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三木國務大臣(三木武夫)
○
三木國務大臣
昭和
二十二
年度
遞信省所管
の
補正豫算
につき、その
概要
を御
説明
いたします。 まず
遞信省所管
一
般會計歳出
の
補正豫算
におきまして、今囘の
追加額
は二十五億一千八百七
萬餘圓
であり、これにすでに成立しました
豫算額
を合計いたしますと、二十九億二千十八
萬餘圓
と相なります。 右の
追加額
のおもなる
事項
を申し上げますと、
飛行場維持管理業務
の擴充に伴い必要な
經費
六百十七
萬餘圓
であり、
政府職員
の
給與改善
に必要な
經費
の
増加
が五百九十九
萬餘圓
であります。また
通信事業特別会計
へ繰入れに必要な
經費
二十五億圓などであります。 次に
通信事業特別會計
の
補正豫算
について御
説明
いたします。まず
歳入
でありますが、今囘の
追加額
は百三十五億五千七百八十三
萬餘圓
、
修正減少額
は三十五億三千四百十六
萬餘圓
であり、差引いたしますと、その
増加額
は百億二千三百六十六
萬餘圓
でありまして、これをすでに成立しました
豫算額
と合計いたしますと、二百三十四億九千八百六十五
萬餘圓
と相なります。
歳入
のおもなるものを申し上げますと、
事業收入
の
増加
が七十一億九千三百九十一
萬圓
、
公債金
の
増加
が三十五億九千八百十九
萬餘圓
、一
般會計
よりの受入が二十五億圓、
借入金
の
減少
が三十四億三千百四十四
萬餘圓
などでありまして、本
年度
の
公債金
の合計は、五十八億一千九百八十八
萬餘圓
と相なります。また
借入金
は、前に申し述べましたやうに
減少
いたしましても、なお、本
年度
において十八億六千二百六十三
萬餘圓
の借入をいたさなければならぬ
實情
であります。 次に
歳出
でありますが、今囘の
追加額
は、百十四億九千七百四
萬餘圓
であり、
修正減少額
は十四億七千三百三十八
萬餘圓
であり、
差引増加額
が百億二千三百六十六
萬餘圓
でありまして、これをすでに成立いたしました
豫算額
と合計いたしますと、
歳入
と同額の二百三十四億九千八百六十五
萬餘圓
と相なります。
歳出
のおもなる
事項
は、
物件費
の
値上げ
に伴う
經費
の
増加
が三十三億七千二百十七
萬餘圓
、
政府職員
の
給與改善
に必要な
經費
が三十億二千八百八十七
萬餘圓
、
廳舍及び電信電話施設等
諸
設備
に要する
經費
の
増加
が三十七億一千二十六
萬餘圓
、豫備金の
増加
が四億六千
萬餘圓
、
人件費
の節減が十一億六千二百五十九
萬餘圓
、
政府
に移管された
國際電氣通信施設
の
維持
に要する
經費
が一億五百二
萬餘圓
、
保險業務取扱い
に要する
經費
が一億四千八百十九
萬餘圓
などを計上いたしております。 右の
歳出増加
の内容を要約いたしますれば、最近の物價の値上りに伴う
物件費
の
増加
と、
職員
の
給與改善
に伴う
經費
の膨脹などが、その大
部分
でありまして、
物件費
につきましては、極力これが
節約
に努めますとともに、
人件費
につきましても、
通信會計
における本
豫算定員
四十九萬三千
餘名
を、四十三萬六千
餘名
に縮減する等、
經營
の
合理化
について相
當英斷的措置
を講じた次第であります。 最後に
簡易生命保險及び郵便年金特別會計
の
補正豫算
につき御
説明
申し上げますと、第一に
保險勘定
でありますが、
歳入追加額
は五億一千四百四十
萬圓
、
歳出追加額
は十億一千八
萬餘圓
でありまして、これをすでに成立いたしました
豫算額
と合計いたしますと、
歳入
は二十七億一千三十六
萬餘圓
、
歳出
は二十五億二千五百七十九
萬餘圓
と相なりまして、
差引歳入超過額
一億八千四百五十七
萬餘圓
であり、これを
保險積立金
に編入する
豫定
であります。 第二に
年金勘定
でありますが、
歳出
の
追加額
は一億百七十四
萬餘圓
でありまして、これをすでに成立いたしました
豫算額
に合計いたしますと、
歳入
は六億五千七百九十二
萬餘圓
、
歳出
は二億四千九百七
萬餘圓
と相なりまして、
差引歳入超過額
は四億八百八十四
萬餘圓
であり、これは
年金積立金
に編入する
豫定
