○參事(近藤英明君) 五月分の
暫定豫算のことにつきまして申上げます。五月分の
暫定豫算につきましては、すでに
要求書を
提出いたしました次第でございますが、これは
運營委員會が本日までお休みにな
つておりました
關係もございますので、本日初めて御説明申上げます。
暫定豫算の五月分の大要を申しますと、四月分の
暫定豫算のそのままを原則として組むということに相成
つております。ただ多少四月分と違いますのは、一應
會期が五月で切れますという
關係上議員の應召旅費を五月分より多く、
取りました。それから人件費の單價が増加いたしておりますので、人件費の單價の増を四月分より多く五月分は見ました。それから費目によりましては、一ヶ月分ずつ貰
つて行きましたのでは到底やれない費目もございますので、そういうものを三ヶ月分一應見て貰
つたのがございます。それから職員の増員の問題は、かねて本
豫算で交渉中でございましたが、この問題は、根本的にはむしろ
暫定豫算でございますから、載せるわけには參りませんでございましたが、事務局の主事級の職員の増の五十人分だけは、取敢ず五月分で以て貰えることの話しが付きました。その他の問題は、
關係方面との話合の結果、すべて本
豫算に譲らなければならないということで、五月分の
暫定豫算は
只今申上げましたような次第で、そういうことにいたしまして一千百七十四萬一千圓という金額であります。この點どうぞ御
了承を願います。
尚五月三日の式典のことにつきまして、先般の
運營委員會で議長、
運營委員長等において準備を進められるようにという御決議に基きまして、事務的の準備を
關係の各廳と進めました結果につきまして申上げます。先般の申合によりまして、主催者といたしましては
參議院議長、
衆議院議長、
内閣總理大臣、最高裁判所の長官でございますので、これらの各
關係の事務
當局で、その後殆んど連日に亙りまして會合を開きました結果、今日
取り纒
つたところを一應御報告いたしたいと思います。
日本國憲法施行一周年記念式典を行う日は、昭和二十三年五月三日、月曜日でございます。それから式典の終了後引續いて祝賀會を擧行する。それから式典及び祝賀會は大體次の要領による。主催は
衆議院議長、
參議院議長、
内閣總理大臣、最高裁判所の長官。それから式典は天皇陛下の行幸を願う。それから場所は式典は
參議院の議場、祝賀會は赤坂離宮、式典の次第といたしましては午前十一時に開始いたします。そうしてこの式典の模様は全國に中繼放送いたしますことと、ニュースの作成をする。式典の内容といたしましては主催者は
衆議院議長、
參議院議長、
内閣總理大臣、最高裁判所長官の四者から式辭を述べられる。それから祝賀會は式典の終了後、赤坂離宮におきまして
簡單なる立食をする。これは經費の
關係等もございますし、又趣意が極めて簡素にという趣意に從いまして、極く
簡單なものを用意いたしてあります。それから尚式典に際しましては式場の場所も許します限りにおきまして、極く少數でございますが、公衆の參觀を許す、かようなことに
決定をいたしておる次第であります。
只今式の招待状その他の準備を進めておる次第であります。