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1947-08-12 第1回国会 衆議院 予算委員会 第3号
公式Web版
会議録情報
0
昭和
二十二年八月十二日(火曜日) 午後一時五十分
開議
出席委員
委員長
鈴木茂三郎
君
理事
川島
金次
君
理事
黒田
寿男
君
理事
小島
徹三
君
理事
庄司
一郎
君
理事
川野
芳滿
君
理事
東井
三代次君
荒畑
勝三
君
海野
三朗
君
加藤シヅエ
君
河合
義一
君
島田
晋作君
竹谷源太郎
君
中崎
敏君
中原
健次
君
安平
鹿一君
押川
定秋君
鈴木
明良
君
寺島隆太郎
君
長野
重
右ヱ門
君
磯崎
貞序
君
角田
幸吉
君
西村
久之
君
鈴木
正文
君
世耕
弘一
君
苫米地英俊
君
今井
耕君
中村
寅太
君
野坂
參三君
出席國務大臣
大藏大臣
栗栖 赳夫君
國務大臣
米窪
滿亮
君
出席政府委員
大藏事務官
東條
猛猪君
厚生事務官
吉武 惠市君 七月二十日
委員北れい吉
君
議員退職
につき、八月二日
西村久之
君が議長の
指名
で
委員
に選任された。
—————————————
八月八日
昭和
二十二年度
一般會計豫算補正
(第一號) の審査を本
委員會
に付託された。
—————————————
本日の
會議
に付した事件
昭和
二十二年度
一般會計豫算補正
(第一號)
分科會
に關する件
—————————————
鈴木茂三郎
1
○
鈴木委員長
それではこれから開會いたします。 たいへんお待たせいたしました。
議題
は御
承知
のように、前に
衆議院
の本
會議
において可決確定いたしました
勞働省案
に關連いたしまする
豫算關係
でございますが、
昭和
二十二年度
一般會計豫算
の
補正
(第一號)といたしまして、これをここに
議題
にいたしまして、まずお急ぎのようでありますから
大藏大臣
の御
説明
を詳細承りまして、續いて
米窪國務大臣
の御
説明
を聽いて、その後順次御
質問
にはい
つて
いきたいと存じております。それでは
大藏大臣
。
—————————————
〔
議案掲載省略
〕
—————————————
栗栖赳夫
2
○栗栖
國務大臣
二十二年度
一般會計豫算補正
(第一號)について御
説明
申し上げたいと存じます。
昭和
二十二年度
一般會計本豫算
の
補正案
につきましては、ただいま
政府
において鋭意調整中でありまして、日ならずして速やかに提出の上、御
審議
を相願いたいと
考え
ておるのでございます。さしあたり
勞働省
の
設置
に關する
豫算
につきまして、急速に處理を必要とする次第がありますので、これを他の部分と切離して今囘
昭和
二十二年度
一般會計豫算補正
(第一號)といたしまして提出いたしたような次第であります。 本
補正
によりまして
追加
または
修正増減
の結果、
歳出歳入
とも三千六百四十
餘萬圓
の増加とな
つて
おるのであります。
歳出
につきましては七千二百九十四
萬圓餘
を
既定豫算額
から
修正減額
いたしますとともに、五千九百三十五
萬圓餘
を
既定豫算額
に對して
修正増額
を加えましたほか、新規に五千
萬圓
を
追加
計上いたしたのであります。差引三千六百四十
萬圓餘
を増加計上いたすことにな
つたの
であります。この
修正減額
の七千二百九十四
萬圓
のうちで、千三百五十九
萬圓
ばかりは
勞働省
の
設置
に伴いまして、
厚生省所管
において不要となりました
經費
を
修正減額
いたすものであります。さらに五千九百三十五
萬圓
ばかりは、
厚生省所管事務
の一部が
勞働省
に移管されますに伴いまして、
實質
上は
豫算
の
移し
かえでありますため、
厚生省所管
の
豫算
における
修正減額
であります。ただ科目の
關係上豫算
を分割することはいたしかねますので、かような處置を
とつ
た次第であります。
從つて修正増額
の五千九百三十五
萬圓
ばかりは、右に對應いたしまして
勞働省所管
に計上されたものであります。
勞働省
の
設置
に伴いまして、新たに必要とする
經費
の
追加
は、
先ほど
も申し上げました
通り
五千
萬圓
であります。その内譯を申しますと、
