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1956-12-13 第25回国会 衆議院 本会議 18号 公式Web版

  1. 昭和三十一年十二月十三日(木曜日)     ━━━━━━━━━━━━━  議事日程 第十一号   昭和三十一年十二月十三日     午前十時開議   請願  一 元外地鉄道職員に関する恩給法等の特例制定に関する請願(第一号)外四百五十請願     〔各請願の件名は本号(その二)に掲載〕     ━━━━━━━━━━━━━ ○本日の会議に付した案件  衆議院解散要求に関する決議案(淺沼稻次郎君外三名提出)  社会保障制度審議会の医療保障制度の勧告に関する緊急質問(八木一男君提出)  北西太平洋日ソ漁業委員会委員たる日本政府代表任命につき外務公務員法第八条第三項の規定により議決を求めるの件  内閣委員会外十四常任委員会並びに海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会、公職選挙法改正に関する調査特別委員会、科学技術振興対策特別委員会及び国土総合開発特別委員会における閉会中審査の件(議長発議)  請願日程 元外地鉄道職員に関する恩給法等の特例制定に関する請願外四百五十請願  大規模償却資産に対する課税標準の特例制定に関する請願外百五十一請願     午後四時二十四分開議
  2. 益谷秀次

    議長(益谷秀次君) これより会議を開きます。      ――――◇―――――
  3. 長谷川四郎

    ○長谷川四郎君 議事日程追加の緊急動議を提出いたします。すなわち、淺沼稻次郎君外三名提出、衆議院解散要求に関する決議案は、提出者の要求の通り委員会の審査を省略してこの際これを上程し、その審議を進められんことを望みます。
  4. 益谷秀次

    議長(益谷秀次君) 長谷川君の動議に御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり]
  5. 益谷秀次

    議長(益谷秀次君) 御異議なしと認めます。よって、日程は追加せられました。(拍手)衆議院解散要求に関する決議案を議題といたします。提出者の趣旨弁明を許します。淺沼稻次郎君。     〔淺沼稻次郎君登壇〕
  6. 淺沼稻次郎

