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1952-03-28 第13回国会 衆議院 本会議 26号 公式Web版

  1. 昭和二十七年三月二十八日(金曜日)  議事日程 第二十五号     午後一時開議  第一 農林漁業金融通法の一部を改正する法律案内閣提出、参議院回付)  第二 農業改良助長法の一部を改正する法律案内閣提出、参議院回付)     ――――――――――――― ●本日の会議に付した事件  日程第一 農林漁業金融通法の一部を改正する法律案内閣提出、参議院回付)  日程第二 農業改良助長法の一部を改正する法律案内閣提出、参議院回付)  ポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件に基く大蔵省関係諸命令の措置に関する法律案内閣提出)  ポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件に基く連合国財産及びドイツ財産関係諸命令の措置に関する法律案内閣提出)  当せん金附証票法の一部を改正する法律案内閣提出)  国庫出納金等端数計算法の一部を改正する法律案内閣提出)  夏時刻法を廃止する法律案中曽根康弘君外七十四名提出)  夏時刻法を廃止する法律案(船越弘君外十一名提出)     午後一時四十九分開議
  2. 林讓治

    議長(林讓治君) これより会議を開きます。      ――――◇―――――
  3. 林讓治

    議長(林讓治君) 日程第一、農林漁業金融通法の一部を改正する法律案参議院回付案を議題といたします。     ―――――――――――――
  4. 林讓治

    議長(林讓治君) 本案参議院修正同意するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  5. 林讓治

    議長(林讓治君) 御異議なしと認めます。よつて参議院修正同意するに決しました。      ――――◇―――――
  6. 林讓治

    議長(林讓治君) 日程第二、農業改良助長法の一部を改正する法律案参議院回付案を議題といたします。     ―――――――――――――
  7. 林讓治

    議長(林讓治君) 採決いたします。本案参議院修正同意の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕
  8. 林讓治

    議長(林讓治君) 起立多数。よつて参議院修正同意するに決しました。      ――――◇―――――
  9. 福永健司

    ○福永健司君 議事日程追加の緊急動議を提出いたします。すなわち、ポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件に基く大蔵省関係諸命令の措置に関する法律案ポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件に基く連合国財産及びドイツ財産関係諸命令の措置に関する法律案、当せん金附証票法の一部を改正する法律案国庫出納金等端数計算法の一部を改正する法律案、右四案を一括議題となし、この際委員長の報告を求め、その審議を進められんことを望めます。
  10. 林讓治

    議長(林讓治君) 福永君の動議に御御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  11. 林讓治

    議長(林讓治君) 御異議なしと認めます。よつて日程は追加せられました。  ポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件に基く大蔵省関係諸命令の措置に関する法律案ポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件に基く連合国財産及びドイツ財産関係諸命令の措置に関する法律案、当せん金附証票法の一部を改正する法律案国庫出納金等端数計算法の一部を改正する法律案、右四案を一括して議題といたします。委員長の報告を求めます。大蔵委員会理事淺香忠雄君。
  12. 淺香忠雄

    ○淺香忠雄君 ただいま議題となりました四法律案について、大蔵委員会における審議の経過並びに結果を御報告申し上げます。  まず第一に、ポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件に基く大蔵省関係諸命令の措置に関する法律案について申し上げます。この法律案は、平和條約の締結に伴いまして、閉鎖機関令等大蔵省関係のポツダム命令四十五件中四十一件について、そのうち十三件をそのまま存続させ、また六件を改正して存続させるとともに、二十二件を廃止することといたし、これがため所要の措置を講じようとするものであります。  本案につきましては、本日質疑を打切りましたところ、自由党の奧村又十郎君より修正案が提出されました。修正案の骨子について申し上げますと、この法律案は、大体において平和條約の効力発生の日から施行することとなつているのでありますが、閉鎖機関整理委員会は、この改正法律によつて本年三月三十一日に解散されることが予想されますので、この部分に関する改正規定については公布の日から施行することといたそうとするものであります。  次いで、討論を省略の上、修正案及び修正部分を除く原案について採決いたしましたところ、本案は起立多数をもつて修正議決されました。  第二に、ポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件に基く連合国財産及びドイツ財産関係諾命令の措置に関する法律案について申し上げます。この法律案は、平和條約の締結に伴いまして、大蔵省関係のいわゆるポツダム命令のうち、連合国財産の返還等に関する政令連合国財産上の家屋等の譲渡等に関する政令連合国財産である株式の回復に関する政令及びドイツ財産管理令について所要の改正を加えた上、これらを平和條約発効後も法律として存続させようとするものであります。  本案に関しましては、本二十八日質疑を打切り、討論を省略の上採決いたしましたところ、起立多数をもつて原案の通り可決いたしました。  第三に、当せん金附証票法の一部を改正する法律案について申し上げます。この法律案は、政府及び地方公共団体が発売する宝くじについて、その発売に関する予算上の経理方法を簡明にし、あわせて政府の発売する宝くじについて発売の目的社会福祉の増進のために限定し、かつその発売の限度を法律に規定することとする等の措置を講ずることを目的としたものであります。  本案に関しましては、本二十八日質疑を打切り、討論を省略の上採決いたしましたところ、起立多数をもつて原案の通り可決いたしました。  最後に、国庫出納金等端数計算法の一部を改正する法律案について申し上げます。この法律案は、国庫金等の出納事務の簡素化をはかるため、地方税にかかる延滞金、延滞加算金、過少申告加算金、不申告加算金及び重加算金の端数計算を国税の場合と同様に取扱うとともに、国債の利子等に対し原則的に端数計算の方法を適用することにいたそうとするものであります。  本案に関しましては、本二十八日質疑を打切り、討論を省略の上採決いたしましたところ、起立総員をもつて原案の通り可決いたしました。  以上御報告申し上げます。(拍手)
  13. 林讓治