勞働大臣官房事務機構整備
に要する
經費
といたしまして千六百九十七
萬圓
ばかり、
婦人
、
少年勞働保護等
に要する
經費
としまして一千四十六
萬圓
ばかり、
勞働統
計
調査事務
に要する
經費
といたしまして二千二百五十六
萬圓
ばかりであります。そういたしまして本
補正
のための
財源
といたしましては、
昭和
二十年度
剩餘金
の受入れ三千六百四十
餘萬圓
であります。すなはち
剩餘金
を受け入れた次第であります。
昭和
二十年度決算上の
剩餘金
は十七億二千八百
萬圓
でありましたが、そのうち
昭和
二十一年度
追加豫算
の
財源
に充當した金額は十六億四千六百
萬圓
でありますが、その殘額のうちで、右の三千六百四十
萬圓
ばかりを本
補正豫算
の
財源
に充つることにいたした次第であります。なお新設の
勞働省所管
の定額は、本
補正
による
計上額
一億九百三十五
萬圓
のほかに、
昭和
二十二年度
一般會計本豫算
の實行上の措置によ
つて厚生省所管
から
勞働省所管
え
移し替え
をいたします
豫算額
が、二億六千六百二十一
萬圓
ばかりありますので、これを合計いたしますと、三億七千五百五十七
萬圓
になる次第であります。どうか御
審議
をお願いいたす次第であります。
鈴木茂三郎
3
○
鈴木委員長
大藏大臣
の御
説明
は以上でありますが、
米窪國務大臣
がまだお見えになりませんし、その間に
大藏大臣
はやむを得ない用事でよそにお出かけになるそうでありますから、
米窪國務大臣
が來られたら御
説明
を承りまして、その
あと
で質疑を
續けたい
と存じます。
—————————————
鈴木茂三郎
4
○
鈴木委員長
ちよ
つと時間がありますので、お諮りをいたして御
了解
を得たいことがありますから、それを一應お諮りいたしたいと存じます。それは
專門調査員
と
書記
でありますが、前に皆樣の御
了承
を得まして、芹澤君を
調査員
に、市古君を
書記
に、御
了承
を得て發令いたしてあります。その
あと專門調査員一名
、
書記
一名を補充することにな
つて
おりましたが、
專門調査員
につきましては、できるだけこの
豫算委員會
に專念して、皆樣のためにまた
豫算委員會
のために、
ほんとう
に
專門的
に打ち込んで
財政
の
研究
をしてもらう人を選びたいと思いまして、各大學に依頼をいたしたのであります。それについて
慶應義塾
の
小泉信三
君から、
小竹豐治
という人の
推薦
を得ました。
小竹
さんは
昭和
六年に
慶應義塾
を卒業されて
以來取引所
、
滿鐵
その他今日までいろいろ
財政經濟
の
調査
に專念されてまいりまして、特にインドの
財政
に關しては相當深く
研究
されておる方で、最近は
大藏省
の嘱託として同じ
專門的
な
研究
を續けておられたのであります。
小泉信三
氏から
小竹
さんの御
推薦
を得ましたので、先般
理事會
にお諮りいたしまして、その御
了承
を得たのであります。その際
小竹
さんといたしましては、いままでの仕事をやめてここの
專門調査員
となるについては、自分は終始それに專念したいという
考え
をも
つて
おられますので、これは
理事會
におきましては、かりに
豫算委員會
の
委員長
が迭るようなことがありましても、
小竹
氏は續いてぜひこの
專門的
な
研究
を續けていきたい。こういう
考え
をも
つて
おられますので、そういう
意味
をお話いたしまして、
理事會
の御
了承
を得たのであります。それについて
小泉信三
氏からこういう御
書面
をいただいておりまするから、一應御披露いたしておきます。「
拜啓御書面
ありがたく拜見いたしました。
豫算專門調査員
として
小竹豐治君
を御
推薦
申し上げましたところ、早速
理事會
へお取次ぎくだされ、おかげをも
つて
首尾よく御
承認
をいただきました趣、また同君の長く
調査員
として專念いたすことの
希望
についてもお取次ぎくだされ、特に
理事諸氏
の御
承認
をお受けくだされました趣、まことに一方ならぬ、御盡力の結果としてひとり
小竹
君のみならず、小生においてもこの上なき仕合せとありがたく存じます。ここに御懇篤のお取扱いに對し厚く御禮を申し上げます。
理事會諸氏
