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2016-02-19 第190回国会 衆議院 内閣委員会 2号 公式Web版

  1. 平成二十八年二月十九日(金曜日)     午後零時十分開議  出席委員    委員長 西村 康稔君    理事 亀岡 偉民君 理事 平  将明君    理事 武井 俊輔君 理事 中根 一幸君    理事 平井たくや君 理事 緒方林太郎君    理事 柿沢 未途君 理事 佐藤 茂樹君       青山 周平君    池田 佳隆君       石崎  徹君    岩田 和親君       岡下 昌平君    神谷  昇君       木内  均君    北村 茂男君       工藤 彰三君    高木 宏壽君       武部  新君    中山 展宏君       長尾  敬君    牧島かれん君       松本 洋平君    宮崎 政久君       若狭  勝君    大串 博志君       岸本 周平君    小宮山泰子君       篠原  豪君    篠原  孝君       寺田  学君    本村賢太郎君       江田 康幸君    濱村  進君       池内さおり君    島津 幸広君       河野 正美君    鈴木 義弘君     …………………………………    国務大臣         高市 早苗君    国務大臣         岩城 光英君    国務大臣    (内閣官房長官)    (沖縄基地負担軽減担当) 菅  義偉君    国務大臣    (国家公安委員会委員長)    (行政改革担当)    (国家公務員制度担当)    (消費者及び食品安全担当)    (規制改革担当)     河野 太郎君    国務大臣    (海洋政策・領土問題担当)    (クールジャパン戦略担当)            島尻安伊子君    国務大臣    (経済再生担当)    (社会保障・税一体改革担当)    (経済財政政策担当)   石原 伸晃君    国務大臣    (一億総活躍担当)    (女性活躍担当)    (再チャレンジ担当)    (少子化対策担当)    (男女共同参画担当)   加藤 勝信君    国務大臣         遠藤 利明君    内閣官房副長官      萩生田光一君    内閣官房副長官      世耕 弘成君    内閣府副大臣       高鳥 修一君    内閣府副大臣       松本 文明君    内閣府副大臣       松下 新平君    内閣府副大臣       盛山 正仁君    内閣府大臣政務官     牧島かれん君    内閣府大臣政務官     酒井 庸行君    内閣府大臣政務官     高木 宏壽君    内閣府大臣政務官     古賀  篤君    内閣府大臣政務官     田所 嘉徳君    内閣委員会専門員     室井 純子君     ――――――――――――― 委員の異動 二月十九日  辞任         補欠選任   大隈 和英君     工藤 彰三君   阿部 知子君     篠原  孝君   後藤 祐一君     本村賢太郎君   高井 崇志君     篠原  豪君   古本伸一郎君     寺田  学君 同日  辞任         補欠選任   工藤 彰三君     大隈 和英君   篠原  豪君     高井 崇志君   篠原  孝君     阿部 知子君   寺田  学君     古本伸一郎君   本村賢太郎君     後藤 祐一君     ――――――――――――― 一月十八日  国の保育・教育・子育て支援施策の拡充に関する請願(大平喜信君紹介)(第一号)  同(真島省三君紹介)(第九二号)  同(篠原孝君紹介)(第一四四号) 二月四日  特定秘密の保護に関する法律の撤廃に関する請願(畠山和也君紹介)(第二一八号)  特定秘密保護法の撤廃に関する請願(畠山和也君紹介)(第二一九号)  同(本村伸子君紹介)(第二四五号)  特定秘密保護法を速やかに撤廃することに関する請願(宮本徹君紹介)(第二二〇号)  同(宮本徹君紹介)(第二四六号)  秘密保護法の廃止を求めることに関する請願(本村伸子君紹介)(第二二一号)  秘密保護法廃止に関する請願(田村貴昭君紹介)(第二二二号)  同(真島省三君紹介)(第二二三号)  国の保育・教育・子育て支援施策の拡充に関する請願(宮本徹君紹介)(第二二四号)  同(本村伸子君紹介)(第二四四号)  憲法違反の推進法を廃止し社会保障の拡充を求めることに関する請願(堀内照文君紹介)(第二四三号)  マイナンバー制度の中止と利用拡大の取りやめに関する請願(池内さおり君紹介)(第三四三号)  同(笠井亮君紹介)(第三四四号)  同(高橋千鶴子君紹介)(第三四五号)  同(宮本徹君紹介)(第三四六号)  マイナンバー制度の廃止を求めることに関する請願(宮本徹君紹介)(第三四七号) 同月十七日  国の保育・教育・子育て支援施策の拡充に関する請願(小泉龍司君紹介)(第三九六号)  同(堀内照文君紹介)(第四八四号)  マイナンバー制度の廃止を求めることに関する請願(清水忠史君紹介)(第三九七号)  同(本村伸子君紹介)(第四八五号)  児童福祉としての保育制度の拡充に関する請願(野田毅君紹介)(第四〇三号) は本委員会に付託された。     ――――――――――――― 本日の会議に付した案件  内閣の重要政策に関する件  公務員の制度及び給与並びに行政機構に関する件  栄典及び公式制度に関する件  男女共同参画社会の形成の促進に関する件  国民生活の安定及び向上に関する件  警察に関する件      ――――◇―――――
  2. 西村康稔

