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1951-12-10 第13回国会 衆議院 本会議 1号 公式Web版

  1. 昭和二十六年十二月十日(月曜日)  議事日程 第一号     午前十時開議  第一 議席の指定     ――――――――――――― ●本日の開議に付した事件  日程第一 議席の指定  議員白井佐吉君の逝去につき院議をもつて弔詞を贈呈し、その弔詞は議長に一任するの動議(土井直作君提出)     午後零時六分開議
  2. 林讓治

    ○議長(林讓治君) 諸君、第十三回国会は本日をもつて召集せられました。  これより会議を開きます。      ――――◇―――――
  3. 林讓治

    ○議長(林讓治君) 衆議院規則第十四條によりまして、諸君の議席は、議長において、ただいま御着席の通りに指定いたします。      ――――◇―――――
  4. 林讓治

    ○議長(林讓治君) 御報告いたすことがあります。議員白井佐吉君は、去る十二月六日逝去せられました。まことに痛惜哀悼の至りにたえません。  この際弔意を表するため発言を求められております。これを許します。土井直作君。     〔土井直作君登壇〕
  5. 土井直作

    ○土井直作君 ただいま議長から御報告に相なりました故衆議院議員白井佐吉君に対し院議をもつて弔詞を贈呈し、その弔詞はこれを議長に一任するの動議を提出いたします。  この際、私は諸君の御同意を得て、議員一同をを代表いたし、つつしんで哀悼の辞を述べたいと存じます。  白井君は、旧神奈川県橘樹郡中原町に出生され、若くして中原町会議員あるいは同町長に推され、鋭意町政に專念せられ、特に県下の河川改修、道路の修築等に非常な力を盡されたのであります。地方公共のために心血を注ぎましたことは、きわめて大きなものであります。今日の大川崎市の建設途上において、川崎市が近隣の町村合併に対しましてその呼声をかけまするや、当時中原町長としまして、白井君は率先この合併に非常な力を盡されたのであります。これに端を発しまして、爾余の郡下各町村がその動向を決しまして、進んで大川崎市建設のために協力されたのでありますが、これはひとえに白井君の影響の結果でありまして、今日の川崎市の大をなしたということは、かかつて白井君の功績であると申し上げても過言ではないと思うのであります。(拍手)また君は、同志とともに、神奈川県における畜産業の振興のために非常な努力をされたのであります。現に川崎市の馬匹畜産組合長として、斯業の発達のために貢献されておつたのであります。  かくて君は、昭和三年選ばれまして神奈川県会議院に当選され、爾来三たび当選を重ね、多年にわたつて神奈川県政のために盡瘁されたのであります。後に推されまして県会の副議長及び議長の重職につき、県下政界に重きをなすとともに、その信望はまことに及びがたいものがあつたのであります。君が郷土の発展と地方自治の充実に寄與された功績は、けだし偉大なりと申さなければなりません。(拍手)  昭和二十二年四月、君は輿望を負うて本院に議席を占め、続く二十四年の総選挙にも、再度当選の栄誉をになわれたのであります。資性穏健にして篤実、常に研鑚錬磨を怠らず、終始堅実なる努力の道を歩まれたのでありますが、君が本院議院として、はたまた常任委員として示されました真摯誠実な努力と人となりは、われわれの常に敬服おかざるところでありました。  御承知のことく、君は前臨時会においても職務に精励しておられましたにかかわらず、不幸今期常会の招集をまたずして急逝せられましたことは、われわれの最も痛惜にたえないところであります。(拍手)戰後の国会は、申すまでもなく祖国再建の重大な使命をになうものでありまするが、今ようやくにして強立の曙光を仰ぎ、希望ある前途の開かれんとするときにあたつて、かかる有為の士を失うことは、まことに惜しみても余りあるのであります。  君は年歯いまだ五十有余歳、なお幾春秋に富む君の将来に多大の期待を抱いておつたわれわれは、生前の君を眼前にほうふつし、うたた感慨にたえないのであります。  ここに、いささか蕪辞を述べて哀悼の徴吏を披瀝し、つつしんで君の御冥福を祈る次第であります。(拍手)
  6. 林讓治

    ○議長(林讓治君) ただいま土井君から提出されました動議に御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  7. 林讓治

    ○議長(林讓治君) 御異議なしと認めます。よつて動議は可決せられました。  ここに議長の手元において起章いたしました文案を朗読いたします。  衆議院ハ議員白井佐吉君ノ長逝ヲ哀悼シ恭シク弔詞ヲ呈ス  この弔詞の贈呈方は議長においてとりはからいます。  本日はこれにて散会いたします。     午後零時十四分散会