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2020-06-12 第201回国会 参議院 本会議 第24号
公式Web版
会議録情報
0
令和
二年六月十二日(金曜日) 午後一時三十六分
開議
━━━━━━━━━━━━━
○
議事日程
第二十四号
令和
二年六月十二日 午後一時三十分
開議
第一
賃貸住宅
の
管理業務等
の
適正化
に関する
法律案
(
内閣提出
、
衆議院送付
) 第二
防災重点農業用ため池
に係る
防災工事等
の
推進
に関する
特別措置法案
(
衆議院提出
)
━━━━━━━━━━━━━
○本日の
会議
に付した案件 一、
令和
二年度
一般会計補正予算
(第2号) 一、
令和
二年度
特別会計補正予算
(特第2号) 一、
令和
二年度
政府関係機関補正予算
(機第2 号) 一、
日程
第一及び第二 一、
株式会社地域経済活性化支援機構法
の一部 を改正する
法律案
(
内閣提出
、
衆議院送付
) 一、
金融機能
の
強化
のための
特別措置
に関する
法律
の一部を改正する
法律案
(
内閣提出
、衆
議院送付
) 一、
中小企業
の
事業承継
の
促進
のための
中小企
業における
経営
の
承継
の
円滑化
に関する
法律
等の一部を改正する
法律案
(
内閣提出
、衆議
院送付
) 一、刑を言い渡された者の
移送
に関する
日本国
と
ベトナム社会主義共和国
との間の
条約
の締 結について
承認
を求めるの件(
衆議院送付
) 一、
専門機関
の
特権
及び
免除
に関する
条約
の附
属書
ⅩⅧの
締結
について
承認
を求めるの件 (
衆議院送付
) 一、
国際獣疫事務局アジア太平洋地域代表事務
所の
特権
及び
免除
に関する
日本国政府
と
国際
獣疫事務局
との間の
協定
の
締結
について
承認
を求めるの件(
衆議院送付
) 一、
新型コロナウイルス感染症等
の
影響
に
対応
するための
雇用保険法
の
臨時特例等
に関する
法律案
(
内閣提出
、
衆議院送付
) 一、
令和
二年度
ひとり親世帯臨時特別給付金等
に係る
差押禁止等
に関する
法律案
(
衆議院提
出) 一、
国際経済
・
外交
に関する
調査
の
中間報告
一、
国民生活
・
経済
に関する
調査
の
中間報告
一、
原子力等エネルギー
・
資源
に関する
調査
の
中間報告
─────・─────
山東昭子
1
○
議長
(
山東昭子
君) これより
会議
を開きます。 この際、
日程
に追加して、
令和
二年度
一般会計補正予算
(第2号)
令和
二年度
特別会計補正予算
(特第2号)
令和
二年度
政府関係機関補正予算
(機第2号) 以上三案を一括して
議題
とすることに御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
山東昭子
2
○
議長
(
山東昭子
君) 御
異議
ないと認めます。 まず、
委員長
の
報告
を求めます。
予算委員長金子原二郎
さん。 ───────────── 〔
審査報告書
は
本号
(その二)に
掲載
〕 ───────────── 〔
金子原二郎
君
登壇
、
拍手
〕
金子原二郎
3
○
金子原二郎
君 ただいま
議題
となりました
令和
二年度第二次
補正予算
三案の
審査
の
経過
と結果を御
報告
申し上げます。
補正予算
三案は、去る六月八日に
国会
に
提出
され、
衆議院
からの
送付
の後、昨十一日に
財務大臣
から
趣旨説明
を聴取し、同日及び本日の二日間、
安倍内閣総理大臣
及び
関係
各
大臣
に対し、
質疑
を行いました。
質疑
は、十兆円の
予備費計上
の
妥当性
、
持続化給付金
の
事業委託
の
適切性
、
特別定額給付金
の
オンライン申請
をめぐる諸問題、
緊急包括支援交付金
の
交付状況
及び
医療機関
への
支援
、更なる
感染拡大
に備えた
医療
・
検査体制
の
強化
、
介護
・
障害者福祉サービス
の
事業継続支援
、
子供たち
の学びの
機会
の
確保
、
文化芸術
の担い手への
支援
、
地方創生臨時交付金等
による
観光業
への
支援策
、
ポストコロナ
の
産業構造
及び
国際秩序
の
在り方
、
感染症対策
における国と
地方
の
権限配分
、
専門家会議
の
議事録作成
の
必要性
、前
東京高検検事長
に対する
措置
の
妥当性
など、
多岐
にわたりましたが、その詳細は
会議録
によって御承知願いたいと存じます。
質疑
を終局し、
討論
、
採決
の結果、
令和
二年度第二次
補正予算
三案は
賛成
多数をもっていずれも原案どおり可決すべきものと
決定
いたしました。 以上、御
報告
申し上げます。(
拍手
) ─────────────
山東昭子
4
○
議長
(
山東昭子
君) 三案に対し、
討論
の通告がございます。順次
発言
を許します。
紙智子
さん。 〔
紙智子
君
登壇
、
拍手
〕
紙智子
5
○
紙智子
君
日本共産党
の
紙智子
です。
会派
を
代表
し、第二次
補正予算案
に
反対
の
討論
を行います。
討論
に先立ち、
新型コロナウイルス感染症
によってお亡くなりになられた
方々
への心からの哀悼を表しますとともに、
入院
、
治療
されている
皆様
にお見舞い申し上げます。 そして、
医療
や
介護
の
現場
で懸命に命を救うために奮闘されている
医療関係
の
皆様
に心から
敬意
を表します。
補正予算
には、
国民
の
世論
と
野党
の論戦に押されて、
雇用調整助成金
の
上限引上げ
や
家賃支援給付金
、
学生支援給付金
の
創設
などが盛り込まれており、不十分さや
問題点
はあるものの、
賛成
できるものです。 私
たち
が
補正予算
に
反対
する
理由
は、
予算
の三分の一を占める十兆円もの
予備費
が計上されているという一点からです。
日本国憲法
八十三条は、「国の
財政
を処理する
権限
は、
国会
の
議決
に基いて、これを行使しなければならない。」と定めています。国が
財政活動
を行う場合には、
国民
の
代表
である
国会
の
審議
と
議決
が必要であり、
政府
に白紙委任してはならないというのが
憲法
が定める
財政民主主義
の大
原則
です。
政府
は、
野党
からの
指摘
を受け、十兆円のうち五兆円について大まかな内訳を示しましたが、
予備費
であることに変わりはありません。残る五兆円は具体的な
使途
を決めずに計上し、
政府
に白紙委任することを求めています。これでは
憲法
が定める
財政民主主義
の大
原則
に反し、
国会
の
監視機能
の否定につながります。このような
前例
をつくることは、将来に重大な禍根を残すことになります。
政府
が五兆円の
使途
の大枠を示したこと
自体
、
政府
・
与党
も二次
補正
で足りない部分があることを認めたことになり、
予算
を修正して
提案
し、
国会
で
議決
すべきです。残る五兆円を削減し、速やかに第三次
補正予算
を編成し、
国会
に
提出
することこそ
財政
の
民主主義
です。 しかも、重大なのは、この
巨額
の
予備費
が、
安倍政権
が
通常国会
を延長せず
臨時国会
も開かないことを可能にしている点です。
国会
を止めるな、この声に今、応えることが
政治
に求められている
責任
ではありませんか。
新型コロナウイルス感染症
に必要な
対策
、急ぐべき
課題
は山積しています。
緊急事態宣言
は解除されましたが、
経済社会活動
の再開は、
感染抑止
