○有田委員 ただいま岡田委員から御
説明を承りまして了承したのであります。特に昨日岡田委員に會いまして、
自分はそういう
質疑打切りというようなことについて言つた覺えは全然ない。かようなお言葉を頂載いたしまして、まことに意を強うしたものであります。十一月四日の鑛工業
委員會の速記によりますと、與黨側から
質疑打切りの動議が
提出されるのではないかと見られているという放送局の放送に對しまして、
委員長はその出所は單なる放送記者の觀測でありまして、別にその根據と稱すベきものはないのであります。かように
はつきり申しておられるのであります。しかるに、昨日
深津委員に對してわざわざ
委員長が
深津委員のところまでお出向きにな
つて、審議打切り方を要望されましたが、かかる行動は、すなわち十一月四日に申された、その出所は單なる放送記者の觀測でありまして、別にその根據と稱するものはないのでありますという
委員長の言動と矛盾いたすと思うのであります。かかる行動は、新憲法下の第一囘國會において遺憾とするものでありまして、かかる行動を、みずから
委員長がやりながら、放送局に對して訂正方を要求されるのはどうかと思うのであります。あくまでもわれわれ委員の審議權を十分に尊重されて、マツカーサー元帥の書翰の
趣旨にこたえて、愼重にやらるべきだと思います。かかる
委員長の行動は、自由黨については自由黨の
理事を通じ、民主黨におかれましては民主黨の
理事を通じて行うべきものと私は固く信ずるものであります。あたかも
委員長みずからが生越委員の動議に反することのないように、嚴に注意させたいと思います。