    ○淺沼稻次郎君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となりました衆議院解散要求決議案の趣旨の弁明をいたします。  まず、決議案文を朗読いたします。   衆議院解散要求に関する決議案     主文  政府は、すみやかに衆議院を解散すべし。  右決議する。   〔拍手〕  理由書の朗読はやめまして、直ちに趣旨弁明に入ります。  鳩山総理は、十一月十六日の本会議場における所信表明演説の最後に、「私の政治的生涯において、最も感慨深きこのときに当り、一言所信を申し述べ、」と称して、暗に、総理大臣として、国会に対し、さらに一国会を通じて国民に対し、訣別演説をなされました。(拍手)また、鳩山総理が自由民主党総裁をやめられることは、自由民主党はもちろん、全国民の承知しておるところであります。鳩山内閣自由民主党内閣でありまするから、総裁の辞任は、同時に総理大臣の辞任を意味し、鳩山内閣の総辞職を意味します。鳩山総裁自由民主党総裁を辞任し、鳩山内閣が総辞職することは、ただ単に鳩山総理の健康上の問題ばかりでなく、それは鳩山総理が自由民主党総裁としてその統率力を失ったこと、さきには政策を犠牲として人為的保守合同、また本国会においては、過日の日ソ共同宣言本会議場における議決に当って、七十余名の意識的欠席者を出したるがごとき、その政策の矛盾を露骨に現わしたものといわなければなりません。(拍手)ことに、政党にとって最も必要であり大切なことは、その政策に責任を持ち、公約の責任をとるということであります。政府が自己の発表せる政策に何ら責任をとらず、ほおかぶりをして政権にかじりつくことは、それは、責任政治にあらずして、独裁政治への移行であるといわなければなりません。(拍手)鳩山内閣が常に政権維持のために政策を犠牲にして何ら省みることなく、政権に恋々たりし姿は、保守独裁への傾向の顕著なる現われといわなければなりません。  今ここに鳩山内閣の公約実行について検討してみまするならば、第一次鳩山内閣がその組閣当時の選挙公約たる大臣の公邸の廃止、国産自動車の愛用、住宅四十二万戸の建設、平日の競輪、競馬の廃止の公約は、一体どうなっておるでありましょうか。(拍手)大臣公邸は何々省別室に変り、国産自動車に乗る大臣はただの一、二名と聞いております。また、住宅建設はその責任を民間に転嫁し、勤労者の家賃は値上りしつつあるのが現実であります。依然、競輪、競馬は平日に行われ、家庭の悲劇は続出しておる現状であります。鳩山内閣の公約無視の欺瞞性には驚かざるを得ません。ただ公約を実行したのは日ソ交渉のみでありまするが、これは、与党内部に強力なる反対があったにかかわらず、わが社会党の支持、協力によってこの目的が達成されたことを知らなければなりません。(拍手)  第二次鳩山内閣が三大公約として掲げたる憲法の改正、行政機構の改革、税制改革について見るならば、憲法改正を企図した小選挙区制は第二十四回国会世論の前に粉砕され、七月八日行われた参議院議員の選挙には、社会党を中心とする革新勢力が三分の一を占め、衆参両院において政府憲法改正の意図は粉砕され、憲法調査会は看板のみ掲げて開店休業の状態であるのであります。(拍手)政策と公約について責任をとる政党内閣であるならば、その進退について考慮するのが当然であったのであります。さらに、行政改革、税制改革は何ら具体化せず、公約は次から次へと裏切られつつあるのであります。  特に、立川飛行場拡張に伴う砂川における土地を守る農民、無抵抗の支援者に対し、二千数百名の警官を出動せしめ、一千余名の同胞を血の犠牲にしたことは、その外交政策の最も露骨な行き詰まりの結果であるといわなければなりません。(拍手)アメリカの飛行場拡大要求は、昨年、総選挙の際、鳩山内閣防衛分担金を減らして社会保障の確立、住宅の建設という欺瞞的公約が、防衛分担金は減額になったが、日本は減額の分の倍額の防衛費を増額することを約束せしめられ、加えて立川、小牧、木更津、伊丹、板付等の飛行場の拡大を約束せしめられたのであります。この鳩山内閣の政策の犠牲になって立川飛行場の拡大が行われたのであります。砂川の農民は、この政府アメリカ追随の政策に反対し、立って、取り上げられる土地を守って飛行場拡大に反対し始めて参りました。ところが、鳩山内閣は、強制測量と強制収用をもって取り上げ体制を強化し、ついには昨年大量的な警官を出動せしめ、土地を取り上げられる農民並びに支援者に大弾圧を加えたのであります。そうして、ついに血を流すに至ったのであります。かくて、農民は、日本の独立は日本人同士が血を流す矛盾を含んだ独立であるということを知るに至ったのであります。(拍手)そうして新しい日本人的自覚は、砂川の闘争は日本の完全独立と平和のための闘争であることを意識するに至りました。砂川の農民の闘争は日本の完全独立と平和のための闘争へと発展し、これに共鳴、共感を持つ日本人が、全国各地からこの砂川の地に集まり来たって、完全独立を求める一大国民運動となったのであります。この独立と平和を求める日本国民大衆の闘争に対して二千数百名の警官を動員し、大弾圧を加えて、千余名の負傷者を出したのが、砂川事件の真相であります。これは、鳩山内閣防衛分担金を減らして社会保障制度の確立という欺瞞政策の行き詰まりの結果であるといわなければなりません。(拍手)  右のごとく、鳩山総裁の引退は、総理の健康上の問題を理由といたしておるのでありますが、その実は、政策の行き詰まりから総辞職へと追い込まれつつあるのであります。かくするならば、政権は、二大政党の政治運営の現実にかんがみて、反対党たる日本社会党に政権を引き渡すべきであると信ずるのであります。(拍手)鳩山総理は、社会党は少数の政党なるがゆえに政権を渡すことはできないと時折言われておりまするが、第一次鳩山日本民主党内閣は、衆議院百二十余名、参議院二十余名の少数にかかわらず、解散を前提として社会党が協力して少数政権として成立して選挙を管理したのであります。鳩山総理は、このときには、政権移動のルールを確立せんとするわが社会党の解散要求の声はまさに天の声なりと言われたのである。(拍手)現在、社会党は、当時の日本民主党よりさらに多数にして衆議院においては百五十一名、参議院においては八十一名となり、健全にして有力なる政党として、次期政権担当者として体制を整えつつあるのであります。