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2000-04-21 第147回国会 衆議院 決算行政監視委員会第一分科会 2号 公式Web版

  1. 平成十二年四月二十一日(金曜日)     午前九時三十分開議  出席分科員    主査代理 林田  彪君       中村正三郎君    林  義郎君       石井 紘基君    生方 幸夫君       吉田 幸弘君    兼務 保坂 展人君     …………………………………    衆議院事務総長      谷  福丸君    裁判官弾劾裁判所事務局長 藤田 教稔君    裁判官訴追委員会事務局長 片岡  博君    国立国会図書館長     戸張 正雄君    会計検査院長       金子  晃君    会計検査院事務総局第一局    長            増田 裕夫君    最高裁判所事務総長    堀籠 幸男君    決算行政監視委員会専門員 中谷 俊明君     ――――――――――――― 分科員の異動 四月二十一日  第四分科員保坂展人君が本分科兼務となった。     ――――――――――――― 本日の会議に付した案件  平成八年度一般会計歳入歳出決算  平成八年度特別会計歳入歳出決算  平成八年度国税収納金整理資金受払計算書  平成八年度政府関係機関決算書  平成八年度国有財産増減及び現在額総計算書  平成八年度国有財産無償貸付状況総計算書  平成九年度一般会計歳入歳出決算  平成九年度特別会計歳入歳出決算  平成九年度国税収納金整理資金受払計算書  平成九年度政府関係機関決算書  平成九年度国有財産増減及び現在額総計算書  平成九年度国有財産無償貸付状況総計算書  (国会裁判所及び会計検査院所管)     午前九時三十分開議      ――――◇―――――
  2. 林田彪

    ○林田主査代理 これより決算行政監視委員会第一分科会を開会いたします。  本日は、主査が所用のため、その指名により、私が主査の職務を行います。  平成八年度決算外二件及び平成九年度決算外二件中、本日は、会計検査院国会及び裁判所所管について審査を行います。  これより会計検査院所管について審査を行います。  まず、概要説明を聴取いたします。金子会計検査院長
  3. 金子晃

    ○金子会計検査院長 平成八年度会計検査院主管一般会計歳入決算及び会計検査院所管一般会計歳出決算につきまして、その大要を御説明申し上げます。  会計検査院主管の歳入につきましては、予算額二千九百六十五万余円に対しまして、収納済み歳入額は三千十一万余円であり、差し引き四十五万余円の増加となっております。  収納済み歳入額の主なものは、国有財産貸付収入二千六百二十七万余円であります。  次に、会計検査院所管の歳出につきましては、当初予算額百五十五億一千四百五十六万余円でありますが、これに予算補正追加額及び予算補正修正減少額差し引き一億八百五十二万余円を除いた予算現額百五十四億六百四万余円に対しまして、支出済み歳出額は百五十一億九千五百四十二万余円、翌年度繰越額は一千二百三十六万円でありますので、その差額一億九千八百二十五万余円を不用額といたしました。  支出済み歳出額の主なものは、人件費百二十七億二千四十七万余円、検査旅費六億九千二百四十四万余円となっております。  以上、簡単でございますが、平成八年度における会計検査院関係の決算の説明を終わります。  次いで、平成九年度会計検査院主管一般会計歳入決算及び会計検査院所管一般会計歳出決算につきまして、その大要を御説明申し上げます。  会計検査院主管の歳入につきましては、予算額二千八百六十二万余円に対しまして、収納済み歳入額は二千九百九十二万余円であり、差し引き百二十九万余円の増加となっております。  収納済み歳入額の主なものは、国有財産貸付収入二千四百五万余円であります。  次に、会計検査院所管の歳出につきましては、当初予算額百六十一億二千五百八十三万余円でありますが、これに予算補正修正減少額及び前年度繰越額差し引き二億二千九百七十三万余円を除いた予算現額百五十八億九千六百十万余円に対しまして、支出済み歳出額は百五十一億五千九百二十八万余円、翌年度繰越額は二億五千百三十九万余円でありますので、その差額四億八千五百四十一万余円を不用額といたしました。  支出済み歳出額の主なものは、人件費百二十九億五千三百二十五万余円、検査旅費六億九千六十六万余円となっております。  以上、簡単でございますが、平成九年度における会計検査院関係の決算の説明を終わります。  両年度の決算につきまして、よろしく御審議のほどお願いいたします。
  4. 林田彪

    ○林田主査代理 次に、会計検査院の検査概要説明を聴取いたします。会計検査院増田第一局長
  5. 増田裕夫

    ○増田会計検査院当局者 平成八年度会計検査院決算につきまして検査いたしました結果、特に違法または不当と認めた事項はございません。  また、平成九年度会計検査院決算につきまして検査いたしました結果、特に違法または不当と認めた事項はございません。
  6. 林田彪

