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1952-04-28 第13回国会 衆議院 大蔵委員会 59号 公式Web版

  1. 昭和二十七年四月二十八日(月曜日)     午前十一時三十一分開議  出席委員    委員長 佐藤 重遠君    理事 奧村又十郎君 理事 小山 長規君    理事 佐久間 徹君 理事 内藤 友明君       門脇勝太郎君    川野 芳滿君       島村 一郎君    清水 逸平君       苫米地英俊君    三宅 則義君       宮幡  靖君    宮原幸三郎君       高田 富之君  出席政府委員         大蔵事務官         (主計局法規課         長)      佐藤 一郎君         大蔵事務官         (銀行局長)  河野 通一君         大蔵事務官         (銀行銀行課         長)      大月  高君         厚生事務官         (医務局次長) 高田 浩運君  委員外の出席者         議     員 稻田 直道君         大蔵事務官         (管財局閉鎖機         関課長)    堀口 定義君         專  門  員 椎木 文也君         專  門  員 黒田 久太君     ――――――――――――― 四月二十八日  委員水田三喜男君辞任につき、その補欠として  宮原幸三郎君が議長の指名で委員に選任された。     ――――――――――――― 本日の会議に付した事件  長期信用銀行法案(内閣提出第一一三号)  日本開発銀行法の一部を改正する法律案(内閣  提出第一三八号)  地方公共団体職員の給與改善のための地方公共  団体に対する国の貸付金に係る債務の免除等に  関する法律案(内閣提出第一五三号)  国立病院特別会計所属の資産の譲渡等に関する  特別措置法案(内閣提出第一六三号)  鳥取市災害に対する特別融資に関する件     ―――――――――――――
  2. 佐藤重遠

    ○佐藤委員長 これより会議を開きます。  長期信用銀行法案、日本開発銀行法の一部を改正する法律案、国立病院特別会計所属の資産の譲渡等に関する特別措置法案、及び地方公共団体職員の給與改善のための地方公共団体に対する国の貸付金に係る債務の免除等に関する法律案を一括議題として、質疑を続行いたします。質疑は通告順によつてこれを許可いたします。宮幡靖君。
  3. 宮幡靖

    ○宮幡委員 金融関係の法案につきまして、先般大蔵大臣にお尋ねいたしましたが、細目とでも言うべき部分につきまして、銀行局長さんにお伺いいたしたいと思います。     〔委員長退席、佐久間委員長代理着席〕 先日やみ金融の取締りを強化するという問題についてお尋ねいたしましたら、これはまだ法律が出てからという御意見でありましたから、それはあとにしまして、昨年十月あたりに出しました設備資金の融資規制と申しますか、それを緩和したということについてお話がございましたが、新聞その他の報道によりますと、これは一ぺん緩和の通知を出すような状況になりましたのが、またこれをやめたというように一応見えますが、実相はどうなつておりますか。特に大蔵大臣は、引続いてやはり金融引締めの方向に進むべきだ、みだりに金融緩和の方向に行くべきでないという答弁をせられたことでありますから、この関係をお伺いいたしたいと思います。
  4. 河野通一

    ○河野(通)政府委員 設備資金の融資につきまして、これを緩和するという問題が新聞等で報道されておるわけでありますが、この問題につきましては、基本的な考え方といたしましては、設備資金の融資について抑制の方針をそう大幅に転換するということは、いずれにしても考えておりません。大きな方針としては、やはり現在の状況から見まして、重点的な設備資金の融資ということをやつて参りたい、かように考えております。不急不要、あるいはそういつたふうなものにつきましての設備資金は、やはり押えて行く方針であります。新聞等に出ておりまする、昨年十月に私の名前で出しました金融機関に対する通達を、さらに緩和するという具体的な問題でありますが、この点につきましては、各方面にまだいろいろ御意見がございますので、これらの御意見も十分参酌いたしまして、さらに検討を加えて参りたいという観点から、現在検討を加えておる途中であります。結論が出次第、この問題に対して措置をいたしたいと思いますが、現在のところではまだ研究中に属する、こう御了解をいただきたいと思います。     ―――――――――――――
  5. 佐久間徹

    ○佐久間委員長代理 次に本委員会の国政調査の一環として、先般の鳥取市災害に対する特別融資に関する件を議題といたします。  本件につきましては、議員稻田直道君より委員外発言の許可を求められておりますが、これを許可するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  6. 佐久間徹

