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1969-07-11 第61回国会 衆議院 議院運営委員会 49号 公式Web版

  1. 昭和四十四年七月十一日(金曜日)     午後六時十七分開議  出席委員    委員長 久野 忠治君    理事 長谷川 峻君 理事 田澤 吉郎君    理事 海部 俊樹君 理事 三原 朝雄君    理事 山村新治郎君 理事 安宅 常彦君    理事 勝澤 芳雄君 理事 中村 時雄君    理事 正木 良明君      稻村左近四郎君    小渕 恵三君       加藤 六月君   小宮山重四郎君       中尾 栄一君    西岡 武夫君      三ツ林弥太郎君    武藤 嘉文君       山下 元利君    柴田 健治君       田邊  誠君    広瀬 秀吉君       山口 鶴男君  委員外の出席者         議     員 林  百郎君         事 務 総 長 知野 虎雄君     ――――――――――――― 七月九日  委員柴田健治君及び広瀬秀吉君辞任につき、そ  の補欠として田原春次君及び栗林三郎君が議長  の指名で委員に選任された。 同日  委員栗林三郎君及び田原春次君辞任につき、そ  の補欠として広瀬秀吉君及び柴田健治君が議長  の指名で委員に選任された。 同月十一日  委員桂木鉄夫君、坂本三十次君及び塚田徹君辞  任につき、その補欠として三ツ林弥太郎君、稻  村左近四郎君及び山下元利君が議長の指名で委  員に選任された。 同日  委員稻村左近四郎君及び三ツ林弥太郎君辞任に  つき、その補欠として坂本三十次君及び桂木鉄  夫君が議長の指名で委員に選任された。     ――――――――――――― 七月八日  沖繩県民の国政参加に関する陳情書外一件(沖  縄国頭村議会議長新里前光外一名)(第五八六  号)  同(沖繩豊見城村議会議長大城徳助)(第六三  一号) は本委員会に参考送付された。     ――――――――――――― 本日の会議に付した案件  本日の本会議の件      ――――◇―――――
  2. 久野忠治

    ○久野委員長 これより会議を開きます。  安宅君。
  3. 安宅常彦

    ○安宅委員 きょう議運の理事会では、あなた方自民党のほうでは、どうしても日程第七を含む全日程をやりたい、こういうことでありました。私どものほうは、この健康保険法及び船員保険法の臨時特例に関する法律等の一部を改正する法律案というものは、これが衆議院で上がった場合には、タイトルが全部変わってしまうというインチキな法律で、こういう法律をきのう午前中にでき上がらして、そうして質疑もなし、討論もなし、何にもなしで直ちに通す。これは昭和二十五年にそれに似た例があるのです。占領軍が日本を議会まで全部占領しておった、そういう時代に起きた例があるのです。こんなばかなことを、前例があるからといって、もう換骨奪胎、まるで性格が変わるような法律を――与野党の委員が一致して政府提案に反抗して全部修正したというのなら、そういうことは議会の権威を守るためにあり得ると私は思います。しかし、そうではなくて、党利党略のために、あるいは政府のそのときの都合によってできた法律をその日のうちに強行突破しなければならぬなどということを平気でやるということは、われわれは見のがすわけにまいらないわけです。したがって、こういうものは質問や審議の時間を与えて、そうして国会で慎重に審議をした結果、あなた方の多数の力で成立するなら成立する、否決するなら否決する、これだったら理屈はわかる。それを、きょうどうしてもやらなければならない、こういうばかな話はない。しかも、きのう本会議は、午後六時になって皆さんのほうから、定数がそろわないようだからきょうはやめようじゃないか。その定数がそろわないはずの自民党が、どこかに人を隠しておいて、午後八時に社労の理事を打ち合わせがあるといって呼び出しておいて、片方では強行突破を行なっておる。廊下と部屋の間あたりで何かを読み上げて万歳だ。そうしたら、トイレの中ではかってもいいみたいなものではないか。こういうことが議会制民主主義をこわす一番大きなもとになる。しかも、自民党の諸君は何ぼも入ってないのです。はかったというのだったら――きょうどこかの新聞のハコに書いてありましたが、全員わあわあ騒いで起立しておったから全員起立だなどという、人を小ばかにしたみたいなことを委員長は記者会見で言っている。こういうことで何でもまかり通るのだったらたいへんなことになる。つまり、本来人はそろっていない。しかも、その放送は、その大騒ぎを自民党さまがやったそのあとにしている。こんなばかなことが世の中にあるか。  そういうことを一々言い立てれば、もう言いたいことはたくさんある。たくさんあるけれども、あなた方はどうしてもきょうやりたいと言う。私らは、そういうことを今後本気になってやっていくんだというなら、もうかまわない。議会がどうなってもいい。やるんだったらやりなさい。ただし、これは、あなた、日本の国会というものはあのときにたいへん大きなカーブを描いて堕落し転落した。そういうことで国民の政治不信をますます増すきっかけになったということで、子々孫々から笑われるようなことをいま皆さん方はやろうとしているのです。私どもはどうしても賛成するわけにはまいらない。絶対反対だ。これだけははっきりしておきましょう。そうして今後の問題については、われわれは堂々と論議をする。あなた方の不始末については別の方法で徹底的に抗議する、その態度を留保さしていただきます。  この本会議を断行しよう、そういうことについては絶対反対の意思を表明します。
  4. 久野忠治

