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中平常太郎君
相当手段をとられておるやうでありますが、運輸大臣もああいう常識のある人でありますから、可なり働いていると思いますが、新潟、越中附近からでもとにかく食糧その他
医藥品或いは必要材料を海上から廻すこと、或いは陸上の方からは大阪だけではいけない、名古屋からも、京都辺りからも來て貰う。とにかくトラックは何百台
行つても足りないと思います。その点は
一つ午後の
会議にはトラックの大動員をお願い申上げるように指導して頂きたいと思います。
もう
一つは住宅でありますが、緊急住宅が実に困
つております。崩壊しておりますれば、少し隙がありますれば自分の家を多少直して食事のできるくらいにする。焼けていなければ、その家庭々々では自分の家を放
つておくことはない。盗難にかかるということもありますし、成るべく自分の家で飯を食
つて行きますし、崩壊しても焼けないところは生命の問題を氣を附けてや
つたらいいと思うのでありますが、焼けたところはこれは大分ある。第一に住宅問題か大變なことであります。その附近に居どころがない筈であります。だからそれをトラックで可なり遠方まで輸送して行かなければ、到底その急に應ずることができないと思います。外の問題でありましたら、水害等なら高いところに行
つたらいいのですが、高いところも低いところもみんなやられているから、これは遠方へ持
つて行かなければならない。トラックをすつかり動員しなければならない。緊急住宅に対して十分な手を打
つて貰ひたい。
これは一般通念にな
つておりますが、こういう突発事件に厚生委員としては災害
救助法案を可決した責任上、これは國家の責任でありますけれども、我々もその
意味において殊に痛感するのでありますが、この
委員会におきまして、調査班というようなものを直ちに組織されて、数名の者でも國会を代表して厚生
委員会の方から出られるというようなことをお
考えに
なつちやどうかと思います。この点
委員長並びに各位に御相談申上げます。