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1951-06-05 第10回国会 衆議院 本会議 48号 公式Web版

  1. 昭和二十六年六月五日(火曜日)  議事日程 第四十七号     午後一時開議  第一 司法書士法の一部を改正する法律案(本院提出、参議院回付)  第二 植物防疫法の一部を改正する法律案参議院提出)  第三 医師法歯科医師法及び薬事法の一部を改正する法律案内閣提出、参議院送付)     ――――――――――――― ●本日の会議に付した事件  津軽海峡の機雷浮流危険除去対策に関する緊急質問(玉置信一君提出)  臨時国会召集に関する緊急質問(三宅正一君提出)  日程第一 司法書士法の一部を改正する法律案(本院提出、参議院回付)  司法書士法の一部を改正する法律案(本院議決案)  モーターボート競走法案(本院議決案)  日程第二 植物防疫法の一部を改正する法律案参議院提出)  日程第三 医師法歯科医師法及び薬事法の一部を改正する法律案内閣提出、参議院送付)  各常任委員会海外同胞引揚に関する特別委員会及び公職選挙法改正に関する調査特別委員会における閉会中審査の件     午後二時三十一分開議
  2. 林讓治

    ○議長(林讓治君) これより会議を開きます。      ――――◇―――――
  3. 福永健司

    ○福永健司君 議事日程追加の緊急動議を提出いたします。すなわち、玉置信一君提出、津軽海峡の機雷浮流危険除去対策に関する緊急質問をこの際許可せられんことを望みます。
  4. 林讓治

    ○議長(林讓治君) 福永君の動議に御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり]
  5. 林讓治

    ○議長(林讓治君) 御異議なしと認めます。よつて日程は追加せられました。  津軽海峡の機雷浮危際除去対策に関する緊急質問を許可いたします。玉金信一君     〔玉置信一君登壇〕
  6. 玉置信一

    ○玉置信一君 私は、ただいま議題となりました津軽海峡の機雷浮流危険除去対策につきまして、政府にお尋ねをいたします。  御承知のごとく、本州と北海道をつなぐ連絡の要衝でありまする津軽海峡に最近機雷が浮流いたしまして、このために連絡航路の夜間停止をいたしておるということであります。しかも三日の読売新聞夕刊の報道によつてみましても、この機雷浮流による連絡航行の停止が非常に人心に不安感を與え、昨年の五月、交通公社の計画等によりますと、相当な人が、すなわち一万五千人からの人が北海道へ旅行いたしておつたものが、本年今期においては、わずか二百名ばかり、しかも引続き旅行計画を立てましても、次から次へとこれが御破算になる状況であるということが報道せられておるのであります。かようにいたしまして、この機雷の浮流がいかに全国的に国民の間に不安感を與え、恐怖感を與えておるかということを如実に示しておるのであります。従いまして、私は、この際政府当局が、この機雷浮流に対していかなる対策を持つておるか、すなわち第一点といたしましては、この機雷の浮流を発見したのはいつであるか、いかなる方法によつて発見いたしたか、どの方向からこれが流れて来るものであるか、この点についてお伺いをいたしたいのであります。  私は、この問題につきまして、少しくつつ込んでお伺いをしたいのでありまするが、時あたかも国際情勢きわめて混沌たる時でありますので、あまり深くつつ込んだ質問を遠慮いたしますが、少なくともこうした機雷の浮流は、單に津軽海峡のみにあらずして、日本海全体の問題として危險防除に当らなければならぬと思うのであります。今日、青函連絡線の客船が非常に満腹し――船腹が非常に満船であつて、東北線とか奥羽線から流れるところの旅客が青森駅に立往生いたしておるという状況等から見まして、当局は、この連絡船の運航を、機雷の浮流する前の状態と比較して、いかなる状態に置かれておるか、しかしてこれが対策をいかにとつておるかということも、この機会にあわせてお伺いいたしたいのであります。同時にまた、客船ばかりではなく、貨物船の運航におきましてもその通りであります。今日北海道に滯貨いたしておる貨物は相当数量に上つておるのでありますが、かかる貨物の輸送に対して、いかなる状況にあるか、これに対する対策はいかにとられておるかということをお伺いしたいのであります。  その次は、この危險除去に対して海上保安庁が今日までとり来つた対策はどうであるか。しかして、浮流機雷を今日まで一体幾つ処理いたしておるか。その次は、この浮流機雷なるものの危險性は一体どういうものであるか。読売新聞によりますと、一たびこれにぶつかれば轟沈する、かつての桜木町事件どころの騒ぎではないという警告を意味した報道があるのでありますが、もつとも千万であると私は考えるのであります。かかる危險のものに対すみ安全感を與えるために、これが根本的な対策について当局の御所見をお伺いしたいのであります。(拍手)     〔国務大臣山崎猛君登壇〕
  7. 山崎猛

