○
政府委員(
福田赳夫君) この
兩會社とも全
保險會社が出資いたしまして再
保險をやつてお
つた會社でありまして、
保險會社と申しましても極めて特殊なものであります。それから若し假にこの
兩會社にその
債權債務を承繼せしめずに置きますと、この兩方の
中央會が閉鎖されまして、そうして
閉鎖機關としての
整理をいたすことに相成るわけであります。勿論その場合におきましては
國家との交渉がいろいろな部面において起るのでありますが、さようなことにいたしますと技術上いろいろ困難な問題が多々起るのであります。これを
閉鎖機關から切り離して
整理いたしたい。さような考えを起したわけであります。而してその場合に然らば誰にその
整理を委嘱いたしまするかということでありますが、これを新たに
國家機關を作りまして
整理をするというようなことにいたしますれば、それだけ
經費勞力等の浪費にもなりますので、再
保險をやつてお
つたこの
兩會社、而もこの
兩會社は元々昔のその
業務を
兩中央會に委讓いたしまして、そうして
解散した
會社であります。それがこの
業務を復活するということになりました關係上、常識的に考えましても、
整理する簡便な
機關がないかという場合におきましては、この
兩會社に持つて行くというのが適切ではないかということに相成
つたのであります。