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木下盛雄君 私が第一に聽きたいことは、會期が再度延長された場合、十分參議院として念を押してあるが、現在の
ような状況としては、これは三度延長しなければならん
ような状況に立至りはせんかという極めて心配な状況にあると思います。そういう點に對して
政府は延長しなくとも十分前の約束
通り今
議會は十月二十日を以て閉會できるということを、會期末にな
つて來て質すことは非常に不親切だと思うので、今の内から十分質しておく必要がある。又その場合において、これから皆樣に御相談願いまして、結局會期は今度の十月二十日を以て參議院は打切りとして延ばさないという方針がそこに若し決まるとするならばこれは申渡すことが必要だと思います。その前にともかくこの會期中に十分
政府の目的を達成でき、議院の責任を果せる
ような努力を
政府に對して申上げることは必要だと思います。
それからまあだらだらとや
つておる結果としては、非常に議院が國民から信を失うということは、現在僕等が地方に歸
つて見ても
議會は何をしておるのかという聲が實際あるわけでありまして、そういう場合においても
議會の會期延長ということが再び行われるものかどうかということも考えなければならんし、まあそういつた
ような會期問題と、それから重要法案が出て來ないという點に對して、十分質さなければならんと思う。どうでもこうでも出んというならば出んということについて別に考えなければならん。これは大きな問題だと思います。特に
議院運營委員會はそれを質さなければならんということは、いつも會期延長の問題に對しては
議院運營委員會に對して先に諮られて、然る後に本會議にお
つて議決されておるのでありますから、いつでも最も重點的な責任を持つ所は、この會期問題に對しては我が
議院運營委員會だと思うのであります。そういう點からも十分に私は今の問題に對して聽かなければならんじやないかと思います。何故總理に來て頂くかということは、先程申上げた
ように、この前七月の延長の通法制局長官の言つたこと、約束したことは
一つも守られないばかりでなく、前に言つた事と後で言つたことはけろつとして間違つたことを言
つておる、だからどうしても
最高責任を持
つておる人に質して、
議院運營委員會の今後の議院運營に對する方途を決めなければならんというところに私は差迫
つておると思います。だから聽くことは或る程度ここで御同樣に考えて相談し合
つて置くことは必件であると同時に、聽いた後は
議院運營委員會としての又
意見を纏める必要があると思います。