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1947-09-22 第1回国会 参議院 議院運営委員会 第27号 公式Web版

  1. 会議録情報

    付託事件 ○新憲法の活用に關する陳情(第二十  七號) ○戰爭犠牲者の負擔公平を自由討議の  問題とすることに關する請願(第百  三十二號) ○自由討議に關する件 ○議員會館議員宿舍及び委員會廳舍  の建設に關する件   ————————————— 昭和二十二年九月二十二日(月曜日)    午前十時三十四分開會   —————————————   本日の會議に關する件 ○議員會館議員宿舍及び委員會廳舍  の建設に關する件   —————————————
  2. 木内四郎

    委員長木内四郎君) それではこれより委員會を開きます。次囘の自由討議の日取、議題發言者の數、時間等について御協議願いたいと思います。規定によりますと遅くも二十九日までに自由討議をやらなければならんことになつております。日取は或いは議題等とも關聯して參りますので、先ずこの際議題をどういうことにいたしますか、いろいろお相談願いたいと思います。
  3. 左藤義詮

    左藤義詮君 水害對策の問題を取上げて各方面から建設的の意見を強力に今囘の水害に關しまして實踐をするよう政府を鞭撻する意味において、水害對策議題にしては如何でございましようか。
  4. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 他に御意見ありませんか……。ちよつと速記を止めて……。    〔速記中止
  5. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 速記を始めて……。
  6. 櫻内辰郎

    櫻内辰郎君 今の左藤委員發議水害對策についてという議題にしまして、そしてその直後において水害對策に對する決議案を提出して決定をして政府を激勵するという態度に出たらばどうかと、こう考えますが、如何でしよう。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  7. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 只今左藤委員及び櫻内委員の御提案のように、次囘の自由討議議題決定いたしまして差支えありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  8. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 御異議ないものと認めます。
  9. 左藤義詮

    左藤義詮君 自由討議が午前午後に亙つて少し人數が多過ぎるためにやや緊張を缺くという形があるように思われるのですが、もう少し各會派人數を制限して、餘り長く亙らないようにすることは如何でございましようか、お諮りを願います。
  10. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 只今左藤委員からの發議でありますが、人數を制限するといいましても、各會派から一人も出さんというわけにはいかんのでありますが、そうしますと、結局緑風會の方に或る程度發言者の數を減らして頂くということにならないと、そういう結果にならないと思いますが、緑風會の方どなたかそれについて如何でしようか。
  11. 佐藤尚武

    佐藤尚武君 それはあべこべじやないですか。今まで人数を決めた例によるというと時間を先に決めて何時間ある、それを自由討議に向ける、それで一人十五分なら十五分として、それで何人出られる、從つてその總計何人出られる内に緑風會は何人、他の會派は何人というように、按分比例行つたように私は記憶しておるのであります。でありまするから、例えば午前中なら午前中で由自討議を打切るということになれば、十時から十二時まで、例えば二時間、然らばおよそ何人ということが算出できるわけです。それを又各會派按分で分ける、こういうことになるだろうと思うのであります。ただその内に緑風會が例えば多過ぎるとか少な過ぎるというようなことで、これは多少の讓り合いをすることは、これは別問題だろうと思います。
  12. 木下盛雄

    木下盛雄君 私は今の問題は、議員は均等にその發言權を有しているのだから、その場合には、今までの人數割當て方も、あくまでも所屬議員の數によつて割當てて來ていることは、これは事實なんであります。そうであるならば、緑風會が多いからといつて緑風會に減らしてくれということは、少し筋違いだと思う。所屬議員が多いから多い、そういうことを考えて來ると、若し減らす場合、假りに半分にすると、自由黨は二人を一人、緑風會を二人半にする、そういう場合があつたならば、小會派であるところの共産黨や無所屬懇談會は出られない、こういうことになつて來る。そういうことから考えて來ると、今まで決めたくらいの人數は、僕は最低限度としてはやらなければならんものだ、私はそう考えます。若しそれを少くすれば、小會派の人達の出る機會が半分以下になつてしまう、小會派意見は開陳することができない。これは私はむずかしいデリケートな問題があると思います。
  13. 佐佐弘雄

    佐佐弘雄君 やはり今木下委員の言われたように、數によつて割當てる原則ということで來ているのですから、緑風會人數が多過ぎるからそれを減らすというのは、ちよつと通らんと思います。それでさつき左藤さんの言われたように、時間が餘り長く亙ることはどうかと思う場合には、時間を人數割按分して、各會派にそうされたらどうですか。そうすれば、時間の割當が少なければ、人數を十分ずつ五人出すよりは、三人ずつ十五分ぐらいでやつた方がいいということになりますから、そこは各會派に委せて、時間を中心にお考えになつたらどうですか。
  14. 伊東隆治

