産所
は現在千五百個所あるが、今のところ
仕事
の内容は一定しておらず、その七、八割は
繊維方面
の
仕事
を行な
つて
おります。ただ
物資
の
配給
が少く
商工省
と連絡中で、大体
原料
としては製品されたものよりも
原反
のまま欲しいので、毎日のごとく
商工省
と交渉しております。今までのところ、
授産場等
へのく
づ配給
はなかつたのであるが、
商工省
より
紡績工場
の布地の切端を約三十万ポンドを受け、又
ララ物資
においても相当数のく
づ繊維
が送られておるから、
授産所
へ公平に配分するように
計画
を立てております。この
説明
がありました。尚
委員
よりも
授産所
についての
運營
、
物資
の
配分等
について二三の
質疑
がなされたのであります。小
委員会
としては
授産場
への
物資
の
配給
は十二分に渡
つて
おらない
実情
から見まして、く
づ繊維
の
購入権
は極めて妥当なものと認めまして、
本件
はこれを
議院
の
会議
に付して
内閣
に送付すべきものと決定したのであります。
陳情文書表
第三百五十八
号遺家族
の
救済対策
に関する
陳情
右の
陳情
は今次戰爭により
戰死者
の
遺家族
は
物價
の高騰のため、
生活
に困窮しており、その上
國家
の誤
つた指導
で、
生活力
を奪われたにも拘わらず、
終戰後國家
は
遺家族
に対して何らの
恩惠的措置
を講じないのは遺憾であるから
対策
を講ぜられたいとの
趣旨
であります。
政府
のこれに対します
対策
を質しましたところ、無差別平等の原則から
戰死者
の
遺家族
なるが故を以て、特別なる
取扱い
はできない旨の
答弁
がありました。 本小
委員会
としては
本件
は
議院
の
会議
に付するを要しないものと決定しました。
陳情文書表
第七十一
号炭鉱労務者福利厚生事業拡充
に関する
陳情
右の
陳情
の
趣旨
は
炭鉱労務者福利厚生事業
の
拡充
はすでに兩院において採択せられ、これに関する
要綱
は
閣議
で決定せられたが、この上とも
予算
に対する
措置
、新機関の設立に関し格別の配慮をせられたいというのであります。
政府
より
炭鉱労務者福利厚生事業
についての
現状
を聽取しました。 本
陳情
は、すでに第一
國会
において
内閣
に送付して
閣議
においてもすでに決定しており、重ねて要請しておりますので、小
委員会
としては、
本件
は
議院
の
会議
に付するを要せざるものと決定したのであります。 以上
報告
を終ります。
kokalog - 国会議事録検索
1948-07-02 第2回国会 参議院 厚生委員会 第22号
公式Web版
理容師法の一部を改正する法律案 (会議録情報)
0
昭和
二十三年七月二日(金曜日) 午後一時五十五分開会 ————————————— 本日の
会議
に付した事件 ○
理容師法
の一部を
改正
する
法律案
(
衆議院提出
) ○
船員保險法
の一部を
改正
する
法律案
(
内閣提出
、
衆議院送付
) ○
社会事業振興
に関する小
委員長
の報 告 —————————————
委員長(塚本重藏君)(塚本重藏)
1
○
委員長
(
塚本重藏
君) 只今より開会いたします。
理容師法
の一部を
改正
する
法律案
を
議題
に供します。御
質疑
はございませんか……。ないようでありますから
質疑
は終了したものと認めて、直ちに
討論
に入ります。
草葉隆圓君(草葉隆圓)
2
○
草葉隆圓
君 私は
本案
につきまして、次の
修正案
を
提出
いたします。 第
二條中但書
を削り、次のように加える。「その
実地習練
について必要な
規定
は、
省令
でこれを定める」 第三條中
但書
を削り、次のように加える。「その
実地習練
について必要な
規定
は、
省令
でこれを定める」 第
二條
中の
施行期日
「七月一日」を「八月一日」に改める。以上のような
修正
の
動議
を
提出
いたします。 その理由は
質疑
や懇談に際して詳細にな
つて
おりますから、くどく申しません。まだ他にも
修正
すべき点があるかも知れませんが、会期も切迫しておりますから、この程度にいたします。が、ただ
昭和
二十八年までには
試驗制度
の復活を希望しまして、
修正
以外の点につきましては、
原案
に
賛成
いたします。
小林勝馬君(小林勝馬)
3
○
小林勝馬
君 私も
修正
の三点に
賛成
いたします。
運營
に納得のいくように
省令
で
規定
することを希望して
修正
の
部分
を除いては
原案
に
賛成
いたします。
三木治朗君(三木治朗)
4
○
三木治朗
君
草葉
君の
動議
に
賛成
いたします。
委員長(塚本重藏君)(塚本重藏)
5
○
委員長
(
塚本重藏
君) 他に御
発言
はございませんか……。御
