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1949-05-24 第5回国会 衆議院 議院運営委員会 43号 公式Web版

  1. 昭和二十四年五月二十四日(火曜日)     午前十一時四十七分開議  出席委員    委員長 大村 清一君    理事 石田 博英君 理事 今村 忠助君    理事 山本 猛夫君 理事 土井 直作君    理事 椎熊 三郎君 理事 林  百郎君    理事 坪川 信三君 理事 平川 篤雄君       大石 武一君    倉石 忠雄君       塚原 俊郎君    福永 健司君       田中織之進君    松井 政吉君       園田  直君    神山 茂夫君       寺本  齋君    金子與重郎君  委員以外の出席者         議     長 幣原喜重郎君         副  議  長 岩本 信行君         議     員 中垣 國男君         議     員 石野 久男君         議     員 浦口 鉄男君         事 務 総 長 大池  眞君         衆議院法制局参         事       三浦 義男君         衆議院法制局参         事       福原 忠男君     ――――――――――――― 本日の会議に付した事件  回付案の取扱いに関する件  緊急質問の取扱いに関する件  中央更正保護委員会の委員の任命につき同意を  求めるの件  地方自治委員会議の委員の中本院の指名する委  員の候補者に関する件     ―――――――――――――
  2. 大村清一

    ○大村委員長 これより会議を開きます。回付案の取扱いに関する件を議題といたします。事務総長より御説明を願います。
  3. 大池眞

    ○大池事務総長 通商産業省の設置法及びこれに伴う関係法の整理の問題、統計法の一部改正、この三案が回付になつて参りました。その後予定になつておりました大蔵省設置法案、地方自治廳設置法案、経済安定、運輸省、農林省、特別調達廳、総理府等の回付案が参つた支次第でありまして、お手元に各案の修正の点を差上げてございます。従いましてこの、回付案に対して各党の態度を御決定願いまして、できるだけ早く御議決を願いたいと思います。皆さんがそのまま御了承になりますものは比較的問題はありませんが、かりに修正に感じられないというような点がございますれば両院協議会の問題、もしくは三分の二の議決をするかしないかという問題が残つて参りますので、態度だけ御決定願いたいと思います。
  4. 石田博英

    ○石田(博)委員 これら回付案につきまして、今総長からおつしやつたように、承認することができる問題はきよう簡単にきめることはけつこうですが、議論の残高る問題いろいろ研究てみなければならぬ点もありますので、これは日程延期なり、何かの方法をあとの小委員会で願うことにして、もう少し愼重に考慮してみたいと思いますから、各法案についての各派の態度決定を待つて取扱うことにいたしたいと思います。
  5. 林百郎

    ○林(百)委員 その前に私の方としては、参議院の会期延長の問題について有効無効の問題があるわけであります。かりに参議院よりまだ正式な会期延長についての出意思表示がない場合に、衆議院の一方的な決議だけで会期延長の効力があるかどうかという問題についてわれわれは少し検討してみたいと思うのであります。
  6. 大池眞

    ○大池事務総長 私からお答え申し上げます。ただいまの林さんの御議論は、会期延長になつておるか、いないかということでありますが、衆議院は二日間の延長を決議いたし、参議院も二日間の延長を決議いたしまして、昨晩参議院議長から衆議院議長に通知して來ております。従つて両院一致の決議をもつて会期は延長されております。ので、会期延長の効力の有無については参議院として決定すべきで、本院としてはきようの午後の日程をつくつて召集しておるわけでありますから、その点は別に御論議願つて、本日ただいまの議事をお進め願いたいと思います。
  7. 林百郎

    ○林(百)委員 参議院の方からはどういう形で正式二日の会期延長の通知があつたのですか。
  8. 大池眞

    ○大池事務総長 きようの公報にも参議院から参りました通知をのつけてございます。松平議長から二十三日付で幣原議長あてに会期を二日間延長した旨の通知が來ております。
  9. 椎熊三郎

    ○椎熊委員 会期の問題もそうだが、すべて衆議院の立場としては、本質的に院議尊重を中心として行きたい。従つて回付案は院議尊重の建前から賛成しがたい。ただ一番最初の通商産業省の設置法案は五月二十五日が施行期日であるから、こういうものはさつそくやつた方がいいと思います。その他の問題はなるべく院議尊重という建前で行きたいと思います。従つて三分の二の員数等は與党側は責任をもつて御努力願いたいと思います。
  10. 石田博英

