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1953-10-30 第17回国会 衆議院 議院運営委員会 2号 公式Web版

  1. 昭和二十八年十月三十日(金曜日)     午前十一時五十三分開議  出席委員    委員長 菅家 喜六君    理事 荒舩清十郎君 理事 渡邊 良夫君       生田 宏一君    田嶋 好文君       田渕 光一君    坪川 信三君       山田 彌一君    山中 貞則君       小泉 純也君    佐藤 芳男君       椎熊 三郎君    園田  直君       長谷川四郎君    淡谷 悠藏君       井手 以誠君    島上善五郎君       正木  清君    山本 幸一君       池田 禎治君    春日 一幸君       土井 直作君    前田榮之助君       安藤  覺君    中川 俊思君       中村 英男君  委員外の出席者         議     長 堤 康次郎君         副  議  長 原   彪君         事 務 総 長 大池  眞君     ――――――――――――― 十月三十日  委員江藤夏雄君、長谷川峻君、田中織之進君及  び中村梅吉君辞任につき、その補欠として山本  友一君、助川良平君、正木清君及び安藤覺君が  議長の指名で委員に選任された。     ――――――――――――― 本日の会議に付した事件  本日の本会議の議事に関する件     ―――――――――――――
  2. 菅家喜六

    ○菅家委員長 これより議院運営委員会を開会いたします。本日急遽委員会を開き、お集まり願いましたのは、昨日本委員会において、本日の本会議は午前十時に開会をすることにおきめ願いましたところ、事務当局より参議院の方にその旨を申し入れて、先方の事務局に交渉いたしたのでありますが、参議院では議運等を開いて、やはり午前十時に本会議を開く、これは変更することができないということで、事務的の折衝が成り立たないうちに本日になり、十時に参議院の方は振鈴を鳴らしまして、定足数をもつて開会されることとになりました。私早く来ておりましたが、十時半になりましても、本院の議員登院数が二十数各でありました。しかし一旦本委員会で決定を見ましたことでありますから、これからの処置に対しまして、いかにとりはからうべきであるかということで、急遽理事会を開きまして、各党の理事の諸君にお集まりを願つた次第であります。いろいろ御意見はありましたが、結局現実の問題としては、すでに参議院の方では本会議を開いて、その要求によつて大臣はもちろん出席をしなければなりませんので、大蔵、外務両大臣は参議院の方に出席をいたしまして質疑が行われておるという現実の問題になつて来ております。その間に各党の理事諸君からそういう問題であるならば開く前に折衝でもなかつたか、ことに政治的折衝も事務的折衝もなかつたかということでありますが、一応参議院が開かれている以上、それを阻止するわけにも行きませんし、大臣の出席をとめるわけにも行きません。十時開会というのが遅れた場合も今までずいぶんあるし、定刻一時と考えておつたものが遅れた場合もあります。あるいは定足数がなくても開会していいという御意見もありましたが、参議院側に事務的に折衝をし、委員長みずから――、理事の諸君にもお話をし、事務局の方からは向うの事務当局に折衝しろということでありましたので、私は草葉参議院議院運営委員長にお目にかかりましてお話をしたのでありますが、一時前には終る、順序よく進んでおるからということであります。  ついでに草葉参議院議院運営委員長からのお話では、会期の問題についても、私ども留守中でありましたが、いろいろ参議院との御折衝のてんまつも承り、今回のような場合にもそういう場合には事前に折衝なくして決定されてしまつて、その後にやられては非常に困るから、両院の関係上、その点はどうだろうということで、これはごもつともなことであるし、会期の問題にせよ、本会議開会時間のことにせよ、議院運営委員会を開かなければ各党の態度は最終的に決定しないので、開かない前に、何時に開会するとか、何日間の会期にするとかいう問題を衆議院の方で正式に折衝するということは、実際問題として至難ではないか、ただわれわれ政府与党たる自由党同志ならばそういう交渉もできないことはないが、ここで決定した後において参議院と交渉するという従来の慣例もあるではないか、その点に対しては、なお議院運営委員会の理事会を開き、あるいは本委員会を開いたところにおいて皆さんに伝えるということにいたしました。実際問題としては、今日までそういう取扱いで、あらかじめ決定せざる前に交渉するということは、実際問題として至難であるといろ点と、一時前には大丈夫参議院は終るという経過でありますので、本日の本会議の時間の遅れましたことの御報告かたがた、理事会を開いた経過と、今日の議事のことは先にきまつておりましたので、その点に関して一応本委員会を急遽開いた次第であります。どうぞさよう御了承願います。
  3. 山本幸一

