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1956-04-28 第24回国会 衆議院 本会議 40号 公式Web版

  1. 昭和三十一年四月二十八日(土曜日)     ―――――――――――――  議事日程 第三十七号   昭和三十一年四月二十八日     午後一時開議  第一 万国著作権条約の実施に伴う著作権法の特例に関する法律案(内閣提出、参議院送付)  第二 倉庫業法案(内閣提出)  第三 国防会議の構成等に関する法律案(内閣提出)  第四 電源開発促進法の一部を改正する法律案(内閣提出)  第五 公共企業体職員共済組合法案(参議院提出)     ――――――――――――― ○本日の会議に付した案件  この際暫時休憩すべしとの動議   (井上良二君外百五十二名提出)  日本国フィリピン共和国との間の賠償協定及び経済開発借款協定につき交渉し且つ署名する全権委員任命につき外務公務員法第八条第三項の規定により議決を求めるの件  日程第一 万国著作権条約の実施に伴う著作権法の特例に関する法律案(内閣提出、参議院送付)  中村梅吉君外二十一名提出の本日の議事における発言時間は趣旨弁明については三十分質疑討論その他の発言については十五分とすべしとの動議を撤回すべしとの動議(井上良二君外百五十二名提出)  本日の議事における発言時間は趣旨弁明については三十分質疑討論その他の発言については十五分とすべしとの動議(中村梅吉君外二十一名提出)  小林国務大臣不信任決議案(淺沼稻次郎君外四名提出)  鳩山総理出席要求のため暫時休憩すべしとの動議(井上良二君外百五十二名提出)  討論終局の動議を撤回すべしとの動議(井上良二君外百五十二名提出)  討論終局の動議(中村梅吉君外二十名提出)     午後三時五十一分開議
  2. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) これより会議を開きます。      ――――◇―――――
  3. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) 井上良二君外百五十二名から、この際暫時休憩すべしとの動議が提出されました。右動議を議題といたします。  本動議は記名投票をもって採決いたします。(拍手)本動議に賛成の諸君は白票、反対の諸君は青票を持参せられんことを望みます。閉鎖。  氏名点呼を命じます。     〔参事氏名を点呼〕     〔各員投票〕
  4. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) なるべくすみやかに投票せられんことを望みます。     〔発言する者多し〕     〔各員投票を継続〕
  5. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) すみやかに投票せられんことを望みます。     〔各員投票を継続〕
  6. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) 重ねて申し上げます。すみやかに投票せられんことを望みます。     〔各員投票を継続〕
  7. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) ただいまから十分以内に投票せられるよりに望みます。     〔発言する者多し〕     〔各員投票を継続〕
  8. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) もし時間内に投票されない方は棄権とみなします。(拍手)     〔発言する者多し〕     〔各員投票を継続〕
  9. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) 投票をされない方は、なるべくすみやかに時間内に投票されんことを望みます。――すみやかに投票されんことを望みます。     〔各員投票を継続〕
  10. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) 制限した時間がありませんから、すみやかに投票せられんことを望みます。     〔各員投票を継続〕
  11. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) 投票漏れはありませんか。――投票漏れなしと認めます。投票箱閉鎖。開匣。開鎖。  投票を計算いたさせます。     〔参事投票を計算〕
  12. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) 投票の結果を事務総長より報告いたさせます。     〔事務総長朗読〕  投票総数 四百十二   可とする者(白票)   百五十四     〔拍手〕   否とする者(青票)  二百五十八     〔拍手〕
  13. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) 右の結果、本動議は否決いたしました。     ―――――――――――――  井上良二君外百五十二名提出暫時休  憩すべしとの動議を可とする議員の  氏名    木村 俊夫君  阿部 五郎君    青野 武一君  赤路 友藏君   赤松  勇君  茜ケ久保重光君    淺沼稻次郎君  足鹿  覺君    飛鳥田一雄君  有馬 輝武君    淡谷 悠藏君  井岡 大治君    井谷 正吉君  井手 以誠君    井上 良二君  井堀 繁雄君    伊瀬幸太郎君  伊藤卯四郎君    伊藤 好道君  猪俣 浩三君    池田 禎治君  石田 宥全君    石橋 政嗣君  石村 英雄君    石山 權作君  稲富 稜人君    稻村 隆一君  今澄  勇君    今村  等君  受田 新吉君    小川 豊明君  大西 正道君    大矢 省三君  岡  良一君    岡本 隆一君  加賀田 進君    風見  章君  片島  港君    片山  哲君  勝間田清一君    上林與市郎君  神近 市子君    神田 大作君  川俣 清音君    川村 継義君  河上丈太郎君    河野  正君  木下  哲君    木原津與志君  菊地養之輔君    北山 愛郎君  栗原 俊夫君    小平  忠君  小牧 次生君    小松  幹君  五島 虎雄君    河野  密君  佐々木更三君    佐々木良作君  佐竹 新市君    佐竹 晴記君  佐藤觀次郎君    坂本 泰良君  櫻井 奎夫君    志村 茂治君  島上善五郎君    下川儀太郎君  下平 正一君    杉山元治郎君  鈴木茂三郎君    鈴木 義男君  田中幾三郎君    田中織之進君  田中 武夫君    田中 利勝君  田中 稔男君    田原 春次君  田万 廣文君    多賀谷真稔君  高津 正道君    滝井 義高君  竹谷源太郎君    楯 兼次郎君  辻原 弘市君    戸叶 里子君  堂森 芳夫君    中井徳次郎君  中居英太郎君    中崎  敏君  中島  巖君    中村 高一君  中村 時雄君    中村 英男君  永井勝次郎君    成田 知巳君  西村 榮一君    西村 彰一君  西村 力弥君    野原  覺君  長谷川 保君    原   茂君  原   彪君    日野 吉夫君  平岡忠次郎君    平田 ヒデ君  福田 昌子君    古屋 貞雄君  帆足  計君    穗積 七郎君  細迫 兼光君    細田 綱吉君  前田榮之助君    正木  清君  松井 政吉君    松尾トシ子君  松岡 駒吉君    松平 忠久君  松原喜之次君    松前 重義君  松本 七郎君    三鍋 義三君  三宅 正一君    三輪 壽壯君  水谷長三郎君    武藤運十郎君  門司  亮君    森 三樹二君  森島 守人君    森本  靖君  八百板 正君    八木 一男君  八木  昇君    矢尾喜三郎君  安平 鹿一君    柳田 秀一君  山口シヅエ君    山口丈太郎君  山崎 始男君    山下 榮二君  山田 長司君    山花 秀雄君  山本 幸一君    横錢 重吉君  横路 節雄君    横山 利秋君  吉田 賢一君    和田 博雄君  渡辺 惣蔵君    石野 久男君  岡田 春夫君    川上 貫一君  小林 信一君    小山  亮君  中原 健次君  否とする議員の氏名    阿左美廣治君  相川 勝六君    逢澤  寛君  愛知 揆一君    青木  正君  赤城 宗徳君    赤澤 正道君  秋田 大助君    淺香 忠雄君  芦田  均君    有田 喜一君  有馬 英治君    安藤  覺君  五十嵐吉藏君    井出一太郎君  伊東 岩男君    伊藤 郷一君  生田 宏一君    池田 清志君  池田 勇人君    池田正之輔君  石井光次郎君    石坂  繁君  石田 博英君    一萬田尚登君  稻葉  修君    犬養  健君  今井  耕君    今松 治郎君  宇田 耕一君    植原悦二郎君  植村 武一君    臼井 莊一君  内田 常雄君    内海 安吉君  江崎 真澄君    遠藤 三郎君  小笠 公韶君   小笠原三九郎君 小笠原八十美君    小川 半次君  小澤佐重喜君    大石 武一君  大倉 三郎君    大島 秀一君  大高  康君    大坪 保雄君  大野 市郎君    大野 伴睦君  大橋 武夫君    大橋 忠一君  大村 清一君    大森 玉木君  太田 正孝君    岡崎 英城君  荻野 豊平君    奧村又十郎君  加藤 精三君    加藤 高藏君  加藤常太郎君    加藤鐐五郎君  鹿野 彦吉君    神田  博君  亀山 孝一君    川崎末五郎君  川崎 秀二君    川島正次郎君  川野 芳滿君    菅  太郎君  菅野和太郎君    木崎 茂男君  木村 文男君    菊池 義郎君  岸  信介君    北 れい吉君  北澤 直吉君    北村徳太郎君  清瀬 一郎君    草野一郎平君  楠美 省吾君    熊谷 憲一君  倉石 忠雄君    小枝 一雄君  小金 義照君    小坂善太郎君  小島 徹三君    小平 久雄君  小西 寅松君    小林  郁君  小林かなえ君    小山 長規君  河野 金昇君    河本 敏夫君  高村 坂彦君    纐纈 彌三君  佐々木秀世君    佐伯 宗義君  齋藤 憲三君    坂田 道太君  櫻内 義雄君    笹山茂太郎君  薩摩 雄次君    志賀健次郎君  椎熊 三郎君    椎名悦三郎君  椎名  隆君    重政 誠之君  重光  葵君    島村 一郎君  首藤 新八君    正力松太郎君  白浜 仁吉君    周東 英雄君  須磨彌吉郎君    杉浦 武雄君  助川 良平君    鈴木周次郎君  鈴木 直人君    薄田 美朝君  砂田 重政君    世耕 弘一君  瀬戸山三男君    關谷 勝利君  園田  直君    田口長治郎君  田子 一民君    田中伊三次君  田中 龍夫君    田中 正巳君  高岡 大輔君    高木 松吉君  高碕達之助君    高瀬  傳君  高橋 禎一君    高橋  等君  高見 三郎君    竹内 俊吉君  竹尾  弌君    竹山祐太郎君  千葉 三郎君    中馬 辰猪君  塚田十一郎君    塚原 俊郎君  辻  政信君    綱島 正興君  戸塚九一郎君    渡海元三郎君  徳田與吉郎君    徳安 實藏君  床次 徳二君    内藤 友明君  中垣 國男君    中川 俊思君  中嶋 太郎君    中曽根康弘君  中村 梅吉君    中村三之丞君  中村庸一郎君    中山 榮一君  中山 マサ君    仲川房次郎君  永田 亮一君    永山 忠則君  長井  源君    灘尾 弘吉君  並木 芳雄君    南條 徳男君  二階堂 進君    西村 直己君  根本龍太郎君    野澤 清人君  野田 卯一君    野田 武夫君  野依 秀市君    馬場 元治君 橋本登美三郎君    橋本 龍伍君  長谷川四郎君    畠山 鶴吉君  八田 貞義君    花村 四郎君  濱地 文平君    濱野 清吾君  早川  崇君    林  讓治君  林  唯義君    林   博君  原 健三郎君    原  捨思君  平野 三郎君    廣川 弘禪君  廣瀬 正雄君    福井 順一君  福井 盛太君    福田 赳夫君  福田 篤泰君    福永 一臣君  福永 健司君    藤枝 泉介君  藤本 捨助君    淵上房太郎君  船田  中君    古井 喜實君  古川 丈吉君    古島 義英君  保利  茂君    保科善四郎君  坊  秀男君    星島 二郎君  堀内 一雄君    堀川 恭平君  本名  武君    眞崎 勝次君  眞鍋 儀十君    前尾繁三郎君  前田房之助君    前田 正男君  松浦周太郎君    松浦 東介君  松岡 松平君    松澤 雄藏君  松田竹千代君    松田 鐵藏君  松永  東君    松野 頼三君  松本 瀧藏君    松山 義雄君  三浦 一雄君    三田村武夫君  水田三喜男君    南  好雄君  宮澤 胤勇君    村上  勇君  村松 久義君    粟山  博君  森   清君    森下 國雄君  森山 欽司君   山口喜久一郎君  山口 好一君    山崎  巖君  山下 春江君    山手 滿男君  山中 貞則君    山村新治郎君  山本 勝市君    山本 粂吉君  山本 正一君    山本 猛夫君  山本 利壽君    山本 友一君  横井 太郎君    横川 重次君  吉田 重延君  米田  吉盛君  早稻田柳右エ門君    渡邊 良夫君  亘  四郎君      ――――◇―――――
  14. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) お諮りいたします。内閣から、日本国とフィリピン共和国との間の賠償協定及び経済開発借款協定につき交流しかつ署名する全権委員に本院議員水田三喜男君を任命するため、外務公務員法第八条第三項の規定により本院の議決を得たいとの申し出があります。右申し出の通り決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  15. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) 御異議なしと認めます。よって、その通り決しました。      ――――◇―――――
  16. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) 日程第一、万国著作権条約の実施に伴う著作権法の特例に関する法律案を議題といたします。委員長の報告を求めます。文教委員会理事山崎始男君。     〔山崎始男君登壇〕
  17. 山崎始男