    ○石田(博)委員 まことにごもつともな御議論でありまして、われわれもその点については万全を期しておる次第であります。但し法案の修正点についはそれぞれ愼重に研究しなければならぬ点もあります。たとえば通商産業省設置法案のごとき、八月二十一日以降に延ばすという点は問題ないとして、行政整理の根本方針に関する点ではさらに詳細に研究を要する問題がありますので、そういう点については今ここで結論を出すことはしばらく延期したいと思います。
  11. 大村清一

    ○大村委員長 通商産業省設置法案の一部修正案は、本日議決しなければまたやりかえなければならぬ点もありますから、本日上程したらどうかと思います。
  12. 石田博英

    ○石田(博)委員 弁護士法ものんでいいのではないですか。
  13. 大村清一

    ○大村委員長 それでは一應法制局長から御説明を願います。
  14. 三浦義男

    ○三浦法制局第一部長 ただいまお手元に一躍表を差上げたと思いますが、その順で御説明申し上げます。國家行政組織法の一部を改正する法律案は五十六号と二百九号の二枚あると思いますが、五十六号の改正要点は、行政組織法の政府原案では、内部局に官房及び部を置くことができるということになつておりましたのを削除いたしまして、お手元の刷りものにありますように、二十四條の二を追加して府、省または本部の官房または局に限つて部を置くことができる。それから第二項に書いてあるように、外局に当る廳に限りまして別表に掲げてある通り局を置くことができる。こういうことにいたしまして、しかも來年の五月三十一日までの一年間の存続期間として、あとはこれは廃止されるものだというきわめて実質的な、影響の多い修正案であります。なおこれについてはいろいろ法律上の疑惑の点が、事柄だけ申し上げます。もう一つはただいま申し上げました部は別表第二、外局の廳に置くのは別表の第三に掲げてありますので、別表の第一を別個に一枚刷りにしてありますが、これは従來の各省あるいは府が置かれました最後の整備の上に追加されるだけであります。次はこれは現在政府原案にある局を全部表に拾い上げて一年間だけしか認めないという案であります。こまかいことを申し上げますと、たとえば資源廳に石炭生産局、電力局等がありますが、その中にさらに部があります。そういう規定と本文に書いてある規定の関係等が相当研究を要する点であると考えております。
  15. 土井直作

    ○土井委員 簡単な点だけれども、すでに現在部があるわけです。その部を来年五月三十一日で廃止して行政上支障はありませんか。
  16. 三浦義男

    ○三浦法制局第一部長 部をやめると局の中の課か何かにしなければならぬと思います。それから部長という問題もあるだろと思います。政府原案ではこういうことになつておる。現在の行政組織法では内部部局に官房、局、課を置ける。こういうことになつておりまして、内部部局に部を置く規定がない。それが政府の改正原案によりますと、官房に部を置くことができるとなつておりました。それを削除いたしまして、さきの「第七條を改正する規定を削る」とある。そして別表にそういう部を掲げて、これだけは認めるが、あとは認めないという非常に自主的な変更案であります。
  17. 岩本信行

    ○岩本副議長 政府案で厳格に行こうというのですか。
  18. 三浦義男

    ○三浦法制局第一部長 政府案は永久に置けるが、これでは一年間だけしか認めない。あとはやめろというのです。
  19. 林百郎

    ○林(百)委員 部局の数は制限されますか。
  20. 三浦義男

    ○三浦法制局第一部長 制限しておりません。部を置くことと、外局に廳を置くところだけ制限しております。それからもう一つは特別調達廳も実は外局であります。これに局を置いてあるわけです。これは特別調達廳のところで申し上げますけれども、これも部にして下げて來ておる。現在の政府原案によりますと、行政組織法の第七條第二項の規定にかかわらず局を履くことができるとなつております。次に地方自治廳の設置案について申し、上げます。これは衆議院におきまして政府原案を修正いたしまして、委員の数六人を十二人にふやして、地方の市会、町村会、そういう議会の議長の代表者も加え、さらに学識経験者現在一人を二名ふやして三名として、十二名の地方自治委員会の委員にして議決機関にした。これが衆議院の修正であります。それを参議院の修正案によりますと、十二人を八人に減らして來たのであります。衆議院修正では大臣のほかに地方関係者三人、地方議会関係者三人、学識経験者四人、衆議院議員、参議員おのおの一人となつておりましたのを、参議院修正では都道府県知事代表者一人、市長の連合組織の代表者一人、町村長の連合組織の代表者一人、そのほかに新しく都道府縣の議会の議長連合組織から一人、市議会の連合組織の代表者から一人、町村議会の連合組織の代表者から一人、学識経験者が衆議院修正では四人であつたのを二人にして来たのであります。
  21. 大村清一