    ○山本(幸)委員 これは、私は重大な失態だと思うのです。別にこの問題をことさらに取上げて喧々と言うわけではないのです。それがために、ぼくの記憶では懇談会のときだつたと思いますが、そのときにわれわれの方から、すでに参議院側から、今度の会期を一週間にするという衆議院側のかねぐの話であつて、それでは参議院側にどれだけ審議時間がいただけるのか、一週間では審議時間があまりにも少いので、参議院でもその問題は見越しておるというようなことが私どもの耳にも伝わり、同時に参議院の方から、衆議院の委員長代理に何か申出があつたということを承つておる。従つて、それをぜひ御発表願いたい。私の方でこういう御質問を申し上げたときに、渡邊委員長代理のお説では、参議院側から何らそういう申出はしておらぬということでありましたので、それ以上私どもとしても言うことができないので、実はその問題は沈黙を守つたわけなんです。続いて、われわれとしては、要するに十時に衆議院の本会議を開くということについては、今次の災害等の点もあり、しかも緊急な重要案件でもあるから、そのことについてはわれわれとしても大いに賛成である。ただ一応こういうことについては、参議院側の了承も得てもらわなければならぬから、その旨をよろしくとりはからつていただきたいということを懇談会において言つておると思うのです。別に私は今日のこのことを予測して申し上げたのではなく、一応常識上の解釈のもとにそういうことをお願い申し上げたわけであります。それがこういう醜態を演じたということは、重大問題だと思うのです。従つてその間の事情をもう少し渡邊さんからお聞きしたいと思います。
  4. 菅家喜六

    ○菅家委員長 ごもつともな御意見であるが、もうすでに過ぎ去つた既定の事実になつてしまいましたので、今山本委員のお話のような点もあるいはあつたかもしれないが、すでに過去の既定事実になつてしまつたので、そこで渡邊君を煩わして、またその説明を求めてみても、いろいろないきさつ等もそこに生じて来ると思いますし、時間の関係もありますので、大体今後はかかることについては、議院運営委員会なり事務当局が折衝をして、再びかくのごときことがないようなことで御了承願いたい、こう思う次第です。
  5. 園田直

    ○園田委員 その点、私経過を知つておりますので、簡単に申し上げます。今言われた通りなんです。ところがその後非公式ではあるか、式辞の問題で衆議院と参議院の理事が会同いたしました。その節、今のような御意見も出ましたので、私どももそれについていろいろお話しました。いろいろお話しているうちに、今度のことについては、参議院の方に事務的な手落ちがあつたということで了承をされました。今のような御意見があつたわけですが、今後の問題については、委員長が言われた通り、当然衆議院側でも円満に遂行するよう、努力と熱意を払わなければならぬが、事務的な問題の形式的なことは、委員長が言われた通り、当議院運営委員会の意思が決定した後でなければ、正式に交渉が開かれない。その以前に衆議院の熱意と努力を払わなければならぬ点についても、将来委員長以下御努力を願いたい、そういうことでございました。参議院の方でも、今度のことについては一応了解したわけであります。
  6. 山本幸一

    ○山本(幸)委員 私はそういう詳しい規則は調べておらぬので、あとでわかつたのですが、参議院の規則と衆議院の規則で一応きめられておるらしいということがわかつたわけです。事務総長は、そういうときにはそういうことをよく発言してもらつて、こういう規則もあつたのだからということを言つていただきたい。われわれは知らずにきめる場合もありますので、よくそういう点を御注意願いたいと思います。
  7. 池田禎治

    ○池田(禎)委員 私も過ぎ去つたことを言おうとは思つておりません。しかし今日の事態は、山本君の言う通り大なる醜態でございます。しからば、いかにすればこういうことをさらに繰返さないようにできるかということは私は当然考えてしかるべきだと思うのです。そこで、われわれも故事典礼に通じなかつたところがあつたことは認めてよろしい。われわれ衆議院できめる場合において、委員会としても、あるいは党としても、参議院側にこういうふうにきめたということを党同士が報告するくらいのことはしてどうかということは、正直に言つて知らなかつた。私個人の問題について言えば、この点失態であります。そういう点につきましても、一応こういう問題について、従来の慣例や習慣からいたしまするならば、どういういきさつか知りませんが、われわれの中で議論になつたように、憲法の精神から言いましても衆議院の優位を私ども主張してや主ない。こういうことは、従来の慣例からいつてそれが不可能であるというならば、それはすみやかに国会法を改正するなり、あるいは議運の大先輩方が三十数箇国もおまわりになつたことでありますから、今度は明らかに国会法の改正の点についても、あるいは衆議院における施政方針についても、質問にしても、いろいろな点で衆議院側の方か優位を保つようにお願いをしたい。
  8. 椎熊三郎