    ○国務大臣(山崎猛君) ただいまの玉置君よりの、津軽海峡における浮流機雷に対する危險を憂慮せられてのお尋ねは、おそらくこれは全国民のひとしく不安にたえざるところであろうと考えるのであります。お尋ねについて、順を追うてお答えを申し上げます。  まず第一に、津軽海峡の浮流機雷であります。浮流機雷は、昨年末から本年四月未ころまでは、主として、日本海方面に発見されていたのであります。ところが、本年五月以降に至りまして、津軽海峡に発見されるようになつたのであります。これは海流の変化によるものでありまして、海流に乗つて、さらに太平洋の側にも流れ去るような傾向が現に認められておるのであります。  次には、この浮流機雷はワイヤー等によつて海中に繋留してあるものでありますが、そのワイヤーが切れて、浮き上つて流れて来たもりであります。通常は、浮き上れば自動的に安全装置によつて爆発しないようになつておるのでありますが、中には装置不良のものがあつて、爆発することもあるのであります。この危險性については、機雷は水中の船底付近で爆発した場合には相当の損傷を與え、沈没するのでありますが、この浮き上がつた機雷は水面で爆発いたしますので爆発が空中に飛散するのでありまして、万一触雷爆発いたしましたとしても、浮き上つたものは損傷が比較的軽微であるのが実情であります。  最後に、海士保安庁として現在とつておる方法はどういうふうであるかと申しまするに、津軽海峡の海流は、御承知の通りに西口から東口に流れておるのであります。西口付近に機雷捜査艇五隻を配備いたして捜査に努めておつて、発見したものに対しては、その場でただ地に処分を講ずるとともに、さらにまた刷に海流びんによる海流の調査測定などもやつており、また巡視船のレーダーあるいは監視哨等による発見の訓練等を初めといたしまして職員を現地に派遣して、青函連絡船その他の船員に対し機雷知識の周知徹底に努力せしめ、これに対する救護の方法、避難の方法等をも周知せしめ、さらにまた発見報告に協力いたした者に対しては賞金を與える制度などを設けて、あらゆる角度から万全の処置をとつておる次第であります。特にまたヘリコプターによる機雷発見は最も効果的でありますので、これの実施実行につきましては、関係方面に対し、目下折衝を急いでおる次第であります。いずれにいたしましても、広漠たる海上に対して、限りある施設と人力とをもつて当ることでありますが、人事を盡して安全の確保を期したいと、全力を上げてこれに当たつておる次第であります。  以上、お答え申し上げます。(拍手)      ――――◇―――――
  8. 福永健司

    ○福永健司君 議事日程追加の緊急動議を提出いたします。すなわち、三宅正一君提出、臨時国会召集に関する緊急質問をこの際許可せられんことを望みます。
  9. 林讓治

    ○議長(林讓治君) 福永君の動議に御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  10. 林讓治

    ○議長(林讓治君) 御異議なしと認めます。よつて日程は追加せられました。  臨時国会召集に関する緊急質問を許可いたします。三宅正一君。     〔三宅正一君登壇〕
  11. 三宅正一