    ○林田主査代理 以上をもちまして会計検査院所管についての説明は終わりました。  速記をとめてください。     〔速記中止〕
  7. 林田彪

    ○林田主査代理 速記を起こしてください。     ―――――――――――――
  8. 林田彪

    ○林田主査代理 これより質疑に入ります。  質疑の申し出がありますので、これを許します。保坂展人君。
  9. 保坂展人

    ○保坂分科員 社民党の保坂展人です。  本日は、決算の審議で、会計検査院にお聞きをするのは私だけということで、会計検査院憲法上与えられている高度な独立した機能、ここのところを本当にどういうふうに押さえられているか、基本的な質問ですけれども、院長にお願いしたいと思います。  会計検査院は、憲法上、内閣から独立して、いかなる干渉も受けずに、強い権限を持って公平な財政の支出について目を光らせている存在だと思いますが、これについての御自覚、お願いしたいと思います。
  10. 金子晃

    ○金子会計検査院長 私、いろいろな機会に今の御質問に答えるような形の発言をしてまいっております。  会計検査院では、会計検査院に与えられた使命の重要性を認識し、全力を挙げて職務に当たっているというふうに申し上げることができるだろうと思います。  先日、森内閣総理大臣国会所信表明演説の中で、現在、これまでに築き上げてきた我が国の諸システムが現状に合わなくなってきているということを申しておりましたけれども、会計検査院といたしましては、これまで我が国が築き上げてきたさまざまな諸制度及び継続して行われてきています事業活動につきまして、会計検査という側面からこれに当たることができるのではないかということで、会計検査院は、二十一世紀に向けて新しい国家の構築のために、現在の資金の流れ等について厳正かつ中立的な立場で見ているというのが現状であるわけです。  なお、違法、不当会計行為については当然見逃すことはできないわけで、我々、これについても一層、公正かつ厳正に対処していくという所存でございます。
  11. 保坂展人

    ○保坂分科員 ここにこの委員会の委員長もいらっしゃいます。決算行政監視委員会というのは、会計検査院がした仕事についてもう一度国会という場でチェックをかける唯一の場だろうと思いますけれども、今回はちょっと質疑者が少ない。本来ならたくさんの議員が、会計検査院の仕事は十分だったのか、あるいはここがあるのにどうしたんだということも含めていろいろ指摘をし、また検査院もそれを受けとめていただくという必要があろうと思いますが、いかがですか。
  12. 金子晃

    ○金子会計検査院長 おっしゃるとおりだろうと思います。国会の方のいろいろな御意見も伺って、十分それも参考にさせていただいて検査業務に当たっていきたいというふうに考えております。
  13. 保坂展人

    ○保坂分科員 きょうは、昨年来から決算委員会で何度か取り上げさせていただいて、そして会計検査院の方とも議論をさせていただいた問題、これは、一九九六年ですから今から四年前のアエラという雑誌に載った「会計検査院の「お迎え方」」というこの記事、もう当然、検査院の方は御存じだと思いますが。  これは、めくってみると、実は、会計検査院をこう迎えよう、ここでは具体的には重複するので繰り返しませんが、金庫は隠しておこうとか、書類の背表紙はすりかえておこうとか、こういう書類はなかったことにしようとか、こういうことで、やはりこれは検査妨害のためのマニュアルというふうに私は解するわけですね。  こういうものについて、率直に、この検査に当たる現場の方たちがどういう印象を持ったか。これは去年も実は聞いています。去年聞いているのですが、それから一連の事態が起こったわけです。やはり、さまざまな形で、捜査面において、あるいは告訴の受理、そしてその被害届を、桶川の事件もそうです、新潟事件でもそうでした、さまざまなところで警察のあり方の問題というのも大きく議論されてきたこの一年間ですから、再度、このマニュアルを今見てどう思われるのか、お願いしたいと思います。
  14. 増田裕夫

    ○増田会計検査院当局者 この受検要領は愛知の県警が作成したというぐあいに聞いておりますけれども、その意図がどういうところにあったかという点については不明な部分がございまして、もし仮にこれが検査を免れよう、そういう意図でつくられたものであったとすれば大変遺憾なものであるというぐあいに考えております。
  15. 保坂展人

    ○保坂分科員 検査のプロですからね。一つ一つやりませんけれども、例えば、「金庫の保管場所について、施錠のかかる机あるいは脇机の引き出しに格納しておくこと。」という心得があるわけですね。これはどんな影響を及ぼすでしょうか。つまり、金庫というのをしまっておけという話なんですね。これはどうですか。
  16. 増田裕夫

    ○増田会計検査院当局者 金庫の中にあるものについては、書類とかそういうものが入っているわけでございますけれども、それについては、こちらで提出をするように相手方に求めれば提出をされるということになろうかと思います。
  17. 保坂展人

    ○保坂分科員 会計検査院の方、大変品がいいので。どうですか、率直に。つまり、会計検査に入るわけですね、一カ月前に予告して。その前に、金庫が机の上にあるのはいかぬのだ、わき机の中に入れたり、かぎのかかる中に入れておけ、こういうマニュアルが検査にどういう影響を与えますかと聞いているんです。影響を与えないのでしょうか。目の前に金庫があれば、この金庫は何ですか、ちょっとあけてください、こう言えるわけですね。ただし、かぎのかかっている机、これを解錠することは通常しないんでしょう、会計検査院の検査の場合は、あけてくださいと言うことはあっても。だから、目につくところに金庫があるのと、そこに格納されているのと違うじゃないですか。どうでしょう。
  18. 増田裕夫