    ○西村委員長 これより会議を開きます。  内閣の重要政策に関する件、公務員の制度及び給与並びに行政機構に関する件、栄典及び公式制度に関する件、男女共同参画社会の形成の促進に関する件、国民生活の安定及び向上に関する件及び警察に関する件について調査を進めます。  菅内閣官房長官・沖縄基地負担軽減担当大臣から、所信及び平成二十八年度における皇室費、内閣及び内閣府関係予算について説明を聴取いたします。菅国務大臣。
  3. 菅義偉

    ○菅国務大臣 初めに、北朝鮮による核実験の実施及び人工衛星と称する弾道ミサイルの発射について申し上げます。  北朝鮮による本年一月六日の核実験の実施及び二月七日の人工衛星と称する弾道ミサイルの発射は、我が国を含む地域及び国際社会の平和と安全を損なう安全保障上の重大な挑発行為であり、国連安保理決議等にも違反をします。我が国は、北朝鮮に対して厳重に抗議し、強く非難します。政府としては、引き続き、我が国の平和と安全の確保、国民の安心、安全の確保に万全を期すとともに、国際社会と連携をして、毅然として対応してまいります。  続きまして、内閣官房及び内閣府の事務を担当する国務大臣として、所信の一端を申し述べます。  この三年間、安倍内閣は、経済の再生、東日本大震災からの復興、地方の創生、女性の輝く社会の実現など、各般の重要課題に全力で取り組んでまいりました。  今国会におきましても、この三年間の大きな実績の上に、経済成長、少子高齢化、厳しさを増す安全保障環境などの懸案に対し、真正面から挑戦してまいる所存であります。  内閣官房及び内閣府は、内閣の重要政策に関する企画立案及び総合調整を図る役割を担っており、私は、各大臣と緊密に連携を図りつつ、内閣のかなめとして、これらの課題に全力で取り組んでまいる所存であります。  内閣官房におきましては、テロを初め、大規模自然災害、重大事故やサイバー攻撃等への危機管理対応、外交・安全保障政策の機動的、戦略的な遂行、複雑多様化する国際情勢や一段と厳しさを増す国際テロ情勢に対応するための情報収集・集約・分析機能の強化、情報保全のさらなる徹底、沖縄の基地負担軽減、新型インフルエンザ等の対策及びアイヌ政策等に取り組んでまいります。  あわせて、安倍内閣が取り組む重要課題について、国民の皆様や国際社会に向けてしっかりと情報発信をしてまいります。  内閣府におきましては、広範な重要政策に関し、経済財政諮問会議などを活用して英知を集め、総合的、戦略的な企画立案を行い、各般の施策を的確に推進するとともに、私の直接の担当分野である国際平和協力業務、政府広報、栄典行政などについても適切に推進をしてまいります。  なお、今後御審議をお願いすることを予定しております法案は、いずれも現下の重要政策課題を実現、推進するために必要なものであります。その内容につきましては逐次御説明をしてまいりますが、よろしく御審議のほどお願いを申し上げます。  西村委員長を初め理事、委員各位の御理解と御協力をお願いいたします。  引き続きまして、平成二十八年度における皇室費、内閣及び内閣府関係予算について、その概要を御説明申し上げます。  皇室費の平成二十八年度における歳出予算要求額は、内廷費、宮廷費及び皇族費を合わせて六十一億円を計上しております。  次に、内閣所管の平成二十八年度における歳出予算要求額のうち、内閣官房に係るものとして、内閣の重要政策に関する総合調整等のための経費一千二十三億七千七百万円、内閣法制局に係るものとして、法令審査等のための経費十二億八千四百万円、人事院に係るものとして、人事行政等のための経費百十五億七千万円を計上しております。  次に、内閣府所管の平成二十八年度における歳出予算要求額のうち、内閣府本府に係るものとして、各般の施策における総合的、戦略的な企画立案及び施策の的確な推進のための経費二兆八千六百七十四億八千五百万円、宮内庁に係るものとして、その人件費、事務処理のための経費百九億四千万円、個人情報保護委員会に係るものとして、個人番号の保護に必要な監視、監督等のための経費十四億四百万円、消費者庁に係るものとして、消費者の安全、安心の確保、地方消費者行政の推進等を図るための経費百十八億九千二百万円を計上しております。  以上をもって、平成二十八年度の皇室費、内閣及び内閣府関係予算の概要の説明を終わります。
  4. 西村康稔

