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1947-10-03 第1回国会 参議院 図書館運営委員会 第4号
公式Web版
会議録情報
0
付託事件
○
國会図書館
の構想並びに
運営
に関す る陳情(第七十九号) ○
國会図書館設立促進
に関する件
—————————————
昭和二十二年十月三日(金曜日) 午後一時五十五分開会
—————————————
本日の
会議
に付した
事件
○
國会図書館設立促進
に関する件
—————————————
羽仁五郎
1
○
委員長
(
羽仁五郎
君) それではこれから開会いたします。今日おはかりいたしたい問題は、第一に現在の
図書館
を夕方まで開いておくこと、それから第二に、これは新しい問題でありますけれども、
重要法案
などがだんだん出て參りますし、
議員
の
調査活動
を助けるために、この
図書館運営委員会
が
政府
の
方面
で
相当
の
調査
を纏めておられて、そういう
資料
があれば正式にこちらへ必ず
貰つて
、
議員
の
参考
に供するというようなことを
考え
て頂いた方がよくはないかと思うのでありましてそれについての問題、それから三番目に
館長選任
の問題についての
中間報告
、
最後
に
將來
の
國会図書館
の
資料
の一部として
図書
を購入する、その問題について。大体以上の四つでございますが尚その他に問題がございましたら………。第一の問題は、
議員
の
便宜
を図るために現在四時まで開かれております
參議院
の
図書館
の時間を
延長
するということにつきまして、この前大体御
決定
を見た訳ですが、それの技術的の問題その他についてどういうふうにできるか、
調査課
の方から
報告
を聞いていただきたいと思います。
内田明
2
○
参事
(
内田明
君)
委員会
の御
希望
によりまして、今月の一日から、
從來
四時までの時限を七時までに
延長
いたしまして、係が二人ずつそれまでは必ず付いておることにな
つて
おります。しかしそれは
議員
の方と、
專門調査員
の方に限ります。
羽仁五郎
3
○
委員長
(
羽仁五郎
君) これはまだ知らない方が沢山あろうかと思いますがどういう
方法
がよろしいですか。
金子洋文
4
○
金子洋文
君 社会党では掲示されております。
堀眞琴
5
○
堀眞琴
君 各室に掲示したらよいと思います。
羽仁五郎
6
○
委員長
(
羽仁五郎
君) 各派及び各控室に掲示する。ではそういう
方法
によ
つて皆さん
にお知らせいたします。尚これは念のために申上げて置きますがこれは
労働組合
に利用されるといけないから、
給與
その他のこともよく
考え
ていただいて……それではそういうふうにしていただきたいと思います。それからその次が第二の問題でありますが、
重要法案
が続々提出される。それについて
法案
の形を成すその一歩手前の
資料
などで、各
官廳
で一應形に纏められた
資料
などを
議員
の
參考
に……
將來國会図書館
ができますれば、そこでそういうものをこちらに備えられることになる訳でありますが、今それまでの間でも、それを一應
両院
の
図書館
に必ず
配付
を受ける。そうして
議員
の
各位
の
研究
の
便宜
を図るということが望ましいのではないかと
考え
られますが、皆樣のお考はいかがですか。
金子洋文
7
○
金子洋文
君 結構だと思いますね。
堀眞琴
8
○
堀眞琴
君 是非そういうことをや
つて
いただきたいと思いますね。例えば
外務省あたり
の
調査課
で
調査
しておるものとか、
大藏省あたり
で
調査
しておるものとか、
相当
我々
參考
になる
資料
が沢山あると思うのですが、まあ
大藏省
や
外務省あたり
に若干の
関係
のある人は、その
方面
でそういう
資料
を
貰つて來
ておる人もありますけれども、一般の
議員
は大体
余り縁故
がないですから、結局そんな立派な
資料
が手に入らんということになる。
是非共
そういうものを
図書館
に備えと、誰でも我々がそれを立法の
参考
にするということがよい。これは進んで
図書館
の方に
配付
を受けるように御盡力を願いたいと思います。
羽仁五郎
9
○
委員長
(
羽仁五郎
君) 各
委員会
からもそういう交渉をしておられると思うのですが、必ずしも
所属委員
だけの
研究