    ○増田会計検査院当局者 たまたまそこにあるかないかということはあろうかと思いますけれども、あくまでも検査にとって必要な書類ということは当方であらかじめ相手に示して求めておりますので、そういった点では、たまたまあるかないかということは特に関係はないと思います。
  19. 保坂展人

    ○保坂分科員 そうすると、今、会計検査院がこのマニュアルにお墨つきを四年目にまた与えてくれたというふうに受け取ってよろしいわけでしょうか。つまり、今後、検査に入られるところは、金庫は机の上にみだりに置くな、かぎのかかるところに全部格納しておけ、こういうことでよろしいんですね。
  20. 増田裕夫

    ○増田会計検査院当局者 先ほども申し上げましたように、このマニュアル自体の意図が必ずしもわかっておりません。場合によっては検査を免れよう、そういう意図の部分のものもあるかもしれません。ただ、私どもとしては、実際に検査を、例えば愛知で行った場合に、ここに書いてあるような、例えば書類を提出しない、そういうようなことが書いてございますけれども、そういった具体的な支障というものは生じておりません。
  21. 保坂展人

    ○保坂分科員 では、もう一点聞きます、長くなってしまうので。  それでは、例えば「会計関係書類の表紙に保存年限を記載しているものがあれば、保存年限を入れてないものに作り替えておく。」こういうのもありますが、これも影響ないですか。
  22. 増田裕夫

    ○増田会計検査院当局者 保存年限自身は規定等で決まっておりますので、たまたまその表紙ですか、そういうところに保存年限を入れたかどうかということで私どもの検査には特に支障は生じないと思います。
  23. 保坂展人

    ○保坂分科員 では、もう最後にしますね、これはいっぱいあるので。  「公務自動車証明書の取扱いについては、「警察用車両の有料道路の通行要領及び公務自動車証明書の発行手続の制定」のとおりとする。ただし、「公務自動車証明書発行簿」については、提出(存在)しないものとする。」と。これは、会計検査院が、出してくださいと言っても、そんなものないですよというふうに言いましょうというマニュアルですよ。これも影響ないですか。
  24. 増田裕夫

    ○増田会計検査院当局者 この愛知のときに実際にこれをこちらが要求したかどうかよくわかりませんけれども、こちらが要求してこういうものが出されなかったというようなことはございませんでした。
  25. 保坂展人

    ○保坂分科員 これは、愛知の正義警察官グループという内部告発者がいて、愛知県警にいろいろな不正があるんじゃないかということが指摘されたわけですよ。当時の会計検査院にも行ったという情報もありますよね、そのいわゆる裏帳簿なるものが。ところが、それで愛知県警に検査院が入るという、この対策マニュアルも出てきちゃったわけですよ、表に。  ですから、先日、検査院の方に聞いたら、こういうマニュアルが表に出てきたので検査がやりやすかったというのは、これは結果論であって。だって、これは普通見せるものじゃないですから。「お迎え方」といって、検査院の方にこういうマニュアルでやっておりますと、こういうものじゃないでしょう。あらかじめこうやって持って、検査院が来る前に首尾よく整えておくというための、そういうものなんです。よろしいですか。  だから、そういうものはないものとするというふうに徹底しろということなんですよ。これが検査に影響はなかったとどうして言えるんですか。こういうことをされるのは検査妨害じゃないんですか。さっき遺憾とおっしゃいましたけれども、全く怒りがない。こういうものをどういう意図でつくったかわからない、検査に支障はなかった、そういうことを繰り返すだけでは、全国でこうやってくださいというふうに言っているようなものじゃないですか。憲法上与えられた重大な役割、これをやはりきちっと果たしていないんじゃないですか、それでは。少なくとも検査院の現場で働く方にプライドがあるのならば、こういうものを見て怒るはずですよ。そういう怒りはないんですか。怒りの声はなかったんですか。
  26. 増田裕夫

    ○増田会計検査院当局者 先ほど申し上げましたように、この意図なるものが必ずしもわかっていないところがございます。そして、もしこれが検査を免れるというような部分があれば、それは確かに遺憾であるということを申し上げました。  ただ、我々が検査したとき実際には支障は生じていないということでございまして、支障が生じれば我々もそれなりに、先生は怒りとおっしゃいましたけれども、そういうことはあるわけですけれども、実際には支障はなかったということでございます。
  27. 保坂展人

    ○保坂分科員 では、院長、今のやりとり、この記事をごらんになりましたか。「馬鹿にされた会計検査院」と書いてあるんですよ、ここに。今の答弁を聞いて、きょうは傍聴者の方も中継もありませんけれども、やはり国民は驚くと思いますよ。  なぜならば、今答弁されているのは、これはたまたま出てきたから検査に支障はなかったわけです。しかし、これが出てこないで、このマニュアルどおりにやられていたら、検査院の検査は表をなでるようなものだったんじゃないですか。そういうマニュアルをつくられたことに対して、甚だけしからぬ、こういうことを言えないんでしょうか。院長、それを言ってくださいよ。
  28. 金子晃