    ○椎熊委員 何か醜態があつたということを言われておるが、私は、醜態というのはだれが醜態なのかわからない。きのう、ここで委員会が開かれてきめたのに、なぜ開かれなかつたのか、六十何名でなぜ開かれなかつたのか、開会すればよろしい。こつちがどうしてもやりたいならば、定足数をやかましく言いさえしなければやれる。それをやらずに、だれが醜態なんですか。醜態なのは、十時に開くということが既定の事実なんだから、それをどうして議長は開かなかつたのか。(発言する者多し)私は諸君に聞いているのではない。議長がなぜわれわれがきのう答申した十時に開会しなかつたのか、議長に質問するのです。(「そういうことを言うなら議長を呼んでもらおう」と呼び、その他発言する者多し)議長がいなければ副議長に伺います。なせ十時に開会の振鈴を鳴らさなかつたのですか。(「さつそく議長を呼んでもらおう」「そんなことに拘泥しないで」と呼び、その他発言する者多し)本日十時から開会されることはきまつている。
  9. 菅家喜六

    ○菅家委員長 ちよつとお待ちください。――委員長が発言いたしますから、ちよつとお待ちください。ただいま椎熊君から、議長並びに議長にかわるべき副議長から答弁を得たいということでございますが、先ほど私が申し上げました通り、その間の事情は、一応委員会に御報告申し上げた次第であります。それは、理事会を開きまして、定足数に満たなくても本会議を開くか開かないかということを、各党の理事の諸君にお諮りしたのであります。その際に、開くべしという方と、定足数を欠いたならば開かない方がいいという意見がございましたから、最終的にそういう議論もあつたが、先例もあることだし、あえて面目にこだわる必要もあるまいといういきさつで、参議院で開いたというならば、衆議院が無理をして開かなくてもいいじやないかということを決定しまして、さようなとりはからいにいたしました。議長はそのときまだ登院がなかつた。各党の御意見はその通りてあるが、スムーズに行くことであるからということで、御了解を得たのてあります。この問題はどうぞその程度にして、先ほど申し上げました通り御了承いただきたいと思います。     〔発言するもの多し〕
  10. 菅家喜六

    ○菅家委員長 暫時休憩いたします。     午後零時九分休憩      ――――◇―――――     午後零時二十三分開議
  11. 菅家喜六

    ○菅家委員長 休憩前に引続き議院運営委員会を開会いたします。休憩前に、本会議開会の時間につきまして諸君から種々御意見がありました。しかし、およそ議題と遠ざかつたような派生的な問題でありまして、醜態の点について明らかにするとか、醜態がどこにあるかというようなことで、議題と遠ざかつておると思います。なお、休憩中に諸君の意見も十分尽されたようであります。そこで委員長は、議題外の問題として、この問題はこの程度にして、発言をとめていただきたいと思います。なお、開会の間が遅れておりますので、参議院も今すぐ終りを告げるということでありますし、国務大臣の演説に対する質疑の末決定の事項もこさます。その順序等をおきめ願いまして、本日の閉会の時間をおきめ願つてこの会をとじたいと思います。そこで事務総長より、慣例によりまして国務大臣の演説に対する質問者の順序等をお願いしたいと思います。     〔「それはいけないそんなばかな話はない」「そんなうやむやなことにしてはいけない」と呼び、その他発言する者多し〕
  12. 中川俊思

    ○中川(俊)委員 この問題が先ほどから論議されておるのですが、私はさつきも議事を進行してもらいたいということで、発言しようと思つて発言を求めたが、私の発言を詐されなかつた。各党の意見を聞いておりますと、御承知の通り、これを醜態とか失態とかいうことで責めようとは思はないが、将来再びこういう問題を繰返さないようにするために、善処してもらいたいという御希望だつたのです。みんなそうなのです。そこへ突然椎熊君が発言されて、何だか食つてかかるような態度が見えたから、こういう問題になつた。
  13. 椎熊三郎