    ○佐久間委員長代理 御異議ないようですから、稲田議員の委員外発言を許可いたすことにいたします。稻田直道君。
  7. 稻田直道

    ○稻田直道君 今回の鳥取市の大火の復旧等に関する問題につきまして、当委員会に不肖私出席をさせてもらいまして、委員外の質問をいたす機会を與えられましたことを感謝いたします。  今回の大火に関します被害の原因とか、その他建築物等のことにつきましては、ここで申し上げることを省略いたしまして、いかにしてこの大火の跡を復興さしてもらうかということにつきまして、主として銀行局長主計局長等にお尋ねをしてみたいと思います。  この問題につきましては、土曜日の日に池田大蔵大臣に会いまして、いろいろ陳情いたしましたところが、池田大蔵大臣も、よく了承しておるから関係局、課長によく話して、そして協力してもらうようにということであつたのであります。第一にお尋ねをいたし、かつ御協力願いたいことは――これは安本関係が主たるものではありましようけれども、御記憶にとどめておいてもらいたいことは、罹災後ただちに政府は閣議を開きまして、公共事業費から二億円、住宅金融公庫から二億円、ほかに厚生省関係から一億五百万円を支出するようになつたのでありますが、この公共事業費の二億円をさらにいま幾分か増額するということに御賛成、御協力が願いたいということ。次は住宅金融公庫の二億円を、池田大蔵大臣に話しましたら、了承しておるから、何とか局、課長に話してくれということでありましたが、この二億円をさらに二億円ふやしてもらいたいという現地の知事、市長の希望があるのであります。なおもらいました二億円の八割まで、金融公庫の金を借ります人に補助をいただくのでありますが、残りの二割が着の身着のままになりました者には、なかなかでき得ないのでありまして、とりあえず県の方では一千万円決議をいたしまして、この一割内外を県の方から貸すようなことにしておりますが、この問題は法律上どのようにもならぬものでありますか。ならぬものだとも思いますが、何らか便法を講じてもらつて、建てる人が全部借金で建てられるような方法はないかどうかを、一応お聞きしておきたいと思います。まずこの二点につきまして関係局長のお話を聞きまして、まだあとたくさんありますから、徐々にお尋ねしたいと思います。
  8. 河野通一

    ○河野(通)政府委員 公共事業費の支出の問題につきましては、実は私の所管外でございますので、あるいはお答えが満足にできますかどうか心配いたしますが、この問題につきましては、現在いろいろ調査をいたしておる段階にございます。ようやく県につきましては調査が出て参つておるようでございますが、まだ市の方の調査は十分にできておらぬように聞いております。この調査ができますに応じまして、できるだけ実情に即したような国費の支出をいたして参りたい、かように考えておるわけであります。しかしながらこういう大きな火災については、急ぐ資金というものもいりますので、大体さしあたりの資金として、資金運用部から一億五千万を緊急融資をいたしたわけであります。稻田さんのお話で、今二億円ということでありましたが、これは実は一億五千万の融資をいたしております。この中には応急住宅等の建設の資金、またたき出しその他の災害救助関係のとりあえずの資金等を含めて、一億五千万を支出いたしました。もつともこれは必要に応じて、さらに増加をいたすことは心組んでおりますが、調査を完了いたしますに応じまして、逐次必要なる資金は緊急に融資をいたして参りたい、かように考えておる次第であります。  それから第二点の住宅公庫でありますが、この点は、去年のルース台風あるいは北海道にありました十勝沖の地震の関係、これらの関係等もにらみ合せまして、大体とりあえず二億ということにいたしたのであります。御参考までに申し上げますと、ルース関係の場合には、これは十億ということで出しております。ルース関係の災害は、地域的にも非常に広うございましたし、損害額も問題にならないほど多額に上つておりますので、これらとバランスをとつて考えております。また十勝沖関係の住宅公庫からの特別の融資は、一億ということにいたしております。これらつの権衡をとりまして、さしあたり二億程度で十分ではないか。十分と申しましても、もちろん多々ますます弁ずるわけでありますが、権衡等から考えて、この程度が適当ではないかというふうに考えております。なお将来必要がありましたら、このわくというものは別に固定的なものではございませんので、実情に即したような、弾力的な考え方はして参りたい、かように考えております。それから住宅公庫から八割だけ融資をいたしまして、残りの分については、住宅を建てられる方が自分で調達されることが、原則になつておるわけであります。これは災害等に見舞われました方々については、そういう二割分につきまして、自分で資金を調達するということは、なかなか困難な実情にあると思いますが、これも先ほど申し上げましたように、ルース台風の場合の措置及び北海道の措置におきましても、やはり同じような原則によつてやつておるわけであります。特にそれでまず何とかまかないがついておるように私ども見受けますので、鳥取の大火の場合だけに特別の例外をつくるということも、この際としてはいかがかというふうに考えておりますので、現在のところでは、従来の方針に従つて融資をいたして行く、こういうつもりでおります。
  9. 佐久間徹