    ○金子会計検査院長 一般論として申し上げたいと思うんですが、我々は検査をする側、そして、もちろん検査を受ける側があるわけです。この検査をする側と検査をされる側の間でいろいろな対応関係というのはあり得るんだろうと思います。したがって、相手方が検査を受けるに当たって、検査の受け方について一応の対応をするということは、私はあり得るだろう。  しかし、その内容が、我々の方の検査に直接関係をするようなもの、また我々の検査に妨害になるようなもの、また、現実に妨害になってくるということであれば、それに対して我々は当然対応をせざるを得ないということになるわけです。  そこで、今回についてそういうような障害があったのかというと、現実にはそういう障害は出てきていない。また、我々の検査に当たって、我々は百二十年の歴史を持っているわけで、そういうような対応があったにしろ、いかにして不正、不当な事実を発見していくかということについては、あらゆる検査対象の中から経験と知識を積み重ねてきているわけです。そういう経験と知識を持って対応しているということであって、一マニュアルがどうのこうのということで検査の影響を受けるということでないということは、はっきりと申し上げておきたいと思います。
  29. 保坂展人

    ○保坂分科員 院長、では、お聞きしますが、会計検査院が、戦後歴史警察に対して指摘したのは何回ありました、いつやりました。簡潔に、回数と年数。
  30. 金子晃

    ○金子会計検査院長 具体的な事実については事務総局の方から……(保坂分科員「そんなことを知らないんですか」と呼ぶ)いや、知っていますよ。(保坂分科員「何年に何回、それだけでいいです。院長として言ってください」と呼ぶ)検査報告の中に掲記をした件数ということであれば、昭和二十二年、昭和二十三年の検査報告の中に不当事項として掲記をしております。
  31. 保坂展人

    ○保坂分科員 それから何年たっていますか。半世紀以上経過したわけでしょう。  それで、あらゆる役所に入って検査院は指摘しているじゃないですか。重大な指摘もしているじゃないですか。防衛庁の問題だってそうですよ。今、会計検査院に一番欠けている意識は、この間のいろいろな警察の不祥事、これは会計検査院も加担しているんですよ、はっきり言えば。  なぜ加担したか。こういうマニュアルについて怒りの声一つない。そして、こういうマニュアルをつくる、そういう体質について、では、抜き打ちでやろう、こういうことを考えたこともない。検査に影響がなかった、当たり前です。マニュアルが表へ出てきたわけですから。  こういうマニュアルで糊塗されていたとしたら、会計検査院はどうですか。例えば強制捜査権限がないなどのことでおっしゃるのかどうかなんですが、現在の会計検査院法憲法上の規定でしっかりできるはずですよ。  例えば新潟県警で今回の問題が起きた、公用車が使われていた。では、ホテルに支払われていたのか抜き打ちでやってごらんなさいよ。そういうことをしないんですか。そういうことをしないということが、会計検査院自身がもう無用の長物じゃないかと言われ始めますよ。これは大変危険なことですよ。そういう自覚はありますか、院長。
  32. 金子晃

    ○金子会計検査院長 私、最初に申し上げましたように、会計検査院は、会計検査院に与えられた使命について、その重要性を認識し、検査対象に対して広く厳正な検査を行っているわけで、私は、トータルな意味で会計検査院の活動を見ていただきたいというふうに思います。  それから、今問題になっている件ですけれども、私、先ほども申し上げましたように、今回のこの件で、現実に、我々の方で検査上支障は生じてこなかった。また、我々としては、あらゆる検査手法を用いて、不正、違法な行為に対しては対処していく。  警察庁関係につきましては、現在、さまざまな不適切な事態が生じているということで、会計処理についても不適切な事態がないかどうかということに関しては、我々はなお一層厳正な対応をしていきたいというふうに考えております。
  33. 保坂展人

    ○保坂分科員 もう一度お聞きしますが、新潟で公用車を使っていろいろ観光したとか、あるいは県警あての領収書を切ったとか、これは国費がどのぐらい入っているのかわかりませんわ、実態が。いろいろなマニュアルで隠されているのかもしれない。  そういうことに対して迅速に、例えば会計検査院がGメンでもつくって、電話一本入れているかどうかですよね。さっと行って話を聞いてくるかどうかですよ。全部予告して、一カ月後に、全部整えられたところに行って、はい、こうですか、こうですか、こうですかという、いわば非常に形骸化した検査。大蔵省の大蔵検査だって、僕は何回もこういう追及をしたんですよ。ちゃんとやっています、万全ですということをずっと答えていたんですよ。  だけれども、実際はどうでしたか。やはり業者との癒着等々あったわけでしょう。検査対象との癒着があるとは言いませんけれども、私は本当に不思議でならない。こんなマニュアルを出されて、怒りの声一つないじゃないですか、不愉快だという言葉一つないじゃないですか、あなた方。  適切にやっています、何の影響もなかった、当該省庁が対応策を練るのも当然かと思いますと。こういうマニュアルを歓迎しているんですか。何だか、憲法上これだけ独立した検査機能を与えられながら、ぬるま湯に浸っているんじゃないですか、あなた方。  私は、これは絶対に大問題だと思いますよ。これだけのことをされて、挑発をされて、怒りの一声も発しない検査院、そして五十年、全く報告もしていない。全部形骸化して、その検査を終わるんだ、そういうことに対して危機意識がないのかどうか。  本当に私は、内閣から独立した、憲法上きちっと権限を付与された機関として、検査院はちゃんとやらなきゃいけない。しかし、やるためには怒りがなさ過ぎる。正義感がないんですか。これだけの公費を、金庫を隠せ、背表紙を抜け、この書類はなかったことにしろ、そんなことを見たときに怒りがわくのが検査官じゃないですか、院長も含めて。一体何なんですか、そのぬるま湯的な態度は。
  34. 金子晃