    ○西村委員長 次に、河野国家公安委員会委員長、行政改革担当、国家公務員制度担当大臣、内閣府特命担当大臣から、所信及び平成二十八年度警察庁予算について説明を聴取いたします。河野国務大臣。
  5. 河野太郎

    ○河野国務大臣 国家公安委員会委員長、行政改革担当大臣、国家公務員制度担当大臣並びに規制改革及び食品安全を担当する内閣府特命担当大臣として、所信の一端を申し述べます。  もとより、良好な治安を確保することは、政府の重要な責務であります。日本を世界一安全な国にするため、以下の諸施策を強力に推進します。  第一に、厳しさを増す国際テロ情勢等を踏まえ、伊勢志摩サミットや二〇二〇年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催も見据えて、情報収集・分析、水際対策、警戒警備、テロ対処能力の強化等に努め、テロ対策に万全を期してまいります。また、北朝鮮による拉致容疑事案等の捜査、調査に全力で取り組んでまいります。  第二に、サイバー空間の脅威に的確に対処すべく、産学官の連携や外国治安情報機関等との協力を推進し、また、警察の対処能力の強化等に努めてまいります。特殊詐欺、ストーカー、配偶者からの暴力、児童虐待等の事案に対しては、被害の未然防止に向けた取り組み等を推進するほか、凶悪事件から市民を守ります。  第三に、現下の厳しい組織犯罪情勢に対して、取り締まりの徹底、暴力団対策法の効果的な運用、暴力団排除活動の推進等により、暴力団の壊滅に向けた取り組みを進めてまいります。また、犯罪組織等の資金源の封圧や犯罪収益の剥奪、薬物の乱用防止に向けた取り組みを推進します。  第四に、世界一安全な道路交通を実現するとの目標の達成に向け、高齢者対策を初めとする総合的な交通事故防止対策を推進するほか、自動走行システムの実現に向けた環境の整備にも努めてまいります。  第五に、捜査環境の変化に対応するため、捜査手法、取り調べの高度化について必要な取り組みを進めるほか、鑑識・鑑定体制の強化等、客観証拠に基づく捜査を一層推進するための基盤整備に努めてまいります。  このほか、東日本大震災やその後に発生したさまざまな災害の教訓を踏まえ、災害対応能力の向上に取り組んでまいります。  これらの諸施策を推進するに当たっては、警察職員の規律と士気を高め、積極的かつ合理的な警察運営及び業務改革を推進し、国民の期待と信頼に応える強い警察の確立に努めてまいります。  平成二十八年度警察庁予算については、一般会計予算における歳出予算要求額として、三千二百七十六億九千万円を計上し、警察庁職員百二十八人及び地方警察官九百九十四人の増員を盛り込んでおります。  行政改革は、行政機能や政策効果を最大限向上させるとともに、政府に対する国民の信頼を得るために極めて重要な取り組みであり、不断に進める必要があります。事業の政策効果や効率を点検、検証する行政事業レビュー等の実施により、国民が納めた税金の使い方について説明責任を果たしつつ、無駄や重複を排した、実効性の高い行政の実現に取り組みます。  国家公務員制度及び行政組織については、政府全体で適材適所となる戦略的人材配置を行うため、ワーク・ライフ・バランス推進、女性の活躍など、すぐれた人材の確保、育成、活用を推進します。