であります。 以上で
遞信省所管
の一
般會計
及び
特別會計
、
昭和
二十二
年度
補正豫算
の
概要
を申し上げました。何とぞ御審議の上、速やかに御可決あらんことをお願いいたします。
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1947-11-18 第1回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第2号
公式Web版
会議録情報
0
昭和
二十二年十一月十八日(火曜日) 午前十一時二十一分
開議
出席分科員
主査
川野
芳滿
君 島田 晋作君
中崎
敏君 工藤 鐵男君
鈴木
彌五郎君 青木 孝義君
鈴木
正文君 兼務
苫米地英俊
君
出席國務大臣
遞信大臣
三木
武夫君
出席政府委員
遞信事務官
大野
勝三
君
遞信事務官
浦島喜久衞
君
遞信事務官
岡井彌三郎君
遞信事務官
横田 信夫君 —
——
——
——
——
——
——
本日の
會議
に付した事件
昭和
二十二
年度
一般會計豫算補正
(第七號)中
遞信省所管
昭和
二十二
年度
一般會計豫算補正
(第八號)中
遞信省所管
昭和
二十二
年度
特別會計豫算補正
(特第三號)中
遞信省所管
—
——
——
——
——
——
——
川野主査(川野芳滿)
1
○
川野主査
會議
を開く前に皆さんにお斷りしておきます。
開會
の時間が
豫定
よりたいへん遲れましたので、それに午後一時からは第二
分科會
がこの部屋を使うことにな
つて
おりますので、
質疑答辯
も要旨のみ簡潔にお願いいたします。 これより
會議
を開きます。
昭和
二十二
年度
一般會計豫算補正
(第七號)
昭和
二十二
年度
一般會計豫算補正
(第八號)
昭和
二十二
年度
特別會計豫算補正
(特第三號)中、
遞信省所管
を議題といたします。まず
遞信大臣
より
説明
を聽取いたします。
三木國務大臣(三木武夫)
2
○
三木國務大臣
昭和
二十二
年度
遞信省所管
の
補正豫算
につき、その
概要
を御
説明
いたします。 まず
遞信省所管
一
般會計歳出
の
補正豫算
におきまして、今囘の
追加額
は二十五億一千八百七
萬餘圓
であり、これにすでに成立しました
豫算額
を合計いたしますと、二十九億二千十八
萬餘圓
と相なります。 右の
追加額
のおもなる
事項
を申し上げますと、
飛行場維持管理業務
の擴充に伴い必要な
經費
六百十七
萬餘圓
であり、
政府職員
の
給與改善
に必要な
經費
の
増加
が五百九十九
萬餘圓
であります。また
通信事業特別会計
へ繰入れに必要な
經費
二十五億圓などであります。 次に
通信事業特別會計
の
補正豫算
について御
説明
いたします。まず
歳入
でありますが、今囘の
追加額
は百三十五億五千七百八十三
萬餘圓
、
修正減少額
は三十五億三千四百十六
萬餘圓
であり、差引いたしますと、その
増加額
は百億二千三百六十六
萬餘圓
でありまして、これをすでに成立しました
豫算額
と合計いたしますと、二百三十四億九千八百六十五
萬餘圓
と相なります。
歳入
のおもなるものを申し上げますと、
事業收入
の
増加
が七十一億九千三百九十一
萬圓
、
公債金
の
増加
が三十五億九千八百十九
萬餘圓
、一
般會計
よりの受入が二十五億圓、
借入金
の
減少
が三十四億三千百四十四
萬餘圓
などでありまして、本
年度
の
公債金
の合計は、五十八億一千九百八十八
萬餘圓
と相なります。また
借入金
は、前に申し述べましたやうに
減少
いたしましても、なお、本
年度
において十八億六千二百六十三
萬餘圓
の借入をいたさなければならぬ
實情
であります。 次に
歳出
でありますが、今囘の
追加額
は、百十四億九千七百四
萬餘圓
であり、
修正減少額
は十四億七千三百三十八
萬餘圓
であり、
差引増加額
が百億二千三百六十六
萬餘圓
でありまして、これをすでに成立いたしました
豫算額
と合計いたしますと、
歳入
と同額の二百三十四億九千八百六十五
萬餘圓
と相なります。
歳出
のおもなる
事項
は、
物件費
の
値上げ
に伴う
經費
の
増加
が三十三億七千二百十七
萬餘圓
、
政府職員
の
給與改善
に必要な
經費
が三十億二千八百八十七
萬餘圓
、
廳舍及び電信電話施設等
諸
設備
