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1948-02-02 第2回国会 衆議院 議院運営委員会 第9号
公式Web版
会議録情報
0
昭和二十三年二月二日(月曜日) 午前十二時四十二分
開議
出席委員
委員長
淺沼稻次郎
君
理事
坪川 信三君
理事
大石
倫治
君
赤松
勇君 笹口 晃君
工藤
鐵男君 小島 徹三君 稻田 直道君
小澤佐重喜
君
山口喜久一郎
君
川野
芳滿
君
田中
久雄君 林 百郎君
出席政府委員
法 制 長 官
佐藤
達夫君
委員外
の
出席者
議 長 松岡 駒吉君 副 議 長
田中
萬逸
君
図書館運営委員
長
中村
嘉壽
君 議 員
宇都宮則綱
君 議 員
赤松
明勅
君 事 務 総 長
大池
眞君 ――――――――――――― 本日の
会議
に付した事件
國立國会図書館法案
に関する件
國立國会図書館建築委員会法案
に関する件
政府提出予定法律案
に関する
説明聽取
―――――――――――――
淺沼稻次郎
1
○
淺沼委員長
それではこれから
会議
を開きます。
國立國会図書館法
に関して、
事務総長
から
説明
を承ることにいたします。
大池眞
2
○
大池事務総長
骨組を申し上げますと、第一章は、ただこの
國会図書館
を設立するその目的と、
構成
を
規定
したものでありまして、別に
内容
的には問題はないのであります。 第二章は、その
図書館
の
館長
の任命の
しかた等
を
規定
したものでありまして、それと
館長
の任期及び
停年
、その
停年制は別
に定めることにな
つて
おります。それから
政治活動
は愼しまなければならぬから、
政治的理由
によ
つて
被免されないという
身分保障
の
規定
があるのと、
館長
はどういうことをするかという
一般規定
でございますから、この
内容
については、別にこれという箇所はないわけであります。 第三章は、副
館長
並びにその他の
職員
及び
雇傭人
の任免のしかた並びにその
待遇等
は、副
館長
について
規定
してあるだけでありまして、
あと
のそれ以下の者については、
國会職員法
の
規定
に準拠するという
建前
でありますから、この点も
内容
的には問題ございません。 第四章は、
國会図書館運営委員会
並びに
國立國会図書館連絡整委員会
というものを設けるわけで、
國会図書館営委員会
については、現在は両方にありますが、
國会法
の
アドヴアイザー
によれば、これを一本にしたらどうかということが残
つて
おるだけで、別に問題はありませんが、新たに
連絡調整委員会
というものを設けて、
各省
のも
つて
おります
図書館
が、みな
國会図書館
の支部になります
関係
上、
最高裁判所
から一名、
総理大臣
が任命した者一名、それから
両院
にあります
図書館運営委員会
の
委員長
が二名、これで四名でございます。これでも
つて
お互いの間の
連絡調整
の
委員会
をつくるというだけでございまして、これは
サービス
の改善を
勧告
する
機関
でありますから、これも別の問題的なものではございません。 第五章の
図書館
の
部局
は、中にいろいろな
部局
をつくるということであります。 ただ一番問題になりますのは、次の第六章の
調査
及び
リフアレンス局
ということでありまして、これは
図書館運営アドヴアイザー
の最も中心的に
考え
ておるところで、今度でき上ります
國会図書館
の中心問題でありまして、中心的にはこういう
仕事
をしたらいいじやないかということであります。その中心の問題の中で(イ)としてありますのは、いろいろの
調査
の
補佐
の問題でありますから、結構なことで、別に問題は出ておらなか
つたの
であります。從いまして(ロ)にしても、これはあらゆる
資料
を集めて
サービス
しようということでありますから、(イ)(ロ)の問題も大したことではございません。ただ三の(ハ)の問題で、
議員
さん方がいろいろ
法律案
を出そうとする、その
立法
の準備に対して
議案起草
の
サービス
を提供するという点がありましたために、
從來
の
法制部
というものが、この
國会図書館
の
立法リフアレンス
の中にみなはい
つて
しまいまして、今まで皆さんでお
考え
いただいておりました、
法制部
の
拡大強化案
という
事柄
との調整問題が起
つて
くるわけであります。この問題は今までの
法制局
でや