(拍手)従って鳩山内閣総辞職の後においては日本社会党内閣を出現せしめ、その内閣をして選挙を管理せしめて総選挙を通じて政権移動のルールを立てるのが、鳩山内閣に与えられたる一つの使命であると言っても断じて過言ではないと思うのであります。(拍手)  しかるに、鳩山内閣並びに自由民主党は、総裁を交代せしめ、政権のたらい回しを行わんとしております。すなわち、さきには総選挙の結果を人為的に変更して民主党自由党と合同して自由民主党を作り、政権のたらい回しを行い、今また総裁を交代せしめて政権のたらい回しを行わんとしておるのであります。これ、自由民主党選挙民の意思をじゅうりんし、保守党の一党独裁を行わんとする一つの現われであってわれらの断じて承服できないところであります。(拍手)われらは、民主憲法の大精神たる主権在民の原則に従い、みずからの政治を行うために、みずからの政府を樹立するため、また、政権の移動は総選挙を通じて国民の意思によって行うという民主的ルールを確立するために、衆議院の解散を強く要求する第一の理由があるのであります。(拍手)  また、日本社会党は昨年十月十三日にその統一を完成いたしました。これに応ずるがごとく、保守党たる自由党民主党は、―昨年十一月十五日に合同して、自由民主党を結成されたのであります。総選挙の際は、それぞれ別個の保守党として、異なった指導者のもとに、異なった政策を掲げ、特に外交政策のごときは絶対にいれざるものがあったのであります。その政策を犠牲にして合同が行われたのであります。自由民主党二百九十九名は確かに多数であります。しかし、その多数は、自由党民主党が政権維持のために選挙民の意思を無視してでき上った疑似の多数であり、疑似政党であると言っても断じて過言ではありません。(拍手)その上に新しい政権が樹立して参ったのであります。政権は第一次鳩山内閣から第二次鳩山内閣と移動したのでありまするが、政党的には日本民主党政権から自由民主党政権へと移動したのであります。政権の基礎たる、政党がかわったのでありまするから、新しき自由民主党としては、信を国民に問うために、政権を作ったならば、解散をして、民主政治確立の道を開くべきであったと思うのであります。(拍手)しかし、自由民主党はこの道を選びませんでした。今でもおそくない。鳩山自由民主党内閣は、鳩山総裁の引退を機会に、解散によって信を国民に問うのが当然であります。ここに解散要求第二の理由があります。(拍手)  さらに、日本は、日ソ交渉成立によって内治、外交ともに一大刷新を要する時期に遭遇しております。日本は、日ソ交渉成立によって東西両陣営にまたがり、東西両陣営のかけ橋の役割を果すこととなり、従来のアメリカ追従の外交は自主独立、中立外交へと転換し、中国との国交回復、東南アジア諸国との提携強化等、一大転換を要請されておるのであります。  日本外交の失敗は、明治末期においては西欧の英国と日英同盟を結び、第二次大戦中は、日独伊軍事同盟によって、これまた遠く西欧の独伊と結び、アジア諸国に背を向けて帝国主義的発展を意図したところにあります。しかも、今また米国と結び、その尖兵としてアメリカ帝国主義のアジア侵略の媒介体化せんとしておることは、大いに反省しなければならないところであります。(拍手)日ソ交渉成立国際連合加盟に伴って新たなる外交方針を国民に訴うるのが当然であります。  一方、国内的には、自由民主主義と独立を守り、国民生活の安定をはからなければなりません。日本経済は世界経済の余波を受けて好況下にあるといわれておりまするが、その好況の利得はほとんどが独占的な大資本の利潤増大と設備投資の放漫なる増強に向けられておって労働者、農民、中小企業者、一切の働く人々の苦しい立場は何ら改善されておりません。好況の陰には一千万に上る不完全失業者、生活困窮者のあることを忘れてはならないのであります。鳩山内閣は、完全雇用ということが重大なる公約の一つでありましたが、失業者はかえって増大しておる状態であります。失業問題の完全なる解決、生活困窮者の救済国民生活安定のためには、恐慌と失業者増大とを内包する利潤追求の資本主義政策によっては打開できません。国内経済は、自由奔放の弱肉強食の資本主義政策から計画経済を内容とする社会主義政策へと転換をしなければならぬ時期に遭遇をしておるのであります。(拍手)さらに、利潤追求を目的とする植民地主義的貿易政策、すなわち帝国主義的発展は、日本の再軍備政策とともに、アジア民族の信頼を回復することはできません。アジア民族の信頼を確保するためには、植民地主義的貿易政策からアジア繁栄のための貿易政策へと転換をしなければならぬのであります。(拍手)  今こそ、あらためて資本主義か社会主義か国民に問うの時期に遭遇をしていると私は思うのであります。(拍手)この内治、外交大刷新のために、新たなる政策を中心に、国会を解散し、朝野両党世論に訴うることが当然と信じます。ここにもわれらが衆議院解散を要求する第三の理由があります。(拍手)  政治家並びに政党にとって必要なことは、やめるべきときにやめ、内閣は総辞職するときに総辞職し、衆議院は解散するときに解散することであります。これを誤まらんか、悔いを千載に残す結果となるでありましょう。政治に対する国民の信頼を落し、政治を腐敗と堕落のどん底に陥れる結果になります。対日平和条約成立、批准後、当時の吉田総理大臣並びに吉田内閣は任務終れりとしてやめておけば、その功績は強くたたえられたのでありますが、吉田総理並びに自由党は、政権に恋々として、ついに疑獄、汚職続出し、吉田茂氏は政界の孤児となり、無所属席にさびしき姿を現わしております。大きなる足跡を残した政治家の姿として、惜しきうらみあり私は思うのであります。(拍手)鳩山総理も、日ソ交渉成立によって、その歴史的任務は終ったのであります。これを花道として総裁をやめられるとのことでありまするが、この際、政権の移動は、総選挙を通じて、国民の意思によって決定するというルールを確立して議会政治家として有終の美を発揮すべきであると信ずるのであります。(拍手)  最後に申し上げますが、数十年間議会政治家としてまた現に一国の総理大臣としてその職を去らんとする総理に対し、重ねて国会を解散し、政権移動の常道を確立することを強く要求いたします。  以上をもって解散要求決議案の趣旨弁明とするのでありますが、日ソ交渉成立を花道として鳩山総理に勇退を求めるのは、自由民主党を含めて、私は満場一致であろうと思うのであります。それを含めての解散要求決議案でありまするから、満場一致可決確定あらんことを切望いたしまして私の趣旨弁明を終る次第であります。(拍手)
  7. 益谷秀次

