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1948-05-17 第2回国会 参議院 議院運営委員会 第35号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十三年五月十七日(月曜日)   —————————————   本日の会議に付した事件 ○國会所管昭和二十三年度六月分暫定  予算要求額に関する件 ○政治資金規正法案衆議院提出)   —————————————    午前十時三十五分開会
  2. 藤井新一

    理事藤井新一君) 只今より委員会を開会いたします。六月分の暫定予算について説明を申上げます。近藤次長
  3. 近藤英明

    参事近藤英明君) たまたまこの自然休会中におきまして、六月分の暫定予算を折衝いたしまして提出する運びに相成りましたので、只今御手許にお配りいたしました。参考のために、四、五、六と三ケ月の一覧表にいたしまして御覧頂くようにいたしました。これにつきまして一應申上げますと、六月分も先般來四月分、五月分について申上げましたと同様一ケ月分の暫定予算でございまして、方針といたしましては、四、五月分の編成と同様な編成方針でございます。金額は六月分が二千六百五十万円と相成つております。それで五月分に比較いたしまして、僅かに減少に相成つておりますが、その理由は五月分は特に一應第二國会会期終了期と相成つておりました関係上五月分におきましては議員の帰郷旅費を特に五月分に盛りました。それから五月の場合には、委員会食糧費交際費等もそういう関係を考慮して、三ケ月分一應計上いたしてあります。それから初度調弁費のようなものも年度初めに多額に要りますという関係を考慮いたしまして、余分に見てございました。それが六月分におきましては平常の一ケ月分にすべてそういうものを還しまして、改めて六月分からは又平常の一ケ月分に計上し変えました。そういう点でその金額減少に相成つております。  それから費目的に見まして殖えました費目がございますが、これは手当給與金のところと、諸支出金と、両方に分れておりますが、内容的に申上げますと、これは職員の勤務地手当その他の手当類金額を五月分で盛らなかつたものを、純経理的の都合から六月分に盛りまして、五月に盛らずに置いて六月分に盛つた、こういうことで金額が四、五月分と違いが出ておりますだけで、その他の編成方針全般に亘りましては、四月分以來暫定予算と同じ方針編成されたものであります。一應御説明申上げます。
  4. 藤井新一

    理事藤井新一君) 何かお尋ねはありませんか。
  5. 木下辰雄

    木下辰雄君 五月分に余計見積つてあるのは、余つておるのですね。
  6. 近藤英明

    参事近藤英明君) さようでございます。これは五月分で多く見て、五月に一遍に使わなければならんだろうというので取つてつたわけであります。これはそのまま持つておるわけであります。
  7. 木下辰雄

    木下辰雄君 六月に繰越して使えますか。
  8. 近藤英明

    参事近藤英明君) これは無論年度に変りありませんから、四月分から取りましたもので費目ごとに現在残つておるものは、今後使えます。これらは年間予算、本予算の場合に、それらの点で三ケ月の予算の中で四月分なり五月分なりで見積た分は、後で差引く、少く見積つたものはそれだけ余計にする。ただ年間予算をたまたま五月分の場合においては三ケ月分余計に見たこういう扱いでございます。
  9. 竹下豐次

    竹下豐次君 五月分に帰郷旅費見積つてつたけれども、六月分は……。
  10. 近藤英明

    参事近藤英明君) 五月分に見積つてありますが、六月に使えますから、差支えないわけであります。
  11. 竹下豐次

    竹下豐次君 六月分の暫定予算というのは、これはもう政府の方でも諦めて衆議院の方に提案した、その中の決まつたものでございますね。
  12. 近藤英明

    参事近藤英明君) さようでございます。これは休会中に提出運びになりまして、正式の要求をいたしております。暫定予算で四月分と同様の編成方針で参つておりますから、殊に休会中に提出期が参りましたので提出いたしております。
  13. 藤井新一

    理事藤井新一君) 外に御意見はありませんか。
  14. 竹下豐次

    竹下豐次君 そうすると、これは休会中に、政府提出される前に、この委員会に御相談はどうなつておりますか。
  15. 近藤英明

    参事近藤英明君) 本來申しまするならば、これは最後の折衝をしたときに、ここの委員会にお諮り申上げて、これは提出するのが順序でございますので、たまたま休会中でして、四月分暫定予算とも同様のものであり、それにこちらに出します期日の関係もありますので、事前にこちらにお諮りいたさずに提出いたしたわけであります。
  16. 竹下豐次