つて
おりました
技術面
、あるいは他の
法律
との
関係面
というようなものまでの
審議
を、全部この
國会図書館
の中でやるのではなかろうか、ということであ
つた
わけでありますが、土曜日も
法規委員長等
がいろいろ
伺つた
結果によりますと、向うのアドヴアイスの中に含まれておるのは、
從來両院
がも
つて
おる
法制部
というものの
仕事
を全部取上げてきて、この中でやれというのではないのでありまして、あらゆる発案をする場合に、できる限りの
資材
並びに起案上の
サービス
をする。それによ
つて
でき上
つて議会
に
提出
されてしまいましたその案について、それが他の
法制技術面
から見て、どういうものであるかないかということは、それは
議会
の中の
法制部
で審査しても差支えないだろう、それまでも
つて
くる必要はないということで、從いましてそういう
法制
に対する
補佐機関
が、
図書館
の中にあるということになりますと、今後うちの
法制部
として
從來
考え
ておりました、
拡大強化案
を、どの
程度
に拡大強化するかという問題が残ります。それ以外の
建前
といては別に問題はないことにな
つて
おります。その次の(ニ)に書いてあります問題は、これは全然問題がないわけであります。 それから次の十七條の中に
專門調査委員
を
廣汎
な
分野
にわたりまして、
資材
並びに
補佐
をする場合に任命することがありまして、この方には
國会
の
常任委員会
の必要とする、
廣汎
な
関連分野
ということがありまして、しかも
專門調査員
という名前がありましたために、
從來各常任委員会
にありました
專門調査員
が、この中に全部包含されてしもうだろうという疑いが、この文章の上でありました。しかしこれもよく向うと打各わせてみますと、この
專門調査員
は、こういう各
分野
にわたる
專門調査員
であ
つて
、
委員会專属
の
調査員
を意味していないということでありますので、この点は別に問題はないわけであります。 第七章の
政府
の
司法
並びに
行政部
内への
サービス
ということは、これは
國会
が一般的にこういう
方面
にやろうということでありますから、別に
内容
的には
一つ
も問題はないと思
つて
おります。 第八章の
一般公衆
に対する
サービス
、それに他の
図書館
との間の
相互関係
の
サービス
、これも
図書館
が
國立國会図書館中央図書館
になりますれば、当然起
つて
くる問題でありまして、大して
内容
的には問題はないのであります。第九章は
資料蒐集方法
、第十章は、國の
出版物
の納入のことを
規定
してあります。これも一定の五百部以上のものは、少くとも五十部を納めさせて、
公開用
に供しようということであります。 第十一章の
納本制度
の問題でありますが、これはこの書き方によりますと、多少疑問がありますけれ
ども
、要するに
納本
をさせるのは
発行ごと
に一部
納本
させる。この
制度
はまだ
出版法
ができておりませんために、強制的な
納本制度
になるのか、
現実
に
納本
させるということで、
納本
したものに対してのみその
代償
としてカタログを渡すという
程度
の
納本制度
になるのか、その
強制力
のいかんの点がまだわかりませんけれ
ども
、
建前
としては、
納本
をしてもら
つて
、これに
代償
としてそういうものをやるという
建前
でありますので、
建前
のしかたとしては別に差支えないことではなかろうかと
考え
ております。 第十二章の金銭の贈與、支出、
予算
でありますが、この贈與というのは、なし
ろ寄附
の方で、こちらへもらう寄贈とか、
寄附
というような言葉のように解釈されるように
内容
ができております。そんなことで問題はございません。附則も大した問題はないのであります。
内容
にわたりましては、ただいまの
法制部
の問題と
専門調査員
との問題に不明確の点がありますので、この点が非常に論議の的とな
つて
お
つたの
でありますが、その点は
從來
の既存の
制度
との
関係
は考慮していないということでありますので、それであるならば、この全般的な
勧告案
とは、
内容
的には私
ども
事務的に見まして支障を來すようなことがあるようには
考え
ておりません。 それから最後の
建築委員会法
の
勧告案
の方は、これは
國会図書館
が今後こういう組織によ
つて
できます場合に、
建築
をしていかなければならぬ。その