あわせて、府省の枠を超えた戦略的な機構・定員配置を行い、内閣の重要課題への柔軟かつ迅速な対応を後押ししてまいります。  規制改革は、成長戦略の中核であり、新三本の矢においても重要な役割を担うものです。公平な、誰もが参加できるフィールドをつくっていくことは、経済成長のためにも重要な課題であり、今後、規制改革会議における御審議を踏まえ、さらなる改革に迅速に取り組んでまいります。また、これまで進めてきた改革が着実に実施されるよう、万全のフォローアップを行ってまいります。  食品の安全は、国民の健康を守る上で極めて重要であり、科学的知見に基づき、その確保に全力を尽くします。また、食品の安全性に関するリスクコミュニケーションを強化してまいります。  公文書は、政策決定過程や時代の変遷をたどる歴史的事実の集積であり、民主主義の根幹を支える国民共有の知的資源です。その保存、利用の役割を担う国立公文書館について、機能、施設のあり方等に関する調査検討を進めてまいります。また、公文書管理法附則第十三条に基づき、今年度内を目途として、法律の規定やその運用等について見直しの方向性を取りまとめるべく検討を行ってまいります。  公益法人は、民による公益の増進を担い、活力あふれる共助社会を支える重要な存在です。公益法人の活動が一層推進されるよう、法人の自己規律の確立等による信頼性の向上を後押ししてまいります。  独立公文書管理監による特定秘密の指定等の検証、監察については、特定秘密保護法の適正な運用が確保されるよう支援してまいります。  死因究明等の推進については、死因究明等推進計画に掲げられた各施策について、関係府省庁と連携して、我が国の死因究明等の推進を図ってまいります。  以上、所管行政について申し上げましたが、西村委員長を初め理事、委員各位の御理解と御協力をよろしくお願い申し上げます。
  6. 西村康稔

    ○西村委員長 次に、高市国務大臣から所信を聴取いたします。高市国務大臣。
  7. 高市早苗

    ○高市国務大臣 マイナンバー制度の実施に関する事務を担当する国務大臣として、所信の一端を申し述べます。  マイナンバー制度につきましては、本年一月からマイナンバーの利用とマイナンバーカードの交付が開始されました。詐欺対策を含めたマイナンバー制度のわかりやすい広報などに取り組み、制度の定着と安定的な運用に努めてまいります。また、来年より開始される情報提供ネットワークシステムなどの運用に向けて、その設計、開発や体制整備を着実に進めてまいります。  西村委員長を初め理事、委員の皆様方の御指導と御協力を賜りますようお願い申し上げます。
  8. 西村康稔

    ○西村委員長 次に、岩城国務大臣から所信を聴取いたします。岩城国務大臣。
  9. 岩城光英

    ○岩城国務大臣 特定秘密の保護に関する制度に関する事務を担当する国務大臣として、所信の一端を申し述べます。  特定秘密保護法は、平成二十六年十二月十日に施行され、昨年十二月一日に完全施行となりましたが、今後も国民の皆様の御理解をいただくよう努めるとともに、法律の適正かつ円滑な施行に万全を期してまいります。  西村委員長を初め理事、委員各位の御理解と御協力をよろしくお願い申し上げます。
  10. 西村康稔