    竹下豐次君 事後承諾を求めることになりますか。
  17. 近藤英明

    参事近藤英明君) そうでございます。この予算につきまして御説明申上げまして、そのことを御了承願いたいかような筋合でございます。
  18. 河井彌八

    河井彌八君 六月の暫定予算はもう提出になつておりますね。
  19. 近藤英明

    参事近藤英明君) 提出に相成つております。
  20. 河井彌八

    河井彌八君 これが盛つてあるわけですね。
  21. 近藤英明

    参事近藤英明君) さようでございます。
  22. 河井彌八

    河井彌八君 いつ提出になりますか。
  23. 河野義克

    参事河野義克君) 土曜日でございます。
  24. 藤井新一

    理事藤井新一君) 他に御意見はございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  25. 近藤英明

    参事近藤英明君) 尚この機会にちよつと申上げて置きますが、本年度営繕関係計画が一應略ができましたので、これにつきましては皆さんの御都合のよろしい時に、一遍建設関係をいたしております專門の者をこちらに伺わせまして、詳細の御説明を申上げますのが適当と存じますが、皆さんの御都合のよろしい時に、成るべく早い機会に本年度計画いたしております営繕関係計画、昨年度中の計画であつたものを繰越しで現在工事をしておるものの経過を、これを併せて御説明申上げれば適当と存じますが、これはその時期等につきましては皆さんの御指示によつて決定いたしたいと思います。
  26. 藤井新一

    理事藤井新一君) 他に御意見がなければ、御承認願いたいと思いますが如何でしようか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  27. 藤井新一

    理事藤井新一君) 御異議ないものと認めます。ついては去る十二日政党及び選挙に関する小委員会において政治資金規正法案について前囘に引続き討議をいたしましたのですが、そのときに特に証人の件を協議いたしまして学界から二名、労働組合関係から二名実業方面から二名、合計六名を物色することにいたしました。そうしてその人選を考えましたときに、先ず学界からは東京大学から宮澤俊義教授、又早大からは吉村正教授を決定しまして、又労組よりは全國教員組合と総同盟よりおのおの一名ずつ選定することにいたして、それを岩間委員に委嘱したわけです。実業界方面からは日本商工会議所日本工業クラブからおのおの一名ずつ、これを黒川委員選任方を委嘱したのであります。この件について皆さんに御協議を願いたいと思つて、ここに提案をする次第でございます。黒川委員の御報告をお願いいたします。
  28. 黒川武雄

    黒川武雄君 日本工業クラブの方からは日本郵船株式会社の社長の淺尾新甫氏、それから日本商工会議所の方では副会頭の近藤銕次氏、両氏を選定して参りました。
  29. 竹下豐次

    竹下豐次君 これは公聽会ですか、何ですか。
  30. 藤井新一

    理事藤井新一君) 公聽会でありません。公聽会という議論がありましたけれども、そう大袈裟でなくてもよかろうというので、証人出頭を求めてそうして御意見を聽こうということに小委員会は内定したわけであります。岩間委員本日見えておりませんが、委員長に御一任願いたいと思いますが、如何ですか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  31. 木下辰雄

    木下辰雄君 その証人を喚問する云云ということについては、本会議にまだ掛けてないのでしよう、この委員会で……。
  32. 藤井新一

    理事藤井新一君) 小委員会で決定したことを報告するのです。それをどうするかということを皆様にお諮りするのです。
  33. 淺岡信夫

    淺岡信夫君 今岩間委員が見えたから、一つ組合関係の方の人名が分つておればお聽かせ願いたい。
  34. 岩間正男

    岩間正男君 その前に労働組合側に折衝して見ましたら、希望條件としてもう一二名殖やして欲しいというような希望條件があるのですが、この点お諮り願いたいと思います。
  35. 藤井新一

    理事藤井新一君) とにかく二名だけ、取敢えずあなたにお願いしたお方だけをお願いいたします。
  36. 岩間正男

    岩間正男君 この前の決定の二人は日教組は江口泰助君、法制部長です。それから総同盟重盛壽治君です。
  37. 藤井新一

    理事藤井新一君) そうしてこの証人出頭には、小委員会では二十四日月曜日と内定したのですが、今申上げたような、顔触れの委員如何でございましようか。
  38. 竹下豐次