建築
の
委員会
に
委員長
と四人の
委員
からなる
建築委員会
を設け、
委員長
は
館長
が当り、その
委員
の方は、
図書館運営
の
両院
の
委員長
と
建設院
の総裁、
両院
の
議長
の任命する
建築専門家
一名、こういう五名からなる
建築委員会
をつくりまして、それに諮問をしたり、あるいは見積りをさせたり、
勧告
してやるということでありますので、これも
最小限度
の
委員会
として、さらにこれにいろいろ附随的なものができることだと想像いたしますが、一
應委員会
としてはこんなものであります。 ―――――――――――――
淺沼稻次郎
3
○
淺沼委員長
法制局長官
が見えておりますので、一昨日の決定に基きまして
政府
の
立法計画
といいますか、
立法
されたものを
提案
された大体のお見込について承りたいと思いますが、よろしうございますか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
淺沼稻次郎
4
○
淺沼委員長
それでは
法政局長官
。
佐藤達夫
5
○
佐藤
(達)
政府委員
大体の御
報告
を申し上げます。
予算
を除きました
法律案
につきまして申し上げます。 御
承知
のように本年一月二十一日再開されまして、
提出済み
のものが十一件ございます。以上が
提出済み
でございますが、以上のほか今後
提案
さるべきものとして一應
各省
からどういうものを予定しておるか、
今期國会
に予定しておるものはどういうものがあるかということを一應とりまとめて
報告
をとりましたところが、
今期國会
に
提案
すべきものとして約百七十六件ばかり予定しておるようであります。その中で
関係
の向きにもちこんでおるのは四十件ばかりあるようであります。その百七十数件の中で、近く
提案
のできるという大体見透しのついておりますものが十一件ばかりあります。しかしこれは総括でありまして、大体本
月一ぱい
に
提案
できるものというふうにお
聽取
り願いたい。ものによりまして早いものも遅いものもあります。大体その
件名
を御
参考
までに申し上げて見ようと思います。
通訳案内業法案
、これはガイドでありまして、数日中に出ると思います。それから
中小企業廳設置法案
、これは
中小企業
の役所であります。それから
警察法
の
施行
に伴い
関係法律
の
條文
を
整理
する
法律案
、
風俗営業取締法案
、それから
銃砲等所持禁止法案
、これは今まで
ポツダム命令
で出ておりましたのを
法律
に直したものであります。次は
経済警察
の
関係
の
経済監視廳法案
、
海上保安廳法案
、
証券取引法案
、
行政整理
に関する
法律案
、それから
主要食糧農産物
の生産及び供出に関する
臨時措置法案
、最終に
厚生省関係
の
予防接種法案
。 以上が比較的に近い機会に御
提案
申し上げることができるという大体の見透しのついておる
件名
であります。 前
國会
で成立いたしました
法律等
で、日限のきま
つて
おる
関係
で制限のあるものを御
参考
までに申し上げておきますが、
警察法
の
施行
は、三月六日までには、どうしても
施行
されなければならぬことにな
つて
おるために、
警察法
の
施行
に伴う
関係法律
の
整理法案
は三月六日までには成立させていただかなければならぬと思います。それからもう
一つ
、三月十四日までの締切りにな
つて
おるものは、
民事訴訟法
の一部
改正
。
刑事訴訟法
の一部
改正
。
裁判官
、檢察官の
俸給
に関する
法律案
。これは三月十四日までに成立を要することにな
つて
おります。
工藤鐵男
6
○
工藤委員
これは
長官
だけできめられぬだろうけれ
ども
、今月の二、三日中に出るのは、どんなものがありますか。
佐藤達夫
7
○
佐藤
(達)
政府委員
通訳案内業法案
それに該当すると思います。これは私の一方的の見透しで、はつきりしたことは申し上げられませんけれ
ども
……。
淺沼稻次郎
8
○
淺沼委員長
そうすると
政府
の
提出
するのは、今九件ばかり
説明
があ
つたの
は二月中と了承してよろしいのですか。
佐藤達夫
9
○
佐藤
(達)
政府委員
大体二月中には
提案
できるという推測であります。
淺沼稻次郎
10
○
淺沼委員長
百七十六件のうちで
あと
百五、六十件残るのですが、この案の
提出
は大体いつごろから出てくるようになるのですか。