    ○金子会計検査院長 私は、怒りの声を上げることが問題解決であるというふうには考えません。我々がいかに厳正に職務を遂行するか、我々の職務で見ていただきたい。怒りの声を発するというのは極めて容易なことです。しかし、怒りの声を発することが問題の解決になるのかというと、そうではない、私は、我々がいかに厳正に、かつ公正に検査を遂行していくかということにあると思います。  我々は、そういう意識で、怒りの声は発しませんけれども、こういった事態ということも十分にわきまえた上で、厳正かつ公正な検査に当たっているというのが現状であるわけです。
  35. 保坂展人

    ○保坂分科員 院長、国家公安委員会のあり方が、五十年ぶりというか半世紀ぶりに、昭和二十何年ですか、警察法改正以来、議論になりましたよね。実態を知って国民はびっくりした。  会計検査院にこれだけの組織があって、立派な人たちがいて、こういうマニュアルができて、では翌年から抜き打ちでやったんですか、やってないですよね。指摘、報告はあったんですか、まだないですよね。それが現実ですよ。怒りを、別にそこで大声を出さなくたっていいですよ。しかし、本当にこういったものを受けとめるのであれば、抜き打ちで検査すればいいわけじゃないですか。会計検査院法上、抜き打ちができないという根拠条文がありますか。院長、答えてください。
  36. 金子晃

    ○金子会計検査院長 私は、抜き打ちでやることが直ちに事態の解明に結びつく、そういう必要があればそういうことも手法の一つだろうと思います。抜き打ちでやって裏帳簿がすぐに発見できるとかそういうことではないわけで、我々はあらゆる手段を尽くして検査活動に当たるということで、必要に応じてそうした手法ということも当然考慮の中には入ってくると思いますけれども、それは我々の最も適切な検査手法という判断に基づいて行うことです。  それから、会計検査院について、いろいろ公安委員会の例を引き出して出されましたけれども、会計検査院については、私は、会計検査院が行っている検査活動と毎年出す検査報告書をごらんいただきたい。ここ数年にわたって、会計検査院は非常に重要な指摘を幾つもしているということを御理解いただきたい。  私は、会計検査院が今その活動が云々と言われるような状況にはない、少なくとも私が検査官に就任して以来、私が見ている限りでは、会計検査院は問題意識を持ち、かつ会計検査院に与えられた使命を十分に認識して対応しているというふうに、私は胸を張ってここで申し上げたいというふうに思います。
  37. 保坂展人

    ○保坂分科員 胸を張って申し上げられたので、さらに胸を張って受けとめていただきたいのは、要するに、昭和二十二年、三年からはっきり指摘、報告はないわけですよね。一方でこういうマニュアルもあるわけです。そして一連の事態が続いた。去年、決算委員会でこのこともやりましたよ。一連の事態が続いたわけです。  会計検査院全部のことを私は否定していませんよ。少なくとも、この方面においてとっても弱いですねと言っているのですよ、弱腰ですね。工夫も見られませんね。これでは国民の信頼を失いますよ。きちっと検査してください。不正があれば指摘してください。検査方法も考え直したらいかがですか。その決意を一言伺いたい。
  38. 金子晃

    ○金子会計検査院長 最初に申し上げましたとおりに、違法、不当行為に対しては我々は厳正、公正にこれに対処していくということで、あらゆる検査手法を駆使し、そしてまた、その事態に適応して新たな検査手法を工夫するなり開発して対処していくということを最初に申し上げました。今の事態についても、我々は検査手法等を見直しを行って、厳正に対処していきたいというふうに考えております。
  39. 保坂展人

    ○保坂分科員 会計検査院は、国の予算のあらゆるところに目配りをして検査をされるわけですけれども、その会計検査院自身がチェックを受けるチャンスというのはどこにありましょうか。
  40. 金子晃

    ○金子会計検査院長 制度的には、会計検査院に対して、国及びその他の機関に対する会計検査が要請されている。制度上、会計検査院会計を検査するということはありませんけれども、これは会計検査院の担当課において検査をする、会計検査について検査をするという形になっているわけです。  しかしながら、会計検査院の活動及びその成果は年次報告という形で出されているわけで、したがって、それは国会において、また国民において審査をされるというふうに我々は認識をしている。そのために、我々は、検査報告が一般国民により理解されやすいように、表現その他も工夫して、また、いろいろなパンフレットをつくって、国民に対して我々の活動と我々の活動の成果というものを広く周知せしめるという努力を行っております。最終的には国民が判断をするというふうに我々は判断しております。
  41. 保坂展人