で十分できない場合も随分いるのではないか。その他の
所属委員会
以外の問題についても、本
会議
においてやはり
表決的責任
上
調査
の必要を感じておられるのではないか、本格的に
國会図書館
ができれば、
國会図書館
の中で
國会図書館自身
が
調査研究
をやる訳ですが、現在のところでは
調査研究
の
機関
がこちらにないから、一應安本
なり
、物價廳
なり
、今の
外務省
、
大藏省
なり
で
調査
しておるもので、多少
纏つた
だけのものは、いずれもその
方面
で、二部或いは三部とか、或は五部とか、或は二十部とか、三十部とか、
印刷
をされるその際に二部余計
印刷
をされて、それを
配付
されたいというように
希望
してみたらよいと思います。 〔「
賛成
」と呼ぶ者あり〕
徳川宗敬
10
○
徳川宗敬
君 大変結構なお考ですがそれは
政府
の方へ唯依頼して置いてもなかなか集まらないと思います。こちらから積極的に
調査課
の方が集められなければならない。それから各
委員会
ともどういう
関係
でこれを進めて参りますか、そんな点については御
意見
いかがですか。
堀眞琴
11
○
堀眞琴
君 各
委員会
と
連絡
を取ることも必要ですが、私は
衆議院
の
図書館運営委員会
の方と
連絡
を取られて、そうして
官廳発行
のそういう
資料
は大体漏れなく
図書館
の方に保存するという建前で積極的に要求されるのがよいのじやないかと思います。
羽仁五郎
12
○
委員長
(
羽仁五郎
君)
從來
はどの
程度
まで
官廳
のそういうものはこちらへ來ておりますが、
事務局
の方へ……。
鬼塚明治
13
○
説明員
(
鬼塚明治
君)
國会法
百五條によりまして、
官廳
の
刊行物
は少しでも早く納めて
貰つた方
がよいと思いまして、正式に
各省
に宛てて書類を出しまして、約三ケ月位前から
各省
からぼつぼつ
刊行物
が入
つて
おります既に先程
お話
に
なり
ましたように、こちらから積極的に働き掛けなければなかなか得られない
状態
だと思いまして、できるだけ積極的にや
つて
おりますが、一應又ここでその点を
はつ
きりしていただきますれば、尚我々としては仕合せだと思います。
金子洋文
14
○
金子洋文
君 それでは
附帶希望
として申上げたいのですが、
休会
中は
從來
の慣習だと
官報
が
議員
に
配付
されてお
つた
ということを聞いておりますが、
休会
中
官報
は
是非議員
に
配付
して貰うよう
図書館
の
委員
の方に
希望
して貰いたいと、
委員長
の方に
希望
して貰いたいということを傳えられております。それはどうでしようか、やはり
從來
の
休会
中は
官報
は配られてなか
つたの
ですか。
徳川宗敬
15
○
徳川宗敬
君
從來
は
休会
中は
官報
は配られていなか
つた
ように記憶しております。最近のように、ずつと続いて、会期が
延長
に
延長
を重ねて來ることになると、殆ど全部手て入るように
なり
ますけれども、
休会
の長い間は確か頂かなか
つた
ように記憶しております。
羽仁五郎
16
○
委員長
(
羽仁五郎
君) これは
休会
中といえども
官報
の必要があるわけですから、どういうわけでそういうことにな
つて
お
つたの
でしようか、大した技術上の困難もないように思われますし、どういうふうにこれを実現するようにいたしますか。
堀眞琴
17
○
堀眞琴
君 その問題は、
両院議長
から
総理大臣
なり
或いは
内閣宛て
に、
休会
中というども
議員
に
官報
を一部づつそれぞれ配布すべしというような要求を出されるように、あなたから
議長
に
お話
にな
つた
方がいいのじやないですか。
官報
を取れ扱うのはやはり
図書館
の、仕事の中に入るのですか、
官報
を配布するのは……。
羽仁五郎
18
○
委員長
(
羽仁五郎
君) それはそうじやないけれども、
図書
に
関係
しておるから……。
徳川宗敬
19
○
徳川宗敬
君 今の
お話
は大変御尤もと思いますけれども、
図書館運営委員会
で扱うべき問題じやないと思います。むしろ
議院運営委員会
、うちらの方で扱うべきことじやないかと思います。
堀眞琴
20
○
堀眞琴
君 私はそういう
意味
で、
両院議長
の方に
委員長
からことことを
お話
にな
つて
、
議長
から
政府
の方に要求される、こういう具合にしたらいかがかと思います。
羽仁五郎
21
○