    ○三宅正一君 いよいよ本日をもちまして第十国会は終了するのでありますが、リツジウエイ声明によつて内政主権が委譲せられました限りにおきましては、われわれはポツダム政令その他によつてやつておりました、占領下においてやむを得ざる行き方に対しまして、国会の審議を経た法制に直しますることは当然のことであると存ずるのでありまして、この一点におきましても、政府は急速に準備を整えて臨時国会召集すべきであると存ずるのであります。  しかして、去年の八月ごろの予算單価をもつて組みました、あの昭和二十六年度の予算が、鉄鋼その他の基礎資材の値上がりによりまして、計画量の公共事業を敢行することができず、米価、電燈料その他いろいろの物価の高騰と、生活費の高騰によつてベースの改訂等を伴いまして、当然に臨時国会に急いで政府は補正予算の提出をなされなければならぬことは申すまでもないところであります。私は、その意味におきまして、政府に対しまして、臨時国会をいつごろ開かれるのかということを第一に承りたいのであります。しかして第二には、臨時国会に出されることを予定しておられますところの経済諸法規の改廃の問題について、おもなるものとしてはいかなる法律を予定しておるかを承りたいと存ずるのであります。さらに第三の問題といたしましては、政府が公約いたしました問題並びに国会が議決いたしました問題をもちまして、これの予算化を当然の義務として伴つておりまする法案につきまして、これを予算化するかどうか、そうして、いつ、どれくらいの予算において出されるかということにつきまして、もとより固まつておらぬ部分があろうかと存ずるのでありますけれども、固まつておりまする範囲におきまして、大蔵大臣その他から答弁を得たいと考えておるのであります。  質問の第一といたしましては、米麦のバツク・ペイの問題につきましてわれはわれは野党連合の決議をもちまして、当然物価の上昇とパリテイの上昇に伴つて農民に支拂うことを約束しておりますバツク・ぺイについては、政府においてもその責任を負われることと思うのでありますが、この際、その予算措置等をどうなさるか、そうして明白に責任を負われるかどうかという点を、農林大臣に承りたいのであります。(拍手)  第二の問題といたしましては、第十国会において農業委員会制度が通過いたしたのでありますが、その際の附帶決議といたしまして、農業委員会事務局の一・二人平均の書記を二人にふやすことをもちまして、私どもは反対をいたしたのであるけれども、国会を通過いたしたのであります。これは当然、農業委員会法が施行されると同時に、その書記につきましても、一・二人の予定でありましたものを二人として予算を組まなければならないのでありまして、これらの点について、予算措置をどうなさるかということを農林大臣に承りたいのであります。  さらに大蔵大運に対しましては、人事院地域給に関しまする改訂の勧告を出しておるのでありますが、それの予算化の問題については、遂に法律を国会に提出しなかつたのであります。私どもは、この法律が国会に出なかつた問題については、もとよりいろいろの理由のあつたことを承知しておるのであるけれども、政府もこれに同意しておるのでありますから、補正予算をもつてこの地域給の勧告に応ぜられることが当然でありまして、何月からこれを拂われるつもりであるかということについて、大蔵大臣に承りたいのであります。しかして、一昨々日の議場におきまして、退職金及び退職積立金等に対しまする所得税を減免すべき決議案を本院は満場一致をもつて通過させておるのでありますが、来る臨時国会において、政府が所得税法の改正をやりまして、この問題を実現する意図があるかどうかということを、私は承りたいと存ずるのであります。(拍手)  さらに昭和二十六年度予算に計上されておりまする公共事業費の分量につきましては、私どもはその少ないことを指摘いたしておるのでありまするけれども、予算單価の上昇によりまして、予算の補正をしなければ、これは大幅に事業分量を減らさなければならないのであります。少なくとも自由党内閣といたしましては、事業の分量につきまして、二十六年度当初の予算に計上いたしましたる公共事業費を完全遂行いたしますることは、当然の整除的責任であると考えるのであります。(拍手)私どもは、予算單価の組みかえをやると同時に、その分量を減らさないという点についての政府の確約を得たいと存ずるのであります。しかして、事業の分量を減らさないならば、当然地方の財政負担もふえて来るのでありまするがゆえに、これに照応いたしまする平衡交付金をふやす意思があるかどうかということにつきまして、この点も大蔵大臣に承りたいと存ずるのであります。