    議長(益谷秀次君) 討論の通告があります。順次これを許します。小林かなえ君。     〔小林かなえ君登壇〕
  8. 小林錡

    ○小林かなえ君 私は、自由民主党を代表いたしましてただいま議題となっておりまする社会党提出の衆議院解散要求決議案に対し、直截簡明に反対の討論を行わんとするものであります。(拍手)  ただいま淺沼君の提案理由を承わりますと、わが党総裁このたびの引退ということを前提とし、従って現内閣の更迭を目して政権のたらい回しなりと主張されたのでありまするが、御承知のごとく、現行憲法下における政府は、申すまでもなく、政党内閣であります。諸君、政党内閣にありましては、政党の責任において内閣を組織し、政党の生命であるところの政策をこの内閣をして実現せしめることをもって使命とするのであります。実にそのことは政党内閣間度の本質とも申すべきものでございます。この見地に立つならば、内閣与党の掲げる政策の実現を行う上に何らの失敗のない限り、内閣野党に引き渡さなければならないという理由はごうまつも存在しないのでおりましてこのことは国民のひとしく認むるところであります。(拍手)すなわち、政策上の失敗に原因せず、病気であるとか、その他の政策域外の原因、すなわち、総理の一身上の理由に基いて総裁の地位を引退されるごときことにより内閣総辞職を行う場合ありとするならば、この場合の後継内閣は、新総裁を首班といたしまして、これが引き続き政権を樹立、政局の担当を行うことは当然のことでありまして野党諸君が言うがごとく、これをもって政権たらい回しなりとすることは、政党政治の本質をわきまえざる暴論であるといわなければなりません。(拍手)  さらに、淺沼君主張の、現内閣の政策上の行き詰まりありとする点であります。現内閣は、与党たるわが自由民主党の政策を行うことに全力を傾け来たっておるのであります。諸君、今や生産は向上し、国民所得は増大し、貿易は伸張し、わが国経済が飛躍的に興隆しつつあることは、何人も否定できないところの厳然たる事実であります。(拍手)わが党の掲げておるところの政策は、天下に公約の通り、六大政綱、四十七項目にわたりまして、現内閣は、組閣以来、全力を尽してその実現に努力しつつあるのでありますが、特にその代表的な外交政策の一つとしての対ソ外交につきましても、諸君御承知のごとく、共同宣言ほか三件の妥結によりましてついに日ソ両国間の国交はみごと正常化に成功し、さすがに、野党の諸君といえども、えりを正して全員賛成せざるを得なかったほどの内容を持つものでございます。(拍手)  さらに、内政方面におきましては、行政機構の改革、減税政策、社会保障住宅対策など、各般の重要施策については、政府与党をあげて最善の努力を傾倒しつつあるこの段階において政策上の失敗を云々されるがごときは、まことに迷惑しごくでありまして国民の了承せざるところであります。  そもそも、民主政治における選挙権の行使は、主権者たる国民をして政治  に参与せしめる重要なる機会であり、それだけ、投票の結果を尊重し、選挙権の行使を丁重にいたさなければなりません。しこうして、短期間にしばしば解散が行われ、従って、総選挙がしばしば施行せられたこと、わが国のごときは、世界各国に類例のないところであります。第二十七回総選挙が行われてよりわずかに一年有余、突如として今日解散するがごときは、これ実にとうとぶべき国民の投票権を軽視し、これをもてあそぶものと断じなければなりません。(拍手)  以上の理由によりまして、解散要求決議案には断固反対の意見を表明するものであります。(拍手)
  9. 益谷秀次

    議長(益谷秀次君) 正木清君。     〔正木清君登壇〕
  10. 正木清

    ○正木清君 私は、日本社会党を代表して、国会解散要求決議案に賛成の意を表するものであります。(拍手)  私が国会解散要求決議案に賛成する第一の理由は、現国会における諸政党の議席分野が、もはや今日の国民政治要求に合致しておらず、民意と分離しているという点にあるのであります。(拍手)すなわち、過ぐる昭和三十年二月の総選挙において鳩山内閣が政権を樹立して以来一年十ヵ月の間にわが国内外の政情は大なる激変を遂げたことを知らなければなりません。その間にあって、鳩山内閣政治はきわめて不安定であり、しかも、その上、与党内部の絶えざる勢力争いによって信を国の内外に失ったことは歴然としておるのでございます。たとえば、過般の参議院選挙におきまして社会党を中心とする革新派は、天下の信を集め、予想通り議席三分の一以上という、躍進ぶりを見せたのであります。当時の与党幹事長談話において見るまでもなく、明らかに鳩山内閣に対する国民不信の第一声であると思うのであります。(拍手)  このように、民心はもはや鳩山内閣を離れておるのでありまして、かかる事態にもかかわらず、自民党は総裁争いの醜を天下にさらしながら、しかも、政権のたらい回しを行わんとしているのであります。次の総理大臣を決定するものは、主権在民の憲法に照らすまでもなく、国民あるのみでありまするから、ここで民意を問い、総選挙を行うことこそが、日本政治を現在のどろ沼から救い、新鮮なる政治を築く、ただ一つの道であることを確信するものでございます。(拍手)  第二の理由は、現在の国会勢力分野を基礎とした鳩山内閣の使命が今日では完全に終りを告げたということでございます。鳩山内閣がかつて国民に信を問うたときの重大な公約のうち、日ソ交渉だけは曲りなりにも一段落を告げましたが、防衛費を削って住宅を建てるなどの公約は失敗し、そうして、何よりも最大の公約であった憲法改正は、無謀なる小選挙区法案の失敗と、過ぐる参議院選挙で、はっきりと国民から断罪され、拒否されたのであります。(拍手)かくして、もはや掲げる公約もなく、誇るべき実績もなく、首相引退の後の内閣の形骸のみ、つまり、もぬけのからの内閣を残すのみとなったのであります。(拍手)従って、もはや、かかる内閣をささえている現国会の議席分野は明白に変更さるべきときがきたのでございます。(拍手)  しかも、私が第三の理由としてあげたいのは、かかるもぬけのからの内閣をもってしては、いかにその看板を塗りかえてみたにしても、もはや今後の重大なる時局に対処し得ないということであります。(拍手)わが国は、今度の日ソ国交回復によって米ソ両陣営のかけ橋となり、いよいよ本格的に世界平和に貢献できる非常に重大なる転換期に差しかかったのでございまして日ソ交渉成立を機としてわが国は真に自主独立の外交への第一歩を踏み出しましたが、それを後退させないためには、引き続いて日ソの平和条約、日中の国交回復へと直ちにとりかかることは、今後わが国政治の最高任務でございましょう。(拍手)しかるに、今国会における政府与党態度からして、もはや引き続いて日中の国交回復をやる意思のないことは歴然としております。それのみか、すでに西欧諸国は続々とココムの特認制度を利用して対中国貿易の拡大を急いでいるとき、これさえもが停滞状態にあり、立ちおくれていることも、その間の対米態度において、いかに政府与党が憶病であるかが明らかでございます。(拍手)さらにまた、日本の国連加盟ももはや旬日を出ずして可能な状態になったとき、たとえば、重光外務大臣がスエズ問題で失敗したように、信をアジアアラブ諸国から失うようなことがあれば、わが国の独立外交の前途、よってもって立つ国際協力の拠点をいずこに求めるか、国民はまことに心細い限りと申さなければなりません。(拍手)  さらに、引き続き対ソ平和条約締結領土問題の解決は、鳩山内閣の実績が示すように、もはやアメリカ軍事基地の拡張を許している保守政党内閣で根本的に解決し得ないことも明らかであります。(拍手)  これらの諸点は、国内政治においても同様であります。最近の世界経済の好況により、日本経済戦後最良の年であったのでありますが、しかし、これは一部の独占資本の支配体制を強化させたのみで、農村中小企業の窮乏は日々に激しく、街頭には、一千万人の潜在失業者が、あすの生活におびえているのでございます。労働者賃金は大企業において若干上昇しましたけれども、しかし、巨大なる利潤の増加に比較すれば、賃金は相対的に低くなっております。特に、公務員の給与ベースは、人事院勧告にも明らかな通り、民間より約一一%低いままではありませんか。しかるに、政府は、これに対して、今なおベース引き上げの何らの対策も樹立していないのでございます。(拍手)  日本人の約半数を占める農家は、二年にわたる豊作でありましたけれども、やみ米を初め、米麦、カンショ等、農産物価格が下落し、その上、アメリカの余剰食糧の輸入や政府自由販売政策はこの傾向を激化させ、東北では農村恐慌の徴候さえ現われ始めております。特に北海道では、全道にわたる未曽有の冷害によって農民の生活は極度に窮乏に瀕しているにかかわらず、政府は、これに対しても、予備費の流用という糊塗策で逃げ、何らの積極施策も示さなかったではありませんか。(拍手)  また、大企業の好況の陰に圧迫されている中小企業者の存在を忘れてはなりません。中小企業者は、年末を控え、金融と重税に非常に苦しんでおります。これら政治的恩恵を受けない国民に対して、鳩山内閣は今日まで何一つ公約を果していないのであります。  以上に掲げた公務員のペース・アップ、北海道九州の冷災害対策、中小企業の年末金融等を中心に、わが党は、早くより、再三再四にわたって補正予算の要求をしたにもかかわらず、鳩山内閣は、臨時国会もまさに終らんとする今日に至るまで、何一つ積極的対策を樹立しなかったではありませんか。(拍手)それのみか、国民生活の安定をよそに、国鉄運賃の値上げ、ガス料金の値上げを策するがごときは、まことに言語道断といわなければなりません。(拍手)政治国民の生活を安定せしめることが重大の要件であります。今こそ、国民生活を安定させ、国家百年の大計を考えなければならないときであります。しかるに、鳩山内閣は、与党内の権勢争いにのみうき身をやつしているその姿こそは、さながら壇の浦に追い詰められた平家の末路を思わせるものがあります。(拍手)  今や、内外情勢が大きく激変し、わが国が自主独立の第一歩を踏み出さんとするとき、新しい政治を望む声はちまたに満ちあふれております。今こそ政治の一大刷新をなすために総選挙を断行すべき絶好のときと申さなければなりません。  私が最後に一目したいことは、この間の会期延長に現われた、政府並びに自民党の、民主政治破壊せんとする態度であります。(拍手)十二月六日の会期延長は、明らかに国会運営のルールをまっこうからじゅうりんした、一方的な暴挙であります。もし、あの会期延長が議事運営のルールであるというならば、もはや、わが国に民主政治存在しないといわなければなりません。(拍手)あの日は、議院運営委員会で会期延長に関する討論を行わず採決をし、予鈴もなく、副議長及びわが党にも何らの連絡もなく、強引に開かれた本会議でございます。前もって自民党議員のみを入場させ、衛視に守られた益谷老議長は、わが党の議員が一名も着席していないのに、一方的に会期延長を宣言するや、本会議を散会も休憩も宣せずして、議長席から去ったのであります。(拍手)かかる益谷議長の行動は、今日まで公正無私といわれた議長ぶりはこの一瞬によって消え去り、議会政治に一大汚点を印したと申さなければなりません。(発言する者多し)速記録をごらんなさい――速記録をごらんなさい。十二月六日、午後四時八分、議長退席とあるのみであります。(拍手)自民党はスト規制法を成立させることに成功したかもしれません。しかし、その代償として議会政治破壊し、暗黒政治への道を切り開いたのであります。あの会期延長を暴力と呼ばずして何と呼ぶのでありましょうか。(拍手)自民党は、まさに民主政治の仮面をかぶり、保守党みずから議会政治の墓穴を掘ったものといわねばなりません。(拍手)  われわれは、あくまで民主政治を擁護するために、会期延長の違法を追及し、このような国会はまず解散して信を国民に問うことを強く要求し、私の解散要求決議案の賛成討論を終ります。(拍手)
  11. 益谷秀次