に要する
經費
の
増加
が三十七億一千二十六
萬餘圓
、豫備金の
増加
が四億六千
萬餘圓
、
人件費
の節減が十一億六千二百五十九
萬餘圓
、
政府
に移管された
國際電氣通信施設
の
維持
に要する
經費
が一億五百二
萬餘圓
、
保險業務取扱い
に要する
經費
が一億四千八百十九
萬餘圓
などを計上いたしております。 右の
歳出増加
の内容を要約いたしますれば、最近の物價の値上りに伴う
物件費
の
増加
と、
職員
の
給與改善
に伴う
經費
の膨脹などが、その大
部分
でありまして、
物件費
につきましては、極力これが
節約
に努めますとともに、
人件費
につきましても、
通信會計
における本
豫算定員
四十九萬三千
餘名
を、四十三萬六千
餘名
に縮減する等、
經營
の
合理化
について相
當英斷的措置
を講じた次第であります。 最後に
簡易生命保險及び郵便年金特別會計
の
補正豫算
につき御
説明
申し上げますと、第一に
保險勘定
でありますが、
歳入追加額
は五億一千四百四十
萬圓
、
歳出追加額
は十億一千八
萬餘圓
でありまして、これをすでに成立いたしました
豫算額
と合計いたしますと、
歳入
は二十七億一千三十六
萬餘圓
、
歳出
は二十五億二千五百七十九
萬餘圓
と相なりまして、
差引歳入超過額
一億八千四百五十七
萬餘圓
であり、これを
保險積立金
に編入する
豫定
であります。 第二に
年金勘定
でありますが、
歳出
の
追加額
は一億百七十四
萬餘圓
でありまして、これをすでに成立いたしました
豫算額
に合計いたしますと、
歳入
は六億五千七百九十二
萬餘圓
、
歳出
は二億四千九百七
萬餘圓
と相なりまして、
差引歳入超過額
は四億八百八十四
萬餘圓
であり、これは
年金積立金
に編入する
豫定
であります。 以上で
遞信省所管
の一
般會計
及び
特別會計
、
昭和
二十二
年度
補正豫算
の
概要
を申し上げました。何とぞ御審議の上、速やかに御可決あらんことをお願いいたします。
川野主査(川野芳滿)
3
○
川野主査
これより
質疑
を許します。
中崎敏
君。
中崎委員(中崎敏)
4
○
中崎委員
全
遞從業員
の
待遇改善
に關する問題についてお尋ねいたします。今囘の
中央勞働委員會
の
裁決
に基く
從業員
に對する
待遇改善案
に對し、
政府
はいかなる
態度
をとられるかをお尋ねいたします。
三木國務大臣(三木武夫)
5
○
三木國務大臣
政府
は
勞働問題
の處理を、できる限り平和的に處理したい
方針
でありまして、その限りにおいて、
中央勞働委員會
の權威を尊重し、またその
調停案
もできる限りこれを尊重していきたい
考え
であります。しかしながら、そこには
國家財政
の
能力等
を勘案いたさなければなりませんので、ただいま
政府
は、連日
中央勞働委員會
の
調停案
を中心として、
檢討
を加えておる次第でございます。今日ここに
政府
の諾否を申し述べる
段階
にはまだ來ていないのでありますが、できるだけ尊重したい。しかし結局は財源の問題であります、これをいかに困難な
國家財政
の中において、
政府職員
の
待遇
を
改善
していくか、こういう
諸般
の
一般的財政状態
をにらみ合わせて、できる限り
待遇
を
改善
したいという決意には變りはないのであります。そういう點について、ただいま
檢討
を加えておる次第であります。
中崎委員(中崎敏)
6
○
中崎委員
いずれにしても、
中央勞働委員會
の
裁決
がありました以上、これに對し、
政府側
においても
意思表示
をされる必要があると思いますが、それについて、いつごろその
意思表示
をされる見込みであるか。さらに、かりに全面的にこれを認めないとしても、少くともある
部分
の要求に應じていかなければならぬと思うわけでありますが、その際においては、
追加豫算的
な
處置
をとられるのか、あるいはその他の
方法
を講じられることになりますか、その見透しをお尋ねしたい。
三木國務大臣(三木武夫)
7
○
三木國務大臣
調停案
は十日間の期限が切られておりまして、
政府
はでき得る限り、この十日間の
期間
において、結論を得たいと
思つて
おります。またその
調停案
に對しては、たとえば新しい
一つ
の
給與體系
をつくる
問題等
は、
いろいろ給與體系
をつくることについての