    ○椎熊委員 何でおれの責任みたいなことを言うのか。
  14. 中川俊思

    ○中川(俊)委員 問題は、椎熊君の言われるように、議長の責任であるということがはつきりして来た以上は、これは議長に来ていただいて、議長の釈明を十分聞かなければいかぬ。これをこのままで進められるということは、悪例を残します。いろいろ時間の関係もありましようが、議長がどうしてもあさいつかえがあれば、副議長はここにおいでになつておるから、副議長から伺つてもよろしいし、議長が見えられるならば、議長からわれわれは聞きたい。このままでは悪例を残します。釈然としておいた方がいいと思います。この問題でいつまでももやもやさせておくといかぬので、このまま委員長が議事を進められようとすることばいけません。     〔発言を求むる者多し〕
  15. 菅家喜六

    ○菅家委員長 ちよつとお待ち下さい。委員長の考え方を求められておりますから、ちよつとお待ち下さい。いかがでしよう、か中川君。私の議事の取致いについてのお話でございますが、先ほど来議題になつておることについて、御協議を願つたのであります。それに対して中川君から御注意があつたので、一応委員長としての気持を申し上げなければならぬと思うのです。それは、どういうことかと申しますと、かりに議長をここへ呼べということで、議長もすぐおいでになるでしようか、しかし議長に何と尋ねてみましても、議長はおそらく理事会の決定に基いたとう。権答以外にはあり得ないと思う。議長がかつてに振鈴を鳴らすべきことは、従文の慣例にございません。本委員会の決定に従つて定足数に満たなくても開会せよということがこの委員会できまりますれば、議長が振鈴を鳴らすということもあると思いますが、ここで決定したことについてそれ以外に議長の答弁はあり得ないと思う。そこで、そういう派生的な問題を論議されてもどうかと思いますから、それは省略して、一応議題について、きめましてなお諸君の方でそれでも納得できない、議長を呼んでという御意見でありますれば、委員長は決して皆さんの御意思を阻止いたしません。まずこれをきめていただいて……。(「今の委員長の言葉に矛盾がある」と呼び、その他発言する者多し)それは委員長の発言が終りましてから、どうぞ何でもお話願いたい。不規則発言でなく、発言を求めて言つてください。(「そういう宣告の仕方はいけない」と呼び、その他発言する者多し)土井さん、不規則な発言をしないでください。私に関することでありますから申し上げたわけです。
  16. 土井直作

    ○土井委員 実は委員貝長の言葉の中に、時間的な間違いがある。それは、先ほどの椎熊君の発言の中に、すくなくとも、定足数の有無にかかわらず、昨日決定されました通り議長は振鈴を鳴らさなければならないにかかわらず、鳴らさなかつたということによつて会議が行われなかつたということなんです。理事会を開いたのはそれから後の問題なんです。だから時間的に食い違いがあるのです。少くとも十時に開けるじやないか、なぜ開かなかつたのだという椎熊君の意見があるわけだから、そこで、今委員長の言われる理事会の決定の答申というものがあるべきはずがない。これは議院運営委員会にかけなければ、正式に決定しないのです。理事会は非公式に打合せをするだけであつて、それは委員会全体の決定ではないのだから、そういう理事会の意見のために議長がいろいろ行動をとるということになれは、理事会の専制になるのです。そういうことは、委員会では許されないわけだ。だから、このことも間違いがある。前段椎熊君の言われるように、なぜ十時に開かなかつたかというとについては、委員長の今の発言の中で、理事会の決定で開けなかつたということと、議長が開けなかつたということとは間違いがある。これは訂正していただかないと、将来の議院運営の悪例になりますから、この点だけを特に申し上げておきます。
  17. 菅家喜六

    ○菅家委員長 今土井君のお話、御解釈の通りであります。その通りにはつきりさせておきます。(「議長を呼んでください」と呼び、その他発言する者多し)どうでしようか、こういうことで採決はしたくないと思いますが、議長を呼んでそういうことをいたしますか、そこまでしなくてもよろしのじやございませんか。     〔発言する者多し〕
  18. 田嶋好文

    ○田嶋委員 今伺いますと、議長は目の治療のため二十分ほどかかるようですから、その問題はあとにしていただいて、議事をひとつお進め願います。議長に伺うことは伺うにしても、それまあとにしていただきたい。     〔「休憩したらどうですか」と呼び、その他発言する者多し〕
  19. 淡谷悠藏