    ○西村委員長 次に、島尻内閣府特命担当大臣、海洋政策・領土問題担当、クールジャパン戦略担当大臣から所信を聴取いたします。島尻国務大臣。
  11. 島尻安伊子

    ○島尻国務大臣 海洋政策・領土問題担当大臣及びクールジャパン戦略担当大臣として、所信の一端を申し述べます。  海洋政策については、海洋が我が国の国土と経済社会の存立基盤であるとの認識のもと、国境離島の適切な管理、大陸棚の延長のための施策を着実に進めるとともに、海洋資源の開発及び持続可能な利用、海洋人材の育成などの取り組みを強化していくことが重要です。平成二十五年四月に閣議決定した海洋基本計画に基づき、総合的な海洋政策を推進してまいります。  領土・主権対策については、北方領土問題を担当する北方対策本部と連携するとともに、竹島の領土問題及び尖閣諸島をめぐる情勢に関して、外交政策等との整合性も確保しつつ、国内外で我が国の立場についての正確な理解が浸透するよう、内外発信の強化に努めてまいります。  クールジャパン戦略については、コンテンツと非コンテンツが連携した海外展開を後押しするとともに、地方の魅力を発掘、発信し、訪日外国人旅行者の誘致にもつなげてまいります。そのため、官民や異業種の連携の場として昨年十二月に立ち上げたクールジャパン官民連携プラットフォームを活用し、あらゆる機会を捉えて、我が国の魅力ある商品、サービスの海外展開を加速させてまいります。  中国における遺棄化学兵器の問題については、化学兵器禁止条約上の我が国の義務を誠実に履行するため、引き続き廃棄事業を着実に進めてまいります。  また、我が国のイノベーションシステムを改革することで産業の国際競争力を強化するとともに、世界最高水準の研究開発成果を創出するため、新たに特定国立研究開発法人制度を創設するための法律案を提出する予定です。  さらに、海外衛星事業者からの衛星打ち上げサービス受注を後押しし、民間事業者による宇宙活動を支えるための、人工衛星等の打ち上げ及び人工衛星の管理に関する法律案、及び民間事業者によるリモートセンシング衛星の活用を図るための、衛星リモートセンシング記録の適正な取り扱いの確保に関する法律案を提出する予定です。  西村委員長を初め理事、委員各位の御協力、御理解をよろしくお願い申し上げます。
  12. 西村康稔

    ○西村委員長 次に、石原経済再生担当、社会保障・税一体改革担当大臣、内閣府特命担当大臣から所信を聴取いたします。石原国務大臣。
  13. 石原伸晃

    ○石原国務大臣 経済再生担当大臣、社会保障・税一体改革担当大臣及び経済財政政策を担当する内閣府特命担当大臣として、所信の一端を申し述べます。  安倍内閣で一体的に推進してきた三本の矢から成る経済財政政策のもと、デフレ脱却・経済再生に向けた取り組みは全体として着実に前進しており、景気は、このところ一部に弱さも見られますが、緩やかな回復基調が続いています。  当面の経済財政運営に当たっては、これまでのアベノミクスの成果の上に、デフレ脱却・経済再生と財政健全化をさらに前進させます。  デフレ脱却・経済再生については、名目GDP六百兆円を二〇二〇年ごろに達成することを目標とし、これまでの三本の矢を束ねて一層強化した新第一の矢である希望を生み出す強い経済を推進していきます。これらの成長の果実を活用して、新三本の矢が一体となって成長と分配の好循環を強固なものとしていきます。  まずは、昨年十一月末に取りまとめた一億総活躍社会の実現に向けて緊急に実施すべき対策を着実に実行してまいります。また、六百兆円経済の実現に向けた全体像を経済財政諮問会議等でさらに議論を進め、年央の骨太方針でお示しいたします。  日本銀行はマイナス金利つき量的・質的金融緩和を導入しましたが、経済・物価情勢を踏まえつつ、二%の物価安定目標を実現することを引き続き期待します。  財政健全化については、経済再生なくして財政健全化なしとの考え方に立って、骨太方針二〇一五で定めた経済・財政再生計画に基づき、二〇二〇年度の財政健全化目標の達成に向けて取り組んでまいります。経済・財政再生アクション・プログラムにおいて具体化した改革工程やその成果の達成度合いを示す指標に基づき、改革の進捗管理等を行い、工夫の改革を進めてまいります。  強い経済を実現する上でかなめの政策となる成長戦略については、未来投資による生産性革命とローカルアベノミクスの推進を車の両輪とし、より一層強力に実行、実現してまいります。必要となる法案を今国会に提出していくとともに、年央の成長戦略の取りまとめに向けてさらなる検討を進めてまいります。  健康、医療の分野では、日本医療研究開発機構を中心に研究支援を行うなど、健康・医療戦略を着実に推進してまいります。  また、公的負担の抑制を図りつつ、民間投資やビジネス機会の拡大を図るため、多様なPPPやPFIの活用を積極的に推進してまいります。  TPPのメリットを最大限生かし、強い経済を実現するため、政策大綱に基づき政策の実施に取り組むとともに、協定の早期発効に向けて取り組んでまいります。  社会保障と税の一体改革については、社会保障改革プログラム法に基づき、改革を着実に推進してまいります。  また、本年一月より利用が開始されたマイナンバー制度の利活用を推進してまいります。  西村委員長を初め理事、委員各位の御理解と御協力をよろしくお願い申し上げます。
  14. 西村康稔