    ○山崎始男君 ただいま議題となりました、内閣提出にかかる万国著作権条約の実施に伴う著作権法の特例に関する法律案につきまして、文教委員会における審議の経過及びその結果を簡単に御報告を申し上げます。(拍手)  まず、本法律案につきまして清瀬文部大臣が行いました提案理由の説明に関して、その要旨を申し上げます。  まず、この法律案の提案理由を御説明いたします前に、万国著作権条約について若干御説明をいたします。  従来、著作権に関する多数国間条約としては、べルヌ条約と米州関係の条約とが併存対立をいたしておりました。前者は、著作権の保護に関し無方式主義を原則とする条約でございます。後者は、方式主義を原則とする条約であり、この両条約の統合は戦前から試みられましたが、実現を見なかったのでございます。戦後ユネスコが設けらるるに及び、この両条約の橋渡しを実現することを目的として、万国著作権条約が創設せられました。この条約は、ベルヌ条約と米州条約の両系統の条約を統合するものではなく、これらの条約の併存を認めた上で橋渡しの役割を目的とするものであります。わが国は、明治三十二年にベルヌ条約に加入するとともに、著作権法を制定し、今日に至っているのであります。  万国著作権条約につきましては、第二十三国会で批准の承認を得ましたので、本年一月二十八日に批准書を寄託いたしました。この条約によって新しい関係を生じますのは、おもに米州諸国であります。これらの諸国のうち、著作権について特に深い関係を生ずるのは、主としてアメリカ合衆国であります。  次に、万国著作権条約の内容としましては、第一に、この条約は内国民待遇の原則をとっているのであります。すなわち、締約国は、他の締約国の華作物について、自国民の著作物に与えておる保護と同一の保護を与えればよいこととしているのであります。第二に、著作物にOCの記号と第一発行の年と著作権者の名前を表示すれば、方式国で自動的に保護を受けるという、日本にとって有利な規定を有しておるのであります。第三に、著作物の保護期間について締約国間に長短がある場合には、相互主義を援用することができる旨を規定いたしております。第四に、翻訳権については、法定許諾制を採用することができる旨を規定いたしてあります。以上が万国著作権条約のおもな内容であります。  この条約は本年四月二十八日からわが国において発効いたしますが、この条約は、国内法の定めるところにより、わが国にとって有利な保護期間の相互主義、翻訳権に関する法定許諾の制度を採用することができることとしています。そこで、これらの事項について著作権法の特例を定めるとともに、この法律の適用を受ける著作物の範囲等についても、法律で明らかに定める必要を認めたわけであります。これがこの法律案を提出する理由であります。  次に、この法律案の内容の概要について御説明を申し上げます。第一は、万国著作権条約に基いて著作権法の保護を受ける著作物の保護期間について特例を設けたことであります。すなわち、その一つには、著作権法に規定をする保護期間が、著作物の本国の法令で定められている保護期間より長い場合には、その超過する部分は保護を与えないことといたしました。その二つには、著作権法によれば、保護の対象となっている著作物であっても、著作物の本国の法令では著作権の保護を受ける種類に属していないものについては保護を与えない旨を明らかにいたしました。  第二は、翻訳権に関する特例を定めたことであります。すなわち、原著作物が最初に発行をされた年の翌年から起算をして七年以内に適法なる日本語の翻訳物が発行をされていない場合に、この期間の経過後、日本国民は、文部大臣の許可を得て、補償金を支払い、または供託して、その日本語の翻訳物を発行することができることとしたことであります。  第三は、ベルヌ条約による保護と、万国著作権条約による保護との併存から生ずる紛争を避けるために、ベルヌ同盟の加盟国の一つを著作物の本国とする著作物については、ベルヌ条約のみが適用せられますので、かような著作物についてはこの特例法の適用がない旨を明らかにしたことであります。  第四は、日本国との平和条約第十二条の規定に基いて、同条約の最初の効力発生の日から四年間、内国民待遇の保護を受けている著作物については、この法律の施行の日以後もなお従前通り著作権法による保護と同一の保護を受ける旨の規定を設けたのであります。  第五は、この法律は、この法律の施行の日以後に著作されまたは発行されました著作物についてのみ適用をする旨を規定したことであります。(拍手)すなわち、遡及効のなしことを宣言したのであります。  以上が、この法律案の提案理由及び内容の概要であります。(拍手)  次に、文部省社会教育局長内藤君が行いました補足説明の要旨について申し上げます。(拍手)  このたび提出いたしました万国著作権条約の実施に伴う著作権法の特例に関する法律案の提案理由につきまして、ただいま文部大臣から説明がありましたが、私からこれを補足して、その要旨について御説明を申し上げます。  まず、第一条は、この特例法の目的について定めております。万国著作権条約は内国民待遇の原則に対して保護期間及び翻訳権について特例を認めておりますので、この条約の規定に基いて保護を受ける著作物の保護期間及び翻訳権について、著作権法の特例を定める旨を明らかにしております。  第三条及び第四条は、保護期間の特例に関する規定であります。第三条第一項は、著作物の保護期間について相互主義を適用する旨を明らかにしております。第三条第二項は、保護を受ける著作物の種類についても相互主義を適用する旨を定めております。すなわち、相手国で著作権の保護を受けない種類の著作物、たとえば米国の政府刊行物、レコードのごときものは、日本では著作権の保護を与えない旨を明らかにしたのであります。第四条第一項は、非締約国で最初に発行された締約国民の著作物については、相互主義の適用上、その締約国民の属する国を著作物の本国とみなす旨を規定いたしました。これは、万国条約が国籍主義をとっているので、かような規定を必要としたのであります。(拍手)第四条第二項は、二つ以上の締約国で同時に発行された著作物については、相互主義を適用する場合、その保護期間の最も短かい締約国を著作物の本国とみなす旨の規定であります。(拍手)  第五条から第八条までは法定許諾に関する規定であります。第五条は、翻訳権に関する法定許諾の規定であります。万国条約では翻訳権は原著作権と同一期間存続するのを原則といたしておりますが、締約国は、国内法で、他国語の文書たとえば英語の著作権を自国の国語たとえば日本語に翻訳する権利について、法定許諾制をとることができると規定をしています。(拍手)そこで日本もこの制度を採用することとしました。この規定は、ベルヌ条約における翻訳権に関する十年留保が万国条約では認められないことになったので、それにかわるものであります。第六条は、法定許諾による翻訳物を発行する権利は、譲渡することができない旨の規定であります。第七条は、法定許諾による翻訳物には、その出所を明示しなければならない旨の規定であります。第八条は、法定許諾による翻訳物の輸出禁止に関する規定であります。しかし、かような翻訳物の輸入を認める国へは輸出することができる余地を残しました。これらの規定は、いずれも万国条約に規定をされている事項であります。  第九条は、無国籍者及び亡命者に関する規定であります。万国条約の第一附属議定書が、この議定書の締約国に常時居住をする無国籍者及び亡命者を、締約国の国民と同一に扱う旨を規定しておりますので、この特例法においても、これらの者を締約国の国民とみなす規定を設けました。従って、この議定書の締約国、たとえば米国に常時居住をする無国籍者及び亡命者の著作物についても、この特例法が適用せられるのであります。  第十条は、ベルヌ条約の保護を受ける著作物について規定しております。すなわち、ベルヌ条約と万国条約の保護を重複して受ける著作物については、この特例法は適用せられず、著作権法のみが適用せられる旨を明らかにしました。従って、万国条約の締約国、たとえば米国とベルヌ条約国たとえば英国で同時発行された著作物を翻訳する場合には、著作権法第七条の規定が適用せられ、翻訳権は十年で消滅することになるのであります。  第十一条は、日本国との平和条約第十二条の保護を受けている著作物についての規定であります。すなわち、この特例法の施行の際、日本国との平和条約第十二条に基いて日本で内国民待遇を受けている万国条約の締約国民の既存の著作物、たとえば米国人の著作物は、この法律の施行後も、従前通り著作権法の保護と同一の保護を受ける旨を規定したのであります。(拍手)これは万国条約第十九条の趣旨並びに既得権尊重という一般法律理念に基いているのであります。  次に、附則の2は、この法律の不遡及について規定したものであります。この特例法は、この法律の施行後、すなわち万国条約が日本について効力を生ずる日以後の著作物についてのみ適用する旨を規定し、遡及効のないことを明らかにしたのであります。従って、翻訳権について法定許諾制が実施されるのは七年以後のこととなるのであります。附則の3は、著作物の第一発行年月日の登録制度を創設した規定であります。この第一発行の年月日を公簿に登載しておけば、その年月日が法律で推定されますので、紛争が生じた場合に、当事者にとって立証の手数が節約されることとなるのであります。(拍手)また、万国条約の効力発生後、方式国においてOC記号を付した日本の著作物について争いが生じた場合にも、当事者は、この登録の謄本を送付すれば、複雑な立証の手数と費用とを節約することができるのであります。この登録は申請者に義務を課するものではなく、申請をするといなとは申請者の自由であります。この点は従来の登録制、たとえば著作年月日登録と同性質のものであります。  以上がこの法律案の内容の要点であります。  この法律案について、文部大臣の提案理由と内藤社会教育局長の補足説明は申し上げた通りでございますが、これは要するに次のことを言っているのでございます。(拍手)  すなわち、万国著作権条約は、著作権の保護に関して無方式主義を原則とするベルヌ条約と、方式主義を原則とする米州条約の併存を認めた上で、この両条約の橋渡しを実現することを目的として創設されたものであり、同条約はわが国においては第二十三国会で承認せられ、国内法の定めるところにより、著作権の保護期間の相互主義、翻訳権に関する法定許諾制度を採用することができることとしておりますので、本法律案は、これらの事項について、第一、著作権法に規定をする保護期間が著作物の本国の法令で定められている保護期間より長い場合には、その超過する部分について保護を与えないこと、また、著作権法によれば、保護の対象となっている著作物でありましても、著作物の本国の法令では、著作権の保護を受ける種類に属していないものについては保護を与えないこと、第二、非締約国で最初に発行された締約国民の著作物については、その締約国民の属する国を著作物の本国とみなすこと、また、二つ以上の締約国で同時に発行をされた著作物については、その保護期間の最も短かい締約国を著作物の本国とみなすこと、(拍手)第三、原著作物が最初に発行をされた年の翌年から起算をして、七年以内に適法な日本語の翻訳物が発行されていない場合には、この期間の経過後、日本国民、政令の定めるところにより、文部大臣の許可を得て補償金を支払い、または供託して、その日本語の翻訳物を発行できること、右の法定許諾による翻訳物を発行をする権利は譲渡できないこと、(拍手)その翻訳物には、原著作物の題号、原著作者の氏名を記入すること、政令で定める締約国以外の国への輸出を禁止すること、(拍手)第四、同条約の第一附属議定書に基く無国籍者及び亡命者の著作物の保護期間及び翻訳権に関しては本法を適用すること、(拍手)第五、ベルヌ条約と万国条約の保護を重複して受ける著作物については、ベルヌ条約が優先し、従って著作権法のみが適用されること、(拍手)第六、本法施行の際、日本国との平和条約第十二条に基いて日本で内国民待遇を受けている万国条約の締約国民の既存の著作物は、本法施行後も従前通り著作権法の保護を受けること、(拍手)第七、本法は本法施行日以後に著作されまたは発行された著作物にのみ適用をすること、(拍手)第八、著作権法の一部を改正をして、著作物の第一発行年月日の登録制度を創設し、その登録は申請者の自由意思にまかせたことなどを規定しております。(拍手)  本法律案、去る三月の二十三日当委員会に付託され、自来、慎重に審議を重ねて参りました。本委員会の審議に当りましては、日本社会党河野正君初め五君より、きわめて熱心に質疑を行なったのであります。(拍手)  なお、この際、本法案について、民間の諸団体を網羅した総合団体である社団法人日本著作権協議会の代表中島健蔵君から、同団体の要望として次のような反対意見がございましたので、本委員会では、非公式でありましたが、貴重なる参考意見として熱心に聴取したのであります。(拍手)その意見は、われわれは、万国著作権条約の実施に伴う著作権法の特例に関する法律案より、同法律案の附則三項と四項、すなわち第一発行年月日の登録に関する条項をぜひ削除せられんことを強く要請をいたします。(拍手)  その理由を申し上げますと、まず第一に、このような第一発行年月日の登録制を万国条約加盟に際し立法をした国家は、すでに万国条約に加盟している十八カ国のうち一国も発見することができない。(拍手)他の国がどこも立法をしていないのに、日本だけが立法をする必要はない。何となれば、この登録制は、万国条約第三条によって登録、納本などの方式を緩和しようという立法趣旨に逆行をするからであります。(拍手)文部省は、現に、ベルヌ条約国においてもこの種の登録制をとっている国があるとして、イタリアをあげております。このイタリアの著作権法は、いまだイタリアは万国条約に批准をしておらないから、万国条約の実施に伴って制定されたものではない。一九四一年四月二十二日、ムソリーニの治下に作戦地において制定されたものである。(拍手)このファッショ著作権法第百三条に、第一発行の日付ではなく、一般的に発行の日付を一般公衆登録簿と特別公衆登録簿に推定登録する規定があり、これは映画統制と関連をして立案せられたもので、これ以前の一九二五年のイタリア著作権法にはこの種の登録制はなく、このファッショ著作権法で初めて制定された新しい条項である。よって、現下の日本にとって、同じベルヌ条約国とはいえ、このイタリア著作権法を模範として立法するには当らない。  第二といたしまして、第一発行年月日の登録制に関する条項は、万国条約実施のために特に必要な条項ではないから、これを削除しても万国条約の実施のためには何ら支障を来たすものではない、よって削除すべきである。文部省は任意法規のゆえをもってその存在を主張せられるが、むしろ方式国、特に米国においては運用される危険がある。万国条約の実施のために特に必要な規定ではない。何となれば、この規定を強行法規とせず任意法規とした文部省の立法態度がみずから証明をしている。もし、これを推定でなく、みなすという擬制的で、しかも強行法規とすれば、ベルヌ条約違反となることは明らかであります。(拍手)次に、この登録制は、無方式国の日本で登録制を採用したというので、方式国の米国で、米国の登録制と誤認、混同せられ、その結果、登録したものとしないものとの間に差別待遇が生じ、少くとも日本にとって不利となる。米国で、これが契約上の要件として、または訴訟上裁判官の心証として要求されたり、特に原告として日本人が米国の連邦法廷に訴えを提起する前の手続として、米国が登録を申請をする際に、この登録謄本が必ずしも必要としないのを、わざわざ必要とするようなことになると、はなはだ困る。(拍手)つまり、方式国の(「委員長報告に意見を加えてはだめだよ」「ゆっくりやれ」と呼ぶ者あり)委員長の報告の意見は書いておりません。参考人の意見です。(拍手)審査のため文教委員会で呼んだ参考人が困ると言ったと報告しておる。(発言する者多く、議場騒然、拍手)つまり方式国の米国で悪用される危険があるから、たとい任意法規でも不要である。そうして、これは行政権が私法自治に対して不当に関与するものである。  第三として、政府の提案理由、文部省社会教育局長の説明によれば、米国で紛争が起った場合に、この登録の謄本を送付すれば、複雑な立証の手続と費用とを節約できるということに、その目的効果が限られているようであるが、この政府の提案理由は、法域の違う米国での効力を日本の法律の力で規定をしようという錯覚に陥っているから、額面通りこれを受け取ることができない。(拍手)よって、実益がないから、たとい任意法規でも、この登録制は不要である。何となれば、日本と米国とは法域が違う。米国で日本人が原告として訴訟を起す場合には、日本の文部省ではなく、米国の国会図書館に直接に納本登録しなければ、まず訴訟が開始せられない。(拍手)すなわち米国著作権法第十三条第二項によるのである。(拍手)次に、納本の結果米国で発行せられる証明書だけが、第一義的に米国の法廷において強制的に主たる証拠力を認められる。(拍手)すなわち米国著作権法第二百九条、第二百十条による。よって、日本の法律で第一発行年月日の推定登録をしても、米国で法律上の推定が与えられるということにはならない。(拍手)英米における証拠法では、法律上の推定は独法を継受した日本のようには重んじられない。むしろ、法律上の推定制は、他の第三者証明とは甲乙がないから実益がない。しかも、日本と米国とでは法域が違うのである。この錯覚で立法せられては非常に困る。(拍手)このように、英米法と独法とでは、法律上の推定制の効果は根本的に違う。さらに、日本の文部省にはこの登録を米国の国会図書館にかわって代行する国際法的な権限も何もない。しかも、年号だけが条約上要求されており、月日までは条約上要求されておらない。全く不必要な規定である。(拍手)日本人としては、方式国で著作権を成立するために、万国条約第三条第一項及び第三項の要件の履行だけで足りる。文部省は、万国条約のOC表示の効力について、訴訟の際にはOCだけでは効力がない、納本登録が必要だ、だからOCには効果がないという批准反対論の立場に立って、これを日本で登録せしめようという、とんだ錯覚に陥っている。(拍手)米国国会への納本登録は、訴訟を起すときに必要となるが、これは著作物の存続期間中なれば、米国国会図書館ではいつでも受け付けてくれる。一方、文部省の登録、紛争が起きるか起らない以前に、すべて発行後一年以内に行うことを要する不便がある。この際文部省で出す証明書は、せいぜい補充的な証拠力しか米国の法廷で認められないであろうし、また、いつでももらえる日本国会図書館の納本証明書を提出しても、文部省と同じ国家機関の出す証明として、同じ傍証としての証拠力が与えられるし、その他民間でも第三者証明を出す方法は他に幾らでもある。この間に証拠力に形式上優劣はない。われわれはこれをいろいろの方法をもって立証するのには困らないのである。(拍手)要するに、日本で登録をしておいても、結局米国でまた登録しなければならない。全く二重手間で、効果はないというのである。(拍手)万国条約第二条のOC表示は、米国のごとき方式国は別として、日本のように納本登録をやらない無方式国にとっては、納本登録を骨抜きにすることこそ、真の万国条約によって与えられる日本の利益である。政府がこの点をはき違えていることは、はなはだ遺憾である。(拍手)  第四として第一、発行年月日の登録は、前述のごとく文部省の所期するような効果と実益がないのに比して、実務的にいって、煩瑣で手数を要し、その上に負担が多い。各民主団体が著作権の権利者並びに使用者を代表してこの削除を要請するおもな理由はここにある。(拍手)たとえば、新聞など一日に朝刊、夕刊、地方版を合すると、一社で十数版も出ている。これを国会図書館のほかに、一つ一つ文部省に納本登録するような煩瑣な手続は困る。この条項だけが、現行著作権法自体を一部改正をするという形式をとっている。さらに、われわれは、この際、現行の著作権に関する登録制度全般の存廃を徹底的に検討すべきことを、あわせて要請をする。(拍手)  第五には、納本を伴わず、申請書だけで受け付けて、第一発行年月日を推定するようでは、この登録制の信憑性を欠く。むしろ、国会図書館の納本証明の方が信憑性があるという強い反対意見に対して、文部省は、新しく著作権法施行規則第五条にその二を加え、国会図書館に対する納本の受付番号及び受付年月日を記載したる書類を添えれば受け付けるように改めるから、これで信憑性が保てると抗弁をしている。(拍手)これでは、何がゆえに国会図書館の納本証明の上に、わざわざ一件百二十円の登録料を支払わなければならないのであろうか。このように、国家機関よりの同一内容の二重の登録証明は、まさに不要と言うのほかはない。この貧乏な日本国の予算を有効に使うためにも、また行政機構の簡素化という建前からいうても、この登録制は全く不要である。国会図書館の証明書は、いつでももらえるが、文部省の登録は、発行後一カ年以内でないともらえない。その上、国会図書館は、定価の半額で買い上げているなど、格段の相違がある。登録料を取られて二重手間になるとは、民間としても全くやり切れない。(拍手)次に、国立国会図書館法第二十四条にいわゆる「発行」の定義に対して、これ以外に万国条約では、放送の台本、蓄音機レコードの文句、カード、広告文、プリント、絵画の複製物、映画、写真、新聞雑誌に掲載された寄稿なども「発行」の定義に入る。ただし、これらも国会図書館で現に受け付けている。この種の第一発行年月日の登録制のために、文部省への納本は不適当でもあり、かつ、登録の際に一つ一つ現物の提示を求めることは、おそらく郵送その他全国的にいって困難であろう。第三には、第一発行の著作物とほとんど同じ著作物について、増補改訂などの場合のいわゆる第二発行、第三発行との区別をいかにして見きわめるか。その著作物の内容を一つ一つ読み、検討するというのであろうか。発行という事実を確かめる以上に、最初に発行した、いわば初版か、いなかを、行政府が確かめることは困難である。これらは私法自治にまかすべきことである。(拍手)  第六として、第一発行年月日の登録制は、米国で訴訟の際の効果をねらうというが、実はその他に、国内法的にも、ベルヌ条約の面でも、いろいろの弊害を生ずることを文部省は看過している。たとえば、日本著作権法の団体著作物第五条の無名、変名著作物などの発行起算の著作物について、起算点などの期間計算上混乱を生じ、しかも、従来の登録なくして、事実を認定していた無方式的な慣行を破ることになって、われわれは反対である。(拍手)  第七には、もし特例法実施のために必要とする予算六十万五千円に対し、この登録料が見返りであるというのでは、その論拠はとうてい承服しがたい。もしも本格的に実施する気になれば、このように月額五万円の予算ではとうていできることではない。(拍手)  最後に、三月二十日参議院文教委員会において、政府委員は、「万国条約が制定されて間もないのでございまして、     〔議長退席、副議長着席〕 国際的な政府間会議が五月か六月ごろにございますので、その政府間会議には、各国とも自国の法令を持ってきて、いろいろと解釈の点、あるいは調整すべき点等について打ち合せ会があることになっております。その場合に、日本としてはこういう手続をとっている、だからこの方式に従ってやってほしい」と答弁をいたしております。この政府委員は、この第一発行年月日の推定登録制と特例法をみやげに、はるばるパリで六月十一日より十六日まで開かれる政府間委員会に出席する計画であると聞く。われわれは、今から、このような、世界でどこも立法をせず、しかも万国条約の立法趣旨に逆行するような日本の特例法が紹介をされるということになると、おそらく、日本以上にフランス、西ドイツ、イギリスなどが迷惑をすることになろう。(拍手)なお、この法案がこのまま国会を通過するならば、われわれ民間側では、この登録制の無意味なことを周知徹底せしめ、強硬に反対する態度を決定しております。  以上申し上げましたことが、本法律案に対する反対論の要旨でございます。(拍手)よって、本委員会は、これらの要望をもとにいたしまして、日本社会党河野正君、高津正道君、辻原弘市君、山崎始男君及び自民党並木芳雄君等から、次のような質疑が行われたのであります。すなわち、一、この制度創設の主たる理由は何か。二、この制度は万国条約の実施上特に必要があるか。三、万国条約の加盟国で、この制度を採用をした国があるか。四、この制度は任意規定であるが、実施されるに従って、漸次強制規定的の実質を帯びるように移行していく心配はないか。五、この制度は外国たる米国でその効力を十分に期待することができるか。     〔副議長退席、議長着席〕 六、この制度によって登録するより、むしろ米国へ直接に登録し、納本をした方が有利ではないかなど、細部にわたって検討が加えられたのであります。(拍手)  かくて、四月二十六日質疑を終了し、討論を省略して採決の結果、全会一致をもって原案の通り可決すべきものと決定をいたしました。(拍手)  なお、引き続いて、日本社会党辻原弘市君から、一、本法の趣旨を周知徹底せしめること、二、本法の実施に当っては、著作権保護の美名に隠れて著作権者を制約しないこと、三、任意規定である第一発行年月日の登録制は、事実上の強制規定とならぬように配慮することはもちろん、弊害が生じたときは、すみやかに改正を行うことについて強い要望があり、これに対して、清瀬文部大臣から、著作権者を保護することはもちろん、本法の趣意徹底に努める旨の答弁がありました。(拍手)  右、簡単に御報告を申し上げます。(拍手)