    議長(益谷秀次君) ただいまの正木君の発言中、もし不穏当の言辞があれば、速記録を取り調べの上、適当の処置をとることといたします。  これにて討論は終局いたしました。  採決いたします。この採決は記名投票をもって行います。本決議案に賛成の諸君は白票、反対の諸君は青票を持参せられんことを望みます。閉鎖。  氏名点呼を命じます。     〔参事氏名を点呼〕     〔各員投票〕
  12. 益谷秀次

    議長(益谷秀次君) 投票漏ればありませんか。1投票漏れなしと認めます。投票箱閉鎖。開匣。閉鎖。  投票を計算いたさせます。     〔参事投票を計算〕
  13. 益谷秀次

    議長(益谷秀次君) 投票の結果を事務総長より報告いたさせます。     〔事務総長朗読〕  投票総数 三百八十七   可とする者(白票)  百二十九     〔拍手〕   否とする者(青票)  二百五十八     〔拍手〕
  14. 益谷秀次

    議長(益谷秀次君) 右の結果、衆議院解散要求に関する決議案は否決されました。(拍手)  淺沼稻次郎君外三名提出衆議院解散要求に関する決議案を可とする議員の氏名    青野 武一君  赤路 友藏君   茜ケ久保重光君  淺沼稻次郎君    足鹿  覺君  飛鳥田一雄君    有馬 輝武君  淡谷 悠藏君    井岡 大治君  井谷 正吉君    井手 以誠君  井上 良二君    井堀 繁雄君  伊藤卯四郎君    猪俣 浩三君  池田 禎治君    石田 宥全君  石橋 政嗣君    石村 英雄君  石山 權作君    今澄  勇君  今村  等君    受田 新吉君  小川 豊明君    大西 正道君  大矢 省三君    岡  良一君  加賀田 進君    加藤 清二君  春日 一幸君    片島  港君  勝間田清一君    上林與市郎君  神近 市子君    神田 大作君  川俣 清音君    川村 継義君  木原津與志君    菊地養之輔君  北山 愛郎君    久保田鶴松君  栗原 俊夫君    小平  忠君  小牧 次生君    五島 虎雄君  河野  密君    佐々木良作君  佐竹 新市君    佐竹 晴記君  佐藤觀次郎君    坂本 泰良君  櫻井 奎夫君    志村 茂治君  島上善五郎君    下川儀太郎君  下平 正一君    杉山元治郎君  鈴木茂三郎君    鈴木 義男君  田中幾三郎君    田中織之進君  田中 武夫君    田原 春次君  多賀谷真稔君    高津 正道君  滝井 義高君    竹谷源太郎君  楯 兼次郎君    辻原 弘市君  堂森 芳夫君    中井徳次郎君  中居英太郎君    中崎  敏君  中島  巖君    中村 高一君  中村 時雄君    中村 英男君  永井勝次郎君    成田 知巳君  西尾 末廣君    西村 榮一君  西村 彰一君    西村 力弥君  野原  覺君    芳賀  貢君  長谷川 保君    原   彪君  日野 吉夫君    平岡忠次郎君  平田 ヒデ君    福田 昌子君  古屋 貞雄君    帆足  計君  穗積 七郎君    細迫 兼光君  細田 綱吉君    前田榮之助君  正木  清君    松井 政吉君  松尾トシ子君    松平 忠久君  松原喜之次君    松前 重義君  松本 七郎君    三鍋 義三君  三宅 正一君    水谷長三郎君  門司  亮君    森 三樹二君  森島 守人君    森本  靖君  八百板 正君    八木 一男君  八木  昇君    矢尾喜三郎君  安平 鹿一君    柳田 秀一君  山口シヅエ君    山口丈太郎君  山崎 始男君    山田 長司君  山本 幸一君    横錢 重吉君  横路 節雄君    横山 利秋君  吉川 兼光君    吉田 賢一君  和田 博雄君    渡辺 惣蔵君  否とする議員の氏名    阿左美廣治君  相川 勝六君    逢澤  寛君  愛知 揆一君    青木  正君  赤城 宗徳君    赤澤 正道君  秋田 大助君    足立 篤郎君  荒舩清十郎君    有田 喜一君  有馬 英治君    安藤  覺君  五十嵐吉藏君    井出一太郎君  伊東 隆治君    伊藤 郷一君  池田 清志君    池田 勇人君  池田正之輔君    石井光次郎君  石田 博英君    石橋 湛山君  一萬田尚登君    犬養  健君  今井  耕君    今松 治郎君  宇田 耕一君    宇都宮徳馬君  植木庚子郎君    植原悦二郎君  植村 武一君    臼井 莊一君  内田 常雄君    内海 安吉君  江崎 真澄君    遠藤 三郎君  小笠 公韶君   小笠原三九郎君  小川 半次君    小澤佐重喜君  越智  茂君    大麻 唯男君  大石 武一君   大久保留次郎君  大倉 三郎君    大島 秀一君  大高  康君    大坪 保雄君  大野 伴睦君    大橋 武夫君  大橋 忠一君    大平 正芳君  大村 清一君    太田 正孝君  岡崎 英城君    荻野 豊平君  加藤 精三君    加藤 高藏君  加藤常太郎君    加藤鐐五郎君  鹿野 彦吉君    上林山榮吉君  神田  博君    亀山 孝一君  唐澤 俊樹君    川崎末五郎君  川崎 秀二君    川島正次郎君  川野 芳滿君    川村善八郎君  簡牛 凡夫君    木崎 茂男君  菊池 義郎君    岸  信介君  北 れい吉君    北澤 直吉君  北村徳太郎君    吉川 久衛君  清瀬 一郎君    久野 忠治君  草野一郎平君    楠美 省吾君  倉石 忠雄君    黒金 泰美君  小泉 純也君    小枝 一雄君  小金 義照君    小坂善太郎君  小島 徹三君    小平 久雄君  小西 寅松君    小林かなえ君  小山 長規君    河野 金昇君  高村 坂彦君    纐纈 彌三君  佐々木秀世君    佐伯 宗義君  坂田 道太君    笹本 一雄君  笹山茂太郎君    薩摩 雄次君  志賀健次郎君    椎熊 三郎君  椎名悦三郎君    椎名  隆君  重政 誠之君    篠田 弘作君  島村 一郎君    首藤 新八君  正力松太郎君    白浜 仁吉君  須磨彌吉郎君    杉浦 武雄君  鈴木周次郎君    鈴木 善幸君  鈴木 直人君    薄田 美朝君  砂田 重政君    世耕 弘一君  瀬戸山三男君    關谷 勝利君  園田  直君    田口長治郎君  田子 一民君    田中 角榮君  田中 彰治君    田中 久雄君  田中 正巳君    田村  元君  高岡 大輔君    高木 松吉君  高瀬  傳君    高橋 禎一君  高橋  等君    高見 三郎君  竹内 俊吉君    竹尾  弌君  竹山祐太郎君    千葉 三郎君  中馬 辰猪君    塚田十一郎君  塚原 俊郎君    辻  政信君  戸塚九一郎君    渡海元三郎君  徳田與吉郎君    徳安 實藏君  床次 徳二君    内藤 友明君  中垣 國男君    中川 俊思君  中島 茂喜君    中嶋 太郎君  中曽根康弘君    中村 梅吉君  中村三之丞君    中村庸一郎君  中山 榮一君    中山 マサ君  仲川房次郎君    永田 亮一君  永山 忠則君    長井  源君  灘尾 弘吉君    夏堀源三郎君  楢橋  渡君    南條 徳男君  二階堂 進君    丹羽 兵助君  西村 直己君    根本龍太郎君  野澤 清人君    野田 武夫君  野依 秀市君    馬場 元治君 橋本登美三郎君    橋本 龍伍君  長谷川四郎君    畠山 鶴吉君  八田 貞義君    鳩山 一郎君  濱地 文平君    濱野 清吾君  早川  崇君    林  讓治君  林  唯義君    林   博君  原 健三郎君    原  捨思君  平塚常次郎君    平野 三郎君  廣瀬 正雄君    福井 順一君  福井 盛太君    福田 赳夫君  福田 篤泰君    福永 健司君  藤枝 泉介君    藤本 捨助君  淵上房太郎君    船田  中君  古井 喜實君    古川 丈吉君  古島 義英君    保利  茂君  保科善四郎君    坊  秀男君  堀内 一雄君    堀川 恭平君  本名  武君    眞崎 勝次君  眞鍋 儀十君    前尾繁三郎君  前田 正男君    牧野 良三君  町村 金五君    松浦 東介君  松岡 松平君    松澤 雄藏君  松田竹千代君    松田 鐵藏君  松永  東君    松野 頼三君  松村 謙三君    松本 俊一君  松山 義雄君    三浦 一雄君  三木 武夫君    三田村武夫君  水田三喜男君    南  好雄君  宮澤 胤勇君    村上  勇君  村松 久義君    粟山  博君  森   清君    森山 欽司君  八木 一郎君   山口喜久一郎君  山口 好一君    山崎  巖君  山下 春江君    山手 滿男君  山中 貞則君    山村新治郎君  山本 勝市君    山本 粂吉君  山本 正一君    山水 利壽君  山本 友一君    横井 太郎君  横川 重次君    吉田 重延君  米田 吉盛君  早稻田柳右エ門君  渡邊 良夫君      ――――◇―――――
  15. 長谷川四郎

    ○長谷川四郎君 議事日程追加の緊急動議を提出いたします。すなわち、この際、八木一男君提出、社会保障制度審議会の医療保障制度の勧告に関する緊急質問を許可されんことを望みます。
  16. 益谷秀次

    議長(益谷秀次君) 長谷川君の動議に御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり]
  17. 益谷秀次

    議長(益谷秀次君) 御異議なしと認めます。よって、日程は追加せられました。  社会保障制度審議会の医療保障制度の勧告に関する緊急質問を許可いたします。八木一男君。     〔八木一男君登壇〕
  18. 八木一男

