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1948-12-13 第4回国会 衆議院 運輸委員会 4号 公式Web版

  1. 昭和二十三年十二月十三日(月曜日)     午後四時四十七分開議  出席委員    委員長 有田 二郎君    理事 前田  郁君 理事 原   彪君    理事 高瀬  傳君      小笠原八十美君   岡村利右衞門君       田村 虎一君    原  孝吉君       松本 一郎君    井谷 正吉君       境  一雄君    成田 知巳君       正木  清君    佐伯 宗義君       志賀健次郎君    橘  直治君       矢野 政男君    成重 光眞君  出席政府委員         運輸政務次官  片岡伊三郎君         運輸政務次官  加藤常太郎君         運輸事務官   藪谷 虎芳君  委員外の出席者         議     員 中野 寅吉君         運 輸 技 官 藤井松太郎君         運 輸 技 官 土屋  博君         專  門  員 岩村  勝君         專  門  員 堤  正威君 十二月八日  委員岡村利右衞門君及び館俊三君辞任につき、  その補欠として塚田十一郎君及び玉井祐吉君が  議長の指名で委員に選任された。 同日  委員塚田十一郎君辞任につき、その補欠として  岡村利右衞門君が議長の指名で委員に選任され  た。 十二月十一日  委員山本猛夫辞任につき、その補欠として村上  勇君が議長の指名で委員に選任された。     ――――――――――――― 十二月十日  阪和線拂下に関する請願(平島良一郎外一名紹  介)(第三〇号)  村崎野信号所を一般駅に昇格の請願(高田弥市  君紹介)(第三六号)  四國海運局松山支局宇和島出張所昇格の請願(  井谷正吉君外八名紹介)(第三八号)  戸賀湾口に航路標識設置の請願(島田晋作君紹  介)(第四一号)  東北本線急行列車を水澤駅に停車の請願(小澤  佐重喜君紹介)(第四四号)  前澤駅に跨線橋設置の請願(小澤佐重喜君紹  介)(第四五号)  衣川信号所を一般駅に昇格の請願(小澤佐重喜  君紹介)(第四六号)  國鉄加古川外四線を播丹鉄道株式会社に拂下反  対の請願(河合義一君紹介)(第四八号)  旧小倉鉄道拂下促進の請願(高瀬傳君紹介)(  第四九号)  吉久駅を一般駅に昇格の請願(内藤友明君紹  介)(第五〇号)  三納代、妻間國営自動車運輸開始の請願(川野  芳滿君紹介)(第五一号)  米澤、喜多方間國営自動車運輸開始並びに野岩  羽線全通促進の請願(原孝吉君紹介)(第五二  号)  伊座敷、隼人間鉄道敷設の請願(的場金右衞門  君紹介)(第六一号)  殿田、小濱間鉄道敷設の請願(奥村竹三君紹  介)(第六二号)  宮島、堀江間國営連絡航路開設中止の請願(高  瀬傳君紹介)(第六三号) 同月十二日  大船渡線と釜石線とを連絡する鉄道敷設に関す  る請願(志賀健次郎君紹介)(第七五号)  大畑、佐井間國営貨物自動車運輸開始の請願(  小笠原八十美君紹介)(第七九号)  天王寺、王寺間電化の請願(平島良一君紹介)  (第八〇号)  伏木港岩崎鼻山に燈台設置の請願(橘直治君紹  介)(第八一号)  伏木港口整備並びに漁網撤去に関する請願(橘  直治君紹介)(第八二号)  神戸市に國立ホテル設置の請願(松澤兼人君外  一名紹介)(第九七号)  六日市村浦柄に仮停車場設置の請願(清澤俊英  君紹介)(第一〇三号)  伊東、東京間直通列車増発並びに伊東駅構内副  線の復旧促進の請願(宮幡靖君紹介)(第一一  一号)  長野縣下五路線に國営自動車運輸開始の請願(  増田甲子七君紹介)(第一二〇号)  白糠、縫別間國営自動車運輸開始の請願(伊藤  郷一君紹介)(第一二四号)  白糠、足寄間鉄道敷設の請願(伊藤郷一君紹  介)(第一二五号) 同月十三日  杉本、龍華間に貨物線敷設請願(有田二郎君紹  介)(第一三一号)  成田、八日市場間鉄道復活の請願(山村新治郎  君紹介)(第一三二号)  飯田線設備強化並びに輸送力増強に関する請願  (吉川久衛君紹介)(第一三三号号)  佐川、尾川間に國営自動車運輸開始の請願(長  野長廣君紹介)(第一三八号)  帶廣市に鉄道管理部設置の請願(高倉定助君外  二名紹介)(第一三九号)  旧産業セメント鉄道拂下の請願(長尾達生君紹  介)(第一四一号)  鵜沼駅の改築及び構内拡張の請願(武藤嘉一君  紹介)(第一五二号)  太田、鵜沼間國営自動車運輸開始の請願(武藤  嘉一君紹介)(第一五三号) の審査を本委員会に付託された。 同月十一日  函館港ふ頭及び防波堤修築工事促進の陳情書(  函館市長宗藤大陸外二名)(第九号)  東和歌山、天王寺間鉄道拂下反対の陳情書(新  宮市長杉本喜代松)(第三八号)  道路運送監理事務所存置の陳情書外三件(廣島  縣自動車整備工業協同組合理事長栗山利雄外十  三名)(第四三号)  國鉄買收線拂下反対の陳情書(東京都杉並区馬  橋三丁目四百五番地網野素一外一万九千名)(  第四八号)  根占町川北、隼人間鉄道敷設の陳情書(鹿屋市  議会議長森田資雄)(第五四号) を本委員会に送付された。     ――――――――――――― 本日の会議に付した事件   請 願  一 片山津温泉所在の旅館を名古屋鉄道局より    還元の請願(竹田儀一君紹介)(第四号)  二 肥前飯田駅構内貨物積込線施設設置促進の    請願(中村又一君紹介)(第九号)  三 旧鶴見臨港鉄道外三鉄道拂下に関する請願    (土井直作君外一名紹介)(第一七号)  四 相生、西大寺間鉄道敷設促進に関する請願    (重井鹿治君紹介)(第一八号)  五 西大寺港修築に関する請願(重井鹿治君紹    介)(第二〇号)  六 阪和線拂下に関する請願(平島良一君外一    名紹介)(第三〇号)  七 村崎野信号所を一般駅に昇格の請願(高田    弥市君紹介)(第三六号)  八 四國海運局松山支局宇和島出張所昇格の請    願(井谷正吉君外八名紹介)(第三八号)  九 戸賀湾口に航路標識設置の請願(島田晋作    君紹介)(第四一号) 一〇 東北本線急行列車を水澤駅に停車の請願(    小澤佐重喜君紹介)(第四四号) 一一 前澤駅に跨線橋設置の請願(小澤佐重喜君    紹介)(第四五号) 一二 衣川信号所を一般駅に昇格の請願(小澤佐    重喜君紹介)(第四六号) 一三 國鉄加古川外四線を播丹鉄道株式会社に拂    下反対の請願(河合義一君紹介)(第四八    号) 一四 旧小倉鉄道拂下促進の請願    (高瀬傳君紹介)(第四九号) 一五 吉久駅を一般駅に昇格の請願(内藤友明君    紹介)(第五〇号) 一六 三納代、妻間國営自動車運輸開始の請願(    川野芳滿君紹介)(第五一号) 一七 米澤、喜多方間國営自動車運輸開始並びに    野岩羽線全通促進の請願(原孝吉君紹介)    (第五二号) 一八 伊座敷、隼人間鉄道敷設の請願(的場金右    衞門君紹介)(第六一号) 一九 殿田、小濱間鉄道敷設の請願(奥村竹三郎    君紹介)(第六二号) 二〇 宮島、堀江間國営連絡航路開設中止の請願    (高瀬傳君紹介)(第六三号)   日程追加  一 大船渡線と釜石線とを連絡する鉄道敷設に    関する請願(志賀健次郎君紹介)(第七五    号)  二 大畑、佐井間國営貨物自動車運輸開始の請    願(小笠原八十美君紹介)(第七九号)  三 天王寺、王寺間電化の請願(平島良一君紹    介)(第八〇号)  四 伏木港岩崎鼻山に燈台設置の請願(橘直治    君紹介)(第八一号)  五 伏木港口整備並びに漁網撤去に関する請願    (橘直治君紹介)(第八二号)  六 神戸市に國立ホテル設置の請願(松澤兼人    君外一名紹介)(第九七号)  七 六日市村浦柄に仮停車場設置の請願(清澤    俊英君紹介)(第一〇三号)  八 伊東、東京間直通列車増発並びに伊東駅構    内副線の復旧促進の請願(宮幡靖君紹介)    (第一一一号)  九 長野縣下五路線に國営自動車運輸開始の請    願(増田甲子七君紹介)(第一二〇号) 一〇 白糠、縫別間國営自動車運輸開始の請願(    伊藤郷一君紹介)(第一二四号) 一一 白糠、足寄間鉄道敷設の請願(伊藤郷一君    紹介)(第一二五号) 一二 杉本、龍華間に貨物線敷設の請願(有田二    郎君紹介)(第一三一号) 一三 成田、八日市場間鉄道復活の請願(山村新    治郎君紹介)(第一三二号) 一四 飯田線設備強化並びに輸送力増強に関する    請願(吉川久衛君紹介)(第一三三号) 一五 佐川、尾川間に國営自動車運輸開始の請願    (長野長廣君紹介)(第一三八号) 一六 帶廣市に鉄道管理部設置の請願(高倉定助    君外二名紹介)(第一三九号) 一七 旧産業セメント鉄道拂下の請願(長尾達生    君紹介)(第一四一号) 一八 鵜沼駅の改築及び構内拡張の請願(武藤嘉    一君紹介)(第一五二号) 一九 太田、鵜沼間國営自動車運輸開始の請願(    武藤嘉一君紹介)(第一五三号)   陳情書  一 函館港ふ頭及び防波堤修築工事促進の陳情    書(函館市長宗藤大陸外二名)(第九号)  二 東和歌山、天王寺間鉄道拂下反対の陳情書    (新宮市長杉本喜代松)(第三八号)  三 道路運送監理事務所存置の陳情書外三件(    廣島縣自動車整備工業協同組合理事長栗山    利雄外十三名)(第四三号)  四 國鉄買收線拂下反対の陳情書(東京都杉並    区馬橋三丁目四百五番地網野素一外一万九    千名)(第四八号)  五 根占町川北、隼人間鉄道敷設の陳情書(鹿    屋市議会議長森田資雄)(第五四号)     ―――――――――――――
  2. 有田二郎