    ○保坂分科員 国民代表としてこの国会の場でこうしたやりとりをするというのが唯一の外部チェックかもしれないですね、まさにそれしかない。  そういう意味でお聞きいただきたいのですが、私、このマニュアルの問題について、古いことですがきょうずっと取り上げたのは、実は、昨年来このマニュアルについて会計検査院としての公式コメントを求めたわけです、私は。文字化して、一項目、二項目に対して、これは影響ないとか、これはよくないとか、これはこういう影響があるとか、これをついに会計検査院は作成できないというのが、最終的な担当課長の返事でした。おわかりでしょうか。  ですから、私は、それこそ国民の声として院長を初め検査院の方に聞いていただきたいのは、大きなあらしが今やってきているんですよ。戦後のさまざまなシステムが組みかえられていくその時期に、今までの態度や今までの常識で臨んでいたのでは、これは会計検査院存在、存立意義すら疑われるということになるのではないかという心配があるから、嫌なことを聞かれたというふうに内心怒るのではなくて、それこそ怒る対象を不正の方に変えて、ぜひこれを頑張っていただきたい。
  42. 金子晃

    ○金子会計検査院長 私は、現在の会計検査院のスタンスにつきましては、平成十年度の会計決算報告書に掲記されておりますけれども、検査の基本方針というのを、従来出していなかったものを出しております。その検査方針の中に、我々が、今どういう時代認識をし、どういう職務を遂行しなければいけないのか。今お話にありました戦後でき上がってきたいろいろな諸制度、継続して行われている国家事業、そういうものについて見直しをし、二十一世紀に向けてどういうふさわしい国家を構築していくか、そういうことに会計検査を通じて我々が貢献していくということを掲記してありますので、ぜひごらんいただきたいと思います。
  43. 保坂展人

    ○保坂分科員 では、終わりますが、院長、そこまで言われるのだったら、先ほど求めた愛知県警のマニュアルについて、院長としてやはりコメントを出すように指示してください。それを求めて、終わります。
  44. 林田彪

    ○林田主査代理 これにて保坂展人君の質疑は終了いたしました。  以上をもちまして会計検査院所管についての質疑は終了いたしました。     ―――――――――――――
  45. 林田彪

    ○林田主査代理 これより国会所管について審査を行います。  まず、国会主管歳入決算及び衆議院関係決算の概要説明を聴取いたします。谷衆議院事務総長
  46. 谷福丸

    ○谷事務総長 平成八年度国会主管一般会計歳入決算及び衆議院関係歳出決算の概要を御説明申し上げます。  国会主管の歳入につきましては、予算額二十一億九百六十一万円余に対しまして、収納済み歳入額は二十億五百八十六万円余であり、差し引き一億三百七十四万円余の減少となっております。  次に、衆議院関係の歳出につきましては、当初の歳出予算額は六百八十五億四千七百八十二万円余でありまして、これに施設整備のための予算補正追加額三億七千六百二十八万円、前年度からの繰越額七億二千九百十七万円余を加え、既定経費の不用等による予算補正修正減少額十四億九千七十六万円余を差し引きますと、歳出予算現額は六百八十一億六千二百五十一万円余になります。  この歳出予算現額に対し、支出済み歳出額は六百五十八億五千二百五万円余でありまして、その内訳は、国会の運営に要した経費六百十五億六千二百八十万円余、衆議院施設整備に要した経費四十二億八千九百二十五万円余であります。  歳出予算現額と支出済み歳出額との差額は二十三億一千四十五万円余となっておりますが、このうち翌年度に繰り越した額は四億九千九百四十五万円余であり、不用額は十八億一千九十九万円余となります。翌年度繰越額の主なものは第二別館増築費であり、不用額の主なものは議員秘書手当でありまして、議員秘書に欠員があったことに伴い不用となったものであります。  以上が、平成八年度国会主管一般会計歳入決算及び衆議院関係の歳出決算の概要でございます。  よろしく御審議のほどお願いいたします。  引き続きまして、平成九年度国会主管一般会計歳入決算及び衆議院関係歳出決算の概要を御説明申し上げます。  国会主管の歳入につきましては、予算額十九億九千六十八万円余でありまして、収納済み歳入額は二十億六百四十八万円余であり、差し引き一千五百八十万円余の増加となっております。  次に、衆議院関係の歳出につきましては、当初の歳出予算額は六百九十四億四千九百九十万円余でありまして、これに前年度からの繰越額四億九千九百四十五万円余を加え、既定経費の節約等による予算補正修正減少額七億九千三百二十四万円余を差し引きますと、歳出予算現額は六百九十一億五千六百十一万円余となります。  この歳出予算現額に対し、支出済み歳出額は六百六十三億九千八百五十六万円余でありまして、その内訳は、国会の運営に要した経費六百二十一億九千四百六十八万円余、衆議院施設整備に要した経費四十二億三百八十七万円余であります。  歳出予算現額と支出済み歳出額との差額は二十七億五千七百五十四万円余となっておりますが、このうち翌年度に繰り越した額は四億七千百八万円余であり、不用額は二十二億八千六百四十六万円余であります。翌年度繰越額の主なものは第二別館改修費であり、不用額の主なものは議員秘書手当でありまして、議員秘書手当の支給が少なかったことに伴い不用となったものであります。  以上が、平成九年度国会主管一般会計歳入決算及び衆議院関係の歳出決算の概要でございます。  よろしく御審議のほどお願い申し上げます。  以上でございます。
  47. 林田彪