    ○八木一男君 私は、日本社会党を代表いたしまして、去る十一月八日社会保障制度審議会より内閣に対して行われました医療保障制度に関する勧告に対しまして     〔議長退席、副議長着席〕 政府の所信をただすため、内閣総理大臣厚生大臣大蔵大臣に対し緊急質問を行わんとするものであります。(拍手)  まず、具体的質問に入る前に、勧告の行われた経過並びにその内容について触れておきたいと存じます。  この勧告は同審議会の非常な熱意のもとに慎重に作られたものであります。すなわち、昨年七月以来本年十一月まで会議を重ねること四十八回、小委員会を加えると実に九十回の多きを数えたのでありまして、あらゆる調査資料のもと、すべての関係団体の意見を聴取しつつ行われました。その審議もきわめて熱心活発、しばしば深夜にまで及んだのでありました。その内容は実に数万言に及んでいるのであります。ここに全部にわたり申し述べる時間はございませんが、作成の基本態度と、そのおもな骨子について申し述べておきたいと存ずる次第でございます。  まず基本態度といたしましては、財政その他を勘案いたしましても、ごく短かい期間内において実現することができることを勧告するということが決定され、それに従ってこの勧告が作成されたものでありますことを明らかにいたしておく次第でございます。  次に、おもなる骨子は、御承知のごとく、国民皆保険の実施と画期的な結核対策の樹立であります。審議の過程においては、保険医制度のごとく激烈なる論争の行われた部分もあったのでありまするが、その主要なる二点については全員最初から賛成であり、ただ、その制度の内容の充実の程度と、その原因である国庫負担の大小と、強制化のスピードについて論争があったのみであります。  まず国民皆保険につきましては、三千万人も夫適用者がある現状にかんがみ、急速に実施すべしとして、具体的には第二種健康保険の創設と国民健康保険の強制化が主張いたされております。第二種健康保険の構想は、被用者五人未満の事業所の労働者並びに希望あらば事業主をも含めて適用させようとするものであり、保険料を低廉なものとし、少くとも三割の国庫負担をもって、現在の健康保険、すなわち、第一種健康保険よりいささか劣った給付内容を持つものを即時創設、任意加入となし、おそくとも三年後に強制化すべしということであります。それとともに、第一種健康保険にも国庫負担をなし、第一種、第二種とも家族給付は七割以上に高めるべしと主張いたしておるのであります。国民健康保険につきましては、国庫負担を即時少くとも三割に増額し、現在の平均五割の給付率を七割以上に引き上げ、給付内容を改善して国民が喜んで加入する方途を講じ、三年ないし五年の後に強制化をはかるべしというのであります。また、医療扶助制度は並存すべきことを示しているのでございます。  次に結核対策でありまするが、これについては勧告において特に重視をいたしているのでありまして結核が国民病として個人責任経済の限界を越えた問題であるとし、国の直接かつ全面的な責任をもって思い切った施策を行うのでなければこの解決ができないものであることを断言いたしておるのでございます。(拍手)すなわち、この際思い切って膨大なる国費を投入し、結核を撲滅することが必要であり、このことによって、国民の苦悩をなくするとともに、将来の負担を著しく減少することができるとしているのであります。また、そのため、具体的には、予防の措置を万全なものにし、その費用は全部国費でまかなうこと、医療については、国民全部に対し対症療法及び給食を除いた全医療費を公費で負担すること、ただし、被用者保険については、その二割を保険者において負担することといたしているのであります。その他、制度の改正、機構の一元化、設備の充実等を主張いたしており、これが完成のため三年ないし五年の年次計画を樹立すべきこと、それまでにおいても前述の公費負担は実現し、その公費負担分を保険と生活保護に流入すべしといたしておるのでございます。このことは非常に重大なことでございまして公費負担分の保険会計への流入によって、その会計が楽になり、給付内容引き上げが完成される要因になるわけでございます。この意味において、国民皆保険と結核対策とは密接かつ不可分であることを勧告は述べているのでございます。  以上の国民皆保険と結核対策のため必要な国庫負担は、事務局の試算によりますれば、本年度に比し三十二年度において約三百億円増、三十六年度において四百八十億円増が見込まれておるのでありまして、後者は昭和三十六年度の一般会計規模増大推定額三千三百十三億円の約一四・五%に当るとされているのでございます。  以上が重要な骨子の内容でありまして、現在の制度より見れば相当の前進を示すものであります。しかし、なお不完全、不十分な点が多いのでありまして、われわれ社会党といたしましては、これらの点に対し大いなる不満を持ち、もっと筋の通った、内容の充実したものを、さらに迅速に実現すべしとの強力なる主張を持っているのでございます。(拍手)すなわち、零細不在業の労働者その他すべての労働者には即時通常の健康保険を適用せしめるべきであり、給村率は、健康保険とすべての被用者保険家族も、国民健康保険も、ともに十割まで引き上げ、その給付の内容は十二分のものにすべきであって、そのため各社会保険には十分なる国庫負担をなすべきであり、強制化は急速に行うべきであるという主張をいたしているのでありましてまた、結核医療費公費負担の対象に制限を加えたり、保険者負担など残さず、完全に全額を国費で負担すべきものと考えているのでありまして、この意味において、今次勧告ははなはだ微温的なものであると断ぜざるを得ないのであります。(拍手)  われわれは、政府社会党のごとき態度で医療保障の完成に努力すべきことを主張するものであり、政府がわが党のごとき熱意、勇気を持ち得ない場合でも、少くともこの勧告は即時実施しなければならないと考えるものでございます。しかるに、勧告以来一カ月以上を経た今日、いまだにその完全実施の態度表明のないことは、まさに政府責任を忘れたものであり、言語道断といわざるを得ないのでございます。(拍手)総理を初め二閣僚には、勧告文の結語に、今こそ憲法の定める福祉国家に巨歩を進める時期であるとし、今後の国民所得の純増加のうち相当の分は社会保障の面に投ずべしと強調いたしておりますることを念頭に置いて、これからの質問にお答えを願いたいと存ずる次第でございます。  これから内閣総理大臣に御質問をするわけでございまするが、総理大臣のおられないのは一体どうしたことでございますか。――以下、政府の各二閣僚におきまして総理に対する質問を聞いておられまして、後ほどお答えを願いたいと存じます。  まず第一に、昨年二月総選挙の際に明らかにされた社会保障制度推進の公約が全然果されていないばかりか、それに逆行することがなされていることについての重大な政治責任を鳩山内閣総理大臣にお伺いするわけでございます。