発言
は盡きたようですから
採決
に入ります。
理容師法
の一部を
改正
する
法律案
を
議題
に供します。 先ず
討論
中にありました
草葉
君の
修正案
を
議題
に供します。
草葉隆円
君
提出
の
修正案
に
賛成
の方は御
起立
を願います。 〔
総員起立
〕
委員長(塚本重藏君)(塚本重藏)
6
○
委員長
(
塚本重藏
君)
全会一致
と認めます。よ
つて草葉
君
提出
の
修正案
は
全会一致
を以て可決されました。 次に
修正
の
部分
を除いた
原案
を
議題
に供します。
修正
の
部分
を除いた
原案
に
賛成
の方の御
起立
を願います。 〔
総員起立
〕 よ
つて本案
は
全会一致
を以て
修正
議決されました。 次に本
院規則
第百四條による
諸般
の
手続き
は
委員長
に御一任願うことにして御
異議
はございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
委員長(塚本重藏君)(塚本重藏)
7
○
委員長
(
塚本重藏
君) 御
異議
ないと認めます。 それから本
院規則
第七十
二條
の
規定
によりまして、
本案
を
修正
議決することに
賛成
せられた方の御
署名
を願います。 〔多数
意見者署名
〕
委員長(塚本重藏君)(塚本重藏)
8
○
委員長
(
塚本重藏
君)
署名漏れ
はございませんか……。
署名漏れ
はないと認めます。
委員長(塚本重藏君)(塚本重藏)
9
○
委員長
(
塚本重藏
君) 次に
船員保險法
の一部を
改正
する
法律案
を
議題
に供します。
草葉隆圓君(草葉隆圓)
10
○
草葉隆圓
君
質疑
を終了し、
討論
を省略して、直ちに
採決
に入るという
動議
を
提出
いたします。 〔「
賛成
」と呼ぶ者あり〕
委員長(塚本重藏君)(塚本重藏)
11
○
委員長
(
塚本重藏
君)
草葉
君の
動議
に御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
委員長(塚本重藏君)(塚本重藏)
12
○
委員長
(
塚本重藏
君) 御
異議
ないと認めます。
船員保險法
の一部を
改正
する
法律案
を
原案
通り
可決することに
賛成
の方は
起立
を願います。 〔
総員起立
〕
委員長(塚本重藏君)(塚本重藏)
13
○
委員長
(
塚本重藏
君)
全会一致
と認めます。よ
つて本案
は
全会一致
を以て
原案
通り
可決されました。 次に本
院規則
第百四條による
諸般
の
手続き
は
委員長
に御一任願うことにして御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
委員長(塚本重藏君)(塚本重藏)
14
○
委員長
(
塚本重藏
君) 御
異議
ないと認めます。 それから本
院規則
第七十
二條
の
規定
によりまして、
本案
を可とされた方の御
署名
を願います。 〔多数
意見者署名
〕
委員長(塚本重藏君)(塚本重藏)
15
○
委員長
(
塚本重藏
君)
署名漏れ
はございませんか……。
署名漏れ
はないと認めます。
委員長(塚本重藏君)(塚本重藏)
16
○
委員長
(
塚本重藏
君) 次に
社会事業振興
に関する小
委員長
の
報告
を求めます。
姫井伊介君(姫井伊介)
17
○
姫井伊介
君 本
委員会
に三回に
亘つて付託
になりました
請願
及び
陳情
の中、
審議
の決定を見ました
請願
四件
陳情
三件についての
審議
の経過並びに結果を御
報告
申上げます。
請願文書表
第六百六十四号傷い
者保護
に関する
請願
、 右の
請願
は今日
官吏
の手当は増額されたが、それに較べて、
國家
の
犠牲者
は極めて冷遇された
取扱い
を受けているので、傷い者を
政府
において保護せられ、傷い者に対し、世人の愛敬と同情を以て接するよう世論を善導せられ、又傷い者が
國立病院
にて受診する際は
國家
の
犠牲者
なるにより全免せられたいというのが
趣旨
であります。 これに対しまして
政府
に傷い者の
対策
を質したところ、
戰爭犠牲者
に対しては
政府
も十二分援護したいと思
つて
おりますが、傷い
者保護救濟
には一般國民として無差別平等に取扱うことにな
つて
おりますので、傷い者の
生活困窮者
に対しては、
生活保護法
により、又
保護更生
に対しては
職業補導
並びにその
斡旋等
について、
施設
を全國十二個所建ててる
現状
でありますが、傷い者の入所にはまだまだ十分とは申されませんので、尚更にその
施設
の
拡充
を図
つて
行きたいとの
答弁
がありました。
委員
よりも現在のままの傷い
者保護対策
としては余りにも悲慘であり、且又無差別平等の立場からといいながら、