  18. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) 採決いたします。本案の委員長の報告は可決であります。本案を委員長報告の通り決するに賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕
  19. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) 起立多数。よって、本案は委員長報告の通り可決いたしました。      ――――◇―――――
  20. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) 中村梅吉君外二十一名から、本日の議事における発言時間は、趣旨弁明については三十分、質疑、討論その他の発言については十五分とすべしとの動議が提出されました。  なお、井上良二君外百五十二名から、中村梅吉君外二十一名提出の、本日の議事における発言時間は、趣旨弁明については三十分、質疑、討論その他の発言については十五分とすべしとの動議を撤回すべしとの動議が提出されました。この動議は中村梅吉君外二十一名提出の動議の先決問題でありますから、まず本動議を議題といたします。  本動議は記名投票をもって採決いたします。本動議に賛成の諸君は白票、反対の諸君は青票を持参せられんことを望みます。閉鎖。  氏名点呼を命じます。     〔参事氏名を点呼〕   客員投票〕
  21. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) すみやかに投票せられんことを望みます。(拍手)     〔各員投票を継続〕
  22. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) 重ねて注意いたします。すみやかに投票せられんことを望みます。     〔各員投票を継続〕
  23. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) ただいまから十分以内に投票されるよう望みます。その時間内に投票されない方は棄権とみなします。     〔発言する者多し〕     〔各員投票を継続〕
  24. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) 残りの時間はわずかでありますから、すみやかに投票せられんことを望みます。     〔「議長横暴」と呼び、その他発言する者多し〕     〔各員投票を継続〕
  25. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) 残り時間はわずかでありますから、すみやかに投票せられんことを望みます。     〔「横暴、横暴」と呼び、その他発言する者多く、議場騒然〕     〔各員投票を継続〕
  26. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) 制限時間が残りわずかでありますから、すみやかに投票願います。     〔「議長、あと一分」と呼び、その他発言する者多し〕     〔各員投票を継続〕
  27. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) すみやかに投票を願います。     〔「議長、時間」「まだ時間はあるぞ」と呼び、その他発言する者多く、議場騒然〕     〔各員投票を継続〕
  28. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) すみやかに投票を願います。     〔「時間、時間」「議長あせるな」と呼び、その他発言する者多し〕     〔各員投票を継続〕
  29. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) お早く願います。     〔「時間が過ぎた」と呼び、その他発言する者多く、議場騒然〕     〔各員投票を継続〕
  30. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) 制限時間か過ぎましたから、すみやかに投票せられんことを望みます。     〔各員投票を継続〕
  31. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) 投票漏れはありませんか。――投票漏れなしと認めます。投票箱閉鎖。開匣。開鎖。  投票を計算いたさせます。     〔参事投票を計算〕
  32. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) 投票の結果を事務総長より報告いたさせます。     〔事務総長朗読〕  投票総数       三百四十九   可とする者(白票)  百五十四     〔拍手〕   否とする者(青票)  百九十五     〔拍手〕
  33. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) 右の結果、本動議は否決されました。     ―――――――――――――  井上良二君外百五十二名提出発言時間制限の動議を撤回すべしとの動議を可とする議員    阿部 五郎君  青野 武一君    赤路 友藏君  赤松  勇君   茜ケ久保重光君  淺沼稻次郎君    足鹿  覺君  飛鳥田一雄君    有馬 輝武君  淡谷 悠藏君    井岡 大治君  井谷 正吉君    井手 以誠君  井上 良二君    井堀 繁雄君  伊瀬幸太郎君    伊藤卯四郎君  伊藤 好道君    猪俣 浩三君  池田 禎治君    石田 宥全君  石橋 政嗣君    石村 英雄君  石山 權作君    稲富 稜人君  稻村 隆一君    今澄  勇君  今村  等君    受田 新吉君  小川 豊明君    大西 正道君  大矢 省三君    岡  良一君  岡本 隆一君    加賀田 進君  加藤 清二君    風見  章君  春日 一幸君    片島  港君  片山  哲君    勝間田清一君  上林與市郎君    神近 市子君  神田 大作君    川俣 清音君  川村 継義君    河上丈太郎君  河野  正君    木下  哲君  木原津與志君    菊地養之輔君  北山 愛郎君    栗原 俊夫君  小平  忠君    小牧 次生君  小松  幹君    五島 虎雄君  河野  密君    佐々木更三君  佐々木良作君    佐竹 新市君  佐竹 晴記君    坂本 泰良君  櫻井 奎夫君    志村 茂治君  島上善五郎君    下川儀太郎君  下平 正一君    杉山元治郎君  鈴木茂三郎君    鈴木 義男君  田中幾三郎君    田中織之進君  田中 武夫君    田中 利勝君  田中 稔男君    田原 春次君  田万 廣文君    多賀谷真稔君  高津 正道君    滝井 義高君  竹谷源太郎君    楯 兼次郎君  辻原 弘市君    戸叶 里子君  堂森 芳夫君    中井徳次郎君  中居英太郎君    中崎  敏君  中島  巖君    中村 高一君  中村 時雄君    中村 英男君  永井勝次郎君    成田 知巳君  西尾 末廣君    西村 榮一君  西村 彰一君    西村 力弥君  野原  覺君    長谷川 保君  原   茂君    原   彪君  日野 吉夫君    平岡忠次郎君  平田 ヒデ君    福田 昌子君  帆足  計君    穗積 七郎君  細迫 兼光君    細田 綱吉君  前田榮之助君    正木  清君  松井 政吉君    松尾トシ子君  松岡 駒吉君    松平 忠久君  松原喜之次君    松前 重義君  松本 七郎君    三鍋 義三君  三宅 正一君    三輪 壽壯君  水谷長三郎君    武藤運十郎君  門司  亮君    森 三樹二君  森島 守人君    森本  靖君  八百板 正君    八木 一男君  八木  昇君    矢尾喜三郎君  安平 鹿一君    柳田 秀一君  山口シヅエ君    山口丈太郎君  山下 榮二君    山田 長司君  山花 秀雄君    山本 幸一君  横錢 重吉君    横路 節雄君  横山 利秋君    吉田 賢一君  和田 博雄君    渡辺 惣蔵君  石野 久男君    岡田 春夫君  川上 貫一君    久保田 豊君  小林 信一君    小山  亮君  中原 健次君  否とする議員の氏名    阿左美廣治君  愛知 揆一君    青木  正君  赤城 宗徳君    赤澤 正道君  淺香 忠雄君    荒舩清十郎君  有田 喜一君    有馬 英治君  安藤  覺君    五十嵐吉藏君  伊東 岩男君    伊藤 郷一君  池田 清志君    池田正之輔君  石井光次郎君    石坂  繁君  石田 博英君    石橋 湛山君  一萬田尚登君    稻葉  修君  犬養  健君    今井  耕君  宇田 耕一君    植原悦二郎君  植村 武一君    臼井 莊一君  内田 常雄君    内海 安吉君  遠藤 三郎君   小笠 公韶君  小笠原三九郎君   小笠原八十美君  小澤佐重喜君    大石 武一君  大倉 三郎君    大高  康君  大坪 保雄君    大野 伴睦君  大橋 忠一君    大村 清一君  岡崎 英城君    荻野 豊平君  加藤 精三君    加藤 高藏君  加藤常太郎君    加藤鐐五郎君  鹿野 彦吉君    神田  博君  亀山 孝一君    川崎末五郎君  川崎 秀二君    川島正次郎君  川野 芳滿君    菅  太郎君  菅野和太郎君    木崎 茂男君  木村 文男君    岸  信介君  北 れい吉君    北村徳太郎君  清瀬 一郎君    草野一郎平君  熊谷 憲一君    小泉 純也君  小枝 一雄君    小金 義照君  小島 徹三君    小平 久雄君  小西 寅松君    小林  郁君  小林かなえ君    河野 金昇君  河本 敏夫君    高村 坂彦君  纐纈 彌三君    齋藤 憲三君  坂田 道太君    櫻内 義雄君  笹本 一雄君    薩摩 雄次君  椎熊 三郎君    椎名悦三郎君  椎名  隆君    重光  葵君  島村 一郎君    首藤 新八君  白浜 仁吉君    周東 英雄君  須磨彌吉郎君    杉浦 武雄君  鈴木周次郎君    砂田 重政君  世耕 弘一君    瀬戸山三男君  園田  直君    田口長治郎君  田子 一民君    田中 龍夫君  田中 正巳君    田村  元君  高岡 大輔君    高木 松吉君  高瀬  傳君    高橋 禎一君  高橋  等君    高見 三郎君  竹内 俊吉君    竹尾  弌君  竹山祐太郎君    千葉 三郎君  塚田十一郎君    塚原 俊郎君  辻  政信君    綱島 正興君  渡海元三郎君    徳安 實藏君  床次 徳二君    内藤 友明君  中垣 國男君    中嶋 太郎君  中曽根康弘君    中村 梅吉君  中村三之丞君    中山 榮一君  仲川房次郎君    永田 亮一君  永山 忠則君    長井  源君  灘尾 弘吉君    楢橋  渡君  二階堂 進君    根本龍太郎君  野澤 清人君    野田 卯一君  馬場 元治君   橋本登美三郎君  橋本 龍伍君    長谷川四郎君  畠山 鶴吉君    花村 四郎君  早川  崇君    林  讓治君  林   博君    原  捨思君  福井 順一君    福井 盛太君  福田 赳夫君    福永 一臣君  福永 健司君    藤枝 泉介君  藤本 捨助君    船田  中君  古川 丈吉君    古島 義英君  保利  茂君    保科善四郎君  坊  秀男君    星島 二郎君  堀内 一雄君    本名  武君  眞崎 勝次君    眞鍋 儀十君  前尾繁三郎君    前田房之助君  前田 正男君    松浦周太郎君  松岡 松平君    松澤 雄藏君  松田竹千代君    松永  東君  松野 頼三君    松本 瀧藏君  松山 義雄君    三浦 一雄君  三田村武夫君    水田三喜男君  南  好雄君    宮澤 胤勇君  村上  勇君    村松 久義君  森   清君    森下 國雄君  山口 好一君    山崎  巖君  山下 春江君    山手 滿男君  山中 貞則君    山村新治郎君  山本 利壽君    山本 友一君  横井 太郎君    横川 重次君  吉田 重延君    早稻田柳右エ門君      ――――◇―――――
  34. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) この際三十分間休憩いたします。     午後七時十二分休憩      ――――◇―――――     午後七時四十八分開議
  35. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) 休憩前に引き続き会議を開きます。      ――――◇―――――
  36. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) 次に、中村梅吉君外二十一名提出の動議を議題といたします。  本動議は記名投票をもって採決いたします。本動議に賛成の諸君は白票、反対の諸君は青票を持参せられんことを望みます。閉鎖。氏名点呼を命じます。     〔参事氏名を点呼〕     〔各員投票〕     〔発言する者多し〕
  37. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) あとがつかえておりますから、すみやかに投票願います。     〔各員投票を継続〕
  38. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) すみやかに投票せられんことを望みます。     〔各員投票を継続〕
  39. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) すみやかに投票願います。     〔「ゆっくり歩け」と呼び、その他発言する者多し〕     〔各員投票を継続〕
  40. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) すみやかに投票願います。     〔各員投票を継続〕
  41. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) ただいまから十分以内に投票を願います。その時間内に投票されない方は棄権とみなします。     〔「横暴々々」と呼び、その他発言する者多し〕     〔各員投票を継続〕
  42. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) 残り時間は五分間ですから、すみやかに投票願います。     〔各員投票を継続〕
  43. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) 残り時間はわずかでありますから、すみやかに投票願います。     〔発言する者多し〕     〔各員投票を継続〕
  44. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) 投票権は尊重したいから、時間内にすみやかに投票願います。(拍手)     〔「時間々々」「議長の権威をどうする」と呼ぶ者あり〕     〔各員投票を継続〕
  45. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) 投票権を尊重したいから、すみやかに願います。     〔各員投票を継続〕
  46. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) すみやかに投票願います。     〔各員投票を継続〕
  47. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) 投票漏れはありませんか。――投票漏れなしと認めます。投票箱閉鎖。開匣。開鎖。  投票を計算いたさせます。     〔参事投票を計算〕
  48. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) 投票の結果を事務総長より報告いたさせます。     〔事務総長朗読〕  投票総数 三百四十二   可とする者(白票)   百九十五     〔拍手〕   否とする者(青票)  百四十五     〔拍手〕
  49. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) 右の結果、本日の議事における発言時間は、趣旨弁明については三十分、質疑、討論その他の発言については十五分とするに決しました。(拍手、発言する者あり)     ―――――――――――――  中村梅吉君外二十一名提出発言時間制限の動議を可とする議員の氏名    阿左美廣治君  相川 勝六君    逢澤  寛君  愛知 揆一君    青木  正君  赤城 宗徳君    赤澤 正道君  淺香 忠雄君    荒舩清十郎君  安藤  覺君    生田 宏一君  池田 清志君    池田正之輔君  石井光次郎君    石坂  繁君  石田 博英君    石橋 湛山君  一萬田尚登君    稻葉  修君  犬養  健君    今井  耕君  今松 治郎君    植原悦二郎君  植村 武一君    臼井 莊一君  遠藤 三郎君   小笠 公韶君  小笠原三九郎君    小澤佐重喜君  大倉 三郎君    大島 秀一君  大坪 保雄君    大野 市郎君  大野 伴睦君    大橋 武夫君  大橋 忠一君    大村 清一君  太田 正孝君    荻野 豊平君  奧村又十郎君    加藤 精三君  加藤 高藏君    加藤鐐五郎君  鹿野 彦吉君    亀山 孝一君  川崎末五郎君    川崎 秀二君  川島正次郎君    川野 芳滿君  菅  太郎君    木崎 茂男君  木村 文男君    岸  信介君  北 れい吉君    北澤 直吉君  北村徳太郎君    清瀬 一郎君  楠美 省吾君    熊谷 憲一君  倉石 忠雄君    小泉 純也君  小枝 一雄君    小金 義照君  小島 徹三君    小平 久雄君  小西 寅松君    小林  郁君  小林かなえ君    小山 長規君  河野 金昇君    纐纈 彌三君  佐々木秀世君    佐伯 宗義君  齋藤 憲三君    坂田 道太君  櫻内 義雄君    笹本 一雄君  笹山茂太郎君    薩摩 雄次君  志賀健次郎君    椎熊 三郎君  椎名悦三郎君    椎名  隆君  重政 誠之君    篠田 弘作君  首藤 新八君    正力松太郎君  白浜 仁吉君    周東 英雄君  須磨彌吉郎君    杉浦 武雄君  鈴木周次郎君    砂田 重政君  瀬戸山三男君    關谷 勝利君  園田  直君    田口長治郎君  田子 一民君    田中伊三次君  田中 龍夫君    田中 正巳君  田村  元君    高岡 大輔君  高木 松吉君    高碕達之助君  高橋 禎一君    竹内 俊吉君  竹尾  弌君    竹山祐太郎君  千葉 三郎君    塚田十一郎君  辻  政信君    綱島 正興君  渡海元三郎君    徳田與吉郎君  床次 徳二君    内藤 友明君  中垣 國男君    中嶋 太郎君  中曽根康弘君    中村 梅吉君  中山 榮一君    中山 マサ君  仲川房次郎君    永田 亮一君  灘尾 弘吉君    二階堂 進君  西村 直己君    根本龍太郎君  野澤 清人君    野依 秀市君  橋本 龍伍君    長谷川四郎君  畠山 鶴吉君    花村 四郎君  濱野 清吾君    早川  崇君  林  讓治君    林   博君  原 健三郎君    原  捨思君  平野 三郎君    廣川 弘禪君  廣瀬 正雄君    福井 盛太君  福田 赳夫君    福田 篤泰君  福永 一臣君    福永 健司君  藤枝 泉介君    船田  中君  古川 丈吉君    保科善四郎君  坊  秀男君    星島 二郎君  堀内 一雄君    堀川 恭平君  本名  武君    眞崎 勝次君  眞鍋 儀十君    前尾繁三郎君  前田 正男君    町村 金五君  松浦周太郎君    松岡 松平君  松澤 雄藏君    松田竹千代君  松野 頼三君    松本 瀧藏君  松山 義雄君    三浦 一雄君  三木 武吉君    三田村武夫君  水田三喜男君    南  好雄君  宮澤 胤勇君    村上  勇君  村松 久義君    森   清君  森下 國雄君    森山 欽司君  山口 好一君    山崎  巖君  山下 春江君    山手 滿男君  山中 貞則君    山本 勝市君  山本 粂吉君    山本 正一君  山本 利壽君    山本 友一君  横井 太郎君    横川 重次君  吉田 重延君    渡邊 良夫君  否とする議員の氏名    阿部 五郎君  青野 武一君   赤路 友藏君  茜ケ久保重光君    淺沼稻次郎君  足鹿  覺君    飛鳥田一雄君  有馬 輝武君    淡谷 悠藏君  井岡 大治君    井谷 正吉君  井手 以誠君    井上 良二君  井堀 繁雄君    伊瀬幸太郎君  伊藤卯四郎君    伊藤 好道君  猪俣 浩三君    池田 禎治君  石田 宥全君    石橋 政嗣君  石村 英雄君    石山 權作君  稲富 稜人君    稻村 隆一君  今澄  勇君    今村  等君  受田 新吉君    小川 豊明君  大西 正道君    大矢 省三君  岡  良一君    岡本 隆一君  加賀田 進君    加藤 清二君  風見  章君    春日 一幸君  片島  港君    片山  哲君  勝間田清一君    上林與市郎君  神近 市子君    神田 大作君  川俣 清音君    川村 継義君  河上丈太郎君    河野  正君  菊地養之輔君    北山 愛郎君  栗原 俊夫君    小平  忠君  小牧 次生君    小松  幹君  五島 虎雄君    河野  密君  佐々木更三君    佐々木良作君  佐竹 新市君    佐竹 晴記君  佐藤觀次郎君    櫻井 奎夫君  志村 茂治君    島上善五郎君  下川儀太郎君    下平 正一君  杉山元治郎君    鈴木茂三郎君  鈴木 義男君    田中幾三郎君  田中織之進君    田中 武夫君  田中 稔男君    田原 春次君  田万 廣文君    多賀谷真稔君  高津 正道君    滝井 義高君  竹谷源太郎君    楯 兼次郎君  辻原 弘市君    戸叶 里子君  堂森 芳夫君    中井徳次郎君  中居英太郎君    中崎  敏君  中島  巖君    中村 時雄君  中村 英男君    永井勝次郎君  成田 知巳君    西尾 末廣君  西村 榮一君    西村 彰一君  西村 力弥君    野原  覺君  長谷川 保君    原   茂君  原   彪君    日野 吉夫君  平岡忠次郎君    平田 ヒデ君  古屋 貞雄君    帆足  計君  穗積 七郎君    細迫 兼光君  細田 綱吉君    前田榮之助君  正木  清君    松井 政吉君  松尾トシ子君    松岡 駒吉君  松平 忠久君    松原喜之次君  松本 七郎君    三鍋 義三君  三宅 正一君    三輪 壽壯君  水谷長三郎君    門司  亮君  森 三樹二君    森島 守人君  森本  靖君    八百板 正君  八木 一男君    八木  昇君  矢尾喜三郎君    安平 鹿一君  柳田 秀一君    山口シヅエ君  山口丈太郎君    山崎 始男君  山下 榮二君    山田 長司君  山花 秀雄君    山本 幸一君  横錢 重吉君    横路 節雄君  横山 利秋君    吉田 賢一君  和田 博雄君    渡辺 惣蔵君  岡田 春夫君    川上 貫一君  久保田 豊君    小林 信一君  小山  亮君    中原 健次君      ――――◇―――――
  50. 長谷川四郎