をしながら段階的に進めていかなければなりません。
自粛
と
一体
の
補償
を、の
立場
で、大
打撃
を受けている
暮らし
と
営業
を支えることも
急務
です。 一つは、
医療
・
検査体制
を
強化
することです。 我が党は、
PCR検査
について
三つ
の
提案
をしています。一、
感染
が疑われ、ごく軽症を含む
有症者
と全ての
濃厚接触者
を速やかに
検査
する、二、
医療
・
介護
・
福祉従事者
と
入院患者
、
入所者
への
検査
を積極的に行う、三、
感染
の広がりを把握する
抗体検査
を広く行うというものです。
安倍総理
は、相変わらず
検査
は医師が必要と判断した方や
濃厚接触者
の方、
医療従事者
や
入院患者等
に対して
感染
が疑われる方だと答え、
医療
や
介護
・
福祉従事者
全てを
検査
するとは言いません。
PCR検査体制
の
整備
の
予算
は三百六十六億円だけで、余りにも少な過ぎます。 また、
コロナ対策
に
協力
した病院ほど
経営
が大変になっています。
コロナ対応
の
医療機関
への一兆二千億円の
財政支援
が速やかに
現場
に届くようにすべきです。しかし、それ以外の
医療機関
に対しては、
融資
の
拡大
や
診療報酬
の一部
概算前払
だけです。
医療機関
の減収への
補償
を行うべきです。
二つ目
に、
雇用
と
暮らし
となりわいの再建です。
世論
と
野党
の求めに応えて
雇用調整助成金
の
上限額
を引き上げました。
相談件数
は四十六万件を超えているのに、
申請書提出
は十日時点で約十四万件、
支給決定
は僅か八万千二百八十五件です。四月段階で約六百万人の
休業者
、
時短休業者
を加えると一千万人を超えています。それなのに、
助成金
が実際に
支給
されたのは、
厚生労働省
の推計でいまだ百三十三万人にとどまっています。
申請手続実務
の煩雑さに原因があります。 我が党は、速やかに処理できるドイツの
制度
に学んで、まず
給付
し、
審査
は
事後チェック
に切り替えるべきだと
提案
しています。
前例
にとらわれず、
雇用
を守るスピード感ある決断を求めます。
持続化給付金
の
支給
の
遅れ
を直ちに
改善
することです。五月一日、
オンライン
で
申請
したけど届かないと悲鳴が上がっています。
申請
を簡易にし、窓口での
相談体制
を
強化
し、一回限りにせず、新しい
自粛要請
と
一体
で
持続化給付金
を持続化することです。 こうした
対応
が急がれているときに、
持続化給付金
への重大な
疑惑
が浮かび上がりました。
一般社団法人サービスデザイン推進協議会
への丸投げと
広告大手
の電通への再委託問題、さらには、
ゴー・ツー・キャンペーン事業
の事務委託費問題などです。
予算
の使い方で
国民
の不信を招くことは許されません。なぜこのような仕組みにしたのか、
国会
と
国民
に直ちに明らかにするべきではありませんか。
農林漁業
の
対策
も急がれています。
国内生産
は、
学校給食
、
外食産業
、
旅行客
の
減少
で
国内消費
が落ち込み、
輸出
が止まり、生産過剰になっています。特に、
生産者
、
食材納入業者
は、
学校
の休校に伴う
給食
の
食材
のキャンセルによる
損失
が発生し、
政府
が力を入れてきた和牛、花卉、水産物の
価格
が下落し、困難に直面しています。それなのに、TPPなどで関税を引き下げたため、牛肉の輸入が増えているのです。おかしくありませんか。
安倍政権
が進めた
効率化
、
規模拡大
や
輸出頼み
、
インバウンド頼み
のもろさが明らかになりました。
需要喚起
、
販売促進
は必要ですが、
生産者
の
所得減少
に対し再生産できる
支援
が必要です。米国では、
打撃
を受けた農家に約一兆七千二百四十億円を直接
給付
し、約三千億円
規模
の
予算
で
過剰農産物
を買い上げるなど、手厚い
支援策
を打ち出しています。
外国
のいいところを学ぶというなら、こういうことを学ぶべきです。
子供たち
の学び、心身の
ケア
、安全を保障するために、
感染防止
と一人一人と丁寧に向き合える二十人
学級
など少
人数学級
を
実現
すべきです。そのためにも教員を十万人増やして
教育条件
の
抜本的整備
、
感染症防止
のためにも
学校
の
教職員
やスタッフを
思い
切って増やすべきです。
文化芸術
、
スポーツ
、イベントの
支援
も拡充すべきです。我が党は、
文化芸術復興基金
の
創設
を
提案
しました。
政府
は五百億円
規模
の
支援
を決めましたが、
自粛
の
損失
は六千九百億円を上回っていると推計されています。
安倍総理
は、人の心を癒やし、勇気付ける
文化
や
芸術
の力は必要です、その灯は絶対に絶やしてはならないと言われましたが、そうであれば、そのために数千億円
規模
の拠出と
基金
の
創設
を求めます。
新型コロナウイルス感染症
は、
グローバル化
に乗って
世界
に広がり、命の
格差
、
経済
の
格差
など
社会
のひずみをあぶり出し、
経済
や
社会
の
在り方
を考える大きな転機になりました。
グローバル化
がもたらした問題は、持続可能な
社会
へ
国際
的な連帯の力で乗り越えていく必要があります。
経済優先
でなく、
国民
の命、安全を第一にする
社会
をつくるために力を尽くす
決意
を申し上げ、
討論
といたします。(
拍手
)
山東昭子
6
○
議長
(
山東昭子
君)
勝部賢志
さん。 〔
勝部賢志
君
登壇
、
拍手
〕
勝部賢志
7
○
勝部賢志
君 立憲・
国民
.新緑風会・社民の
勝部賢志
です。 まず、
討論
に先立ちまして、この度の
新型コロナウイルス
でお亡くなりになられました九百二十名の
方々
とその御
家族
に衷心よりお悔やみを申し上げます。 また、今も
医療
や
介護
、また
学校現場等
で、尋常ならざる
緊迫感
の下、懸命に働いている
皆様
に心より
感謝
と御礼を申し上げます。 私は、
共同会派
を
代表
して、ただいま
議題
となりました
令和
二年度第二次
補正予算案
に対し、多くの
問題点
を感じ、大いなる
疑惑
や懸念を抱きながらも、一刻も早く
支援
を届けてほしいと願う多くの
国民
の
皆様
の姿を
思い
浮かべ、じくじたる
思い
で
賛成討論
をさせていただきます。 さて、この度の
新型コロナウイルス感染症
に係る
対策予算
、
令和
二年度第二次
補正予算案
は、
野党
がこの間、何度も要求し、一次
補正
の際に組替え動議として要求した
内容
、例えば
雇用調整助成金
一万五千円への
上限引上げ
や
家賃支援給付金
あるいは
学生支援給付金
の
創設
など、一定前向きな
支援策
が盛り込まれており、その点については
賛成
できるものであります。しかし、だったら、なぜ一次
補正
で取り入れなかったのか。もっと早く十分な
支援
を届けることができたのではないかというのが私
たち野党
、そして多くの
国民
の
思い
です。 そもそも、この度の
新型コロナウイルス対策
においては、
早期
に
対策
のための
補正予算
をという
野党
の要求に、当初
予算
の
予備費
五千億円で十分だとしていた
危機意識
の欠如によって一次
補正予算案
の
策定
は
遅れ
に
遅れ
、
提案
後の再
提出
で更に
遅れ
、それでも足りないとの
世論
や
野党
の批判を受け、僅か十四日後に第二次
補正予算
の
策定
を指示するという
安倍政権
の
初期対応
の
遅れ
が、今日に至るまでの全ての
対策
、
対応
の
遅れ
につながっているのです。それに加え
学校休業
、アビガン、アベノ
マスク
、九月入学といった