佐藤達夫
11
○
佐藤
(達)
政府委員
百七十六件と申しますけれ
ども
、これは
各省事務当局
から出したもので、その中で途中で落伍するものもあり、加わるものもありましよう。これは一應の目安でありますから、今申し述べました十一件以外のものについては、大体三月にはい
つて
から逐次御
提案
申し上げることになると
考え
ます。
林百郎
12
○林(百)
委員
すでに
提出
してある十一件の
法案
の中で、近日中に他の
関係法令
との
関係
上成立させなければならないものがありますか。
佐藤達夫
13
○
佐藤
(達)
政府委員
今の
郵便料金
の
関係
の
郵便法
の一部
改正
、これは
政府
としては二月十五日からと
考え
ております。それから例の〇・8の
法律案
。
あと
は
賠償廳
もさいわいにして成立させていただきましたので、
大藏省関係
で
復興金融金庫
の問題と、
特別金
件の繰入れ
関係
の技術的の
法案
が出ておりますが、これはどういう
関係
になりますか、私
ども専門外
でよく
承知
いたしませんが、今の
郵便料金
の方の問題は、どうしてもお願いしなければならぬ筋合と
考え
ております。
淺沼稻次郎
14
○
淺沼委員長
ほかにありませんか――なければこの問題は
休会
に
関係
する重大な問題である。これらのことについては
政府
の意向は一應これで承
つた
わけでありますから、それぞれ各
常任委員長
がどういうような
立法計画
をも
つて
おるか、そういうことも伺
つて
いただいて、
休会
の問題をどう扱うかということを
議長
の手もとできめるように願
つた
らどうかと思います。
川野芳滿
15
○
川野委員
去年のやり方を見ますと、
法案
がだらだらと出まして長く
なつ
た。だから大幅に休みまして、うんと
法案
が出てから開会するようにいてもらいたい。できれば二月中ぐらいは休んで
法案
をそろえてから、うんと
馬力
をかけてや
つた
方が、かえ
つて
能率的ではないかと思います。
林百郎
16
○林(百)
委員
今の御
意見
ですが、大体
郵便法
だけは今日
通信委員会
がありますから、これで上ると思います。
あと警察法
の
整理
に関する
法律案
が三月六日。
民事訴訟法
とか、
裁判官
の
俸給
に関するものが三月十四日。これは三月にな
つて
間に合うと思います。そういう意味でこの二月中は
休会
にして、三月からやるということを一
應運営委員会あたり
で話をきめてから、それを
参考
にしてもらうことにしたらいかがですか。
淺沼稻次郎
17
○
淺沼委員長
打切る時期をいつにするかということは、今
提案
されておるものの
審議
をどの
程度
にしてどうやるかということが
條件
になると思います。
大石倫治
18
○
大石
(倫)
委員
前
議会
の
実績
に見ても、
今期
の
議会
の今日までの
関係
から見ても、大体
議員
の頭には、二月中にはそう緊急重要な
議案
は
提案
できない。二
月一ぱい
休んで、三月から
馬力
をかけていきたいという氣分が満ち満ちておるように思います。
從つて前期議会
の
実績
に徴して、
議案
があまり重要でもない、緊急でもないというようなものが、一、二件ぐらいぶら下
つて
、そうして二十一の
委員会
もそれにひきずられ、本
会議
もひきずられて、ぐずぐずしておるというようなことは、ま
つた
く実質上
審議権
の上に影響がはなはだしいと思うのであります。
今期議会
におきましても、同様なことは好ましくないのでありますから、やはり今林君の言うごとくに、
法案
の出そろうまでは、百七十ですから待
つて
おるわけにはまいりますまいけれ
ども
、せめて各
委員会
に
一つ
ぐらいずつの
議案
がまわるぐらいまでは、私は本
会議
を休んでよかろうと思う。本
会議
中といえ
ども
、
委員会
を開くことは一向差支えないのであります。殊に
年度
わずか二箇月した残
つて
おらぬのに、本
年度
の
追加予算
すらもなかなか完成してこないし、ようやく〇・8に伴う
追加予算
が出てきておる
状態
でありまして、二十三
年度
の
予算
の見透しもまだついておらぬのであります、まじめな出足のよい
議会
を開いて、
國民
の
信頼
をつなぐ上からも、
議会
の機能を発揮する上からい
つて
も、各
議員
の個々の
考え
方を緩和、調整する上からいいまして、また政局の情勢は何となく解散の含みもあり、それらに対して、やはり各
