○平岡市三君 先般お配りを願いましたところの
資材關係の表を拜見いたしますと、非常に我々の腑に落ちない
ようた點が多々ありますために、その點を
一つお伺いいたしたいと思うわけでございますが、本年の第一・四半期と第二・四半期の各
資材統計を見ますと、第一・四半期と第二・四半期と比べますと、その割當てに對しまして、各
資材の入手が非常に低下いたしておるわけであります。そこでこれを第一・四半期と第二・四半期の入手の合計額と、それから二十三年度の
資材の所要
數量との比較をいたしてみますと、話があまり
數字的になりますので、
説明もちよつと困難を來しますのですが、銑鐵について
考えて見ますと、本年の第一・四半期の入手は四千四百トン、それから第二・四半期の入手は二千二百五十トンであります。これを合計いたしますと、六千六百五十トンになりますからして、第三、第四・四半期の入手量は掲げておりませんが、これを倍額といたしまして、結局二十二年度の所要の入手の推定量か一萬三千三百トンと、こう
考えますと、そうすると二十三年度の銑鐵の所要
資材は、これが三萬六千三百トンにな
つておるわけであります。二十二年度の所要推定量と二十三年度の所要量と比較しますと、結局來年度は本年度の約三倍近くのものが必要であるという統計になるわけであります。これが普通綱材がそういう計算をいたして見ますと、二十二年度の入手推定量に對して來年度は十三萬一千四百トン、本年度と來年度の所要量は二・四倍という
ような高になるわけであります。これが、鐵綱の第二次製品について
考えましても、約二倍になりますし、セメントについて
考えますれば二・二倍になる、こういうふうな
數字が出て參るのであります。こういうふうに各
資材とも二十二年度、二十三年度の所要量を比較すると、二倍乃至三倍以上の所要量が統計に掲げられておるわけでありまして、私といたしますれば、こういう
資材の
生産の高から見まして、か
ような二倍乃至三倍の所要量が來年度で得られるか、得られないかということを
考えて見たのであります。どうもこういう
ような所要量は、到底我々が翌年度においてその入手ができないのじやないか、結局これは物動計畫その他からお
考えにな
つてお作りに
なつたかも知れませんけれども、何だか
一つの不可能なペーパー・プランの
ように
考えられていたし方がないのであります。どうかこの點を
一つお伺いしたいのであります。殊に火藥に至りましては、一方の表には出ておりませんけれども、二十三年度の所要
資材表の方には一萬六千八百トンという
ような、非常に多額の火藥が計上されておるわけでありますが、この點は當局の皆さんよく御存じの
通り、火藥は結局連合軍の管理の下にありまして、來年度こういう多量のものが入手できるかどうか、その點も先ず第一番にお伺いしたいと思うのであります。次に
國管實施になりましたとしたら、これに要する官吏の人員はどのくらい見積られておるでし
ようか。それに對する俸給額はどのくらいに概算されますか。ちよいとお教えを願いたいと思います。