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1948-10-01 第2回国会 衆議院 国土計画委員会 21号 公式Web版

  1. 昭和二十三年十月一日(金曜日)     午後一時四十五分開議  出席委員    委員長代理 理事 内海 安吉君    理事 松井 豊吉君 理事 松浦 東介君    理事 溝淵松太郎君 理事 長谷川政友君       鈴木 明良君    高田 弥市君       田中 角榮君    野原 正勝君       原  孝吉君    池谷 信一君       永井勝次郎君    坪川 信三君       野本 品吉君    大瀧亀代司君  出席國務大臣         大 蔵 大 臣 北村徳太郎君  委員外の出席者         議     員 高橋清治郎君         專  門  員 西畑 正倫君     ――――――――――――― 本日の会議に付した事件  委員派遣承認申請に関する件  災害復旧予算に関する件     ―――――――――――――     〔筆 記〕
  2. 内海安吉

    内海委員長代理 これより会議を開きます。  本日は委員長欠席のため、代りまして私が委員長代理を勤めます。一言お傳えいたします。本日委員長より電報が参りまして、都合により十日ころ上京いたす予定で、その間委員会については、委員各位において何分よろしく頼むとの言傳でございます。一應お傳えいたしておきます。  それではこれより災害復旧に関する件につきまして議事を進めます。本件につきましては、去る二十七日に委員会を開きましたが、なかんずく災害復旧予算に関しましては、その緊急かつ重要性に鑑みまして、本日関係当局の大臣を招致し、委員会を開いた次第でございます。まず大蔵大臣より、その根本方針を聽取いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  3. 内海安吉

    内海委員長代理 御異議なしと認めます。それでは、本件に関する根本方針につき、御説明願います。
  4. 北村徳太郎

    ○北村國務大臣 今回のアイオン台風により被害は容易ならぬものがありまして、先般、岩手、宮城、福島の三縣を安本建設局長その他係官を帶同して観察いたしてまいりまして、関係資料をもつて帰りました。その他九州も相当ひどいようでありまして、今朝その調査團が出発したような次第であります。現在安本を中心としまして、各地の資料を基にし、その対策を立てつつありまして、應急復旧並びに恒久計画を生産五箇年計画に結びつけてまとめているのでありますが、各省よりの要求は相当まいつているのであります。また昨日、一昨日の知事会議でも相当の陳情を受けました。当局といたしましても、早急に復旧費を出さねばならぬことはよくわかつております。復旧予算については、現在安本において総合的な調査をやつておりまして、それがきまるまでは、今のところちよつと申しかねます。また追加予算等につきましても、どのくらいということは今言えないのであります。しかし、それで間に合わぬものもあるので、早急に決めるべく急いでおりますが、未だ数字を得るところまではきておりません。
  5. 内海安吉

    内海委員長代理 以上の御説明に対して質疑はございませんか。
  6. 野原正勝

    ○野原委員 今回のアイオン台風による災害に対しましては、急速なる措置を講じなければなりませんが、大臣の説明はまことに満足いたしかねるのであります。しかし災害地は御視察なさつた通りでありまして、一日も遅延を許さないのであります。岩手縣におきましては、應急的及び恒久的措置に関する予算はともかくとしまして、それまでにとりあえず應急的な金をいただかないことには何ともならぬのでありまして、十二月までにおよそ二十七億四千万円の資金を仰がねばならないのであります。とにかく災害のうち急を要するものについては、決断をもつて、何らかの金融的措置を講じなければならないと存ずるのであります。かの福井の災害のときは、わずか一週間以内で約六億の融資をみたのでありますが、これによつて随分と助かつたらしいのであります。今般の災害については、もはや相当の日が経つておりまして、最少限十五億程度が必要であります。ここ一両日中に十億程度の予算を前渡し、継なぎを御明確にしてもらいたいと思うのであります。とりあえず十億程度何とかしていただきたい。
  7. 北村徳太郎

    ○北村國務大臣 先般の視察の際には、金融の面から、仙台財務局長、日銀仙台局長等を加えて当地を視察したのでありまして、われわれとしては、ますます金を使いたいと念願しておる次第であります。さて、ただいまの御質問でありますが、私は現地をつぶさに視て、胸の塞るのを覚えまして、急を要することは、もちろん知つておりますが、本、明日中にとタイムリミツトがつくと、できないとお答えするよりほかはないのであります。私はきわめて良心的に申し上げております。
  8. 野原正勝

    ○野原委員 今明日中と申しましたのは、あまりにも悲惨な災害のため、ついそういうことまで言つたのでありますが、そう云う意味のことだということを御了承願いたいのであります。それでは、その復旧の措置はいつころまでにできるのでありましようか。
  9. 北村徳太郎