    ○長谷川四郎君 議事日程追加の緊急動議を提出いたします。すなわち、淺沼稻次郎君外四名提出、小林国務大臣不信任決議案は、提出者の要求の通り委員会の審査を省略してこの際これを上程し、その審議を進められんことを望みます。
  51. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) 長谷川君の動議に御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  52. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) 御異議なしと認めます。よって、日程は追加せられました。  小林国務大臣不信任決議案を議題といたします。提出者の趣旨弁明を許します。長谷川保君。     ―――――――――――――   小林国務大臣不信任決議案    小林国務大臣不信任決議  本院は、国務大臣小林英三君を信任せず。  右決議する。     ―――――――――――――     〔長谷川保君登壇〕
  53. 長谷川保

    ○長谷川保君 私は、ただいま上程せられました厚生大臣小林英三君の不信任決議案について、提出者を代表し、その趣旨説明を行わんとするものであります。(拍手)  初めに、主文及び理由書を朗読いたします。(「総理大臣はどうした」「議長、休憩だ」と呼び、その他発言する者多く、議場騒然)初めに、主文及び理由書を朗読いたします。    小林国務大臣不信任決議案  本院は、国務大臣小林英三君を信任せず。  右決議する。   〔拍手〕     理由   政府は、さきに社会保障制度の拡充強化をその重要政策として国民に公約したにもかかわらず、健康保険法の改悪を中心として社会保障の重大なる後退を策し、その結果、保険医総辞退等の非常事態を招来し、わが国社会保障制度を全面的ほう壊の危機におとしいらしめつつある。   右は、再軍備政策のために憲法第二十五条の精神をじゆうりんし、国民生活を犠牲にしてわが国民主政治の根本を破壊する暴挙であつて、その直接の担当者たる小林厚生大臣の政治的責任は断じて許すことはできない。これが、本決議案を提出する理由である。   〔拍手〕  諸君、御承知のように、今日、自民党諸君の提出いたしました小選挙区法、これを諸君は二大政党を育成していくためのものであると申しております。われわれ社会党は、これに対しまして、これは自民党の一党独裁を企てるクーデターである、(拍手)従って、日本の民主主義を守るために、断固これを阻止しなければならないと主張しております。こういうようなところからいたしまして、まことに残念なことでありますが、今日のような、こういう事態に立ち至っておるわけであります。  一体、三大政党ができるということは、原理的に申しますと好ましいことであります。しかしながら、わが国におきまして今回二大政党ができましてからのことを考えてみますると、私は、残念ながら、日本では二大政党はだめだと思うのであります。二大政党がもしわれわれに受け入れらるべきものであるとするならば、これは、共通の、お互いに話し合う場がなければなりません。(「その通り」)議会制度の根本をなしまする選挙制度において、まず第一に何よりも先に話し合うということができていなければ、話し合いの場ができるはずがないではありませんか。(拍手)それを、諸君は、何ゆえに社会党に諮らずしてあの小選挙区の法案を提出し、これをあくまでやらんとするのであるか。そういうところに今日の混乱がきている。この混乱がきて、大事な血税をもって、国費をもってこの国会が開かれておりまするとき、諸君、このときに、ただいまから私が申し上げまするような貧しい病人、みなし子、あるいはまた病気にかかった勤労大衆が、医者にもかかることをようしないような事件が起っていっておるのであります。(拍手)自民党の中にも良心のある人があるでありましょう。このような良心のある人はないのでありますか。こういうような事態に立ち至らしております、こういういわゆるゲリマンダーとして日本のあらゆる世論から非難されておりますものを、身をもって阻止するような人が、自民党の中に一人もいないのか。(拍手)  諸君、第一次鳩山内閣以来、鳩山内閣が、総選挙において、あるいは首相の施政方針演説において、社会保障制度の拡充強化をその金看板として国民に公約して参りましたことは、諸君御承知の通りであります。しかるに、その後の行政の実情を見るに、まことにこの看板はまっかな偽わりでありました。(拍手)何ものよりも尊重せらるべき人命は、はなはだしく軽視せられ、あらゆる面で社会保障は後退していると断ぜざるを得ないのでございます。(拍手)われわれの国会におけるたび重なる警告にもかかわらず、少しも改められておりません。かたくなにも、いよいよその反動の逆コースを突進しつつあるのでありまして、厚生行政の現状に対し、われわれは断じて黙視することはできないのであります。(拍手)  まず第一に、最近国立療養所において実施せられたつき添い婦制度の廃止により、多くの貧しい重症結核患者を死に至らしめた事件について、厚生大臣の責任を追及しなければなりません。御承知のように、昨年の第二十三特別国会において、国立療養所の患者つき添い婦四千三百人を廃止することを厚生省が言い出しました。全国の結核療養所、国立病院等の結核患者と、つき添い婦並びに病院当局に大衝撃を与え、国会あるいは政府に対する大陳情、嘆願となり、衆参両社会労働委員会は、これを取り上げて実情を調査した結果、厚生当局の計画に反省を促すこととなり、このつき添い婦制度を廃止するということについて、これにかわるべき十分なる人員並びに設備を整備することなくしては、つき添い看護制度を廃止すべきではない旨、それぞれ決議をいたしたのであります。厚生大臣小林英三君は、実にそのときの参議院社会労働委員長であったのであります。  しかるに、第二次鳩山内閣が成立して、小林君みずから厚生大臣に就任すると、無責任にも、第二十三特別国会の決議はこれを無視して、四千三百人のつき添い婦はこれを廃止して、二千三百七十人の常勤労務者なる制度に切りかえたのであります。この常勤労務者は三交代制度であるため、労働力は今までの六分の一ぐらいになるのであります。そこで、厚生省は、この労働力の不足を補うため、残酷きわまりない方法をとったのであります。(拍手)すなわち、全国の国立療養所に通牒を発して、今まで一人々々の部屋、すなわち個室の病室に静かに療養をしていた重症患者や手術直後の患者を、六人部屋、八人部屋、十二人部屋等々の大部屋病室に移して、一人の常勤労務者で数人あるいは十数人を看護させるようにしたのであります。この結果、この重症患者の中には一晩中せきをする者もありますから、他の者は眠られない。あるいは、病状がよくない患者のために、看護婦が一晩中出入りをしますから、患者は眠れない。眠れないから、病状は急速に増悪して喀血をする。喀血をしても、看護婦の手が足らないから、御飯のお養いをしてやれない。喀血患者が、自分の胸の上におぜんを載せて自分で食べる。熱が出て、食べるのがものうくなる。そうすると、食べないでおくと、看護婦は食ぜんを下げていってしまうから、何度も食事もしない。病状はいよいよ増悪する。ひどい話になると、呼吸困難の重症結核患者が酸素吸入のバルブを自分で調節しなければならない。(「でたらめを言うな」と呼ぶ者あり)諸君、聞いてもらいたい。この患者のごときは、この苦しさを私に訴えてきた数日後に死んでいっているのです。(拍手)ある国立療養所では、結核患者が無理して、自分で便所に行って、喀血して、そのまま死んでいました。(「名前を言え」と呼ぶ者あり)名前を言ってあげれば承知するか。言えと言うならば言いますよ。国立下志津結核療養所に行って調べなさい。事実だから、静かに聞いてもらいたい。また、ある療養所で、重症患者が死んだのを知らずにいたということさえある。また、ある国立療養所から来た手紙には、ああ、こんなところに来なければよかった、こんなところに来なければよかったと、この大部屋病室をのろいながら死んでいった重症患者がありました。(拍手)どうかこんなことをさせないで下さいと、――名前を今度は申しましょう、国立天龍荘のその友だちから私のところに涙の嘆願書が来ているのだ。(拍手)  諸君、諸君は瀕死の重症の床に横たわった経験がおありでしょうか。諸君の愛する奥さんや子供、あるいは親たちを看病したことがありますか。そのとき、お互いはどうするでしょうか。酸素だ。リンゲルだ。そして、必要なことを言うのにも、看護する者たちは目くばせをして、声をひそめてささやき合い、夜は電燈に黒い布をかけて刺激を少くし、足音を忍ばせて、片時でも眠らせようと細心の注意をする。さめれば、病人の好きなものを調理して、一さじでも食べさせようと、あらゆる努力を傾ける。そして、この一さじ一さじのおかゆを食べさせることを積み上げて、さしもの危機を切り抜けさせていく。これがお互い重症患者の生命の危機を切り抜けていく唯一の道なのであります。(拍手)しかるに、たった三億円の予算を節約するために、つき添い婦制度を常勤労務者に変え、最も安静を必要とする重症結核患者を個室から大部屋に移して苦しめ抜いて、口に合った食物どころか、暖かいみそ汁すら与うることをせず、涙とのろいの中に死なしめる。これが国家の名において設立、経営せられつつある国立結核療養所の姿であるとは 一体何たることでありましょう。(拍手)  また、一方、首切られたつき添い婦の多くの者は、子供や老人をかかえた未亡人であったり、病気の夫や子供をかかえた婦人で、つき添い婦という仕事が二十四時間勤務で、骨が折れても収入が一万余円になるので、働き抜いて家族を養っていたのでありますが、これが働き場を追われて、前途を憂えて、中には気が違い、あるいは自殺した者も出たのであります。一部の若いつき添い婦の中には、常勤労務者にあらためて雇い入れられたが、収入は今までの半分になり、どうして家族をかかえて暮していこうかと、先日も国立東京療養所で涙を流して訴えられました。年の進んだ者は雇ってくれるところもない。転職を世話すると厚生省は言ったけれども、事実は口ばかりで、ほとんどが失職していったのであります。このつき添い婦制度の廃止の結果は、これのみにとどまりませんでした。多くの国立療養所は、万やむなく重症結核患者の入院を拒絶しております。患者の外科手術は半分ぐらいに減らしました。そして、結核療養所はがらあきになっています。国立結核療養所が重症の結核患者の入院を拒否して、一体どうなるのでしょう。(拍手)今日、結核の外科手術の進歩と、これに化学製剤の併用によって、ほとんど治癒しない結核患者はなくなっているときに、国立療養所が看護の手不足からこれを回避して、一体結核に苦しむ家庭はどうなるのでしょう。たくさんの患者が、当然受けらるべき治療を受けられずして死んでいく。これがつき添い婦制度廃止に現われた小林行政であります。(拍手)  一体、民主主義とは何ですか。社会保障とは何でありますか。究極的にいえば、個人の生命を何よりも大事にすることでありましょう。(拍手)小林厚生行政のどこに、国民の生命をほんとに大事にする生き生きとした政治が見られましょうか。つき添い婦廃止は、今年初めから始まり、四月一日をもって強行されました。まだ何百人、何千人という大きな犠牲者は出てはおりませんが、このままいけば大へんです。今にして小林君の退陣を願わねば、災いの及ぶところはかり知れないものがありましょう。(拍手)人命軽視、これ小林君の不信任の第一の理由であります。(拍手)  小林君不信任の第二の理由として、私は彼の結核行政の失敗をあげなければなりません。一昨年、政府は結核患者入退所基準なるものを作って、かわいそうな貧しい結核患者を国立病院や結核療養所から追い出すこととしました。追い詰められた結核患者は、これに抵抗して各地に座り込みをし、文字通り死の抗議をいたしたのでありますが、そのとき政府が公表した入退所基準設定の理由は、結核療養所の病床が一ぱいで、家庭に置いては危険な重症患者を入院させることができないから、軽い者は退院してもらうのだと発表したのであります。それから一年半、今日わが国の結核療養所の実態はいかがでありましょうか。全国の結核療養所、病院のベット数二十二万床のうち、少くとも三万五千ベッドがあいております。それでは結核患者はなくなったのかと申しますと、そうではありません。一九五三年及び五四年に厚生省がいたしました結核実態調査によりますと、全人口中、結核の病変を認めるものは五百五十三万人、そのうち医療を要する結核患者二百九十二万人、休養を要するもの三十二万人、注意を要するもの二百二十九万人に上ることが明らかになりました。しかして、この二百九十二万人の結核患者の発生状況を見ると、農業地区、漁業地区、工業地区、商業地区などによって著しい違いは認められず、年令別発生状況を見ると、三十才以下よりも三十一才以上の方に多く発生しておる。また、現在、医療を必要としながら、結核患者であることを自覚していないものが八〇%も存在することが判明したのであります。また、この二百九十二万人分結核患者中、即時入院治療を要する者実に百三十七万人の多きに達しているのであります。諸君、こんなわけのわからない話がまたとあるでありましょうか。(拍手)今申し上げたように、全国の結核療養所、病院のベッドが二十二万ベッド、今直ちに入院治療を要する結核患者が百三十七万人、どう考えても結核療養所や病院は満員でなければならないのに、三万五千ベッドがあいているというのです。(拍手)まことに鳩山内閣小林厚生行政の七不思議と申すよりほかはありません。(拍手)  どうしてこんな七不思議ができたのか。原因はいろいろありましょう。しかし、何といっても、直接の原因はきわめて簡単明瞭であります。わずかの予算を惜しんで、貧しい肺病患者を結核療養所、病院から締め出したのです。すなわち、入退所基準の強行に、さらに加えて、生活保護法の医療券を引き締めて入院ができないようにし、あるいは生活保護で入院している患者に一部負担を強化して退院を余儀なくし、あるいはつき添い看護券を取り上げ、いやおうなしに療養ができないようにして貧しい患者を病院から締め出したのであります。(拍手)  御参考に、一、二実例を申し上げましょう。  幼いときに父親を肺結核で失い、次いで母をも失った孤児の姉弟がありました。親類の手によって養育されて姉はようやく看護婦になったが、弟は不幸結核にかかり、ある結核療養所に生活保護で入院治療していたのであります。昨年来の医療券の引き締めで、この看護婦になったばかりの姉の収入は一カ月千七百八十九円を残すだけで、他は全部弟の入院料の一部負担として支払わねばならなくなった。この千七百八十九円で衣食住から交通費まで一切まかなわねばならないというのであります。とうていできないことでありますから、涙ながらに弟は退院をしていったのであります。  次は、別の実例でありますが、昨年、私が、ある社会福祉事務所に行きました。子供をかかえた若い婦人が泣いていました。亭主が重症の結核で、ある療養所に入院して療養している。子供をかかえて働いていた細君に、前同様、一部負担の命令がきた。思案に余って、細君が社会福祉事務所にかけ合いに来たのです。福祉事務所は、その一部負担ができないなら医療券を出すことはできないと言う。細君が、涙を流して、これは私たちに死ねということです、それは無理ですと抗議しておる。福祉事務所の職員は、死んでも仕方がありませんと言う。細君が目をつり上げ、それでは私たちは死にます、必ず死んでみせますと言うて、声を上げて泣いておった。これは、諸君、実例であります。  厚生省当局が、最近、社会労働委員会において、私の要求により提出した、結核治療のため入院できないおもな理由なる資料によりますと、結核患者が結核療養所に入院できない理由は、第一、働かなければならない、第二、失業、就職困難または落第のおそれ、第三、入院費が払えない、第四、社会保険の打ち切り、第五、家族等周囲の人の無理解というのであります。この第五の家族の無理解というのも、結局は経済問題を原因とするものであることは、容易に想像ができるところであります。であるとすれば、落第という学生の場合を除いて、結核患者が入院できない理由は、ことごとく経済問題だということができましょう。(拍手)かくて、諸君、前述の一九五三年の厚生省の結核実態調査では、医療を要すると判定された者のうち、一年間に現実に医療を受けた者はわずかに二六%、入院を要すると判定された者のうち、入院したものは、わずかに一七%にすぎないのであります。(拍手)これが厚生省の資料である。かくて、貧しい結核患者が結核療養所から締め出された結果がどうなるか。天につばきする者は、みずからその結果を受けねばなりません。  この危険な開放性結核患者が、その貧しい家庭において家庭と同居生活をし、こそくな売薬や、むちゃくちゃな化学療法をするために、同じく厚生省の調査によれば、一年間に三十三万人の新しい結核患者が発生し、その三分の一は十才未満の幼児であります。さらに、おそるべきことには、耐性菌患者、すなわちストレプトマイシン、パス、ヒドラジッド等、結核の化学製剤に対する抵抗性のある結核菌を持つ患者が激増してきており、国立清瀬病院の新入院患者について調査すると、その八〇%がこのおそるべき抵抗性を持つ結核菌による患者であるのであります。(拍手)さらに、また、浜松市のある診療所におきましては、昨年前半には見られなかった重症結核患者の新しい外来患者が非常に最近多くなってきたのであります。長年の間多額の国費を投入し、あらゆる努力を傾倒して、昭和十八年にはわが国の結核死亡者数十七万一千人であったものが、昭和二十八年にはわずか五万七千人に激減せしめて、ようやく結核亡国よりのがれ出んとしたわが国は、今や再び結核亡国に逆転せんとしておるのであります。(拍手)われわれ、社会労働委員会において、幾たびかこれを警告したにもかかわらず、小林君はその方針を改めようとはしないのであります。われわれが小林君を弾劾するのは当然ではありませんか。ただいま申し上げましたように、昭和十八年に比べて、十年後の昭和二十八年には、人口が三割も激増しておるのに、年間十一万四千人も結核死亡者数が減じたことは、決して自然にできてきたのではないのであります。
  54. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) 長谷川君、申し合せの制限時間が過ぎましたから、簡単に願います。
  55. 長谷川保