    ○大村委員長 ちよつとお尋ねいたしますが、地方議会を代表する者三人を一人と修正して來ておりますが、どうして一人にしたのですか。また選出する方法は法律で規定してございますか。
  22. 三浦義男

    ○三浦法制局第一部長 規定しておりません。参議院の修正案は市議会、町村議会連合組織体全体をひつくるめておりますので、その選考がなかなか容易でないと思います。それで向うの修正案では十二人を八人にして来たので、結局定足数を半分の四人に改めてございます。次に特別調達廳について申し上げます。これまでは第五條に書いてあるように、ここはみな局になつておつたわけであります。経理局、契約局、技術局、促進監督局、事業局というようにありましたものを、今度は部に直して來ました。それが主な変更であります。これはさつきの行政組織法で申し上げましたように、外局に局を置くのは資源廳だけに限りました関係上、こういうことになりました。
  23. 大村清一

    ○大村委員長 次長には増減ありませんか。
  24. 三浦義男

    ○三浦法制局第一部長 ありません。
  25. 土井直作

    ○土井委員 員数に対してはかわりありませんか。
  26. 三浦義男

    ○三浦法制局第一部長 かわりありません。次は統計法について申し上げます。これはこの前もちよつと御説明いたしましたように、統計委員会の委員長は委員の互選によりまして、衆議院の同意を得て任命することになつておりましたのを、両議院として参議院の同意を経るように改めて來たのであります。これは國会閉会中における事後承認等もありますので、両議院と改めて來ました。それが統計法のおもな修正であります。次は総理府設催法の制定等に伴う関係法令の整理等に関する法律案、この関係法令の整理の中で商工省というのがあります。これは通商産業省の設置に関係がありますので、問題ありません。次は通商産業省の設置法について申し上げます。ちよつとこまかいことになりますが、参議院の修正案は第三十二條第一項中「國家行政組織法第七條第二項の規定にかかわらず」を削り、附則第一項中「五月二十日」を「五月二十五日」に改める、これだけであります。次に通商産業省設置法の施行に伴う関係法令の整理等に関する修正案について申し上げます。これは第十七條を第十八條とし、以下一條ずつ繰下げ、十六條の次に「國立國会図書館法第二十條の規定により行政各部門におかれる支部図書館及びその職員に関する法律の改正」という一条を加えたのであります。そして第十七條国立國会図書館法第二十條の規定により、行政各部門におかれる支部図書館、及びその職員に関する法律の一部を次のように改正する。その下に字を一字下げて、附則中「五月二十日」を「五月二十五日」に改める。こういうふうにしていただき、そのほかにまた附則中という文句があるわけであります。つまり図書館法の附則の問題と、全体法の附則と二つあるわけであります。次は大蔵省の設置法案、これは修正案の中に書いてあるように、金沢の財務部、熊本の財務部を新しく入れる。こういう修正案であります。次は農林省設置法案、これはいろいろ書いてありますが、要点を申し上げますと、第五條第二項中「農業改良局」を「農政局」にして、その中に農業協同組合部という部を置くわけであります。
  27. 西澤哲四郎

    ○西澤事務次長 この農林省の分は昨日配布した分と違つておりますから、念のため申し上げておきます。
  28. 三浦義男

    ○三浦法制局第一部長 本省の農地局に新しく管理部、計画部、建設部の三つの部を置く。そのかわりに農地局に次長がありましたのを、次長をやめて三部長を置く。こういうわけです。それに伴つて駐在機関といたしまして農地事務局が地方に置かれる。農地事務局は政府原案にもありますが、農地事務局の中に農地部、土地改良部、開拓部の三部が置かれることになつておりまして、衆議院を通過しておるわけでありますが、その農地部の名称を管理部に改める。開拓部を計画部、土地改良部を建設部、こういうことにするわけであります。その以外に資材調整事務所、作物報告事務所等の問題があることをお含みを願います。資材調整事務所はたしか政府原案によりますと、今年の八月三十一日まで置かれて、九月一日から廃止されろことになつておるのを、これでは復活する案のようです。次は運輸省について申し上げます。本省に鉄道監督局とあるのを、鉄道局という名称に改める。それが一つ。さらに大臣官房に今まで観光部とあつたのを観光局として新設する。こういう修正案です。それからもう一つ、衆議院をすでに通りましたのには、海運局に海運調整部というのがありました。それをやめまして大臣官房に運輸調整部を置く。こういうことになるわけであります。それから二十一條の第三項に、運輸省に二十人以内の参與を置けることになつておるのを、これを削除する。あとはこれに伴います整理の関係だけが入つております。次は経済安定本部、これは労働局を復活新設する口その関係で労働局が置かれるので、労働局に次長を一人置く。あとは所掌事務の規定をしております。
  29. 石田博英