    ○北村國務大臣 安本及び建設省と相談いたしまして、できるだけ早くやりますから、御了承願います。
  10. 松井豊吉

    ○松井委員 大臣の御答弁もつともでありますが、福井の災害と今日の災害とはどう違うのであるか伺いたいと思います。
  11. 北村徳太郎

    ○北村國務大臣 どういう意味かちよつとわかりませんが、ちよつと比べるのは困難難であります。
  12. 松井豊吉

    ○松井委員 福井の災害の時は、予備費より五億をきわめて短期間に出したと聞いておるのでありますが、どういうわけで福井にのみかかる大きな予算を計上したのであるか、今回の災害とどう違うかという点を伺いたいのであります。
  13. 北村徳太郎

    ○北村國務大臣 福井の震災は大体福井一縣でありまして、各縣にかかる被害があつたわけではなく、その点割に簡單でありました。今回は、岩手、宮城を初め、各縣にわたるもので、その配分方法につきましては、なかなかそう簡單にできないのでありまして、これは公正な科学的な見地からつくらねばならないのであります。私が團長となりまして、安本、建設省と一緒に行つて、資料もずいぶんもらつてきております。これは莫大なものでございます。早くやらぬばならぬということは十分承知いたしております。
  14. 松井豊吉

    ○松井委員 ただいま野原君より岩手にのみ十懐と言われましたが、大体腹で二十億程度をきめられないものか。大臣に誠意がないと言のではない、ただ大臣のお話では相当の日数がかかるのであります。今回は福井と同様羅澤地の人はほんとうに裸で、何とか生かしてくれ、それくらいの事ができなければ代議士などやめてくれ、調査にくるなら金を持つてきてくれと言つております。財源がないのはよくわかつておるが、大臣も視察されておるから、困窮していることはよくおわかりのことと思います。一刻も早く措置を講じなくてはならぬと思うのであります。
  15. 北村徳太郎

    ○北村國務大臣 ごもつともな仰せであります。一日一刻ゆるがせにできないことは十分に知つております。腹でやれという仰せでありますが、被害が各縣にわかれている関係上、群馬に何億、宮城に何億ということはなかなかうまくゆかないのであります。靜岡、九州東北、群馬、各方面より種々要求が出てきておるのでありますが、これを要求通りにすることはなかなか困難であります。事態急なることを思えばこそ、視察にも行つたのでありまして、これをけつしてゆるがせにしているのではなく、誠意をもつて一生懸命やつているものであります。また單に金融の面のみではできないのでありまして、技術的な面も考慮いたさねばなりません。とにかくできるだけ速やかにやりますから御了承願いたいと思うのであります。
  16. 松浦東介

    ○松浦委員 継ぎ資金を出す上に、多少の時間を與えてくれという大臣の御答弁の主旨は了承いたしました。そこで私は簡單に次の三項目についてお伺いいたします。第一に、内拂いはどういうぐあいに出すか。第二に知事会議において芦田首相が追加予算を出すと言つているが、いくらくらいであるか。第三に、継ぎ資金は第三國会の前に出すのかどうか。以上三点について、大臣の簡明な御答弁をお願いしたい。
  17. 北村徳太郎

    ○北村國務大臣 復旧費の割振りは的確にやるつもりでおります。また追加予算は提出する考えであります。最後の継ぎ資金は開会前に出します。
  18. 内海安吉

    内海委員長代理 この際お諮りいたします。議員高橋清治郎君より委員外発言の申し出がございます。これを許すに御異議ございませんか。     〔「異議なり」と呼ぶ者あり〕
  19. 内海安吉

    内海委員長代理 御異議なしと認めまして、高橋君の発言を許します。
  20. 高橋清治郎

    高橋清治郎君 宮城縣は岩手縣と同様甚大な被害を受けているのであります。人畜の被害はあまりなかつたのでありますが、田畑は岩手縣と同様の被害を受けているのであります。これに対する継ぎ資金を一刻も早く渡してやりたいという大臣の御氣持がわかつて、非常に喜んでいるような次第であります。よろしくお願いいたします。
  21. 内海安吉

    内海委員長代理 当局の都合により暫時休憩いたします。     午後二時二十分休憩      ――――◇―――――     午後二時三十九分開議
  22. 内海安吉

    内海委員長代理 休憩前に引続き会議を開きます。災害復旧の件中、予算に関する件は都合によりこの程度に止めます。  次に委員派遣の件に関しましてお諮りいたします。この際東北地方災害状況を調査するため、委員を派遣いたしたいと存じます。つきましては衆議院規則第五十五條により議長にその承認を求めなければなりませんが、委員派遣申請書を議長に提出するに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  23. 内海安吉

    内海委員長代理 御異議なしと認めまして、申請書を議長に提出するに決します。なお、派遣委員の人選、日時、場所及び申請書提出の手続等につきましては委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  24. 内海安吉

    内海委員長代理 御異議なしと認めまして、さよう取計らいます。なお專門員を随行せしめたいと存じますが御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  25. 内海安吉

    内海委員長代理 御異議なしと認め、專門員を随行せしめます。  本日はこの程度で散会いたします。     午後二時四十一分散会