    伊東隆治君 委員長緑風會を指摘されたのは恐らく私が推察するに、緑風會九十人社會黨四十八人、民主黨四十四人、自由黨が四十二人ですか、そういう今の人數の割合にしますと、社會黨は四十八人なのに二人、然るに緑風會は五人、そこに一人多いというような感じを持つていわれたのじやないかと思いますが、いずれにしろ一人ぐらい減らすこと、最小限度減らすようなこと、木下委員の言われたようなやはり意見もあると思います。
  15. 佐佐弘雄

    佐佐弘雄君 それならば新らしい人數比率で以て時間の割當なり、人數割當なりを再編成したらいいと思います。
  16. 木内四郎

    委員長木内四郎君) ちよつと速記を止めて貰いたい。    〔速記中止
  17. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 速記を始めて……。左藤委員から發言者の數を減らすという御意見がありましたけれども、發言者は各會派議員數按分して決めるという法律規則規定もありまするので、從來通り各會派議員數按分して決めることにいたしまして、各會派におきまして、その割當時間範圍内において適宜發言議員數を増減されることは御自由であると思うのであります。原則としては從來通り各會派議員數によつて按分するということにいたして參りたいと思います。
  18. 佐々木良作

    佐々木良作君 そうすると十分と決定されている譯じやありませんね。
  19. 木内四郎

    委員長木内四郎君) ちよつと速記を止めて……。
  20. 佐々木良作

    佐々木良作君 速記を付けておいて下さい。速記のない間は懇談會決定であつて、正式の決定でない譯でありますから……。
  21. 木内四郎

    委員長木内四郎君) そういうことに取計らいまして御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  22. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 御異議ないと認めます。
  23. 佐々木良作

    佐々木良作君 今、一應時間で分けるというお話でございましたけれども、これ又煎じ詰めると、人數の場合と同じことになりますが、不全にこの前の自由討議の場合には社會黨その他からも自發的にやめられた部分のあつた、先程木下委員が言われたよう遠慮された分があつたのであります。遠慮された分は均等に遠慮されたことになるのじやありませんか。時間の場合はそれがなくて遠慮した者は、遠慮はその會派でしたことにならないということになる譯であります。それも一つ方法ですけれども、これは又原則として立てるということになると相當まだ問題が殘つていると思うのであります。今度の場合にも、今一遍やつてようということであるならば反對はしなくてもいいと思いますが、その邊を一つ十分御考慮を願いたい。そうでなければ、一人で以て十分に意見を吐ける議員と、それから言いたいことが澤山あるにも拘わらず、ちよつとしか意見が吐けないということになる場合があつて人數で一人々々持たせるよりも尚不公平になる場合もあり得るから、今度の場合一遍それをやつてようという御意見が多數であるならば敢えて反對はしませんが、今度の場合一遍やつてようということで贊成するのであります。
  24. 木下盛雄

    木下盛雄君 佐々木君の言われたところ尤もの點があると思うので、これは考えなければならんと思うのですが、結局一人の場合という場合がありますね。そういう場合には假りに五分で駄目になるということが數が出て來るかも分らない、けれども餘り時間數の少いところでは二囘に一遍とか三囘に一遍といふことになるだろうと思うのでありますが、大體にやはりこの前の十五分間くらいは最低の場合こういう對策問題では話さなければ、要旨を拔萃しても結局意見を述べられないと思う。そうであるならば、最低割當を十五分間くらいにして、十五分間以下の場合は、これは二囘に一遍にするとかというようなことを考えないといつも小會派の者は少ししか、話の緒口しか話せんといふことになつてしまう虞れがありますね。
  25. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 持ち時間範圍内において發言者の数を適當に動かし得るというようなことは、これは自由討議議題如何にもよつて非常に違うと思いますので、將來のことは佐々木委員からの御發言もありましたので、暫く措きまして、今囘の自由討議だけ先程申しました趣旨で實行してはいかがかと思ひますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  26. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 御異議ないものと認めます。次に自由討議の……。
  27. 藤井新一

    藤井新一君 主題……。
  28. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 各發言者持ち時間を何分にする、自由討議の時間を何時間にするかということについて御相談願いたいと思います。
  29. 藤井新一

