運営者 Bitlet 姉妹サービス
使い方 FAQ このサイトについて | login

1948-03-30 第2回国会 衆議院 農林委員会 4号 公式Web版

  1. 昭和二十三年三月三十日(火曜日)     午前十一時四十三分開議  出席委員    委員長代理     理事 大島 義晴君    理事 叶   凸君 理事 大島 義晴君    理事 鈴木 強平君 理事 寺島隆太郎君    理事 岩本 信的君 理事 萩原 壽雄君    理事 北  二郎君       井上 良次君    黒田 寿男君       佐竹 新市君    永井勝次郎君       成瀬喜五郎君    野上 健次君       細野三千雄君    水野 實郎君      小野瀬忠兵衞君    小林 運美君       志賀健次郎君    関根 久藏君       圖司 安正君    中垣 國男君       中島 茂喜君    八木 一郎君       小川原政信君    佐瀬 昌三君       野原 正勝君    綱島 正興君       松野 頼三君    梁井 淳二君       坪井 亀藏君    山口 武秀君  出席國務大臣         國 務 大 臣 栗栖 赳夫君  出殊政府委員         経済安定本部         副長官     永野 重雄君         農林事務官   三堀 參郎君         農林事務官   遠藤 三郎君  委員外の出席者         專門調査員   岩隈  博君 三月二十四日委員益谷秀次君辞任につき、その補 欠として綱島正與君が議長の指名で委員に選任さ れた。 三月三十日議院において委員長野溝勝君の辞任を 許可した。 三月三十日委員清澤俊英君及び野溝勝君辞任につ き、その補欠として前田種君及び井上良次君が議 長の指名で委員に選任された。     ――――――――――――― 三月二十六日  臨時物資需給調整法等の一部を改正する法律案  (内閣提出)(第二〇号) の審査を本委員会に付託された。 三月二十五日  沿岸漁業者に加配米特配の請願(馬越晃君紹介  )(第二一二号)  乳兒用乳製品配給に関する請願(福田昌子君  紹介)(第二一七号)  東和土功組合水温上昇施設建設費全額國庫負担  の請願(河口陽一君外三名紹介)(第二三四号  )  沿岸漁業者に加配米特配の請願(馬越晃君紹介  )(第二三七号)  大野、夏井間林道開設の請願(山本猛夫君紹介  )(第二四三号)  籔川高原開拓に関する請願(山本猛夫君紹介)  (第二四四号)  岐阜縣の旱害恒久対策費國庫補助の請願(武藤  嘉一君紹介)(第二四六号)  中ノ原開拓中止に関する請願(宇都宮則綱君紹  介)(第二四八号)  物納農地の價格に関する請願(渡邊良夫君紹介  )(第二五〇号)  農業技術指導農場整備拡充に関する請願(豊澤  豊雄君紹介)(第二五七号)  農地委員会経費國庫補助の請願(野上健次君外  十八名紹介)(第二五九号)  塩害防除施設に國庫補助の請願(水谷昇君紹介  )(第二六二号) の審査を本委員会に付託された。     ――――――――――――― 本日の会議に付した事件  臨時物資需給調整法等の一部を改正する法律(  内閣提出)(第二〇号)     ―――――――――――――
  2. 大島義晴

    ○大島(義)委員長代理 これより会議を開きます。  本日議的の臨時物資需給調整法等の一部を改正する法律案は、去る二十六日内閣提出、同日本委員会に付託となりましたが、審議に入る前にお諮りいたします。  本案は御承知の通り臨時物資需給法の一部、石輸配給公團法の一部、配炭公團法の一部、肥料配給公團会の一部、酒盤配給公団法の一部、食料配給公團法の一部、飼料配給公團法の一部及び油糧配給公團法の一部をそれぞれ改正する法律案であります。その内容は、臨時物資需給調整法及び酒願配給公團法の一部改正は財政及び金融委員会の所管に属し、石油配給公團法及び配炭公團法の一部改正は鉱工業委員会の所管に属し、本委員会所管は肥料配給公團令、食料配給公團法、飼料配給公團法及び油糧配給公團法の一部改正法律案の四法律案であります。これらの関係上、各関係委員長と打合わせいたしまして、財政及び金融、鉱工業、農林の三委員会の連合審査会を開きたいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  3. 大島義晴

    ○大島(義)委員長代理 御異議なきものと認めまして、連合審査会を開くことに決定いたします。  この際お諮りいたしますが、臨時物資需給調整法等の一部を改正する法律案の提案理由の説明は、連合審査会において聽取いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  4. 大島義晴

    ○大島(義)委員長代理 御異議なきものと認めまして、そのように決定いたしました。それでは、本日の連合審査会が終了し次第、本委員会を再開することといたし、暫時休憩いたします。     午前十一時四十五分休憩      ――――◇―――――     午後五時三十八分開議
  5. 大島義晴

    ○大島(義)委員長代理 これより農林委員会を再開いたします。  臨時物資需給調整法等の一部を改正する法律案についての質疑は、連合審査会において終了いたしましたので、これより本案を議題といたしまして、討論を省略して決議案について説明を願うことに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  6. 大島義晴