安倍総理
御
自身
の場当たり的な
対応
、
発言
が残念ながら
混乱
に更に拍車を掛けたことも付け加えておかなければなりません。
雇用調整助成金
、
持続化給付金
、
特別定額給付金
など、ようやく開始された
事業
も、到底円滑に
実施
されているとは言えません。様々な困難や不安を余儀なくされている
国民
の
皆様
の手元に一日も早く届けることこそが、これらの
事業
の
意義
ではありませんか。
給付金
や
マスク
も肝腎の
国民
の
皆様
に届いていなければ、たとえ何百回
答弁書
の棒読みを繰り返しても、
総理
の言葉は
国民
の心には届くべくもないのです。 そして、更なる問題は、
安倍総理
が
空前絶後
、
世界最大
の
経済対策
と呼ぶように、
予算
の見せかけの
総額
にのみこだわった当然の帰結ともいうべきか、
巨額
な個々の
事業自体
の
有効性
やプライオリティーの問題は残されたままだということです。加えて、その
巨額
な
事業
に付随した常識を外れた
巨額
な
事務費
、さらにその
受託利益
をあずかる一部
特定事業者
の実態等々、重大な
疑念
が晴れないままなのであります。
予算
の無駄を削減することも、
公共調達
の
適正化
を図ることも、何ゆえに
政府
がその
完全実施
を要請されるのか。それは、言うまでもなく、
政府予算
、その原資のおおよそ全てが
国民
の
血税
によるものだからです。しかるに、
予算
の
効率
や適正な
公共調達
に大いに
疑念
がある
予算
を
国会
に
提案
しながら、まるであたかも自らの成果のごとく
空前絶後
、
世界最大
の
経済対策
などと自画自賛する
安倍総理
の姿からは、
国民
の
血税
を預かる
責任者
としての
基本的姿勢
が幾ばくも見えてこないのであります。 消化し切れぬ
最大
の
疑惑
、
疑念
は、
予算総額
の三分の一を占める十兆円にも上る
予備費
の問題と、
補正予算
の
成立
までは
野党
の
協力
を仰いでおきながら、
成立
したらその
予備費
のみは握ってこの
通常国会
を閉じてしまおうとしていることであります。
国会
の統制から外れる
予備費
の取扱いについては、
財政民主主義
の観点から
政府
も自制を図ってきたところです。しかし、
法解釈
や
閣議決定
によって、
国会
などのルールや長年の慣行といったものを一方的、恣意的に変更してきた
安倍総理
にとっては取るに足らないことなのでしょうか。十兆円という
巨額
の
予備費
の
執行
に当たっては、
国会
の
事前承認
を欠かすことはできません。 さらに、現在は
国民
の
皆さん
の
自己犠牲
で
新型コロナウイルス感染
の第一波は収まりを見せてはいるものの、いつ第二波、第三波が襲ってくるやもしれません。その
感染リスク
もさることながら、
自粛
を余儀なくされた
国民生活
、
国民経済
への
影響
が
本格化
、顕在化するのはこれからです。 今、
全国
で
生活保護申請件数
は増えています。解雇や雇い止めが
全国
で一万人を超すとも判明しています。
新型コロナウイルス関連倒産
も
全国
で二百三十七件に上り、夏には急増するとの
指摘
もあります。
医療
や
介護
、
福祉
の分野ではこれからも逼迫した
状況
は続くでしょう。また、再開した
学校
も、
教職員
の献身的な努力だけではまさに
学校崩壊
、
教育崩壊
も起こり得る
状況
であります。
教職員定数
の抜本的な
改善
など、まだまだしなければならないことはたくさんあります。 このような
課題山積
の
状況下
、
安倍総理
御
自身
も百年に一度の
国難
と語られている
現状
で、開いている
国会
をあえて閉じようとは、
一体
全体、いかなる
政治判断
からなのでありましょうか。今後の
新型ウイルス感染症
の
動向
に即応した
対応
には
国会
の関与は必要ないというのでしょうか。いや、それ以上に、
緊急事態宣言
で一旦は水が入っていた
安倍総理
御
自身
の
説明責任
が問われ続けている森友、加計問題や、桜を見る会、黒川氏定年延長問題等々からの逃亡ではあるまいかと疑わざるを得ません。 今
国会
では、SNSでの
世論
が巻き起こり、
検察庁法改正案
や
種苗法改正案
の
国会強行
を断念せざるを得ませんでした。これまたお
水入り
で
世論
の
鎮静化
を図り、秋の
臨時国会
で仕切り直しをすると考えているのでありましょうか。
通常国会
の
閉会
は、あらゆる意味から許されません。 十日の
衆議院予算委員会
で、我が党の
枝野代表
は、
自民党政権
が推し進めてきた小さな
政府
、新
自由主義社会
の脆弱さとともに、私
たち
が今後目指すべき支え合う
分散型社会
のイメージの一端を示されました。この度の
コロナ禍
は、小さくなり過ぎた
政府
や
行政
ではその
機能
を果たし切れない姿をあぶり出しました。また、
自己責任
だけでは
国民
の命や
暮らし
を守り切れないことも改めて明らかとなりました。
危機
に直面して大きな不安を抱いたときに何が一番必要か。それは、誰かとつながっている、誰かと一緒に頑張れる、
家族
であったり友達であったり、
地域
や仕事の仲間が
お互い
に支え合うことが実感できることであります。中には、そのような人が周りにいない方もいるかもしれません。でも、そのような方にもしっかりとしたつながりをつくるのが
政治
や
行政
の大きな
役割
ではないでしょうか。
お互い
さまの助け合い、
国民
のための
社会
、
経済
、
政治
の再
構築
に向けて引き続き全身全霊をささげることを宣明し、
令和
二年度第二次
補正予算案
への
賛成討論
といたします。 御
清聴
ありがとうございました。(
拍手
)
山東昭子
8
○
議長
(
山東昭子
君)
高瀬弘美
さん。 〔
高瀬弘美
君
登壇
、
拍手
〕
高瀬弘美
9
○
高瀬弘美
君 公明党の
高瀬弘美
です。 私は、自民、公明を
代表
し、ただいま
議題
となりました
令和
二年度第二次
補正予算
三案に対し、
賛成
の
立場
から
討論
を行います。 まず、
新型コロナウイルス感染症
の
犠牲
となられた
方々
に心からお悔やみ申し上げますとともに、
闘病生活
を送っていらっしゃる
方々
に対しお見舞いを申し上げます。 また、
感染症
の
最前線
で御尽力いただいている
医療関係者
を始め全てのエッセンシャルワーカーの
皆様
に心より
感謝
を申し上げます。
新型コロナウイルス感染症
による百年に一度の
国難
ともいうべき厳しい
経済状況
を打開し、
国民生活
を取り戻すためには、本
補正予算
に盛り込まれた
各種施策
の
実施
が
急務
です。以下、
補正予算
に
賛成
する主な
理由
を申し述べます。 第一は、
雇用
と
労働者
を守るための
施策
を講じている点です。 本
補正予算
では、
雇用調整助成金
の
日額上限
を一万五千円まで大幅に引き上げ、四月一日まで遡及するとともに、
労働者
が賃金の
最大
八割を直接受給できるようにすることとしています。こうした複数の
セーフティーネット
を
構築
することで、
雇用
と
労働者
の
生活
の安定を
確保
しようとする
政府
の
姿勢
を高く評価いたします。 第二は、
資金繰り対策
を大幅に
強化
している点です。
中小
・
小規模事業者向け
の
融資
として八兆八千二百億円、中堅・大
企業向け
の
融資
として四千五百億円を計上しているほか、劣後ローンなどの
資本性資金
の
活用
に二兆三千七百億円を計上しています。これらの圧倒的な
資金
の投入は、
我が国企業
の
資金繰り
を全面的に支えるという
政府
の
決意