    藤井新一君 この主題は判然といたしませんが、「水害対策について」というのは少し貧困のように思うから、「水害對策方途如何」とか、何とかもつとぴんと來る題を附けないと、題によつて自由討議の性質が違つて來る。「ついて」では如何にも演説會みたいだ、小學校討論會みたいだと思います。ここで「方途如何」とか、何とかうま味のある主体をつけて欲しい。
  30. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 議題について先程一應決めましたが、藤井委員から只今發言ですが、これについて何か御意見がありますか。
  31. 木下盛雄

    木下盛雄君 「水害對策について」でもよし、「方途如何」でも内容は同じなんですが、結局題材の揚げ方として、これが妥當の方法であるかどうかということを考えるだけの問題だとは思うのでありますが、「方途如何」という方が揚げ方としては宜いかも知れない。作文の題というが、作文の題とも考えられない。
  32. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 速記を止めて……。    〔速記中止
  33. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 速記をつけて、それでは「水害対策」ということでいかがかと思いますが、御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  34. 木内四郎

    委員長木内四郎君) それでは次囘の議題は先程「水害對策について」ということでありましたが、「水害對策」ということに改めます。それでは發言持ち時間各人十五分、發言者数を前囘の通り十三人として、總時間を最高三時間半ということに前囘通りにしてはいかがかと思いますが……。
  35. 左藤義詮

    左藤義詮君 今私の希望した點は採り入れられるのですか。
  36. 木内四郎

    委員長木内四郎君) どういうことですか。
  37. 左藤義詮

    左藤義詮君 成るべく午前だけで終る。時間をもう少し短く殊に……。
  38. 伊東隆治

    伊東隆治君 さつき委員長が決められたというのですが、この議決された事項というものは原則ということについては延びたけれども、次囘は少くとも時間で割當てる、そうして討論者は各會派で一人出すか二人出すかは會派で決める、そういうことをやつてようということでなかつたのですか。
  39. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 結局各人持ち時間發言者数を決めまして、その範圍内において各會協でやりくりされていいのじやないかという意見であります。從いまして、全體の發言者の數、それから各人持ち時間というものを一應決めることが必要だと思います。結局それによつて各黨の持ち時間がなん時間ということになりますから、その範圍内において各黨に割當てられた人數、五人なら五人のものを三人にするとか二人にするということはでき得るのです。
  40. 左藤義詮

    左藤義詮君 持ち時間を減らすという趣旨つたのですか。
  41. 佐々木良作

    佐々木良作君 さつきの話も時間を割當てるということと、それから自發的遠慮するという場合、兩方あるわけです。自發的遠慮人数を減らすということと、その持ち時間を全部使つてもいいし、持ち時間を少し減らしてもいい。遠慮をするということは、人数の點、時間の點兩方にあり得る。必ずしもこうならないのじやないかと思うのですが、原則をこういうふうにしておけば、自發的遠慮するという時間、人數もあるから、最大限度になるだけで、これでも減る可能性はあるわけですね。
  42. 佐佐弘雄

    佐佐弘雄君 今の相談の一番初めは、左藤委員發言に始まつて、同じ趣旨のものがだらだら三時間以上あるのは長過ぎるということが、この討論のもとをなしたと思うのですが、前と同じに三時間というのでは、今まで論ずる必要がなかつた。それを二時間なり二時間半に縮めるということが、問題だつたのじやないかと思うのです。だから左藤委員の仰しやられたのは尤もなんです。
  43. 木内四郎

    委員長木内四郎君) それでは左藤委員の御意見のありましたように、午前なら午前に限る、或いは自由討議の時間全體を減らしたらいいか、或いはこの前の通りにしてその範圍内においてやつたらどうか、その点について各人意見を伺いたいと思います。
  44. 兼岩傳一

    ○兼岩傳一君 十分にするということをどうかお諮り願いたいと思います。十分ですと百三十分ですね。時間を十分にして、その間に結論を入れて十五分にできる。十時に始めれば十二時半位に終るでしよう。後又具體的の時間の割當を作り、十五分を十分に減したらどうかということです。
  45. 伊東隆治