    ○大島(義)委員長代理 御異議がないようでありますから、決議案提案者から御説明を願います。井上良次君。
  7. 井上良次

    ○井上(良)委員 臨時物資需給調整法等の一部を改正する法律案について一の決議をいたしたいと思います。これを各派の共同で提案をすることになりました。一應原案を読んでみます。   各種公團に対する決議案  各種公團は組織等については幾多改正すべき点あるに鑑み、政府は各種公團の運営につき官僚統制の弊に陷らぞるよう留意し、特に末端配給の実務につき配給能率の改善を計るため廣く業界の経驗者を活用するの措置を講ずべしという案であります。御存知の通り政府が臨時物資需給調整法の精神に照しまして、流通秩序の確立を期するために、各種公團法を議会を通過させて現に実施中でございますが、これらの実施のあとを見ますと、それぞれ各公團にいろいろ欠陷がございます。特にその組織、機構についても幾多改善を要することは、すでに議論は各方面で盡されております。またこれの運営にあたりましても、数多くの國会議員から、また委員の方々から、熱心に民主的な運営の方法をとるようにということを強調されてまいつております。さらにまた昨年國会を通過しました公團法の附帶決議といたしましても、この意見が強く主張されております。しかるに再び本日またかくのごとき決議を出さなければならぬということにあたりましては、政府におきましても十分この意向を忖度されて、折角流通秩序確立のために成立しました公團を、本当に國民の利便のために運営できるように、最善の処置を講じてもらいたいと存じます。これは特に本日各派の強い希望意見としてこの決議をすることになりましたから、この國会の意見を十分忖度されるようにお願いをしておきたいと思います。
  8. 大島義晴

    ○大島(義)委員長代理 ただいまの決議案に賛成の通告があります。綱島正與君。
  9. 綱島正興

    ○綱島委員 実はこの公團法は臨時物資需給調整法の機能に基いて定められるのでございますが、この物資調整法の基本は、安本長官の計画一本に根拠づけられることになりますので、ややもすれば官僚統制を生む基本になりますので、この点については十分にこれから基本的の線で考えなければならぬ問題だと思うのであります。特にそれが民衆の生活に及んでまいつております実情から申しますと、どうも手数料が非常に高うございまして、今までの商人がとつた手数料――特殊なものは詐欺師のようなものがとつたのはあるかもしれませんが、恒常的な継続的な手数料としては、ただいまの公團法による手数料は非常に巨大なものであると思います。そこで官廳においてこの点を非常に監督しなければならぬし、また議員もこの点については監督しなければならぬと思いますが、その辺から考えて、公團法が実際上の作用から申しますれば、ややもすれば民衆の生活をこのため非常に脅かす事情になるようでありまして、特に私が取扱いました事柄の中で不思議に思いましたことは、これは営團時代のことですけれども、ほとんど同じように経営されておるのですが、ある営團の事務員が二人おつて、その二人が毎日横領米をいたしましたが、大概一石五斗ずつ連日盗人をしておるのであります。ところが聽いてみれば、はつきりそれを買つた者も出ておれば、どこへどうして賣つたということも、継続して一年生ほど出ておるのですが、配給した米は少しも不足がない。どの記録を見ても配給は完全にできている。つまりそれだけごまかして配給しておつたという事情がその裏にはあるのでございます。いろいろな方面から見て、これは精米とかその他で減少する米の量の予定額というものは、実際よりもずつと過大に見積られておるという結果から生れてくるのでありますが、その他いずれの点から見ても、國家が定めているところの公團規定の方式は、いずれも非常にその機関に対してゆるやかでありまして、そのために罪惡が行われ、それだけ人民が非常な負担をすることに相なるのであります。手数料が高いこと、それから歩留りが過当に少く認められておる。それらの点もこの際御注意願うことを私は希望したいのであります。時間が迫つておりますことと、きの公團に代行する機関がまだ用意されておらぬということを考えまして、私はやむを得ずここに賛成はいたしますけれども、一日も早くこれの廃止されることを希望するのであります。そして先ほども北君の言われた通り、特に農村においては、農業協同組合の事業部面というものが、この公團法の整備されるに從つてほとんど、喪失されてまいりました。この点は農業協同組合の機能を最も民主化し、社会化する意味においても、この公團法が一日も早く廃止されるようなことになることを、私どもは希望する次第であります。これらのことを條件つけてわが党はこれに賛成をいたします。
  10. 大島義晴

    ○大島(義)委員長代理 水野實郎君。
  11. 水野實郎

    ○水野委員 ただいま井上委員よりお述べになりました決議案に対しましては賛成を表するのであります。ただ、ここで一言政府当局に警告しておきたいことは、本公團法の成立に際しまして、あたかも統制会社の切替のような人事構成がなされ、あるいはまた運営のおそれなきにしもあらずと思うのであります。今各公團設立の途上におきましても、幾多そういうふうな問題が起つている公團もあるのであります。ましてまだ現在においても、公團の設立に非常に人的な混乱をしているところがあるのを見受けますので、政府はこの際相当はつきりと力強く準備をされまして、せつかくこれだけの研究を重ね、あるいはもつれにもつれて進んで行く公團でありますから、特に政府はこの点を考え、最も有効適切に、円滑に運営されることを要望いたしまして、本法案に対しまする賛成意見としてわが党を代表して申し述べた次第であります。
  12. 大島義晴

    ○大島(義)委員長代理 北君に申しますが、ただいま議題になつておりますものはこの決議案でありますから、決議案の可否についての御議論ならば発言を許しますが、それ以外ならば許さぬことにいたしますが、いかがですか。
  13. 北二郎

    ○北委員 委員の発言を委員長がそんなに制限できるものではないのであります。実は私は、本委員会の委員は、少いといえども……
  14. 大島義晴

    ○大島(義)委員長代理 発言を禁じます、許しません。  これより採決いたします、本決議案に賛成の諸君は起立を願います。     〔賛成者起立〕
  15. 大島義晴

    ○大島(義)委員長代理 起立多数であります。よつて本決議案を付するに決しました。  これより原案について採決いたします。原案に賛成の諸君は起立を願います。     〔賛成者起立〕
  16. 大島義晴

    ○大島(義)委員長代理 起立絶対多数であります。よつて本案決議案を付してここに原案の通り可決確定いたしました。本日はこれにて散会いたします。     午後五時五十一分散会