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1954-05-29 第19回国会 衆議院 図書館運営委員会 3号 公式Web版

  1. 昭和二十九年五月二十九日(土曜日)     午後二時二十五分開議  出席委員    委員長 伊東 岩男君    理事 武知 勇記君       庄司 一郎君    神近 市子君       河上丈太郎君  委員外の出席者         国立国会図書館         参事         (管理部長)  中根 秀雄君     ――――――――――――― 四月十六日  委員尾関義一君、庄司一郎君及び青野武一君辞  任につき、その補欠として鳩山一郎君、加藤鐐  五郎君及び神近市子君が議長の指名で委員に選  任された。 五月二十九日  委員鳩山一郎君辞任につき、その補欠として庄  司一郎君が議長の指名で委員に選任された     ――――――――――――― 四月二十三日  第十五回国会総覧買上げに関する請願(庄司一  郎君紹介)(第四六二七号) の審査を本委員会に付託された。     ――――――――――――― 本日の会議に付した事件  閉会中審査に関する件  第十五回国会総覧買上げに関する請願(庄司一  郎君紹介)(第四六二七号)     ―――――――――――――
  2. 伊東岩男

    ○伊東委員長 ただいまから国会図書館運営委員会を開会いたします。  この際日程を追加したいと思います。これは庄司一郎君紹介にかかわる第十五回国会総覧買上げに関する請願でありますが、これを日程に追加し、そうして審査を行うことにいたします。ところで、本請願につきましては、前回の委員会におきまして庄司君よりその趣旨を「御紹介され、また金森国会図書館長よりもその見解を聴取した次第であります。本請願は、その趣旨を妥当と認め、これを採択すべきものと決定いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
  3. 庄司一郎

    ○庄司委員 ちよつと議事進行について。大蔵省の政府委員をすみやかにお 一人なりお二人お呼び立てを願いまして、昭和二十九年度の国会図書館の図書購入費問題並びに三十年度国会図書館予算等に関して希望を簡単に述べたいと思いますが、大蔵省の政府委員がただいま登院しておるかどうかわかりませんけれども、すみやかに政務次官なりあるいは主計局長なりお呼び立てをお願いしたいのであります。
  4. 伊東岩男

    ○伊東委員長 ただいま庄司君から要求されました大蔵省の関係者がただちに出席するように連絡をとりましたが、はたして適当な人がおられるかどうかわかりません。そういたしますと、その問題はあとまわしにいたしまして、本件を決定したいと思いますが、御異議ありませんか。
  5. 神近市子

    ○神近委員 私はこの前の委員会に出ておりませんで、これがきようの日程に上つていることを承知していなかつたのです。党へ相談してみようと思つていたんですが、機会がなかつたのです。幹事会だけには話してみたことがあつたのですけれども、なお研究して 御返事しようと思つてそのままになつているのです。
  6. 伊東岩男

    ○伊東委員長 それでは、神近君の御意見もありますので、本件の趣旨について紹介者庄司君の御発言を簡単に許します。
  7. 庄司一郎

    ○庄司委員 ただいま議題と相なりましたる私紹介の請願の趣旨は、簡単に一口に申し上げるならば、国会総覧というあのりつぱな本――前回私は五百というようなことを申し上げましたが、それは取消しまして、数十部程度を国会図書館の予算の範囲内においてお買上げを願い、国会議員個人々々にこれをプレゼントするのではなく、巡回文庫の制度にならいまして、各宿舎の図書室あるいは応接間あるいは各会館のスペシヤル・ルーム、図書室等々に三十部ないし五十部くらいお備えつけを願いたい、こういう意味の請願でございます。どうか満場の御採択と御賛成をお願い申し上げたいと思います。
  8. 神近市子

    ○神近委員 御趣旨はよくわかりました。私は、あれを拝見いたしまして、たいへんけつこうな本であつて、これが各室に備えつけられるならば、たいへんけつこうだろうということは話し合つたことがあるのでございますけれども、何しろあれを衆参議員各室に備えつけるという最初の御意図のようでございましたから、それだつたら予算が大分たくさん必要だと思い、そのことで実は図書館の方にちよつとお尋ねしたこともあるのでございます。とてもそういう予算は出せないというようなことでございましたが、ただいまこの請願書を拝見いたしまして、なお庄司委員の御説明を伺いますと、各宿舎あるいは応接間、そういうところにお備えつけということであつたら私は別に異議はありません、あれでたいへん重宝しているのでございますから。私この前出席いたしませんでこれを拝見していなかつたのですが、そういう意味で、その点では私も異議はございません。
  9. 武知勇記