    ○淡谷委員 この問題は、会期決定のときから発生しておると思うのです。あのとき何回も、参議院と十分打合せをしておきめになつたがよろしかろうということで、各委員が発言しておりました。ところが現在参議院から申入れをしておるにかかわらず、その申入れがないというような、つつぱねた態度がある。(「来てない」と呼ぶ者あり)それはそれでいいとして、十時に同時開会ということは、事務当局においてわかつておることなんです。その打合せをしないで、今月に至つてその混乱を来しておる。(「事務当局を責めるのはいかぬよ」と呼ぶ者あり)はつきりここに来てきめるベき問題をきめないで、その次の議題に移ろうとするところから、混乱をするんです。ですから、議長に問うべきものは問うて、議院運営委員会なるものの性格をはつきりし、その原理をはつきりした上でその議事を進めなければ、いたずらに混乱を大きくするから、これは議題と同様に取扱つていただきたい。
  20. 土井直作

    ○土井委員 念のために申し上げておきます。昨日議院運営委員会で決定されました事項は、本日の日程の問題はすでに決定しております。従つて本日議院運営委員会を開く必要はない。開く必要がないために、公報によつて議院運営委員会を開くという通知をわれわれ受けておりません。従つて議長は、当然昨日決定した通りに執行しなければならない責任があるのであります。この点についても、委員長の先ほどの発言というものは、時間的に非常に食い違いがある。この点をお考え願いたい。議長を呼んでいただいて、なぜ決定の通り開かなかつたのか、その責任を明らかにしていただきたい。もとより十時に開くということは、実質的に参議院との関係で不可能であるということを答申しなかつたことについては、これは議院運営委員会全体の責任に属すべきものです。しかし、それを執行するのは議長である。なぜ執行しなかつたか。それはおのずから議長の責任に帰すべきものであつて、従つて将来の議長の心構えというものを、やはり答申をする責任のある委員会としては、一応聞いておかなければならぬ。議長からその答弁を聞いて、しかる後、議長の答弁いかんによつて、この議院運営委員会をやつていただく。きようは、この委員会は招集されてはいなかつたのです。
  21. 池田禎治

    ○池田(禎)委員 ただいま土井さんも申されましたことく、本日は予定されざる委員会であります。その委員会を招集しておいて、議長は何がゆえにおいでにならないか、これは実に怠慢しごくです。こういう奇怪な委員会を招集するに至つたその責任者である議長さんが、どうしておいでにならないか、議長さんが来るまで、私は開会を延ばすべきだと思う。ぜひ御出席を求めます。
  22. 中川俊思

    ○中川(俊)委員 ちよつと事務総長にお聞きいたしますが、私どもは定足数定足数ということを言つておりますが、定足数に満たたければ本会議はあまり開かれていないように思つておりましたところが、先ほど椎熊さんのお話によりますと、そんなことはない、六十人でも三十人でも開けるという。開けないこともないかもしれませんが、そんな三十人や六十人で開いたことが一体しばしばあつたでございましようか。それをひとつ統計的にお聞かせ願いたい。われわれ登院しておる者は、しばしば問題になるように、定足数に達しなければまず本会議は堂々と開かれないものだ、こういうふうに感じておるのですが、その点はどうでしようか。今までそういうふうな少数で開いたことはございましようか。
  23. 大池眞

    ○大池事務総長 私に御質問のようですから、事務的な取扱いの分だけを申し上げますが、ただいま権能さんが、定足数がなくても実際において開いた場合があるじやないかというお話のようでございます。定足数の問題は規則にもございます通り、定足数がなければ開会または議決することができぬことになつております。開く一番最初のときに定足数がないことが明らかであれば、現実には法律上は開けないわけなのであります。けれども振鈴を鳴らすということと、開会ということとは違つておりまして、振鈴を鳴らす場合に、定足数がないことが明らかであるのに、登院数がそれに達していないのに振鈴を鳴らしたという実例はないわけであります。今日のことは、御質問と少し離れますけれども、議長は目がお悪かつたものですから、十時といつたのが少し遅れて御登院になりましたが、十時から開会のお約束になつておりますから、その際の状態において定足数がおられるならば、当然既定通り開会をしたわけでありますけれども、その当時登院された数は五十名ぐらいしかなかつた。その後十時半になつて六十名くらいしかなかつたものでございますから、議長は、このままでは従来では開かれておりませんのて、そこで私に理事会を開いて、これを早くきめてもらいたいということでありましたから、そこで菅家委員長にお話をして、別事会を開いていただいたのです。理事会を開いていただいて、その理事会の御決定に基きまして、きのうの約束と違うから急遽当委員会をお開き願つて、どうするかということを御決定になるようにとりはからつたと私は承知いたします。これが今日の今までの経過でございます。
  24. 菅家喜六