議員
がそれぞれ考慮しておるような感もないとは申されないのであります。そういうような
関係
を考慮しまして、この際
休会
にはい
つて
、
政府
の
眞劍
な
提案
を望みます。どうも
眞劍
が不
眞劍
か、
会期
は五月の初めでなくなるのを
司法大臣
などはまた六月まで延ばすというようなことを予想しておるような
状態
では、これはとてもたまらない。やはり
眞劍
な緊張した
提案
、
審議
を求めるというような態度にや
つて
もらい、われわれ
議会側
といたしましても、ほんとうに定足数を欠くような、ばらばらに
なつ
た、さびしい
議会
において
審議
をして、
國民
の
信頼
を薄くするようなことのないようにしたいと思いますから、
委員長
もその点をよく考慮せられて、
議長
におかれても、その実情をよくお
考え
くだされて、むしろ断固として大体二
月一ぱい
休んで、三月の六日とか十四日の間に合わぬというようなことのないように、せめて二月二十五日まででも休むことにしていただきたいと希望する次第であります。
淺沼稻次郎
19
○
淺沼委員長
お諮りいたします。大体この
委員会
の
空氣
も察知できるわけでありますが、その
会期
及び
休会等
のことをきめるのは、やはり
常任委員長
の
立法計画
、これを
参考
に
議長
がきめることにな
つて
おりますから、
委員長
の
空氣
はこれで結論を得ずに、その
空氣
を
議長
に察知していただきまして、
常任委員長会議
を開いていただいて、その上に
運営委員会
でどうするかというような
手続
をと
つた
らどうかと思いますが、これは
至急
にや
つて
いただきたいと思います。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
淺沼稻次郎
20
○
淺沼委員長
ではさような
手続
をとります。 ―――――――――――――
淺沼稻次郎
21
○
淺沼委員長
次は
休会
の
問題等
にも
関連
いたしまして、
國会図書館法案
の
審議
の
方法
が問題になるわでありますが、もう一遍その議題に帰りまして、議論を進めてたいだきたいと思います。 ただいま
事務総長
から
勧告案
としての
内容
について
説明
があ
つた
わけでありますが、しかしこれを
図書館運営委員会
と、それから
議院運営委員会
においてどういうふうな
取扱い
をするか、
内容
のことは別として、そのきめ方をしておかなければ、
審議
を進めるのに骨ではないかと思う。この扱いについて御
意見
はありませんか。
大石倫治
22
○
大石
(倫)
委員
國会図書館
の
勧告案
は、まことに進歩的な文化的な、また
日本
の
國会
を強化する上において必要なる
勧告
であると
考え
ますので、その
実現
を速やかならしめることを私
ども
は希望するのであります。ただわれわれといたしましては、その
事柄
がよいといたしましても、
日本
の現在の
國情
、
財政経済
、
國民生活
というようなものの実体を無視していくわけにはまにらぬではないかと思います。これらの
法律案
が成立いたしまして、ただちに
実現
に着手するということになるならば、莫大なる経費を必要とするではないかと
考え
られます。
財政
が窮迫して、わずかの
追加予算
の編成すら苦しんでおるとき、またわずかの
関係
がいろいろの
方面
に影響するというような、
日本
の
現実
の
経済事情
でありますから、それらの点も考慮して、それぞれの時期、そのぞれの場合ということもあるだろうと思う。こういう問題は一日早ければ一日早いだけの利益はありましようけれ
ども
、またそれだけ
日本
の
財政経済
に影響し、あるいはそれを脅かすような一端にもなるようなことがありますれば、さらにまた一利を得て一害を殖やすということになるのでありますから、
日本
の現段階の
國情等
もお
考え
にな
つて
、この
運営委員会
においても、ただ單にうのみにしていけばいいという
建前
でなく、もう少し意識的にきめていただきたいと思います。
林百郎
23
○林(百)
委員
ただいま
大石委員
の御
意見
もありましたが、大体これは先ほど一覧したのですが、こうした厖大な組織をつくるとすれば、これが
法制
上、
事務当局
とどういう
関係
になるかという問題、殊に
將來法制部
が拡張される場合、
法制部
と
図書館
との
関係
がどうなるかとか、いろいろありまして、これは
