○千賀
委員 ただいまの
大石議員の発言に関連をいたしておるのでありますが、私も愛知縣におきまして
——定便という言葉は使いませんが、飛脚屋という言葉で、
通信の
料金が高くなればなるほどこの飛脚屋が発達していくのだ、現在も飛脚屋というものは
相当に発達しておるという発言をいたしております。議員が
会議におきまして発言いたしますことは、
まつたくこれは不覇奔放な立場で発言ができるので、われわれが申すことに、ただいま
大石議員が地方の
郵便局の労働組合からいやみをつけられたような、こういう責任は
まつたくないはずであります。いかなる発言をいたしましても、それに政府が痛みを感ずれば、政府自身が自分の責任においてその発言の根源が
調査をし、また反省すべきものがあれば反省をしなければなりません。どういう戸迷いか、どういう誤解か、勘違いか知りませんが、議員の発言に対して、
大石議がに與えたようなことは
一つの脅迫であります。選挙によらなければ、解散後は再び議員の位置が獲得できないという弱味をも
つてある議員に対して、その地方の権利をも
つておる有権者の諸君から、
大石議員にや
つたようないやみをつけることは、これは非常に大きな脅迫であり、また政府として対絶にかようなことをや
つてはならない行動である。私のところにはさいわいさような脅迫は及ばなか
つたのでありますけれ
ども、間違いであろうともあるまいとも、かようなことが
大石議員の手もとに行われたということは実に私は憤慨の極に達します。殊に
大石氏は全農全として脱党せられまして、社会党の主流とは今離れておられます。この位置にある
大石議員に対して、今言うがごとき圧迫が弄せられたということは、次から次へとすこぶるおもしろからざる想像がせられるのであります。あるいは想像でないかもしれません。現在平野氏に
まつわる想像がいろいろされてありますが、かようなことが事実やられておる現局面においては、
大石議員にやられたこともある意思をも
つたことかもしれないと思われますが、聽くだにわれわれは憤慨をせざるを得ぬのであります。もしもかようなことを政府が指令したのでないといたしましても、これはその出先の
郵便局の
局員、あるいはその職員間における労働組合の諸君がたくんだことであろうと思います。いずれにいたしましても、
大石議員にさような
電話がかかり、脅迫をしたことだけは間違いないと思う。これは徹底的にその責任の所在を明らかにされたいと思います。かようなことが等閑に付せられまして、およそ何人に対しましても、いかなる團体に対しても、われわれが
國民の代表といたしまして公正に批判をいたしたいという陰には、かくのごとき脅迫がついてまわるのだということになりますれば、正しい議論が國会の表面から駆逐されることになるのであります。私は同じ傾向の議論を吐いた一人といたしまして、かようなことが実際あるならば
——もちろんあるでしよう。
大石議員がここでうそを言うとは
考えませんが、
逓信当局におかれましては、あくまで指令の行
つた先から、かような脅迫を
大石議員に加えた責任者に対して、や
つた本人に対しまして、嚴重にこれを糺彈されたいと思います。御意見があれば答弁を伺いますが、私の
考える
通りにおやりになるという御決心ならば、答弁を伺わなくてもよろしゆうございます。