    ○佐久間委員長代理 ちよつと申し上げますが、主計局関係に属する分は当局がただいま出席しておりませんので、参りましたら答弁いたさせます。
  10. 稻田直道

    ○稻田直道君 予算を通過いたしました臨時災害復旧費と申しますか、私はよく覚えておりませんが、八十億円本年度の予算で通過いたしております。これはまだお使いになつておらぬふうに聞いておりますが、これもやはり大蔵省の関係もございましようが、これらから復興資金を出してもらうということは、いかような程度に出してもらえますかということにつきまして、お伺いしたいと思います。
  11. 河野通一

    ○河野(通)政府委員 これも主計局長からお答え申し上げた方がいいと思いますが、予算に組んであります公共事業費の八十億円は、御案内のように、当年度の災害のための復旧費用として予定いたしております。従いまして、今後災害が起ることを望むわけではございませんが、例年夏から秋にかけて、御承知のように災害があるわけであります。これらの災害に対する復旧費をも含めて、八十億ということに相なつておるわけであります。従いまして、鳥取の大火の関係だけを対象として、この八十億を考えるわけにも参りません。しかしながらこの公共事業費としては、調査ができました上は、できるだけ実情に即したような国費の支出をいたして参りたいということは、先ほど申し上げた通りでありまして、そのつなぎとして、今申し上げましたように、一億五千万を出しておるわけでありますが、今後調査の完了に応じて必要の金額を支出して参りたい、かように考えておるわけであります。ただいま何億程度これから出せるかということは、目下検討中でありますので、的確には申し上げる段階に至つておらぬ、かように御承知を願いたいと思います。
  12. 稻田直道

    ○稻田直道君 罹災者のうちで、住宅建築をしてもらいまして、それに入りましても、あと生業資金がなくては、收入がないので、今一番罹災者が念願をしておるのは、住宅に入ると同時に生業資金をもらわなければやつて行けない、こう言うておるわけであります。市といたしましては、一般の商店の更生運転資金として六十億円ばかり、これは三千四、五百戸分の更生資金でありますが、なお一番無資産の人々の一般更生資金として、四億円ばかり融資が願いたい、こういうようなことを、市の当局としては陳情して参つておりますが、これらに対しまして、あまり大まかな陳情でありまするが、いかがなものでございましようか。
  13. 河野通一

    ○河野(通)政府委員 さしあたりの更生資金あるいは事業再開の資金といたしまして、相当多額の資金を必要とすることは、私どもも了承いたしております。しかしながらこの点についてお考えいただきたいのは、まず第一に、一般の金融の措置としてこれを行います場合には、やはり金融機関というものが一般の方々からお預かりをした預貯金でもつて、これの融資をいたして参るということに相なるわけであります。單純なる救済的な資金、つまり回收が十分できるかできないかわからぬような救済的な資金というものは、なかなか金融機関から出すということはむずかしいので、救済的な資金なら、国費で支出するなり、あるいは地方費で支出するといつたような特別の措置が、どうしてもなくてはむずかしいというふうにも考えられます。なおこのたびの大火のために焼失されました家屋、事業場等の火災保險金が、まだ的確な数字はわかりませんが、おそらく七、八億程度に上るのではないか。この保險金の支拂いにつきましては、できるだけすみやかにこの資金の支拂いを進めるように、保險会社についても私ども申しておるわけであります。これらの資金ができるだけ早く入手せられましたならば、もちろんそのうち相当部分はやはり担保に入つておると思いますので、金融機関に返るものも相当ありましようが、これらの点を大火という特別の事情等も考えまして、金融機関はこれをただちに全部引上げて、あとは融資をしないというようなことでは困るのでありまして、金融機関に対してもできるだけそういつた特別の事情を十分考えて、金融機関として可能なる限りにおいて、更生資金については特別なるめんどうを見て行くようにということを、十分注意をいたしております。先般も私の名前で地場の銀行等には、書面で通達をいたしておいたわけであります。なお金融機関は、御承知のように今度の大火で店が実は大半焼失をいたしました。これらの関係で、とりあえずのところではそういう金融操作について、なかなか不便を来しておると思いますが、できるだけすみやかに復旧をはかりまして、災害を受けられた方々に対する金融便宜に支障を来さぬように、すみやかなる措置をとるようにこれも通達をいたしております。もつとも銀行等につきましては、店舗が焼けましても別に店舗がなければできないわけでもございませんので、焼け残りました店舗等をできるだけ活用さしていただきまして、これらの店舗によりまして金融の便宜には極力努めておるように聞いております。日々金融の状況につきましては電報で報告を聽取いたしておりますが、地場の金融機関といたしましても、極力この方面に努力をいたしておるように見受けられます。今後もそういうふうな災害に対する更生のための金融援助を、可能な範囲においてできるだけ進めて参りたい、かように考えておる次第であります。
  14. 稻田直道