前提條件
にな
つて
おることについて、
政府
も相當疑義があるのでありますが、明年一月からそういう新しい
給與體系
をつくるべく、勞働
組合
、あるいは
政府
の側も加わ
つて
、これを
檢討
することについては、
政府
は原則的には異議はない。また
生活補給金
という問題については、過去の
生活
の
赤字
を補給するかどうかという問題については、相當根本的に
檢討
しなければならないが、十二月には何とかしたいという意向をも
つて
政府
は
調停案
が出ない前からこの問題を
檢討
してお
つた
ので、全面的な
調停案
の否定ということはないと
考え
ております。
從つて
そういう場合には、結局
國民
が
政府
の
處置
に對して
納得
のいくような、
政府
は
政府
としての
態度
をとらなければならぬ。いずれにしても、もし
調停案
がそのままのめない場合には、のめない
理由
を明細に
國民
の前に明らかにして、
議會
の御意見も承り、
國民
も
納得
のできるような形で、
政府
の
態度
を
決定
したい、その結果あるいは
追加豫算等
の提出の場合も起り得ると思います。
中崎委員(中崎敏)
8
○
中崎委員
米窪勞働大臣
は、
中央勞働委員會
の
裁決
には服するというような意味のことを述べられておるのでありますが、ただいまの
遞信大臣
の
説明
によりますと、尊重はするけれども、
國家財政等
の
建前
から、必ずしもそういうふうにもできない場合もあるというふうに言われております。そうなると、
中央勞働委員會
の裁定に服さないということによ
つて
の
政府
の政治的な立場における
責任
というような問題も起
つて
くるだろうということは、想像されるわけですが、そういうふうに
考え
ていいものかどうか伺いたい。
三木國務大臣(三木武夫)
9
○
三木國務大臣
ただいま申し上げましたごとく、連日
政府
はこの問題について
檢討
いたしております。この
調停案
を
政府
が承諾するか、あるいは承諾できないかということは、今後の
檢討
にある問題であります。この際いろいろな假定に立
つて
御答辯申し上げることは、今日の
段階
では、かえ
つて
誤解を招くと思いますから、ただいま
檢討
をいたしておるという
程度
で御了承をお願いいたします。
中崎委員(中崎敏)
10
○
中崎委員
一月からの
給與體系
の問題でありますが、これについては、原則的には一
應給與體系
を新しく
考え
られるというように言われておりますが、そうすれば千八百圓の
賃金體系
というものは、變更されるというふうにも想像されますが、そういうふうに解釋していいものかどうか。
三木國務大臣(三木武夫)
11
○
三木國務大臣
これは非常に重大な
政府
の
施策
の面に觸れる問題であります。こういう問題もひつくるめて
檢討
をいたしておるのであります。必ずしも、
待遇
の
改善
というものは、
貨幣賃金
の面ばかりということも言えません。たとえば
インフレーシヨン等
の
問題等
もにらみ合わせて、できる限り
實質賃金
を充實していく、そういう點で
配給物資
の
確保等
ということが、より以上重大なる問題であろうと思うのであります。こういうことに對しては、
政府
は、今まで、
生鮮食料品等
については、確かに
政府
の計畫
通り
參らなか
つた
ことを、率直に認めております。こういう
施策
については、今までのことを反省いたしまして、徹底的な
處置
を講じたい、近くこれは
發表
の
段取り
になると思います。こういう點もにらみ合わせて、單に
一つ
の
ベース
をどうするという問題ばかりでなしに、一方においては
配給物資
の
確保等
によ
つて
、その間の調節をはか
つて
いく場合もある、こういう點もにらみ合わせて、ただいま
檢討
をいたしておるところであります。
中崎委員(中崎敏)
12
○
中崎委員
次に
電話
の問題でありますが、戰時中たくさんの
電話機械類
が燒失しまして、
電話
の
通信
の上において、非常な不便を感じておるわけであります。
物資
の
不足等
によりまして、これらの
復舊
が思うに任せぬということは、われわれも十分了承し得るところでありますが、
通信機關
が非常に十分でないために、商業上、あるいは日常の
生活
上、不便を感じておる面が多々あるわけであります。この點について現在までの