    ○菅家委員長 なおそれについて、先ほど土井さんから御指摘がありましたが、理事会の決定が最終決定でないことはもちろんであります。そこで理事会では、しからば参議院が何時ごろに終るのであるか、それらも委員長から参議院に交渉し、事務的に交渉して、その決定を急急遽この委員会にはかつて、委員会の最終決定を得た上、議長に答申しようという取扱いは、先ほど土井君のお話のあつた通りでございます。その通りに運んだつもりでございます。先ほど私の言葉の中に、それと多少違つたところがあれば訂正しておきます。今土井さんのお話の通りでございます。(「了解」と呼ぶ者あり)なお、議長の出席を願うまではこの委員会で議事を進められない、議長にただすという御意見がおありのようでございますが、まあそこまで言わないでも……。     〔発言する者多し〕
  25. 菅家喜六

    ○菅家委員長 それでは、議長も今すぐ見えられるそうでありますから、議長が見えられますまで暫時休憩いたします。     午後零時四十分休憩      ――――◇―――――     午後一時二十四分開議
  26. 菅家喜六

    ○菅家委員長 休憩前に引続き委員会を開会いたします。  休憩前に、議長の出席の御要求がありました。ちようど議長は目を痛められておりますが、先ほどお見えになりましてここに御出席なさいましたから、議長に対するお尋ねの件をお願いいたします。
  27. 山本幸一

    ○山本(幸)委員 議長さんには、目の悪いところはなはだ申訳ないのですが、あしからず。私くどいことは申し上げないつもりですが、率直に一、二点お尋ねいたしたいと思うのです。御承知のように、本日の十時から本会議を開くことに議運として決定をいたしたわけであります。しかるところ、どういう行き違いか、本日午前私ども出席しておりますが、理事会が招集せられて、理事会で時間を繰延ばす、こういうことに大体了承を得られたというお話であります。私ども非常にけげんに思うのは、少くとも議運で正式に決定されて、議長の方へ答申をいたしたわけでありますが、議長は、なぜ本日の午前十時に開会に至る諸般の手続をなさらなかつたのか、まずその点をひとつお尋ねいたしたいと思ます。
  28. 堤康次郎

    ○堤議長 私は、今月の十三日から目をわずらつておりまして、ちよつとした結膜炎だろうと思つておつたところが、虹彩炎から角膜炎を併発して、少しめんどうだということでありまして、入院を勧められましたけれども、とうもいろいろ用があつて、そういうわけに行かぬので、登院いたしておりました。昨日は開会式でありますから、見苦しき風体をしておつてはと思つて眼帯をとつておつたのでありますが、今日いつものごとく病院で電気の治療をやつておりましたけれども、きようは十時の開会ということでありましたので、遅れちやならぬと思つて、きようは電気の治療をやめて、十時にここへ登院をいたしました。ところが登院数は、五十名ないし六十名だという事務局の言葉でありました。しかし昨日の決定でありますので、一応開いて、ただちにそこで休憩をするということが普通の順序ではありましようが、これは開いたところで、五、六十名ではすぐ休憩することがきまつておることだからそれでは意味をなさぬし、きようは議運が開かれないということから、それでは開いて理事会を相談をしてもらいたい、その間に、私はきようは電気の治源をやつていないから、そこでやつて来る、そうしてなるべく――これは過労が原因だから、少し安静にしておけという注意もあるのだから、間に合うようにするが、早く治療が済んだら、少し家で横になつていたいからということで、その後電話で聞きましたところが、一時か一時半という予定だということでありました。そういういきさつで、家で静養しておつたのであります。そこで、私がここにずつとおればそういう手違いも起らなかつたかと思ますが、何分目が悪いものでありますから、ひとつなるべく大目に見ていただいて、そういうことに御了承願いたいと思います。
  29. 山本幸一