    ○武知委員 私も神近さんの御意見と同じような気持をもつて賛成をいたします。
  10. 伊東岩男

    ○伊東委員長 採択にはもちろん御異議はないようですが、本案について別に御意見はありませんか。
  11. 庄司一郎

    ○庄司委員 本会期中これが最後の委員会でございましようから、蛇足を加えるようでございますが、購入していただけるならば、金額まで申し上げて恐縮でございますが、三十万程度、部数は納入者がお負けすることはもちろんのことでございましようが、金額はその程度ならば何とかおやり繰りができるのではないかというような推定のもとに、はなはだかつてなことでございますが、ああいうりつぱな本を保護助長させるという、一つの国家の文化政策の面からも妥当なことと考えまして、前会私うつかり五百部などと言つたことを公に取消しさせていただいて、最小限度のところで御考慮を願いたいということをつけ加えて、お願いしたいと思います。
  12. 伊東岩男

    ○伊東委員長 管理部長、何も御意見はありませんか。
  13. 中根秀雄

    ○中根国会図書館参事 ただいま庄司先生からの御趣旨まことにけつこうでございまして、ぜひ御趣旨に沿いたいと思つておりますが、部数につきましては前会の当委員会におきましても館長からいろいろお断り申し上げた筋もございますので、その内容を検討いたしまして、御趣旨のように会館とか宿舎に備えつけするように十分研究いたしまして、努力いたしたいと存じております。
  14. 伊東岩男

    ○伊東委員長 それでは御異議ないものと認めて、本請願はこれを採択することに決しました。 なお、本請願に関する報告書の作成等については委員長に御一任を願います。ただいま庄司君から御要求の大蔵省の方は、今連絡をとつたのでありますが、土曜でもう帰つたということでありますが、いかがでありましようか。
  15. 庄司一郎

    ○庄司委員 それではまた次の機会に……。
  16. 伊東岩男

    ○伊東委員長 それでは次の機会に御発言を許すことにいたしまして、本日はその点はお許しをいただきます。     ―――――――――――――
  17. 伊東岩男

    ○伊東委員長 閉会中審査に関する件についてお諮りをいたしたいと存じます。すなわち、本委員会といたしましては閉会中もなお国会図書館の運営に関して審査を行う必要がありますので、その旨議長に申し出ることにいたしたいと存じますが、御異議はありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  18. 伊東岩男

    ○伊東委員長 御異議ないものと認めてさよう決します。閉会中審査申出書作成につきましては委員長に御一任願いたいと存じます。  なお、閉会中審査事件として付議されました場合には、委員派遣を行う必要もあるかと存じまするので、その取扱いにつきましては委員長に御一任願いたいと存じまするが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  19. 伊東岩男

    ○伊東委員長 御異議ないものと認めまして、さように決定いたしまするが、図書館側として何か御発言ありませんか。
  20. 中根秀雄

    ○中根国会図書館参事 閉会中の予定として特に今ただちに考えておりますのは、御承知の本建築につきましての懸賞募集の結果の御報告でございまして、大体懸賞募集はこの月末をもつて締め切りまして、六月二十日に最終の審査がございまして当選者確定いたします。そうして二十五日に当選者の授賞式等をささやかに行う予定にいたしておりますが、その前に、いち早く当委員会にも御報告をいたしまして御了承を得たいと存じておりますので、大体二十四日ごろ当選の結果につきましての御報告を申し上げる予定にいたしておりますが、どうかよろしくお願いを申し上げます。
  21. 武知勇記

    ○武知委員 国会の休んでおる間、他の委員会などもいろいろ調査に出かけるのですが、この委員会でもひとつ御相談願つて、そういう必要がありとすれば、そういうおはからいを願いたいのですが、委員長からひとつ御相談してくれませんか。
  22. 伊東岩男

    ○伊東委員長 今委員長からも委員派遣の問題は提案した次第でありまして、ただいま武知委員の御意見もあつたのであります。皆さんたちの御意見次第では、そういうことを計画してみたいと思います。ことに今国会の中心議題になつておる原子力資料の問題でありまするが、あるいはPBレポートの問題を、今度、大阪の図書館ですか、備えつけて、向うの方でもたいへん歓迎を受けておるようでありまするから、一応この方面も視察のうちに入れる等のこともいいのじやなかろうか。なお、あの付近には見るべき図書館もあるようでありますから、こういつたことも計画したらいかがでありますか。
  23. 庄司一郎

    ○庄司委員 ただいまの件はたいへんけつこうな件であります。特に今委員長の御発言になつたような趣旨において、大阪あるいは時間の余裕があれば京都、奈良の博物館等々、一泊、二泊はわかりませんが、ぜひひとつ街頭に出て、また大阪附近の図書館員等のお集まりを願つて学校図書館の開設等を委員長からお願いするとか、図書館の一層の振興発達のために懇談会をやるとか、そういうことも非常に意義あることであると思いますので、今の御趣旨には大々的の賛成の意を表したいと思います。
  24. 神近市子