    ○西村委員長 次に、加藤一億総活躍担当、女性活躍担当、再チャレンジ担当大臣、内閣府特命担当大臣から所信を聴取いたします。加藤国務大臣。
  15. 加藤勝信

    ○加藤国務大臣 一億総活躍、女性活躍、再チャレンジ担当大臣、また男女共同参画、少子化対策を担当する内閣府特命担当大臣として、所信の一端を申し上げます。  一億総活躍社会の実現は、安倍内閣の最重要課題であります。  デフレ脱却が見えてきた今こそ、少子高齢化という日本の構造的課題に真正面から挑みます。そして、女性も男性も、お年寄りも若者も、一度失敗を経験した人も、難病や障害のある人も、誰もが個性を尊重され、家庭で、地域で、職場で将来の夢や希望に向けて取り組める、多様性が認められる一億総活躍社会の実現を目指します。  従来の三本の矢を束ねて一層強化した新たな第一の矢である強い経済の実現に向けた取り組みを通じて得られる成長の果実によって、第二、第三の矢である子育て支援、社会保障の基盤を強化します。これにより、消費の拡大に加え、労働参加と多様性の中から生まれるアイデア、イノベーションを通じて生産性の向上を促し、経済の好循環につなげるという成長と分配の好循環を生み出す新たな経済社会システムを構築してまいります。  この春には、生産性革命や働き方改革などの重要課題を新三本の矢として一体的に統合し、ニッポン一億総活躍プランを取りまとめます。その際、働き方改革については、同一労働同一賃金の実現など非正規雇用労働者の待遇改善、長時間労働の是正、高齢者雇用の促進などについて検討を行い、結論を得てまいります。  全ての女性が輝く社会の実現は、引き続き安倍内閣の最重要課題の一つであります。全ての女性が、みずからの希望に応じ、家庭、地域、職場といったそれぞれの場において、個性と能力を十分に発揮し、輝くことができる社会の実現を目指しています。  昨年末に閣議決定した第四次男女共同参画基本計画に基づき、長時間勤務や転勤が当然とされている男性中心の働き方等を前提とする労働慣行等の変革に取り組みます。また、女性活躍推進法の着実な施行等による、女性の積極的な採用、登用や将来指導的地位へ成長していく人材の層の拡充、ワーク・ライフ・バランスの実現のための取り組みを進めていきます。  さらに、女性に対する暴力の根絶を図ります。  女性活躍を担当する男性の大臣として、女性活躍に関する男性の理解や協力を呼びかけ、女性の力の発揮が社会の大きな活力に結びつくことを社会に広く認識していただけるよう、力を尽くしてまいります。  また、再チャレンジについては、誰もが仮に失敗しても、意欲があれば多様な機会が与えられ、何度でもチャレンジできる社会の構築に向け、引き続き関係省庁と連携しつつ、必要な取り組みを進めてまいります。  日本社会を根幹から揺るがしかねない少子化の危機を脱することは待ったなしの課題であり、希望出生率一・八の実現のため、結婚や出産の希望をかなえる環境整備を進めていく必要があります。まずは、先般取りまとめた一億総活躍社会の実現に向けて緊急に実施すべき対策に基づき、結婚から妊娠、出産、子育てまで切れ目のない支援に着実に取り組んでまいります。また、子ども・子育て支援新制度について、待機児童の解消や、幼児期の教育、保育、子育て支援の充実に全力で取り組んでまいります。さらに、事業主拠出金制度を拡充し、仕事と子育てとの両立に資する子育て支援をさらに充実させるため、子ども・子育て支援法の改正法案を今国会に提出したところであり、その早期成立を目指します。  障害者施策については、全ての国民が障害の有無にかかわらず互いの人格と個性を尊重し合いながら共生できる社会を目指し、第三次障害者基本計画に基づき関連施策を総合的かつ計画的に推進するとともに、本年四月からの障害者差別解消法の円滑な施行に向け、周知啓発等に取り組んでまいります。  自殺対策については、昨年、自殺者数が十八年ぶりに二万五千人を下回りましたが、依然として多くの方々がとうとい命をみずから絶っておられる現状があります。そのため、自殺総合対策大綱に基づき、地方公共団体等による地域の実情を踏まえた自主的な取り組みへの支援等を行います。  子供の貧困対策については、家庭の経済事情によって子供たちの未来が閉ざされないよう、未来への投資として、子供の貧困対策に関する大綱に基づき、取り組みを充実してまいります。特に、子供の未来応援国民運動については、国民の幅広い理解と協力が得られるよう取り組むとともに、地方への支援も進めてまいります。あわせて、新たな子供・若者育成支援推進大綱に基づく各種施策を積極的に推進するとともに、青年国際交流事業、青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備などの各種事業にも引き続き取り組みます。  さらに、食育の普及啓発、犯罪の被害者やその御家族、御遺族の置かれた状況や配慮の重要性等についての広報啓発、春、秋の全国交通安全運動を初めとする交通安全対策や、薬物乱用対策、アルコール健康障害対策などの各種施策を推進いたします。  西村委員長を初め理事、委員各位の御理解と御協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
  16. 西村康稔