(拍手)失業対策については、該当者が増加しているのに、それだけの国費が支出をされておりません。生活保護はどしどし締めつけられて、対策は逆行し、年金政策はほったらかしになっておるわけでございます。健康保険料率の引き上げが行われたばかりでなく、さらに健康保険法の改悪が執拗に計画されております。これらの事実をじっと総理大臣は考えてみられてあの公約がから手形であったことを明らかにして国民にわび、今からでもその政策を即時転換されるのが当然であると考えるものでありまするが、総理大臣の考えを伺いたいのでございます。後刻その御答弁を願いたいと存じます。  次に、その反省の上に立って今後の努力を誓われるのなら、この勧告案のような不十分なものでなく、日本社会党社会保障政策に賛意を表されるのが至当だと信じまするが、総理のお考えはいかがでございましょうか。総理は、過般、同僚今澄君の質問に対しまして、日韓問題に関してわが党の鈴木委員長との会談を約し、よい方法があったら教えてほしいと言われました。われわれは鳩山内閣の諸反動政策とは鋭く対決する立場にあるのでございますが、この答弁を虚心たんかいにせられた総理の心境に対しては賛辞を惜しまないつもりでございます。ところが、今日御出席にならないような総理に対しましては、また別の意味で強烈な御批判をするわけでございますが、このような虚心たんかいの態度をもって社会党の心血を注いで作成いたしました社会保障政策を受け入れて、相ともに推進に当られることを強く要望しつつ、御答弁を願いたいのでございます。(拍手)  第三に、ただいまの問題がもし即座に完全に御承諾を願えない場合には、少くとも社会保障制度審議会の勧告を全面的に受け入れ、予算の裏づけをして、三十二年度から直ちに実施する旨、明確にお約束を願いたいのであります。本勧告は、各方面の代表者、学識者によって最も熱心かつ慎重に審議せられ、至急実現可能のものとして満場一致で可決されたものでございます。最も権威あるこの審議会が強い態度で勧告をしておることを政府は即時実施されることは、当然のことでございます。しかも、委員の構成では、与党の両院議員や、各官庁の次官、次長が圧倒的の数を占めておるわけでございます。政府、自民党といたされましては、大船に乗った気持で、安心してこの勧告を完全に実施なされる内容でございます。社会保障間度推進を唱えておるはずの政府あるいは自民党は即座にこれをやらなければならないのでございましてその意味で内閣総理大臣の明確なる御答弁を願いたいのでございます。  第四に、去る四日御提出になった健康保険改正案をぜひ即時御撤回を願いたいと思います。勧告に基いて医療保障制度について真剣に根本的に考えなければならないときに、このような逆行した法案を出されることは、国民が納得するものでは断じてございません。(拍手)貧しい患者や家族良心的な医療担当者の気持をすなおに受け入れられまして、即時撤回をなさるべきだと信ずるものでございます。総理の最後を飾るために、即時撤回をしますという明確なる御答弁を後刻願いたいと存じます。  次に、厚生大臣に伺います。  第一に、厚生省は最近国民皆保険、結核対策を唱えておられるようでございまするが、この問題に対して最も権威のある勧告が出てきたのでございます。小林厚生大臣、まじめに聞きなさい。これを上回った計画を樹立されることはもちろんけつこうでありまするが、少くともこの勧告の内容の実施は厚生大臣の大きな責任でございます。これが即時完全実施の明確なるお約束をいただきたいと存じます。もし御答弁があいまいである場合には、社会保障とか国民皆保険とか結核対策の推進という宣伝をしておられますが、その宣伝が完全なごまかしであることをみずから暴露したことになることを、前もって御注意申し上げておきます。  第二に、先ほど申し述べました二つの骨子のほか、勧告の中には多くの積極的主張がなされております。たとえば、予防給付の実施、失業者の医療保障、第二種健康保険適用者中の希望者の第一種への受け入れ、効果的にして制限されない医療の実施、新しい診療方法の取り入れ、結核教育の推進、無医村対策の強化等々でございます。これらはもちろんそのまま受け入れて実施に当られるべきであろうと信じまするが、厚生大臣のお考えを承わりたいと存じます。  次に、政府提出の健康保険法の一部改正案についてでございますが、この法案の内容は、一部負担であるとか、扶養家族の制限であるとか、標準報酬額の引き上げであるとか、継続給付の要件の延長であるとか、あるいは官僚的な指定、監査の強化であるとか、言うに言われない数限りない改悪点を含んでいるのでございます。(拍手)どんな場合でも厚生省が提出してはならない法律でございます。しかるにかかわらず、特に勧告が出て社会保障の構想をまとめなければならないこの時期において、また、今年度の赤字予想がこの前よりも十九億五千万円も減少しているときに、このような案を提出されることは、国民の名において断じて許すことができないところでございます。(拍手)即時撤回をなし、当面、三十一年度予算に決定している健康保険財政への三十億の国庫支出のみ具体化するよう、日本社会党の改正案に賛成せらるべきであると信じまするが、御所見はいかがでございましょうか。大蔵大臣に気がねをなさらずに、勇敢、率直に御答弁を願いたいのでございます。  さらに、この提出に関連して、厚生大臣が、社会保障制度審議会設置法並びに健康保険法の規定を無視して、社会保障制度社会保険の両審議会に正式なる諮問をせられなかったことは重大なる問題でございます。厚生大臣は、この責任をみずからとるべきであります。われわれは、この意味においても、本案の撤回を強く要求するものでございます。  最後に、大蔵大臣に簡単に御質問を申し上げます。  まず、この権威ある勧告を実現するために、昭和三十二年度において具体的に予算を組まれるおつもりかどうか、金額を示して、明確に御答弁をいただきたいと存じます。  次に、健康保険の問題でございます。今回の政府案提出は、三十一年度予算に計上されている三十億を大蔵省が一部負担等のせんぶり付でないと承知しないということが原因であるといわれております。実に頑迷であり専横であるといわなければなりません。医療保障制度のことは厚生省にまかせておいて、大蔵省はきまった金をさっさと出すべきでございます。この意味において、大蔵大臣社会保障に対する理解ある御答弁をお伺いいたしたいのでございます。  以上で私の質問を終るわけでございまするが、総理を初め両閣僚とも、貧困と病気に苦しみ抜いている多くの国民の立場を頭に浮べられた上で、誠意ある、そして勇敢かつ明確なる御答弁をなさいますことを強く要求をいたしまして、私の質問を終ることにいたします。(拍手)     〔国務大臣一萬田尚登君登壇〕
  19. 一萬田尚登

