○
河野(一)
政府委員 お答え申し上げる前にちよつとお斷りしたいことがございます。
補正第十一
號豫算、ガリ版が提出いたしましたものに
ミスプリントがございますで、一應御訂正申し上げます。
豫算總則の第一條の
歳出のところに、
修正減少額の欄に一億五千八百二十二萬三千圓という数字が計上せられておりますが、これは一億五千八百十八萬五千圓の
ミスプリントでありますので、これは正誤として出しておりまするが、未だお手もとの方に參
つておらぬかと存じますので、この
機會においてお斷り申し上げておきます。
次いで御
質問に對してお答え申し上げます。
國會職員が非常に過激な
勤勞に從事せられておりますることは、私
どももよく承知いたしておるところでございます。
國會の
職員につきましては
國會職員法という
法律がございまして、
議院におきまして
國會職員の
給與を定めるという
建前にな
つておりまして、
一般官公職員とは立て方が少し違
つております。
議院におきまして、
國會職員の
給與についての基準を定めるという
建前でありまして、もちろん
議院運營委員會にお諮りにな
つて、おきめになるわけでありまして、そのラインに
沿つて政府としては
豫算を提出いたしておる次第でございます。今囘の十一號、
補正豫算におきましても、その金額が計上せられておるわけでありますが、前囘の九
號豫算でありましたか、これにおきましては、
超過勤務手當が大體八月までの分しか組んでなかつたのでありますが、今囘の
豫算におきまして、ずつとこの先三月までの分を追加計上いたしておるわけでございます。この
國會職員の
勤勞の
状況ということは、私
どもよく承知いたしておるのでありまして、その優遇あるいは
待遇の改善については、私
どもも十分考慮し、善處いたしたいと考えておる次第でございます。
それからその次の中
勞委の裁定いたしました二・八箇月の問題でありますが、すでに一箇月分は前囘の
補正第十號に計上いたしておるのでありますが、その殘りの分につきましては、目下
政府におきましていろいろ考究しておるところであります。
財源その他の點につきまして、
關係方面その他とも折衝いたしておるのでありまして、できるだけ早い
機會において
一般の
要望にも副いたい。
財源その他の
關係もにらみ合わせつつ、できるだけ
要望に副いたいというような考えで、目下いろいろな檢討を續けておる次第であります。ただいまのところ、いかなる案があるというふうなことを申し上げる段階にはないのでありますが、以上の點をも
つて御了承願いたいと存じます。