実情
は旧軍人の
恩給制度
は
終戰当時
のそのままに放置してあり、
官吏
の
等級給與
などは区別され、その差は余りにも甚だしいので、これはなんとか改ためねばならん。
政府
としても何か適当な方法を考え、又民間にも働きかけて、
互助協力
を求めるような運動を起させるようにしないと、
國民感情
の上からもその影響がよくないとの
意見
があり、更に
恩給制度
については、
恩給法
の
改正法案
及び
恩給
に関する
請願
並びに
陳情
も出て來ているので、その
審議
の際に十分この
趣旨
を取上げたいとの
意見
も出たのであります。 本小
委員会
としては本問題については、先に第一回
國会
においても同樣の
趣旨
の
請願
二件を
審議
し、これを
内閣
に送付しており、現下の
社会状態
から見まして、傷い
者保護対策
については、一刻も早く解決しなければならない極めて緊要問題であると認めまして、
政府
へ重ねて強く要望して
全員一致
を以て
議院
の
会議
に付して
内閣
に送付すべきものと決定しました。
請願文書表
第三百六十六
号模範社会事業都市建設
に関する
請願
右の
請願
は、廣島市の
原子爆彈
による惨害からの
復興
は容易ではなく、
現状
はやみ市や
營利会社
、
興業施設等
には多額の金額が流通しているに反して、
社会事業施設
は僅かに
戰災引揚等
に関連した
援護施設
があるに過ぎす、今後
平和都市
として
復興
するには、
各種施設拡充
の必要が痛感されるから、廣島市を
國費
を以て
模範的社会事業都市
として
建設
されたいというのが
趣旨
であります。 先ず
塚本紹介議員
より
請願
の
紹介
がありまして、
地元出身委員
より更に詳細に
亘つて現状
並びにその
必要性
を強く要望されたのであります。
政府委員
より
社会事業模範都市
の
建設
は
是非
とも必要であることは承知しておるので、
努力
したいが、ただ
全額國費
を以てこれに当てることは現在の社会的、
経濟的状態
では
政府
の財政上できないが、
予算
の許す限り善処する旨の
答弁
がありました。 一
委員
より
厚子爆彈
でやられた跡の
現状
を見ると、廣島市の
中心部
には消極的な
社会施設
に留めて、むしろその
外郭
に
社会事業施設
を
建設
すべきではないかと
意見
も出たのであります。それに対しまして、
当市地方
の
実情
を視察された
紹介議員
より廣島市だけに限定されず、廣く
外郭地域
を含めて、
模範社会事業都市
を
建設
すべき旨の
意見
がありました。又更に
当市
の
実情
に明るい
委員
よりも廣島
市都市計画
について
原子爆彈
が投下された
核心部
の半
マイル四方
は霊地としての
施設
、その次の半
マイル四方
は宗教的な
施設
、即ち寺院、
講堂等
を建て、更に第三の半
マイル四方
は
社会福祉
のあらゆる
社会事業施設
として、
中心
を離れて、その後において
住宅街
、
官廳街
、
商店街
を設けるように
計画
されておりまして、アメリカ、ハワイの人々からも
当市
の
復興
については最も深い関心を以ておるところでありますので、
是非
とも模範的な
社会事業
の
都市
として
建設
されたいと、詳細なる
説明
がありまして強く要望されたのであります。かくて本小
委員会
においては、願意の大体は妥当なものとして、
本件
は院議に付し、これを
内閣
に送付すべきものと決定したのであります。
請願文書表
第九百五十五
号社会事業共同募金法制定
に関する
請願
右の
請願
は
社会事業
の
経營
に必要な金品の
寄附募集
の
合理化
と
適正化
とを図るために昨年十月開催された全
國社会事業大会
の
決議
に基く「
社会事業共同募金法案要綱
」を速かに立法化されて、
社会事業
の
拡充発展
を図られたいとの
趣旨
であります。これに対して
政府側
の
意見
を聽取しましたところ、
政府
としても、
共同募金
の
法案
の
提出
については、準備を進めておりますが、免税の点で難点があるとの
答弁
でありました。本小
委員会
としては
共同募金
については、かねて
関係議員
の
努力
により漸く
成案
も得ておりますので、本
請願
の
趣旨
は至当なものとして、これを
議院
の
会議
に付するを要するが、
内閣
には送付しないことに決定しました。
請願文書表
第九百五十六
号社会事業法
の
改正
に関する
請願
右の
請願
は
社会事業
に関する
基本的準則
を定め、健全な
拡充発展
を促して、
社会福祉
の
増進
と
國民生活
の向上とを図るために全
國社会事業大会
の
決議
による
改正案要綱
によ
つて現行
の
社会事業法
を
改正
せられたいとの
趣旨
であります。
政府委員