    ○神近委員 けつこうだと思います。特に京都なんかでは古文書の特別の収集をしてある場所もあるようでございますから、ついでに、そういうものがどういうような形で保存されているか、それをどういう方が利用できるかというようなことを、一つの例として見せていただければいいと思います。
  25. 庄司一郎

    ○庄司委員 もう一つだけ。これは図書館の御当局に質問したいのですが、それは先月の二十五、六日ごろでございましたか、あるいは今月でございましたか、全国図書館関係の方が都内に大会を持たれたようでございますが、そういう場合には、国立国会図書館は何らか連繋があるものであるかどうか。実は新聞の報道を見ますと、来賓の中にも国立国会図書館の館長さんのお名前などは見えないのであります。むろん直接の関係はないでありましようけれども、関連があつてよさそうなものと私は考えます。そこでその関係はどうなつておるか。  それから、第二には、今申し上げた全国の図書館大会において、読書の自由というようなことを、宣言文の中にしたためられて、天下に公表されておるのであります。読書は各国民個人の絶対の自由である、それはその通りであります。そして、何か警察官のようなものが各府県の図書館等に出入りをして、ある特定の個人がどういう本を読んでおるかというような、昔の特高警察の査察的なことがあつてはならない、そういうことは極力拒絶しなければならないという意味の文章が宣言文の中にございます。そこでお伺いしておきたいのは、国立国会図書館に、警察官などが、たとい公務上でありましても入つて参りまして、最近における読書の傾向がどうだとか、あるいはどういう本がベスト・セラーであるかとか、どういう本がよりよく読まれておるかというような質問まではけつこうであるが、どういう学生が、どういう個人がどういう本を読んでおるかというようなことをやつておるかどうか。もしやつていれば、これははなはだけしからぬことであつて、国会の立場からもかたく戒めなければならぬことでございまするが、そういうような弊害が現在行われておるでありましようか。実は全国の図書館の大会における宣言決議文の中にそういうことが多少あるような意味のことがほのめかされておるので、はなはだ遺憾なことであると考えます。国立国会図書館の場合には、閲読を求めておる者の名前とか、あるいは読んでおる本、たとえば共産主義の本をどういう学生が、あるいは青年が読んでおるか、そんなようなことを警察官によつて尋ねられたことがございませんか。ないことがきわめて当然であり、あることが摩訶ふかしぎなことであります。非文化きわまることである。これは念のために、ごく簡単に、あるかないか、それだけでけつこうでありますが、お尋ねしておきたいと思うのです。
  26. 中根秀雄

    ○中根国会図書館参事 ただいまの庄司先生の御質問にお答えいたします。全国図書館大会は、日本図書館協会というのがございまして、そこの主催によつて例年催されておる大会でございます。そして日本図書館協会と国立国会図書館との関連は直接にはございませんで、館長が日本図書館協会の名誉会長になつておられますし、それから国立国会図書館の部局長の若干が日本図書館協会理事の職にございます。従つて、日本図書館協会主催のこの大会に際しましては、国立国会図書館は直接の関係を持つておりませんです。しかし、せつかく地方から公共図書館あるいは大学図書館あるいは学校図書館、各方面の図書館人のお集まりでありまするから、国立国会図書館といたしましても、この関連事項につきましてはなるべく接触を保つようにいたしております。たとえば専門図書館の問題につきましては国立国会図書館が相当力を入れておりまするので、それらの部会にはかなり指導的な地位をとつております。また、総合目録と申しますか、ユニオン・リストの作成等につきましては、これはひとり国立国会図書館だけのためではございません。日本の書誌サービスの改良の問題に関連いたす問題でありますが、これらのことにつきましても、関係の公共図書館あるいは大学図書館の当事者に随時お寄りをいただいて御相談をいたしたこともございます。それからまた、日本図書館協会理事の皆さんは、それぞれの地方におきまする図書館代表地位もございまするので、一日はたいてい本館にお呼びをいたしまして、いろいろ御意見を承つたり、またこちらからもいろいろ御協力のお願いをいたすようなことをやつております。これらが大体日本図書館協会、従つてその主催の全国図書館大会との関連でございまして、直接の関係を持つておりません。先ほどお話のございました決議等につきまして、私どもちよつとほのかに聞いておりますが、別に具体的に国立国会図書館とは関連を持つておりません。  なお、その決議の中に現われた読書の自由というようなことに関連して、警察権の図書館内への立入りのことにつきましては、日本図書館協会で発行されております図書館雑誌等には、しばしばそういうようなことが記事として載つておるのを私ども拝見いたしておりますが、国立国会図書館に関する限りは、読者の調査とかあるいは読書の調査とかいうようなことを警察当局によつて要請されたことはいまだかつて一切ございません。私そのように承知しております。
  27. 伊東岩男

    ○伊東委員長 他に発言はありませんか。  発言がなければ本日はこれにて散会いたします。     午後二時四十七分散会