    ○久野委員長 中村君。
  5. 中村時雄

    ○中村(時)委員 いまのことで、反対の意見は同様な立場をとりますけれども、ただここで考えてもらいたいというのは、二年前の健保特例法のその理由、その当時におけるところの私たちの立場、二年間の延長はどうしてやったのか。また第二点は、総理が、異例なことではあったけれども、国会においておわびをした。ところが、おわびをしたにもかかわらず、御承知のとおり今度はいきなり――いいですか、委員長、聞いておってください。昨日話し合いもなく、いきなり修正案をバーンと出してくる。質疑もなければ内容もわからない。そういうような状態で一挙に可決をしていった。しかも、表題は全部変わっておる。そういうようなことを今後ともやっていくなれば、いまはいいかもしれない、しかし、将来においては非常に私は危惧を感じておる。そういう立場をとって、実際に私たちはこのやり方、取り扱い方は、政治的にもあるいは道義的にも、当然これは反対すべき筋合いである。  そこで、どうしてもやるというなれば、一点だけ私が明確にしておきたいのは、この第七の健康保険法及び船員保険法の臨時特例に関する法律等の一部を改正する法律案、これはもう一度考え直して、次の本会議に、要するに来週火曜日の定例本会議において、もう一回の再考を要する問題である。できればこの問題は取り下げてもらいたい。ほかの問題に関しては、いまは何も申しません。開いていってけっこうだと思います。しかし、この問題に関しては、それだけの将来への非常な危惧を持っておる。こういう事柄をやっていきますと、将来何でもやれるのだ。もっと悪口を言えば、都合のいいときにはあなた方は、たとえば会期延長に対しても何にしてもそうだ、都合のいいときには、自分の都合のいいように国会というものを運営していく。昨日だってそうです。昨日開けるものを開かなかった責任はどこにあるか。野党にあるのではない。あなた方にあるのだ。一般に言えば、審議拒否だと言いながら、自分のところの都合が悪いときには、審議拒否をみずからやっておる。そういうことを日常茶飯事化しておる。私は、今日のこういう議会政治の基本的な問題から考え直してもらいたいと思います。問題は、あなた方の良識の問題だと思う、ここまでくれば。  私は、いま言ったように、第七の点は当然これはのけてもらいたい、本日は。これだけ紛争し、何ら明確な一つの方向を打ち出してないのだから、その手続の上においても、内容においても当然議会政治を踏みにじっておる今日のこの状態というものは、お互いに議会の良識的な立場でいまこれを取り上げるべきではないと私は結論づける。そういう意味で、この第七は除いてもらいたい。
  6. 久野忠治