委員長
(
羽仁五郎
君) それでも
議院運営委員会
の方に
希望
を傳えて、そうして
議長
の方からそういうことを実現して頂くようにいたします。 それから第三の問題は、
將來
の
國会図書館
のための
図書
として、成るべく早くいろいろな
資料
、
図書
を購入して置いた方がよろしいわけですが、その
方面
の
調査
も
調査課
で進めておりますが、
國会図書館
に購入を
希望
せられておる向きもありますので、これらの
図書
について、これは
國会図書館
が購入することに適当な
図書
であるか、又その
評價
はどの
程度
であるかということについてお諮りをいたしたいと思います。ここに幾つか出ております
図書目録
及びその
評價
については、
調査課
で一應の
調査
をしておりますが、これについては後で
打合せ会
の所にでも御相談申上げることにいたします。 それでは次の問題に移りまして、
アメリカ
の
コングレス・ライブラリー
から、我々の
図書館設立
に対する
アドヴアイサー
が來られる。その
時日
を正確なところを知りたいと
思つて
、いろいろ努力いたしましたのですが、正確な
時日
が
はつ
きりしないのですが、早ければ一二週間中に到着されるかも分りません。大体
コングレス・ライブラリー
の
相当
の
責任
を持
つて
おられる方が一人と、それからあと二人、三人見えまして、滯在期間は約一ケ月の予定だというように承知しておりますから、その期間をできるだけ有効にしますために、その
アドヴアイサー
の
日本滯在中
に、どういう
日程
を以てしたらよろしいか、この
日程
についてお
考え
願うことをこの前にお願いして置きましたが、大体まず第一に、
國会図書館
に関して、その機能、或いはその内容、次にその実際の
活動
の状況というようなものについて、直接それを運用しておられる
方々
からの可
なり
詳細な話を伺うというようなことは、当然しなければならんことであります。それから
日本
の現在の
図書館事業
の
状態
というものを視て頂くということも非常に必要であろうと
考え
られますので、そういう各
方面
の
図書館
の視察をして頂く。大体そんなようなことが
考え
られておりますが、尚この
日程
について御
意見
を伺ひたいと思います。
小林勝馬
22
○
小林勝馬
君 そのことは、先般
委員長
に御一任申上げたように思いますけれども、そうではなか
つたの
でございますか。先方の御樣子
なり
その他を勘案して頂いて、
委員長
において
一つ
然るべく
日程
を組んで頂くようにお願いしたように私記憶しておりますが。
羽仁五郎
23
○
委員長
(
羽仁五郎
君) そうではなくて、前回には、
皆さん
にその
アジエンダー
をお
考え
頂くということを
決定
されたように記憶しております。
金子洋文
24
○
金子洋文
君 この前から懸案にな
つて
おりましたが、その來朝の
方々
に話を聞くことは当然でありますが、それをもつと具体的に
理解
を深めるために
写眞
があるということを聞いて、まだ一度も見る
機会
がないのですが、これを見て置くと、
向う
の話がもつと具体的に納得が行くのではないかと思います。
羽仁五郎
25
○
委員長
(
羽仁五郎
君) それでは早速その
コングレス・ライブラリー
の映画があるという話でしたから、
來週
にでも
是非御覧
を願うように取計らいたいと思ひます。
小林勝馬
26
○
小林勝馬
君 お願いいたします。
金子洋文
27
○
金子洋文
君 それから
日程
一月としまして、休養する日もあり、又
向う
の御
希望
のいろいろなこともあるのじやないかと思うのですが、大体の
プラン
は
一つ
立てて置いて、
向う
の御
希望
によ
つて
それを変化して行く、こういうふうなやり方の方がいいのではないかと思います。これはどうでしようか。そういう今具体的な
プラン
として今
二つ委員長
から挙げられましたが、その外のことは打
合会
で
懇談
なさ
つて
は
如何
でしようか。
羽仁五郎
28
○
委員長
(
羽仁五郎
君) ただ
一つ
お諮りしたいことは、先程申上げました第一の
アメリカ
の
コングレス・ライブラリー
について、聽くような会を
両院
の
図書館運営委員会
だけで聽くようにいたしますか。それとももつと
廣範
な方方をもお招きして一緒に伺うということにいたしますか。
堀眞琴
29
○
堀眞琴
君