    議長(林讓治君) 討論の通告があります。これを許します。深澤義守君。     〔深澤義守君登壇〕
  14. 深澤義守

    ○深澤義守君 私は、日本共産党代表いたしまして、ただいま上程になりましたポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件に基く大蔵省関係諸命令の措置に関する法律案ポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件に基く連合国財産及びドイツ財産関係諸命令の措置に関する法律案並びに当せん金附証票法の一部を改正する法律案に対しまして反対の意見を述べんとするものであります。  まず第一に、ポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関するこの法案についてでありますが、これは改正存続するものが六件、そのまま存続するものが十三件、廃止するものが二十二件、合計四十一件に関する問題でございまして、きわめて広汎に、そうしてきわめて重大なる内容を含んでいるものであります。しかも、これらの省令勅令並びに政令に基いて、数年間占領下の日本において実施されておつたのではございますが、これは現在まで、国会が何ら関知することのできないものであつたのであります。しかるに、このたび占領の状態から講和の独立態勢をとるという建前から、これを法律案として整理することになつたのでありますが、われわれは、日本が占領から独立態勢をとる建前から申しまして、今まで占領下において実施されましたところの政令並びに勅令等は、一応これを全部廃止いたしまして、けじめをつけまして必要なものは一つ一つの法律案として国会の審議を求めるというやり方こそ、きわめて独立態勢にふさわしいところの立法措置であると考えるのであります。しかるに、政府は、これら四十一件を十ぱ一からげにいたしまして、国会が十分な審議も盡すことができないような状態においてこれを法律化するということは、まことに国会立法権を軽視するやり方であるとわれわれは考えるのであります。(拍手)占領態勢から独立態勢へ切りかえるというこの重大な転機にあたりまして、このやうな重大な問題が、まつたくどさくさまぎれに、十ぱ一からげに決定されるということこそ、まさに講和態勢、独立態勢をつくり上げるといつていながら、事実は占領の継続がこの日本に行われるということを証左するになおあまりあるものがあると思うのであります。(拍手)  われわれは、この内容に関連して検討いたしますれば、第一番に、閉鎖機関として指定されました千八十八件の閉鎖機関があるのでありますが、この決算がいまだ二百六十件も完了していないのであります。われわれは、この閉鎖機関が、この数年間においていかに整理され、そうして今日どういう状態になつておるか、まだ未決算の二百六十件の閉鎖機関を今後いかにするかというようなことは、これは相当の審議を盡して、国民国会も納得するような状態において解決して行かなければならない問題なのであります。  さらに、日本証券取引所有価証券売買取引事業等が、いまだこれまた清算を完了していないというような問題があるのでありますが、政府答弁によりますれば、まことに重大な問題が含まれております。これらの問題についても、十分の審議を盡す必要があります。  さらに、外国為替資産の分離保管に関する勅令を廃止する政令でございまするが、占領軍の命令によつて、日本銀行の中にあるところの金地金、白金あるいは貴金属等の処理の問題は、政府当局においても、当時全体としてどのくらいあつたかわからない。そうしてそれが、占領軍にそのまま接收をされておる。しかし、依然として日本銀行にそれが保管されておる。こうした問題も、まことに重大な問題を含んでおるのであります。外国新聞等におきましては、この日本の、当時接收せられましたところの金地金、貴金属その他の問題についてとかくの批判が出ておるときに、日本政府はその内容を全然知らない、こういうような状態になつているのであります。われわれは、こういう問題も、国会の審議において十分明確にする必要があると考えるのでありますが、こういうこともできない。  また、特別調達資金措置令に基きまして特別調達庁が現在終戰処理費を運営いたしまして、進駐軍の調達をやつているのでありますが、このたびの行政協定によつて、駐留軍の調達は日本政府を通ぜずして、直接調達するということになりますれば、もはやこの特別調達資金措置令も、あるいは特別調達庁も必要がないという結論になるのであります。