    ○有田委員長 会議を開きます。  これより十二月六日及び十日に付託されました請願二十件、さらに日程を追加いたしまして、十二月十二日及び本十三日付託になりました請願十九件を議題といたします。  日程の順序は紹介議員の都合により、随時変更することとして、まず日程第一四、旧小倉鉄道拂下促進の請願、文書表第四九号、紹介議員高瀬傳君の説明を願います。
  3. 高瀬傳

    ○高瀬委員 本請願の旧小倉鉄道は、戰時中に政府に買收されましたが、それは戰時緊急措置としてやむを得なかつたと私は考えます。しかし終戰後の今日においては、こういうような地方路線は、國有鉄道の一部として経営する必要もなくなつたと信じますし、なお沿線の市町村の希望も、非常に拂下げを熱望しておるようでありますので、すみやかにこの小倉鉄道の事業経営を前経営者に拂下げていただきたいというのが、本請願の趣旨であります。何とぞ地方民の要望もあり、旧小倉鉄道会社の要望もございますので、この点を十分ごしんしやくの上、本請願の趣旨が実現するように、当局において御努力あらんことを切望いたします。
  4. 加藤常太郎

    ○加藤政府委員 本請願の趣旨はごもつともでありまして、当局におきましても、これは審議判断に進んでおるのでありますが、先般來からこの問題に関しましては國会でもいろいろ論議されておる点でありまして、省内においても賛否両論がありますが、最近におきましては、國会とも連絡をとりまして、最後的断案を下したいと目下研究中でありますから、その点御了承を願います。
  5. 有田二郎

    ○有田委員長 次に、追加日程第二、小笠原八十美君紹介、大畑、佐井間國営貨物自動車運輸開始の請願。
  6. 小笠原八十美

    ○小笠原委員 この請願は、青森縣の大畑鉄道というのは、元來大間まで通す目的で路線もトンネルも完備をしておるのでありますが、戰爭の関係で途中で大畑までで中止になつておるのであります。從つて、大畑、佐井間というものが、一旦鉄道が通る準備をして、それを中止した関係もありますし、その他いろいろな物質の関係、人口の関係等におきまして非常な不便を感じておりますので、從來しばしばこの請願は議会を通過しておるのでありますが、運輸省の方におきましても、この請願によりまして國営自動車を通すことに一旦きめました。ところが、どういうわけか、貨物自動車がたくさん手持ちがあつたので、その便宜主義をとつたのかどうか貨物自動車の方を通すことに決定いたしまして、今にも通そうという場合にこれを中止したというようなことになつておるので、非常に地方民が困つておる。それがために地方の方では、車庫のようなものや運送店のようなものをいろいろ準備したりなんかした事情もたくさんあるのであります。それを中止しておつたのでありますが、しかるところこの地方民の関係町村長の請願は、貨物自動車でなくて、旅客自動車の運営を望んでおるようなわけであります。ところがその貨物自動車の場合でも、これは仙台の鉄道局でおやりになつたことでありましようが、業者の方にもすでに了解を得たようなことで、これを通過せしめることに準備をしたということであります。ところがこれが業者の方の了解を得ておらなかつたということで、業者との衝突のもとにやめることになつたということは、私もその中に入つてよく承知しております。從つて、旅客自動車の方を今度すみやかに通すことを請願して参つておるのでありますが、政府の方としては、これは詳しく調査した関係がありますので、今政府の方もこの問題について何かお考えになつておると思いますが、これに対しまして、次官や局長でなく、事務当局の方がそこにおいでになれば、よく御調査があると思いますが、目下調べておる内容がありますれば一應その方を承りたいのであります。
  7. 藪谷虎芳

    ○藪谷政府委員 本路線は、輸送物資も多量でありまして、從つて地元の御要望も非常に熾烈でありましたことは、数度にわたる省内請願によりましても承知いたしております。全区間当地方における下北自動車会社の経営する路線でありまして省といたしては、昭和二十三年の初めに、輸入自動車によりまして、この区間の貨物運輸営業を計画いたしたのでありますが、ただいま小笠原さんのお話のように、既存業者との協定が円満に解決できませんために、やむを得ずその実施が不可能になつたような状態でありまして、ただいまその車輛も他の路線の使用いたしております。從つて、予算、資材等來年度の状態を見きわめていたさなければ何とも返事ができかねる線でありますが、將來業者の方とも話がうまくつき、予算、資材等に余裕ができましたら、御希望のように考えたいと思つております。
  8. 小笠原八十美

    ○小笠原委員 その点が、貨物自動車の方でありますが、その方が業者の方の了解を得られなくて、旅客自動車の方では了解することになつておりますが、そういうことで折衝ができればどういう取扱いをなさいますか。その点を承つておきます。
  9. 藪谷虎芳

    ○藪谷政府委員 御承知の通り、省営自動車は、原則といたしましては、貨物、旅客とも両方鉄道にかわつて営業いたすのが方針でありますが、例外として、一時旅客、あるいは一時貨物ということは考え得ることだと存じます。
  10. 小笠原八十美

    ○小笠原委員 今御答弁になつたのは、鉄道のかわりに両方一緒にやるというのが原則だとおつしやるのですか。
  11. 藪谷虎芳

    ○藪谷政府委員 そうです。
  12. 小笠原八十美

    ○小笠原委員 それを例外として一方をやることができるということですか。
  13. 藪谷虎芳

    ○藪谷政府委員 そうです。
  14. 小笠原八十美

    ○小笠原委員 その例外として、業者の方の了解を得られないということでありますが、それは貨物自動車の方は得られなくとも、旅客自動車の方が、今民間でおやりになつておるその方の了解が得られれば、そこが実施ができますか。
  15. 藪谷虎芳

    ○藪谷政府委員 この話合いが、元から、旅客、貨物両方ではなくして、貨物を主とした話で進んでおりましたので、旅客についてはまだ当局としても十分に折衝も研究もいたしておりませんが、來年度以降におきまして、十分土地の御要望をくんで調査いたしたいと思つております。
  16. 小笠原八十美