    ○山本(幸)委員 はなはだ恐縮ですが、もう一つお尋ねしたいと思うのです。実はわれわれも過ぎ去つたことですから、さよういたしたいというつもりで、先はどの議運ではいろいろ発言をいたしたわけです。ところが、たまたま失態とか醜態とかいろ言葉が出まして、その責任はだれにあるのかということが起きたのであります。私どもの立場で見れば、一応議運は十時に決定しておるのであつてその後、公報でも議運を招集していらつしやらない。従つて、議運を公報によつて開くことはできないから、やむなく理事会でそういう点についての御了承をとるようた手続をとられた。しかし、かりに理事会で承認いたしましても、議運が最終的にこれを決定しなけれけならぬことは、議長も御承知だと思うのです。そういうことは事後の処置であつて、一応登院数が足りなくても本会議をお開き願つて、もし定足数が不足しておる場合には、なぜそれに必要な処置をおとりにならなかつたのか、こういう点が私はちよつと納得しかねるわけなんです。それというのは、せつかくきめたものが、何ら私どもに話なしに、するするべつたりに時間を延ばされるということは、議運全体のきめた点に遺憾の点があつたのか、そういろ点が先ほとからの議論の中心になつているわけなんです。そういう点はどこに責任があるのか、その責任の所在をはついきりさせていただかなければ、議運全体としては了承しかねると思うのです。
  30. 堤康次郎

    ○堤議長 ただいまの山本君の御趣旨は、私もしごく同感であります。十時ということでありますから、十時に開いて、足りなければ休憩をすれはいいじやないか、これはごもつともです。しかしながら、朝のことでありますから、足りないということがはつきりわかつておるのです。これが途中のことだと、足りるか足りぬかわからぬ、開いてみれはいいじやないかということにもなりますし、私は山本委員の御趣旨はよく了承いたしまして、会議はきめた通りに運営する、そうして国民の信倚、信頼を得なければいかぬという山本委員の考え方は全然同感でありますが、今日の場合は、はつきり定足数が足りないとうことが、わかつておりましたから、そういう便宜の処置をとつたのであります。趣旨はよく了解しておりますから、将来はそういう方向に向つて行さたいと考えております。
  31. 山本幸一

    ○山本(幸)委員 大体わかりました。議長の御説明はよくわかりますが、この際特にお願いをしたいと思つております。それは、一私二、三日前の議運でたびたび主張しておるので、こういう手違いがあるとけないから、よく参議院側とも連絡し、今後そういう手違いのないように、この際ぜひいたしていただきたいことを特にお願いしておきます。
  32. 堤康次郎

    ○堤議長 はい。承知いたしました。
  33. 池田禎治

    ○池田(禎)委員 議長に一言お尋ねいたしますが、本日は異例というか、全然例がなかつたとは思いませんけれども、珍しい招集でございます。この委員会は、議長の諮問にこたえる機関でございます。従つて、われわれが答申いたしたことを議長が厳格に御採用になることが、望ましいことであることは言うまでもない。従つて委員会としては、この運びがうまく行かなかつたということで、こういうことを繰返すまいということから、本委員会においていろいろ議論が出たのであります。そこで議長は、本日の処置につきまして、委員の中には三十人や五十人でも開いてさしつかえないという見解から、実はこの委員会が紛糾したのでございますが、私どもとしては、やはり国会法の精神から申しまして、あるいは慣例から申しましても、どうしても成規の手続を経て、所要の人員をそろえた後に、権威ある構成をすることが望ましいことと思うが、議長は、はたしてそういろ点についてどういう御見解をおとりになるのか、その点、議長としての責任ある御見解を承りたいと思うのであります。
  34. 堤康次郎

    ○堤議長 それは、開くということにきまつておるから定足数が足りても足りなくても開くということは、議論としてごもつともですが、開会の初めの場合に、はつきり定足数が足りないということかわかつておるのに、それでもやつた方がいい、あるいはそういうことが必要なときには、定定数の足りるのを待つかということについて諸君の御意見もいろいろ伺いましたのて、将来よく善処したいと思つております。
  35. 池田禎治

    ○池田(禎)委員 私の問わんとするところは、そういうことではない。そういう三十人や五十人の少数の人間をもつて開くことが正しいかどうかという、議長の見解の所信のほどをお伺いしておるのです。われわれは、さようなものは認められたいという見解を支持しておるがゆえに、議長としての御見解を伺つておるのであります。
  36. 堤康次郎

    ○堤議長 それは今の池田委員のおつしやる通り、そうきまつておるのだから、一応形式をふむということは正しいことだと思います。なるべくそういうことにいたしたいと存じます。
  37. 池田禎治