へも貴下より何とぞしかるべくお傳えくだされたく、酷暑の候一層の御自愛をお祈り申し上げます。
小泉信三
。」これは私宛てのものでございまするが、特にここで
皆さん
に御披露いたしまして、
專門調査員
として
委員長
より御
推薦
申し上げまして、
理事會
の御
承認
を得ておりまする
小竹豐治君
につきまして、ぜひともこういう
意味
で
皆さん
の御
了承
を得たいと存じております。もう一人の
書記
につきましては、
黒田能行
君といいまして、
黒田
君は
福岡縣
の出身でありまするが、
昭和
十七年に
東京帝國
大
學法學部政治學部
を卒業されまして、今日まで
横濱正金銀行
に勤務をされ、主としてやはり
財政經濟
の
調査
に
從つて
こられた方であります。
書記
としてぜひ
財政
を
研究
したいという御
希望
でありまして、私より
皆さん
に御
推薦
をいたしたいと存じます。いかがでございましようか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
鈴木茂三郎
5
○
鈴木委員長
それではさいわいに
皆さん
の御
了承
を得まして、
調査員
として
小竹
君、
書記
として
黒田
君を任命いたしたいと存じますが、ここで
ちよ
つと御
紹介
をいたしたいと思います。
調査員
の
小竹
君。 〔
小竹豐治君起立
〕
鈴木茂三郎
6
○
鈴木委員長
書記
の
黒田
君であります。どうぞよろしく。 〔
黒田能行
君
起立
〕
—————————————
鈴木茂三郎
7
○
鈴木委員長
もう
一つ皆さん
の御
承認
を得ておきたいことがございますから、この
機會
にお諮りいたしたいと思います、それは前に
四つ
の
分科會
をおくことにな
つたの
であります。その
四つ
の
分科會
の
主査
の選定とか、
分科員
の
配置
というようなことについて、
理事會
においても御相談申し上げたのでありまするが、こういう
主査
あるいは
委員
の選任に關しましては、
委員長
に御一任願いたいと存じますが、いかがでございましようか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
鈴木茂三郎
8
○
鈴木委員長
そういたしますれば御
承認
を得て、
委員長
において主
査竝びに
各
分科
の
委員
の御
指名
をいたしたいと存じます。 第一
分科
主 査
古賀喜太郎
君 副
主査
西村
榮一君
委員
川島
金次
君
河合
義一
君
竹谷源太郎
君
小島
徹三
君
鈴木
強平君 原 健三郎君
植原悦二郎
君
庄司
一郎
君
角田
幸吉
君
東井
三代次君 第二
分科
、これは外務、文部、
厚生
であります。 主 査
荒畑
勝三
君 副
主査
船田 享二君
委員
加藤シヅエ
君
中原
健次
君 山花 秀雄君 川崎 秀二君
鈴木
明良
君 佃 良一君
磯崎
貞序
君
世耕
弘一
君
苫米地英俊
君
樋貝
詮三君 大神 善吉君 第三
分科
、農林、商工であります。 主 査
海野
三朗
君 副
主査
長野
重
右ヱ門
君
委員
黒田
寿男
君 稻村 順三君
押川
定秋君 五坪 茂雄君
寺島隆太郎
君 淺利
三朗
君 上林山榮吉君
西村
久之
君
今井
耕君
中村
重太君
野坂
參三君
第四
分科
、これは運輸、遞信であります。 主 査
川野
芳滿
君 副
主査
山崎 岩男君
委員
島田
吾作
君
中崎
敏君
安平
鹿一君 工藤 鐵男君
鈴木
彌五郎君 青木 孝義君 小峯 柳多君
鈴木
正文
君 本多 市郎君 以上であります。 もう
一つ質問
の
順序
とか時間とかいうことでありますが、先般
理事會
で大
體御相談
をいたしたところによりますと、今度の
補正豫算
については、できるだけ二日か三日で大體終了いたしたい。別に
質問
の
順序
だとか時間とかいうようなことは制限しないで、一應順次御
質問
のある方からや
つて
まいるということにいたしたいと思います。御
承知
のようにこの基本となる
勞働者
の
設置法案
は、すでに本
會議
において
決定
と
なつ
た問題でありますから、ここで御
審議
を願いますのは、この
豫算
に關連してなるべく御
質問
の
範圍
はそこを中心にお願いいたしたい。一應そういうことで