(拍手)  さらにわれわれがこの際指摘しておきたい点は、リツジウエイの勧告に便乗いたしまして、国内の自主権を回復するにあたりまして、政府はややもすれば再び日本の反動化を企図いたしまして、わが国の政治を官僚政治、財閥政治、しかして警察政治の反動的方向へ追いやろうとする危險をわれわれは警戒しなければならないと存ずるのであります。たとえば労働三法の改悪によりまして、労働者団結権、罷業権、団体交渉権等及び婦人労働者、幼年労働者等に対する国の保護、これを資本家団体の要求に追従して改悪いたすがごときことがありましたならば、自主権をとつた瞬間において、日本の政府はわが国を反動化そうとする印象を世界に與えることになると存ずるのでありまして、こういう点については、いやしくも反動化のそしりをを受けるがごとき改悪をなさざることを、われわれは要求したいと考えるのであります。  経済諸法令に関しましても、あるいは事業者団体法、独占禁止法等の改正にあたりましても、これが大財閥のいわゆる独古的利潤追求の統制方式になることをーーわれわれはその危險を感ずるのであり、さらに農地改革を後退せしむるがごとき行き方についての危險を感ずるのでありまして、私どもは、この際リツジウエイ勧告による経済諸法令の改革に関しましても、政府はあくまで日本民主化の大道を守つて、ますます民主化を推進するものであるという意味のことを、この際この議場を通じて、世界に向かつて宣言されることが必要であろうと考えるのであります。  以上の諸点について、われわれは関係各大臣に承りたいのでありますが、農林大臣は御出席になつておりますけれども、新聞その他の伝えるところによれば、自由党の総務会長になられまして、もういつ首が飛ぶかわからない農林大臣であります。この農林大臣に聞きましても、私はむだであると存ずるのでありますけれども、しかしながら、政党内閣における総務会長というものは、大臣地位にあろうと、あるいは党に帰ろうと、與党の総務会長としてのその責任について、私は責任を負われることを信じまして、今の点について農林大臣の答弁を得たいと思うのであります。  しかして総理大臣が欠席されておりまして、おそらくは官房長官が御返事になることと思うのでありますけれども、官房長官は国務大臣ではないのであります。一行政官たる岡崎官房長官が総理大臣代理として答弁をし、これを国会が黙つて聞いておるというところに、いかにも国会の権威の喪失があるとわれわれは考えるのである。先般、各派協同一致をもちまして、領土問題に関し、国会の長老である植原悦二郎氏の総理に対するあの決議案に対しましても、この内閣代表して、官房長官である、一行政官たるーーもとより私は、岡崎さん個人のかれこれを言うのではない。岡崎さん個人はりつぱな人であるけれども、その資格において一行政官たる者が内閣代表して答弁をするがごとき慣例を黙視するということは、私は許すべからざることであると考えるものである。しかして私は、この点についてさらに追究したいことは、林副総理衆議院議長になられまして、吉田内閣副総理はどこへ行つたのであるか。総理が事故によつて出席できないときには、総理に対する質問に対しては副総理が答弁するのが当然であつて、行政官たる官房長官がするものでないことは明白な事実であります。われわれは、この意味において、岡崎官房長官に対し、副総理は一体できておるのか、できておらぬのかを聞きたいのである。  さらにわれわれは、総理の国会軽視の問題に対しまして、諸君とともに憤りを発しなければならない。諸君、第十国会は、第一回の会期延長をもつて二日に終わろうとしたのであるが、二日から今日に至るまで、吉田総理大臣は日曜にちよつと出ただけであつて、それ以外国会には姿を現わさず、温泉へ行つておるのである。そうして本日は、自由党の議員総会にも出席を要求されておられるにかかわらず、それにも出ずして、きようの五時からの財界との会談には出るそうである。財界から寄附をもらうためには出て、国会の最終日には温泉へ行つておつて出ないというがごとき国会軽視のやり方に対しましては、諸君とともに、われわれは断々固として政府の国会軽視の態度を糾彈するものである。(拍手)吉田総理大臣の、そのお気に入りの廣川君が、心せよ、月のまるいもただ一夜、という歌を歌われたそうであるけれども、私は、その吉田内閣の吉田さんに対しまして、この、心せよ、月のまるいもただ一夜、平の清盛のごとき傲慢無礼なる態度をとることが、いかに国会の権威を傷つけるかということについて、廣川君のこの歌を、吉田総理大臣に、岡崎官房長官鞠躬如として奏呈することをお願いいたしまして、私の質問にかえておく次第であります。     〔政府委員岡崎勝男君登壇〕
  12. 岡崎勝男