を明確にしたものです。 第三は、
家賃負担
の
軽減等
の
支援策
を講じている点です。 本
補正予算
では、
家賃支援給付金
として二兆二百億円を計上し、
最大
六百万円まで
家賃負担
の
軽減
を図ることとしています。加えて、
地域
の実情に応じた
家賃支援
にも
活用
できる
地方創生臨時交付金
を現在の三倍の
規模
となる三兆円まで
積み増し
、
地方
独自の
対応策
を国が一層後押しすることになります。さらに、
持続化給付金
は、フリーランスの方や今年創業した
事業者
などにも
支援対象
を
拡大
、
積み増し
しており、
事業
の
継続
を力強く後押ししていくこととしています。 第四は、
医療
や
介護
の
提供体制
の
強化
が図られている点です。 本
補正予算
では、
医療用マスク等
を国が買い上げ、必要な
医療機関等
に配布するほか、
新型コロナウイルス感染症緊急包括支援交付金
を二兆二千四百億円積み増すこととしています。本
交付金
は、
患者
と接する
医療従事者
や
介護施設等
の
職員
に
最大
二十万円の
慰労金
を
支給
する財源にも充てられます。 また、将来、私
たち
が
アフターコロナ
の
世界
で安心して
生活
するために、
ワクチン
及び
治療薬
の
開発等
に二千百億円を投じ、日常を一日も早く取り戻すための
取組
を進めることとしていることも評価いたします。 さらに、低
所得
の一人
親世帯
への
臨時特別給付金
、
個人向け緊急小口資金等
の
特例
貸付けの
積み増し
に加えて、大学生、高校生を含め学業を断念しないための
支援
の
充実
、
活動自粛
を余儀なくされた
文化芸術関係者
、
個人
及び団体に対する
給付金
の
創設
、
スポーツ活動
への
支援
など必要な経費が計上されていることも申し添えます。
最後
に、
国民
の
皆様
の御
協力
によりまして、
我が国
全体として
新規感染者数
は落ち着きを見せておりますが、増加の兆しのある
地域
も散見されます。本
補正予算
では、
新型コロナウイルス感染症対策予備費
に十兆円の
積み増し
を行い、
情勢
の急変にも対処できるようにするための
措置
を講じています。
政府
には、時機を逸することなく迅速に
対応
していくことを求めます。また、第一次
補正予算成立
後、既に行われている
各種施策
については
手続
の煩雑さやスピードが遅いことをこれまでも
指摘
しておりますが、
政府
には迅速、簡潔かつ
透明性
のある
制度
を引き続き強く求めます。 以上、本
補正予算
に
賛成
する主な
理由
を申し述べました。
コロナ禍
の中、様々な困難に立ち向かう
方々
をしっかりと支えるため、今私
たち
がなすべきは、本
補正予算
を
成立
させ、一刻も早く
実施
することであると申し上げ、私の
賛成討論
といたします。 ありがとうございました。(
拍手
)
山東昭子
10
○
議長
(
山東昭子
君)
石井苗子
さん。 〔
石井苗子
君
登壇
、
拍手
〕
石井苗子
11
○
石井苗子
君
日本維新
の会の
石井苗子
です。 私は、党を
代表
して、
令和
二年度
一般会計補正予算
(第2号)外二案について、
賛成
の
立場
から
討論
いたします。 まず初めに、
新型コロナウイルス
により亡くなられた
方々
に心よりお悔やみ申し上げます。また、現在
治療
中の
方々
と御
家族
の
皆様
には早く良くなっていただけますようお見舞い申し上げます。
最前線
で
治療
されている
医療従事者
の
皆様
には、心から
敬意
と
感謝
を申し上げます。
新型コロナウイルス対策
は待ったなしの
状況
です。さきに
成立
した第一次
補正予算
では行き届かなかった
国民
の
皆さん
への
支援
を補う第二次
補正予算案
には、無論
賛成
します。しかし、残念ながら、もろ手を挙げてというわけにはまいりません。 何より
指摘
しなければならないのは、
政府支出額
約三十三兆円の三割弱に当たる十兆円が
予備費
に計上されたことです。
コロナ対策
とはいえ、
予算
の
執行
を
政府
に白紙委任する形になり、看過できません。明らかに
財政民主主義
に反します。追加の
対策
が必要となれば、第三次
補正予算案
を編成し、
国会
で
審議
されてしかるべきです。
政府
に対し、
予備費
の
執行
に当たっては、
国会
そして
国民
に対して詳細かつ速やかに
報告
するよう強く求めます。 次に、
経済政策
について申し上げます。 本年一月から広がり始めました
新型コロナウイルス
による
感染症
は、四月七日に
緊急事態宣言
が
発令
されましたが、
国民
の
皆さん
の御
協力
により
鎮静化
し、五月二十五日、全都道府県において
緊急事態宣言
が解除されました。今後、
感染症
の第二波、第三波の
到来
が不可避とされる中、決して気を緩めるわけにはいかない
状況
ですが、強く懸念されていた
医療崩壊
を招くことなく、
ひとまず峠
を越えたようです。 しかし、
新型コロナウイルス
の
マクロ経済
の
影響
を見てみますと、
緊急事態宣言発令
前の本年一―三月期の
経済成長率
は
年率換算
で
マイナス
二・二%、二
四半期連続
で
マイナス
となりました。さらに、四―六月期も
緊急事態宣言
の余波で
社会経済活動
が停滞していることを考えますと、
日本経済
が深刻な
ダメージ
を受けていることは明らかです。
失業者数
や
倒産企業数
が加速度を上げて増大する
景気後退
の波は、これから間違いなくやってくると見られます。 そのような
経済状況
の中で、
感染症
の第二波が
到来
するとどうなるでしょうか。
行政
が
営業自粛
を要請しても、背に腹は代えられないと
営業
を
継続
せざるを得ない
事業者
の数は、第一波のときより多くなることは容易に予測されます。ですから、抜本的で
即効性
のある
経済対策
が必要なのです。 その一環として、
日本維新
の会は、
消費税減税特例プログラム法案
を参議院に
提出
いたしました。これは、当分の間、
消費税率
を一律八%に引き下げるための
プログラム法案
です。昨年十月の
消費税増税
で、
消費
を減退させて
経済
が
打撃
を受けましたが、
コロナ禍
を受けた
経済停滞
がそれに追い打ちを掛けました。
景気
を
回復基調
に乗せるには、冷え込んだ
消費
を呼び起こすための
カンフル剤
が必要です。是非とも
消費税減税特例プログラム法案
の御
審議
を全政党の
皆様
にお願いするものです。 次に、
給付
による
支援策
について申し上げます。
国民
に一律十万円を
支給
する
特別定額給付金
は、
マイナンバーカード所持者
が
オンライン申請
できることが大きな特色でした。しかし、自治体の
事前準備
が間に合わず、かえって
混乱
を招きました。 ここで大きな問題は、
特定定額給付金
がいまだ多くの
国民
の
皆さん
の元に届いておらず、何ら救済になっていないことです。
マイナンバー
の利用に関しては平時における十分な
準備
が必要であり、有事にいきなり進めようとしても無理であることが今回はっきりしました。
感染症
の
拡大
が一旦峠を越えた今だからこそ、
マイナンバー
の
利活用
を具体的に進める好機です。
給付
が遅延していると
政府
を非難している我が党以外の多くの
野党
の
皆様
、それぞれ、そもそも
マイナンバー
の
利活用
を進めることに
反対
をされてきていらっしゃいましたが、
給付
を速やかに行うためには
マイナンバー
と
預貯金口座
を結び付けることが有効かつ適切であるということは明らかです。今からでも遅くはありません。第二波の