    ○長谷川保君(続) 世界ですべて……(発言する者多く、議場騒然、聴取不能)成果であります。ストレプトマイシンその他の化学製剤の発見発明において、いかに多くの学者が苦心惨たんしたかは、申すまでもありません。わが国においても、岡明道博士を初め、いかに多くの学者が結核病理の解明に努力されたか。結核外科手術療法でも、都築正男博士を初め、いかに多くの医師が縷骨の苦闘をされたか。今から十年前までは、胸郭成形手術をしても、ことごとくが化膿し、この手術を受けた者の半数以上が死亡したのが、ほんの数年前のことであったのであります。(「総理大臣を出せ」「長谷川君、やりなさい」と呼び、その他発言する者多く、議場騒然)  総理を出す約束をしたので、私は総理の出席を求めている。出ないというばかなことがあるか。出ないということがどこにあるか。そういう不当なことが一体どこにあるか。(「すぐ総理を連れてこい」「総理が来るまで長谷川君待て」「やれやれ」と呼び、その他発言する者多く、議場騒然)  昭和年代の初め以来、結核療養所を設立して、国民……(発言する者多く、議場騒然、聴取不能)わが国民を結核亡国から救わんとした君たちが、いかに多くの迫害を受けたかは、わが国民は決して忘れてはなりません。(拍手)どんなに多くの……(発言する者多く、議場騒然、聴取不能)小林さんに考えてもらわねばなりません。わが日本の結核の撲滅に最後の一撃を食らわすべき絶好のチャンスに、こんな結核対策をやられてはたまりません。これが小林君に退陣を願う第二の理由であります。  小林君不信任の第三の理由は、その冷酷なる生活保護の施策にあります。
  56. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) ……。     〔発言する者多く、議場騒然、聴取不能〕
  57. 長谷川保

    ○長谷川保君(続) 議長はすぐ総理が出るからと言うので、質問を進めてきた。その議長が私の発言をするなとは何事だ。議長にそんな権利があるか。私は断じて承服しません。議長が約束しないなら私はがまんします。議長はすぐ出すから進めて下さいと言った。それを出さないとは何だ。(「総理はどうした」「総理を出せ」と呼び、その他発言する者多く、議場騒然)  御承知のように、戦前から、わが国にも各種の保護制度がありました。戦後、民主主義の理念の徹底、新憲法の制定とともに、国家の責任に基く国民の最低限度の生活の保障という理念が明らかにされ、従来の扶助制度にかわって、憲法第二十五条に定める生活保障の実定法として、国民の権利としての最低生活保障の態勢が確立せられるに至ったのであります。この生活保護法は、いわゆる公的扶助制度ではあるが、昔の恩恵的な観念に基いて……
  58. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) ……。     〔発言する者多く、議場騒然、聴取不能〕
  59. 長谷川保

    ○長谷川保君(続) 昔の恩恵的な観念に基いて生活の保障が行われるのではなくて、その原因のいかんを問わず、すべての困窮に対し、無差別平等に、国家責任のもとに扶助が行われるものであって、この意味からは、わが国における国民生活の保障は近代的な理念に裏づけられているものといえるのであります。しかし、このりっぱな近代的な民主主義社会の原理に立った生活保護法の最近の施行の実態はいかがでありましょうか。一九五四年十一月における被保護世帯の現状は、世帯数六十三万四千世帯、人員数約百八十八万人……
  60. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) 長谷川君――長谷川君、簡単に願います。簡単に……。
  61. 長谷川保

    ○長谷川保君(続) ……(発言する者多く、議場騒然、聴取不能)といわなければなりません。これらの大部分の人々はいわゆる潜在失業者と考えられ、しょせんは資本主義社会の欠陥かち生み出されたものであり、当然国家の責任といわねばなりません。さらに、被保護世帯の転落の原因は、病気によるものがその五七%を占めているのであります。生活保護費のうち五〇%は病気のため……(「総理を呼べ」と呼び、その他発言する者多く、議場騒然、聴取不能)医療扶助のうち約六〇%は結核の医療費であります。生活保護法の実施の実態を……(発言する者多く、議場騒然、聴取不能)これらの被保護世帯の発生の原因、ほとんど全部が国家の責任になるのであります。憲法二十五条は、そのまま文字通りに、これら千二百万人の人々にあたたかい救いの手として差しのべられなければならないのが当然であります。(拍手)しかるに、最近における保護の実態はいかがでありましょうか。医療扶助において、いかに残酷に結核患者を療養所から追い出しているか。また、貧しい結核患者の入院を締め出しているかは、すでに前述の通りであります。生活扶助の実態については、福祉事務所の窓口は封建時代そのまま……(発言する者多く、議場騒然、聴取不能)しばしば被保護世帯の住居に入り込んで、たんすの中までかき回す実情であります。遺児を抱えた戦争未亡人家庭のごときも、わずかの遺族扶助料を受け取るごとに生活扶助費は停止される状況であります。(拍手)この扶助の実態は、説明するには多言を要しません。厚生省所定の一般生活費認定基準額表を御紹介いたしますれば、全く明らかであります。これによりますれば、三級地、すなわち地方都市におきまして、二十五才より六十才の人におきまして、一ヵ月婦人は食費一千二百五円……(発言する者多く、議場騒然、聴取不能)衛生費、合計百十円、計一カ月千三百七十五円であります。
  62. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) 長谷川君、降壇を願います。     〔「やれ、やれ」と呼び、その他発言する者多く、議場騒然〕
  63. 長谷川保

    ○長谷川保君(続) 男子につきましては、食費千五百円、被服費六十円、入浴費四十円、散髪費五十円、衛生費十五円、合計千六百六十五円であります。一体どうしてこれでやっていけますか。国民の生命を何よりも守らなければならぬ民主政治、(拍手)この担当者である厚生省、その厚生省が義務立法として昭和二十一年に制定した生活保護、(「総理を呼べ」と呼び、その他発言する者多し)これは、御承知のように、憲法第二十五条の精神にのっとって、すべて国民は健康にして文化的な最低限度の生活を営む権利を有することになっているではありませんか。(拍手)それを、一体一カ月千三百七十五円で……。
  64. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) 長谷川君、ちょっとやめて下さい。ちょっと演説をやめて下さい。
  65. 長谷川保