    ○稻田直道君 ただいまのお話のようだといたしますると、市の当局者の希望しておりまする六十億円なるものの救済資金、並びに四億円の一般の更生資金というものの目当は、政府の方ではつかないわけですか。
  15. 河野通一

    ○河野(通)政府委員 六十億、四億という数字の根拠、内容につきましては、実は私も承知いたしておりませんので、どういう根拠でそういう数字が出ましたのか、私どももまだ十分納得ができないのでありますが、いずれにいたしましても私が預かつておりまする仕事、つまり金融機関の関係から出る本来の金融の道から行きますならば、先ほど御答弁申し上げましたように、單純なる救済資金というものはなかなか支出が困難です。しかしながら個々に十分判断をいたしまして、更生の見込みがあり、その貸出しの資金が回收ができる見込みがあるならば、こういう特別の災害でありますから、極力個々に判断をして金融の便宜をつけて行くように指導はして参りますが、六十億円とか四億とか、そういつたわくをつくつてこれを何らかの形で出すということは、私の扱つておりまする金融機関の関係から言いますと、なかなか困難であります。もしどうしてもこういうものが必要であるということになりますれば、あるいは財政支出なり、あるいは地方の財政の支出、ないしは金融機関から出させる場合にも、これに損失の補償をつけるといつたような特別の措置がない限りは、なかなか困難だと思います。金融機関として可能でありまする範囲におきましては、できるだけ便宜をはかつて参りたい、かように考えておる次第であります。
  16. 稻田直道

    ○稻田直道君 わかりました。次に国民金融公庫から、一戸当り二十万円ないし百万円の金は借り得るということでありますが、これはもはやより以上に拡大してもらう余地はないでしようか。
  17. 河野通一

    ○河野(通)政府委員 国民金融公庫はとりあえず五千万円の特別融資を行います。資金のあります限りさらにこれを増額いたす予定になつております。しかしこの点も先ほど住宅金融公庫について申し上げましたと同様に、あるいはルース台風の場合のそういう特別な措置、あるいは十勝沖の震災の場合の特別な措置と同じように、これらと権衡をとりながら考えて参りますと、大体一億程度のところが適当ではないかというように考えております。資金のできます限りそういつた権衡をにらみ合せながら、国民金融公庫からも特別の金融措置はいたして参りたい、かように考えております。
  18. 稻田直道

    ○稻田直道君 商工中央金庫並びに農林中央金庫等より従来金を借りることは、組合加入ということが條件になつておりましたが、最近承りますれば、商工中金の方は個人にも出すというようなことになつておるそうであります。個人に出すということは、その人の信用なり、その人の事業の関係なりを勘案して出されるのだと思いますが、これに対しましてのお話を承りたい。
  19. 河野通一

    ○河野(通)政府委員 商工中金は、従来では組合つまり構成員たる組合に貸付ができるようになつておつたんでありますが、先般の国会で通過いたしました改正法律によりまして、組合つまり間接構成員と申しておりますが、商工中金の構成員たる組合の組合員に対しては、資金の貸付ができるようにいたしたのであります。個人と申しましてもやはり組合の組合員でなければいかぬ。従いまして組合と全然関係のない個人についての資金の貸付は、現在でも法律上できないことになつております。この点は商工中金の本来の使命と申しますか、目的からいたしまして、やはり中小企業の組合組織化によるこれの育成ということを中心にいたしておりますので、組合と結びついているものだけについて資金の貸付をする、こういうことに相なつておるわけであります。
  20. 稻田直道

    ○稻田直道君 してみれば、これは組合以外にその団体があります。たとえば商工会議所というようなもの、そういう商工会議所というようなものが、借入れを願い出てもだめなんですか。
  21. 河野通一

    ○河野(通)政府委員 中小企業の組合でなければ、資金の貸付は法律上できません。
  22. 稻田直道

    ○稻田直道君 一般の市中銀行に対する預託金の問題でありますが、この問題は、こうした災害に際しましていかように取扱われるものでありましようか。最近まではきわめて短期でありましたから、これを長期にしてもらいたいとか、あるいはなるべく多額に預託してもらいたいというような希望があるのでありますが、これに対する御所見を承りたい。
  23. 河野通一