政府が、この特別調達庁や特別調達資金措置令に基いて、当然今後駐留軍の調達等が行われるであろうということを予想いたしまして、なおこれを存続するということは、まつたく占領状態をそのまま継続して行く意図がはつきりこの辺にも現われてるのであります。  さらに、終戰直後において全国民注視の的になりました臨時軍事費等整理が、いまだやはり完了していない状態であります。百七十数億の金がいまだ明らかになつていない。これらの問題についても、国会責任をもつてその所在を明らかにし、その責任を明らかにすべきであるにかかわらず、これら重要な案件を十ぱ一からげにして整理するということに対しましては、われわれ国民の負託を受けておりますところの国会といたしましては容認しがたい問題でございます。(拍手)  こういうような立場から、われわれは、今度のこのポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件に基く大蔵省関係諸命令の措置に関する法律案、またドイツ財産関係諸命令の措置に関する法律案に対しまして断じて賛成することができないのでございます。  さらに当せん金附証票法の一部を改正する法律案でありまするが、これはいわゆる富くじの問題であります。宝くじの問題でございます。この宝くじを、今度社会福祉のために振り向ける資金を獲得するために発行するというのでありますが、宝くじの問題は、御承知のごとく、国民の零細な金を、射倖心をあおり立てて、賭博的性格をもつてかき集めるところの金であります。この金で社会福祉政府の事業をやると申しますれば、まさに賭博財政であるとわれわれは言わざるを得ないのであります。これは、かつて、鼠小僧が盗んだ金を貧乏人にわけ與え、これが義賊であるといわれたのでありますが、まさに政府は義賊財政をやろうといたしております。われわれは、今日の日本の状態において、植民地的な傾向が徐々に現われておると思う。賭博的な気分がそれを代表するものである。この賭博的な政策を、政府みずからが先頭に立つてやるということは、まさに日本植民地化をますます深めるものであるという見地から、断じてわれわれは賛成することができないのでございます。  以上を述べまして、日本共産党の立場を明らかにし、本法案に対しまして反対するものであります。(拍手)
  15. 林讓治

    議長(林讓治君) これにて討論は終局いたしました。  まずポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件に基く大蔵省関係諸命令の措置に関する法律案ポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件に基く連合国財産及びドイツ財産関係諸命令の措置に関する法律案、右両案を一括して採決いたします。ポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件に基く大蔵省関係諸命令の措置に関する法律案の委員長の報告は修正でありまして他の一案の委員長の報告は可決であります。両案を委員長の報告の通り決するに賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕
  16. 林讓治

    議長(林讓治君) 起立多数。よつて両案とも委員長報告の通り決しました。(拍手)  次に当せん金附証票法の一部を改正する法律案につき採決いたします。本案の委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告の通り決するに賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕
  17. 林讓治

    議長(林讓治君) 起立多数。よつて本案は委員長報告の通り可決いたしました。(拍手)  次に、国庫出納金等端数計算法の一部を改正する法律案につき採決いたします。本案は委員長報告の通り決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  18. 林讓治

    議長(林讓治君) 御異議なしと認めます。よつて本案は委員長報告の通り可決いたしました。(拍手)      ――――◇―――――
  19. 福永健司

    ○福永健司君 議事日程追加の緊急動議を提出いたします。すなわち、中曽根康弘君外七十四名提出、夏時刻法を廃止する法律案、船越弘君外十一名提出、夏時刻法を廃止する法律案、右両案を一括議題となし、この際委員長報告を求め、その審議を進められんことを望みます。
  20. 林讓治