復舊
の
程度
、さらに今後の
復舊
あるいは新設の計畫というものを御
説明
願いたいと思います。 さらにまた、こうした
通信
の非常に
圓滑
でないのは、一面
從業員側
における
綱紀
の弛廢といいますか、えてこのごろ
サービス本位
であるべきこの
電話
の面において
從業員側
において親切を缺いておる。同時にまた、十分に
通信
の重要な役目に携わ
つて
おるということを忘れておるか、どうかしりませんが、誤まられた
民主主義
というふうな
考え
のもとに、あるいは官尊民卑というような、古いとらわれた
考え
であるかもしれませんが、非常に親切の
程度
が缺けておるということばかりでなく、熱心にこの業に携わ
つて職務
を果すという、その意欲が缺けておるのではないかというふうな氣持もしておるわけであります。これらの點について、
遞信大臣
の
説明
を求めます。
三木國務大臣(三木武夫)
13
○
三木國務大臣
御
指摘
のように、
遞信省
の
理想
としては、ガス、水道のごとく
電話
というものが
一般
に普及することを
理想
といたしております。いろいろ
豫算
との
關係
において、今
年度
においても、
遞信省
が計畫いたしておりました
程度
の
増設
は困難であろうと存じます。
増設
の計畫については、あとで
事務當局
から御
説明
をいたします。しかし何といたしましても、
通信特別會計
の中においても、これを將來
改善
いたしていくについては
電話
の
増設
ということが、一番
特別會計改善
の近道でありますし、また
國民
も非常に便宜をいたす、こういう點から、できるかぎり
電話
の
復舊増設
ということには死力を注いでいきたい。こういう點から
特別會計
を
改善
していかなければ、なかなかほかの點ではいろいろくふうをいたしましても、大した金額には上
つて
こない。この點は將來そういう
方針
に進みたい。御
指摘
の、この
通信事業
というものは、これだけ
國民
と結びついておる
事業
はない。
鐵道等
も
國民
と
關係
があると
言つて
も、
通信事業
は口から口に、手から手に渡
つて
い
つて
おる、非常に
國民
との
接觸面
が多いのであります。この場合は、
ほんとう
に
國民
の
公僕
として親切な
サービス
をするということは、
遞信從業員
が常に心がけなければならない點であまりす。こういう點で、御
指摘
のようにこれは
遞信從業員
ばかりでありませんが、
一般
の傾向として、非常にこの
サービス
の低下ということは認められるのであります。それには、いろいろ
設備
、
器具等
の
不足等
によ
つて心
の中では
思つて
お
つて
も、それを十分に發揮できない面も多分にありますが、また一面御
指摘
のような、
ほんとう
に
公僕
としての
精神
に徹底しない面もあろうかと思います。これは
政府
全體の大きな問題であります、新しい
憲法下
における官吏のあり方として、やはり
公僕精神
に徹底さすということにさすということについては、今後一段の努力を要すると思います。私も苦心をいたしておる面であります。
大野(勝三)政府委員(大野勝三)
14
○
大野
(
勝三
)
政府委員
電話
の
復舊擴張等
の状況につきまして、
數字的
に補足いたして御
説明
申し上げますと、本年の十月二十一日現在の調べでございますが、十月二十一日現在で申込みを受けておるもの、及び戰災その他で
復舊
を要するものの
電話
の
總數
は四十萬七千九百九十四と相な
つて
おるのでありますが、そのうち
開通復舊
をいたしたものが五萬九千二百九十七、それから受理いたしまして
復舊
の
通知
をしておりまして、
工事
をこれからやらなければならないものが四萬一千三百四十四。この開通したものと
通知
濟みでこれから
工事
をいたしますものの
二つ
を合わせました約十萬のものを差引いたしますと、來
年度
以降におきまして、さらに
復舊開通
をしなければならないものが三十萬七千餘に上
つて
おる
勘定
でございます。今
年度
におきましては、
當初
は
一般電話
の
開通——
これは普通の擴張と
復舊
と兩方でございますが、その數をおよそ七萬三千と本
豫算
の當時には
豫定
いたしてお
つた
のでございますが、ただいまお話のありましたような、
電話
の需要の非常に大きいこと、その他を