    ○河野(通)政府委員 個々の指定預金につきましては、災害の関係を抜きにして、一般的に期限が少し短か過ぎる。現在大体三箇月から四箇月程度の期限になつておりますが、これを延長してもらいたいというような御希望が各方面から非常に強く出ております。この点につきましては、国庫の收支の事情等を考えなければなりません。国庫の預託といいますのは余裕金でありますから、国庫の收支の将来にわたつての見通しをつけないと、なかなか期限等を延ばすということはむずかしいのでありますが、現在各方面の御要望も非常に強いのでありますから、国庫收支の見通し等も今検討いたしまして、できるだけひとつ長期化するように措置をいたしたいということで、内部的に検討いたしております。  それから災害関係につきましても、やはり同じように期限の延長ということを考えておるわけであります。さらに特別に国庫の指定預金の預託を増加する問題でありますが、この点は国庫の指定預金と申しますものの性質からいたしまして、普通の金融機関と違いまして、一時の余裕金を預託いたすのでありますから、災害が起つたというために、特別にこれに預託をするというような制度は、この際としてはおもしろくないのじやないか。しかしながら一般的に国庫の状況等を見まして、今の期限を延ばす問題とあわせて、さらに追加的に指定預金ができるかできないか、目下検討いたしておるわけであります。もしそういう余裕があつて、ある程度指定預金がさらに追加できるというような見通しがつきました場合におきましては、災害関係について、十分特別の考慮を拂つて指定預金をいたして参りたい、かように考えておるわけであります。
  24. 稻田直道

    ○稻田直道君 次に県あるいは市が、すなわち県会とか市会とかいうものが保証をいたしまして、各府県にあります保証協会というものに融資をする方法があるそうでありますが、これは大蔵省といたしましては、いかように取扱つてもらえるものであるか。
  25. 河野通一

    ○河野(通)政府委員 信用保証協会は各府県にできております。あるいは市で行つておられるものもありますし、県でやつておられるものもあります。また県市が一緒になつてやつておられるものもあります。これに対する政府としての方針は、できるだけ中小金融の円滑化に資するために、この制度を堅実に育成して参りたいというのが、私どもの念願であります。しかしながら政府といたしましては、信用保証協会に対して、資金的に基金を拠出するとか、そういつた意味の資金的な援助は、この際としては考えておりません。できるだけ県なり市なりが中心になつて、この基金の充実に当つていただきたい、かように考えておる次第であります。鳥取につきましても、今度の大火にあたりまして、中小企業の重生、復興のためには、これらの信用保証協会というものが十分活動して、その目的を果して行くように、私どもは希望いたしておるわけであります。県なり市なりにおいて、これらに対する信用力を補強すると申しますか、拡充して行くように措置がなされるならば、非常に願わしいことと考えております。
  26. 稻田直道

    ○稻田直道君 主計局長のおいでになるのを待つているのですが、小中学その他公共団体等の設備に、五億円の復旧費がいると称しております。大体小中学の補助は二分の一らしいのでありますが、文部省方面といたしましては、四分の三くらいまでをというております。これに対しましては主計局長の管轄だと思いますが、もし何でしたらお話を承りたいがどうでしようか。
  27. 河野通一

    ○河野(通)政府委員 これも私から御答弁申し上げるのは、少し筋が違うのでありますが、この点も私詳細に存じませんけれども、やはり鳥取の大火の関係だけについて特別の措置をするというのは、なかなか困難だと思います。ルース台風あるいは十勝沖の震災等におきましても、同じような事例が実はあるわけであります。小中学の復旧につきましては、これらについても相当の公共事業費が出ておるわけでありますが、これらの補助率も、やはり一般の例によつてやつておるわけでありまして、鳥取の大火だけについて特別に補助率を上げるということは、これは私から申し上げてもあまり責任のある答弁になりませんけれども、困難ではなかろうかと私は考えております。
  28. 稻田直道

    ○稻田直道君 鳥取は十年前に、まれに見る大震災で八割つぶれました。今回もまた八千戸の中の五千戸がやられまして、まことに復旧困難であります。特に貧乏県であり貧乏市でありますから、どうか大蔵委員会におかれましても御同情を賜わりたいし、なおまた大蔵当局といたしましても御同情を賜わりまして、復興をお助けあらんことを希望いたしまして、私の質問を終ります。長時間にわたりまして時間をいただいたことを、くれぐれもありがたくお礼を申し上げます。
  29. 佐久間徹

    ○佐久間委員長代理 次会は公報をもつてお知らせすることといたしまして、本日はこれにて散会いたします。     午後零時七分散会