到来
までに
制度
として確立し、
システム構築
などの
体制
を整えることが不可欠と考えています。 このために、
与党
及び
日本維新
の会は、
現金給付
を速やかに行うために、
マイナンバー
と
預貯金口座
をひも付ける
マイナンバー法改正
を含む
緊急時給付迅速化法案
を共同
提出
しております。しかし、
給付
を急げと訴えているはずのほかの
野党
の
皆様
が
審議
に応じてくださらず、今
国会
で
成立
がかないませんでした。残念でなりません。我が党は、これを
早期
に
成立
させて
国民
の
皆様
に、期待に応えていきたいと考えております。 続いて、
医療体制
について何点か申し上げます。
新型コロナウイルス対策
といたしまして、
日本維新
の会は、
医療体制
の点で次の四つの
施策
があると考えております。 まず、密集する
都市部
に
新型コロナウイルス専用
の
医療機関
を設置すること。これは
整備
が必要です。
PCR検査
及び
抗原検査
によって
感染
の有無を確認する確実で迅速な手法を確立すること。次に、
抗体検査
によって
集団免疫
の
獲得状況
を把握すること。そして
最後
に、
政府
が行った
政策
が適切だったかどうかを科学的に検証することです。これ、いずれも早急に
実施
する
施策
であると考えています。
最後
に、
国会
の
対応
について申し上げたいことがあります。 六月十七日には今
国会
は
閉会
される
方向
です。
新型コロナ感染症対策
は
会期終了
以降も
継続
します。
国会閉会
中においても立法府が不断に
対策
を
審議
し、
責任
を果たしていくことは当然のことです。
閉会
中の
審査
として
厚生労働委員会
を開催する
意見
がありますが、
新型コロナ
に関する問題は
医療
から
経済
、文教など
多岐
にわたっているため、
厚生労働委員会
だけではとてもカバーできません。 そこで、
国会閉会
中は
新型コロナ
に関する
特別委員会
などの
枠組み
を新設し、その
議論
を完全公開することを
国会
の議員の
皆さん
に御
提案
させてください。
政府
の
新型コロナ感染症対策専門会議
や
政府
・
与野党連絡協議会
はこれまで全て非公開とされてきました。それでは将来への教訓を残すことができません。
日本国内
で、残念ながら九百人を超える
方々
が
新型コロナウイルス
の
犠牲
になられました。果てしない
持久戦
になるであろうこの未知の
ウイルス
との闘い、さらに
コロナ
後の将来、より
感染力
や
病毒性
が強い
感染症
が流行したときのために、今まさに百年に一度の
国難
に立ち向かい、そこで得た経験を余すことなく生かしていくことが何より重要と考えます。 第二次
補正予算
は、困窮している
人たち
に救いの手を差し伸べて
経済ダメージ
を最小限に抑え込むこと、そして
経済活動
を正常な状態に戻すための大前提となります
医療体制
を整えることを
予算
の目的としております。 第二波に見舞われれば、再び
緊急事態宣言
の
発令
となります。再度
学校
の
休業
や
営業活動
の
自粛
を要請するのでしょうか。
ワクチン
や
治療薬
の
開発
は
急務
です。尊い
国民
の命を守り抜き、そして
社会経済活動
を元に戻す、そのような
取組
を強力に進めていかなければなりません。これからやってくる
経済停滞
と
感染症
の二波に的確に対処することが
国民
の
皆さん
の命と
暮らし
を守るために必要であることは言をまちません。
日本維新
の会は、今後も真に
国民
に寄り添った
コロナ対策
を果敢に打ち出し、
政府
・
与党
に提言し続けていくことを改めて表明し、私の
賛成討論
といたします。 御
清聴
ありがとうございました。(
拍手
)
山東昭子
12
○
議長
(
山東昭子
君) これにて
討論
は終局いたしました。 ─────────────
山東昭子
13
○
議長
(
山東昭子
君) これより三案を一括して
採決
いたします。 三案に
賛成
の
皆さん
の
起立
を求めます。 〔
賛成者起立
〕
山東昭子
14
○
議長
(
山東昭子
君)
過半数
と認めます。 よって、三案は可決されました。(
拍手
) ─────・─────
山東昭子
15
○
議長
(
山東昭子
君)
日程
第一
賃貸住宅
の
管理業務等
の
適正化
に関する
法律案
(
内閣提出
、
衆議院送付
)を
議題
といたします。 まず、
委員長
の
報告
を求めます。
国土交通委員長田名部匡代
さん。 ───────────── 〔
審査報告書
及び
議案
は
本号
(その二)に
掲載
〕 ───────────── 〔
田名部匡代
君
登壇
、
拍手
〕
田名部匡代
16
○
田名部匡代
君 ただいま
議題
となりました
法律案
につきまして、
国土交通委員会
における
審査
の
経過
と結果を御
報告
申し上げます。 本
法律案
は、
社会経済情勢
の変化に伴い
賃貸住宅
の
役割
の
重要性
が増大していることに鑑み、良好な
居住環境
を備えた
賃貸住宅
の安定的な
確保
を図るため、
賃貸住宅管理業
を営む者に係る
登録制度
を設け、その
業務
の適正な運営を
確保
するとともに、
特定賃貸借契約
の
適正化
のための
措置等
を講じようとするものであります。
委員会
におきましては、
サブリース
に係る
リスク説明
の
在り方
、
誇大広告等
の
判断基準
、
サブリース
に関する
相談体制等
について
質疑
が行われましたが、その詳細は
会議録
によって御承知願います。
質疑
を終局し、
採決
の結果、本
法律案
は
全会一致
をもって原案どおり可決すべきものと
決定
いたしました。 なお、本
法律案
に対し
附帯決議
が付されております。 以上、御
報告
申し上げます。(
拍手
) ─────────────
山東昭子
17
○
議長
(
山東昭子
君) これより
採決
をいたします。
本案
に
賛成
の
皆さん
の
起立
を求めます。 〔
賛成者起立
〕
山東昭子
18
○
議長
(
山東昭子
君)
総員起立
と認めます。 よって、
本案
は
全会一致
をもって可決されました。(
拍手
) ─────・─────
山東昭子
19
○
議長
(
山東昭子
君)
日程
第二
防災重点農業用ため池
に係る
防災工事等
の
推進
に関する
特別措置法案
(
衆議院提出
)を
議題
といたします。 まず、
委員長
の
報告
を求めます。
農林水産委員長江島潔
さん。 ───────────── 〔
審査報告書
及び
議案
は
本号
(その二)に
掲載
〕 ───────────── 〔
江島潔
君
登壇
、
拍手
〕
江島潔
20
○
江島潔
君 ただいま
議題
となりました
法律案
につきまして、
農林水産委員会
における
審査
の
経過
と結果を御
報告
申し上げます。 本
法律案
は、
防災重点農業用ため池
の決壊による
水害等
から
国民
の生命及び財産を
保護
するため、
防災工事等基本指針
の
策定
、
防災重点農業用ため池
の
指定等
について定めようとするものであります。
委員会
におきましては、
提出者
の
衆議院農林水産委員長吉野正芳
君より
趣旨説明
を聴取した後、
採決
の結果、本
法律案
は
全会一致
をもって原案どおり可決すべきものと
決定
いたしました。 なお、本
法律案
に対して
附帯決議
を行いました。 以上、御
報告
申し上げます。(
拍手
) ─────────────
山東昭子
21
○
議長
(
山東昭子
君) これより
採決
をいたします。