    伊東隆治君 話がすつかり違つておるように思うのですが、やはり時間制を今度は少くとも採用して見る。假りに二時間とする。それを人數制按分にわけて、各派割當てる。その各派はその持ち時間において一人でやるか、三人でやるかはその會派において決める。その時間は總時間において二時間半に御決定下さつた方が、さつき左藤委員趣旨にも合うし、各會派の公平なる分配にもなるし、そうあるべきだと思うのです。
  46. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 伊東委員や兼岩委員から御發言ありましたが、結局において同じことになると思うのですが、時間を兼岩委員の言われたように、各人十分として、最高二時間半ですか、それの範圍内において各人を十分にして、各會派人數制割當てて、それを各會派持ち時間として、その範圍内において發言者數を各會派が自由に制限する。こういうような兼岩委員の御意見じやないかと思うのですが、これについ前なにか御意見がありましたら……。
  47. 櫻内辰郎

    櫻内辰郎君 兼岩委員通りに、十分で一つつて見らどうかと思います。一番苦痛となさる所は小會派が苦痛なさるけれども、兼岩委員が特に御發言なつた以上は、それが一番いいと思います。
  48. 兼岩傳一

    ○兼岩傳一君 伊東委員の言われることと私とは同じで、ただ違つているのは、政東さんのは、小會派は三分とか五分とかの計算が出る、先程十五分が大體皆樣御贊成のものを、十分に下げて見ろとか。私の方は十分になるとか、緑風會は五十分とかになる。計算の基礎を一つ、それで一つ計算をして見て下さい。私の肚勘定では十時に始めると、十二時半に終るのではないかと思います。
  49. 木内四郎

    委員長木内四郎君) ちよつと速記を止めて下さい。    〔速記中止
  50. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 速記を取つて……。
  51. 伊東隆治

    伊東隆治君 私も兼岩委員の言われたのに贊成です。ただ委員長がやはり一人の用ち時間を單位としたよう計算法に聞えたのでそう言つたが、やはり時間制を第一に置いて、その範圍内で各會成派はやる。併し二分、三分と割り當てられた會派は餘りに少い。そういうものは十分を最小限度にするというようなことで、その邊でどうですか。
  52. 木内四郎

    委員長木内四郎君) それでは兼岩委員の御發言ように……ちよつと速記を止めて……。    〔速記中止
  53. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 速記を取つて。それでは兼君委員の御發言ように、發言者總數を十三人と假定して、各人持ち時間を十分、自由討議の時間、最大限度二時間半。その範圍内において、各會派において、その持ち時間範圍所發言者の數を自由に増減し得るということで御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  54. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 御異議ないものと認めます。それでは次に自由討議を何日に行うかという問題についてお諮りいたしたいと思います。
  55. 佐々木良作

    佐々木良作君 水害對策ということになれば、今各會派からも調査に出ているし、戻つて來て、そうして具體的内容が成るべく盛られるという建前で、できれば十分の時間があるように、時間一杯い延ばす。延ばすというとおかしいが、必要の最小限度にやるということが大乘的によくなるのではないかと思いますが。
  56. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 外に御意見は……。
  57. 佐々木良作

    佐々木良作君 そうすると二十八日か二十九日になる。
  58. 藤井新一

    藤井新一君 二十九日に贊成
  59. 木内四郎

    委員長木内四郎君) いかがですか。    〔「賛成」と呼ぶ者あり〕
  60. 木内四郎

    委員長木内四郎君) それでは二十九日の午前十時から次の自由討議を行うことに決定いたします。
  61. 藤井新一

    藤井新一君 各派持ち時間をここで決定して欲しいです。念のためにはつきりしておいた方がいいんじやないか、どこが何分か、どこが何分かと。
  62. 木内四郎

  63. 佐佐弘雄

    佐佐弘雄君 さつき伊東委員が言われた人数制で、少し人數變つて來るということがあるのではないか。
  64. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 先程申しました各會派發言者数に十分を掛けたものが各會派持ち時間にということになります。
  65. 伊東隆治

    伊東隆治君 甚だくどいようでございますが、さちきの緑風會五社會黨二と、自由黨民主黨それぞれ二ということになると、これが比率があまり適当でない。例えば四十八人の社會黨が二人、九十人の緑風會が五、これは三倍ということになる。そういうように、九十と四十八、四十二というように、一つ頭割に緻密に出して、それでなんぼなんぼになるということで、從來最小限十分とするけれどもその他何分というように……。
  66. 東浦庄治

    東浦庄治君 それはあなたが緑風會が五十分といつてくれれば疑問はない、五十分になりますか。
  67. 木内四郎

    委員長木内四郎君) さようになります。速記中止、    〔速記中止
  68. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 速記を始めて……、その次に決議案案文の作成についてお諮りいたしたいと思います。
  69. 櫻内辰郎

