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岩本月洲君 私今日始めて出席いたしましたので、今までの行懸りを全く存じておりませんのであります。
國会図書館長でありますから、やはり
両院会議の上本当に人を選んで來るということか、最も大切なことだろうと思います。この
人選につきましては余程
愼重に慎重を重ねる必要があるのでありますから、後に禍根を残さないような選び方を特に温健に
一つや
つて頂きたいという
希望を持
つております。具体的に出しませば、
一つこちらの
委員長とあちらの
委員長と十分に意思を通じ合わせて、できれば
十分理解の上で
人選の話を進めて頂くような、和やかな
意味で
結論を出して頂けばという
念願を持
つております。但し、やはり
参議院の
委員会では、
委員私共一人々々の
希望、
念願その他おのおの
期待を懸けて、
人選についてに
愼重に
考えさせられるわけなんでありますから、一
應委員長のお
手許で
参考になるべき……先刻御
報告下さいました
方面の
参考になるようなことを、我々
委員に
一つなんらかの形で御発表頂きまして、そうして私共、大いにそれを
参考にして、やはりこちらで一應
研究討議するという必要かあろうかと思います。併し
結論を急ぐということは、
梅原先生のおつしや
つたように、結果付けてしまいますと、又そこに思わない逆効果にな
つてはいけないと感じますから、併し我々に何らかの形で
十分参考になる部分の
資材を一應御発表して頂きたいということを
希望いたして置きます。併しこれは私共特に思うのでありますが、私
共立法の
機関に今
仕事を持
つておりまする者が、空手でありますから、何らの
材料も持たすに
仕事をして行
つているような按配でありますので、甚だこれは不安定なことなんでありますから、少くとも
立法府に直説した
統計、
調査というようなものを本当に握られて
仕事が充実しててきて行くというようにしたいと思うのでありますが、それについては一日も早く
國会図書館の
館長を決めて、そうして
調査機関を早く運営して実を擧げて、我々
立法府の者の
資材をどんどん頂くようにしたいという、これは日々我々が
丁度食に困るがごとく、
立法府の我々の
仕事の上に渇望しておることなんですから、そういう点から申しまして
國会図書館運営委員の上に非常に私は大きな責任を感ずるものだと、こうひそかに思
つておるのでございます。つきましては
愼重を期せねばならない問題ではありまするけれども、又やたらに急ぐことは要りませんけれども、
一つ成るたけ早い時期において
一つ討議、
研究をして纏めを付けて頂きたい。それについては、今申しましたようにどこまでも
國会図書館でありますから、
委員長か、御苦労でありますけれども、
一つ向うの
委員長と十分に提携、協調いたされまして、円満に
図書館長ができまするように、それにつきましては、我々も全力を盡して見たいと
考えておるのであります。