両院
の
図書館運営委員会
だけでは、甚だ人数が少いように思いますから、できれば
廣範囲
にお願いしたいと思います。 〔「
賛成
」と呼ぶ者あり〕
羽仁五郎
30
○
委員長
(
羽仁五郎
君) その話を聽く会を短
時日
にしましようか。或いは
講習会
のように可
なり
長く聽くようにしましようか。その辺のお
考え
はどうでしようか。
徳川宗敬
31
○
徳川宗敬
君 一應、話を聞く時間の問題ですが、滯在される配間が約一ケ月という短時間でありますから、そう長く
講習会
的な
お話
を伺う暇がないのじやないですか。一應これは
參議院
だけでなくして
両院
の
関係
でありますから、やはり
両院
で概括的な
お話
を
伺つて
、そうして又必要があ
つた
ら
関係
のものだけ特に
お話
を伺うとか何とか、そういう
方法
をお取りにな
つて
もよくはないかと思いますが、やはり
向う
のお
考え
がありますから、
便宜
そのときに
衆議院
及び
参議院
の両
委員長
で然るべくお取計らい願
つた
らいいのじやないかと思います。
羽仁五郎
32
○
委員長
(
羽仁五郎
君) そうしますとこの
アドヴアイサー
が來られる前に、それを迎える
準備会
のようなものをやはり持
つた
方がいいかも分りませんですね。この
アドヴアイサー
が來られるそれをどういうふうに迎えるかということについて、この
委員会
と
図書館関係
の方と一遍
懇談
でもしたらどうでしようか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
羽仁五郎
33
○
委員長
(
羽仁五郎
君) それでは
來週
にでもそういうふうに取計らいたいと思います。
羽仁五郎
34
○
委員長
(
羽仁五郎
君) それでは
図書館関係
の
方々
と、我々との
懇談会
を、どういうふうに持つかということは、
來週
の金曜日に、その
方面
の
方々
とお
打合せ
をして、その後できるだけ早い
機会
に持
つて
頂きたい。尚折角
遠路遥遥アメリカ
から來られるわけですから我々としてはか
なり
精確な
アジエンダー
を作るべき
責任
があるように
考え
ますので、又この次の
委員会
の時まででも是非か
なり
その点についての細かいお考を伺いたい。大体三十日間としまして休養される時もまあ
考え
、且半ば休養されながら、地方の
図書館
をも見て頂くというような
意味
で、それから現在の
交通事情
なんぞもございますから、どの
方面
を見て頂くか、そんな点について、どうか次回の
委員会
までに尚お
考え
をお願いいたしたいと思います。そうすると、
最後
の問題は、
國会図書館設立促進
の方針と、それから
館長選任
の件についてでありますが、この
委員会
に対して各
方面
から懇切な
意見書
が到着しておりまして、その数が現在までに約二十通の
意見書
が到着しております。で、なかなか貴重な
意見
でありますので、各
委員
に
御覧
を願いますか、それともこの
委員会
でこの
意見書
を朗読しまして、それをお聞きに
なり
ながら、いろいろお考を願うというふうにいたしましようか、この
意見書
の
取扱い
方につきまして御
意見
を伺いたいと思います。
徳川宗敬
35
○
徳川宗敬
君
如何
でしよう。
委員会
が
終つた
後で
懇談会形式
で
一つ
御
懇談願
つた
ら……その方がよくはないかと思いますが、
如何
ですか。
金子洋文
36
○
金子洋文
君
委員
の
方々
が全部それを見る方が一番いいと思うのであります。それによ
つていろいろ意見
を述べ合
つた
らどうでしよう。そうすると今
徳川
委員
の仰しや
つた
ようにやはり
懇談会
がよろしいのじやないですか。
羽仁五郎
37
○
委員長
(
羽仁五郎
君) この
意見書
の
取扱い
に対しましては、二通りの
考え方
があるように思はれますが、
一つ
は
只今
仰しやいましたような
懇談会
、今
一つ
はそれぞれ
意見
を寄せられた
方面
としては、可
なり
一種の輿論の一部として、そういう
意見
を可
なり
公開的な態度で寄せられておると思いますので我々の
委員会
としてもこの
國会図書館
がどうあるべきかという問題、それから
館長
にはどういう方が適任であるかということを、公開的に取扱
つて
行く方が却
つて
公明正大ではないかという
考え方