質問
を始めてまいりまして、その途中においていろいろ不便のようなことがございますればお諮りして
決定
いたしたいと存じます。前の
豫算委員會
のように、
順序
や通告、時間とかいうようなことはきめないで、一應自由に
質問
を續けるということでいかがでございましようか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
鈴木茂三郎
9
○
鈴木委員長
それではそういうことで
米窪國務大臣
の御
説明
があつた後、あるいは
大藏大臣
なり
米窪國務大臣
に對する御
質問
をお願いいたしたいと思います。
野坂參三
10
○
野坂委員
ここに今日出ておるのは
補正
の第一號ですね。それからどういう
順序
でどれだけのものが出るか、大まかなところを一つ伺いたい。
東條猛猪
11
○
東條政府委員
ただいまお尋ねの
趣旨
は、この
豫算
の
あと
、どういう
順序
で
あと
の
豫算
が出てまいるかという御
質問
と承りましたのでありますが、この第一號は
先ほど
大藏大臣
からも御
説明
申し上げましたように、
勞働省
の
設置
に關しまする當面の非常に事務的な
豫算
であります。引續きましてただいま豫定いたしておりますところでは、
補正
第二號でもちまして、大體ただいま
政府
の方で、いろいろ
歳出
の全面につきまして檢討をいたしており、また
財源
につきましていろいろ考慮いたしておりますところの、申さば本格的と申しまするか、本格的な
補正豫算
が第二號といたしまして出てまいる。こういうふうに
考え
ております。なお内務省の
機構
の
解體
その他に伴いまして、場合によりましてはこの
補正
第二號まで盛り切れませんところのものが、第三號として出てまいるかと存じておりまするが、ただいまのところではおおむね
補正
第二號でもちまして、全部計上されることになるのではなかろうか。場合によりましては、第二號に
期日
上間に合いませんものが、第三號に出てまいるということがあり得ますが、これまたきわめて少額のものではなかろうか。かように存じておる次第であります。
野坂參三
12
○
野坂委員
二號はいつごろ出される豫定ですか。
東條猛猪
13
○
東條政府委員
これは先般來この席上におきましても、
大藏大臣
からいろいろ編成の遲れております
理由
その他につきまして、御
説明
申し上げた次第でございまして、ただいまのところはできるだけ速やかにと
考え
ておりまするが、いろいろ各方面の
了解
を得なければならぬ次第もございまして、明確に
期日
その他につきまして、申し上げかねるような段階にな
つて
おる次第であります。
野坂參三
14
○
野坂委員
結局は第一號は全
豫算
の中の一部分にすぎないと思います。これを先に討議してみたところで、第二號が出てこなければ全貌がわからないということになると、この
勞働省設置
の問題だけでも、最後の
決定
はできないと思います。ですからむしろ第二號を先に出してもらう。それから第一號をやるというふうにした方が、
順序
的にもよいと思いますが、そういう點はどうでしようか。
東條猛猪
15
○
東條政府委員
第二號の
豫算
がいろいろな
事情
で遲れておりますことにつきましては、たいへん恐縮に存じております。第二號の
豫算
もできる限り實は速やかに提案いたしたいと思
つて
おりますが、この第一號は
先ほどお話
もございましたように、
勞働省設置
に關します
法律案
は、すでに
衆議院
の方の議決をもお願いしておるような次第であります。
從つて
この
補正
第一號は、
勞働省設置
に伴いますきわめて内容は事務的な
豫算
でありまして、何とか第二號と切り離しまして御
審議
をいただきまして、
法律案
と相まちまして、
勞働省
の
設置
が速やかにできますように御
審議
をいただきたい。かようにお願いいたしいたと思う次第であります。
鈴木茂三郎
16
○
鈴木委員長
では
大臣
が來るまで、
ちよ
つと休憩いたします。 午後二時十四分休憩
━━━━◇━━━━━
午後二時十八分
開議
鈴木茂三郎
17
○
鈴木委員長
それでは再開いたします。
米窪國務大臣
の御
説明
を承りたいと存じます。
米窪國務大臣
米窪滿亮