    ○池田(禎)委員 これは最後の要望でございますが、本委員会は、成規の、国会法によつて認められたところの委員会でありまして、この委員会の構成をもつて議長の諮問にこたえることは言うまでもない。従いまして、ただ各党間の便宜上の処置といたしまして、この間に理事会もあれば、そういう人たちの間で極力事前にお話合いをいたしまして、委員会の運びをスムーズにするということをわれわれ了承しております。そこで、あくまでも本委員会の決定が、当委員会の決定なりということを、議長に再確認していただきたいと思います。
  38. 堤康次郎

    ○堤議長 了承いたしました。
  39. 中川俊思

    ○中川(俊)委員 ちよつと議長にお尋ねいたします。今あなたのおつしやつたことは、ちよつとおかしいのじやないかと思います。三十人でも四十人でも開くのが正しいというふうな……(「それは逆だよ、そんなことは言つておられない」と呼ぶ者あり)それでは了承をいたします。
  40. 菅家喜六

    ○菅家委員長 それでは、この問題は打切りまして、次に事務総長から、一応従来の慣例等によつて質疑の順序等をお願いいたします。
  41. 大池眞

    ○大池事務総長 お手元に国務大臣の演説に対する質疑者の通告のものが参つております。それに自由党の方から綱島さんの申出かありましたが、それは入つておりましようか。(「入つております」と呼ぶ者あり)入つておりますれば、そこに書いた通りの順序で参ります。自由党が第一、次が改進党、次が左派、その次が右派、それから分自党になりまして、次に、自由党はお一人ですから、改進党になり、左派、右派、それから小会派クラブ、こういうような順序になつております。従つて、各党それぞれお二人出ておるものがこの通りであるならば、この順序でございますが、この質問時間は、昨日の申合せでは二十分という予定でございます。この順序で質疑に入るということでございます。
  42. 山本幸一

    ○山本(幸)委員 その順序ですが、実は大蔵大臣が先に演説をやつて、外務大臣があとになるわけですね。そこで私の方の勝間田清一君は、主として外交問題をやるわけです。ですから場合によると、党内へ帰りましてから順序があるいはかわるかもしれませんけれども、それをひとつ御了承願いたいと思います。
  43. 大池眞

    ○大池事務総長 勝間田さんと、八百板さんの順序をかえるということでございますね。
  44. 田渕光一

    ○田渕委員 わが党からは、綱島君かやることになつておりますが、これは災害ということになつておりますけれども、外交もありますから、昨日どなたか、外交を先にやる場合に、二十分でなく四十分にしてくれというお話もあつたので、私の方もそんなに時間もかかりませんから、その点一応御了承願います。     〔「了解」と呼ぶ者あり〕
  45. 菅家喜六

    ○菅家委員長 それでは、本日の本会議は午後二時でいかがでしようか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  46. 菅家喜六

    ○菅家委員長 それでは、午後二時に開会いたします。
  47. 山本幸一

    ○山本(幸)委員 きのうもお願いしておいたのですが国務大臣の演説について、総理大臣にどういう御交渉を願つたですか。
  48. 菅家喜六

    ○菅家委員長 昨日の委員会で、総理に出席をしてもらいたいというお話でございましたが、本委員会が終りましてから、ただちに私は総理大臣の部屋に行つて、ぜひ御出席を願うということで申し上げておきました。
  49. 山本幸一

    ○山本(幸)委員 私の申し上げておるのは、総理大臣の施政演説をやつてもらいたいということをお願いして、委員長は努力をしましようというお話でありましたので、その御報告を承りたい。
  50. 菅家喜六

    ○菅家委員長 私の留守中に、その問題は決定済みのようなことであつて、官房長官か副総理にその旨を言つて、総理の出席のことを同様に話をいたしました。そのことは、各党に政府としてはごあいさつ申し上げておるので、今ここでその問題をむし返されることはちよつと困るということですから、野党の諸君からそういう強い要望があつたとは存じましたが、それ以上私としても趣意に沿い得なかつたというか留守中に起きた既定の事実のようなことになつてしまいましたので、御了承願います。
  51. 山本幸一

    ○山本(幸)委員 それは了承することにいたしまして、きよう総理大臣に財政演説のときにも出席をいただく。そして、これはぜひお願いしておくのですが、総理大臣も出席願つて、あのぶつきらぼうの、つつぱなし的な答弁をなさると、われわれ別途の考え方を持つておりますから、その点あらかじめお含みおきを願いたいと思います。
  52. 菅家喜六

    ○菅家委員長 それではこれにて散会いたします。     午後一時四十一分散会