本案
に
賛成
の
皆さん
の
起立
を求めます。 〔
賛成者起立
〕
山東昭子
22
○
議長
(
山東昭子
君)
総員起立
と認めます。 よって、
本案
は
全会一致
をもって可決されました。(
拍手
) ─────・─────
山東昭子
23
○
議長
(
山東昭子
君) この際、
日程
に追加して、
株式会社地域経済活性化支援機構法
の一部を改正する
法律案
(
内閣提出
、
衆議院送付
)を
議題
とすることに御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
山東昭子
24
○
議長
(
山東昭子
君) 御
異議
ないと認めます。 まず、
委員長
の
報告
を求めます。
内閣委員長水落敏栄
さん。 ───────────── 〔
審査報告書
及び
議案
は
本号
(その二)に
掲載
〕 ───────────── 〔
水落敏栄
君
登壇
、
拍手
〕
水落敏栄
25
○
水落敏栄
君 ただいま
議題
となりました
法律案
につきまして、
内閣委員会
における
審査
の
経過
と結果を御
報告
申し上げます。 本
法律案
は、最近の
地域経済
をめぐる
状況
に鑑み、
地域
における総合的な
経済力
の
向上
を通じた
地域経済
の
活性化
を引き続き図るため、
株式会社地域経済活性化支援機構
の
業務
の
期限
を延長しようとするものであります。
委員会
におきましては、
機構
の
業務
の
期限
を延長する
理由
、今後の
機構
の
体制等
について
質疑
が行われましたが、その詳細は
会議録
によって御承知願います。
質疑
を終局し、
討論
に入りましたところ、
日本共産党
の
田村委員
より
反対
の旨の
意見
が述べられました。 次いで、
採決
の結果、本
法律案
は多数をもって原案どおり可決すべきものと
決定
いたしました。 以上、御
報告
申し上げます。(
拍手
) ─────────────
山東昭子
26
○
議長
(
山東昭子
君) これより
採決
をいたします。
本案
に
賛成
の
皆さん
の
起立
を求めます。 〔
賛成者起立
〕
山東昭子
27
○
議長
(
山東昭子
君)
過半数
と認めます。 よって、
本案
は可決されました。(
拍手
) ─────・─────
山東昭子
28
○
議長
(
山東昭子
君) この際、
日程
に追加して、
金融機能
の
強化
のための
特別措置
に関する
法律
の一部を改正する
法律案
(
内閣提出
、
衆議院送付
)を
議題
とすることに御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
山東昭子
29
○
議長
(
山東昭子
君) 御
異議
ないと認めます。 まず、
委員長
の
報告
を求めます。
財政金融委員長中西祐介
さん。 ───────────── 〔
審査報告書
及び
議案
は
本号
(その二)に
掲載
〕 ───────────── 〔
中西祐介
君
登壇
、
拍手
〕
中西祐介
30
○
中西祐介
君 ただいま
議題
となりました
法律案
につきまして、
財政金融委員会
におけるその
審査
の
経過
と結果を御
報告
申し上げます。 本
法律案
は、
新型コロナウイルス感染症等
の
影響
に対処して
金融機関等
の
経営基盤
の
充実
を図るため、国の
資本参加
の
申請期限
を
令和
八年三月末まで延長するとともに、
審査手続等
の
特例
を設けるものであります。
委員会
におきましては、
新型コロナウイルス感染症
などの
影響
を受けた
地域金融機関
の現況と今後の
対応
、国の
資本参加
の
申請期限
を延長する
必要性等
について
質疑
が行われましたが、その詳細は
会議録
によって御承知願います。
質疑
を終了し、
採決
の結果、本
法律案
は
全会一致
をもって原案どおり可決すべきものと
決定
をいたしました。 なお、本
法律案
に対し
附帯決議
が付されております。 以上、御
報告
申し上げます。(
拍手
) ─────────────
山東昭子
31
○
議長
(
山東昭子
君) これより
採決
をいたします。
本案
に
賛成
の
皆さん
の
起立
を求めます。 〔
賛成者起立
〕
山東昭子
32
○
議長
(
山東昭子
君)
総員起立
と認めます。 よって、
本案
は
全会一致
をもって可決されました。(
拍手
) ─────・─────
山東昭子
33
○
議長
(
山東昭子
君) この際、
日程
に追加して、
中小企業
の
事業承継
の
促進
のための
中小企業
における
経営
の
承継
の
円滑化
に関する
法律等
の一部を改正する
法律案
(
内閣提出
、
衆議院送付
)を
議題
とすることに御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
山東昭子
34
○
議長
(
山東昭子
君) 御
異議
ないと認めます。 まず、
委員長
の
報告
を求めます。
経済産業委員長礒崎哲史
さん。 ───────────── 〔
審査報告書
及び
議案
は
本号
(その二)に
掲載
〕 ───────────── 〔
礒崎哲史
君
登壇
、
拍手
〕
礒崎哲史
35
○
礒崎哲史
君 ただいま
議題
となりました
法律案
につきまして、
経済産業委員会
における
審査
の
経過
と結果を御
報告
申し上げます。 本
法律案
は、
中小企業
による
事業承継
の
円滑化
を図るため、
信用保証協会
による
保証
について
経営者
の
個人保証
を求めない
保証
の
創設
、
経営力向上計画
及び
地域経済牽引事業計画
における
事業承継支援
並びに
代表者交代
に伴う
事業承継
に関する
支援体制
の
整備等
の
措置
を講じようとするものであります。
委員会
におきましては、
中小企業
の
事業承継支援
の
在り方
、
経営者保証
の解除に向けた
支援
の
促進
に関する今後の
取組
、
中小企業
の
利便性向上
のための
各種計画制度
の見直しの
意義等
について
質疑
が行われましたが、その詳細は
会議録
によって御承知願います。
質疑
を終局し、
採決
の結果、本
法律案
は
全会一致
をもって原案どおり可決すべきものと
決定
いたしました。 なお、本
法律案
に対して
附帯決議
を行いました。 以上、御
報告
申し上げます。(
拍手
) ─────────────
山東昭子
36
○
議長
(
山東昭子
君) これより
採決
をいたします。
本案
に
賛成
の
皆さん
の
起立
を求めます。 〔
賛成者起立
〕
山東昭子
37
○
議長
(
山東昭子
君)
総員起立
と認めます。 よって、
本案
は
全会一致
をもって可決されました。(
拍手
) ─────・─────
山東昭子
38
○
議長
(
山東昭子
君) この際、
日程
に追加して、 刑を言い渡された者の
移送
に関する
日本国
と
ベトナム社会主義共和国
との間の
条約
の
締結
について
承認
を求めるの件
専門機関
の
特権
及び
免除
に関する
条約
の
附属書
ⅩⅧの
締結
について
承認
を求めるの件
国際獣疫事務局アジア太平洋地域代表事務所
の
特権
及び
免除
に関する
日本国政府
と
国際獣疫事務局
との間の
協定
の
締結
について
承認
を求めるの件 (いずれも
衆議院送付
) 以上三件を一括して
議題
とすることに御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
山東昭子
39
○
議長
(
山東昭子