考え
まして、
追加豫算
におきまして相當の
經費
をさらに見積りまして、この
當初
の計畫を、
一般
の
電話
につきましては八萬四千五百まで
引上げ
る、これだけを今
年度
内にはぜひ開通させたいと
考え
ておる次第であります。殘りの
復舊計畫
その他につきましては、ただいまのところ、まだしつかりとした見透しはついておりませんが、できるだけ短い
期間
内に
復舊
をいたしまして、非常に
産業復興
、その他に必要な
電話
のほとうの使命を果し得るようにいたしたいと、せつ
かく
計畫を練
つて
おるところでございます。
中崎委員(中崎敏)
15
○
中崎委員
電話
の架設の
通知
を受けた場合におきまして、實際において係といいますか係りの主任といいますか、それらの人々に、いわゆるうまくやらないと早くつけてもらえない。そうでないと、いつまでもほ
つた
らかしにされるというようなことを、しばしば耳にするわけでございます。これらは先ほど申しました
綱紀肅正
の一端として、
當局
において十分に戒飭されるように、御注意願いたいと思います。 次に今囘の
補正豫算
におきまして、二十五億の一
般會計
からの繰入を
豫定
されておるわけでありますが、これは今後七箇年の計畫に基いて、
通信特別會計
の
獨立計算
の
建前
から
一般
豫算
に返されるというふうに承
つて
おるわけでありますが、これについて
具體的
にどういうような計畫をも
つて
返されようとするのか。たとえば、さらに
郵便電信等
の
料金
の
引上げ
によ
つて
、これをやろうとするのか。もしそうであ
つた
とするならば、それをいつの
期間
において、どの
程度
の
値上げ
によ
つて
カバーされんとするのか。さらにまた、
人員
の整理、その他
經營
の
合理化
の面においても、やはり同じような面が
考え
られるのでありますが、それらについて、どういう計畫をも
つて
おられるか、御
説明
を願いたい。
三木國務大臣(三木武夫)
16
○
三木國務大臣
具體的
な
長期
計畫を、まだお示しをいたしまする
段取り
にな
つて
おりませんが、大體の構想といたしましては、
一つ
には
料金
の
値上げ
問題が起
つて
くるわけであります。御承知のように、今
年度
の
豫算等
も、
物件費
においては、昨
年度
の九月の物價を
基準
にして組んである。また
人件費等
においても千二百圓の
ベース
の上に
豫算
が組まれておるわけであります。それにマツチしたところの
郵便料金値上げ
をいたしましたけれども、大體その
値上げ
の
基準
は、
人件費
が千二百
圓ベース
、
物件費
が昨年の九月の物價、こういうところから、
郵便料金
が今日の物價の
状態
から
考え
まして、マツチをしていない。そこで
郵便料金
をある
程度
値上げ
をしなければならない
事態
にな
つて
おるのでありますが、しかし今日の
諸般
の
經濟情勢等
も勘案いたしまして、今囘は
値上げ
をいたしますことを差控えておりますが、これは
遲くも
二十三
年度
の
豫算
におきましては、やはり
値上げ
をいたさなければならない
事態
かと
考え
ております。何と申しましても、今
年度
においても四十三億という大きな
赤字
があります。それで一
般會計
から二十五億の繰入れをいたしておりますが、それをいたさなければ、そういう
赤字
になるわけであります。これについてのいろいろな
増收策
と申しましても、結局においては、やはり
料金
の
値上げ
ということでなければ、これの解決にならない。しかし一方において、できるだけ
國民
の負擔を少くするということは、
遞信省
を預
つて
おるわれわれとしての大きな義務であります。できる限り
料金
の
値上げ
の幅は少くしなければなりませんので、
増收
の面についても、いろいろな面から
増收策
を
考え
ていくし、また
經營
の面から申しましても今度年におきましても、相
當豫算定員
から
人員
を削減をいたしましたことは、先ほど申し上げた
通り
であります。できる限り、今後は
人員
の面からも、新規の採用を抑えて、
配置轉換等
によ
つて人件費
を少くし、また
物件費
の面においても、
節約
のできる面は
節約
して、一方において支出を
合理化
し、一方において
増收策
を積極的にや
つて
いく、そうしてその上に