    ○石田(博)委員 今の労働局ですが、これは総合計画の面で大体設置されるものと思いますが、この條文を読んでみますと、労働省の行政管轄の分と。
  30. 三浦義男

    ○三浦法制局第一部長 これは大臣官房でこの仕事をやることになつておりますので、まつたく同じ文句です。現在労働局が安本にありますが、今度六月一日以後新しく設置法ができますと、労働局がなくなりまして、その仕事は大臣官房でやることになる。それを復活して規定しているのであります。次は地方税法、この関係は展覧全等の入場税、現在この税率百分の五十を百分の二十に下げるわけであります。
  31. 福原忠男

    ○福原法制局第二部長 私からあとの弁護士法について御説明申し上げます。第三條の第二項を削るというのは、衆議院案の新設の項でありまして、「弁護士は当然弁理士及び税務代理士の事務を行うことができる。」これは現在の弁護士法で、弁護士の資格を持つておれば弁理士、税務代理士の事務を行うことができるのであります。それを許可を得ないでもその事務が行えるように一歩進めてみたのでありますが、これが削られたのであります。次に第五條第二号は、弁護士になるには大体において司法修習生の修習を終えた者が原則であるが、特に修習を終えなかつた者についても弁護士の資格を與えるという特例を第五條で設けて、その第二号において司法修覆生となる資格を得た後に五年以上法務府事務官を勤務すれば弁護士になれることになつたのです。これは私たち直接関係あるのですが、衆議院法制局、参議院法制局参事は法務府筑脇官と似た仕事をしておるから、これと同等に見たらどうかというので、両院の法制局参事を五年間勤務していた者には弁護士資格を與えようというのであります。次に第十二條第二項を御説明申し上げます。例の裁判官、検察官がその地において弁護士の登録をする場合には、とかく従来から弊害が多いという声が高かつたので、草案当事は衆議院案には、常時勤務を要する公務員は、実は裁判官または検察官となつていたのであります。しかしこれはあまり露骨に表現し過ぎるというので、常時勤務を要する公務員ということにして実質が廣がつた形になつたのであります。いわば裁判官、検察官というような弁護士事務と密接な関係のある公務員をねらつたのでありますが、それでは廣げ過ぎるというので、衆議院案草案当時の裁判官、検察官にもどされたわけであります。次の二十三條、これは衆議院案では、弁護士の秘密保持の権利義務という見出しでできていた部分でありますが、今の秘密保持の権利義務を第二項にして、第一項に新たに「弁護士は、その職務を執行するため必要な事実の調査及び証拠のしう集を行うことができる。但し、相手方は正当の理由がある場合にはこれを拒むことができる」という一項を入れる。この弁護士が職務執行の際にいろいろと今後は個人の権別義務関係の保護に当つてこういう調査とか募集が必要だ。これを弁護士法が新たにできたのだからはつきり入れてもらいたいという趣旨から、かような項目を入れたりであります。
  32. 土井直作