    ○林田主査代理 次に、国立国会図書館関係決算の概要説明を聴取いたします。戸張国立国会図書館長
  48. 戸張正雄

    ○戸張国立国会図書館長 平成八年度国立国会図書館関係歳出決算の概要を御説明申し上げます。  当初の歳出予算額は百六十七億五千七百七万円余でありまして、これに電子図書館モデルの開発のための予算補正追加額五千五百七万円、国立国会図書館施設整備のための予算補正追加額一億六千七百九十七万円余、前年度繰越額七億九千五万円余を加え、既定経費の節約等による予算補正修正減少額三億三千九百九十二万円余を差し引きますと、歳出予算現額は百七十四億三千二十五万円余となります。  この歳出予算現額に対し、支出済み歳出額は百五十八億三千六百二十七万円余でありまして、その内訳は、国立国会図書館の管理運営に要した経費百二十八億九千百五十九万円余、科学技術関係資料購入等に要した経費五億四千二百八十二万円余、国立国会図書館施設整備に要した経費二十四億百八十四万円余であります。  歳出予算現額と支出済み歳出額との差額は十五億九千三百九十七万円余でありまして、その内訳は、翌年度繰越額九億三千二百八十四万円余、不用額六億六千百十二万円余となっております。  以上が、平成八年度国立国会図書館関係歳出決算の概要でございます。  引き続きまして、平成九年度国立国会図書館関係歳出決算の概要を御説明申し上げます。  当初の歳出予算額は百七十八億八千七百八十八万円余でありまして、これに前年度繰越額九億三千二百八十四万円余を加え、既定経費の節約等による予算補正修正減少額三億三千六百二十七万円余を差し引きますと、歳出予算現額は百八十四億八千四百四十五万円余となります。  この歳出予算現額に対し、支出済み歳出額は百七十億四百九十万円余でありまして、その内訳は、国立国会図書館の管理運営に要した経費百三十億七千八百四十四万円余、科学技術関係資料購入等に要した経費五億六千九百三十七万円余、国立国会図書館施設整備に要した経費三十三億五千七百七万円余であります。  歳出予算現額と支出済み歳出額との差額は十四億七千九百五十五万円余でありまして、その内訳は、翌年度繰越額十一億三千六百四十一万円余、不用額三億四千三百十四万円余となっております。  以上が、平成九年度国立国会図書館関係歳出決算の概要でございます。  あわせてよろしく御審議のほどをお願い申し上げます。
  49. 林田彪

    ○林田主査代理 次に、裁判官弾劾裁判所関係決算の概要説明を聴取いたします。藤田裁判官弾劾裁判所事務局長。
  50. 藤田教稔

    ○藤田裁判官弾劾裁判所参事 平成八年度及び平成九年度裁判官弾劾裁判所関係歳出決算の概要を御説明申し上げます。  まず、平成八年度裁判官弾劾裁判所関係歳出決算の概要でございますが、当初の歳出予算額は一億二千百九十万円余でありまして、これから既定経費の不用等による予算補正修正減少額二百三十万円余を差し引きますと、歳出予算現額は一億一千九百六十万円余となります。  この歳出予算現額に対し、支出済み歳出額は一億一千五百四十九万円余でありまして、このうち主なものは職員の人件費であります。  歳出予算現額と支出済み歳出額との差額は不用額でありまして、四百十一万円余となっております。  以上が、平成八年度裁判官弾劾裁判所関係の歳出決算の概要でございます。  引き続きまして、平成九年度裁判官弾劾裁判所関係歳出決算の概要でございますが、当初の歳出予算額は一億二千七百一万円余でありまして、これから既定経費の節約による予算補正修正減少額百五十二万円余を差し引きますと、歳出予算現額は一億二千五百四十八万円余となります。  この歳出予算現額に対し、支出済み歳出額は一億一千九百九十六万円余でありまして、このうち主なものは職員の人件費であります。  歳出予算現額と支出済み歳出額との差額は不用額でありまして、五百五十二万円余となっております。  以上が、平成九年度裁判官弾劾裁判所関係の歳出決算の概要でございます。  よろしく御審議のほどお願いいたします。
  51. 林田彪

    ○林田主査代理 次に、裁判官訴追委員会関係決算の概要説明を聴取いたします。片岡裁判官訴追委員会事務局長。
  52. 片岡博

    ○片岡裁判官訴追委員会参事 平成八年度裁判官訴追委員会関係歳出決算の概要を御説明申し上げます。  当初の歳出予算額は一億三千五百二万円余でありまして、これから既定経費の節約等による予算補正修正減少額二百四十九万円余を差し引きますと、歳出予算現額は一億三千二百五十三万円余となります。  この歳出予算現額に対し、支出済み歳出額は一億三千五十八万円余でありまして、このうち主なものは職員の人件費であります。  歳出予算現額と支出済み歳出額との差額は不用額でありまして、百九十四万円余となっております。  以上が、平成八年度裁判官訴追委員会関係の歳出決算の概要でございます。  よろしく御審議のほどをお願いいたします。  引き続きまして、平成九年度裁判官訴追委員会関係歳出決算の概要を御説明申し上げます。  当初の歳出予算額は一億四千三百二十六万円余でありまして、これから既定経費の節約による予算補正修正減少額百九十六万円余を差し引きますと、歳出予算現額は一億四千百二十九万円余となります。  この歳出予算現額に対し、支出済み歳出額は一億三千六百五十八万円余でありまして、このうち主なものは職員の人件費であります。  歳出予算現額と支出済み歳出額との差額は不用額でありまして、四百七十一万円余となっております。  以上が、平成九年度裁判官訴追委員会関係の歳出決算の概要でございます。  よろしく御審議のほどをお願いいたします。
  53. 林田彪