    櫻内辰郎君 先程お説が出ておりましたように、この國土復興計畫の方からの御意見を斟酌しまして、そうしていかがでしようか、この起草委員でも選んでおいてそうして大體の一つの草案を作つて頂くということにしたら……    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  70. 木内四郎

    委員長木内四郎君) それでは各會派から一人ずつ起草委員をお出し願つて國土計畫委員、或いはその他にも農林等があるかも知れませんから、そういう方面に十分御連絡を取つて頂いて起草して頂く。各會派から議院運營委員會の中からと限りませんで、起草委員をお出し願いたいと思います。そうして急速に起草委員を出して頂いて、いかがでしようか、二十五日中に案文決定するように各會派で御盡力を願いたいと思います。
  71. 佐藤尚武

    佐藤尚武君 起草委員人數は各會派何人ですか。
  72. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 各會派一人です。
  73. 藤井新一

    藤井新一君 この委員會規則における委員會ではないのでしようね。
  74. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 規則上の委員會でなくて單に各會派の……。
  75. 藤井新一

    藤井新一君 懇談委員会ですか。
  76. 木内四郎

    委員長木内四郎君) そういうように解釋しております。
  77. 藤井新一

    藤井新一君 これはいずれ事務局の方から時間場所は指定されますか、集合の場所、時間を、委員会を持つておりますから、指定されないと出席できないと思います。
  78. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 事務局の方で連絡しますか……。各會派で本日中に至急起草委員の方を御指名に願つて、本日の午後にでもお集り願つたらいかがですか。
  79. 藤井新一

    藤井新一君 どこでやるのですか。
  80. 木内四郎

    委員長木内四郎君) それはその場合になつて決定して各派の方へお知らせしますから未未。
  81. 藤井新一

    藤井新一君 これとは關聯ないのですが、いいですか。
  82. 木内四郎

    委員長木内四郎君) どうぞ……、それからちよつと申上げますが、起草委員議事部の方へ氏名をお知らせ願います。
  83. 藤井新一

    藤井新一君 ちよつと速記を……。
  84. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 速記を止めて……。    〔速記中止
  85. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 速記を始めて下さい。次囘の自由討論につきましては、只今決定願つた通りに取計らいたいと思います。尚この外に各委員の方に御意見なり議題なりありましたら……。
  86. 佐々木良作

    佐々木良作君 この前の打合せ委員會が散會になつて懇談のときと思いますが、庶務委員會建築關係仕事を移した、建築關係といいますか、そこで委員會廳舍議員會館及び議員隔舍建築促進その他を庶務委員會へ移すということを提案したいと思いますが、第一にはこの關係のものがちつてとも具體的内容が進んでいないように思うので、これを總括的に庶務委員會に委任して庶務委員會の責任において推進して貰うように正式に付託して貰いたいということを、それから第二番目には、これはこの庶務小委員會において檢討されることと思いますが、現在の案はこれまでの説明になつたところによると、先程申上げた三つの部署が建つことになつておる。委員會廳舍議員宿舍及び議員會館という三つが建つことになつておるわけですが、その設計圖或いはその他から見ますと、私考えるのには、恐らくこの議員宿舍議員會館というのが今の恰好でできれば、これは二つとも帶に短かし襷に長しで、餘り使いものにならんものができるだろうと思うのです。一番最初國會ができたときの新聞報道その他によりましても、議員がこの近くに仕事場を持つて仕事をする、一つの部屋を與えられて仕事をするというようなことがあつたと思います。それで早急に間に合うよう宿舍を建てても恐らく利用價値がないものと思いますから、宿舍議員會館とを一緒にして、そうして議員一人當りに最小限坪數でよいから一室を與えて、ベツトさえ置けばよいわけですから、そういう次の設計ができれば恐らく一番有效に使うことができるのではないかと思うのです。そういうふうにやつた方がよいのじやないかと思いますが、現在の設計等の状態がどうなつておるか分りませんので、希望意見として述べて、若しそれが通るならば、その希望意見庶務委員會にかけてすべてを庶務委員會において檢討するようにお願いいたします。    〔「贊成」と呼ぶ者あり〕
  87. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 只今佐々木委員の御發言ように、議員會館委員會廳舍議員宿舍、この問題につきまして、これを庶務委員會に付託して審査を進め、更に進行を圖つて貰うということに御異議ありませんか。    〔「贊成」「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  88. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 御異議ないものと認めます。
  89. 佐藤尚武