18
○
米窪國務大臣
勞働省
を
設置
しなければならないという
理由
について、
簡單
に御
説明
申し上げたいと思います。
勞働問題
を取扱う獨立の省を設けなければ、
勞働問題
を
所期
の
目的通り
に十分に達成することができないということは、わが
國數年來朝野
の聲であると同時に、先進諸
外國
においてもすでに
英國
において、
アメカリ
において、あるいはその他の國においても、
勞働省
が
設置
されておることは、
委員各位
の御
承知
の
通り
であります。
國會
におきましてもすでに
數年來
その聲が起りまして、
勞働關係法規
を採決する場合には、
附帶決議
にもな
つて
いるような
状態
であ
つたの
でございます。昨年
吉田内閣
もようやくその必要を認めて、その
準備
中でありましたが、いろいろの
事情
によ
つて
遂にそれが
實現
を見ずして、この
片山内閣
にな
つたの
であります。
政府
は組閣後の最初の
閣議
において、あるいはその初めの方の
閣議
におきまして、
勞働省設置
の
閣議決定
をしまして、爾
來勞働省設置準備委員會
というものを設けて、
官廳側
、
民間側
から相當の
員數
を
委員
としまして、
愼重
にその
目的
、
運營竝びに機構等
について
審議
いたしました結果にもとずきまして、お手もとに配布したような
勞働省
なるものをつくるべきことが正式に
決定
されて、
議會
に提出し、既に
衆議院
は通過しまして、
目下參議院
において
審議
中でございます。 それでは大
體勞働省
の
機能
はどんなものであるかということにつきまして、第一條において、
政府
は
勞働者
の福祉と
職業
の確保とをはかり、も
つて
經濟
の興隆と
國民生活
の安定に寄與する、こういう
目的
のために
勞働省
を設ける。そうして
勞働大臣
の
所管
に屬するものは何であるかということを第二條できめております。第三條以下は
機構
について個々に制定しているのでございます。それから第四條及び五條、六條、七條そうして八條、九條、十條というようなところで、
官房
、勞政部、
勞働基準局
、
職業安定局
、
勞働統
計
調査局
、
婦人少年局
という部局の職能をきめている次第であります。今日は
日本
の
經濟状態
が、いわゆる崩壊の一歩手前にあることは、私が縷々申上げるまでもございません。この點は
日本
のいわゆる
資金關係
からみても、
資材關係
からみても、ほとんど手をつくすべきものはない
といつて
もいい
状態
であります。よ
つて
、
生産復興
あるいは
經濟再建
ということのためにわれわれが頼みとするものは、いわゆる物の面において失望したわれわれが、人間の面において、すなわち精神的な面において
勞働者
の
生産性
を高揚し、その能力を百パーセントに發揮してもらうよりほかに手がないということは、おそらく輿論
といつて
いいと思うのでございます。このためには
勞働者
の地位を確保し、その
社會的
の待遇をよくするということが、
生産性
の高揚と
勞働能率
の發揮のためには、
絶對
に
政府
としてしなければならないのでありまして、この點において
勞働基
準法の
條項
の
實施
、また今日の
日本
の
産業状態
において、六月十一日發表されました
經濟
緊急
對策
が效果を現わしてきますれば、
當然産業
の
合理化
が行われ、
從つて企業
の
整備
も行われてくることによ
つて
、現在潜在化しているところの
失業者
が當然顯在化するものが多くなる。今日は
政府
が企圖した諸施策によ
つて
、相當の
失業者
が輩出されることが豫期されるのであります。それに對しては
從來
あつた
職業紹介所
を擴充して、近く、
職業安定法
も
議會
に提出するつもりでありますが、これによ
つて就職
の
機會
を廣く與えるように努力する。また一方
職業輔導所
も擴充強化して、これによ
つて企業整備
によ
つて失業者
と
なつ
た
人たち
に對する勞務の
配置轉換
を行いたい。さらに
政府
は本年度の
追加豫算
を含めて約百億圓の
公共事業
を起しまして、これにさらに
從來
の
公共事業
として計畫されたものの外に、電源の
開發
であるとか、
輸出産業
の振興であるとかいう
事業