    ○政府委員(岡崎勝男君) 三宅さんにお答えいたします。  臨時国会をいつ開くかという御質問でありますが、これは諸般の情勢を考慮いたしまして、必要があれば開くのであります。  なお経済法規改廃につきまして、その内容を示せというお話でありますが、これは目下研究中でございまして、まだお答えをする段階に至つておりません。しかしながら、われわれは、いやしくも民主主義を後退させる意思はごうもなく、積極的にこれを推進せんとする根本的方針を持つておりますることは、三宅君とまつたく御同感であります。  なお最後に、官房長官といえども、特別職である点においては閣僚と同様であります。なおまた副総理は、内閣の都合によつて置いても置かなくてもよいのでありますから、御承知を願います。(拍手)     〔国務大臣廣川弘禪君登壇〕
  13. 廣川弘禪

    ○国務大臣(廣川弘禪君) 三宅君にお答え申し上げます。  あなたのおつしやる通り、バツク・ぺイは、農民の意欲をそがないように十分気をつけて、われわれはやるつもりでおるのであります。正確な数字は、目下関係方面と交渉沖でございまして、発表の自由を持ちませんが、ごく最近、あなたのおつしやるようにしてやりたいと思つております。  それから農業委員会の問題でありますが、われわれは国会の附帶決議を十分尊重いたします。その期待に沿うように目下検討中でございまして、これもあなたの御期待に沿うようにいたしたいと思つております。(拍手)     〔「大蔵大臣はどうした」と呼ぶ者あり〕
  14. 林讓治

    ○議長(林讓治君) 大蔵大臣は公用のため出席いたしかねておりますから、適当な機会に御答弁願います。      ――――◇―――――
  15. 林讓治

    ○議長(林讓治君) 日程第一、司法書士法の一部を改正する法立案の参議院回付案を議題といたします。
  16. 林讓治

    ○議長(林讓治君) 採決いたします。本案の参議院の修正に同意の諸君の起立をもとめます。     〔起立者なし〕
  17. 林讓治

    ○議長(林讓治君) 起立者はありません。よつて参議院の修正に同意せざることに決しました。(拍手)      ――――◇―――――
  18. 福永健司

    ○福永健司君 憲法第五十九條第二項に基いて再議決のため、司法書士法の一部を改正する法立案の本院議決案を議題とせられんことを望みます。
  19. 林讓治

    ○議長(林讓治君) 福永君の動議に御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  20. 林讓治

    議長(林讓治君) 御異議なしと認めます。よつて司法書士法の一部を改正する法律案の本院議決案を議題といたします。  ただちに採決いたします。本案はさきに本院において議決の通り可決するに賛成の諸君の起立を求めます。     〔総員起立〕
  21. 林讓治

    ○議長(林讓治君) 起立総員。よつて満場一致をもつて本案はさきの議決の通り可決せられました。(拍手)      ――――◇―――――
  22. 林讓治

    ○議長(林讓治君) 参議院から本院提出、モーターボート競走法案は同院において否決した旨の通知を受領いたしました。      ――――◇―――――
  23. 福永健司

    ○福永健司君 憲法第五十九條第二項に基いて再議決のため、本院議決のモーターボート競走法案を議題とせられんことを望みます。
  24. 林讓治

    ○議長(林讓治君) 福永君の動議に御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  25. 林讓治

    ○議長(林讓治君) 御異議なしと認めます。よつてモーターボート競走法案の本院議決案を議題といたします。  ただちに採決いたします。本案の本院議決案を再び可決するに賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕
  26. 林讓治