    国務大臣(一萬田尚登君) 社会保障制度審議会の答申に基きまして、厚生省より具体案の提案がありますれば、大蔵省といたしまして、この社会保障の充実、特に国民皆保険の実現という見地に立ちまして、十分検討いたしたいと考えております。(拍手)     〔国務大臣小林英三君登壇〕
  20. 小林英三

    国務大臣(小林英三君) ただいま御質問になりました社会保障制度審議会の医療保障制度に対しまする答申案につきましては、これを十分に尊重いたしたいと存じております。ただ、直ちにこれが結論を出すことははなはだ困難でございまするので、十分検討いたしまして善処いたしたいと思います。  それから、その次に御質問のありました健康保険の改正案につきましては、私は、健康保険の建て直しといたしまして、将来に対する健全なる発展を期するために必要であると思いますので、撤回する意思はございません。      ――――◇―――――
  21. 杉山元治郎

    副議長(杉山元治郎君) お諮りいたします。内閣から、北西太平洋日ソ漁業委員会委員たる日本政府代表に本院議員平塚常次郎君を任命するため、外務公務員法第八条第三項の規定により本院の議決を得たいとの申し出があります。右申し出の通り決するに賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕
  22. 杉山元治郎

    副議長(杉山元治郎君) 起立多数。よって、その通り決しました。      ――――◇―――――
  23. 杉山元治郎

    副議長(杉山元治郎君) 内閣委員会外十四常任委員会並びに海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会、公職選挙法改正に関する調査特別委員会、科学技術振興対策特別委員会及び国土総合開発特別委員会から、ただいま朗読いたします各案件につき閉会中審査いたしたいとの申し出があります。参事をして案件を朗読いたさせます。     〔副議長退席、議長着席〕     〔参事朗読〕  内閣委員会  一、国家行政組織法の一部を改正する法律案(内閣提出、第二十四回国会閣法第一五六号)  二、大蔵省設置法の一部を改正する法律案(内閣提出、第二十四回国会閣法第一五七号)  三、内閣法等の一部を改正する法律案(内閣提出、第二十四回国会閣法第二八一号)  四、国家公務員法の一部を改正する法律案(内閣提出、第二十四回国会閣法第一六二号)  五、事務次官補を設置するための外務省設置法等の一部を改正する法律案(内閣提出、第二十四回国会閣法第一六四号)  六、内政省設置法案(内閣提出、第二十四回国会閣法第一六六号)  七、経済企画庁設置法の一部を改正する法律案(内閣提出、第二十四回国会閣法第一六七号)  八、内政省設置法の施行に伴う関係法令の整理に関する法律案(内閣提出、第二十四回国会閣法第一七〇号)  九、国務大臣の私企業等への関与の制限に関する法律案(参議院提出、第二十四回国会参法第一号)  一〇、一般職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律案(石橋政嗣君外九名提出、衆法第四号)  一一、行政機構並びにその運営に関する件  一二、恩給及び法制一般に関する件  一三、自衛隊に関する件  一四、調達庁に関する件  一五、公務員制度及び給与に関する件地方行政委員会  一、地方公務員法等の一部を改正する法律案(内閣提出、第二十四回国会閣法第五四号、参議院送付)  二、市町村職員共済組合法の一部を改正する法律案(内閣提出第七号)  三、地方自治及び地方財政に関する件  四、警察に関する件  五、消防に関する件法務委員会  一、裁判所の司法行政に関する件  二、法務行政及び検察行政に関す   る件  三、国内治安及び人権擁護に関す   る件  四、上訴制度最高裁判所機構改   革を含む)に関する件  五、外国人の出入国に関する件  六、交通犯罪に関する件  七、売春防止法の施行に関する件  八、戦犯服役者に関する件外務委員会  一、国際情勢に関する件  二、国交回復に関する件  三、国際経済に関する件  四、賠償に関する件大蔵委員会  一、物品税法を廃止する法律案(春日一幸君外十二名提出、第二十四回国会衆法第一五号)  二、酒税法の一部を改正する法律案(春日一幸君外十二名提出、第二十四回国会衆法第一六号)三、外資に関する法律の一部を改正する法律案(春日一幸君外十  二名提出、第二十四回国会衆法第一七号)  四、銀行法の一部を改正する法律案(春日一幸君外十二名提出、第二十四回国会衆法第一八号)  五、昭和三十一年産米穀についての所得税の臨時特例に関する法律案(石田宥全君外二十六名提出、第二十四回国会衆法第五六号)  六、北海道における国有の魚田開発施設等の譲与等に関する法律案(佐々木秀世君外一名提出、第二十四回国会衆法第五九号)  七、接収貴金属等の処理に関する法律案(内閣提出、第二十四回国会閣法第一四八号)  八、財政法の一部を改正する法律案(内閣提出、第二十四回国会閣法第一五八号)  九、国家公務員のための国設宿舎に関する法律の一部を改正する法律案(内閣提出、第二十四回国会閣法第一五九号)  一〇、会計法の一部を改正する法律案(内閣提出、第二十四回国会閣法第二八九号、参議院送付)  一一、昭和三十一年の年末の賞与等に対する所得税の臨時特例に関する法律案(石村英雄君外十二名提出、衆法第五号)  一二、厚生保険特別会計法の一部を改正する法律案(内閣提出第八号)  一三、船員保険特別会計法の一部を改正する1法律案(内閣提出第九号)  一四、税制に関する件  一五、金融に関する件  一六、外国為替に関する件  一七、国有財産に関する件  一八、専売事業に関する件  一九、印刷事業に関する件  二〇、造幣事業に関する件  二一、補助金等に係る予算の執行の適正化に関する件  文教委員会  一、国立及び公立義務教育諸学校児童及び生徒の災害補償に関する法律案(山崎始男君外六名提出、第二十四回国会衆法第八号)  二、教育、学術、文化及び宗教に関する件  社会労働委員会  一、日雇労働者健康保険法の一部を改正する法律案(八木一男君外十二名提出、第二十四回国会衆法第四号)  二、美容師法案(長谷川保君外一名提出、第二十四回国会衆法第五三号)  三、労働者福祉施設資金の運用に関する法律案(岡良一君外十三名提出、第二十四回国会衆法第五八号)  四、環境衛生関係営業の運営の適正化に関する法律案(藤本捨助君外二十五名提出、第二十四回国会衆法第六〇号)  五、衛生検査技師法案(福田昌子君外一名提出、第二十四回国会衆法第六六号)  六、母子年金法案(長谷川保君外十六名提出、第二十四回国会衆法第七〇号)  七、健康保険法等の一部を改正する法律案(内閣提出第四号)  八、船員保険法の一部を改正する法律案(内閣提出第五号)  九、厚生年金保険法の一部を改正する法律案(内閣提出第六号)  一〇、健康保険法等の一部を改正する法律案(滝井義高君外十一名提出、衆法第一号)  一一、社会保障制度、医療、公衆衛生、婦人・児童福祉及び人口問題に関する件  一二、労使関係、労働基準及び失業対策に関する件  農林水産委員会  一、農業委員会等に関する法律の一部を改正する法律案(内閣提出、第二十四回国会閣法第一六三号)  二、農業委員会等に関する法律の一部を改正する法律案(村松久義君外七名提出、衆法第七号)  三、農林漁業組合再建整備法の一部を改正する法律案(芳賀貢君外十二名提出、第二十四回国会衆法第五七号)  四、農林漁業組合再建整備法の一部を改正する法律案(小枝一雄君提出、衆法第三号)  五、農林漁業組合再建整備法の一部を改正する法律案(村松久義君外一名提出、衆法第九号)  六、昭和三十一年の災害による被害農家に対する米穀の売渡の特例に関する法律案(笹山茂太郎君外七名提出、衆法第八号)  七、昭和二十九年度までの災害に係る農林水産業施設災害復旧事業の実施についての善後措置に関する法律案(稲富稜人君外三十四名提出、第二十四回国会衆法第四八号)  八、食糧及び肥料に関する件  九、畜産及び蚕糸に関する件  一〇、農地及び林野に関する件  一一、漁港、漁船及び漁業制度に関する件  一二、一、公海漁業及び沿岸漁業に関する件  一三、農林業団体及び水産業団体に関する件  一四、農業災害及び漁業災害に関する件  一五、農林水産金融に関する件  商工委員会  一、日本経済の総合的基本施策に関する件  二、国土の総合的利用並びに開発等の基本施策に関する件  三、電気及びガスに関する件  四、鉱業、鉄鋼業、繊維工業化学工業、機械工業その他一般鉱工業及び特許に関する件  五、通商に関する件  六、中小企業に関する件  七、私的独占禁止及び公正取引に関する件  運輸委員会  一、陸運、海運及び空運に関する件  二、観光に関する件  逓信委員会  一、郵政事業に関する件  二、郵政監察に関する件  三、電気通信に関する件  四、電波監理及び放送に関する件  建設委員会  一、国土開発縦貫自動車道建設法案(第二十二回国会衆法第二六号、第二十四回国会参議院送付)  二、国土計画に関する件  三、都市計画に関する件  四、道路に関する件  五、河川に関する件  六、住宅に関する件  予算委員会  一、予算の実施状況に関する件  決算委員会  一、昭和二十九年度一般会計歳入歳出決算    昭和二十九年度特別会計歳入歳出決算    昭和二十九年度国税収納金整理資金受払計算書    昭和二十九年度政府関係機関決算書  二、昭和二十九年度国有財産増減及び現在額総計算書  三、昭和二十九年度国有財産無償貸付状況総計算書  四、歳入歳出の実況に関する件  五、国有財産に関する件  六、政府関係機関の収支に関する件  議院運営委員会  一、議長よりの諮問事項  二、その他、議院運営委員会の所管に属する事項海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会  一、海外同胞引揚及び遺家族援護に関する件  公職選挙法改正に関する調査特別委員会  一、政治資金規正法の一部を改正する法律案(中村高一君外三名提出、第二十四回国会衆法第二一号)  二、公職選挙法改正に関する件  科学技術振興対策特別委員会  一、科学技術振興対策に関する件  国土総合開発特別委員会  一、北海道に在勤する者に支給される石炭手当等に対する所得税の特例に関する法律案(横路節雄君外九名提出、第二十四回国会衆法第五四号)  二、北海道開発庁設置法案(内閣提出、第二十四回国会閣法第一六八号)  三、北海道開発庁設置法施行法案(内閣提出、第二十四回国会閣法第一七二号)  四、国土総合開発に則する件
  24. 益谷秀次

    議長(益谷秀次君) ただいま朗読いたしました各案件中、地方行政委員会において地方公務員法等の一部を改正する法律案及び市町村職員共済組合法の一部を改正する法律案につき閉会中審査するに賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕
  25. 益谷秀次

    議長(益谷秀次君) 起立多数。よって、さよう決定いたしました。  次に、その他の各案件は各委員会において閉会中審査するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  26. 益谷秀次

    議長(益谷秀次君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。      ――――◇―――――
  27. 長谷川四郎

    ○長谷川四郎君 議事日程追加の緊急動議を提出いたします。すなわち、この際、請願日程四百五十一件とともに、本日委員会の審査を終了した大規模償却資産に対する課税標準の特例制定に関する請願外百五十一件を追加して一括議題となし、その審議を進められんことを望みます。
  28. 益谷秀次

    議長(益谷秀次君) 長谷川君の動議に御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  29. 益谷秀次

    議長(益谷秀次君) 御異議なしと認めます。よって、日程は追加せられました。  元外地鉄道職員に関する恩給法等の特例制定に関する請願外六百二請願を一括して議題といたします。     ―――――――――――――
  30. 益谷秀次

    議長(益谷秀次君) 各請願は委員長の報告を省略して採択することとし、同種の議案議決の結果採択とみなすものの整理については議長に一任するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  31. 益谷秀次

    議長(益谷秀次君) 御異議なしと認めます。よって、さように決しました。      ――――◇―――――
  32. 益谷秀次

    議長(益谷秀次君) 諸君、第二十五回国会は本日をもって終了いたします。  今国会は、日ソ復交に関する諸案件を審議すべき重大なる使命のもとに召集されたきわめて意義深い国会でありました。諸君が日夜精励、慎重審議、よく国民の要望に沿い、日ソ復交に関する案件を初め、その他の重要議案を議了して、所期の成果をあげることができましたことは、わが国の国際的地位の向上に寄与するところまことに多大なるものがあると信じます。(拍手)諸君の連日の御努力と御労苦とに対し深く感謝の意を表する次第であります。  なお、次期通常国会を目前に控え、ひとえに諸君の御自愛を祈るとともに、邦家のためいよいよ御健闘あらんことを切望してやみません。  これをもって会期終了のごあいさつといたします。(拍手)      ――――◇―――――
  33. 益谷秀次

    議長(益谷秀次君) これにて散会いたします。