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參事(
川上和吉君) この
機會に
政黨法のことについて御
參考までに申上げたいと思うのであります。
政黨法の立案につきましては、
衆議院において早くから問題が取上げられまして、
衆議院に
特別委員會がぢけられて立案されておるようであります。その結果
休會の直前まで、いろいろと
意見の交換があつた結果、
休會中に
事務局で
纒めるその案を基にして、
衆議院で
審議するということに
なつたようであります。尚いろいろの
關係がありまして、
衆議院は
審議を非常に急ぎまして、大體の豫定は今月中に
原案を作成して、來月に入
つて正式に
決定をして、
參議院に囘付をいたしたい。こういう段取のようであります。
政府提出の
法案と違いまして、
衆議院で實際
審議をいたしまして、いよいよ最後に決める時には非常に短い期間でやるようでありますので、或いは
參議院の方では、
豫めこの點について御
研究になるのが便宜じやないか。これは各
會派それぞれ
衆議院の方と御
連絡があろうかと思いますが、御注意、御
參考までに申上げた次第であります。
尚
内容につきましては、これは全くまだこれからの問題のようであります。併し今朝
朝日新聞に、これは發表したのではないので漏れたのだそうでありますが、
朝日新聞に出ております
内容が一應の
原案であります。併しこれについては
衆議院において
議論もあるように聞いております。當初傳えられましたように、
衆議院議員の
立候補の問題だけでなしに、今の
原案では、
參議院議員の
立候補についても
政黨が働くようなことになるようであります。さような點から考えまして、なんらか
豫め御
研究になる
方法をお構じに
なつた方がよかろうと思いますという意味合いで、大體進明の状況を御
參考までに申上げた次第であります。