よりこれに対して
説明
を聽取したのでありますが、
政府
としては
現行
の
社会事業法
の
改正
については、できるだけ早い機会に実現したいが、
最低基準
を定めるために現在困難の
実情
にあるとの
答弁
がありました。小
委員会
としては、かねて
関係議員
の
努力
により漸く
成案
を得ておりますので、本
請願趣旨
は妥当なものとして、これを
議院
の
会議
に付することを要するが、併し
内閣
へは送付しないことに決定しました。
陳情文書表
第二百十二号く
づ繊維
の
購入権附與
に関する
陳情
右の
陳情
は戰災、引揚者及び
生活困窮者
に生業を與えて
指導
を行い、生産の
増進
にいそしんでいる
授産場
、
共同作業所
に製品の
原料
となるく
づ繊維
の
購入権
を附與されたいとの
趣旨
であります。これに対して
商工省側
より
実情
を質しましたところ、く
づ繊維
は一應登録されている
集荷人
が取
纒め
、
経濟安定本部
において各
関係省
の申請により割当てており、その数量も十分とまでは行
つて
いないが、各縣の
集荷数
の約三割は
地方商工局
にその割当を稀権してあるので、その
不足分
は
地方
において
配給
を受けてもらいたいとの
答弁
がありました。 序で
厚生省側
の
意見
を聽取しましたところ、
授産所
は現在千五百個所あるが、今のところ
仕事
の内容は一定しておらず、その七、八割は
繊維方面
の
仕事
を行な
つて
おります。ただ
物資
の
配給
が少く
商工省
と連絡中で、大体
原料
としては製品されたものよりも
原反
のまま欲しいので、毎日のごとく
商工省
と交渉しております。今までのところ、
授産場等
へのく
づ配給
はなかつたのであるが、
商工省
より
紡績工場
の布地の切端を約三十万ポンドを受け、又
ララ物資
においても相当数のく
づ繊維
が送られておるから、
授産所
へ公平に配分するように
計画
を立てております。この
説明
がありました。尚
委員
よりも
授産所
についての
運營
、
物資
の
配分等
について二三の
質疑
がなされたのであります。小
委員会
としては
授産場
への
物資
の
配給
は十二分に渡
つて
おらない
実情
から見まして、く
づ繊維
の
購入権
は極めて妥当なものと認めまして、
本件
はこれを
議院
の
会議
に付して
内閣
に送付すべきものと決定したのであります。
陳情文書表
第三百五十八
号遺家族
の
救済対策
に関する
陳情
右の
陳情
は今次戰爭により
戰死者
の
遺家族
は
物價
の高騰のため、
生活
に困窮しており、その上
國家
の誤
つた指導
で、
生活力
を奪われたにも拘わらず、
終戰後國家
は
遺家族
に対して何らの
恩惠的措置
を講じないのは遺憾であるから
対策
を講ぜられたいとの
趣旨
であります。
政府
のこれに対します
対策
を質しましたところ、無差別平等の原則から
戰死者
の
遺家族
なるが故を以て、特別なる
取扱い
はできない旨の
答弁
がありました。 本小
委員会
としては
本件
は
議院
の
会議
に付するを要しないものと決定しました。
陳情文書表
第七十一
号炭鉱労務者福利厚生事業拡充
に関する
陳情
右の
陳情
の
趣旨
は
炭鉱労務者福利厚生事業
の
拡充
はすでに兩院において採択せられ、これに関する
要綱
は
閣議
で決定せられたが、この上とも
予算
に対する
措置
、新機関の設立に関し格別の配慮をせられたいというのであります。
政府
より
炭鉱労務者福利厚生事業
についての
現状
を聽取しました。 本
陳情
は、すでに第一
國会
において
内閣
に送付して
閣議
においてもすでに決定しており、重ねて要請しておりますので、小
委員会
としては、
本件
は
議院
の
会議
に付するを要せざるものと決定したのであります。 以上
報告
を終ります。
委員長(塚本重藏君)(塚本重藏)
18
○
委員長
(
塚本重藏
君)
姫井
小
委員長
御
報告
の
請願
及び
陳情
は、小
委員長報告通り
御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
委員長(塚本重藏君)(塚本重藏)
19
○
委員長
(
塚本重藏
君) 御
異議
ないと認めます。よ
つて
御
報告
の
請願
及び
陳情
は御
報告
通り
決定しました。 本日はこれにて散会いたします。
出席者
は左の
通り
。
委員長
塚本
重藏君 理事 今泉 政喜君
谷口弥三郎
君
宮城タマヨ
君
委員
中平常太郎
君
三木
治朗
君
草葉
隆圓
君 中山
壽彦君
木内キヤウ
君
小林
勝馬
君
井上なつゑ
君 小杉
イ子
君
姫井
伊介
君 米倉 龍也君
政府委員
厚生事務官
(
保險局長
) 宮崎 太一君