○堂故茂君 次に、
議会のこともお聞きしたかったんですが、少し時間の都合があって飛ばさせていただきますが、
首長が注目されますけれど、やっぱり
チェック機能とそれから
議決機能のことを考えると、
議会というのは非常に、どんなちっちゃな
自治体においても大事だと。その
仕組みを守っていくのは非常に大事だということをちょっと申し上げて、これからもこの
議論に加わっていきたいと思っています。
次に、ちょっと抽象的な、あるいは主観的な表現なんですが、
幸福度ランキングということについて
伺いたいと思います。
国連の
機関が、
関連機関が発表している
世界幸福度ランキングというのが毎年発表されます。それによりますと、昨年
世界の中で五十八位だった
日本が今度は最新の結果で六十二位に下がって非常に残念な結果なんでありますが、この
指標の中に
社会の寛容さであるとか
自由度という
項目が含まれていることが
一つの大きな
原因ではないかなと思いますが、あわせまして、各県の
幸福度ランキング、あるいは
市町村の住みよさ
ランキングというのがそれぞれ発表されております。
少しずつ
指標が違うわけで、これは何か統一しろというわけにもいかないのかもしれません、それぞれの
目的によって。
ランキングに一喜一憂すべきことではないと思いますが、少なくとも、多少こういう主観的なものも入れながら、できるだけ客観的に、
科学的な
根拠に基づいて、
人口やGDPの総量だけに注目するのではなく、そういった
考え方から少し脱皮していかなきゃいけないんじゃないか。
昨年、これ、
自民党の中でもいろいろ
議論しまして、
政府の
骨太の
方針に取り入れてもらったんでありますが、これから
目標とすべき
指標として、幸福、
幸福度というとちょっと幅が狭くなるので、心地よいとかあるいは
満足度とかという
意味を含めまして、
ウエルビーイングという
考え方を国の
指標として取り入れてもらうことになりました。
まだまだ始まった
ばかりでありますが、例えば、学び直し、働き方を選択できる人生の
自由度の高さ、あるいは一人一人のオーナーシップから来る
生産性の高さ、
健康寿命の延伸、
医療と
福祉の
充実、互助、共助の中で
感謝の心が育まれる
社会の
仕組みなどなど、
幸福度、
満足度、
ウエルビーイングという尺度を
設定し、国と
地方のこれからの
在り方に取り入れていくべきではないかと考えますが、
所感を
伺いたいと思います。