君) 御
異議
ないと認めます。 まず、
委員長
の
報告
を求めます。
外交防衛委員長北村経夫
さん。 ───────────── 〔
審査報告書
及び
議案
は
本号
(その二)に
掲載
〕 ───────────── 〔
北村経夫
君
登壇
、
拍手
〕
北村経夫
40
○
北村経夫
君 ただいま
議題
となりました
条約
三件につきまして、
外交防衛委員会
における
審査
の
経過
と結果を御
報告
申し上げます。 まず、
ベトナム
との
受刑者移送条約
は、
我が国
と
ベトナム
との間で、
相手国
の裁判所が刑を言い渡した自
国民受刑者等
について、一定の
条件
を満たす場合に、その本国に
移送
する
手続等
を定めるものであります。 次に、
専門機関特権
・
免除条約
の
附属書
ⅩⅧは、
専門機関
の
特権
及び
免除
に関する
条約
の規定を修正した上で
世界観光機関
に適用することを定めるものであります。
最後
に、
国際獣疫事務局アジア太平洋地域代表事務所
に関する
特権
・
免除協定
は、同
事務所
及びその
職員
が享有する
特権
及び
免除等
について定めるものであります。
委員会
におきましては、三件を一括して
議題
とし、
受刑者移送条約
における
双方可罰性
の
原則
の扱い、
外国人受刑者
の
現状
とこれまでの
受刑者移送
の実績、
国際機関
の
日本人職員
に
特権
及び
免除
を与えることの
問題性
、
世界観光機関
及び
国際獣疫事務局
の
新型コロナウイルス感染症
への
対応等
について
質疑
が行われましたが、詳細は
会議録
によって御承知願います。
質疑
を終え、順次
採決
の結果、三件はいずれも
全会一致
をもって
承認
すべきものと
決定
いたしました。 以上、御
報告
申し上げます。(
拍手
) ─────────────
山東昭子
41
○
議長
(
山東昭子
君) これより三件を一括して
採決
いたします。 三件を
承認
することに
賛成
の
皆さん
の
起立
を求めます。 〔
賛成者起立
〕
山東昭子
42
○
議長
(
山東昭子
君)
総員起立
と認めます。 よって、三件は
全会一致
をもって
承認
することに決しました。(
拍手
) ─────・─────
山東昭子
43
○
議長
(
山東昭子
君) この際、
日程
に追加して、
新型コロナウイルス感染症等
の
影響
に
対応
するための
雇用保険法
の
臨時特例等
に関する
法律案
(
内閣提出
、
衆議院送付
)
令和
二年度
ひとり親世帯臨時特別給付金等
に係る
差押禁止等
に関する
法律案
(
衆議院提出
) 以上両案を一括して
議題
とすることに御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
山東昭子
44
○
議長
(
山東昭子
君) 御
異議
ないと認めます。 まず、
委員長
の
報告
を求めます。
厚生労働委員長
そのだ
修光
さん。 ───────────── 〔
審査報告書
及び
議案
は
本号
(その二)に
掲載
〕 ───────────── 〔そのだ
修光
君
登壇
、
拍手
〕
そのだ修光
45
○そのだ
修光
君 ただいま
議題
となりました両
法律案
につきまして、
厚生労働委員会
における
審査
の
経過
と結果を御
報告
申し上げます。 まず、
新型コロナウイルス感染症等
の
影響
に
対応
するための
雇用保険法
の
臨時特例等
に関する
法律案
は、
新型コロナウイルス感染症
及びその
蔓延防止
のための
措置
が
労働者
及び
事業主
に及ぼす
影響
の緩和を図るため、
雇用保険法
の
特例等
を定めようとするものであります。
委員会
におきましては、
新型コロナウイルス感染症対応休業支援金
の
支給対象
、
休業手当
の
支払義務
との
関係
、
基本手当日額
を引き上げる
必要性等
について
質疑
を行いましたが、その詳細は
会議録
によって御承知願います。
質疑
を終局し、
採決
の結果、本
法律案
は
全会一致
をもって原案どおり可決すべきものと
決定
いたしました。 なお、本
法律案
に対し
附帯決議
が付されております。 次に、
令和
二年度
ひとり親世帯臨時特別給付金等
に係る
差押禁止等
に関する
法律案
は、
令和
二年度
ひとり親世帯臨時特別給付金等
について、差押えの
禁止等
を行おうとするものであります。
委員会
におきましては、
提出者
である
衆議院厚生労働委員長盛
山正仁君より
趣旨説明
を聴取した後、
採決
の結果、本
法律案
は
全会一致
をもって原案どおり可決すべきものと
決定
いたしました。 以上、御
報告
申し上げます。(
拍手
) ─────────────
山東昭子
46
○
議長
(
山東昭子
君) これより両案を一括して
採決
いたします。 両案に
賛成
の
皆さん
の
起立
を求めます。 〔
賛成者起立
〕
山東昭子
47
○
議長
(
山東昭子
君)
総員起立
と認めます。 よって、両案は
全会一致
をもって可決されました。(
拍手
) ─────・─────
山東昭子
48
○
議長
(
山東昭子
君) この際、
国際経済
・
外交
に関する
調査会長
から、
国際経済
・
外交
に関する
調査
の
中間報告
を聴取いたしたいと存じますが、御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
山東昭子
49
○
議長
(
山東昭子
君) 御
異議
ないと認めます。
国際経済
・
外交
に関する
調査会長鶴保庸介
さん。 ───────────── 〔
調査報告書
は
本号
(その二)に
掲載
〕 ───────────── 〔
鶴保庸介
君
登壇
、
拍手
〕
鶴保庸介
50
○
鶴保庸介
君
国際経済
・
外交
に関する
調査会
における
中間報告
につきまして、その
概要
を御
報告
申し上げます。 本
調査会
は、
国際経済
・
外交
に関し、長期的かつ総合的な
調査
を行うため、
令和元年
十月四日に設置されました。その後、三年間の
調査テーマ
を「海を通じて
世界
とともに生きる
日本
」と
決定
し、具体的な
調査項目
として、「
海洋資源
・
エネルギー
の
確保
など
海洋
の
利活用
及び
開発
の
在り方
」、「
海洋環境
をめぐる諸
課題
及び
取組
の
在り方
」及び「
我が国
が
海洋立国
として
国際社会
を牽引するための
取組
と
役割
」の
三つ
を取り上げ、
調査
を進めることといたしました。 一年目の
調査
では、まず、今後の
調査
を進めていくに当たり、
我が国
の
取組
や
国際海洋法
の
基本枠組み
を俯瞰的かつ概括的に把握するための
調査
として、「
我が国
の
海洋政策
」について、
政府参考人
から
説明
を聴取し、
質疑
を行うとともに、二名の
参考人
から
意見
を聴取し、
質疑
を行いました。続いて、
三つ
の具体的な
調査項目
のうち、「
海洋資源
・
エネルギー
の
確保
など
海洋
の
利活用
及び
開発
の
在り方
」及び「
我が国
が
海洋立国
として
国際社会
を牽引するための
取組
と
役割
」について、計九名の
参考人
から
意見
を聴取し、
質疑
を行ったほか、「海を通じて
世界
とともに生きる
日本
」について、
委員
間の
意見交換
を行い、これらを
中間報告書
として取りまとめ、去る十日、
議長
に
提出
いたしました。 以下、
議論
の主な
内容
を
中心
に御
報告
いたします。
調査会
におきましては、まず、
調査テーマ全般