    ○土井委員 衆議院原案に入つていなかつたのですか。
  33. 福原忠男

    ○福原法制局第二部長 入つていませんでしたので、一項を新たに加えて、今までの条文を第二項にしたのであります。
  34. 土井直作

    ○土井委員 第二十三条第一項の修正は認めないで、院議尊重で行こう。
  35. 福原忠男

    ○福原法制局第二部長 第三十五條第三項を削るというのは、弁護士会の会長、副会長は今後非常に自治能力を認められて半ば公的事務を行う者であるから、これを公務に従事する職員とみなして刑法上の権利義務、たとえば公務執行妨害を受けることがない。あるいは公務員としての涜職の規定がかかるということを考えて衆議院案は入れたのでありますが、場合によるとたとえば衆議院議員に立候補の際、公務の兼職禁止と抵触するおそれができめすから、削除した方が妥当ではないかというので削つたのであります。これはほかにも弁護士会のたとえば資格審査会、懲戒委員会の委員など、公務員としての規定を置きましたが、これも同じく消しました。第五十四條の第二項を削つたのがその趣旨であります。第七十六條の三年以下の懲役の下に十万円以下の罰金を加えるのは、弁護士が相手方から金品を受領した、公務員で言えば、涜職の場合、これは今まで規定がなかつたのですが、これでは苛酷だから罰金刑を加えたらどうかというのがその趣旨であります。次は認知に関する特例案、これは特例案でありまして、衆議院側では多少読みにくかつた点がありましたので、参議院側ももつともだというのでわかりやすく書いたのですから、これは問題ないと思います。それから司法試験法案の一部を次のように修正する。この点はここにお配りした通り、従来の高等試験の中の行政科に合格した方には、司法科試験を受ける場合にこの科目の免除を行うという趣向のものであります。これもいろいろと議論があつたようですが、少くとも憲法と民法、刑法のうち一科目、それから民事訴訟法、刑事訴訟法のうちの一科目の試験を通ればいいだろうというところにおちついたのであります。
  36. 石田博英

    ○石田(博)委員 通商産業少官設農法案と、通商産業省設置法の施行に伴う係法令の整理等に興する法律案、これは今日そのまま承認しなければならぬと思いますので上程いたしたいと思います。それから四、五、六、七は参議院修正案をのむ方、特例法の一部修正案はのまない方で、これは異議がない。それから十三の弁護士法は、法務委員会一満場一致で蹴ることにしたそうですからこれも文句がない。第十四の認知の訴えの特例に関する法律案も簡単なものだから修正案をのむ。第十五の司法試験法ものむ。
  37. 林百郎

    ○林(百)委員 一應聞いておいて、党で問題があつたらまた場内で協議しましよう。
  38. 大村清一

    ○大村委員長 ただいま石田君から発言のありました諸案は、本日の日程に上せることに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  39. 大村清一

    ○大村委員長 それではそのように決します。
  40. 田中織之進

    ○田中(織)委員 今の点はそれでいいのですが、党へ持ち帰つて態度を決定する上に一応聞いておきたいと思います。各省設置法の修正に伴う定員法の修正の見通しはどうなりますか。
  41. 三浦義男

    ○三浦法制局第一部長 これはまだ私の方で受けておりませんから、どういうふうになるかわかりません。
  42. 田中織之進

    ○田中(織)委員 当然定員法の修正を必要とする事態が予想されますが。
  43. 三浦義男

    ○三浦法制局第一部長 先ほど申し上げました分では定員法には関係がないようであります。定員法の関係は連絡したのですが、どういう点が修正されるかまだわかりませんから。
  44. 田中織之進

    ○田中(織)委員 大蔵省設置法の熊本、金澤町財務部が置かれる関係は。
  45. 三浦義男

    ○三浦法制局第一部長 これは定員法に関係するだろうと思います。
  46. 田中織之進

    ○田中(織)委員 その点の見通しについてお聞きしたいと思います。
  47. 三浦義男

    ○三浦法制局第一部長 ごもつともな御意見です。私の方でも、連絡しましたが、まだそこまで行つていないようであります。問題になつておるのは、あとで相談することになつておりますから、それがわかりますれば調べておきます。
  48. 松井政吉

    ○松井(政)委員 三浦さんにお聞きしておきたいと思います。定員法とともに今の修正点のうち、農林省、地方自治廳等の関係で行政組織法の修正を必要としないのですか。
  49. 三浦義男

    ○三浦法制局第一部長 組織法には関係ありません。設置法自体の問題です。農林省は定員法に関係があるようであります。資財局が七月一日を八月一日に復活しますから。     ―――――――――――――
  50. 大村清一

    ○大村委員長 それでは次に移ります。緊急質問の取扱い方に関する件を議題といたします。
  51. 大池眞

    ○大池事務総長 緊急質問が三つ出ておりまして、その一つは公務員の結核療養者整理に関する緊急質問、浦口鉄男さん提出。それと先日ここでおきめを願いました主食の配給掛売並に遅配欠配等のないようにという決議案が了解が得られたので、その点についての緊急質問をいたしたい。これは戸叶里子さんの提出、次は硫化鉱鉱山ストライキに関する緊急質問、高橋清治郎君提出、この三つが出ております。
  52. 椎熊三郎

    ○椎熊委員 硫化鉱鉱山のストライというのは、この間からストライキが始まつていて肥料会社が操業ができない状態です。二十八日から全国的のストライキに入る。そうなると肥料の増産など非常に困難になる重大な問題です。政府でも大い関心を持つてもらいたい。質問時間は統制されてもいい。簡単でよろしいからそれだけやらしてください。
  53. 浦口鉄男