    ○長谷川保君(続) 諸君、そのほか私は言うべきことをこんなに持っている。(拍手)けれども、議長が言いますから、ここで一応打ち切りますが、これだけ言っただけでも、厚生大臣小林英三君不信任は当然ではありませんか。……(「やれ、やれ」と呼び)、その他発言する者多く、議場騒然、聴取不能、拍手)これでやめます。
  66. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) 済みましたか。――済みましたか。  鳩山総理の出席を要求しましたところ、所用のため登院いたしかねるとのことであります。     〔「何が所用だ」「散会だ、散会だ」と呼び、その他発言する者多く、議場騒然〕
  67. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) 討論の通告があります。順次これを許します。滝井義高君。――滝井君、しばらくお待ち下さい。     〔「総理を呼べ、散会々々」と呼び、その他発言する者多く、議場騒然〕      ――――◇―――――
  68. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) この際、井上良二君外百五十二名から、鳩山総理出席要求のため暫時休憩すべしとの動議が提出されました。  本動議は記名投票をもって採決いたします。井上良二君外百五十二名提出の動議に賛成の諸君は白票、反対の諸君は青票を持参せられんことを望みます。閉鎖。  氏名点呼を命じます。     〔参事氏名を点呼〕     〔各員投票〕
  69. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) すみやかに投票せられんことを望みます。     〔各員投票を継続〕
  70. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) すみやかに投票せられんことを望みます。     〔各員投票を継続〕
  71. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) すみやかに願います。     〔各員投票を継続〕
  72. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) ただいまから十分以内に投票されるように望みます。この時間内に投票されない方は棄権とみなします。     〔各員投票を継続〕
  73. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) 既定の時間はわずかでありますから、すみやかに投票願います。――お早く願います。――棄権せられない人はすみやかに願います。     〔各員投票を継続〕
  74. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) 制限時間が参りました。すみやかに願います。――お早く願います。――棄権せられない人はすみやかに願います。     〔各員投票を継続〕
  75. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) 重ねて申します。制限時間内に投票せられない方は棄権とみなします。(拍手、「まだある、まだある」と呼ぶ者あり)――投票せられる方は、制限時間内にすみやかに投票せられんことを望みます。     〔各員投票を継続〕
  76. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) 投票漏れはありませんか。――投票漏れなしと認めます。(「まだある」と呼ぶ者あり)投票箱閉鎖。開匣。開鎖。(「一票残っているじゃないか」と呼び、その他発言する者多し)――開鎖。投票を計算いたさせます。     〔参事投票を計算〕     〔「異議あり」と呼び、その他発言する者多く、議場騒然〕
  77. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) 投票の結果を事務総長より報告いたさせます。     〔事務総長朗読〕  投票総数     〔発言する者多く、議場騒然、聴取不能〕   可とする者(白票)     〔発言する者多く、議場騒然、聴取不能〕   否とする者(青票)     〔拍手、発言する者多く、議場騒然、聴取不能〕
  78. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) 右の結果……(発言する者多く、議場騒然、聴取不能)君外……(発言する者多く、議場騒然、聴取不能)名提出の動議は否決されました。(拍手)     〔参照〕  事務総長報告の投票の結果は次の通りである。   投票総数 四百六    可とする者(白票)  百五十五    否とする者(青票) 二百五十一  井上良二君外百五十二名提出鳩山総理出席要求のため暫時休憩すべしとの動議を可とする議員の氏名    阿部 五郎君  青野 武一君    赤路 友藏君  赤松  勇君   茜ケ久保重光君  淺沼稻次郎君    足鹿  覺君  飛鳥田一雄君    有馬 輝武君  淡谷 悠藏君    井岡 大治君  井谷 正吉君    井手 以誠君  井上 良二君    井堀 繁雄君  伊瀬幸太郎君    伊藤卯四郎君  伊藤 好道君    猪俣 浩三君  池田 禎治君    石田 宥全君  石橋 政嗣君    石村 英雄君  石山 權作君    稲富 稜人君  稻村 隆一君    今澄  勇君  今村  等君    受田 新吉君  小川 豊明君    大西 正道君  大矢 省三君    岡  良一君  岡本 隆一君    加賀田 進君  加藤 清二君    風見  章君  春日 一幸君    片島  港君  片山  哲君    勝間田清一君  上林與市郎君    神近 市子君  神田 大作君    川俣 清音君  川村 継義君    河上丈太郎君  河野  正君    木原津與志君  菊地養之輔君    北山 愛郎君  久保田鶴松君    栗原 俊夫君  小平  忠君    小牧 次生君  小松  幹君    五島 虎雄君  河野  密君    佐々木更三君  佐々木良作君    佐竹 新市君  佐竹 晴記君    佐藤觀次郎君  坂本 泰良君    櫻井 奎夫君  志村 茂治君    島上善五郎君  下川儀太郎君    下平 正一君  杉山元治郎君    鈴木茂三郎君  鈴木 義男君    田中幾三郎君  田中織之進君    田中 武夫君  田中 利勝君    田中 稔男君  田原 春次君    田万 廣文君  多賀谷真稔君    高津 正道君  滝井 義高君    竹谷源太郎君  楯 兼次郎君    辻原 弘市君  戸叶 里子君    堂森 芳夫君  中井徳次郎君    中居英太郎君  中崎  敏君    中島  巖君  中村 高一君    中村 時雄君  中村 英男君    永井勝次郎君  成田 知巳君    西尾 末廣君  西村 榮一君    西村 彰一君  西村 力弥君    野原  覺君  長谷川 保君    原   茂君  原   彪君    日野 吉夫君  平岡忠次郎君    平田 ヒデ君  福田 昌子君    古屋 貞雄君  帆足  計君    穗積 七郎君  細迫 兼光君    細田 綱吉君  前田榮之助君    正木  清君  松井 政吉君    松尾トシ子君  松岡 駒吉君    松平 忠久君  松原喜之次君    松前 重義君  松本 七郎君    三鍋 義三君  三宅 正一君    三輪 壽壯君  水谷長三郎君    武藤運十郎君  門司  亮君    森 三樹二君  森島 守人君    森本  靖君  八木 一男君    八木  昇君  矢尾喜三郎君    安平 鹿一君  柳田 秀一君    山口シヅエ君  山口丈太郎君    山崎 始男君  山下 榮二君    山田 長司君  山花 秀雄君    山本 幸一君  横錢 重吉君    横路 節雄君  横山 利秋君    吉田 賢一君  和田 博雄君    渡辺 惣蔵君  石野 久男君    岡田 春夫君  川上 貫一君    小林 信一君  小山  亮君    中原 健次君  否とする議員の氏名    阿左美廣治君  相川 勝六君    逢澤  寛君  愛知 揆一君    青木  正君  赤城 宗徳君    赤澤 正道君  秋田 大助君    淺香 忠雄君  荒舩清十郎君    有田 喜一君  有馬 英治君    安藤  覺君  五十嵐吉藏君    井出一太郎君  伊東 岩男君    伊東 隆治君  生田 宏一君    池田 清志君  石井光次郎君    石坂  繁君  石田 博英君    石橋 湛山君  一萬田尚登君    稻葉  修君  犬養  健君    今井  耕君  今松 治郎君    宇田 耕一君  宇都宮徳馬君    植村 武一君  臼井 莊一君    内田 常雄君  内海 安吉君    江崎 真澄君  遠藤 三郎君   小笠 公韶君  小笠原三九郎君    小澤佐重喜君  大麻 唯男君   大石 武一君  大久保留次郎君    大倉 三郎君  大島 秀一君    大高  康君  大坪 保雄君    大野 市郎君  大野 伴睦君    大橋 武夫君  大橋 忠一君    大平 正芳君  大村 清一君    太田 正孝君  岡崎 英城君    荻野 豊平君  奧村又十郎君    加藤 精三君  加藤 高藏君    加藤常太郎君  加藤鐐五郎君    鹿野 彦吉君  上林山榮吉君    神田 博君   亀山 孝一君    唐澤 俊樹君  川崎末五郎君    川崎 秀二君  川島正次郎君    川野 芳滿君  菅  太郎君    菅野和太郎君  木崎 茂男君    木村 文男君  菊池 義郎君    岸  信介君  北 れい吉君    北澤 直吉君  北村徳太郎君    清瀬 一郎君  草野一郎平君    楠美 省吾君  熊谷 憲一君    倉石 忠雄君  黒金 泰美君    小泉 純也君  小枝 一雄君    小坂善太郎君  小島 徹三君    小平 久雄君  小西 寅松君    小林  郁君  小林かなえ君    小山 長規君  河野 金昇君    河本 敏夫君  高村 坂彦君    纐纈 彌三君  佐々木秀世君    佐伯 宗義君  齋藤 憲三君    坂田 道太君  櫻内 義雄君    笹本 一雄君  笹山茂太郎君    志賀健次郎君  椎熊 三郎君    椎名悦三郎君  椎名  隆君    重政 誠之君  重光  葵君    篠田 弘作君  島村 一郎君    首藤 新八君  正力松太郎君    白浜 仁吉君  周東 英雄君    須磨彌吉郎君  杉浦 武雄君    助川 良平君  鈴木周次郎君    鈴木 直人君  薄田 美朝君    世耕 弘一君  瀬戸山三男君    關谷 勝利君  園田  直君    田口長治郎君  田子 一民君    田中伊三次君  田中 龍夫君    田中 正巳君  田村  元君    高岡 大輔君  高木 松吉君    高碕達之助君  高瀬  傳君    高橋 禎一君  高橋  等君    高見 三郎君  竹内 俊吉君    竹尾  弌君  竹山祐太郎君    千葉 三郎君  中馬 辰猪君    塚田十一郎君  塚原 俊郎君    辻  政信君  綱島 正興君    渡海元三郎君  徳田與吉郎君    徳安 實藏君  床次 徳二君    内藤 友明君  中垣 國男君    中川 俊思君  中嶋 太郎君    中曽根康弘君  中村 梅吉君    中村三之丞君  中村庸一郎君    中山 榮一君  中山 マサ君    仲川房次郎君  永田 亮一君    永山 忠則君  長井  源君    灘尾 弘吉君  楢橋  渡君    二階堂 進君  西村 直己君    根本龍太郎君  野澤 清人君    野田 卯一君  野田 武夫君    野依 秀市君  馬場 元治君   橋本登美三郎君  橋本 龍伍君    長谷川四郎君  畠山 鶴吉君    花村 四郎君  濱地 文平君    濱野 清吾君  早川  崇君    林  讓治君  林   博君    原 健三郎君  原  捨思君    平野 三郎君  廣川 弘禪君    廣瀬 正雄君  福井 盛太君    福田 赳夫君  福田 篤泰君    福永 一臣君  福永 健司君    藤本 捨助君  船田  中君    古井 喜實君  古川 丈吉君    古島 義英君  保利  茂君    保科善四郎君  坊  秀男君    星島 二郎君  堀内 一雄君    堀川 恭平君  本名  武君    眞崎 勝次君  眞鍋 儀十君    前尾繁三郎君  前田房之助君    前田 正男君  町村 金五君    松浦周太郎君  松浦 東介君    松岡 松平君  松澤 雄藏君    松田竹千代君  松田 鐵藏君    松永  東君  松野 頼三君    松村 謙三君  松本 瀧藏君    松山 義雄君  三浦 一雄君    三木 武夫君  三田村武夫君    水田三喜男君  宮澤 胤勇君    村上  勇君  村松 久義君    森   清君  森下 國雄君   森山 欽司君  山口喜久一郎君    山口 好一君  山崎  巖君    山下 春江君  山手 滿男君    山中 貞則君  山本 勝市君    山本 粂吉君  山本 正一君    山本 利壽君  山本 友一君    横井 太郎君  横川 重次君    吉田 重延君  渡邊 良夫君    亘  四郎君      ――――◇―――――
  79. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) なお、先刻の中村梅吉君外二十一名提出の動議に対する投票の結果……(発言する者多く、議場騒然、聴取不能)とありましたのは……(発言する者多く、議場騒然、聴取不能)の誤まりであります。右訂正いたします。(拍手)     〔発言する者多く、議場騒然〕
  80. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) これより討論に入ります。滝井義高君。     〔「投票の訂正が今どきやれるか、元へ返せ」と呼び、その他発言する者多く、議場騒然〕
  81. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) 滝井義高君。     〔「単なる訂正で済ませるか」「一たん宣言したからだめだ」「投票やり直しだ」「散会冷々」と呼び、その他発言する者多く、議場騒然〕
  82. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) ただいまの投票の結果の訂正は、事務総長の読み違いによるものであります。  滝井義高君。     〔滝井義高君登壇〕
  83. 滝井義高

    ○滝井義高君 ただいま提案せられました国務大臣小林英三君の不信任案に対し、日本社会党を代表いたしまして賛成の討論をいたさんとするものであります。(拍手)  その前に、鳩山総理は、この重大な国会に、所労のために来られないということでございます。私は、はなはだこのことを遺憾と存ずるものでございます。(拍手)みずからが任命をした四人、五人の閣僚がやり玉に上がって不信任案を食おうとしておるとき、一党の総裁であり、一国の総理大臣が、この神聖な議場に、所労のために出てこられないとは、何事でございますか。(拍手)そればかりではございません。みずからの責任において、政党と議会政治の方向と性格を大きく変革しようとする公職選挙法の一部改正を国会に提案し、その中間報告を求むるという、この日本の憲政史上におけるかってない重大な国会に、所労のために出てこないとは、何事でございますか。(拍手)かつて社会党が引退勧告の決議を出そうとしたとき、官房長官は何とおっしゃいましたか。総理は十分普通の国務には耐え得るというのが、その内閣を代表しての言明ではなかったでしょうか。(拍手)一国の運命を決定し、一国の議会政治の運命を決定しようというこの国会に、もし一党の総裁であり一国の内閣総理大臣が出てこれないとするならば、三百名の与党の諸君は、即座に総理をこの重責からやめさしてもらわなければならぬと思うのでございます。(拍手)真に与党の中に一国の運命を憂える政治家が一人でもおるならば、今からでもおそくはない、音羽に参って、総理に辞職の勧告をやるべきであろうと思います。(拍手)これが真実に日本の運命を愛し、日本の民族の発展を願う八千万の国民の声であると滝井義高は信じておるのでございます。(拍手)以上のような破廉恥的な総理のもとにおける小林厚生大臣が不信任案を食らうことは、また当然のことでなくてはなりません。(拍手)  さて、鳩山内閣は、第一次の内閣組織以来、大きな四つの公約を掲げて参りました。まず第一の公約は、日ソ交渉の早期妥結でございました。第二には、減税でございました。第三番目には、住宅政策の拡充でございました。そして、第四番目には、社会保障の拡充強化であったのでございます。(拍手)しかるに、ごらんなさい。第三次内閣を組織して、果して、第一次内閣組織以来高らかにスローガンとして掲げたそれらの四つの政策が、文字通り実行せられたでございましょうか。(拍手)すべて、それらの政策は、羊頭を掲げて狗肉を売るものであったのでございます。(拍手)八千万の国民をだまして、かつての民主党は投票をとったものであるといわなければなりません。(拍手) 日ソ交渉は行き詰まり、住宅政策は単に四十二万、四十三万という数字を掲げるのみ、社会保障の拡充強化もまたその類を同じくするものであったのであります。  政府は、口を開けば、昭和三十一年度の社会保障費は昨年度に比べて百二十二億だけ増加をいたしております、厚生省の予算は昨年度は八百四十六億であり、今年度は九百三億でございまするから、五十七億多くなっております、と申します。しかし、日本全体の予算を社会厚生費という面から分析をいたしてみるならば、明らかに今年の民生安定の経費は大幅に削減せられていることを、私たちは知っているのでございます。(拍手)本年度、名目的に、厚生省の予算がちょっぴり五十七億ふえているというのは、これは人口の自然増によるものであり、あるいは、鳩山内閣の政策の貧困によるところの失業者の増加と、生活保護階層の増加以外の何ものでもなかったのでございます。いわば、日本全般の社会保障費というものは大きく停滞ないし後退をしておるというのが、偽わりなき社会保障に対する日本の現状であると申さなければなりません。(拍手)  私は、以下、具体的に小林厚生大臣の不信任案に賛成をする理由を申し述べてみたいと思います。  まず第一に、不合理な、無責任な健康保険法の改正でございます。健康保険法の改正は、川崎厚生大臣の当時においてもこれを行わんとしたが、失敗をいたしました。その失敗にもこりずして、再び、見通しのない小林厚生大臣は、これを盲目的に、何もわからずに出して参ったのであります。  この健康保険法の改正は、驚くべき内容を含んでおるのでございます。まず、その精神的な、思想的な面からこれを見てみますならば、これは実に昭和の時代における治安維持法医療版と申さなければなりません。(拍手)医療担当者の奴隷化の法案であります。実に封建的な、切り捨てごめんの思想を含んでおります。お家断絶の思想を含んでおる法案でございます。さらに、こり法案の底に流れておるものを与党の諸君は見落してはなりません。それは、半身不随の、たがのゆるんだ絶対多数の力を利用して、日本の優秀な頭脳を持っておる官僚諸君が、みずからの権力拡大の具に使っておるということを、ゆめ与党の諸君は忘れてはならぬのでございます。(拍手)そのような健康保険法は、思想的な、精神的な一面を持っておるとともに、さらに具体的には、保険料によるところの増收政策をとっております。すなわち、滞納徴收の強化、標準報酬の引き上げという、勤労階級に一切の犠牲を負わせようとする一面を持っておる。同時に、さらに一面においては、か弱い患者に一部負担を負わせようとする、かつての日本の思想になかった大きな思想を含んでおるということなのでございます。(拍手)さらに、保険医の検査、監査を強化し、医療機関と保険医の二重指定という、前代未聞の思想を含んでおるということでございます。このような具体的な面を持っているのでございます。このような精神的な面、具体的な面、この両面相待って、受診率の急激なる低下を来たし、日本の健全なる労働力の再生産、順当なる再生産を阻止しようとするものであり、実に日本の社会保障の中核をなす社会保険の大幅な後退を来たすものであると申さなければなりません。(拍手)  改悪の最大の点は、一部負担の強化でごございました。初診料を五十円取るばかりではございません。政府原案においては、再診料を十円取り、再診の場合における注射、投薬のない場合にさらに三十円取り、入院は六カ月までは一旦二十円を一律に取ることにしたのであります。これで二十三億の金を浮かそうとしたのでございます。このような一部負担は、さすがに与党の諸君も気がとがめたと見えまして、わずかに五億六千五百万円だけの与党修正を行いまして、四月の十日に衆議院を通過せしめ、現在参議院において審議中です。参議院においても、与党の中に良心的な分子がおると見えて、五月一日から実施するはずの健康保険法は、今や参議院において、五月一日までには実施不可能の状態で低迷しているというのが、現在の偽わりなき健康保険法の姿でございます。(拍手)  政府は、三十億円の性格不明の補助金を出して、一部負担と引きかえようとするところの露骨な政策を打ち現わして参りました。今、一部負担がいかに零細なる勤労階級に影響を及ぼすかについて、私たちは責任ある政治家として考えてみなければならないと思うのでございます。  まず、その第一は、標準報酬がわずかに一万一千円か二千円の勤労階級、これらの人々は、もしそれが病気になった場合には、その標準報酬の六割の金しかもらわないのでございます。すなわち、六千円の金で病気の治療をし、一部負担を支払い、生活もしていかなければならぬという事態に陥ります。そういう零細な企業の二十三万が集まってできているのが、これが政府管掌の健康保険なんでございます。しかも、二十三万の事業場の従業員の数は、わずかに平均して二十一人そこそこの零細企業家の集まりです。しかも、それらの二十三万の事業場に含まれているところの勤労者の数は、なんと五百三十万の多きに達しているのでございます。これらの層は、減税の恩典に浴していない層でございます。減税を公約した自由民主党の政策の恩典に浴していない零細な層であるということを忘れてはなりません。(拍手)しかも、その零細な層に、昨年においては、政府は、法律のワク内において、千分の六十から千分の六十五に、最高の保険料に引き上げて、保険料の徴收を断行いたしております。今年二十三、億の一部負担をしようとする五百三十万の勤労階級は、昨年度において、すでに千分の六十から六十五に引き上げられることによって、今年度においては約三十億の負担の増加が背負わされているということも見落してはなりません。(拍手)さらに、これらの中小企業場は、厚生管理が不十分であるとともに、職場環境が悪くて、罹病率が高いのでございます。そのような零細な国民階層に対して、ここに一部負担を課そうとする小林厚生行政は、まさに血も涙もない厚生行政であると断じても間違いはないと思うのでございます。(拍手)  すでに毀鑑遠からず、日本の農村を見て下さい。日本の農村には国民健康保険が実施をせられております。しかし、この国民健康保険を利用する農村の階層は中農層以上でございます。零細な貧農層は、国民健康保険を利用することができません。なぜか。彼らが国民健康保険における医療費の半額を負担できないからです。彼らは、保険料はかけ捨てでございます。試みに、日本における百人の病人をとってみましょう。百人の病人のうちで……。
  84. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) 滝井君、時間の制限が過ぎましたから、簡単に願います。
  85. 滝井義高

    ○滝井義高君(続) 昭和二十八年に、百人の病人のうちで治療した者が八十七人ございますが、そのうちで、医者にかかった者はわずかに三十三人、三三%でございます。昭和二十九年におきましては、治療した者は百人中九十四人でございます。そのうちで、医師にかかった者はわずかに三十八人、すなわち三八%でございます。
  86. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) 簡単に願います。
  87. 滝井義高

