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石川一衞君
ちよつと伺いたい。まだ
水害が今年は非常に氣候が遅れておりまして、今後も豫想されると思います。そこで全國的に本年は
水害を被るのじやないか。そういう
懸念があります。そうしてこの
水害特別委員會というようなものを組織しまして、そうして當
つて行かないと、到底この
國土計畫ぐらいの小さい力ではやり切れないことになるのではないかと思います。
尚附け加えますと、戰爭のために十年も殆ど
河川を放棄した
状況にあ
つて、到る所
日本の
河川は、僅かな
降雨で、ああいう
水害が出て來る。今後あのくらいの雨は夕立ぐらいでもあり得るので、これらに對しても、
應急對策その外すべてこれに對する問題を研究しておく必要があると思います。これは少し違
つておる話なのですが、今朝ですか、農林省の
食糧局長の
放送したことによりますれば、この
水害の
被害よりも
千葉縣あたりの旱害が助か
つて非常に米が穫れるので、この
降雨は
却つて幸いであるというような言葉の
放送でしたが、これに對して
水害に對して見舞など言うような口吻は
一つもない、誠に
政府當局者として甚だ怪しからん
放送と私は思います。これに對しましても相當考慮を願います。