    ○浦口鉄男君 私の方の公務員の結核療養者の整理に関する緊急質問でありますが、これは決議案で出そうと思つておりましたがオ〇ケーが延びております。その労働組合などの方から決定的な措置は必要であるが、緊急的措置が取れるようにし、もしそれができなければハンガーストライキをやるというております。それは別としてたいへん切実な要望が出ております。で、当局に一応できるだけ、緊急措置をお願いしたいという意向でありますから、ぜひお願いしたいと思います。椿聞は七分か十分でけつこうです。
  54. 神山茂夫

    ○神山委員 今の問題は緊急性を持つていると思う。それは設置法ができ、定員法ができると長期の結核患者は首になる。そのことのために非常に心配している結核患者がハンストをやらなければならぬ状況に追い込まれる。従つてこういう状況に追い込まれる。従つてこういう状況を考えないでおると、緊急の問題でないように思われるが、浦口君が提出される意味はここにある。瞬間も本人が言われているように七分ぐらでいいというのだから、ぜひ硫化鉄鉱山の問題と、主食の問題とに関連して、これも合せて三つを全部やるように願いたい。
  55. 石田博英

    ○石田(博)委員 緊急質問の問題を取扱うことにつきましては、私どもは前提として考えなければならないのは、今日は時間があるとか、何とかいうことで決定すベきものではないということである。これはやはり問題の重要性から取上げて行かなければならぬと思う。それから眞に本会議取扱うべき性質のものであるかどうかも考えなければならない。第一の公務員の結核患者の問題については、たしかに福山君のおつしやつたように、いろいろの問題題があると思うのでありますが、その問題の影響の範囲は非常に限定されている。従つてこれは当然当該委員会において十分に検当されるのが適当なので、問題は本会議で取上げられるほどの影響範囲が大きいものではないと思う。その限定された範囲においては非常に重要であるから、緊急性を持つものであるかもしれない。私はこういうものをもしここで許して行くことになると、今後同様の種類、の緊急質問が出て、緊急質問がまた元の取扱いのようになることを恐れる。それから主食の配給掛費及び遅配欠配の問題、これも非常に大きな社会問題として本会議に取上げられるほどの問題に達しつつあると思う。見解の相違はけつこうですが、私の方の見解を申し上げるとこれはやはり農林委員会その他の当該の委員会において取扱われる問題だと思う。それから硫化鉱鉱山のストライキに関する問題は、これは炭鉱ストの問題について取扱つたと同じ観点から申し上げますならば、これはあの観点と同様の観点に立つて取扱つていきたいと考えるのであります。従つてこれは一つの基礎産業についての重要な問題でありますので、特別の観点に立つて取扱い、他の二つはその対象とする範囲が非常に狭いと思います。
  56. 浦口鉄男

    ○浦口鉄男君 私の緊急質問の問題は、もちろん公務員と申しますと、数においてはたいへん少ないが、これは結局根本的には日本の国家としての、全國民に対する結核対策の根本の意味をなすわけでありまして、ほんとうから申しますと全国民の結核対策についての決議文を出したかつたのでありますが、それは日本の今の経済情勢において早急にはできない。昭和十九年以来公務員だけが、結核予防法体系をもつて非常な成績を上げている。せめてわれわれはこれをくずさないように、全体の結核患者に対して、これ以上悪い方へ持つて行かないように、この体系を維持するために、ひいては全国民の結核患者をこれ以上ふやさないようにしたい。以上のような重要な意義を持つておりますから、この点をひとつ認めてやらしていただきたい。
  57. 田中織之進

    ○田中(織)委員 この三つり緊急質問、私はいずれも現下り情勢で必要な問題だと思う。ことに主食の遅配欠配の問題並びに掛売りに関する問題は、ただいま福山君から述べられた通りまつたく同じ趣旨から私も本日ぜひさせてもらいたいという意見を持つている。ことにこの問題については各党の婦人議員の諸君が、婦人の立場からの眞情基いて決議案についてたいへん骨を折られた、そういういきさつもございますので、この点につきましては民事党の方は農林大臣との関係において途中からやや消極的になられたように伺いますけれども、本来ならこの点につきまして立法府としての意思表示をしてあえてさしつかえない問題だと考えますので、この点に対する意思表示をするという意味を含めまして、私はぜひともこの三案とも運営委員会で満場一致、本日これを上程することに御賛成を願いたいと思います。
  58. 林百郎

