○事務總長(小林次郎君) 大體のことを申上げますが、
議員の控室として現在においては百三十一坪八七五、それから内談室として二十九坪一七〇、應接室として三十九坪九三七、合計二百坪と九八二、それから
委員會用として
委員室か四百八十二坪六八〇、合計六百八十三坪六六二、これが現在の
議員諸公の先ずお使いにな
つておる所であります。これを
衆議院に比較いたしますと、
衆議院の方は、
議員控室として四百八十五坪、それから内談室がなし、應接室が三十坪六〇八、合計五百十五坪六〇八、それから
委員室として三百八十四坪八三三、合計九百坪四四一、こういうことに相成
つております。それで
委員室の方は
議員一人當りはこちらの方はずつと多うございますけれども、控室
關係の方は、こちらの方は
衆議院に比較しますと、非常に少くな
つております。それで今度の問題といたしましては、控室
關係の方を相當に殖やす必要があるというのが皆さんの方の御
意見のようであります。尚
政府委員室が大分
參議院の方へ入り込んでおるので、これを追つ拂
つて部屋を擴げたらどうだろうという御
意見もございます。色々ございますが、どなたかのおつしやるように、
政府委員室を
政府委員の溜りというので、各どこがどこというようなことを決めずに、來た者の足溜りにするというようなことが若しできますならば、これは相當に部屋も擴げられます。そうでない限りはなかなかむずかしいと思います。殊に今日
兩院法規委員會の
委員室のことにつきまして、
衆議院の方からどうか
參議院の方で色々な事務をや
つて呉れて、
從つて部屋も自動車も
參議院の方から出してくれ。こういう
お話があ
つたので、これは
衆議院の方が十人も
委員が澤山出ておられ、こちらは八人しか出ていない、あなたの方がウエートがあるから、あなたの方でおやりになるのが當然であるということを一應は申上げて置きましたけれども、そういうような要求も出ておる。それから尚もつと總括的に
衆議院の
議長がこの
議會の始まつた當座でございますけれども、見えまして、どうも私の方は人數が非常に多いのだから、
一つこちらの部屋をもう少し融通して貰いたいということを
議長までお
申出がありました。併しこれに對しても、私からなかなか至難であるということを
議長のおいでになります所で
衆議院議長には申上げて置きました。そういうような工合でなかなかむずかしいのでありまして、一升の徳利に二升の酒を入れるようなもので、なかなかむずかしい、これはこの間一應御順も頂いたようでございますから、
一つよく御
意見のあります所を
お話を願いまして、場合によつたら、やはりこれもどうも皆樣方のお
考え次第でございますけれども、やはり各派から一名ずつでもお集まり
願つて、實地について、どこの部屋はどこへやるとか、どこの
政府委員室は追つ拂うとか、どうとかいうようなことは御檢討を願つたらどうかと
考えております。これはいずれなりとも皆樣方にお願いするよりいたし方がないと思
つております。