    佐藤尚武君 ちよつと質問したいのですが、今の佐々木委員の提議に全然贊成でありますが、今伺つたところによるというと、何かすでに議員會館なり委員會廳舍なりの設計圖があるかのように聞えたのでありますが、そういうようなものが果してあるのかどうか、それから又その設計は一體誰に頼んでやつたものかどうか。というのは、私はこの設計というのは非常に大事なものであつて、そうしてそれが從來官廳設計を預かつておる方面がどういうふうにやつておるかということは、私はよく知りませんが、例えば内務省あたりに營繕局というか、そういうものがあつてそこでやつておるかと思うのですが、この官廳設計というものが極めてまずいものと思うのです。千篇一律、バラツク式建物を建ててしもう。實際に使つて見ると非常に不十分なる建物であるということがしばしばあるのでありまするからして、今度議會議員廳舍とかいうようなものを作るという場合には、もうちよつと廣く世間を見た、或いは外國を見た建築技師、今まで官廳關係していなかつた技師でも適當であるよう技師を物色して、それに頼むというようなことも私は考えなければならんかと思うのでありますが、その邊の事情は一體どうなつておるか、即ちすでに設計があるのかどうか、又ありとすればその設計をした人は誰か、又ない場合にこういう方面設計を頼むつもりだというような考えがあるかどうか、そういうことを私は先に伺つて、そうしてこの庶務委員會で十分にその設計を頼むことが適當であるかどうかということせ研究して頂きたいと思いますが、私の見解から言えば、先程申しました通りに、廣く世間を見た人、外國を見た人、そういう技師を物色して委嘱したいと思うのであります。    〔「贊成」と呼ぶ者あり〕
  90. 小林次郎

    ○理事總長(小林次郎君) 總務部長よりお話いたします。
  91. 近藤英明

    ○參事(近藤英明君) 只今のところ設計は戰災復興院の營繕課長の手許においていたしております。
  92. 佐藤尚武

    佐藤尚武君 設計は……。
  93. 近藤英明

    ○參事(近藤英明君) まだ設計はでき上つておりません。
  94. 佐藤尚武

    佐藤尚武君 三つともですか。
  95. 近藤英明

    ○參事(近藤英明君) ただ議員宿舍につきましては、先般一應の設計を作つて參りましたが、どうも甚だ不滿足のように總長も考えられまして、總長において別な考え方をしたらというよう意見を述べられまして、それは持歸つて從つて皆樣の御手許に行く程度のものはまだでき上つておらないわけであります。
  96. 藤井新一

    藤井新一君 この前の議院運營において、連合委員會を開くとき、討論採決のところでいずれの委員會に持たせるかということを議院運營で研究することになつてつたのですが、その後の研究過程はどうなつておりますか。
  97. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 只今藤井委員からの御發言の問題は、各會派におきまして意見を取纒めた上に、この委員會において更に檢討する、こういうことになつております。まだ各會派で十分纒まつておりませんので今日までそのままになつております。いずれ近いうちにその問題は決定したいと思います。
  98. 東浦庄治

    東浦庄治君 だんだん國會の會期も餘すところ少くなつて參りますが、政府の方では豫算案を初め重要な法案がなかなか提出の運びに至らないように見受けられるのです。國會としても短かい期間にそういう重要法案を急速に審議せよと言われても非常に迷惑の話で、この際そういう問題について一應政府に警告するなり、念を押すなりする必要があるのじやないか、こう思うのですが、この問題について一つ皆さんの御意見を伺つて置きたいと思う。
  99. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 只今東浦委員から御發言の點は、議院運營委員會としても非常に重大な問題でありますし、又他の委員の方からも御要求がありましたので、本日十一時半に總理大臣がおいでになることになつておりましたのですが、總理大臣は只今衆議院の委員會の方でどうしても手が離せないから十二時過ぎになるだろう、こういふのですが、それまでお待ちを願えますか。
  100. 藤井新一

    藤井新一君 私の方即ち議院運營の庶務關係委員は午後一時から衆議院と委員會を持つております。そういう理由において十二時半まで待つことができないように我々小委員會は考えます。よつて次囘に總理大臣をお呼びになつて一つ聽きたいと思う。
  101. 佐々木良作

    佐々木良作君 總理大臣を呼ぶのは結構だと思いますけれども、總理大臣に對して今のよう意見と言われますけれども、ここでまだ正式にその討議もされたこともないし、決定されたこともないわけで、できれば總理大臣に對して我々意思表示をする内容をここで檢討して、そうして大體の決定をして、その上で總理大臣に對してその決定についての意見を問うとか、或いは所信を述べるとかいうよう方法にすべきじやないかと思うのですが……。    〔「贊成」と呼ぶ者あり〕
  102. 木内四郎