を起すことによりまして、
就職
の
機會
をつくりたい。一應
就職
については以上申上げたような方策をと
つて
まいりたいと思
つて
おります。さらに、それによ
つて
なおかつ失業しておらなければならないような
人たち
のためには、これまた近く
國會
に上程されるところの
失業手當法
、
失業保險法
によ
つて就職
の
機會
があるまでこれを救濟していきたい。さらに三十七億圓の
豫算
で目下
實施中
の
生活保護法
も、これまた
失業者救濟
の
意味
においてもこれを活用していきたい、大體こういつた構想をも
つて
おるのでございまして、これらの諸施設を行うに、
從來
のごとく
厚生省
において行うことはその
機能
を發揮する上に十分でないと認めまして、
政府
は別に新しき省をつく
つて
、思う存分その省において
所期
の
目的
を果すために
萬全
の
對策
をとりたい。これが
勞働省設置
に對する
政府
の意圖するところでございます。はなはだ
簡單
でございましたが、一應提案の
趣旨
の
説明
をした次第であります。
鈴木茂三郎
19
○
鈴木委員長
御相談いたしますが、
米窪國務大臣
は
ラジオ放送
の約束があ
つて
、急いで
行つて
すぐ歸
つて
來られるそうでありますが、それにいたしましても三十分くらいかかるだろうと思います。
大藏大臣
は今日は御
都合
がつきかねるそうであります。しかし
厚生省
からは
政府委員
として古
武勞政局長
に
會計課長
が來ておられまするから、
米窪國務大臣
の御不在の間、
厚生省
の
政府委員
を通じて
質問
を始めることにいたしますか。それとも今日は一
應兩大臣
の
説明
を聽くだけにして、今日提出された
資料等
を
とつ
くり見て、明日午前十時から
質問
することにいたしたものでありましようか。 〔「明日十時からでどうです」と呼ぶ者あり〕
庄司一郎
20
○
庄司
(一)
委員
ただいま本
委員會
に附託されたる
補正
第一號案を
審議
する上の
參考
のために
米窪國務大臣
に伺いたいのは、
勞働省
は何月何日から公式に發足される御
準備
、あるいは御用意であるかということを、ただいま
議題
とな
つて
おる本案の
運營
の
參考
として、あなたの
ほんとう
にお
考え
にな
つて
おる
勞働省
の發足日をお伺いしたいと思います。
米窪滿亮
21
○
米窪國務大臣
勞働省設置
の
法案
は、ただいま
參議院
で
審議
中でございますが、明日から
委員會
の
審議
がまた續行されるのでありまして、既に
數日參議院
における
審議
も進んでおります。
從つて
私の見透しは、今週中には
參議院
も
審議
を終了するのでないかと
考え
ております。その他
勞働省設置
に必要な
法案
としましては、本
委員會
にかか
つて
おる
豫算
に關するものでありまして、これは私の
所管
でございませんから、こういうことを申し上げるのは、はなはだ僭越かもしれませんが、
勞働省設置
の急を要する
事情
を御斟酌の上、
愼重
に御
審議
くださることは當然でありまするが、そういう
事情
でひ
とつ
なるべく早く御
審議
を願いたいと思うのでございまして、大體豫定は、もしこの
委員會
にかか
つて
おる
豫算
に關する
審議
が順調にまいりますならば、八月の二十日ごろには新省の
出發
をしたい。こういうぐあいに
考え
ております。
鈴木茂三郎
22
○
鈴木委員長
それではどういたしますか。
米窪國務大臣
はあすは午前十時から
參議院
でこの
委員會
があるそうでありまするから、午後ならば御出席できるそうであります。
大藏大臣
の午前中の
都合
は今問い合わせておりますが、まだ返事がございません。それで
あと
で
委員長
が
大臣
の
都合
を
確め
、打合せの上で、午前か午後かを公報によ
つて
御通知することにいたしましようか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
鈴木茂三郎
23
○
鈴木委員長
それではそういうことにして、本日はこれをも
つて
散會いたします。 午後二時三十一
分散會
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