    議長(林讓治君) 福永君の動議に御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  21. 林讓治

    議長(林讓治君) 御異議なしと認めます。よつて日程は追加せられました。  中曽根康弘君外七十四名提出、夏時刻法を廃止する法律案、船越弘君外十一名提出、夏時刻法を廃止する法律案、右両案を一括して議題といたします。委員長の報告を求めます。労働委員長島田末信君。     〔島田末信君登壇〕
  22. 島田末信

    ○島田末信君 ただいま議題となりました夏時刻法を廃止する法律案中曽根康弘君外七十四名提出)及び夏時刻法を廃止する法律案(船越弘君外十一名提出)につきまして、労働委員会における審査の経過並びに結果を御報告いたします。  夏時刻法昭和二十三年四月二十八日に制定されたものでありますが、当時の考え方といたしましては、この法律を制定することによつて、国民生活において日光を十分に利用する習性へ養い、もつて一、国民保健の増進に寄與すること、二、電力石炭等の重要資源を節約することをねらいとしたのであります。この法律実施の第一年目におきましては、制定の月日の関係上、特例として五月の第一土曜日から夏時刻が行われましたので、さしたる論議も起りませんでしたが、翌二十四年は、本来の規定通り四月の第一土曜日から夏時刻を実行いたしました。ところが、内閣におきましても、実施の状況を種々調査検討いたしましたところ、日光の活用による電力節約その他国民生活の改善、健康増進等に所期の好ましい効果を收め得たのでありますが、他方、実生活面において種々不都合な点のあることもまた明らかとなつたのであります。ことに世論調査の結果を見ましても、大多数の意見が、その始期を一箇月遅らせることを希望していることが判明いたしました。そこで、昭和二十五年三月、法律の一部改正が行われ、始期は五月の第一土曜日からとされた次第であります。しかしながら、夏時刻は、その後の実施の経験にかんがみまして、労働者、農民及び家庭の主婦等の過労の原因となり、かえつて能率を低下させるおそれもありますので廃止する必要があると認められ、議員提出議案として、夏時刻法を廃止する法律案が各派より提出され、労働委員会に付託されたのであります。  労働委員会におきましては、本二十八日、各案につきまして順次提案理由の説明を聽取いたしました。次いで質疑省略の動議を可決し、引続き倉石忠雄君より、中曽根康弘君外七十四名提出の夏時刻法を廃止する法律案及び船越弘君外十一名提出の夏時刻法を廃止する法律案の両案を併合し、題名、内容をそのままとして修正議決するよう動議が出され、これを多数をもつて可決いたしました。  右御報告申し上げます。(拍手)
  23. 林讓治