    ○久野委員長 正木君。
  7. 正木良明

    ○正木委員 公明党の反対意見も同様趣旨のものでありますけれども、特に総理大臣が食言をしておる。  まず第一に、二年前の約束を破って、また二年間も延長しようとした、これが第一の食言です。その二年間延長するにあたって、総理がみずから求めて本会議において発言をして、どうか二年間の延長を認めていただけば、この二年の間に健保制度の抜本改正をするのだ、こういうことを約束した。にもかかわらず、その与党である自民党が非常に無暴な、反国民的な修正案をつくった。しかも、私たちは聞いておりませんけれども、自民党がこういうふうにやったというその採決の詳細を発表した中身ですね。厚生大臣はこのことについて了解を与えたというふうに主張しているが、もしそうであるならば、これは総理大臣のことばを厚生大臣は破ったということになる。これは総理大臣としても重大な食言である、第二の食言である、閣内における食言であるというふうに私は考えます。  同時にまた、あのような採決の方法が成立しているというならば、これは何をか言わんやであって、私は七月十日の午後七時五十八分、民主主義は締め殺されたと思っている。本日私どもは、そういうことでこの問題を差し戻し、そうして再考の時間を与えなければならぬというので、本日の本会議は開くな、このように申し上げた。しかし、あなた方はがんとしてそれを聞き入れぬ。しかも、いまも中村さんから指摘がありましたけれども、自民党の都合によってしばしば本会議を流会さしておる。ことに最近の事例からいうならば、米価問題の緊急質問について毎日毎日、三回、じんぜん三日間も本会議を流会さしている。しかも、昨日は昨日で、みな都議会の選挙に行って自民党の議員がいないから、本会議を開かないでくれなんという、そういう理屈も何にも通らないようなことで流会さしている。一から十まで力づくで、多数の上にあぐらをかいてねじ伏せようとする。そういうことが議会民主主義を破っていく。これが私たちが指摘するゆえんのものです。  したがって、あなた方も議会人として反省があるならば、私はもう一度皆さん方にそういう意味で考慮の時間を与えてもいいんです。ここで本会議は本日は開かない、次の定例日まで延期するということをきめてもらいたい。これが私たちの希望であるし、議会人としての当然の義務であると私は思う。
  8. 久野忠治

    ○久野委員長 勝澤君。
  9. 勝澤芳雄

    ○勝澤委員 われわれ野党は、先ほどから理事会におきまして、本日の本会議は開くべきではない、本会議を開くとするならば来週の定例日に持ち越すべきだという意見を申し上げておるわけでありますが、与党の皆さんは何が何でも本会議を開きたい、こういうことです。しかし、昨日の本会議は、御案内のように都議選で、自民党が、本会議を開いたときには定足数を確保できるかどうかわからないので、ぜひ本会議を流してもらいたい。これについては、特に委員長も記者会見で発表しますというところまで言明をして、自民党の一方的な御都合によって流会をさせたわけであります。また、先ほどから話が出ておりますように、米に関しては三回も流会し、かって気ままに国会の運営をしておる。しかるに、われわれは昨日の社労の委員会の状態から見て、国会の正常な運営を守るために、議院運営委員会としては、特にきょうの本会議は流して来週に持っていくことが国会の正常な運営を取り戻すものであるということで主張し続けておるわけでありまして、これは、かってに四回も延ばしていながら、きょうだけとにかく延ばして悪いという理由を見つけるのは実は苦慮しておるわけであります。  また、この健保特例法は、皆さんも御承知のとおり、議長が立ち会いのもとにおいて、二カ年間に抜本的改正をやるのだ、そしてまた、この健保特例法案の趣旨説明の前提として総理がわざわざ本会議に出て、たいへん申しわけなかった、とにかく今後抜本的改正をしましようと本会議でわざわざ約束しておるものであります。その約束をしておるにもかかわらず、きのう出てきた修正案というものは、抜本的改正というものを放てきして、掛け金の固定化をした。まさに換骨奪胎これに過ぎるものはないと思う。この際十分な反省をして、これを差し戻しをして委員会で十分審議をするまで本会議上程はやめるべきである。これは当然のことです。
  10. 久野忠治

    ○久野委員長 田澤君。
  11. 田澤吉郎

    ○田澤委員 ただいま社会党、民社党、公明党から、昨日社労委員会から上がってまいりました本日の日程第七の問題に関しまして、本日の本会議に上程することは反対であるというようなお話でございますが、わが党は、社会労働委員長のこれまでのお話を承り、また、きのうの社会労働委員会におけるああいう状態に至った経緯をいろいろ聞いてみますときに、私たちは合法的なものと思いまして……   〔発言する者あり〕
  12. 久野忠治

    ○久野委員長 御静粛に願います。御静粛に願います。
  13. 田澤吉郎

    ○田澤委員 本日の本会議に上程して審議していただきますことをお願い申し上げます。
  14. 久野忠治

    ○久野委員長 先ほどの理事会並びにただいまの議運委員会における各党代表の委員の諸君の発言は、それぞれ食い違っておるようでございます。そこで、委員長といたしましては、まことに遺憾ではございますが、採決によってこれは決定いたしたいと思います。(発言する者あり)  本日の本会議は、午後六時五十分予鈴、午後七時から開会することとするに賛成の諸君の挙手を求めます。   〔賛成者挙手〕
  15. 久野忠治

    ○久野委員長 挙手多数。よって、さよう決定いたしました。  本日は、これにて散会いたします。    午後六時三十四分散会