に関する
我が国
の
海洋政策
について、
海洋基本法
及び
海洋基本計画
に基づく
施策
の
推進
、領土、領海をめぐる問題と諸
外国
における
紛争解決
の
在り方
、
海洋人材育成
の
重要性
などの
議論
が行われました。 次に、
海洋資源
・
エネルギー
の
確保
など
海洋
の
利活用
及び
開発
の
在り方
のうち、
水産資源
の
管理
と
保護
について、
海洋
及び
海洋生物
に対する
国民
の
理解促進
のために必要な方策、
我が国
における厳格な
漁獲可能量設定
の
必要性
、今後の
我が国
の
捕鯨政策
などの
議論
が行われました。また、
海底資源
・
海洋再生可能エネルギー
の
管理
・
利活用
と今後の展開について、
我が国
の
海底資源開発
に係る今後の見通し、
アジア
全体の
エネルギー安全保障
に向けた
我が国
の
役割
、
洋上風力発電
の
課題
と
可能性
などの
議論
が行われました。 続いて、
我が国
が
海洋立国
として
国際社会
を牽引するための
取組
と
役割
のうち、
海事産業
の
基盤強化
について、
現場力
と
設計思想
を踏まえた
戦略的取組
、
造船業
を取り巻く
環境
と
対策
、
造船業
の再編が地元に及ぼす
影響
などの
議論
が行われました。
最後
に、
委員
間の
意見交換
では、所見が述べられ、今後の
調査
に向け、基本的な考え方のほか、今後取り上げるべき具体的な
課題
として、
海洋安全保障
・法の支配と
外交
、
海洋資源
、捕鯨問題、
海洋再生可能エネルギー
、
海事産業
の振興、
海洋環境保全
、
海洋
に関するルールメーキング、北極海、
港湾政策等
が挙げられました。
海洋
に関する諸問題は
広範多岐
にわたっており、今後
議論
すべき
課題
も数多く残されております。本
調査会
では、二年目以降も引き続き、
我が国
の四方を取り囲む海を切り口に、
国際社会
が直面する様々な
課題解決
に向け、
調査
を進めてまいる所存でございます。 以上、御
報告
申し上げます。(
拍手
) ─────・─────
山東昭子
51
○
議長
(
山東昭子
君) この際、
国民生活
・
経済
に関する
調査会長
から、
国民生活
・
経済
に関する
調査
の
中間報告
を聴取いたしたいと存じますが、御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
山東昭子
52
○
議長
(
山東昭子
君) 御
異議
ないと認めます。
国民生活
・
経済
に関する
調査会長白眞勲
さん。 ───────────── 〔
調査報告書
は
本号
(その二)に
掲載
〕 ───────────── 〔
白眞勲
君
登壇
、
拍手
〕
白眞勲
53
○
白眞勲
君
国民生活
・
経済
に関する
調査会
における
中間報告
につきまして御
報告
申し上げます。 本
調査会
は、
国民生活
・
経済
に関し、長期的かつ総合的な
調査
を行うため、第二百回
国会
の
令和元年
十月四日に設置され、三年間の
調査テーマ
を「誰もが安心できる
社会
の
実現
」と
決定
し、
調査
を開始いたしました。 一年目は、
調査テーマ
のうち、「困難を抱える
人々
の
現状
」について
調査
を行うこととし、「
子ども
をめぐる諸問題」及び「
外国人
をめぐる諸問題」について、
参考人
から
意見
を聴取し、
質疑
を行いました。その後、
委員
間の
意見交換
を行い、今般、
参考人
の
意見
を基にした
主要論点
の
整理
を含む
報告書
を取りまとめ、去る六月十日、これを
議長
に
提出
いたしました。 以下、
主要論点
を
中心
に御
報告
申し上げます。 まず、
子ども
をめぐる諸問題については、
子供
の
貧困対策
が大きな
課題
であるとの
指摘
があり、
貧困
の連鎖を断つための
施策
の
方向性
、
支援策
につなぐための
体制
や
情報提供
の
在り方
、
就労
と
家族
の
ケア負担
とを両立させるための時間
的資源
の
確保
、一人親の就業への
支援
、
養育費確保
のための
抜本的改善策
、
貧困
を生み出さない
学校教育
の
在り方
と
学習支援
の
有効性
などについて
意見
がありました。 次に、
外国人
をめぐる諸問題については、多
文化共生
のための法令の制定や国及び
地方
自治体の
体制整備
、
情報提供
の多
言語化
ややさしい
日本
語の
活用
、
外国人
の
子供
の
教育機会
の
確保
、
外国人
に対する
社会保障制度
と
支援体制
の
整備
、
外国人
の
就労促進
に向けた
取組
などについて
意見
がありました。
新型コロナウイルス感染症
の災禍の中で、特に、一人
親世帯
や
外国人
など、
経済
的、
社会的立場
が弱い
人々
が深刻な
影響
を受けており、この困難を少しでも和らげる必要があります。 本
調査会
といたしましても、誰もが安心できる
社会
の
実現
に向けて、更に
議論
を深めてまいりたいと考えております。 以上、御
報告
申し上げます。(
拍手
) ─────・─────
山東昭子
54
○
議長
(
山東昭子
君) この際、
資源エネルギー
に関する
調査会長
から、
原子力等エネルギー
・
資源
に関する
調査
の
中間報告
を聴取いたしたいと存じますが、御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
山東昭子
55
○
議長
(
山東昭子
君) 御
異議
ないと認めます。
資源エネルギー
に関する
調査会長宮沢洋一
さん。 ───────────── 〔
調査報告書
は
本号
(その二)に
掲載
〕 ───────────── 〔
宮沢洋一
君
登壇
、
拍手
〕
宮沢洋一
56
○
宮沢洋一
君
資源エネルギー
に関する
調査会
の
中間報告
につきまして、その
概要
を御
報告
申し上げます。 本
調査会
は、三年間の
調査テーマ
を「
資源エネルギー
の
安定供給
」とし、一年目となる本年は「
エネルギー
の
安定供給
」について
調査
を行い、
中間報告書
として取りまとめ、去る六月十日、
議長
に
提出
いたしました。 その
内容
は、
中東情勢
など、
エネルギー
をめぐる
国際動向
、
我が国
の
エネルギー
の
安定供給
についての
参考人
からの
意見聴取
と
質疑
、
政府
からの
説明聴取
と
質疑
、
委員
間の
意見交換
、そしてこれらの
議論
の
主要論点別
の
整理
でございます。
主要論点
の主な
内容
は、次のとおりです。 第一に、
エネルギー
をめぐる
国際動向
については、
中東産油国
、
イラン核合意
、
原油価格等
を取り上げております。 第二に、
日本
の
エネルギー
の
安定供給
については、
エネルギー
の
資源確保
の
必要性
、
エネルギー資源調達
の
多角化
、
電源構成等
を取り上げております。 第三に、
再生可能エネルギー等
については、再エネの
主力電源化
、
太陽光発電
、
風力発電等
を取り上げております。 第四に、
原子力発電等
については、
原子力発電
、
核融合
を取り上げております。 そして第五に、
気候変動対策
については、
気候変動
と
化石燃料
、
国際動向
、
日本
の
課題
を取り上げております。 本
調査会
といたしましては、以上を踏まえ、更に
調査
を進めてまいりたいと考えております。 以上、御
報告
申し上げます。(
拍手
)
山東昭子
57
○
議長
(
山東昭子
君) 本日はこれにて散会いたします。 午後二時四十九分散会