    ○議長(林讓治君) 起立者、出席議員の三分の二以上と認めます。よつて本案は出席議員三分の二以上の多数をもて再び可決せられました。(拍手)      ――――◇―――――
  27. 林讓治

    ○議長(林讓治君) 日程第二、植物防疫法の一部を改正する法立案を議題といたします。委員長の報告を求めます。農林委員遠藤三郎君     〔遠藤三郎君登壇〕
  28. 遠藤三郎

    ○遠藤三郎君 ただいま議題となりました、参議院提出、植物防疫法の一部を改正する法立案に関しまして、農林委員会におきまする審議の経過並びに結果の大要を御報告いたします。  農作物の病害虫防疫のための基本法としまして植物防疫法のありますことは御承知のことと存じますが、本法は、おもに検疫業務と特殊病害虫の防除に重点が置かれておりまして、終戰後特に頻発いたしております一般病害虫の防除のためには、はなはだ不十分な現況を示しておるのであります。この欠陷を是正しようというのが、この改正案提出のねらうところと相なつておるのであります。  以下、簡單にその内容を述べますると、第一は、農林大臣は、広面積にわたつて激甚な発生をして、農作物に重大な損害を與えるおそれのある病害虫を指定して、これを指定病害虫とする。  第二は、この指定病害虫の異常発生に備えまして、国は農薬を備蓄し、防除器具を備えつける。しかして、この農薬及び防除器具は、必要に応じて譲與、讓渡または貸付を行い、さらに防除を実施するものに補助金を交付する。  第三は、国は病害虫の発生予察事業を行い、都道府県はこれに協力する。  第四は、発生予察事業、農薬の備蓄、器具の備えつけ等に当らしめるため、現在の動植物検疫所を拡充いたしまして、数府県單位に農林省防疫所を置く。  第五は、都道府県は、国の防除事業に即応いたしまして、必要な箇所に病害虫防除所を設置する。  第六は、この病害虫防除所は、管内の防除の企画及び指導、発生予察、器具、農薬の保管または修理を行う。  第七は、末端組織として、市町村に非常勤の防除員を置く。  第八は、国は防除所及び職員の設置費等について補助金を交付する。  以上が大体の骨子でありますが、本法案は、会期も追つた二日、ようやく提案と相なりましたが、案件の重要性にかんがみ、同日午前、午後にわたつて熱心な討議を行い、引続き昨日審議を行つたのであります。時間の関係上、詳細は会議録に譲ることにいたしますが、ただ本改正法案の施行上最も重要と思われる経費の点に関して、多数の委員より質疑が行われ、これに対し提案者より、計数の整理は終つていないが、臨時国会において追加計上することについて財政当局との間に大体の了解はついておるとの答弁のありましたことをつけ加えておきます。  質疑終了後、討論を省略して採決いたしましたるところ、本案は総員をもつてこれを可決すべきものと議決した次第であります。  右御報告いたします。(拍手)
  29. 林讓治

    議長(林讓治君) 採決いたします。本案は委員長報告の通り決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  30. 林讓治

    議長(林讓治君) 御異議なしと認めます。よつて本案は委員長報告の通り可決いたしました。(拍手)      ――――◇―――――
  31. 林讓治

    議長(林讓治君) 日程第三、医師法歯科医師法及び薬事法の一部を改正する法律案を議題といたします。委員長の報告を求めます。厚生委員長松永佛骨君。     〔松永佛骨君登壇〕
  32. 松永佛骨

