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説明員(
三島利美君)
只今の御
意見は、私共非常に貴重に拜聽いたしました。私共實際御同感に存じておるのであります。例えて申上げますれば、一杯の粥を大家族が分け合
つて吸
つておるような状態でありまして、どの川を捉まえて見ましても、滿足の行くように經費を投ずることができませんので、本當に言われます
通り半身不隨の
状況にありますので、來年からは極力新規ということには愼重を期しまして、
一つの川をでき得る限り
短期間に完了いたしたいという
方針にはいたしておるのであります。從前で申しますと、十年掛かりましても、十年以上掛かりましても完成しなか
つたのでありますが、今後は
一つ全部とま申上げませんけれども、少くとも三年乃至五年
程度で
一つの川が改修が完了するというようなふうに持
つて行きたいという
積りで、現在の
豫算は、全體のものといたしましては
豫算を立てておるわけであります。ただこの米代川の問題につきましては、この下流
方面を現在
工事をや
つておりまして、今度の
水害の
状況その他から考えまして多少これを
上流まで及ぼすことがどうしても必要なように存じておりますので、私共といたしまして、
國庫財政が許しまするならば、この
方面まで
一つ手を伸ばさして貰いたい。かように考えた次第であります。