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深津委員 しかしこの點はなかなか御替えがむずかしいのですよ。たとえば閣僚にしても、要らなくなればお前はやめろ、こういうような問題があるから、特にこういう條文をつくる場合には、それよりもつとひどいのです。役人でさえそういうことがあるのです。またあ
つたということを新聞紙上でごぞんじの
通りです。また今沸騰しているのじやないですか。それですから、こういう點をよくお
考えにならないと、實際火事にな
つて手も足も出ない、復興することができぬ、もうお前の山は出ないからもう要らぬと言われるのです。
平井さんあたりは、役人におなりにな
つて何十年もや
つていらつしやるから何ですが、私ら民間の者から見ると、ちよつとでも
政府の援助が惡くなると、がつかりしてしま
つて、
生産意欲どころではない、やめてしまうような氣分になります。この點十分ひとつ、まだ餘裕もあるのですから、直せるか直せぬか知らぬが、これは
平井さんあたりが
商工大臣におつしや
つて、こういう點は間違
つていますよと、反對にあなた方から
商工大臣を引張るようにしなければ、官僚のいいところはない。官僚々々と言うが、ぼくは官僚のいいところを見せてくれれば、官僚でなければならぬということを力説できる。決して官僚が惡いとは思わない。官僚というものはよい。むしろ大臣を引張
つていく。それができないような官僚ならだめだと思う。この點は別問題にはいりますが、要するに私の強く言うのは、こういうときにあた
つて、なお一層努力をしてやろう。いわゆるこの山は前によか
つた山だから力を
入れて、指定
炭鑛を取消すでない。もつと廣く指定してやろうというくらいな腹を見せないと、
石炭は出るものでない。
政府の組織とかなんとかいうようなものではない。ほんとうに
政府が熱意をも
つて夜でもなんでも飛んでい
つてや
つてやるというなら確かに炭は出ると思う。今出なくて
國家管理をしなければいかぬというところまで到達しているが、出ないというのは
政府の熱意が足らないからと思うし、また各鑛業所の
炭鑛長に熱意がないから出ないと思います。とにかく掘るという熱意でいけば、山の炭というものは、思
つたよりは出るものだということを、私は確信をも
つておりますから、それで強く申し
上げるのですから、こういうときこそ、あなた方はかば
つてやらなければいけないと思います。その點どうですか。