    ○松永佛骨君 ただいま議題となりました医師法、歯科医師法及び薬事法の一部を改正する法律案について、厚生委員会における審議の経過並びに結果の大要を御報告申し上げます。  政府が本法案を提出した趣旨とするところは、おおむね次の通りであります。すなわち、わが国における医薬分業の問題は、遠くその端を明治七年の医制に発し、明治二十二年法律第十号薬品営業並びに薬品取扱規則により薬剤師制度が確立されるに及んで、医師及び薬剤師間の抗争となつたのでありますが、今日まで解決を見るに至つていなかつたのであります。しかるに、一昨年アメリカの薬剤師協会使節団が来朝いたし、関係者に対し医薬制度の合理化について勧告がなされ、その結果、医師、歯科医師及び薬剤師のおのおのの専門分野において、相互に協力すべく種々協議が行われたのでありますが、残念ながらその結論は得られなかつたのであります。そこで政府は、医、歯、薬の三団体の代表者並びに学識経験者からなる臨時診療報酬調査会及び臨時医薬制度調査会を設け、診療報酬及び医薬制度に関し諮問いたしましたところ、両調査会は、昨年八月より約年歳の長きにあたる審議の結果、それぞれ答申されたのであります。政府は、右の答申に基いて、医師、歯科医師及び薬剤師についてその専門分野を明確にし、医療の向上に寄與するとともに、七十有余年の長きにわたる医薬分業問題に一応の終止符を打とうとする意図のもとに、本改正法案を提出したのであります。  次に、内閣提出の上参議院より送付された法律案の内容のおもなる点を申し上げますれば、第一に、医師、歯科医師は、治療上患者に薬剤を交付する必要があると認めたときは処方箋を発行しなければならないこととし、例外として、省令の定めるところにより処方箋を交付することが治療上特に支障があるとされる場合にはこれを交付しなくともよいようにいたしたことであります。  第二に、薬剤師による調剤の原則に対し、例外として患者または現にその看護に当つている者が、特にその医師または歯科医師から薬剤の交付を受けることを希望する場合、並びに省令の定めるところによつて診療上特に必要があるとされる場合、及び薬局の普及が十分でない地域で診療する場合には、れぞれ省令の定めるところによつて、医師、歯科医師が、自己の処方箋によりみずから調剤することを認めたことであります。  第三に、薬局における調剤は、正当な事由がなければこれを拒み得ないこと、及び薬剤師は医師、歯科医師または獣医師の処方箋によつて調剤すべきことを明らかにしたことであります。  政府原案は三月二十四日、本委員会に予備付託となり、同二十七日、黒川厚生大臣より提案理由の説明を聽取し、その後数回にわたつて委員会を開き、慎重審議したのでありますが、参議院において修正の上、六月二日、本付託となつたので、保利厚生大臣代理より、内閣提出の上参議院より送付された法律案の提案理由の説明を聽取した後、参考人、参議院議員石原幹市郎氏外四名の出頭を求め、同四日には日本医師会理事藤原哲氏外五名の出頭を求め、委員と政府委員及び参考人との間に熱心なる質疑応答が行われたのでありますが、その詳細は会議録によつて御承知を願います。  かくて質疑を打切り、討論に入りましたところ、自由党を代表して青柳一郎委員より賛成の意見を開陳され、日本社会党を代表して福田昌子委員、日本共産党を代表して今野武雄委員、無所属松谷天光光委員より、それぞれ希望を付して賛成の意見が述べられたのであります。  次いで採決に入りましたところ、全会一致をもつて本法案は可決すべきものと決した次第であります。  右御報告申し上げます。(拍手)
  33. 林讓治

    ○議長(林讓治君) 採決いたします。本案は委員長報告の通り決するに御異議ありませんか。     [「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  34. 林讓治