    議長(林讓治君) 質疑の通告があります。これを許します。柄澤雪ゑ子君。     〔柄澤登志子君登壇〕
  24. 柄澤登志子

    ○柄澤登志子君 日本共産党代表いたしまして、夏時刻法を廃止する法律案に対しての質疑を行うものでございます。  わが党は、アメリカ式生活様式を機械的に取入れまして、日本国民の生活上に多大の不便をもたらして参りました夏時刻法に対しましてまつ先にこれを取上げ、法律案の番号にも明らかに示されておりますように、第十七号として取上げられているものでございます。にもかかわらず、本法律案の審議並びに本会議に上程いたしますところの経過におきましては、まことに不可解なものがあるのでございます。  この法律が、日本労働者並びに農民、学生あるいは家庭の主婦に対しましては、まことにその生活の上におきまして不便をきわめ、労働者あるいは学生を持ちますところの家庭の主婦は、朝三時から起きまして、弁当のしたく、出勤のしたく等をしなければならなかつたのであります。さらに労働者に至りましては、早朝から深更まで、夜九時、十時までの労働強化がしいられましてそのために非常な苦しみを得たのでございます。日本共産党は、この労働者階級並びに農民、家庭の主婦、学生の要求を取上げまして、そして機械的にアメリカ式様式を取入れるところの吉田内閣に対しまして、まず廃止することを先頭に立つて主張しましたにもかかわらず、委員会におきましては、今朝十時から委員会が開かれたのでございますが、ふしぎな二とに、島田委員長は、理事会におきまして、出席の理事のみでこれを決定することができない、自由党国会対策委員長であるところの倉石君の出席がなければこの方針の決定はできないということを言つたのでございます。私ども共産党は、自由党の党利党略によりまして、このような国民の生活に重大な関係のありますところの法律に対する委員会の審議の方針が左右されることに対しましては反対したのでございます。  自由党は、共産党が、全国民の要望であるところの、日本人日本の時間を元にもどして、これを生活の基準として実施するということに対しまして、日本共産党ソビエトの手先であるから、一緒に行動するととはできないということを申します。そして法案の審議につきましても、周章狼狽いたしまして一括提案――改進党社会党、農民協同党とともに提案することにする、取下げるということにいたしまして、委員部の者を呼びまして、議事課にもどしたのでございます。ところが議事課では、これを取上げるには――のオーケーをとらなければならない。――のオーケーがきようは間に合わない。それだから、理事会で決定した方針を実行できない。運営委員会を開き直して―――のオーケーをもらつて、もう一度やり直すことができない。それだから、もう一ぺん理事会を開き直すということになりまして、今度はまた十二時過ぎまで、このようなことにかかつたのであります。労働委員会といたしましては、労働法規の改悪の問題があり、行政協定にからみますところの日本人労働者基本的な権利の問題があり、重要な審議をしなければならない、あるいは検討しなければならないところの議題あるいは法案をたくさん持つておりますのにかかわらず、半日以上このようなことに費してしまつたのであります。  一時過ぎになりまして、再び委員会を開きまして、そうして今度は共産党の提案いたしましたところの法案を見ましてから、驚いて、次々とあとから提出して来ましたところの法案を通すために、私どもを除いて、質疑も討論も打切つて――倉石君が緊急動議を出しまして、質疑も討論もあらゆるものを打切つて、改進党社会党並びに農民協同党、さらに自由党の共同提案を一括審議、討論打切りという形で、本会議に上程したのでございます。このことは、日本国民が日本の時間に帰る、日本の生活様式を守る、アメリカ式様式を押しつけられることに対しての反対、これをまつ先に取上げて闘つている日本共産党を除外して、自分たちがこの要求を取上げたという見せかけをするために、非常な無理をして、時間を浪費して、島田委員長を飾りものにして、倉石君が自分の政党の党利党略によつて委員会を強行したのでございます。これは許すべからざることであります……。
  25. 林讓治

    議長(林讓治君) 柄澤君、お約束の時間が来ましたから……。
  26. 柄澤登志子

    ○柄澤登志子君(続) 委員長に対しましては、私どもは、このような審議の経過、このような委員会の運営、議員の発議権の基本的な侵害に対して、どんなふうにお考えになつておるかということを質問するものでございます。国民の要求を取上げて政党が提案したものに対して、あとから出しましたところの政党が、これを押しのけて、そうして質疑も討論もやらせずに打切る。しかも、自由党並びに改進党農民協同党社会党の諸君が全会一致で……。
  27. 林讓治

    議長(林讓治君) 柄澤君、お約束の時間が経過いたしました。
  28. 柄澤登志子

    ○柄澤登志子君(続) 政党を超越して国民の要望を取上げようというのに対して、このような横暴な態度をとりますことに対しては、委員長御自身も……。     〔「質問じやない」、「議長、注意」と呼び、その他発言する者多し〕
  29. 林讓治

    議長(林讓治君) 柄澤君、質疑の範囲を越えないように願います。
  30. 柄澤登志子

    ○柄澤登志子君(続) これに対しては御納得できないと思うのでございます。共産党議員のみではなく、日本の国会議員の発議権の基本的な確立のために、あえて私どもはここにおいて質疑を提出する次第でございます。  以上をもちまして質疑の趣旨を述べる次第でございます。     〔島田末信君登壇〕
  31. 島田末信

    ○島田末信君 ただいまのは、どこに質疑の要点があつたかはつきりいたしませんが、おそらく併合修正をやつたことに対して御異存があるのだろうと思います。従来しばしば、各派から提案されたこの種の議案に対しまして併合修正をやつた前例は十分あるのであります。さらに、この議案の取扱い方につきまして、本日理事会を開きましたるところ、自由党及び改進党の提案になるこの二案を併合修正すべしということにきまつた次第であります。私は理事会の多数決通り事を運んだ次第であります。(拍手)
  32. 林讓治

    議長(林讓治君) これにて質疑は終了いたしました。採決いたします。委員長の報告は、両案を併合して一案となし、修正議決したものであります。両案は委員長報告の通り決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  33. 林讓治

    議長(林讓治君) 御異議なしと認めます。よつて委員長報告の通り決しました。明二十九日は定刻より本会議を開きます。  本日はこれにて散会いたします。     午後二時二十二分散会