    ○小笠原委員 この前の方の準備をなされたというのは、その筋の了解を得ておつたのですか、その点おわかりですか。
  17. 藪谷虎芳

    ○藪谷政府委員 御質問の点は今のところわかりませんので、後ほど調査いたしまして御報告いたします。     ―――――――――――――
  18. 有田二郎

    ○有田委員長 日程第一七、原孝吉君紹介、米澤、喜多方間國営自動車運輸開始並びに野岩羽線全通促進の請願を、高瀬傳君に紹介をお願いいたします。
  19. 高瀬傳

    ○高瀬委員 本請願の要旨は、栃木縣今市市より福島縣田島町、若松市、喜多方町、熱塩温泉を経て米澤市に至る、野岩羽線が貫通すれば、東京、青森間並びに米澤、会津、東京間の鉄道路線が約百二十キロも短縮されることになりますし、また沿線一帶の豊富な林産物、地下資源の開発が促進されますので、その貫通は地元民によつて非常に緊急に要望されておりますが、同線のうち米澤、熱塩間及び荒海、今市間がまだ貫通されていないのはまことに遺憾であります。ついては該線の全通を促進されるとともに、これが完成まで米澤、喜多方町の間に國営自動車の運営をぜひ開始していただきたいと思います。右請願いたします。
  20. 藪谷虎芳

    ○藪谷政府委員 今市、米澤間の鉄道の延長は約百八十二キロでありまして、そのうち荒海から会津若松、喜多方を経て熱塩までは開業区間になつております。次に今市、荒海間延長約五十九キロ及び熱塩、日中間およそ延長四キロは建設線になつておりまして、このうち荒海、瀧ノ原間は路盤工事は竣工しておりますが、資材、資金等の関係から工事を中止しております。その他の区間はまだ工事に着手しておりません。次に日中、米澤間、延長約三十九キロは鉄道敷設法の予定線になつております。沿線は林産、鉱産等の地下資源が豊富であるほか、温泉、観光地としても非常に有望な所でありますが、途中には山川等の地形が相当嶮峻でありまして、長大なトンネルもできる見込みであります。当局といたしましては、建設線の未完成区間につきましては、当分の間資材、資金等の点からして早急に実現は困難と存じておりますが、その融通がつき次第工事を再開いたしたいと考えております。その鉄道の開通の予定が遅れるならば、そのかわりに國営自動車を運轉せよという第二の点でありますが、自動車の路線といたしましても、途中の道路あるいは運輸量等をさらに精算いたしまして、予算、資材その他の関係をにらみ合せて、省営自動車がいいか、鉄道がいいか、現在のところはつきりいたしませんが、よく願意のあるところをくみまして、どちらかを早く実現し得る方によりたいと思つております。
  21. 中野寅吉

    ○中野寅吉君 簡單に申し上げます。今高瀬さんから御紹介願つて、政府委員から御答弁がありましたが、相当利益のある鉄道でありますから、どうぞ特に政府においても心を入れて御調査願いたいと思います。板谷トンネルは電化になりましたけれども、御承知の通り非常にあれは牽引力が少いのであります。それを今請願した鉄道ができますと、牽引力が板谷を通る倍以上も殖えるということでございます。技術的のことはわかりませんが、相当青森から東京までの距離も短縮されるのみならず、あの間におけるところの物資とか――これは高瀬さんにかわつてやつてもらつたのですが、あそこはあまり運輸省の方でも大関心を持つて見ていられないようなうらみがあります。どうかなるべく早く御調査の上、よろしくお願い申し上げます。
  22. 藪谷虎芳

    ○藪谷政府委員 ただいまの詳細な御説明によりまして、さらに当局といたしましても愼重に研究し、なるべく実現の早いように運びたいと考えます。     ―――――――――――――
  23. 有田二郎

    ○有田委員長 日程第八、井谷正吉君外八名紹介、四國海運局松山支局宇和島出張所昇格の請願、紹介議員井谷正吉君。
  24. 井谷正吉

    ○井谷委員 四國海運局松山支局宇和島出張所を昇格の請願の要旨を申し上げます。宇和島を中心とする佐田岬以南の四國西南部は無盡藏なる森林資源を持ち、現在四國地方における阪神向け一般材、中國向け、北海道、九州向け坑木供給源として産業上重要地位を占めており、一方水産方面は宇和海、宿毛湾など魚類のウクライナとして実績をあげていることは、日本三大漁場として格づけられていることからして容易にわかるところであります。このほか石炭石の無盡藏の鉱脈、酪農及びまき、木炭等の林産物等があり、これらの埋れたる四國西南の資源開発により、産業、交通、文化、人口等発展接合をはかるべく、今般開発五箇年計画のもとに具体的方向に進展しておる次第であります。これら豊富なる資源も陸上運送機関に乏しく、リヤス式海岸として多くの半島が突出し、多数の島々を擁し、その相互間の交通連絡はまつたく海上に依存せざるを得ざる地理的環境、かつ産業的、経済的にきわめて緊密なる関係にある阪神、北九州地方との連絡は一に海運に依存せざるを得ない実情であります。宇和島市には昭和十九年より海運局出張所が設置せられておりますけれども同所は主として船員事務を取扱つているのみでありまして、船舶檢査等は一々松山支局より出張檢査を仰ぐ次第でありまして、この不便と運航上の支障は往々檢査を受けることを遅延せしめ、このため海難発生等の場合もあり、さきに檢査官常駐の陳情を申し上げた次第であります。なお、さらに同地方のごとく小規模の事業が濫立し業者間に種々問題を起しがちな地域におきましては、実に適切かつ強力なる行政力による指導監督を特に必要と思料されますので、この際特に宇和島出張所を支局に昇格せられたいという請願の要旨でございます。
  25. 加藤常太郎

    ○加藤政府委員 本請願は請願の通りでありまして、宇和島方面は石炭石、林産並びに水産、特に林産、水産においては四國方面においても最も優秀な地域でありまして、本請願の出張所を支局に昇格せしめるということは、海運上その他からいつても必要だし、また請願にもありましたように、船舶檢査の点においては特に不便であることは、当局も認めております。要は愛媛縣は南予と北予との関係が氣候、風土、人情が違いまして、松山管区と宇和島とがどうしても別個に存立する必要があるという点は、四國海運局においても十分認めておりますけれども、海運関係におきましては一縣一支局というような関係にありまして、現在高知、松山、徳島三縣に支局があります。本請願につきましては、正式にまだ支局の意向も聞いておりませんので、請願の趣旨を十分忖度いたしまして、支局等の十分の意向も聞き、またその他の関係方面ともいろいろ研究いたしまして善処いたしたいと思つております。
  26. 井谷正吉

    ○井谷委員 この支局昇格の方に相当時間がかるようでありましたら、現在一番不便を感じておるのは檢査問題でありますから、檢査官の出張だけでも事前にひとつおとりはからいを願いたいということを申し添えておきます。
  27. 加藤常太郎

    ○加藤政府委員 特に今御要求の点でありますが、現在松山から宇和島まで船舶の檢査に出張するのに、汽車はありますけれども、特に不便遠隔の地域でありまして、なかなか檢査の件数を固めてでなければ出張はできない。運輸の支障よりも船舶業者、沿岸の不便、その他を私どもも見て十分察しておりますし、檢査官だけをその地方に出張せしめたいという御要求だつたと思いますが、この点も考慮いたしたいと思います。     ―――――――――――――
  28. 有田二郎

    ○有田委員長 日程第二〇宮島、堀江間國営連絡航路開設中止の請願について紹介議員高瀬傳君。
  29. 高瀬傳

    ○高瀬委員 本請願の要旨は、今回政府は松山と呉の間を結ぶ堀江、仁方の連絡航路を廃止いたしまして、松山、廣島を連絡する堀江、宮島間連絡航路を開設せんとしているのでありますが、この航路は瀬戸内海汽船会社並びに石崎汽船会社が数十年來経営してきた高濱、宇治間の鉄道連絡航路と全く並行するものでありまして、これがため両社の航路はその存立の基礎を失うことになる次第であります。ついては該輪絡航路の開設を中止されたいというのであります。右紹介いたします。
  30. 加藤常太郎