審議
が簡單に済まないと思う。
淺沼稻次郎
24
○
淺沼委員長
今回
図書館運営委員長
が見えておりますから、
図書館運営委員会
として、どういうようなお
考え
をも
つて
おるか、この際承
つて
、私
ども
はこの
審議
をするようにしたいと思います。どうぞ
中村委員長
……。
中村嘉壽
25
○
中村図書館運営委員長
実は御
承知
の
通り
、昨年
図書館
ができるようにな
つて
お
つたの
ですが、この
図書館
を完璧なものにするには、どうしても出発において間違いがあ
つて
はいかぬから、
りつぱにしようということから
、
両院運営委員
の方で提唱して、
アメリカ
から
図書館
の
アドヴアイザー
を送
つて
もらいたいということを相談して、
意見
が一致して、
両院運営委員長
と
両院議長
の署名によ
つて
、
マツカサー元帥
にその招聘を相談した結果、いろいろ物色して、
アメリカ國会図書館
の次長であるクラツプ氏と
アメリカ
の
図書館
のことに一番詳しい元老であるブラウンという人を十二月十七日に送
つて
くれた。その後ずつとわれわれとの間に相談をして、そして彼らが書夜兼行で
りつぱな案
をつく
つて
くれたのが、この案であります。それを
両院
の
合同委員会
で二十何回、われわれの方で八回の
委員会
をやりまして、しばしば下相談をした結果、こういうものができ
上つたの
であります。何とぞ
至急
にこれが通過ができるようにお願いいたします。
淺沼稻次郎
26
○
淺沼委員長
ただいま
議長
並びに
中村委員長
の御
説明
で、大体今までの
取扱い
方について御了承に
なつ
たと思うのですが、
中村委員長
、この
法案
は結局
図書館運営委員会
の
立案
として、
議会
にかけられることになるのですか。
中村嘉壽
27
○
中村図書館運営委員長
そうです。
淺沼稻次郎
28
○
淺沼委員長
もしかけられた場合に
運営委員会
では
法制部
に
関連
するところが多々あるので、自然そのときに
連合審査
をしてもら
つて
、もう一遍こつちに返してもら
つて
、それから結果において可決するということになるのでしようが、五日まで
審議
を
終つて
、全部本
会議
の
審議
を省略して、
相当手
を入れてやるということは、非常に困難ではないかと思うのでありますが。
林百郎
29
○林(百)
委員
実は
運営委員会
で
立案
している
法制部
の
拡充強化
とこの
図書館
の
拡元強化
との点がどういうふうに
関連
してくるかという問題があると思うのであります。ですから一
應図書館運営委員会
と
議院運営委員会
との
連合審査委員会
をぜひ開いてもらいたいと思います。
中村嘉壽
30
○
中村図書館運営委員長
これは
法制部
とは全然別なものであります。これに対していろいろな疑問もありまして、その部の方と相談したりわれわれ同
合委員会
でもいろいろ相談してみたのでありますが、
法制部
の方にはちつとも
関係
のないことであります。
林百郎
31
○林(百)
委員
ただわれわれの
考え
で、は、
法制部
を拡充すれば、やはり内閣、
行政機関
から付せられた
議案
を分析判定し、または
立法
について
意見
を與えるということになる。
図書館
でも
法制部
でも、そういうことをや
つて
、二重の
機関
が同じようなことをやるという
考え
をも
つて
いる、これは研究していないからよくわらないが……。
中村嘉壽
32
○
中村図書館運営委員長
それはこういうわけです。この
図書館
の方では、きわめて的確な材料を提供するだけで、
法制部
をつくる問題には
関係
しない。それで
法制部
の人もよくおわかりくださ
つた
ようです。
工藤鐵男
33
○
工藤委員
ここの
調査部
はどうなる。
中村嘉壽
34
○
中村図書館運営委員長
原則として
図書館
に移ることになります。
淺沼稻次郎
35
○
淺沼委員長
どうですか。
取扱い
の点ですが、事前に
計画
を
立案
をするために
図書館運営委員会
と
議院運営委員会
が一緒にな
つて
、林君の指摘した点を
審議
すればよいのですか、そうすると日時がかかりますから、
図書館運営委員会
から
一つ
の案文が出れば
提案
してもらう。しかしそれは
図書館運営委員会
の
提案
であるから、それにこだわらずに修正にも應じてしただくことにして、もう一遍
図書館委員会
と
議院運営委員会
との
連合審査
に任してもら