    委員長木内四郎君) それも一つ方法ですし、或いは各委員から總理大臣に質問なり或いは所信を問われて、その上でこの委員會としての態度を決められて向うへ提出されるのも一つ方法だと思います。各委員から總理大臣に出席を要求されましたから、來て頂くことは私は委員部を通じて要求したのです。豫めここで今東浦委員の御意見のあつた點について皆さんの意見の御交換を願うということも一案だと思いますので、若し御意見がありましたら……。
  103. 兼岩傳一

    ○兼岩傳一君 やはりこの運營委員會として總理大臣を呼ぶのでしよう。だとすればやはり内容を深く聽かないでも、どういう題目とどういう題目で呼ぶのだ、それに對して我々異議がないということで御進行願つた方が我々も藪から棒じやなくていいじやないかと考えております。
  104. 木下盛雄

    木下盛雄君 總理大臣を呼ぶという問題もそこに出て來たのでありますが、そこで今東浦委員の言われたのは、ここに總理大臣を呼ぶとか呼ばないことは別の問題として提議されたんだと思います。即ち會期の延長を五十日諮つて、そうしてその間において御承知の通り會期延長をする場合においては十二分に政府に對して念を押して、政府の代表者として來たところの法制局長官はこれに對して我々に滿足すべき経辯をなしておる。それで我々は好意あるところの休會を二週間して、そうして再會したにも拘わらず、未だに重要法案が出て來ないというようなことであるならば、結局五十日の會期の延長もいまに終つてしまつて、終らないまでも結局最後の重要法案が山積して行つて、十分審議する期間も與えられずに終つてしまうというようなことがある場合におきまして、議院の責任は實に重大だと思う。かるが故に政府の所信は今まで質したのであるが、その後實行が一つも伴なはないで、これに對して議院運營委員會の責任において向うに對するところの所信を十分質し、若しくは同時に申入れをするということは必要だと思います。そういう意味において、東浦委員の提案に對して私は全面的に賛成なんで、どういう方途で行こうということをよく皆さんと御研究をして進みたいと思います。
  105. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 只今の御意見に御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  106. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 實はこの委員會としては總理大臣などにここに來て頂くことにつきまして委員會として要求することもあるし、各委員が自分は質疑をしたいから總理大臣を呼んで貰いたいと言はれれば來て頂くこともありますが、今日までのところは、この委員會としての正式の要求ではなくて、委員から總理大臣に質問したいから來て貰いたいという御要求であつたから委員部を通じて交渉しておつたのでありますが、皆樣の御意見もありますので、如何でございましようか、總理大臣その他の誰か適當な方に來て頂いて、委員會として全體纏めてそういう意思表示をするなり、或いは各委員からもそういう意思表示をして頂く、或いは質問なりして頂くということにしたら如何でございましようか。
  107. 木下盛雄

    木下盛雄君 私はこの説に賛成なんです。というのは今まで私は政府を代表するといつて來た法制局長官に何囘か騙されておる。だからもう法制局長官の如きものをここに呼んで論議をするる必要はない、内閣の責任を持つておる總理大臣を連れて來て、これに對して我々は聽くべきは聽き、質すべきは質し、鞭撻すべきは鞭撻しなければならんと、こういうふうに考えるので、總理は勿論呼ばなければいかんと思います。
  108. 稻垣平太郎

    ○稻垣平太郎君 先程も佐々木委員が言われたと思いますが、總理に質問するなり、或いは、ここに來て頂いていろいろお話することも結構ですが、佐々木委員の言われたように會期を延長して貰つては困るということを發表するのか、どういうことを皆で話をするのか、やはりその點をはつきりしてからにしないとちよつとおかしいと思います。先程の佐々木委員の言われた説に賛成です。だからただ質問することで來て頂くということではなしに、一つ來て頂くことについて、どういうことを話しをするかという題目をはつきりして頂きたいと思います。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  109. 木下盛雄