    ○加藤政府委員 本請願の御趣旨は、民業圧迫その他から考えまして、御希望の点ごもつともと思います。この点につきましては、鉄道当局におきましてこの航路の開始を希望いたしておるのでありまして、その理由は、中國と四國を結ぶラインにおきまして、現在宇野が東にあり、そして西のラインといたしまして、四國の愛媛縣方面から九州方面、中國方面へ結ぶ線であるという関係から、鉄道当局では希望しておるのであります。この線は大阪から瀬戸内海方面を結びます観光ラインという將來対する要望もございますし、またこの線は請願には載つておりませんけれども、旅客のみを鉄道当局としてやりたいという希望らしいのでありますが、運輸省内におきまして、これが最後的決定にはまだ至つておりません。運輸省としては、業者を圧迫しないような関係でやりたいという鉄道の意向がありますが、ただしかし大局的見地から今後の海運その他の関係から考慮いたしまして、最後的決定をいたしたいと思つております。     ―――――――――――――
  31. 有田二郎

    ○有田委員長 紹介議員なき請願についてこれより委員長において代理して政府の意見を伺います。  日程第一、竹田儀一君紹介、片山津温泉所在の旅館を名古屋鉄道局より還元の請願。藪谷政府委員。
  32. 藪谷虎芳

    ○藪谷政府委員 この片山津温泉における鉄道の保健指導所のみならず、平時、戰時を通じまして、職員の宿舎あるいは保健指導所につきましては、從來から整備しておつたのでありますが、本件は戰時中業者として営業を継続しかねる、省としても保健指導所として必要であるというので、相談ずくで買つたのであります。一應業者の希望によつて公正に買收いたしましたものを、戰爭が済んだからといつて、またもとの宿屋を営業したいという氣持はわかりますけれども、賣買は一應済んだものである。そうした常識の見地から行きましても、この請願には賛成いたしかねるのであります。  第二の理由といたしましては、現在しからばどう使つておるかという問題でありますが、一日大体百数十人の利用者を得ております。御承知の通り、鉄道は非常に繁劇な危險な業務でありまして、從事員多数を擁しております関係上、温泉の保養を必要とする患者が相当あるのであります。これらの保養所及び健康指導所は現在非常に効率よく使つておりますので、御要求ははなはだ遺憾ながら当局といたしましては御賛成いたしかねるものであります。
  33. 矢野政男

    ○矢野(政)委員 片山津温泉の拂下げ旅館の問題です。ただいま政府当局のお話によりますと、衛生保健所として非常に有効に使つておるという御答弁でありますが、この問題は第二國会にもこの請願が出ておつたのであります。戰爭中にむりをして、いわゆる強制的な買收をされたというような結果でありまして、そのために当時のこの経営者は職を離れて非常に困つている。特にそのために元の経営者が病氣になつて今何とも方法がないというようなことを間接的に聞いたのでありますが、第一國会以來鉄道の運賃値上げに関連いたしまして、都の方に運輸省関係で非常に不要不急なものがある。これらについてはあらゆる檢討をいたしまして、そうして不要なものはこれを処分し、ことに今回の私設鉄道の政府の買上げ等につきましても、從來の営業者にこれを還元すべきであるというように、國会多数の議がまとまりまして、すでに法律案もここに提出されたというようなことでありまして、ことに温泉旅館のごときは眞相を聞いて見ますと、まことに一部の者のみに現在使用されているというような実情でありまして、これらについては、今当局の御答弁になられるものとは非常に食違いがあるのではないかということを私聞いておるのでありますが、ことにこの問題につきましては、名古屋鉄道局長の意見を聞きますと、どうも鉄道局としてはあえてそれほど必要のものではないのだ、いろいろめんどうな複雜な関係があつてと、鉄道局長としてはとらえどころのないような意見を述べられているそうであります。私はただいま当局の申されたような、眞にどうしても必要なものであつて、それを有効に活用して行かなければならないものだということについては、考慮する点があると思うのでありますが、実際問題としては、ただいま申し上げましたような一部の利用機関、いわゆる何かの会議がある場合とか、あるいは何かたまたま催す機会にこれを利用するというようなものであると聞いているのであります。そうしたことであるとしまするならば、もちろん一應鉄道が買い上げたものでありますから、これは還元いたしまして、そうしてさらに業者と緊密な連絡をとりまして、そこにいわゆる運輸省の直属か、あるいは鉄道当局が直接これを安易に使えるような機関といたしまして、そうしてこれを活用する。さらにまたもとの業者に対しましては、これを還元してやるべきだ、かように考えるわけであります。特に当時の買收價格の点もここに詳細なものを持ち合せておりませんが、この請願の当時の調査を見ますると、まことにわずかな、はつきり記憶いたしませんが、土地がおそらく千坪以上になつております。それからそれに何百坪という建物に温泉の権利、さらにその一切の諸道具がついて、それで買い上げましたのが、たしか五十何万と記憶いたしております。そういうふうな非常にむりな買上げをやつてあるというような実情でありますから、この点につきましては、ひとつ十分御研究御調査を願つて、そうしてこの請願者の言うような実情であるとしますならば、あるいは進んでこれを元の業者に還元してやるべきだということを私は強く申し上げたいと思つております。そこで本年の八月運輸交通の委員会としまして、全國各班にわかれまして、この鉄道の関係しております方面を調査したのでありますが、そのとき私非常に感じましたことは、埼玉縣の大宮市に参りまして、大宮精機の一つの機関として置かれた、大宮市にありますところの元八重垣と称した料亭であります。大宮精機の一つの機関として使われているわけでありますが、そこで私ども調査員の一行がそこに一泊をしたわけであります。ところが驚くなかれまるで化物屋敷のような状態でありまして、三階建の非常に大きな建物でありますが、これを使用しておりますのはほとんど一階のみで、ども二階の一隅に八人ばかりでとまつたのでありますが、七、八人でとまりますことは非常に淋しい感じでありました。そうして一方の隅の方には雨戸すら入つておらない。三階はもちろんそれこそ人影もなければ荒れ果て、雨は漏る、疊はなしというような状態を見たわけでありまして、昨年の運賃値上げの問題につきましても、この際こそほんとうに運輸省は処理しなければならぬ。こういう大きなものはすべて処分をして、この際ほんとうにあらたもつて再出発をしなければならぬというような委員各位の希望である。さらに運輸大臣としても、まつたく当然である。この際思い切つてそういう不要不急なものを十分に檢討して、早急に処理しなければならぬということを言明せられておるのでありますが、その後それらについてはどのようなお手をお打ちになつておられるか、その点もこの機会にお伺いしておきたいのであります。なおただいま温泉の問題につきましては、至急にこれを調査されまして、眞にこれが運輸省として必要なものでないとしまするならば、すみやかに元の業者に還元すべきであると思いますので、この点を強く要望いたしておきます。
  34. 加藤常太郎

    ○加藤政府委員 今の御要求の点でありますが、十分当局といたしまして御趣旨その他の点について調査いたしまして、後刻決定いたしたいと思います。     ―――――――――――――
  35. 有田二郎

    ○有田委員長 この際原彪君の御発言を許します。
  36. 原彪

    ○原(彪)委員 会期も数日に迫つておりますので、請願書を出すいとまはなかつたのでありますが、請願者にかわりまして私から趣旨を述べさしていただきたいと思います。それは私の選挙区は茨城縣でありますが、茨城縣の代議士は政党政派を超越して全部常磐線の電化ということの達成に一致いたしております。第一國会、第二國会においても請願書を出し、ようやく御当局の御理解ある御熱意によりまして、松戸から取手までの電化の目的が達成されまして、起工式もあげ、着々今工事中でございます、このことは地元民を代表いたしまして厚くお礼を申し上げる次第でございますが、茨城縣としましては、取手はちようど玄関口であります。玄関口にちよつと頭をのぞかせただけでありまして、ぜひこれを取手から土浦まで約三十キロでございまするが、延長をお願いしたい。かようなことが趣旨なのでございます。現在取手までの工事は來年の五月三十一日までに完成するという御当局のお話でございますが、おそらく今の進行振りですともつと早く完成するのではないかと思つております。つきましては、取手から土浦までは、この前の國会のときの当局の御答弁では、昭和二十四年度には取手から土浦まで、二十五年度には土浦から水戸まで、二十六年度には水戸から平までを電化させるというようなことを御答弁に相なつております。つまり電化五箇年計画をお立てになつているように聞き及んでおるのでありますが、はたして二十四年度におやりになるお考えがあるかどうか、もちろん取手から土浦までの電化の工事費の予算は、特別会計に計上しなければなりませんが、解散後の内閣がどの内閣になられるか知りませんが、いろいろそういう原案を事務当局でもおつくりこなりましようし、もし内閣がかわるとしても、あるいは同じ内閣になつても、ぜひ二十四年度には取手から土浦までを御配慮願いたい。地元民を代表して切にお願い申し上げる次第であります。  それから暫定措置としては、今まで松戸から取手までガソリン・カーが通つておりました。電化になりますとこのガソリン・カーがいらなくなりますが、これを成田まで持つて行こうという運動もあるやに承つております。そこでぜひ土浦まで電化ができるまで、取手から土浦までガソリン・カーをつけていただきたい。こういう茨城縣民一致の熱望でございます。これは政党政派を超越いたしております。各党の代議士も全部賛成いたしておりますので、ぜひそのように御配慮を賜わりたいと思うのでありますが、それに対する御当局のお考えを承りたいと思うのでございます。
  37. 加藤常太郎