通信料金
の
値上げ
をする。こういう形でまいりまして、五箇年ないし七箇年間の
長期
計畫のもとに、
通信特別會計
を健全なものにしたいという
考え方
で、ただいま
一つ
の
長期
計畫を練
つて
おる次第であります。いずれ
具體的
な點は御
發表
をいたしたいと
思つて
おりますが、ただいま
數字的
に申し上げるところまでまい
つて
おらないのであります。
中崎委員(中崎敏)
17
○
中崎委員
私の質問はこれで打ち切ります。
川野主査(川野芳滿)
18
○
川野主査
苫米地英俊
君。
苫米地英委員(苫米地英俊)
19
○
苫米地英委員
一、二お伺いしてみたいのであります。その
一つ
は、先日
新聞
に
郵便
の七割五分の
値上げ
は、二月から實施するというようなことが出ておりましたが、それは
事實
でございましようか。
三木國務大臣(三木武夫)
20
○
三木國務大臣
二月からやればどうかという説もあるのでありますが、しかし、そういうことを
決定
はいたしておりませんので、おそらくその
新聞記事
は、臆測の域を脱しない。未だ二月からするというような
考え方
を、現在のところも
つて
はいない次第であります。
苫米地(英)委員(苫米地英俊)
21
○
苫米地
(英)
委員
この
機會
にお伺いしておきたいのは、
都内各所
に
安全通信
というような名義で、いろいろ
通信事務
の澁滯が起
つて
おるように見ておるのですが、その
通信
の安全ということは、どういうことを意味しておるのか、お伺いいたしたいと思います。
三木國務大臣(三木武夫)
22
○
三木國務大臣
御
指摘
のように、新しい
一つ
の
組合
の戰術の形と申しますか、
安全通信
というようなことが、
落合長崎局
、
杉竝局
、
世田谷局
、
目黒局
、
江戸川局
というような所に起
つた
のであります。これは先年でありましたか、
鐵道
も
安全運轉
というようなことで、こういう式のことをや
つた
ことがあると思うのでありますが、
安全通信
というものは、どういうことをや
つて
おるかと申しますと、
電信
につきましては、
通信
の
速度
を落す、一分間にいくらキーをたたくという
速度
を、普通より落す。あるいは
東京
の
中央電信局
から中繼をして局に
電信
を打
つて
おるわけですが、その受信をやらない、向うから打
つて
きても、それを受取らない。あるいは時間的にある時期は
通信
を中絶する。あるいは
東京中央電信局
に電報がまわ
つて
いくわけですが、それを人間をも
つて
——使送
と申しておりますが、これを送るというよでなことで、
通信
の
速度
を落しておる。これは
電信
についてでありますが、
郵便
については、一日二囘配達をや
つて
おるものを一囘に落す。こういう
二つ
の方式がいわゆる
安全通信
と言われており、
サービス
を落していく。
かく
のごとき
方法
は、明らかに
遞信省
といたしまして
惡質
な
一つ
の
サボ行爲
である。働いてはおるのだけれども、これは非常に能率が低下して、
通信機能
に與えます
影響
は輕視できない。こういう
事態
が全國的に蔓延いたしますと、全然
通信
は止らないけれども、しかし
國民
に與える
影響
というものは、非常に重大でありますので、仕事は一應
速度
を落してや
つて
お
つて
も、
かく
のごとき勤務の
態度
は、
惡質
な、やはり
爭議行爲
であるということで、これに基きまして
——
これはおもに
東京
だけに起
つて
おるのでありますが、
東京遞信局
から
組合
に
警告
を發しまして、これを
惡質
な
一つ
の
爭議行爲
の
形式
として、これに基いて俸給の問題、あるいは處分の
問題等
も
考え
る
方針
のもとに
組合
に
警告
をいたしましたところ、これは
組合
の指令に基いてや
つて
おらないようでありますが、
組合
としてこの問題を取上げて、ただいま各
郵便局
とも、この
安全通信
を中止いたしました。
組合
として中止いたしまして、今申し上げました、
郵便局
に關する限り、
安全通信
は中止をいたしたのでありますが、今後こういう
事態
の發生については、嚴重な
態度
をも
つて
遞信省
は臨みたい、こういう
考え方
をいたしております。
苫米地(英)委員(苫米地英俊)
23
○
苫米地
(英)
委員
今
大臣
の御