    木下盛雄君 それも結構だと思いますね。
  110. 木内四郎

    委員長木内四郎君) それではそういう話の内容について御意見がありましたらお述べを願いたいと思います。
  111. 木下盛雄

    木下盛雄君 私が第一に聽きたいことは、會期が再度延長された場合、十分參議院として念を押してあるが、現在のような状況としては、これは三度延長しなければならんような状況に立至りはせんかという極めて心配な状況にあると思います。そういう點に對して政府は延長しなくとも十分前の約束通り議會は十月二十日を以て閉會できるということを、會期末になつて來て質すことは非常に不親切だと思うので、今の内から十分質しておく必要がある。又その場合において、これから皆樣に御相談願いまして、結局會期は今度の十月二十日を以て參議院は打切りとして延ばさないという方針がそこに若し決まるとするならばこれは申渡すことが必要だと思います。その前にともかくこの會期中に十分政府の目的を達成でき、議院の責任を果せるような努力を政府に對して申上げることは必要だと思います。  それからまあだらだらとやつておる結果としては、非常に議院が國民から信を失うということは、現在僕等が地方に歸つて見ても議會は何をしておるのかという聲が實際あるわけでありまして、そういう場合においても議會の會期延長ということが再び行われるものかどうかということも考えなければならんし、まあそういつたような會期問題と、それから重要法案が出て來ないという點に對して、十分質さなければならんと思う。どうでもこうでも出んというならば出んということについて別に考えなければならん。これは大きな問題だと思います。特に議院運營委員會はそれを質さなければならんということは、いつも會期延長の問題に對しては議院運營委員會に對して先に諮られて、然る後に本會議におつて議決されておるのでありますから、いつでも最も重點的な責任を持つ所は、この會期問題に對しては我が議院運營委員會だと思うのであります。そういう點からも十分に私は今の問題に對して聽かなければならんじやないかと思います。何故總理に來て頂くかということは、先程申上げたように、この前七月の延長の通法制局長官の言つたこと、約束したことは一つも守られないばかりでなく、前に言つた事と後で言つたことはけろつとして間違つたことを言つておる、だからどうしても最高責任を持つておる人に質して、議院運營委員會の今後の議院運營に對する方途を決めなければならんというところに私は差迫つておると思います。だから聽くことは或る程度ここで御同樣に考えて相談し合つて置くことは必件であると同時に、聽いた後は議院運營委員會としての又意見を纏める必要があると思います。
  112. 藤井新一

    藤井新一君 政黨法について總理はどういう所見を持つておるか、殊に參議院と政黨法との關係を明かにして貰いたいということも、今日の問題としてGHQがどういう所見があるか知らんが、總理の所見があると思う。これはわれわれ參議院として非常に重大な案件でありますから、これは殊に私は總理大臣にお聽きしたい。
  113. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 他に御意見ありますか。
  114. 佐々木良作

    佐々木良作君 總理を呼んでの問題は先程からの問題で、ここの運營委員會での會期延長、或いは延長するとかしないとか、十分に審議できる期間を與えるとか與えないとか、一應その問題に限定した方がいいのじやないかと思います。例えば政黨法の問題も、確かに議院として問題でありますけれども、そういうふうになつてきますと、例えば私共の方の立場から言えば、これは千八百圓ベースの問題についても質問しなければならんことにもなりますし、だから今度のやつは、一應この再延長と絡んでの議會運營の問題についてに限定したらどうかと思うのです。
  115. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 他に御意見ありませんか。
  116. 藤井新一

    藤井新一君 佐々木委員の言う通りでいいが、時間があつて、總理も餘裕の時間があれば、政黨法に關しての簡單なる所見を述べて貰うことも一つだと思うんです。必ずしも會期延長に限らなくても、その點までの含みを一つ置いて頂きたい。
  117. 木内四郎

    委員長木内四郎君) ちよつと速記を止めて置いて貰いたい。    〔速記中止
  118. 木内四郎

    委員長木内四郎君) それでは速記を取つて……、それでは各委員からお述べになりましたよう趣旨によりまして、議院運營に關して政府の責任ある總理大臣に次會の運營委員會に來て頂いて、質疑をするということにいたしたいと思います。  次會は二十五日の午前十時、若し本會議がありますれば本會議散會後に……。  それでは本日はこれにて散會いたします。    午後零時一分散會  出席者は左の通り。    委員長     木内 四郎君    理事            藤井 新一君            駒井 藤平君            結城 安次君    委員            松本治一郎君            木下 盛雄君            左藤 義詮君            伊東 隆治君            稻垣平太郎君            櫻内 辰郎君            佐佐 弘雄君            佐藤 尚武君            高橋龍太郎君            東浦 庄治君            兼岩 傳一君            佐々木良作君   —————————————    議長      松平 恒雄君   —————————————   事務局側    事 務 總 長 小林 次郎君    參     事    (事務次長)  近藤 英明君    參     事    (法制部長)  川上 和吉君    參     事    (議事部長)  寺光  忠君    參     事    (委員部長)  河野 義克君