    ○加藤政府委員 常磐線電化の問題でありますが、昨年度も問題になつておりまして、この線は日本國有鉄道の電化問題でも特に急速を要する問題として、当局は取上げておりまして、できるだけ御趣旨に沿うて工事の進捗をはかりたいと思つております。詳細なことにつきましては局長からお話いたします。
  38. 藪谷虎芳

    ○藪谷政府委員 本件の事情につきましては、原さんが非常に詳しくお述べになりました通りでございます。できるだけ御趣旨に沿うように努力いたしたいと思います。最後の点のガソリン・カーの延長運轉の問題につきましては、これまた十分に研究いたしたいと存じます。
  39. 原彪

    ○原(彪)委員 たいへん御好意ある御答弁で満足いたしますが、ぜひどうぞさようにおとりはからいのほどを切望申し上げます。     ―――――――――――――
  40. 有田二郎

    ○有田委員長 日程第二、中村又一郎君紹介、肥前飯田駅構内貨物積込線施設設置の請願。藪谷政府委員。
  41. 藪谷虎芳

    ○藪谷政府委員 長崎本線の肥前飯田駅へ車扱い貨物の取扱い開始の御要望でございますが、本件につきましては、先般調査いたしましたところ、同駅は御承知の通り前後に勾配線があり、かつ駅の両端に橋梁がありますので、貨物線を敷設いたしますことは、工事に多大の資材と予算を要する見込であります。現在の省の財政状態と資材の状態からいたしまして、早急実現は困難のように考えられます。     ―――――――――――――
  42. 有田二郎

    ○有田委員長 日程第三、土井直作君外一名紹介、旧鶴見臨港鉄道外三鉄道拂下に関する請願。加藤政務次官。
  43. 加藤常太郎

    ○加藤政府委員 意見を申し上げます。この点は先ほど上程されました小倉鉄道と同様なものでありまして、先般來から國会に問題になつております点でありまして、巷間傳うるところによりますと、運輸当局としては拂下げない方針に決定されたというようなことを言われておりますが、まだ最終的決定に至つておりません。これは被買收者側と、沿線の業者または関係の職員というような、各方面の賛否両論がありまして、運輸省といたしましては、最近に至りまして、國会方面等の意向を聞きまして、最後的方針の決定に進みたいと思つております。     ―――――――――――――
  44. 有田二郎

    ○有田委員長 日程第四、重井鹿治君紹介、相生、西大寺間鉄道敷設促進に関する請願。藤井説明員。
  45. 藤井松太郎

    ○藤井説明員 この西大寺と片上間は第六十九議会におきまして地方の産業開発と運輸交通の見地から建設予算に計上された相生、西大寺間鉄道の一部でございますが、今日までまだ工事に着手いたしておりません。当局といたしましては、目下の國内情勢から建設路線は活発に動かすことはできないのでありますが、本線は現在の山陽線の短路線にもなるし、重要路線でありますから、事情が好轉すれば着手できるものと考えております。     ―――――――――――――
  46. 有田二郎

    ○有田委員長 日程第五、重井鹿治君紹介、西大寺港修築に関する請願。加藤政務次官。
  47. 加藤常太郎

    ○加藤政府委員 本西大寺港の修築の問題でありますが、これは御承知の通り岡山縣は港湾が少い所でございまして、特に西大寺港は河川港として岡山縣の最も重要なる港湾の一つであります。しかしこれは本船港湾でありませんので、どちらかと言えば機帆船に関する港湾でありますが、吉井川の改修計画と密接なる関係がありまして、いわゆる建設省と共管にもなりますので、関係方面とも連絡をとりまして、本改良工事の必要は認めておりますけれども、運輸当局といたしましては、現在これに対する対策の詳細なものを決定いたしておりませんので、目下檢討中であります。十分調査いたしまして善処いたしたいと思います。     ―――――――――――――
  48. 有田二郎

    ○有田委員長 日程第六、平島良一君外一名紹介、阪和線拂下に関する請願。加藤政務次官。
  49. 加藤常太郎

    ○加藤政府委員 本件は先ほど御説明いたしました小倉鉄道並びに旧鶴見臨港鉄道のほか三鉄道拂下げに関する件、これと同様でありますので、説明を略します。     ―――――――――――――
  50. 有田二郎

    ○有田委員長 日程第七、高田弥市君紹介、村崎野信号所を一般駅に昇格の請願。藪谷政府委員。
  51. 藪谷虎芳

    ○藪谷政府委員 東北本線村崎野信号所を駅に変更の御要望につきましては、実情をよく調査いたしましたところ、事情ごもつともと見られますので、ただいま工事費その他につきまして、地元負担等を研究いたしまして、近く御希望の通り実現するように努力いたしたいと思います。     ―――――――――――――
  52. 有田二郎

    ○有田委員長 日程第九、島田晋作君紹介、戸賀湾口に航路標識設置の請願。土屋説明員。
  53. 土屋博

    ○土屋説明員 戸賀湾口には昭和二十四年度におきまして新設の予定で、目下予算要求中であります。     ―――――――――――――
  54. 有田二郎

    ○有田委員長 日程第一〇、小澤佐重喜君紹介、東北本線急行列車を水澤駅に停車の請願。藪谷政府委員。
  55. 藪谷虎芳

    ○藪谷政府委員 水澤駅は相当の乘降がありますこと、御趣旨の通りでありますので、さしあたり十一月の二十八日から不定期二一〇四列車を運轉期間中停車いたすことにいたしたのでございます。     ―――――――――――――
  56. 有田二郎

    ○有田委員長 日程第一一、小澤佐重喜君紹介、前澤駅に跨線橋設置の請願。藤井説明員。
  57. 藤井松太郎

    ○藤井説明員 前澤駅に跨線橋を設置しろ、こういう御請願でございます。この御請願に関しましては、地元民に熱烈な御要望もありまして、一應調査中でございますが、最近全國的に見まして、列車單位の増大、旅客の増加に伴いまして、この種の請願は多数ございますから、現地の実情をよく調査研究いたしまして、予算、資材ともにらみ合せて、なるたけ御請願の趣旨に沿うよう善処いたしたいと考えております。     ―――――――――――――
  58. 有田二郎

    ○有田委員長 日程第一二、小澤佐重喜君紹介、衣川信号所を一般駅に昇格の請願。
  59. 藪谷虎芳

    ○藪谷政府委員 東北本線の平泉、前澤間の衣川信号所を駅に変更の御要望でございます。同信号所は戰時中東北本線の輸送力増強のために設置されたものでございまして、これを駅に変更することに関しましては、ただいま調査中でございますので、その結果をまつて善処をいたしたいと考え     ―――――――――――――
  60. 有田二郎

    ○有田委員長 日程第一三、河合義一君紹介、國鉄加古川外四線を播丹鉄道株式会社に拂下反対の請願。
  61. 加藤常太郎

    ○加藤政府委員 これは、意味は反対でありますけれども、いわゆる第三の鶴見臨港、南部その他と同様でありますので、説明を省略いたしたいと思います。     ―――――――――――――
  62. 有田二郎