つて
審議
をするというようなことでいかがでしよう。ちよつと速記を止めて……。
淺沼稻次郎
36
○
淺沼委員長
この
取扱い
の
方法
として、
図書館運営委員長
に御相談申し上げるのですが、ただいま
大石
君、林君、また
工藤
さんからの御
意見
があり、また
赤松
さんから
委員外
の発言がありました
通り
に、衆議院の
議院運営委員会
並びに
國会事務局構成
のうちに
関連
をもつ問題であるから、もう少し愼重に
審議
をしたいという希望が多いわけでありますが、一
應図書館運営委員会
の
委員長
として御
提案
にな
つて
、本
会議
に御
説明
に
なつ
た案を、本
会議
の方から
図書館運営委員会
、
議院運営委員会
の
連合審査
に渡す。そうして集ま
つて
審査をした結果を
報告
して、
法案
を成立させる。そういうわけにはまいらぬでしようか。從
つて
図書館運営委員会
としては、ある
程度
のものができておるわけですけれ
ども
、
國会
全体としての事務機構に関する問題を、
図書館運営委員会
で決定に
なつ
たら、そのまま本
会議
で承認するという形がいいか、もう少し具体的に審査した方がいいかということが残
つて
おるのです。
林百郎
37
○林(百)
委員
今の
取扱い
の問題ですが、正式に
図書館運営委員会
から本
会議
に上程されて、こちらへ付託されるとすれば、
図書館運営委員会
で正式に
法制
化する前に
議院運営委員会
へ一度御相談を願
つた
方がいいと思います。それから
法制部
の話も聽いてみる必要がある。
淺沼稻次郎
38
○
淺沼委員長
事務総長
からちよつと……。
大池眞
39
○
大池事務総長
今お手もとにあります
勧告
は、これは
勧告
の案であ
つて
、これを一應法文的なものに直して、
図書館運営委員会
において確定した新しい
法律案
として出てくるわけでございます。これは
図書館運営委員会
の案でございますから、
委員長
の発
議案
として出てくるわけでございます。從
つて
その発
議案
が全然問題のない場合には、
委員長
の方から
委員会
の審査を省略してくれと要求をしてくるわけでありますが、この場合は
委員会
の審査省略でなしに、こういう発案が
議長
の所へ出てまいりますと、これは
図書館運営委員会
の案であり、
図書館運営委員会
は論議がつきておるわけでございますから、他の事務局との
関連
性があるので、
議院運営委員会
の方に案を付託していただいて、
図書館
の方と一緒に御考究にな
つて
、成案を得て本会に出すことになると思います。最初から本
会議
でやらずに、すぐ
議院運営委員会
にかけて、両方で連合してよく打合わせて、修正すべきところは修正して、新しい成案を得て本
会議
にかける。そうして
委員長
報告
となるわけでございます。
林百郎
40
○林(百)
委員
そうすると二つの問題があると思います。一体
図書館運営委員会
の
委員長
は、いろいろの情勢上その
程度
でいいかどうか。もう
一つ
は
図書館運営委員会
でそういうように正式に
立案
したものを、
議長
が
議院運営委員会
で
審議
すべくさしもとして、それを
議院運営委員会
で適当に手を加えるということは、
図書館運営委員会
の方で了承されるかどうか。
淺沼稻次郎
41
○
淺沼委員長
速記を止めてください。 〔速記中止〕
淺沼稻次郎
42
○
淺沼委員長
速記をと
つて
ください。それではなるべく早くこの案を成立させるために、
図書館運営委員会
で練
つた
この案文のままで結構ですから、これを
至急
議院運営委員会
と
連合審査
を要求していただいて、
連合審査
をして、なるべく早くこの案件を本
会議
に
報告
できるような
方法
をとるということで御
異議
ありませんすか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
淺沼稻次郎
43
○
淺沼委員長
それではそういうことにいたします。もう一時になりますが、まだ
議案
は
審議
すべきものが三つほど残
つて
おります。どういうようにしたらいいでしようか。
林百郎
44
○林(百)
委員
休んで本
会議
中にや
つた
ら……。
淺沼稻次郎
45
○
淺沼委員長
今の問題は、明日でも連
合委員会
を要求してもらうことにしまして、ここで休憩します。 午後一時二分休憩 ――――◇――――― 〔休憩後は開会に至らなか
つた
〕