    竹下豐次君 証人として、この法案に対する意見を聽くというのですね。
  39. 岩間正男

    岩間正男君 今私が提案しました件ですね。総同盟側から出ておるので、産別側からも是非一人欲しいというような意向があるわけなんですが、この点一應お諮り願いたいと思うのであります。
  40. 藤井新一

    理事藤井新一君) この前の小委員会では大体学界から二名、財界から二名、労組から二名というような比率を決めたわけであつて、若し岩間委員から言うような方面から出れば、又比率を変えて行くようになるかと考えますが、皆さん如何でございましようか。
  41. 淺岡信夫

    淺岡信夫君 この各界から二名にするということは、小委員会においていろいろ質疑のあつた結果それに内定したわけですね。
  42. 藤井新一

    理事藤井新一君) さようでございます。
  43. 竹下豐次

    竹下豐次君 今委員長のおつしやるように、又労働方面に一人殖やすということになると、両方面でも又殖やして貰いたいというようなことも考えられそうなことのように思いますが、委員会で一應決めたことでありますからこの委員会で本委員会で御採用になつたというのならば別ですけれども、私の希望としては小委員会決つたように進行して頂きたいと思います。かようにこの委員会で御同意願えれば結構と思います。
  44. 木下辰雄

    木下辰雄君 竹下委員意見に賛成いたします。
  45. 黒川武雄

    黒川武雄君 竹下委員意見に賛成いたします。
  46. 藤井新一

    理事藤井新一君) さよう取計らつて委員会で内定した通り決定いたします。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  47. 藤井新一

    理事藤井新一君) ついてはその日取をいつにすればよいかを御相談申上げますが、小委員会では大体二十四日頃がよかろうとこういうふうに内定したのでありますが、その理由は六月二十日までしか会期がないということになると、日も切迫しておるし、徒にこれを延ばすというわけにも行きませんから、その頃に開いて行けば結局來月二十日までには成案に至るのではないかと、こういう建前から日取を内定いたしました。如何でございましようか。
  48. 淺岡信夫

    淺岡信夫君 賛成です。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  49. 藤井新一

    理事藤井新一君) では、さよう二十四日に決定いたします。それでは午前がよろしうございましようか、午後がよろしうございましようか。
  50. 木下辰雄

    木下辰雄君 証人の発言は何分でしようか。
  51. 藤井新一

    理事藤井新一君) それも只今ここで決定いたします。
  52. 木下辰雄

    木下辰雄君 それによつて午前と午後に分れるでしよう。
  53. 河井彌八

    河井彌八君 時間を十分に置いたらどうでしよう。
  54. 黒川武雄

    黒川武雄君 午前十時から始めて、午餐を済まして、午後に亘つた方がよいと思います。
  55. 藤井新一

    理事藤井新一君) 速記を止めて下さい。    〔速記中止
  56. 藤井新一

    理事藤井新一君) 速記を始めて下さい。日取は二十四日といたしまして午前十時から会議を開くことにいたします。他に何かこれについてお尋ねか御意見はありませんか。
  57. 門屋盛一

    門屋盛一君 準備というか、いろいろ証人に予備的に考えて置いて貰うような書類はもうお送りになりましたか、今日でも直ぐ送つて貰わないと……。
  58. 藤井新一

    理事藤井新一君) 本日直ちに送付するそうです。速記を止めて。    〔午前十時五十八分速記中止〕    ——————————    〔午前十一時十二分速記開始
  59. 藤井新一

    理事藤井新一君) 速記を始めて。この程度で散会いたしたいと重いますが、如何でしようか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  60. 藤井新一

    理事藤井新一君) それでは散会いたします。    午前十一時十三分散会  出席者は左の通り。    理事            藤井 新一君            河井 彌八君            竹下 豐次君    委員            松本治一郎君            淺岡 信夫君            黒川 武雄君            左藤 義詮君            門屋 盛一君            大隈 信幸君            櫻内 辰郎君            木下 辰雄君            鈴木 憲一君            岩間 正男君   事務局側    参     事    (事務次長)  近藤 英明君    参     事    (法制部長)  川上 和吉君    参     事    (記録部長)  小野寺五一君    参     事    (委員部長)  河野 義克