    ○林(百)委員 主食の掛売りは民自党の諸君すら非常に心配して動いている。たとえば長野縣の小川平二君は中央に来て、食糧営團の首脳者に聞いたら、国会の決議があれば農林大臣と安本長官に相談して許してもいいということを言つている。食糧営国の首脳部がそう言つているのだから、国会でこの問題を認めるようにという意思表示があればできるわけです。
  59. 石田博英

    ○石田(博)委員 その問題の解決のために、各党の代議士が努力するのは当然です。民主自由党の代議士さえもとはまことに失礼な話です。
  60. 林百郎

    ○林(百)委員 それだけは取消します。
  61. 石田博英

    ○石田(博)委員 だからそういう問題については、それは問題の重要性を感じられて、国会の意思表示をせられようとするならば、委員会でもつと詳細な議論をせられていいのであつて、本来会議で質問をすることばかりお考えにならずに、むしろさらに問題を詳細に審議いたしますには、委員会でやることが適当なのであつて、私どもはそういう意味からいつても、常任委員会制度を生かして行きたい。もう一つは本会議で質問をするならば、一定の基準を守つて、それをくずさないという建前でしなければならない。私どもとしましては最後の硫化鉱鉱山のストライキの問題については、これは廣汎なえ影響を及ぼすものであり、さらに農業生産党にも関係があるので、私はこの問題については、さきに石炭ストの問題の緊急質問を許したと同じ基準に立つて承認しても、理論上一貫性を傷つけないか、しかしながら他の二つの方は委員会の方で審議せられるのを適当と思いますので、私どもは前の二つについては反対で、最後の一つについていただけ賛成いたします。
  62. 林百郎

    ○林(百)委員 石田君の言われる主食の掛売りについての重要性を認められていることは、非常に私たちも同感だが問題仕本会議にこの質問が出て、農林大臣が善処するということを回答せられると非常に問題が好転する段階に来ている。だから問題の解決の段階としては、すでに委員会でなく本会議で緊急質問という形で持出して來ると非常にいい。首脳部は政府の方で、ことに農林大臣が善処すると言つてくれれば、農林大臣が権限を持つているからすぐにやられると思う。全国的にここれは資金遅配の問題とからんでいる。賃金遅配の点は緊急質問が春日君に許されている。政府賃金支払い促進は民自党から出て、特別の委員会までできている。それと一連の関連のある問題であり、全國的な問題になつていることだから、政府としてもこの問題について責任ある回答を本会議においてやるべき問題だと思う。
  63. 石田博英

    ○石田(博)委員 私はどうしてこれを本会議でやらなげれはならぬかということがわからない。本会議において緊急質問が非常に権威を持つて来た場合に、緊急質問で政府はつきり意思を表示することが重要性を持つのであつて、一日に三つも四つも、あるいは当会期に二十も三十もある緊急質問に権威を持たせることはむずかしい。私どもは緊急質問を眞に権威を持たせるという建前から、今までとつてきた方針に一貫性を持たせたい。今日は瞬時間の余裕があるから、なんだかんだという理由では認めたくない。もはや議論は終つたと思います。意見が一致しなければやむを得ない。
  64. 田中織之進

    ○田中(織)委員 石田君は今日の本会議の日程が余裕があるとか、そういうようなことは緊急質問の原則的の問題から考慮せずにおくべきだという御意見でありましたが、私はやはり会期もあと二日に迫つて來ている時期であるし、やはり本会議の日程が非常に輻湊している場合は、それはまたあなたの言われるのを反対の意味において考慮したければならぬ一つの要素になると思う。従つて本会議の日程の関係をも合せ考慮して、私はこの際採決等の方法によらずに、三案とも時間を限定し緊急質問を許可せられるようにお考え直しを願うことを重ねて要望をいたします。
  65. 山本猛夫

    ○山本(猛)委員 遅配欠配の問題は重要なことはよくわかりますが、遅配欠配に関する決議案が関係方面からオーケーが來ないのに本会議でやることはどうかと思います。
  66. 神山茂夫

    ○神山委員 今の山本君が言う緊急性があるかないかは、別個にわれわれは特別に意思を表現しなければならない。だからこれは緊急質問の必要があると強調する。もう一つ言つておきたい。今田中君も條理を盡し、ぼくも條理を盡して椎熊君まで賛成しているにかかわらず、健全な常識をもつている人なら、みな賛成するにもかかわらず、これを石田君が言わせるだけ言わせておいて、数で押切れというような腹でいるなら、これ以上討論する必要はない。君たち数で押したければ押したまえ、條理を盡して話をしているのだから、静かに聞いてくれ。時間的に言つても大したことではないのだ。
  67. 石田博英