説明
を伺いまして、
成行き竝びに政府
の御
方針
もよく了解いたしました。ただこの
通信
がそういうことのために
機能
を鈍らせ、それが
國民生活
に及ぼす
影響
が多い。今後もこうい
つた
ようなことはしばしば起すと思いますが、この
通信
の遲延その他の
理由
で、
國民
が相當
損害
を受けることがあるのであります。これが
政府事業
の怠慢から、
國民
に
損害
を受けたことが明瞭に
なつ
た場合には、
政府
はその
損害
を賠償される
責任
があると思いますが、この點はどういうふうにお考ですか。
三木國務大臣(三木武夫)
24
○
三木國務大臣
爭議
の場合においては、
政府
はその
損害
を賠償しない
方針
であります。しかし
具體的
な形においていろいろな
爭議
が起
つて
まいりますので、結局そういう場合にはその場合場合によ
つて
、
裁判所
の
決定
をまつよりほかにない場合も起り得ると思います。原則としては、
爭議行爲
は不可抗力として、
損害
を賠償しないという
建前
に立
つて
おります。
苫米地(英)委員(苫米地英俊)
25
○
苫米地
(英)
委員
ただいまの御
説明
の
通り
、
爭議
が正式に認められる形で行われた場合には、
政府
は
責任
を負わないでよいと思うのでありますが、
一種惡質
の
爭議
——
正式に見れば
爭議
でない、
爭議
をやる
手續
を履んでいない場合、つまり
官公廳
の
從業員
が
爭議形式
を履んでいないとすれば、
政府
では
惡質
の
爭議
と認めて處斷されるのはよろしゆうございますが、それはあくまで内部のことで、
政府對國民
のことは解決できないと思いますが、いかがでございましよう。
三木國務大臣(三木武夫)
26
○
三木國務大臣
結局
具體的
な個々の場合においては、實際において、
裁判所
の判定をまたなければならぬ場合が、確かに起り得ると思います。
爭議
の
形式
がいろいろ複雜にな
つて
、その内容等が個々の場合において形が違
つて
まいりまして、一概にここで原則的に申し上げることは困難だろうと思いますが、原則としては
爭議
は不可抗力として賠償の
責任
を負わない、こうは言いましても、今後起
つて
くる新しい
事態
に對しては、個々の場合、確かに御
指摘
のような
裁判所
の
決定
を仰がなければならぬ場合も起り得ると私は思います。
苫米地(英)委員(苫米地英俊)
27
○
苫米地
(英)
委員
その點はよくわかりました。官公勞働
組合
の人々が
爭議
をやる場合には、正規な
手續
を履んで
爭議
に入れるように、十分御指導を願いたいと思うのであります。近ごろ各所に新しい戰術が生れてきていることは、皆樣御承知のことと存じますが、そのやり方が一種共通した特徴をも
つて
おりまして、世間ではある政黨とか、もしくは團體とかいうようなものの、そういう新戰術の指導が非常に行き渡
つて
いるのだというような見方をしている人々も多數あるのであります。從いまして、今後いわゆる新しい戰術で、正式の
爭議
でなくて、しかも
國民
は非常に被害を受けるということが起
つて
來るだらうと思いますので、どうか
爭議
ならば、堂々とした正當の
爭議
をやるように御指導をいただきたいと存じます。これは希望でありますが、これをも
つて
私の
質疑
を終ります。
川野主査(川野芳滿)
28
○
川野主査
ほかに御
質疑
はございませんか。
——
それではこれをもちまして本
分科會
における
遞信省所管
に對する大體の
質疑
を終了いたします。 討論にはいります前に暫時休憩いたします。 午後零時五分休憩 ━━━━◇━━━━━ 午後零時十四分
開議
川野主査(川野芳滿)
29
○
川野主査
休憩前に引續き
開會
いたします。
苫米地(英)委員(苫米地英俊)
30
○
苫米地
(英)
委員
動議を提出いたします。この際計論は省略し、採決を保留し、總會において議決せられんことを望みます。
川野主査(川野芳滿)
31
○
川野主査
ただいまの
苫米地
君の動議に御異議はございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
川野主査(川野芳滿)
32
○
川野主査
ではさよう取計らうことにいたします。 次會は總會に讓り、本日はこの
程度
にて散會いたします。 午後零時十五分散會