    ○有田委員長 日程第一五、内藤友明君紹介、吉久駅を一般駅に昇格の請願。
  63. 藪谷虎芳

    ○藪谷政府委員 吉久駅は現在中越鉄道の管理駅となつておりますが、ただいま新湊駅の、すなわち伏木港地区の貨物輸送能率の向上について、せつかく研究中でございますので、それらとにらみ合せて、何分の決定をいたしたいと存じております。     ―――――――――――――
  64. 有田二郎

    ○有田委員長 日程第一六、川野芳滿君紹介、三納代、妻間國営自動車運輸開始の請願。
  65. 藪谷虎芳

    ○藪谷政府委員 宮崎縣の山間地帶にある東米良、西米良、上穂北の各村民は現在の日豊本線を利用するには國営自動車線の米良線及び妻線を経て廣瀬線に乘りかえ、その間二日を要するというような不便を感じておらるるので、妻線から直接に日豊本線の三納代線に國営自動車を延長して、時間的にも短縮したいという御希望のようでありますが、現在のところは、省営自動車の新線を設けますことは、予算、資材の関係、並びに関係方面の意図もありまして、早急実現は困難と思いますが、將來十分この点につきまして、御希望に沿うように研究いたしたいと存じております。     ―――――――――――――
  66. 有田二郎

    ○有田委員長 日程第一八、的場金右衞門君紹介、伊座敷、隼人間鉄道敷設の請願。
  67. 藤井松太郎

    ○藤井説明員 隼人、伊座敷間のうち、隼人、國分間の延長二キロ分と、古江、高須間の六・八キロは開通しております。また古江、川北間の延長約七十一キロは、鉄道敷設法の予定線でございまして、残りの川北、伊座敷間の十六キロはまだ予定線に編入されておりません。沿線は農産物が豊富でございますし、途中には福山あるいは垂水町の都市があるほか、海潟温泉とか、櫻島の観光地帶もございまして、観光客が非常に多い所でございます。経過地は終始鹿兒島湾に沿いまして、地形は概して良好でございますが、諸々に山脚が出入りをいたしておりまして、延長約数キロぐらいの隊道が二十数箇所できる見込みでありますので、相当の工事費を要するものと思われます。当局としては、わが國現下の経済情勢では、早急に着手することは困難でございますけれども、將來調査研究を進めて行きたいと思うのであります。     ―――――――――――――
  68. 有田二郎

    ○有田委員長 日程第一九、奥村竹三君紹介、殿田、小濱間鉄道敷設の請願。
  69. 藤井松太郎

    ○藤井説明員 殿田と小濱間の鉄道敷設の御請願でございますが、本件のうち、殿田と鶴ケ岡間、及び小濱奥名田間は、第五十六議会に建設予算に計上された鉄道でございまして、鶴ケ岡線にはマンガンが相当産出するほか、両線とも林産資源、農産資源の多い所でございます。いずれも今日まで資金、資材の面から、遺憾ながら工事には着手しておりません。中間の奥名田、鶴ケ岡間は予定線でありまして、延長は約十八キロの見込みでございます。途中の福井、京都の縣境附近の地形はすこぶる急峻でございまして、延長が約三キロぐらいの隊道できまして、相当の工事費を要するものと考えられます。当局といたしましては、目下のところ現在の経済情勢によりまして、早急に着手いたすことは困難であろうと考えております。     ―――――――――――――
  70. 有田二郎

    ○有田委員長 追加日程第一、志賀健次郎君紹介、大船渡線と釜石線とを連絡する鉄道敷設に関する請願。
  71. 藤井松太郎

    ○藤井説明員 大船渡線と釜石線とを連絡する鉄道を敷設しろという御請願でございますが、本区間は鉄道敷設法の予定線にも掲上されていない路線でございまして、未だ十分な詳しい調査はいたしたことはございませんが、大体の概測でもつて調べてみますと、本路線の延長が約二十五キロ余りございまして、最急の勾配は千分の二十五という見込みでございます。なお経過地は盛川に沿うて狹い地域を紆余曲折いたしまして、世田米、上有住の村境には、二キロ余りの長いトンネルがあるほか、四つの、総延長五キロぐらいのトンネルを必要としまして、相当の工費を要するものと思われます。当局といたしましては、目下の國内情勢によりまして、早急にこの鉄道を敷設することは困難であろうと考えております。     ―――――――――――――
  72. 有田二郎

    ○有田委員長 追加日程第三、平島良一君紹介、天王子、王子間電化の請願。
  73. 藪谷虎芳

    ○藪谷政府委員 御承知のように、ただいまやつておりまする國有鉄道の電化は、東海道、山陽あるいは東北、常磐等の主要本線から着手はいたしておりますが、これに続いて、関西本線のごとき非常に交通の多いところは、同時に考えべきではないかという御趣旨だろうと思います。御要求はもつともでありまして、ことに王子までの交通量は、戰後住宅などの関係上、各列車とも非常な超満員であります。ことに城東線並び阪和線の電化している地区が隣りにありますので、これを延長せよとの御要求はごもつともであります。できるだけ早い機会に、御希望の実現するよう努力いたしたいと存じております。     ―――――――――――――
  74. 有田二郎

    ○有田委員長 追加日程第四、橘直治君紹介、伏木港岩崎鼻山に燈台設置の請願。
  75. 土屋博

    ○土屋説明員 伏木港岩崎鼻山の頂上には、昭和二十四年度におきまして燈台を新設する予定で、目下予算要求中であります。     ―――――――――――――
  76. 有田二郎

    ○有田委員長 追加日程第五、橘直治君紹介、伏木港口整備並びに漁網撤去に関する請願。
  77. 加藤常太郎

    ○加藤政府委員 本請願は、内容が運輸省並びに農林省にまたがつておりますので、漁網を撤去してくれ、これは運輸省の所轄外でありますので、農林省に請願を出すのがいいと考えますが、ただしかし、それをのけて掃海する。その掃海をするという点が運輸省の管轄でありまして、海上保安廳の所管でありますが、運輸省といたしましては、その請願の趣旨に則りまして、十分趣旨の内容は了といたされますので、農林省の方へよく交渉いたしております。     ―――――――――――――
  78. 有田二郎

    ○有田委員長 追加日程第六、松澤兼人君外一名紹介、神戸市に國立ホテル設置の請願。
  79. 藪谷虎芳

    ○藪谷政府委員 本年度來遊のバイヤー、観光客等の外客は、おそらく上半期の実績から見ましても、一年を通じまして、約一万を教えることだろうと思います。昭和十一年、戰前観光事業のはなやかなりし時代の約四分の一は、すでに外客が到來しておるような実情にかんがみまして、その受入態勢たる設備のうちで、最も大切なホテルの建設については、ごもつともな御要求であり、國策的にも必要だと存じます。場所は戰災の関係上ホテルに乏しい、しかも日本有数の港である神戸にホテルを建設するという御要求は、時宜に適したものと存じます。政府におきましても、かかる見地から來年度のホテルの建設計画のうちで最高順位になつております。今後この予算及び資材等につきまして、目下安本と折衝中でありまして、來年度中にはぜひ御希望のようにホテル建設の実現を見たいと存じております。     ―――――――――――――
  80. 有田二郎

    ○有田委員長 追加日程第七、清澤俊英君紹介、六日市村浦柄に仮停車場設置の請願。
  81. 藪谷虎芳

    ○藪谷政府委員 上越線の小千谷、越後瀧谷両駅の間は、七キロ余の距離がありまして、六日市村、浦柄はそのほぼ中間に当つております。鉄道線路に沿つて道路はありますが、積雪のときには非常に交通が不便になりますので、ごもつともな御要求と存じます。現在所管鉄道局をして調査せしめておりますので、その結果をまつて善処いたしたいと存じます。     ―――――――――――――
  82. 有田二郎

    ○有田委員長 追加日程第八、宮幡靖君紹介、伊東、東京間直通列車増発並びに伊東駅構内副線の復旧促進の請願。
  83. 藪谷虎芳

    ○藪谷政府委員 現在東京・伊東間には直通列車を三往復運轉いたしておりますので、それ以上の直通列車は今のところ困難でありますけれども、輪轉資材等の都合がつき次第、御要求に沿いたいと思つております。伊東駅構内の副線工事におきましては、他の駅とのつり合いもあり、順序を追うて、できるだけ早く実現いたしたいと存じております。     ―――――――――――――
  84. 有田二郎