    ○石田(博)委員 私どもの方も條理を盡してお話を申上げている。きまつたことを言つているので、條理は常に一貫しているのである。私どもは條理を盡している。御議論の趣旨はよくわかりますが、私どもは前の二件については反対であり、最後の一件だけ時間を制限して賛成いたします。
  68. 大村清一

    ○大村委員長 緊急質問については意見の一致がないようりでありますから、この際採決をいたします。まず公務員の結核療養者整理に関する緊急質問は、本日これをやることに賛成の方の挙手を願います。     〔賛成者挙手〕
  69. 大村清一

    ○大村委員長 少数。     〔「少数じやない、多数だ」と呼ぶ者あり〕
  70. 大村清一

    ○大村委員長 それでは念のためにこの件に反対の方の挙手を願います。     〔反対者挙手〕
  71. 大村清一

    ○大村委員長 同数、八対八で同数であります。委員長の決するところによります。委員長は後者の方に決します。     ―――――――――――――
  72. 大村清一

    ○大村委員長 次に主食の配給掛売り並びに遅配欠配等に関する緊急質問、本案を本日の本会議に上程することに賛成の方の挙手を願います。     〔賛成者挙手〕
  73. 大村清一

    ○大村委員長 同数、念のために反対の方の挙手を願います。     〔反対者挙手〕
  74. 大村清一

    ○大村委員長 八対八、同数であります。委員長は前者に賛成いたします。(拍手)     ―――――――――――――
  75. 大村清一

    ○大村委員長 次に硫化鉱鉱山ストライキに関する緊急質問、これを本日許可するに御異議がない方は挙手を願います。     〔賛成者挙手〕
  76. 大村清一

    ○大村委員長 満場一致、これは上程することに決しました。     ―――――――――――――
  77. 大池眞

    ○大池事務総長 一つ御協議を願いたいと思います。犯罪者更生法というのが、昨日両院を通過して法律に相なつたわけであります。従いまして中央更生保護委員会というものが設けられることになりまして、その保護委員会の委員の任命は議会の同意を必要といたします。そこでこの法に基く委員の候補者として戸田貞三さん、池田確二さん、原泰一さん、この三名を任命いたしたいといつて衆議院の同意を求めて参つておりますが、この三名の履歴等はお手元に配付してあります。
  78. 西澤哲四郎

    ○西澤事務次長 法の規定によりますと五人になつておりますが、施行法の規定によつて來年までは三人で構成することになつております。     〔「保留」と呼ぶ者あり〕
  79. 大村清一

    ○大村委員長 それではこれは留保いたしておきます。     ―――――――――――――
  80. 石田博英

    ○石田(博)委員 地方自治廳設置法案が参議院からも修正が來ておりますが、その修正をのんでものまなくても、地方自治会議委員のうちで衆議院から選出すべき一名の委員はかわりはないわけですが、この際一応委員の選任方法を御相談しておかないと、地方自治廳設置法が通つても、この委員の選考をしないでおくと、次の國会まで事実上衆議院から出す委員がないということになりますから、委員の選任方法を協議して、最終日に指名するということにいたしたいと思いますので、この点をお諮りを願います。
  81. 林百郎

    ○林(百)委員 衆議院から出す委員は何名ですか。
  82. 大池眞

    ○大池事務総長 地方自治委員会の委員に衆議議員院から議員が一名だけ指名されるわけであります。
  83. 石田博英

    ○石田(博)委員 はなはだ失礼でありますが、この委員は私どもの方から推薦させていただきたいと存じますが、御了解を得たいと思います。皆さんの御了解を得られましたら、私の方で選ばせていただきたいと思います。
  84. 神山茂夫

    ○神山委員 それでなくても、この間の各審議会の委員や何かはほとんど民自党の諸君が独占した感じがしたが、この際ぼくは一言言つておきたい。制上そういうことになるから当然だと言えば当然でありましようが、民自党一色になることは、われわれの目から見ればこれはむしろ民自党のためにもお氣の毒だと思う。だからこういう審議会その他の委員をきめる場合には、一応重大な考慮を払つていただきたい、これだけお言つておきます。
  85. 林百郎

    ○林(百)委員 できるならその候補者をあらかじめらしていただければ、先日の工藤鐵男さんのような人ならわれわれは喜んで賛成します。
  86. 大村清一

    ○大村委員長 本日はこれにて散会いたします。     午後一時十六分散会