も成り立ち得るのではないかと思うのであります。併しこの問題は前から、人事に関する問題でありますから、必ずしも公開的に扱うことができないのではないかというお
考え方
もございますが、私の個人の
意見
としてはこういう問題はできるだけ公開的に取扱うことが、民主的な
方向
に
向う
ということにもなるのじやないかとも
考え
られますが、
皆さん
のお
考え
ではいかがですか。
金子洋文
38
○
金子洋文
君
館長
の
名前
を挙げていない御
意見
ならば別ですが、こういう人間を推薦したい、その訳はこうだと
名前
を挙げないで公開するのはいいのですが、若し
名前
を挙げると弊害を起すんじやないかと思います。
堀眞琴
39
○
堀眞琴
君 中にはいろいろ貴重なる御
意見
があると思いますが、それを一一読むのは大変ですから、
委員長
がそれを読まれて、
参考
と思われるものについて、われわれが檢討する
方法
をと
つた
らいかがでしよう。
徳川宗敬
40
○
徳川宗敬
君
只今
の堀さんの御
意見
誠に結構であります。この各
方面
の御
意見
は
参考
として御聽取にな
つたの
でありますから、一
應委員長
で御
整理
にな
つて
、おまとめにな
つた
結果を御
報告
になる順序のほうが、よくはないかと思います。今の御
意見
に
賛成
いたします。
小串清一
41
○
小串清一
君 こういうわけでこの人が最もいいというのが大部分のようで、今のお説のように、御
整理
にな
つて参考
になるものを御
報告
願いたい。
羽仁五郎
42
○
委員長
(
羽仁五郎
君) いろいろ
方法
も
考え
られますが、御
参考
までに、
調査課あたり
でこの
意見書
を全部
ガリ版
に刷りまして、
参議院図書館運営委員
の御一人々々々に差上げて御
研究
願うということにしていかがでしよう。
小串清一
43
○
小串清一
君 そうなると公開になる今おつしや
つた
程度
でいいじやないでしようか。
館長
を選ぶということは、
委員
のそれぞれの
責任
において檢討せせれなければならないので、ほかから
館長
をどういう
考え
で選んだのかという場合には、それぞれの明確な答を持たなければならん。そこに例えば
回答
を求めた人々だけで十分かどうかも、又
別箇
の問題として
研究
しなければならない。又今後
アメリカ
の人が來た場合、それ以外にほかの
方法
もあるじやないかという
意見
が、また出ないとも限らない、それは一應それとして、
はつ
きり知
つて
おく必要がある。どういう方がどういう
意見
を述べておるか、
名前
を指定して明らかにするのは困りますけれども、御
意見
だけなら
ガリ版
に
刷つて何某
氏を紹介する。その理由はこうであるというならば、その
名前
が
はつ
きりしないでも、傷けることもないだろうし、いいではないかと思います。僕らは数多くても一應見たいと思います。
小串清一
44
○
小串清一
君
委員会
としてお
名前
を聞いてもいいんですけれども、
ガリ版
で配るとどう
なり
ますか、お
名前
は伺いたい。
羽仁五郎
45
○
委員長
(
羽仁五郎
君) 実際として各
方面
から折角貴重なる
意見
を寄せられたことでありますから、その
取扱い
は
只今徳川委員
から御発言に
なり
ましたように、飽くまで我々の判断の
参考
でありますけれども、併しその
取扱い
はか
なり
丁重に取扱う必要がありますので、結論としてはどんなふうにいたしますか。
徳川宗敬
46
○
徳川宗敬
君 この前も申上げたのでありますが、
図書館
に関することは
衆議院
と、我々のほうとよほ緊密に
連絡
をとりませんと、殊に
館長
の問題に関しては、十分な
理解
の上でやらないと
工分
が惡い問題と思いますから、
参議院
だけで濁断的にきめたような印象を與えることは、甚だよくないと思います。それを十分御注意願いまして、各
方面
から寄せられた御
意見
は勿論尊重いたしますけれども、
衆議院
には
衆議院
の御
意見
もあることでありますから、そのこともお含みの上で
一つ
お取計らい願いたいと思います。
金子洋文
47
○
金子洋文
君 この前の最終の
両院
の
集まつ
た席上で、
館長
の問題が討議されましたが、その時各
方面
のいろいろな御
意見
を聞くということは、一致した
意見
のように思いましたがこの
回答
を求めた
方々
は、こちら濁自でや
つたの
でしたか。
羽仁五郎
48
○
委員長
(
羽仁五郎
