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野田国義君 どうもありがとうございました。
私、この
コロナ対策についても、今回また
交付金随分と継ぎ足してもらうようでございますけれ
ども、二次の方でですね。これも
本当に
財源を
地方にもうぼおんと渡して、
あと知事や
市町村長でやってくださいと、
責任を持って、
覚悟を持って、そういう形が一番きめ細かな
対策ができるんじゃないのかなと、そう思って見ておるんですけど、
是非ともよろしく
お願いをしたいと思っております。
それから、その六年後、
平成五年から六年後ぐらい、
平成十一年ぐらいからまた嵐が吹き荒れてまいりました。これがいわゆる
平成の大
合併ということでございまして、
本当にこれ大変でした。ですから、私、それから辞めるまでずうっとこの
合併の問題でエネルギーを使わなくてはいけなかったということでございます。
しかし、えらかったのは、私、いろいろなところで申し上げているんですけれ
ども、例えば私のところは三町二村と結婚じゃなくて
合併したんですけれ
ども、いわゆる
吸収合併なんですね、八女市が郡部を
合併、
吸収合併させてもらったと。その当時の
町長さん、
村長さん、それから
議員さん
たちですね、何十人、何百人いらっしゃるわけでありますけれ
ども、いわゆる
自分たちはもう辞めていいと、だから
合併してくださいということで、若造に頭を下げて、何度も
市長室に見えてというようなことが繰り返されたわけでありますけれ
ども、ある
意味では、非常にそういうところ、
本当にそういうことが起こった。
しかし、そうせざるを得なかったということがその前にあるんですね、御
承知のとおり、あめとむちと言われるわけでありますけれ
ども。この
むちの部分というのは、
本当に厳しい
交付税の削減、これを
三位一体の
改革の名の下にだあっとやられたものですから、
本当に小さな町や村はもうとてもじゃないけど生きていけないと、
経営ができないということで、この
平成の大
合併に追い込まれていったと言った方が、
本当に
町長、
村長の
方々が、もう
自分たちは辞めていいと、
議員さん
たちも辞めていいということで、
覚悟を決めてその
方向に走ったということなんですね。
それで、私はそれをやった者として、
本当にちゃんと
評価、
検証をしていかなくてはいけない大きな問題だと私は思っているんです。それで、
大臣の
地元を少し調べさせていただきましたところ、
小値賀町が御出身でいらっしゃるんですか。
本当に小さな島で、
本当、今二千二百人ぐらいと
人口書いてありますけれ
ども。それから、今、
佐世保にお住まいですか。
佐世保も三回ぐらいずっと
合併繰り返してきているんですね、いわゆる
吸収合併を。で、今、二十五万
都市ということでなっているということでございまして。
で、
一つ、ここに、やっていない、佐々町ですか、あるんですか、
佐世保……(
発言する者あり)あそこに。じゃ、話がしやすいですね。そこは、実を言うと、何か頑張っているみたいですね。
人口も余り減っていないんですよ。増えているんですね。いや、僕はびっくりしました。その
佐世保の真ん中にこうあるんですよ。
合併していない。
そこで、私が言いたいところがそこなんです。いわゆる、この間から
日弁連が
調査をいたしました。その
調査が、私も予想していたとおりのその
調査結果が発表されておったものだから、うわあ、だから言っていたんです、
町村長さん
たちが来るときに、私は、いや、これ、
合併すると余計に
過疎化はひどくなりますよと。もう当たり前の話が見えていたんですよね。これもっと、
役場がなくなるわけですから、まず。そうすると
商店街がなくなっていくということで。
そうしたら、この間から出た
日弁連の
調査によりますと、まず
合併していない
自治体の方が
人口減少率が穏やかと、そして
高齢化の
進行も遅いと、そして
公務員減少も緩やかと。まあ確かにそうでしょうね、
役場残っているわけですから。それから、
地方債の
残高が
減少と、で、
財政が健全化していると。いわゆる
合併をしていないところの方がそうなっているという
調査、四十七の四千未満の小
規模の
町村を調べてみたということなんですね。
だから、このことは非常に大切でありまして、恐らく
皆さんの
地元でもお
考え、こう見て
想像していただければ、そういう現象が出ているんですね。私のところも出ております。非常に、これもう
役場なくなって大変なことになって、
高齢化がという、
過疎化がということになっております。
それで、私言いたいのは、
総務省がこれを、いわゆる
地方自治体にはずうっと口酸っぱく言っているじゃないですか、ちゃんと
検証しなさい、PDCAやりなさいと。しかし、何で
総務省、これやらないのかが分かりませんけれ
ども、どう思っておられるんですか。
日弁連がやったことを何か悪いものをやったようなことをたまにおっしゃることもありますけれ
ども、このことをちょっとお聞きしたいと
思います。