    ○議長(林讓治君) 御異議なしと認めます。よつて本案は委員長報告の通り可決いたしました。      ――――◇―――――
  35. 林讓治

    ○議長(林讓治君) お諮りいたします。各常任委員会、海外同胞引揚に関する特別委員会及び公職選挙法改正に関する調査特別委員会において閉会中審査いたしたいとの申出がありますから、その申出事項を参事をして朗読せしめます。     〔参事朗読〕 内閣委員会において  一、利根川開発法案(参議院提出、参法第一七号)  二、北上川開発法案(参議院提出、参法第二五号)  三、戰傷病者等対策審議会設置法案(参議院提出、参法第二六号)  四、行政機構に関する件 人事委員会において  一、公務員の勤務地手当の支給地域に関する件 地方行政委員会において  一、地方自治並びに財政に関する件  二、警察及び消防に関する件 法務委員会において  一、会社更生法案(内閣提出第一三九号)  二、破産法及び和議法の一部を改正する法律案(内閣提出第一四一号)  三、裁判所侮辱制裁法案(田嶋好文君外四明提出、衆法第四七号)  四、検察行政及びこれと関連する国内治安に関する件  五、鉄道公安職員の職務に関する法律改正に関する件 外務委員会において  一、国際経済に関する件  二、講和会議に関する件  三、国際情勢に関する件 大蔵委員会において、  一、農林中央金庫法の一部を改正する法律案(夏堀源三郎君外四十七各提出、衆法第二三号)  二、納税及び徴税状況に関する件  三、金融状況に関する件 文部委員会において  一、公立大学管理法案(内閣提出第八二号)  二、国立大学管理法案(内閣提出第八三号)  三、国立大学管理法及び公立大学管理法の施行に伴う関係法律の整理に関する法律案(内閣提出第八四号)  四、教育委員会及び教育制度に関する件 厚生委員会において  一、ハイアライ競技法案(土倉宗明君外一名提出、衆法第七〇号)  二、医薬制度に関する件  三、公衆衛生、社会保障、婦人、兒童保護、遺家族等の援護に関する件 農林委員会において  一、食糧及び肥料に関する件  二、畜産に関する件  三、蚕糸に関する件  四、林業に関する件 水産委員会において  一、漁業制度に関する件  二、漁業経営安定に関する件  三、水産金融に関する件 通商産業委員会において  一、電気事業及びガス事業に関する件  二、貿易の振興並びに貿易資金調達に関する件  三、中中企業の金融状況並びに中小企業等協同組合に関する件  四、鉱業、採石業、鉄鋼業、繊維業、化学工業、機械工業その他一般工業に関する件 運輸委員会において  一、戰事中政府が買収した鉄道の譲渡に関する法律案(坪内八郎君外十二名提出、衆法第五十六号)  二、陸運特に国鉄の経営に関する件  三、船舶港湾に関する件  四、観光に関する件  五、空運事業に関する件 郵政委員会において  一、郵政事業並びにその監察制度に関する件 電気通信委員会において  一、電気通信事業の経営に関する件  二、電波管理並びに有線放送に関する件 労働委員会において  一、失業対策に関する件  二、労働関係に関する件  三、労働基準に関する件 建設委員会において  一、国土計画、都市計画に関する件  二、住宅復興に関する件  三、道路、治山治水事業に関する件 経済安定委員会において  一、国土総合開発計画に関する件  二、電源及び公共事業に関する件  三、自立経済計画に関する件  四、事業者団体法等経済法令に関する件 予算委員会において  一、予算の執行状況等調査に関する件 決算委員会において  一、昭和二十四年度一般会計歳入歳出決算、昭和二十四年度特別会計歳入歳出決算及び昭和二十四年度政府関係機関収入支出決算 議院運営委員会において  一、議長よりの諮問事項 図書館運営委員会において  一、国立国会図書館運営に関する件 海外同胞引揚に関する特別委員会において  一、海外同胞引揚に関する件 公職選挙法改正に関する調査特別委員会において  一、公職選挙法改正に関する調査の件
  36. 林讓治

    ○議長(林讓治君) ただいま朗読いたしました案件について、各委員会において閉会中審査するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  37. 林讓治

    ○議長(林讓治君) 御異議なしと認めます。よつてさよう決定いたしました。  諸君、第十回国会は本日をもつて終了いたしました。  今期国会は、会期中に地方選挙が行われ、ために会期延長も三たびに及び、きわめて多事でありましたが、諸君は励精よく本年度予算を初め多数重要議案のほとんどすべてを議了せられ、民意の伸張に寄與するところ大なるものがあつたのであります。国民の最も希望する講和が近く具体化せんとするに際し、日本自立の基盤を整備強化するため、よく今期国会の使命を果し得ましたととは、まことに御同慶にたえません。諸君連日の御苦労にし、深く感謝の意を表する次第であります。(拍手)  これにて散会いたします。     午後三時二十一分散会