    ○滝井義高君(続) 他の四五%、あるいは四四%という国民は、売薬や配置薬によって治療をしているということなんでございます。この事実は、日本の零細階級が近代的な医療の恩典に浴していないという、具体的な証拠以外の何ものでもないのでございます。(拍手)一体、小林厚生大臣は、この現実をいかにごらんになりますか。  さらに、健康保険における第二の改悪の点は、保険医、薬剤師の登録、保険医療機関の二重指定の問題でございます。かくのごとき立法の構想は、前代未聞の立法でございます。
  88. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) 滝井君、簡単に願います。
  89. 滝井義高

    ○滝井義高君(続) 法人でも自然人でもない医療機関が報告や物件提示の義務を負うがごときは、これは今日の法律常識では考えられないことでございます。法律体系をはみ出す独特のものでございます。人格なき医療機関、保険医が、差し押え、出頭……。
  90. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) 結論を急いで下さい、滝井君。
  91. 滝井義高

    ○滝井義高君(続) 急ぎます。――検査、立ち入り等に応ぜぬときには、一方的に登録の取り消し及び医療機関の指定取り消しを受ける。すなわち、することができるというようなことは、役人の、官僚の権限を拡大することでございます。(「時間心々」と呼ぶ者あり、拍手)このことは、刑事犯罪人よりひどい取扱いを受けるものであるといわなければなりません。明らかに、このことは、憲法第三十三条、三十五条、三十八条……。
  92. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) 簡単に願います。
  93. 滝井義高

    ○滝井義高君(続) 違反であると申さねばなりません。(拍手)さらに、一部負担と引きかえた三十億円は、明らかにこれは自民党の公約違反でございます。
  94. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) 結論を急いで下さい。
  95. 滝井義高

    ○滝井義高君(続) 明らかに、川崎厚生大臣も、小林厚生大臣も、少くとも健康保険には一割五分の国庫負担を約束いたしました。一割五分ができない場合は、一割は国庫負担をやるという公約を掲げたのでございます。(拍手)
  96. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) 滝井君、……(発言する者多く、議場騒然、聴取不能)院議を尊重しなければなりません。……(発言する者多く、議場騒然、聴取不能)
  97. 滝井義高

    ○滝井義高君(続) しかも……。     〔発言する者多く、議場騒然、聴取不能〕
  98. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) 滝井君、発言の中止を命じます。     〔滝井義高君発言を継続〕
  99. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) 滝井君の発言の中止を命じました。     〔滝井義高君なお発言を継続〕     〔発言する者多く、議場騒然〕
  100. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) 滝井君の降壇を命じます。     〔滝井義高君なお発言を継続〕     〔「滝井君、やめろ、やめろ」と呼び、その他発言する者多く、議場騒然〕     〔滝井義高君降壇〕
  101. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) 中原健次君。     〔中原健次君登壇〕
  102. 中原健次

    ○中原健次君 私は、ただいま議題と相なっておりまする厚生大臣小林英三君の不信任案に賛成の討論をいたしたいと思うのであります。(拍手)  まず、小林英三君は、大要三つの点で、今日の時代の範囲において不信任の問題点を持っておると考えるものであります。第一点は、その就任の最初に声明いたしました社会保障六ヵ年計画案実行の計画性の乏しさと、その実行力の欠如の点にあると存ずるのであります。(拍手)第二点は、健康保険法等の一部を改正する法律案の中に、一貫して流れる違憲性、憲法に背反する性格を持っておる点であります。第三は、健康保険法の一部改正法律案の審議のさ中に突如として起りました大なる社会問題、健康保険医の総辞退のために医療体制が総くずれと相なり、ために、国民に、よしそれが一時的であったにいたしましても、国民医療の不安の状態をかもし出したのであります。この点に対する責任を第三点として読み上げるわけであります。  鳩山内閣は、その成立以来今日まで、社会保障の充実と拡大ということを常に表看板といたし、誇大にその宣伝を続けて参っております。また、小林厚生大臣自身も、同様、大臣就任のあいさつの中で、このことを明言いたしておうのであります。果して、そのような大方針がそのまま真実なのであるか。いな、事実は、次から次へと起って参りまする具体的な事実の中に、その全く反対であるということをみずから暴露いたしておるのであります。(拍手)  健康保険法の一部改正法律案の中核をなすものが、さきに申しまするごとくに、日本国憲法の否定に貫かれているという点は、全く遺憾しごくであるし、同時に、また、国民とともに、この反動政権に対しまして決定的な憤りを投げつけざるを得ない次第であります。(拍手)この法律案が本院に提出されました際、小林厚生大臣の提案説明は、まことにもって至れり尽せりの美辞麗句をもって色どられておったのでございます。巧言令色少し仁と申しまするが、まさに実態はその通りである。彼のどのような巧言令色にもかかわらず、国民の要請にことごとく逆行する内容を盛り込んでおった次第であります。(拍手)  社会保障の向上と増進に努めなければならないというそのことが憲法第二十五条の命ずるところであることは、今さら私の指摘を要しないところであります。すなわち、憲法第二十五条は何を規定しているか。「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。国は、すべての生活部面について、社会福祉社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。」と明記いたしておるのであります。(拍手)政府は当然これにこたえなければならない義務と責任があることは申すまでもございません。(拍手)国は、国民の生存する権利に対しまして、およそ当該社会の実質に沿い応ずるだけの保障の裏づけを確保するの責任があるはずと考えるものであります。(拍手)このことは一言半句の釈明も許しません。これはまさに当然の政治的任務であると私は考えるからであります。現在の政府は、ほんとうによくその政治責任の道についておるであろうか。全く残念ながら、その正反対の道を進みつつあるといわなければなりません。(拍手)  私は、この場合、まず第一番に、健康保険法等の一部改正の法律案の中から、二、三の点を問題点として拾うてみましょう。  第一番は、患者の一部負担の増徴の措置をいたしておる点であります。第二点は、継続受給資格の期間を延長いたしておる点であります。第三点は、滝井議員から指摘がございましたが、すなわち、供述、答弁の強要、不当なる監督、監査罰則等の法制化の問題であろうかと考えるものであります。これに見られまするように、患者負担を二十数億円増徴しようというのがこの第一項のねらいであることは申すまでもございません。果して、現在、これ以上の負担を患者にしょい込ますことが可能な、そのような国民生活の実態なのでございましょうか。  労働者は、最低の生活もおぼつかない低い賃金の中に悩み、体力の限度を越えた重い労働に駆使され、職場には奴隷的な監視制度が強化されつつあるの現状であります。このようにして、労働権は奪い取られ、栄養は失調いたし、結核、職業病は無限に広がりつつあるという現状なのであります。作業上の死傷は毎年ふえる一方の道をたどっている。政府は、しばしば、そうじゃないと言いわけをいたしておりますけれども、実際はまさに年々逐増の一本傾向であることは、遺憾ながら否定することのできない事実なのであります。(拍手)面、何らの遠慮会釈もなしに、どんどん作り出されつつある失業者の状態、その失業者は、まきに飢餓のちまたを彷徨するのありさまでありまして、毎日の新聞は、しばしば、この失業に関連いたしまして、聞くにたえない悲劇を報道いたしているではないか。(拍手)農民も、また漁民も、中小業者も、青年も、婦人の各階層も、あらゆる重圧と不景気の中で、全く押しつぶされそうでございます。(拍手)国民の窮乏は、こうして底をついているというのが、偽わらざる現実の姿なのである。このような状態の中におけるその国民のふところの中から、診察、処置料、入院料等の名目で、二十数億円の増徴をたくらむということは、まさに苦難の中にある国民のふところから二十数億円を奪取することに値いたすのであります。(拍手)あるいは、報酬月額の最低を引き上げるの措置、継続受給資格期間を、従来半年ときめておりましたが、今回はこれを一年に延長をいたし、受給者のワクを狭めるの措置を講じようといたしておるのであります。このことは、診療条件を悪化せしめ、困難に追い込んでいくことは、きわめて明らかなる点でございます。(拍手)かくのごとき改悪の措置が断じて許しがたいことであることは、今さら申すまでもない。まさに、このことは、憲法の保障する社会保障否認的措置であるといわなければならぬと私は思う。このことは、明瞭に憲法第二十五条の否定的措置であり、これ憲法背反の第一点であると存ずる次第であります。(拍手)  また、健保第六十五条の、受給者の文書その他物件提出等の強制的義務づけ、並びに、供述、答弁の強要、さらに第六十七条の二における徴收金の措置、第八十七条以下の報告、物件の提出、答弁の強制等々の義務づけ等、その行為に対げる罰則の強化などに現われているところでは、これは全く憲法第三十五条にいうところの「何人も、その住居、書類及び所持品について、侵入、捜索及び押收を受けることのない権利」、さらに、現行犯として逮捕される場合の憲法第三十三条の場合を除いては、「正当な理由に基いて発せられ、且つ捜索する場所及び押收する物を明示する令状がなければ、侵されない。」と、明確に憲法はこのことを規定いたしておる。(「議長、時間」と呼ぶ者あり、拍手)しかるに、「捜索又は押收は、権限を有する司法官憲が発する各別の令状により、これを行ふ。」と、わざわざ付記している三十五条に、思いをいたさなければならないと考えるのであります。(拍手)すなわち、憲法第三十五条はもとより申すまでもなく、刑事手続における居住及び財産の安全を保障することに対して(「時間だ」「まだまだ」と呼び、その他発言する者多し)違法または不当なる押收、捜索に対する防衛の問題として、きわめて重大なる権利規定であることを、われわれはここに銘記しなければなりません。(拍手)また、憲法第三十八条にいう「何人も、自己に不利益な供述を強要されない。」とは、きわめて重大なる人間基本の権利であることをもわれわれはここに銘記し、かつ再確認しなければなりません。(拍手)しかるに、この健康保険法等の一部改正の法内容は、まさにこの保障さるべき権利の剥奪となり、否定となっておるという事実を注目しなければなりません。(拍手)     〔「時間だ、時間だ」と呼び、その他発言する者多し〕
  103. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) 中原君、時間が、過ぎましたから、簡単に願います。
  104. 中原健次

    ○中原健次君(続) このことは明らかに憲法違反の第二点であると存ずる次第であります。(拍手)小林厚生大臣は、憲法の第九十九条を御銘記になっておるかどうか。第九十九条の、憲法を尊重し擁護するの責任と義務を、われわれは果さなければならないと存ずる次第でありまするが、小林厚生大臣はいかがに御認識をお持ちになっておいでになるか。(拍手)  また、本法案が衆議院で審議のさなか、健康保険医の総辞退という社会問題が発生いたしましたことは、御存じの通りであります。現在、この……。
  105. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) 中原君、結論を急いで下さい。
  106. 中原健次

    ○中原健次君(続) 現在、この問題は解決の方向にあるとはいうものの、当時、京都府医師会、東京都医師会でも、また大阪府医師会でも、相次いで総辞退書がまとめられ、提出されました。また、関西医師会連合、関東甲信越連合もこれに同調の態勢をとったことは、諸君のよく御存じのごとくであります。(拍手)このことは、国民九千万に対して……。
  107. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) 簡単に願います。
  108. 中原健次

    ○中原健次君(続) きわめて重大なる事柄でございまして、まさに医療体制総くずれの危機をなしたものと申し上げましても過言ではございません。(拍手)しかも、当時、政府はこれに対してどのような措置をとったであろうか。政府は、このような状態に対しまして、挑戦的な通牒を発し、対峙的しぐさで国民医療への責任を……。
  109. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) 簡単に願います。
  110. 中原健次

    ○中原健次君(続) 糊塗しようといたしたのであります。(拍手)問題を解決しようとするの努力を顧みることなしに、政治権力で事を処理せんとする心がまえこそ、ここに現鳩山内閣の実態を暴露すると同時に、小林厚生大臣の真の意図するものを、いみじくも暴露しておるものと考えるのであります。(拍手)     〔「時間だ、時間だ」と呼び、その他発言する者多し〕
  111. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) 中原君に発言の中止を命じます。(拍手)     〔中原健次君発言を継続〕
  112. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) 発言の中止を命じました。     〔中原健次君なお発言を継続〕
  113. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) 中原君に降壇を命じます。(拍手)     〔中原健次君降壇〕      ――――◇―――――  討論終局の動議を撤回すべしとの動議(井上良二君外百五十二名提出)
  114. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) この際、中村梅吉君外二十名より討論終局の動議が提出されました。  なお、井上良二君外百五十二名から討論終局の動議を撤回すべしとの動議が提出されました。この動議は先決問題でありますから、まず本動議を議題といたします。  木動議は記名投票をもって採決いたします。本動議に賛成の諸君は白票、反対の諸君は青票を持参せられんことを望みます。閉鎖。  氏名点呼を命じます。     〔参事氏名を点呼〕     〔各員投票〕     〔「早くしろ」「ゆっくり」と呼ぶ者あり〕
  115. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) すみやかに投票願います。     〔各員投票を継続〕
  116. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) すみやかに投票して下さい。     〔各員投票を継続〕     〔「時間を制限しろ」と呼び、その他発言する者多し〕
  117. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) ただいまから十分以内に投票せられんことを望みます。もし時間内に投票されない方は棄権とみなします。すみやかに投票を願います。(拍手)     〔議長退席、副議長着席〕     〔各員投票を継続〕
  118. 杉山元治郎

    ○副議長(杉山元治郎君) 投票漏れはありませんか。――投票漏れなしと認めます。投票箱閉鎖。開匣。閉鎖。  投票を計算いたさせます。     〔参事投票を計算〕
  119. 杉山元治郎

    ○副議長(杉山元治郎君) 投票の結果を事務総長より報告いたさせます。     〔事務総長朗読〕  投票総数 四百二十四   可とする者(白票)  百五十七     〔拍手〕   否とする者(青票)  二百六十七     〔拍手〕
  120. 杉山元治郎