    ○有田委員長 追加日程第九、増田甲子七君紹介、長野縣下五路線に國営自動車運輸開始の請願。
  85. 藪谷虎芳

    ○藪谷政府委員 本路線のうち上田、松本間は國営自動車の予定路線でありまして、その他の路線は中川、上田間を除いて、省において二十二年十二月二十日から区間貨物自動車を実施いたしております。旅客輸送については各路線とも民営自動車が運轉中でありまして、極力地方交通の円滑化に努力いたしておりますので、この民営業者をさらに強化育成いたしまして、地方の要望にこたえたいと存じております。     ―――――――――――――
  86. 有田二郎

    ○有田委員長 追加日程第一〇、伊藤郷一君紹介、白糠、縫別間國営自動車運輸開始の請願。
  87. 藪谷虎芳

    ○藪谷政府委員 白糠、縫別の沿線には、地下資源として石炭が多量に埋藏されておるが、これらの送に隘路があるというのが、本請願の趣旨だと存じます。しかしながら目下の情勢では予算、資材その他の事情から、國営自動車の早急実施は困難でありまして、現在の民営業者を助長強化して参りたいと存じております。     ―――――――――――――
  88. 有田二郎

    ○有田委員長 追加日程第一一、伊藤郷一君紹介、白糖、足寄間鉄道敷設の請願。
  89. 藤井松太郎

    ○藤井説明員 白糖、足寄間に鉄道敷設の御請願でございますが、本区間は敷設法予定線になつておりませんが、延長約七十四キロ余りの路線でありまして、沿線は足寄川、稻牛川の流域をさかのぼりまして、ウコタキヌプリ連山に最長二キロ五百メートル余りのトンネルをうがつほか、三、四箇所もできる見込みで、また橋梁も大体三十三箇所を敷設するというような、非常に工事費の多い路線でございます。当局といたしましては、早急の実現は困難でありますけれども、北海道開発その他の意味合いを考えまして、せつかく調査研究を進めて、情勢が好轉すれば具体化させたい。かように考えております。     ―――――――――――――
  90. 有田二郎

    ○有田委員長 追加日程第一二、有田二郎君紹介、杉本、龍華間に貨物線敷設の請願。
  91. 藪谷虎芳

    ○藪谷政府委員 本線は阪和線と関西線の龍華操車場とを結ぶ短路線でありまして、延長約十二キロ、その間ほとんど九〇%までは土地を買收し、また一部は路盤工事も完成いたしております。先ほどから請願にあります阪和線の問題ともにらみ合せまして、阪和線の買收趣旨を生かすのには、この貨物線を開通せしめることが、最も大きな効果をもたらすのであります。來年度はできるだけ請願の御趣旨のように実現をはかりたい、かように存じております。     ―――――――――――――
  92. 有田二郎

    ○有田委員長 追加日程第一三、山村新治郎君紹介、成田八日市場間鉄道復活の請願。
  93. 藪谷虎芳

    ○藪谷政府委員 本区間は從來私設鉄道がございましたが、戰時中撤去轉用いたしました廃止路線であります。これを復活せよとの御要求は、土地の産業開発上ごもつともと思いますが、予算、資材等にらみ合せまして、なるたけ早く御趣旨に沿いたいと考えております。     ―――――――――――――
  94. 有田二郎

    ○有田委員長 追加日程第一四、吉川久衛君紹介、飯田線設備強化並びに輸送力増強に関する請願。
  95. 藪谷虎芳

    ○藪谷政府委員 中央線の辰野から東海道の豊橋に至る飯田線はやはり戰時中買收した線であります。買收線は数個の会社にわかれておりまして、輸送運賃ともにばらばらでありましたが、省になりましてからこれが改正に努めておりますが、戰時中あるいは戰後の資材金等の面から十分なる改良はできないことは確かであります。それでも今までに投下いたしました改良費は約一千万円でありますが、同線は百九十二キロという長い線でありますし、また地形から申しましても工事が非常に困難でありますが、今後省としては改良五箇年計画を立てて、輸送力増強に努める覚悟でございます。     ―――――――――――――
  96. 有田二郎

    ○有田委員長 追加日程第一五、長野長廣君紹介、佐川、尾川間に國営自動車運輸開始の請願。
  97. 藪谷虎芳

    ○藪谷政府委員 御要求はもつともでありますが、省といたしましては、できるだけ民間自動車を育成発達せしめまして、民間自動車ではとうてい需要が滿たせないというような事情がありますれば、將來國営自動車の運轉事業を開始するようにとりはからいたい、かように考えております。     ―――――――――――――
  98. 有田二郎

    ○有田委員長 追加日程第一六、高倉定助君外二名紹介、帶廣市に鉄道管理部設置の請願。
  99. 藪谷虎芳

    ○藪谷政府委員 北海道は非常に土地が廣く、ことに十勝平野を中心といたしまして、最近資源の開発線等の鉄道網が非常に発達して参りました。現在輸送上いろいろの土地の請願がありましても、釧路管理部あるいは旭川管理部等に一々出向かなければならぬというような不便もある。また鉄道の面からしましても、こうした交通網の管理上必要なことは、万々承知いたしております。できるだけ早い機会に御希望の線に沿うように考えたいと存じております。     ―――――――――――――
  100. 有田二郎

    ○有田委員長 追加日程第一七、長尾達生君紹介、旧産業セメント鉄道拂下の請願。
  101. 藪谷虎芳

    ○藪谷政府委員 旧産業セメント鉄道会社の線は、現在二つの短路線を経営いたしております。省といたしましては、石炭の輸送上重要な短路線でありまして、この線の拂下げ、またこれと反対の請願と、賛否両論があるところでありまして、政府といたしましては、さらに愼重に研究をして最後の判断をいたしたいと存じております。     ―――――――――――――
  102. 有田二郎

    ○有田委員長 追加日程第一八、武藤嘉一君紹介、鵜沼駅の改築及び構内拡張の請願。
  103. 藤井松太郎

    ○藤井説明員 本件につきましては、本年度は駅員の休憩室を新築いたしまして、二十四年度には貨物積卸線を新設いたす予定になつております。     ―――――――――――――
  104. 有田二郎

    ○有田委員長 追加日程第一九、武藤嘉一君紹介、太田、鵜沼間國営自動車運輸開始の請願。
  105. 藪谷虎芳

    ○藪谷政府委員 本件も先ほど申しましたように、当地方には有力なる民間自動車がありますので、なるだけこれを育成強化して地方の要望に沿つて行きたい、万一將來地方の需要を滿し得ない場合には、省営自動車の路線として研究いたしたいと存じております。
  106. 有田二郎

    ○有田委員長 これをもつて本日の請願日程及び追加した日程は全部終了しました。これより採決に入ります。本委員会といたしましては、各請願とも適当なものと認め、本日議題となりました各請願は、いずれも採択の上内閣へ送付するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  107. 有田二郎

    ○有田委員長 それでは御異議なしと認め、さように決しました。衆議院規則第八十六條の報告書作成の件は、委員長一任に御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  108. 有田二郎

    ○有田委員長 御異議なしと認めさよう決しました。     ―――――――――――――
  109. 有田二郎

    ○有田委員長 それではこれよりさらに日程を追加いたしまして陳情書の審査に入ります。すなわち十二月十一日本委員会に送付されました五件、函館港ふ頭及び防波堤修築工事促進の陳情書、東和歌山、天王寺間鉄道拂下反対の陳情書、道路運送監理事務所存置の陳情書外三件、國鉄賣收線拂下反対の陳情書、根占町川北、隼人間鉄道敷設の陳情書を一括議題といたします。右各件に対し何か御発言はありませんか。――御発言がなければ本委員会としてはこれら各陳情書を了承することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  110. 有田二郎

    ○有田委員長 それではこれよりさらに日程を追加いたしまして陳情書の審査に入ります。すなわち十二月十一日本委員会に送付されました五件、函館港ふ頭及び防波堤修築工事促進の陳情書、東和歌山、天王寺間鉄道拂下反対の陳情書、道路運送監理事務所存置の陳情書外三件、國鉄賣收線拂下反対の陳情書、根占町川北、隼人間鉄道敷設の陳情書を一括議題といたします。右各件に対し何か御発言はありませんか。――御発言がなければ本委員会としてはこれら各陳情書を了承することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  111. 有田二郎

