○栗栖國務
大臣 一言お詑びをいたしておきます。實はまず本日のことを申し上げますと、きよう二箇所から御要求がありまして、電力
委員會がさきで、こちらの御要求と、兩方あ
つたのであります。電力
委員會の方にも出ることを承諾いたしておきました。こちらもございましたので、承諾いたしたような次第であります。ところが今朝まで司令部
關係で、重要な資料を豫算の
關係で早く出せということで、實はいろいろ折衝いたしまして、そうして私電氣の方の
委員會へまいりまして、簡單に濟ませて、こちらでゆつくりいろいろ御
答辯をいたしたい。こういうように
考えたものでありますから、誤
つてこちらに案内をされまして、こういうこともきわめて不案内でございましたので、私ちよつとお辭儀だけして、實は退場したような次第で、ま
つたく知らなか
つたのでございますので、お許しを願いたいと思うのであります。率直にお詑びをいたします。なおかういう
委員會に出方がみな少いというお叱りをこうむりました。これはま
つたく申し譯ない次第でありますが、實は今豫算とか、あるいは
法律案を十日までにつくることにも追われておりますし、それに司令部
關係の方にもいろいろ呼び出されておりますので、まことに心ならずも
出席が少うな
つて、申譯ない次第でございます。しかし大體こういうものが十日前後までに一巡いたしますれば、その案の
進行とともに、私はできるだけここに出まして、いろいろ膝を突き交えて、ありのままを申し上げ、またいろいろな御意見も承
つて、この
經濟危機の突破のお役を果さしていただきたい。こういうように私
考えておる次第でございます。簡單でございますが、お詑びかたがた釋明をいたしたような次第でございます。