    ○林田主査代理 この際、お諮りいたします。  参議院関係決算の概要説明につきましては、これを省略し、本日の会議録に掲載いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  54. 林田彪

    ○林田主査代理 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。     ―――――――――――――
  55. 林田彪

    ○林田主査代理 次に、会計検査院の検査概要説明を聴取いたします。会計検査院増田第一局長
  56. 増田裕夫

    ○増田会計検査院当局者 平成八年度国会決算につきまして検査いたしました結果、特に違法または不当と認めた事項はございません。  また、平成九年度国会決算につきまして検査いたしました結果、特に違法または不当と認めた事項はございません。
  57. 林田彪

    ○林田主査代理 以上をもちまして国会所管についての説明は終わりました。  これより質疑に入るのでありますが、その申し出がありませんので、国会所管については終了いたしました。     ―――――――――――――
  58. 林田彪

    ○林田主査代理 これより裁判所所管について審査を行います。  まず、概要説明を聴取いたします。堀籠最高裁判所事務総長
  59. 堀籠幸男

    ○堀籠最高裁判所長官代理者 まず、平成八年度裁判所所管一般会計歳入歳出決算の概要を御説明申し上げます。  裁判所所管の歳出につきましては、当初予算額は三千五十二億八千五百九十七万円余でありますが、これに大蔵省所管からの移しかえ額一億七千四百五十四万円余、平成七年度からの繰越額五十九億三千四百七十一万円余、予算補正追加額十三億五千二百九十八万円余、予算補正修正減少額三十四億四千三百七十九万円余、差し引き四十億一千八百四十四万円余が増加されましたので、歳出予算現額は三千九十三億四百四十二万円余となっております。  これに対しまして、支出済み歳出額は三千三十六億五千五百九十五万円余であり、歳出予算現額との差額は五十六億四千八百四十六万円余であります。  この差額のうち、翌年度へ繰り越した額は二十五億三千三百八十七万円余、不用額は三十一億一千四百五十九万円余であります。  不用額となった経費は、人件費二十二億四千二百十四万円余とその他の経費八億七千二百四十四万円余であります。  裁判所主管の歳入につきましては、歳入予算額は六十三億八千七百六十九万円余であります。  これに対しまして、収納済み歳入額は七十三億三千七百三万円余であり、歳入予算額に対し九億四千九百三十三万円余の増加となっております。  この増加は、相続財産相続人存在のため国庫帰属となった収入金の増加等によるものであります。  以上、平成八年度裁判所所管一般会計歳入歳出決算について御説明申し上げました。  次に、平成九年度裁判所所管一般会計歳入歳出決算の概要を御説明申し上げます。  裁判所所管の歳出につきましては、当初予算額は三千百七億八千七百九十万円でありますが、これに大蔵省所管からの移しかえ額五億二千二百三十万円、平成八年度からの繰越額二十五億三千三百八十七万円余、予算補正追加額三億六千八百九十四万円余、予算補正修正減少額三十九億二千百七十三万円余、差し引き四億九千六百六十一万円余が減少となり、歳出予算現額は三千百二億九千百二十八万円余となっております。  これに対しまして、支出済み歳出額は三千五十六億二千九百九十三万円余であり、歳出予算現額との差額は四十六億六千百三十五万円余であります。  この差額のうち、翌年度へ繰り越した額は三十億六千百七十五万円余、不用額は十五億九千九百六十万円余であります。  不用額となった経費は、人件費八億四千五百九十万円余とその他の経費七億五千三百六十九万円余であります。  裁判所主管の歳入につきましては、歳入予算額は六十五億六千二百七十九万円余であります。  これに対しまして、収納済み歳入額は八十六億六千二百七十二万円余であり、歳入予算額に対し二十億九千九百九十三万円余の増加となっております。  この増加は、相続財産相続人存在のため国庫帰属となった収入金の増加等によるものであります。  以上、平成九年度裁判所所管一般会計歳入歳出決算について御説明申し上げました。  よろしく御審議のほどお願いいたします。
  60. 林田彪

    ○林田主査代理 次に、会計検査院の検査概要説明を聴取いたします。会計検査院増田第一局長
  61. 増田裕夫

    ○増田会計検査院当局者 平成八年度裁判所決算につきまして検査いたしました結果、特に違法または不当と認めた事項はございません。  また、平成九年度裁判所決算につきまして検査いたしました結果、特に違法または不当と認めた事項はございません。
  62. 林田彪

    ○林田主査代理 以上をもちまして裁判所所管についての説明は終わりました。  これより質疑に入るのでありますが、その申し出がありませんので、裁判所所管については終了いたしました。  これにて本分科会の審査はすべて終了いたしました。  この際、一言ごあいさつ申し上げます。  分科員各位の御協力を賜りまして、本分科会の議事を無事終了することができました。ここに厚く御礼申し上げます。  これにて散会いたします。     午前十時二十九分散会