    ○有田委員長 御異議なしと認め、さよう決しました。この際正木清君の発言を許します。
  112. 正木清

    ○正木委員 特にお許しを得て発言をしたいと思いますことは、この際委員長の御意見を承つておきたいと思うのであります。それは本議会は解散議会だとも申されておるのでありまして、いつ議会が解散になるかということの見通しは困難だといたしましても、当然早晩議会が解散になるという見通しは間違いないと思うのであります。從つて当委員会といたしましては、委員会それ自体としてなされなければならない幾多の重要な事柄があるのではないかと本員はかように考えております。その一つの例をとつてみますと、新聞にも報道されておりますし、また当委員会の請願及び陳情にも出て來るのでありますが、戰時中に私鉄を國鉄が賣收いたしました。この鉄道の拂下げに関する事柄でございます。このことは非常に重大な事柄であつて、私は政府が一方的行政的な処置方法として、簡單に解決すべき筋合いのものではないのではないかという考えを持つております。從つてこれらの案件に対しても、当委員会としては当然愼重を期せなければならぬと思いますが、このことがいまだ十分に当委員会としては取上げられてはおらないのではないかという氣が実はいたすのであります。もう一つは小澤運輸大臣が就任されましてこの方、当委員会においてもしばしば大臣の口から答弁がされたのでありますけれども、今日の國有鉄道の経営の実態というものは、國有鉄道という公共的な性格を持つた事業でありますから、ある意味においては一般会計から数百億の繰入れがありますことも、これまた私否定はいたさないのでありますが、だからといつて今日の國有鉄道の事業経営の内容そのものについて、当委員会として深く掘下げて檢討の余地がないかと言えば、私はあるという結論を申し上げたいのであります。前段にも申しましたように、大臣は当委員会においてしばしばむだな費用を省く見通しは自分は持つているということを言明されているわけであります。その一つの現われとは申し上げませんが、委員長によつて取上げられました無料パスの整理の案件等についても、委員長を通じて事務局長に私は警告を発してもらいたいと思いますことは、当委員会において正式に無料のパス問題が取上げられて、ほとんどこれについて一日を費やしている。各委員からこの無料パスの発行の業種別及び枚数等について、具体的な資料の提供方を請求しているにかかわらず、いまだその資料の提供がない。こういうことは一体事務当局としてのとるべき処置であるかないかということすら、私は大きな疑問を持つて來ざるを得ない。しかも私の記憶では二百数十万枚と記憶いたしております。從つてこれらの一箇年の乘車賃というものは非常に厖大になることも、これまた否定できない事実であろうと思うのであります。從つて今日一般会計から数百億の費用が鉄道会計に繰入れられておつて、しかもなおかつ巷間傳うるところによると、來年度の一般物價改訂と関連して、さらに大幅な運賃値上げの見通しがついていり今日、運輸大臣が当委員会においてしばしば言われた、むだな費用を省く、相当の見通しを自分は持つているという、その具体的内容等も当委員会において聞きもし、また当委員会それ自体としても、相当掘下げて檢討の余地があるのではないか。  さらにもう一つ当委員会として考えなければならないことは、当委員会において問題として取上げられ、過日正式な公聽会ではありませんでしたが、民間人を当委員会に招きまして、小運送に対する複数制の問題について打合会を開いた。しかもすでに政府は十月二十日閣議をもつて、小運送の複数制を決定する諮問機関であるところの小運送審議会をつくつてしまつた。これまた行政処置としてなし得ないと私は言うのではありませんが、当委員会にかような重大問題が一言も相談がなされていない。もちろん國会は國会としての権能を持つており、行政廳は行政廳としての與えられた範囲内において処置をとることは当然ではありますけれども、この鉄道の拂下げの案件にしても、小運送審議会の案件にしても、当然立法機関であるところの國会、しかもこの委員会に一應の御相談があつてしかるべきである。また立法機関である國会の当委員会は、当委員会独自の立場からこれに対する意見の統一を見るように努力し、また努力する方向に持つて行くことが、私は委員長としてなされる事柄ではないかと考えておるのであります。從つてこの機会にお伺いしたいことは、ただいま私の意見として申し上げましたかような案件について、委員長としては委員会をお聞きになつて、これらの問題をさらに取上げる御意思があるのかないのか。またいろいろなことから委員会の招集が実際問題として困難であるとするならば、委員長みずから陳頭に立つて、政府当局との間に何らかの折衝をする御意思があるのかないのか、お伺いしてみたいと思います。
  113. 有田二郎

    ○有田委員長 正木委員からお話がありました鉄道拂下げの件、無賃乘車券の件、小運送審議会の件、いずれも正木委員の御指示の通り当局と折衝を続けて参つたのであります。まず鉄道拂下げの件につきましては、先般來法案を作成いたしまして、関係当局へ持つて参つていろいろ折衝を続けました結果、拂下げの決定については、國会が指名をして内閣がそれを任命したところの委員会においてこれを決定する。この事項を挿入することになりました。近く國会が解散されるやに私ども承つておりますが、もしも解散されました場合には選挙が終つて次の衆議院が始まりましたときに、ただちに本法案を上程し得るような仕組みにして参つたのであります。  さらに無賃乘車券につきましては、本委員会において速記をとらないで質問いたしましたときに、鉄道総局の加賀山長官からは非常に不誠意なるところの答弁があつたのでありまして、この点は委員長として非常に遺憾に考えておつたのであります。その後折衝を続けまして、いろいろ調査の結果、特に前岡田運輸大臣の時代におきまして、前文書課長、現官房長である芥川氏の当時において、相当無賃乘車券の増加があつたという事実も発見されたのでありまして、先般來加賀山長官並びに文書課長と数次折衝をいたしました結果、でき得る限り無賃乘車券を近く削減する、さらに第二段階としては、四月一日より日本國有鉄道になります際に、思い切つた削減をいたしたい、かような報告があるのであります。それに対する具体的な報告を本委員会になすよう命じて、目下当局において作成中であります。  さらに小運送審議会の問題につきましては、正木委員ともお話合いをしました結果、日通の労働組合の代表の方、安本の稻葉参與、全國小運送業組合連合会理事の高木堅君、並びに元東大教授経済学博士高宮晋君、この四氏を小運送審議会に委員として入れるように――これらの人はいずれも複数制反対の御意見の方々でございますが、複数制反対の人も審議会に入れるようにという正木委員のお話によりまして、当局と折衝をいたしました結果、日通労働組合の代表については、関係当局の方で事日通に関する問題であり、この委員についてはどうかというような御意見があつたのであります。さらに安本の稻葉君、並びに全國小運送業組合連合会の高木堅君、それから元東大教授の高宮晋君については、いずれも異議がないのでありますけれども、人事院の方で、安本の稻葉参與についてはしばらく保留してくれ、これは單に安本の稻葉君だけでなく、官吏のこういう委員就任については、人事院として独自の見解があるから、いましばらくこの件は保留していただきたい。かようなことでありまして、安本の稻葉君については運輸当局としても異存がないので、目下折衝中であります。それから全國小運送業組合理事の高木堅君につきましては、この業者の中から一人やはり今日委員として出ておられるので、それに対して折衝中でありまして、御期待に沿うべく最善の努力をしたい、かような当局の答弁であります。さらに元東大教授の高宮君につきましては、これは委員構成の場合に問題になつた人でありまして、これについては当局としては異存がなく、また身分その他についても他に相談をする必要がないので、この方は委員として入れることに決定を見たそうであります。從つて日通労働組合の代表を除いての三氏につきましては、大体人事院の了解、あるいは小運送業組合の方の了解を得れば、いずれも委員にすることに運輸省としては異議なく、その件について目下努力中である。かような状態でありまして、ただいま正木委員からお話のありました鉄道拂下げ、無賃乘車券、小運送審議会に対して、委員長のとりました点を御報告申し上げる次第であります。
  114. 正木清

    ○正木委員 ちよつと速記をやめて……。
  115. 有田二郎

    ○有田委員長 それでは速記をやめてください。     〔速記中止〕
  116. 有田二郎

    ○有田委員長 速記を始めてください。  本日はこれをもつて散会いたします。     午後六時三十分散会