君) そうです。
合同
の打
合会
後に、こちらの
委員会
では各
方面
に
意見
を徴せられて、
参考
に供するというふうに
決定
されました。そのときにそれに附帶しまして、
衆議院
の
委員会
と協調して、そのことを行うと
希望
があ
つたの
です。その後
衆議院
の
委員会
にそのことを申入れまして、
衆議院
は又
別箇
のお
考え
で進まれるということなので、それを前提として、
参議院
の
委員会
は、やはり各
方面
の
意見
を
参考
に聞いて見ようということに
決定
されて、その
意見
が到着しておるわけです。 それでは大体
只今
の
皆さん
の御
意見
によりまして、各
方面
から寄せられておる
意見
を、
委員各位
にそれぞれ
御覧
を願うということにいたしますか。それとも私の手許で一應まとめて……。
金子洋文
49
○
金子洋文
君
皆さん
の御
意見
によると、まとめて
御覧
に入れると同時に、
希望者
は書面を
御覧
にな
つて
も
差支
ない、こういうふうにおきめにな
つて
はいかがですか。 〔「
賛成
」と呼ぶ者あり〕
羽仁五郎
50
○
委員長
(
羽仁五郎
君) それではそういうふうにいたします。なお
國会図書館
の
設立
をどういうふうにするか、
館長選任
をどういうふうに進めて行くかということについては、
アメリカ
から
コングレス・ライブラリー
その他から到着される
アドヴァイサー
の
意見
を聞くことも非常に重要と思いますので、この
委員会
及び
衆議院
の
委員会
で進めて行く速さと、
アメリカ
から
アドヴァイサー
が到着されて、いろいろ
意見
を聞くその速さとができるだけ一致するように進めるように……。
金子洋文
51
○
金子洋文
君 こちらは進めてい
つて
も
差支
ないと思いますが、
両院協同
の
進め方
は、どちらかというと、
向う
の方の
意見
を聞いてから、
協同
して進めたほうが、政治的にいいように思いますが、こちらも
間違つた意見
を出すかもしれないし、
向う
も
間違つた意見
を出すかもしれない。そのうまく行かないままで
向う
の人を迎えるということになると甚だまずいことになる。こつちはこつ
ちの進め方
をして置いて、一
應向うの人
の御
意見
を聞いて置いてから
協同
の協議を経て、同じ
方向
に進んで
図書館
をやるというふうに持
つて
行つた方
がよいのじやないかと思います。
羽仁五郎
52
○
委員長
(
羽仁五郎
君) その点につきまして、
アドヴアイサー
が
來週或い
は再
來週
に到着されるということになれば問題はないわけですが、
アドヴアイサー
の到着が可
なり
遅れました場合にはいかがいたしましようか。どの
程度
のスピードでそれが進むかというと、いろいろこれはやはり
議員各位
も
調査
の必要を痛感しておられるようで、それで
議院運営委員会
の中に
國会調査機関拡充
の小
委員会
をすでに持たれておりまして、この前のこの
委員会
の
決定
に從いまして、私はそれと
連絡
を取るようにしておりますのですが、
調査機関
を持たれたいという
議員
の熱望は日日に高ま
つて
おりますし……。
金子洋文
53
○
金子洋文
君 それとも
向う
の方を迎えることに関して、それから今のを含めて、一度
参衆
両
委員会
を開いてはどうでしようか。
堀眞琴
54
○
堀眞琴
君 それがいいと思う。
羽仁五郎
55
○
委員長
(
羽仁五郎
君) いかがでしようか。
徳川宗敬
56
○
徳川宗敬
君 結構でございます。
羽仁五郎
57
○
委員長
(
羽仁五郎
君) それでは
來週
の中頃にでも適当の日をお
打合せ
しまして、
両院
の
図書館運営委員会
の
合同委員会
か或いは打
合会
をや
つて
行きたいと思います。 〔「
賛成
」と呼ぶ者あり〕
羽仁五郎
58
○
委員長
(
羽仁五郎
君) 大体今日
お話
りいたしたいと思
つた
ことは以上のような点であります。尚、外に御
意見
、問題がございましたらどうぞ……それでは本日はこれで
委員会
を散会いたします。 午後二時四十三分散会
出席者
は左の通り。
委員長
羽仁
五郎
君 理事
徳川
宗敬
君
委員
金子
洋文
君 堀
眞琴
君
小串
清一
君
小林
勝馬
君 松平 恒雄君
事務局側
参 事
内田
明君 説 明 員 (
調査部嘱託
) 岩井 大慧君 説 明 員 (副
参事
)
鬼塚
明治
君