    ○西村委員長 次に、遠藤国務大臣から所信を聴取いたします。遠藤国務大臣。
  17. 遠藤利明

    ○遠藤国務大臣 サイバーセキュリティ戦略本部に関する事務を担当する国務大臣として、所信の一端を申し述べます。  社会のサイバー空間への依存度が高まる中、我が国の企業や行政機関を標的とする悪質なサイバー攻撃が後を絶たず、その脅威は年々深刻化しております。  サイバーセキュリティーは、IT利活用を進め、成長戦略を実現するために必要不可欠な基盤であるだけではなく、国家の安全保障、危機管理にとって極めて重要な課題です。  このような認識のもと、サイバーセキュリティ基本法に基づき昨年九月に閣議決定されたサイバーセキュリティ戦略においては、自由、公正かつ安全なサイバー空間の創出に努めることとしているところであり、本戦略に基づき、各種施策を着実に推進してまいります。  政府機関等のサイバーセキュリティー対策を抜本的に強化するためには従来の枠を超えた対策を最大限講じる必要があるとの観点から、今国会にサイバーセキュリティ基本法及び情報処理の促進に関する法律の一部を改正する法律案を提出しており、その早期成立に向けて努力をしてまいります。  西村委員長を初め理事、委員各位の御理解と御協力をよろしくお願い申し上げます。
  18. 西村康稔

    ○西村委員長 以上で各大臣の所信及び予算説明は終わりました。  この際、内閣官房副長官、内閣府副大臣及び内閣府大臣政務官から、それぞれ発言を求められておりますので、順次これを許します。萩生田内閣官房副長官。
  19. 萩生田光一