    ○副議長(杉山元治郎君) 右の結果、本動議は否決されました。     ―――――――――――――  井上良二君外百五十二名提出討論終局の動議を撤回すべしとの動議を可とする議員の氏名    阿部 五郎君  青野 武一君    赤路 友藏君  赤松  勇君   茜ケ久保重光君  淺沼稻次郎君    足鹿  覺君  飛鳥田一雄君    有馬 輝武君  淡谷 悠藏君    井岡 大治君  井谷 正吉君    井手 以誠君  井上 良二君    井堀 繁雄君  伊瀬幸太郎君    伊藤卯四郎君  伊藤 好道君    猪俣 浩三君  池田 禎治君    石田 宥全君  石橋 政嗣君    石村 英雄君  石山 權作君    稲富 稜人君  稻村 隆一君    今澄  勇君  今村  等君    受田 新吉君  小川 豊明君    大西 正道君  大矢 省三君    岡  良一君  岡本 隆一君    加賀田 進君  加藤 清二君    風見  章君  春日 一幸君    片島  港君  片山  哲君    勝間田清一君  上林與市郎君    神近 市子君  神田 大作君    川俣 清音君  川村 継義君    河上丈太郎君  河野  正君    木原津與志君  菊地養之輔君    北山 愛郎君  久保田鶴松君    栗原 俊夫君  小平  忠君    小牧 次生君  小松  幹君    五島 虎雄君  河野  密君    佐々木更三君  佐々木良作君    佐竹 新市君  佐竹 晴記君    佐藤觀次郎君  坂本 泰良君    櫻井 奎夫君  志村 茂治君    島上善五郎君  下川儀太郎君    下平 正一君  杉山元治郎君    鈴木茂三郎君  鈴木 義男君    田中幾三郎君  田中織之進君    田中 武夫君  田中 利勝君    田中 稔男君  田原 春次君    田万 廣文君  多賀谷真稔君    高津 正道君  滝井 義高君    竹谷源太郎君  楯 兼次郎君    辻原 弘市君  戸叶 里子君    堂森 芳夫君  中井徳次郎君    中居英太郎君  中崎  敏君    中島  巖君  中村 高一君    中村 時雄君  中村 英男君    永井勝次郎君  成田 知巳君    西尾 末廣君  西村 榮一君    西村 彰一君  西村 力弥君    野原  覺君  長谷川 保君    原   茂君  原   彪君    日野 吉夫君  平岡忠次郎君    平田 ヒデ君  福田 昌子君    古屋 貞雄君  帆足  計君    穗積 七郎君  細迫 兼光君    細田 綱吉君  前田榮之助君    正木  清君  松井 政吉君    松尾トシ子君  松岡 駒吉君    松平 忠久君  松原喜之次君    松前 重義君  松本 七郎君    三鍋 義三君  三宅 正一君    三輪 壽壯君  水谷長三郎君    武藤運十郎君  門司  亮君    森 三樹二君  森島 守人君    森本  靖君  八百板 正君    八木 一男君  八木  昇君    矢尾喜三郎君  安平 鹿一君    柳田 秀一君  山口シヅエ君    山口丈太郎君  山崎 始男君    山下 榮二君  山田 長司君    山花 秀雄君  山本 幸一君    横錢 重吉君  横路 節雄君    横山 利秋君  吉田 賢一君    和田 博雄君  渡辺 惣蔵君    石野 久男君  岡田 春夫君    川上 貫一君  久保田 豊君    小林 信一君  小山  亮君    中原 健次君  否とする議員の氏名    阿左美廣治君  相川 勝六君    逢澤  寛君  愛知 揆一君    青木  正君  赤城 宗徳君    赤澤 正道君  秋田 大助君    淺香 忠雄君  荒舩清十郎君    有田 喜一君  有馬 英治君    安藤  覺君  五十嵐吉藏君    井出一太郎君  伊東 岩男君    伊東 隆治君  伊藤 郷一君    生田 宏一君  池田 清志君    池田 勇人君  池田正之輔君    石井光次郎君  石坂  繁君    石田 博英君  石橋 湛山君    一萬田尚登君  稻葉  修君    犬養  健君  今井  耕君    今松 治郎君  宇田 耕一君    宇都宮徳馬君  植原悦二郎君    植村 武一君  臼井 莊一君    内田 常雄君  内海 安吉君    江崎 真澄君  遠藤 三郎君    小笠 公韶君 小笠原三九郎君   小笠原八十美君  小川 半次君    小澤佐重喜君  大麻 唯男君   大石 武一君  大久保留次郎君    大倉 三郎君  大島 秀一君    大高  康君  大坪 保雄君    大野 市郎君  大野 伴睦君    大橋 武夫君  大橋 忠一君    大平 正芳君  大村 清一君    太田 正孝君  岡崎 英城君    荻野 豊平君  奧村又十郎君    加藤 精三君  加藤 高藏君    加藤常太郎君  加藤鐐五郎君    鹿野 彦吉君  上林山榮吉君    神田  博君  亀山 孝一君    唐澤 俊樹君  川崎末五郎君    川崎 秀二君  川島正次郎君    川野 芳滿君  菅  太郎君    菅野和太郎君  木崎 茂男君    木村 文男君  菊池 義郎君    岸  信介君  北 れい吉君    北澤 直吉君  北村徳太郎君    清瀬 一郎君  草野一郎平君    楠美 省吾君  熊谷 憲一君    倉石 忠雄君  黒金 泰美君    小泉 純也君  小枝 一雄君    小坂善太郎君  小島 徹三君    小平 久雄君  小西 寅松君    小林  郁君  小林かなえ君    小山 長規君  河野 金昇君    河本 敏夫君  高村 坂彦君    纐纈 彌三君  佐々木秀世君    佐伯 宗義君  齋藤 憲三君    坂田 道太君  櫻内 義雄君    笹本 一雄君  笹山茂太郎君    志賀健次郎君  椎熊 三郎君    椎名悦三郎君  椎名  隆君    重政 誠之君  重光  葵君    篠田 弘作君  島村 一郎君    首藤 新八君  正力松太郎君    白浜 仁吉君  周東 英雄君    須磨彌吉郎君  杉浦 武雄君    助川 良平君  鈴木周次郎君    鈴木 直人君  薄田 美朝君    砂田 重政君  世耕 弘一君    瀬戸山三男君  關谷 勝利君    園田  直君  田口長治郎君    田子 一民君  田中伊三次君    田中 角榮君  田中 龍夫君    田中 正巳君  田村  元君    高岡 大輔君  高木 松吉君    高碕達之助君  高瀬  傳君    高橋 禎一君  高橋  等君    高見 三郎君  竹内 俊吉君    竹尾  弌君  竹山祐太郎君    千葉 三郎君  中馬 辰猪君    塚田十一郎君  塚原 俊郎君    辻  政信君  綱島 正興君    渡海元三郎君  徳田與吉郎君    徳安 實藏君  床次 徳二君    内藤 友明君  中垣 國男君    中川 俊思君  中嶋 太郎君    中曽根康弘君  中村 梅吉君    中村三之丞君  中村庸一郎君    中山 榮一君  中山 マサ君    仲川房次郎君  永田 亮一君    永山 忠則君  長井  源君    灘尾 弘吉君  楢橋  渡君    南條 徳男君  二階堂 進君    西村 直己君  根本龍太郎君    野澤 清人君  野田 卯一君    野田 武夫君  野依 秀市君    馬場 元治君 橋本登美三郎君    橋本 龍伍君  長谷川四郎君    畠山 鶴吉君  花村 四郎君    濱地 文平君  濱野 清吾君    早川  崇君  林  讓治君    林  唯義君  林   博君    原 健三郎君  原  捨思君    平野 三郎君  廣川 弘禪君    廣瀬 正雄君  福井 順一君    福井 盛太君  福田 赳夫君    福田 篤泰君  福永 一臣君    福永 健司君  藤枝 泉介君    藤本 捨助君  淵上房太郎君    船田  中君  古井 喜實君    古川 丈吉君  古島 義英君    保利  茂君  保科善四郎君    坊  秀男君  星島 二郎君    堀内 一雄君  堀川 恭平君    本名  武君  眞崎 勝次君    眞鍋 儀十君  前尾繁三郎君    前田房之助君  前田 正男君    町村 金五君  松浦周太郎君    松浦 東介君  松岡 松平君    松澤 雄藏君  松田竹千代君    松田 鐵藏君  松永  東君    松野 頼三君  松村 謙三君    松本 瀧藏君  松山 義雄君    三浦 一雄君  三木 武夫君    三田村武夫君  水田三喜男君    宮澤 胤勇君  村上  勇君    村松 久義君  森   清君    森下 國雄君  森山 欽司君    八木 一郎君 山口喜久一郎君    山口 好一君  山崎  巖君    山下 春江君  山手 滿男君    山中 貞則君  山本 勝市君    山本 粂吉君  山本 正一君    山本 利壽君  山本 友一君    横井 太郎君  横川 重次君    吉田 重延君  米田 吉盛君  早稻田柳右エ門君  渡邊 良夫君    亘  四郎君      ――――◇―――――  討論終局の動議(中村梅吉君外二十名提出)
  121. 杉山元治郎

    ○副議長(杉山元治郎君) 次に、中村梅吉君外二十名提出、討論終局の動議につき採決いたします。この採決は記名投票をもって行います。中村梅吉君外二十名提出、討論終局の動議に賛成の諸君は白票、反対の諸君は青票を持参せられんことを望みます。閉鎖。    氏名点呼を命じます。     〔参事氏名を点呼〕     〔各員投票〕     〔副議長退席、議長着席〕     〔各員投票〕     〔「早くしろ、急げ」と呼ぶ者あり〕
  122. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) すみやかに投票せられんことを望みます。     〔各員投票を継続〕
  123. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) すみやかに投票せられんことを望みます。     〔各員投票を継続〕
  124. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) 投票漏れはありませんか。――投票漏れなしと認めます。投票箱閉鎖。開匣。開鎖。  投票を計算いたさせます。     〔参事投票を計算〕
  125. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) 投票の結果を事務総長より報告いたさせます。     〔事務総長朗読〕  投票総数 四百十六   可とする者(白票)  二百六十一     〔拍手〕   否とする者(青票)  百五十五     〔拍手〕
  126. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) 右の結果、討論は終局するに決しました。(拍手)     ―――――――――――――  中村梅吉君外二十名提出討論終局の動議を可とする議員の氏名    阿左美廣治君  相川 勝六君    逢澤  寛君  愛知 揆一君    青木  正君  赤城 宗徳君    赤澤 正道君  秋田 大助君    淺香 忠雄君  荒舩清十郎君    有田 喜一君  有馬 英治君    安藤  覺君  五十嵐吉藏君    井出一太郎君  伊東 岩男君    伊東 隆治君  伊藤 郷一君    生田 宏一君  池田 清志君    池田 勇人君  池田正之輔君    石井光次郎君  石坂  繁君    石橋 湛山君  一萬田尚登君    稻葉  修君  犬養  健君    今井  耕君  今松 治郎君    宇都宮徳馬君  植原悦二郎君    植村 武一君  臼井 莊一君    内田 常雄君  内海 安吉君    江崎 真澄君  遠藤 三郎君    小笠 公韶君 小笠原三九郎君   小笠原八十美君  小川 半次君    小澤佐重喜君  大石 武一君   大久保留次郎君  大倉 三郎君    大島 秀一君  大高  康君    大坪 保雄君  大野 市郎君    大野 伴睦君  大橋 武夫君    大橋 忠一君  大平 正芳君    大村 清一君  太田 正孝君    岡崎 英城君  荻野 豊平君    奧村又十郎君  加藤 精三君    加藤 高藏君  加藤常太郎君    加藤鐐五郎君  鹿野 彦吉君    上林山榮吉君  神田  博君    亀山 孝一君  唐澤 俊樹君    川崎末五郎君  川崎 秀二君    川島正次郎君  川野 芳滿君    菅  太郎君  菅野和太郎君    木崎 茂男君  木村 文男君    岸  信介君  北 れい吉君    北澤 直吉君  北村徳太郎君    清瀬 一郎君  草野一郎平君    楠美 省吾君  熊谷 憲一君    倉石 忠雄君  黒金 泰美君    小泉 純也君  小枝 一雄君    小坂善太郎君  小島 徹三君    小平 久雄君  小西 寅松君    小林  郁君  小林かなえ君    小山 長規君  河野 金昇君    河本 敏夫君  高村 坂彦君    纐纈 彌三君  佐々木秀世君    佐伯 宗義君  齋藤 憲三君    坂田 道太君  櫻内 義雄君    笹本 一雄君  笹山茂太郎君    志賀健次郎君  椎熊 三郎君    椎名悦三郎君  椎名  隆君    重政 誠之君  重光  葵君    篠田 弘作君  島村 一郎君    首藤 新八君  正力松太郎君    白浜 仁吉君  周東 英雄君    須磨彌吉郎君  杉浦 武雄君    助川 良平君  鈴木周次郎君    鈴木 直人君  薄田 美朝君    砂田 重政君  世耕 弘一君    瀬戸山三男君  關谷 勝利君    園田  直君  田口長治郎君    田子 一民君  田中伊三次君    田中 角榮君  田中 龍夫君    田中 正巳君  田村  元君    高岡 大輔君  高木 松吉君    高碕達之助君  高瀬  傳君    高橋 禎一君  高橋  等君    高見 三郎君  竹内 俊吉君    竹尾  弌君  竹山祐太郎君    千葉 三郎君  中馬 辰猪君    塚田十一郎君  塚原 俊郎君    辻  政信君  綱島 正興君    渡海元三郎君  徳田與吉郎君    徳安 實藏君  床次 徳二君    内藤 友明君  中垣 國男君    中川 俊思君  中嶋 太郎君    中曽根康弘君  中村 梅吉君    中村三之丞君  中村庸一郎君    中山 榮一君  中山 マサ君    仲川房次郎君  永田 亮一君    永山 忠則君  長井  源君    灘尾 弘吉君  楢橋  渡君    南條 徳男君  二階堂 進君    西村 直己君  根本龍太郎君    野澤 清人君  野田 卯一君    野田 武夫君  野依 秀市君    馬場 元治君 橋本登美三郎君    橋本 龍伍君  長谷川四郎君    畠山 鶴吉君  花村 四郎君    濱地 文平君  濱野 清吾君    早川  崇君  林  讓治君    林  唯義君  林   博君    原 健三郎君  原  捨思君    平野 三郎君  廣川 弘禪君    廣瀬 正雄君  福井 順一君    福井 盛太君  福田 赳夫君    福田 篤泰君  福永 一臣君    福永 健司君  藤枝 泉介君    藤本 捨助君  淵上房太郎君    船田  中君  古井 喜實君    古川 丈吉君  古島 義英君    保利  茂君  保科善四郎君    坊  秀男君  星島 二郎君    堀内 一雄君  堀川 恭平君    本名  武君  眞崎 勝次君    眞鍋 儀十君  前尾繁三郎君    前田房之助君  前田 正男君    町村 金五君  松浦 東介君    松岡 松平君  松澤 雄藏君    松田竹千代君  松田 鐵藏君    松永  東君  松野 頼三君    松村 謙三君  松本 瀧藏君    松山 義雄君  三浦 一雄君    三木 武夫君  三田村武夫君    水田三喜男君  宮澤 胤勇君    村上  勇君  村松 久義君    森   清君  森下 國雄君    八木 一郎君 山口喜久一郎君    山口 好一君  山崎  巖君    山下 春江君  山手 滿男君    山中 貞則君  山本 勝市君    山本 粂吉君  山本 正一君    山本 利壽君  山本 友一君    横井 太郎君  横川 重次君    吉田 重延君  米田 吉盛君  早稻田柳右エ門君  渡邊 良夫君    亘  四郎君  否とする議員の氏名    阿部 五郎君  青野 武一君    赤路 友藏君  赤松  勇君   茜ケ久保重光君  淺沼稻次郎君    足鹿  覺君  飛鳥田一雄君    有馬 輝武君  淡谷 悠藏君    井岡 大治君  井谷 正吉君    井手 以誠君  井上 良二君    井堀 繁雄君  伊瀬幸太郎君    伊藤卯四郎君  伊藤 好道君    猪俣 浩三君  石田 宥全君    石橋 政嗣君  石村 英雄君    石山 權作君  稲富 稜人君    稻村 隆一君  今澄  勇君    今村  等君  受田 新吉君    小川 豊明君  大西 正道君    大矢 省三君  岡  良一君    岡本 隆一君  加賀田 進君    加藤 清二君  風見  章君    春日 一幸君  片島  港君    片山  哲君  勝間田清一君    上林與市郎君  神近 市子君    神田 大作君  川俣 清音君    川村 継義君  河上丈太郎君    河野  正君  木原津與志君    菊地養之輔君  北山 愛郎君    久保田鶴松君  栗原 俊夫君    小平  忠君  小牧 次生君    小松  幹君  五島 虎雄君    河野  密君  佐々木更三君    佐々木良作君  佐竹 新市君    佐竹 晴記君  佐藤觀次郎君    坂本 泰良君  櫻井 奎夫君    志村 茂治君  島上善五郎君    下川儀太郎君  下平 正一君    杉山元治郎君  鈴木茂三郎君    鈴木 義男君  田中幾三郎君    田中織之進君  田中 武夫君    田中 利勝君  田中 稔男君    田原 春次君  田万 廣文君    多賀谷真稔君  高津 正道君    滝井 義高君  竹谷源太郎君    楯 兼次郎君  辻原 弘市君    戸叶 里子君  堂森 芳夫君    中井徳次郎君  中居英太郎君    中崎  敏君  中島  巖君    中村 高一君  中村 時雄君    中村 英男君  永井勝次郎君    成田 知巳君  西尾 末廣君    西村 榮一君  西村 彰一君    西村 力弥君  野原  覺君    長谷川 保君  原   茂君    原   彪君  日野 吉夫君    平岡忠次郎君  平田 ヒデ君    福田 昌子君  古屋 貞雄君    帆足  計君  穗積 七郎君    細迫 兼光君  細田 綱吉君    前田榮之助君  正木  清君    松井 政吉君  松尾トシ子君    松岡 駒吉君  松平 忠久君    松原喜之次君  松前 重義君    松本 七郎君  三鍋 義三君    三宅 正一君  三輪 壽壯君    水谷長三郎君  武藤運十郎君    門司  亮君  森 三樹二君    森島 守人君  森本  靖君    八百板 正君  八木 一男君    八木  昇君  矢尾喜三郎君    安平 鹿一君  柳田 秀一君    山口シヅエ君  山口丈太郎君    山崎 始男君  山下 榮二君    山田 長司君  山花 秀雄君    横錢 重吉君  横路 節雄君    横山 利秋君  吉田 賢一君    和田 博雄君  渡辺 惣蔵君    石野 久男君  岡田 春夫君    川上 貫一君  久保田 豊君    小林 信一君  小山  亮君    中原 健次君     ―――――――――――――
  127. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) 本決議案につき採決いたします。この採決は記名投票をもって行います。本決議案に賛成の諸君は白票、反対の諸君は青票を持参せられんことを望みます。閉鎖。  氏名点呼を命じます。     〔参事氏名を点呼〕     〔各員投票〕     〔「もっと早くやれ」「早いぞ」「妨害するな」と呼ぶ者あり〕
  128. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) あとがつかえておりますから、すみやかに投票願います。     〔各員投票を継続〕      ――――◇―――――
  129. 益谷秀次

    ○議長(益谷秀次君) 静粛に。――本日は、時間の関係上これ以上投票を進めることは……(発言する者多く、議場騒然、聴取不能)この程度……(発言する者多く、議場騒然、聴取不能)明……(発言する者多く、議場騒然、聴取不能)午前零時十五分より本会議を開き……(発言する者多く、議場騒然、聴取不能)  本日はこれにて延会いたします。     午後十一時五十一分延会