    ○萩生田内閣官房副長官 内閣官房副長官の萩生田光一でございます。  西村委員長を初め理事、委員の皆さん方の御指導、御鞭撻を賜りながら、世耕副長官とともに菅官房長官を補佐してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
  20. 西村康稔

    ○西村委員長 次に、世耕内閣官房副長官。
  21. 世耕弘成

    ○世耕内閣官房副長官 内閣官房副長官の世耕弘成でございます。  西村委員長を初め理事、委員の先生方の御指導をいただきながら、萩生田副長官とともに菅官房長官を補佐してまいりたいと存じますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
  22. 西村康稔

    ○西村委員長 次に、高鳥内閣府副大臣。
  23. 高鳥修一

    ○高鳥副大臣 内閣府副大臣の高鳥修一でございます。どうぞよろしくお願いを申し上げます。  経済再生、社会保障・税一体改革、一億総活躍、女性活躍、再チャレンジ、経済財政政策、少子化対策、男女共同参画等を担当いたしております。  関係大臣を支え、力を尽くしてまいりたいと考えておりますので、西村委員長を初め理事、委員各位の御指導と御協力をよろしくお願いいたします。
  24. 西村康稔

    ○西村委員長 次に、松本内閣府副大臣。
  25. 松本文明

    ○松本副大臣 内閣府副大臣を拝命いたしております松本文明でございます。  どうぞ、各先生方の御指導を賜りますようよろしくお願いを申し上げます。
  26. 西村康稔

    ○西村委員長 次に、松下内閣府副大臣。
  27. 松下新平

    ○松下副大臣 内閣府副大臣をいたしております松下新平です。どうぞよろしくお願いいたします。  私は、マイナンバー制度の実施に関する事務を担当いたしております。  高市大臣を初め、協力してしっかり力を合わせて頑張ってまいります。  西村委員長を初め理事、委員の皆様の御指導、御協力をよろしくお願いいたします。
  28. 西村康稔

    ○西村委員長 次に、盛山内閣府副大臣。
  29. 盛山正仁

    ○盛山副大臣 内閣府副大臣の盛山正仁でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。  特定秘密の保護に関する制度に関する事務を担当いたしております。  関係大臣を支え、力を尽くしてまいりたいと考えておりますので、西村委員長を初め理事、委員各位の御指導と御協力をよろしくお願い申し上げます。
  30. 西村康稔

    ○西村委員長 次に、酒井内閣府大臣政務官。
  31. 酒井庸行

    ○酒井大臣政務官 内閣府大臣政務官の酒井庸行でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。  行政改革、海洋政策・領土問題、クールジャパン戦略、規制改革、食品安全等を担当しております。  西村委員長を初め理事、各委員の皆様の御指導と御協力をよろしくお願い申し上げます。
  32. 西村康稔

    ○西村委員長 次に、高木内閣府大臣政務官。
  33. 高木宏壽

    ○高木大臣政務官 内閣府大臣政務官の高木宏壽でございます。  経済再生、社会保障・税一体改革、一億総活躍、女性活躍、再チャレンジ、経済財政政策、男女共同参画等を担当しております。  西村委員長を初め理事、委員各位の御指導、御協力をよろしくお願い申し上げます。
  34. 西村康稔

    ○西村委員長 次に、古賀内閣府大臣政務官。
  35. 古賀篤

    ○古賀大臣政務官 内閣府大臣政務官の古賀篤でございます。  マイナンバー制度の実施の事務に関することを担当させていただいております。  西村委員長を初め理事、委員各位の御理解、御指導のほど、よろしくお願い申し上げます。
  36. 西村康稔

    ○西村委員長 次に、田所内閣府大臣政務官。
  37. 田所嘉徳

    ○田所大臣政務官 内閣府大臣政務官の田所嘉徳でございます。  特定秘密の保護に関する制度に関する事務を担当いたしております。  西村委員長そして理事、委員の皆様の御指導、御協力をよろしくお願い申し上げます。
  38. 西村康稔

    ○西村委員長 次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。     午後零時四十一分散会